JPH0673593B2 - 溶剤回収式の衣類乾燥機 - Google Patents

溶剤回収式の衣類乾燥機

Info

Publication number
JPH0673593B2
JPH0673593B2 JP1144371A JP14437189A JPH0673593B2 JP H0673593 B2 JPH0673593 B2 JP H0673593B2 JP 1144371 A JP1144371 A JP 1144371A JP 14437189 A JP14437189 A JP 14437189A JP H0673593 B2 JPH0673593 B2 JP H0673593B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid level
solvent
tank
pump
float
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1144371A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH039798A (ja
Inventor
久登 白川
友彦 池田
美文 江並
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP1144371A priority Critical patent/JPH0673593B2/ja
Publication of JPH039798A publication Critical patent/JPH039798A/ja
Publication of JPH0673593B2 publication Critical patent/JPH0673593B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、乾燥運転中、衣類から蒸発した溶剤を凝縮
し、回収する溶剤回収式衣類乾燥機に関する。
(ロ)従来の技術 石油系溶剤で洗浄した衣類を加熱乾燥し、蒸発溶剤をク
ーラーで凝縮液化し、滴下した溶剤を比較的小容量のタ
ンクに一時貯溜し、このタンク内の液位が上るとポンプ
を駆動して回収溶剤を水分離器や別の大容量タンクに送
出するものが例えば特願昭63-90643号によって提案され
ている。
通常、ポンプはタンク底部に吸入口を連通し、液位が中
液位まで上ると駆動され、低液位まで下がると停止され
る。液位検出機構は、高、中、低の各液位に磁気感応ス
イッチ(例えばリードスイッチ)を配設すると共に、そ
のスイッチに対して液位に応じて接近、離間する磁石付
きのフロートを配設したものである。従って、液位上昇
によってフロートが中液位に在ると、そこのスイッチが
作動してポンプが駆動を開始し、液位が下ってフロート
が低液位に在ると、そこのスイッチが作動してポンプを
停止させる。万一、ポンプが故障し、液位が高液位とな
り、フロートがそこのスイッチを作動させると、ポンプ
の駆動を停止するとともに、報知装置により異常を知ら
せている。
(ハ)発明が解決しようとする課題 斯る従来例において、乾燥運転が終了したとき、通常、
クーラーには凝縮したが滴下していない多量の溶剤が残
っている。この溶剤は、時間の経過とともに徐々に滴下
することになるが、乾燥運転終了時にタンク内の溶剤が
中液位の直前までたまっており、この時衣類乾燥機の電
源を切った場合、クーラーに残った溶剤が滴下するに伴
って、タンク内の液位も上昇し、中液位を越えるが電源
が切られているので、ポンプは作動しない。従って、タ
ンク内の液位も上昇し、高液位にまで達する。
この状態で、再び電源を投入しても、異常報知がなされ
るだけで、ポンプは駆動しない。従って、衣類乾燥機を
動作させる前に、タンクから溶剤を抜き取って正常な状
態にしてから駆動させたりする作業を行う必要があり、
大変面倒である。
本発明は、斯る課題を解決するためのものである。
(ニ)課題を解決するための手段 本発明による解決手段は、乾燥運転中に蒸発溶剤を凝縮
し且つ滴下させてタンクに回収し、回収溶剤をタンク内
液位に応じてポンプが送出するようにした溶剤回収式の
衣類乾燥機に於いて、上記タンク内の溶剤量に応じて上
下動するフロートと、該フロートが低液位時に作動させ
て作動信号を出力する低液位スイッチと、上記フロート
が中液位時に作動させて作動信号を出力する中液位スイ
ッチと、上記フロートが高液位時に作動させて作動信号
を出力する高液位スイッチと、上記タンク内の溶剤を排
出するポンプと、上記低液位スイッチの作動信号を受け
て上記ポンプに停止命令を出力し、上記中液位スイッチ
の作動信号を受けて駆動命令を出力すると共に、上記高
液位スイッチの作動信号を受けて上記ポンプの駆動命令
の出力とは別に異常状態を知らせる報知装置の駆動命令
を出力する制御装置とから構成される。
(ホ)作用 即ち、乾燥運転中に凝縮した蒸発溶剤をタンクに回収
し、該タンク内の液位の上昇する。タンク内の液位の上
昇に伴い、フロートが上昇し中液位スイッチを作動すれ
ば、中液位スイッチから制御装置に作動信号を出力し、
制御信号は作動信号を受けてポンプへ駆動命令を出力す
る。その後、ポンプの動作により、タンク内の溶剤を排
出してフロートが低下し、低液位スイッチを作動すれ
ば、低液位スイッチから制御装置に作動信号を出力し、
その作動信号を制御装置が受けてポンプに停止命令を出
力し、ポンプを停止させる。
もし、装置の電源を遮断した後、タンク内の溶剤の液位
が上昇し、フロートが中液位スイッチを作動しても、ポ
ンプは作動しないので、液位はさらに上昇してフロート
が高液位スイッチを作動する液位にまで達する。その
後、電源が入れられると、中液位スイッチと高液位スイ
ッチから作動信号が出力され、制御装置はこれら作動信
号を受けてポンプに駆動命令を出力するとともに、異常
を知らせる報知装置にも駆動命令を出力し、ポンプは低
液位スイッチから作動信号が出力されるまで駆動される
ものである。
(ヘ)実施例 図面に基づいて説明すると、石油系溶剤を用いた回収式
の衣類乾燥機の機体1は上下二段に区画されており、上
段には回転ドラム2を有する乾燥室3を構成し、下段に
はU字型通路を有する回収槽4を構成している。機体1
の前面上部には、扉(図示せず)によって開閉される乾
燥室3の衣類出入口が設けてある。また、機体1の上部
には、当該乾燥機を操作し、制御するための操作体や制
御回路が組込まれた操作室5を構成している。乾燥室3
の出口6と回収槽4の一端とが接続され、入口7と槽他
端とが接続されている。
回収槽4内の出口6側にはフィルター8、冷却装置とな
るクーラー9が順に配設されており、回収槽4の内底部
はクーラー9で凝縮し、滴下した溶剤の収容室10に形成
してある。そして、回収槽4内の入口7側には内底部近
傍にファン11が、入口7近傍にヒータ12が夫々配設して
ある。収容室10の上部にはパンチング板から成るカバー
13が置いてある。
クーラー9及びヒータ12はフィンチューブ型のものであ
り、クーラー9には手動或いは自動の冷水弁を介して冷
却水が、ヒータ12には入口弁及び出口弁を介してスチー
ムが夫々供給される。
乾燥室3の出口6の近傍には、トルクモータM1,M214,1
5によって開閉作動される排気蓋16を備えた排気口17が
設けてあり、回収槽4のファン11の下流位置には、常時
閉成方向にバネ付勢され且つトルクモータM318によって
開放作動される蓋(図示せず)を備えた吸気口19が設け
てある。この排気口17及び吸気口19は低温乾燥運転時に
閉成されるものである。
収容室10からの排液路20は、タンク21に連通し、タンク
21内の溶剤はポンプ22によって別のタンクや水分離器に
送出される。斯るポンプ22は、タンク21内の液位検出装
置23の検出液位に応じて駆動される。尚、タンク21は、
機体1内に配置しても良い。
この液位検出装置23は、第2図で示すように、低液位と
中液位とにフランジ24,24を設けたガイド管25と、この
ガイド管25に貫挿されて両フランジ24,24間を上下動す
る第1フロート26と、同じく上フランジ24とタンク上壁
間を上下動する第2フロート27と、ガイド管25内に在っ
て低液位、中液位、高液位に対応する磁気感応スイッ
チ、例えばリードスイッチ28、29、30とから成る。各フ
ロート26、27には磁石が付設してある。
低液位スイッチ28は第1フロート26が低液位に在る時、
中液位スイッチ29は第1フロート26が中液位に在る時、
高液位スイッチ30は第2フロート27が高液位に在る時に
夫々作動する。
操作室5内に配設されたマイクロコンピュータ等から成
る制御装置は、中液位スイッチ29の作動信号を受けてポ
ンプ22に駆動命令を出力し、低液位スイッチ28の作動信
号を受けてポンプ22に停止命令を出力し、高液位スイッ
チ30の作動信号を受けて報知装置や表示装置に異常状態
を知らせる命令を出力する。また、高液位スイッチ30の
作動信号を、他のスイッチ28、29の作動信号と同時に処
理できるようにしてある。
而して、制御装置は、サーミスタ等によって各種の温度
信号も入力しつつ、低温乾燥運転とそれに続く高音乾燥
運転を実行していく。低温乾燥運転では、乾燥室3と回
収槽4とが循環風路で接続され、乾燥風が循環している
間にクーラー9によって蒸発溶剤を凝縮液化して回収す
る。液化した溶剤は収容室10に滴下流入し、排液路20か
らタンク21に至る。
第1フロート26は、低から中にかけての液位変化に対応
し、上フランジ24に当る中液位に浮上したときには中液
位スイッチ29を作動させる。すると、制御装置は、ポン
プ22を駆動させてタンク21内の回収溶剤を水分離器等へ
送出せしめる。タンク21内の溶剤が減少して液位が低液
位に下ると、第1フロート26はそれに追随して低液位に
低下し、低液位スイッチ28を作動させる。すると、制御
装置は、ポンプ22を停止させる。
第2フロート27は、液位が中から高にかけての液位変化
に対応し、タンク21の上壁に当る程の高液位に浮上した
ときには高液位スイッチ30を作動させる。すると、制御
装置は、表示装置や報知装置によって異常状態を知らし
める。
例えば、一日の作業が終了して電源がしゃ断された後で
も、クーラー9に付着していた溶剤は滴下して、最終的
にタンク21に流入する。しゃ断時点でタンク21内の液位
が中液位近傍まで上っていると、しゃ断後の溶剤の流入
によって中液位を越えてしまう。すると、第1フロート
26は上フランジ24に当接状態となり、第2フロート27は
液位に対応している。従って、次の日に電源が投入され
たときに、第2フロート27が高液位に到達していなけれ
ば、中液位スイッチ29の作動信号に基づいてポンプ22が
直ちに駆動される。第2フロート27が既に高液位に到達
していれば、この作業に加えて、異常が知らされる。し
かし、この異常表示、報知状態は、ポンプ22の駆動によ
って液位が下ると、しばらくして解除される。
このように、電源再投入時には、異常状態としてロック
すること無く、溶剤を適所に送出することができ、オー
バーフロー等を未然に防止できる。
(ト)発明の効果 本発明に依れば、電源しゃ断中に滴下溶剤がポンプ駆動
液位を越える程流入しても、電源再投入時にはポンプを
確実に駆動してタンク内の溶剤を適所に送出することが
でき、安全性の高い溶剤回収式の衣類乾燥機を提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による溶剤回収式の衣類乾燥機の正面断
面図、第2図は要部拡大断面図である。 9……クーラー、10……収容室、21……タンク、22……
ポンプ、23……液位検出装置、26……第1フロート、27
……第2フロート、28……低液位スイッチ、29……中液
位スイッチ、30……高液位スイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾燥運転中に蒸発溶剤を凝縮し且つ滴下さ
    せてタンクに回収し、回収溶剤をタンク内液位に応じて
    ポンプが送出するようにした溶剤回収式の衣類乾燥機に
    於いて、上記タンク内の溶剤量に応じて上下動するフロ
    ートと、該フロートが低液位時に作動信号を出力する低
    液位スイッチと、上記フロートが中液位時に作動信号を
    出力する中液位スイッチと、上記フロートが高液位時に
    作動信号を出力する高液位スイッチと、上記タンク内の
    溶剤を排出するポンプと、上記低液位スイッチの作動信
    号を受けて上記ポンプに停止命令を出力し、上記中液位
    スイッチの作動信号を受けて駆動命令を出力すると共
    に、上記高液位スイッチの作動信号を受けて上記ポンプ
    の駆動命令の出力とは別に異常状態を知らせる報知装置
    の駆動命令を出力する制御装置とを備えたことを特徴と
    する溶剤回収式の衣類乾燥機。
JP1144371A 1989-06-07 1989-06-07 溶剤回収式の衣類乾燥機 Expired - Fee Related JPH0673593B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1144371A JPH0673593B2 (ja) 1989-06-07 1989-06-07 溶剤回収式の衣類乾燥機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1144371A JPH0673593B2 (ja) 1989-06-07 1989-06-07 溶剤回収式の衣類乾燥機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH039798A JPH039798A (ja) 1991-01-17
JPH0673593B2 true JPH0673593B2 (ja) 1994-09-21

Family

ID=15360563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1144371A Expired - Fee Related JPH0673593B2 (ja) 1989-06-07 1989-06-07 溶剤回収式の衣類乾燥機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0673593B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2640055B2 (ja) * 1991-09-19 1997-08-13 三洋電機株式会社 溶剤回収式乾燥機の運転方法
JP5326572B2 (ja) 2006-10-31 2013-10-30 栗田工業株式会社 超純水の高純度化方法及び超純水製造システム
KR101980900B1 (ko) * 2012-07-13 2019-05-22 삼성전자주식회사 수위감지장치 및 이를 가지는 의류건조기

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5788635A (en) * 1980-11-25 1982-06-02 Augusutousu Uesuton Uiriamu Switching device
JPH01119295A (ja) * 1987-11-03 1989-05-11 Okamoto Seisakusho:Kk クリーニング溶剤の自動回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH039798A (ja) 1991-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3556931B1 (en) Control method of a laundry treating apparatus
US4869076A (en) Water supply system for ice making machine
CA2271632C (en) Low profile ice maker
US4034422A (en) Device for disposal of materials, particularly of household and kitchen waste
US5021128A (en) Water distillation system and method with controls
JP3783968B2 (ja) 圧縮ガス設備から凝縮液を排出する方法および装置
JPH0914584A (ja) 凝縮液トラップ組立体を備えた装置
JPH0673593B2 (ja) 溶剤回収式の衣類乾燥機
JPH08105635A (ja) 空気調和機
JPS6226636Y2 (ja)
JPH06182088A (ja) 洗濯機
JP2910893B2 (ja) 空気調和機の満水報知装置
JPS6235774B2 (ja)
JP3716230B2 (ja) 油水分離装置
JP6761447B2 (ja) ガス導入排出装置および太陽熱利用システム
JP3480967B2 (ja) 吸収式冷凍機の不凝縮ガス排出装置
JP3212839B2 (ja) 食器洗浄機
JPH0961053A (ja) 凝縮装置及び真空乾燥装置
JP2600160Y2 (ja) 自動製氷機用排水装置
JPH06137586A (ja) 空気調和機のドレンポンプ制御装置
JPH04152985A (ja) 洗濯機の排水制御方法
JP3148669B2 (ja) 洗濯機
JPH0214794Y2 (ja)
JP2715241B2 (ja) ドレン溜管を備えたドレン回収ポンプシステム
JP3030207B2 (ja) ドライクリーナ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees