JPH0673347A - ウエハ加工用テープおよびその使用方法 - Google Patents

ウエハ加工用テープおよびその使用方法

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JPH0673347A
JPH0673347A JP4228622A JP22862292A JPH0673347A JP H0673347 A JPH0673347 A JP H0673347A JP 4228622 A JP4228622 A JP 4228622A JP 22862292 A JP22862292 A JP 22862292A JP H0673347 A JPH0673347 A JP H0673347A
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JP4228622A
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Yasuo Takemura
康男 竹村
Osamu Narimatsu
治 成松
Kazuyoshi Komatsu
和義 小松
Yoko Takeuchi
洋子 武内
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ノニオン系反応性界面活性剤を用いて重合し
たアクリル系樹脂エマルジョン粘着剤に、シリコン系界
面活性剤を添加したアクリル系樹脂エマルジョン粘着剤
配合液を得て、同配合液を基材フィルムに塗布してウエ
ハ加工用テープを得る。 【効果】 大量生産が出来、半導体ウエハ裏面研削時の
耐水性も良好で、半導体ウエハ表面を汚染しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハ加工用テープに
関するものである。
【0002】ウエハ加工用テープは半導体集積回路(以
下、ICという)製造工程において使用される。
【0003】
【従来の技術】ICは、通常高純度シリコン単結晶等を
スライスして半導体ウエハ(以下、単にウエハと略すこ
ともある。)とした後、その表面に不純物熱拡散や超微
細加工等の手段で集積回路を組み込み、ダイシングして
チップ化する方法で製造されている。
【0004】これらの各工程において、ウエハの表面パ
ターン損傷や破損等を防止するため、ウエハ表面にウエ
ハ加工用テープを貼付ける等して用いられている。
【0005】一般に、粘着剤としては、水系エマルジョ
ン粘着剤と溶剤系粘着剤が用いられているが、安全面、
衛生面、コスト面から考えて水系エマルジョン粘着剤の
方が好ましい。
【0006】また、ウエハ加工用フィルムをウエハ加工
の用途に供した後、ウエハ表面の付着物を除去するため
に洗浄する際、溶剤系粘着剤を用いたフィルムを使用し
た場合、水洗浄では汚染を除去しきれず、有機溶剤の使
用等で手間がかかり、安全、衛生面からも問題がある。
一方、水系エマルジョン粘着剤を用いたフィルムでは、
水洗浄でも十分に汚染を除去できる。
【0007】しかして、水系エマルジョン粘着剤には、
溶剤系粘着剤に比べ、耐水性が劣るという欠点があっ
た。
【0008】この欠点を解消するウエハ加工用テープと
して、特開平4−186832に反応性界面活性剤を用
いて重合した水系エマルジョン粘着剤を基材フィルムの
片面に設けてなるウエハ加工用テープが提案されてい
る。
【0009】しかして、この粘着剤では、界面活性剤が
分子鎖の中に取り込まれている為、機械的安定性が弱
く、少量で生産している場合には問題ないが、大量生産
を行い、塗工速度も速くなった場合、塗工時にエマルジ
ョンの凝集物が発生する。
【0010】さらに、この粘着剤を用いたウエハ加工用
テープは、エマルジョンの凝集物のために粘着剤表面の
凹凸が大きく、粘着剤層とウエハの間に空気層が発生
し、空気と接触しているウエハ近傍に、いわゆるスポッ
ト状糊残りが発生し、ウエハ汚染の原因となっていた。
【0011】これに対して、例えば、カルビトール類の
製膜助剤等を添加すると機械的安定性は改善されるが、
これらの添加剤を用いた粘着剤配合液を使用したウエハ
加工用テープは、添加剤の残留により、耐水性が悪化す
る。また、添加剤が完全に蒸発するように乾燥すると生
産性が悪くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、大量生産が
可能であり、かつ耐水性に優れたウエハ加工用テープを
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成する為に、鋭意検討した結果、反応性界面活性剤
を用いて重合したアクリル系樹脂エマルジョン粘着剤に
シリコン系界面活性剤を添加してなるアクリル系樹脂エ
マルジョン粘着剤配合液を、基材フィルムに塗布するこ
とにより得られたウエハ加工用テープは、機械的安定性
も良く、大量生産が可能である上、シリコン系界面活性
剤には撥水性があるため、耐水性にも優れていることを
見出し、本発明を完成した。
【0014】即ち、本発明は、粘着剤原料モノマー10
0重量部に反応性界面活性剤を0.05〜5.0重量部
添加し重合して得られたアクリル系樹脂エマルジョン粘
着剤の固形分100重量部に対して、シリコン系界面活
性剤を0.03〜3.0重量部を添加してなるアクリル
系樹脂エマルジョン粘着剤配合液を、基材フィルムに塗
布することを特徴とするウエハ加工用テープである。
【0015】また、本発明は同ウエハ加工用テープを使
用するウエハ裏面研削方法である。粘着剤原料モノマー
とは、例えばメタクリル酸メチル、アクリル酸ブチル、
アクリル酸−2−エチルヘキシル、アクリル酸エチル等
の(メタ)アクリル酸エステルモノマーや、カルボン酸
含有ビニル化合物であるアクリル酸、メタクリル酸、ク
ロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸等のモノ
マーである。
【0016】反応性界面活性剤としては、分子中にビニ
ル基をもつものであれば、適宜選択出来る。好ましく
は、ノニオン系界面活性剤、又はアンモニウム塩である
アニオン系界面活性剤である。
【0017】例示するならば、ノニオン系界面活性剤と
してはポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルの
ベンゼン環にアリル基を付加させた化合物、アンモニウ
ム塩であるアニオン系界面活性剤としてはポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステル化塩のベ
ンゼン環にアリル基を付加させた化合物、マレイン酸に
高級アルコールとアリル基を付加させた化合物に硫酸塩
を付加させた化合物等が挙げられる。
【0018】しかし、ソーダ塩、カリ塩のアニオン系界
面活性剤では粘着剤中に残留したナトリウムイオンやカ
リウムイオンがウエハの腐食をまねく可能性がある。
【0019】反応性界面活性剤の添加量としては、該モ
ノマー100重量部に対して、0.05〜5.0重量部
である。さらに好ましくは0.1〜3.0重量部であ
る。
【0020】0.05重量部未満であると重合時の安定
性が悪く、凝集物が多く発生し、収率が悪くなる。5.
0重量部を越えると、得られた粘着剤の皮膜が吸水し、
耐水性が悪くなる。
【0021】アクリル系樹脂エマルジョン粘着剤は、脱
イオン水に粘着剤原料モノマー、反応性界面活性剤、重
合開始剤を添加し、水中でエマルジョン重合した粘着剤
である。該モノマー組成の選択は必要とする粘着力に応
じて適宜行う事が可能である。こうして重合されたアク
リル系樹脂エマルジョン粘着剤は水以外に通常30〜6
0wt%の固形分(アクリル系樹脂)を含有するが、塗
布時には粘度調整のため更に水で希釈することもでき
る。
【0022】このアクリル系樹脂エマルジョン粘着剤に
シリコン系界面活性剤を添加して、アクリル系樹脂エマ
ルジョン粘着剤配合液を得る。
【0023】シリコン系界面活性剤としては、ポリシロ
キサンの側鎖にポリオキシエチレンとポオキシプロピレ
ンのブロックコポリマーを付加した化合物である。
【0024】シリコン系界面活性剤の添加量としては、
粘着剤固形分100重量部に対して0.03〜3.0重
量部であり、さらに好ましくは0.1〜2.0重量部で
ある。0.03重量部未満であると機械的安定性の改良
効果が弱い。3.0重量部を越えると、耐水性が悪くな
る。
【0025】又、必要に応じ上記アクリル系樹脂エマル
ジョン粘着剤配合液に、例えばエポキシ系等の架橋剤を
添加することもできる。
【0026】基材フィルムとしては、合成樹脂あるいは
天然、合成ゴム等からなるフィルムを適宜選択出来る。
【0027】基材フィルムの材質として例示するなら
ば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリブタジエン、
軟質塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン、ポリエステル、
ポリアミド等熱可塑性エラストマー、及びジエン系、ニ
トリル系、シリコン系、アクリル系等の合成ゴム等であ
る。
【0028】基材フィルムにアクリル系樹脂エマルジョ
ン粘着剤配合液を塗布する方法としては、リバースロー
ルコーター、グラビヤコーター、バーコーター、ダイコ
ーター、コンマコーター等の公知のコーティング方法で
あり、通常80〜150℃の熱風で乾燥する。乾燥後の
塗布厚みは通常1μm〜100μmぐらいである。
【0029】又、必要に応じて粘着剤層を保護するため
にセパレーターと称する合成樹脂フィルムを粘着剤層側
に貼付けておくのが好ましい。
【0030】ウエハの裏面研削方法には特に制限はな
く、グラインダー等による物理的研削でも、ケミカルエ
ッチング等による化学的研削でも、公知の方法が適宜用
いられる。
【0031】
【実施例】以下実施例にて本発明を更に具体的に説明す
る。 実施例1 温度計、還流冷却器、滴下ロート、窒素導入口及び撹拌
機を付けたフラスコに脱イオン水150重量部、反応性
界面活性剤としてポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル(エチレンオキサイド20モル)のベンゼン環に
アリル基を付加させた化合物0.1重量部を入れ、窒素
雰囲気下で撹拌しながら70℃まで昇温した後、過硫酸
アンモニウム(重合開始剤)0.5重量部を添加し溶解
させる。次いで、メタクリル酸メチル22.5重量部、
アクリル酸−2−エチルヘキシル73.5重量部、メタ
クリル酸グリシジル2重量部、メタクリル酸2重量部か
らなる粘着剤原料モノマー100重量部を4時間で連続
滴下し、滴下終了後も3時間撹拌を続けて重合し、固形
分約40重量%のアクリル系樹脂エマルジョン粘着剤を
得た。
【0032】この粘着剤の固形分100重量部に対しシ
リコン系界面活性剤としてポリシロキサンの側鎖にポリ
オキシエチレンとポオキシプロピレンのブロックコポリ
マーを付加した化合物1.0重量部、架橋剤としてポリ
グリコールポリグリシジルエーテル0.3重量部を添加
して粘着剤配合液を作成した。
【0033】こうして得た粘着剤配合液をJIS K
6392に示される方法にて機械的安定性を測定した。
結果は〔表1〕に示す通り、安定性は良好であった。
【0034】この配合液を、Tダイ法にて製膜したEV
AとPPの2層からなる厚さ110μmのフィルムのコ
ロナ処理したEVA面にロールコーターにて塗布し、9
0℃で乾燥して、塗布厚み30μmのアクリル系樹脂エ
マルジョン粘着剤層を有するウエハ加工用テープを得
た。
【0035】こうして得たウエハ加工用テープをJIS
B 0601に定められた基準長さ0.8mmにおけ
る最大高さで30μmの凹凸をもつSUS板に貼付け、
水中に浸漬し、耐水性を評価した。この基準長さとは、
被測体表面の粗さを測定する際のサンプルの基準測定長
である。
【0036】評価の方法は、水中にウエハ加工用テープ
を貼付けたSUS板を、10分間浸漬した時点での、水
の浸入面積により評価し、その浸入面積のSUS板全面
積に対する割合を百分率で示した。
【0037】尚、SUS板の大きさは巾5cm、長さ2
0cm、面積100 である。
【0038】さらに、該ウエハ加工用テープの粘着剤表
面に水滴を滴下し、その接触角を測定した。撥水性が大
きい程、接触角は大きくなる。
【0039】また、さらに、該ウエハ加工用テープを4
インチ半導体ウエハに自動テープ貼付け機((株)タカ
トリ製“ATM−1000B”)を用いて貼付け、1日
間室温で放置した後、自動テープ剥離機((株)タカト
リ製“ATRM−2000B”)を用いてウエハ加工用
テープを剥離し、得られた4インチ半導体ウエハを日立
電子エンジニアリング(株)製表面検査装置HLD−3
00Bにより0.2μm以上の異物が何個存在するかに
より、ウエハの汚染度を測定した。結果は〔表1〕に示
す如く、耐水性は良く、ウエハの汚染もなく良好であっ
た。
【0040】実施例2 エマルジョン重合用の反応性界面活性剤としてポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルのアン
モニウム塩(エチレンオキサイド10モル)のベンゼン
環にアリル基を付加させた化合物0.05重量部用いた
以外、実施例1と同様にして得られたアクリル系樹脂エ
マルジョン粘着剤の固形分100重量部に対し、シリコ
ン系界面活性剤としてポリシロキサンの側鎖にポリオキ
シエチレンとポオキシプロピレンのブロックコポリマー
を付加した化合物3.0重量部、架橋剤としてポリグリ
コールポリグリシジルエーテル0.3重量部を添加して
粘着剤配合液を作成した。こうして得た粘着剤配合液を
実施例1と同様の方法にて機械的安定性を測定した。こ
の配合液を用いて、実施例1と同様にしてウエハ加工用
テープを得た。こうして得たウエハ加工用テープを実施
例1と同様に評価した。結果は〔表1〕に示す如く良好
であった。
【0041】実施例3 エマルジョン重合用の反応性界面活性剤としてポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルのアン
モニウム塩(エチレンオキサイド10モル)のベンゼン
環にアリル基を付加させた化合物5.0重量部用いた以
外、実施例1と同様にして得られたアクリル系樹脂エマ
ルジョン粘着剤の固形分100重量部に対し、シリコン
系界面活性剤としてポリシロキサンの側鎖にポリオキシ
エチレンとポリオキシプロピレンのブロックコポリマー
を付加した化合物0.03重量部、架橋剤としてポリグ
リコールポリグリシジルエーテル0.3重量部を添加し
て粘着剤配合液を作成した。こうして得た粘着剤配合液
を実施例1と同様の方法にて機械的安定性を測定した。
この配合液を用いて、実施例1と同様にしてウエハ加工
用テープを得た。こうして得たウエハ加工用テープを実
施例1と同様に評価した。結果は〔表1〕に示す如く良
好であった。
【0042】比較例1 実施例1と同様にして得られたアクリル系樹脂エマルジ
ョン粘着剤の固形分100重量部に対し、架橋剤として
ポリグリコールポリグリシジルエーテルを1.0重量部
添加して、粘着剤配合液を得た。こうして得た粘着剤配
合液を実施例1と同様の方法にて機械的安定性を測定し
た。この配合液を用いて、実施例1と同様にしてウエハ
加工用テープを得た。こうして得たウエハ加工用テープ
を実施例1と同様に評価した。結果は〔表1〕に示す。
【0043】比較例2 実施例1と同様にして得られたアクリル系樹脂エマルジ
ョン粘着剤固形分100重量部に対し、製膜助剤として
ジエチレングリコールモノブチルエーテル10.0重量
部、架橋剤としてポリグリコールポリグリシジルエーテ
ルを1.0重量部添加して、粘着剤配合液を得た。こう
して得た粘着剤配合液を実施例1と同様の方法にて機械
的安定性を測定した。この配合液を用いて、実施例1と
同様にしてウエハ加工用テープを得た。こうして得たウ
エハ加工用テープを実施例1と同様に評価した。結果は
〔表1〕に示す。
【0044】比較例3 エマルジョン重合用の反応性界面活性剤としてポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルのアン
モニウム塩(エチレンオキサイド10モル)のベンゼン
環にアリル基を付加させた化合物0.03重量部用いた
以外、実施例1と同様にして重合したが、凝集物が多く
安定に重合出来なかった。
【0045】比較例4 エマルジョン重合用の反応性界面活性剤としてポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル(エチレンオキサイ
ド20モル)のベンゼン環にアリル基を付加させた化合
物10.0重量部用いた以外、実施例1と同様にして得
られたアクリル系樹脂エマルジョン粘着剤固形分100
重量部に対し、シリコン系界面活性剤としてポリシロキ
サンの側鎖にポリオキシエチレンとポオキシプロピレン
のブロックコポリマーを付加した化合物0.03重量
部、架橋剤としてポリグリコールポリグリシジルエーテ
ル0.3重量部を添加して粘着剤配合液を作成した。こ
うして得た粘着剤配合液を実施例1と同様の方法にて機
械的安定性を測定した。この配合液を用いて、実施例1
と同様にしてウエハ加工用テープを得た。こうして得た
ウエハ加工用テープを実施例1と同様に評価した。結果
は〔表1〕に示す。
【0046】比較例5 エマルジョン重合用の反応性界面活性剤としてポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルのアン
モニウム塩(エチレンオキサイド10モル)のベンゼン
環にアリル基を付加させた化合物1.0重量部用いた以
外、実施例1と同様にして得られたアクリル系樹脂エマ
ルジョン粘着剤固形分100重量部に対し、シリコン系
界面活性剤としてポリシロキサンの側鎖にポリオキシエ
チレンとポオキシプロピレンのブロックコポリマーを付
加した化合物0.02重量部、架橋剤としてポリグリコ
ールポリグリシジルエーテル0.3重量部を添加して粘
着剤配合液を作成した。こうして得た粘着剤配合液を実
施例1と同様の方法にて機械的安定性を測定した。この
配合液を用いて、実施例1と同様にしてウエハ加工用テ
ープを得た。こうして得たウエハ加工用テープを実施例
1と同様に評価した。結果は〔表1〕に示す。
【0047】比較例6 エマルジョン重合用の反応性界面活性剤としてポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル硫酸エステルのアン
モニウム塩(エチレンオキサイド10モル)のベンゼン
環にアリル基を付加させた化合物1.0重量部用いた以
外、実施例1と同様にして得られたアクリル系樹脂エマ
ルジョン粘着剤固形分100重量部に対し、シリコン系
界面活性剤としてポリシロキサンの側鎖にポリオキシエ
チレンとポオキシプロピレンのブロックコポリマーを付
加した化合物5.0重量部、架橋剤としてポリグリコー
ルポリグリシジルエーテル0.3重量部を添加して粘着
剤配合液を作成した。こうして得た粘着剤配合液を実施
例1と同様の方法にて機械的安定性を測定した。この配
合液を用いて、実施例1と同様にしてウエハ加工用テー
プを得た。こうして得たウエハ加工用テープを実施例1
と同様に評価した。結果は〔表1〕に示す。
【0048】比較例7 エマルジョン重合用の反応性界面活性剤としてポリオキ
シエチレンノニルフェニルエーテル1.0重量部用いた
以外、実施例1と同様にして得られたアクリル系樹脂エ
マルジョン粘着剤固形分100重量部に対し、シリコン
系界面活性剤としてポリシロキサンの側鎖にポリオキシ
エチレンとポオキシプロピレンのブロックコポリマーを
付加した化合物0.03重量部、架橋剤としてポリグリ
コールポリグリシジルエーテル0.3重量部を添加して
粘着剤配合液を作成した。こうして得た粘着剤配合液を
実施例1と同様の方法にて機械的安定性を測定した。こ
の配合液を用いて、実施例1と同様にしてウエハ加工用
テープを得た。こうして得たウエハ加工用テープを実施
例1と同様に評価した。結果は〔表1〕に示す。
【0049】
【表1】
【0050】
【発明の効果】本発明のウエハ加工用テープは、反応性
界面活性剤を用いて重合したアクリルエマルジョン粘着
剤にシリコン系界面活性剤を添加することにより、粘着
剤配合液の機械的安定性が良くなり、ウエハ加工用テー
プの大量生産が出来、耐水性にも優れる。
フロントページの続き (72)発明者 武内 洋子 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井東圧化学株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着剤原料モノマー100重量部に反応
    性界面活性剤を0.05〜5.0重量部添加し重合して
    得られたアクリル系樹脂エマルジョン粘着剤の固形分1
    00重量部に対して、シリコン系界面活性剤を0.03
    〜3.0重量部添加してなるアクリル系樹脂エマルジョ
    ン粘着剤配合液を、基材フィルムに塗布することを特徴
    とするウエハ加工用テープ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のウエハ加工用テープを使
    用することを特徴とするウエハ裏面研削方法
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