JPH0673320U - エンジン排気ガス浄化装置 - Google Patents

エンジン排気ガス浄化装置

Info

Publication number
JPH0673320U
JPH0673320U JP1445893U JP1445893U JPH0673320U JP H0673320 U JPH0673320 U JP H0673320U JP 1445893 U JP1445893 U JP 1445893U JP 1445893 U JP1445893 U JP 1445893U JP H0673320 U JPH0673320 U JP H0673320U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
blade
catalyst
blades
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1445893U
Other languages
English (en)
Inventor
勇一郎 奈部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
Priority to JP1445893U priority Critical patent/JPH0673320U/ja
Publication of JPH0673320U publication Critical patent/JPH0673320U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、排気圧力損失が小さく、エンジン
の性能や耐久性に悪影響がなく、効率よく排気ガス浄化
ができるエンジン排気ガス浄化装置を提供する事を目的
としている。 【構成】 三元触媒を用いたエンジン排気ガス浄化装置
において、ディフューザー1、2の翼を排気ガスの流れ
方向に折り曲げ、その折り曲げ線は翼の展開形状での中
心線または中心線に平行に折り曲げ、触媒入口の排気管
20の内径をD、展開時の翼半径をR、翼の固定平面部
の寸法をL、翼の板厚寸法をt、翼の折り曲げ角度を
α、翼の枚数をNとすると、 0.45×D≦R≦0.55×D・・・(1) −0.05×D≦L≦0.05×D・・・(2) 0.01×D≦t≦0.03×D・・・(3) 50°≦α≦70°・・・(4) または110°≦α≦130° 2≦N≦6・・・(5) であるよう構成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、三元触媒を用い、触媒容器の入口側又は出口側にディフューザー装 置を設けたエンジン排気ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ガスエンジン、ガソリンエンジン等の排気ガス浄化装置としては、例えば図1 3〜図15に示すように三元触媒を使用した技術は知られている。
【0003】 また、上記の技術でエンジンEの燃焼により発生した排気ガスは排気マニホー ルドを経由して三元触媒コンバータ3に導入され、理論空燃比の雰囲気では次の ような反応を起こして浄化される。
【0004】 2CO+O2 →2CO2 CH4 +O2 →CO2 +2H2 …酸化反応 CO+NO→1/2N2 +CO2 CO+NO→1/2N2 +2CO2 …還元反応 図17は三元触媒の浄化特性を空燃比(横軸)を変化させて計測したもので、 NOX 、CO、HCのいずれもが浄化率が高いゾーンをウインドと呼ばれている が、理論空燃比を中心としたごく狭い範囲である。
【0005】 また、図18は酸素センサの特性で、理論空燃比の前後で起電力がステップ状に 変化する特性を有し、この特性を利用して空燃比のリッチ、リーンを判定し、制 御盤6から電磁弁8に信号を送り、空燃比の制御を行っている。
【0006】 図19は空燃比の変化と触媒前後での排気ガス浄化の状態を例示するもので、 理論空燃比の付近が良い事が分かる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、排気管から触媒コンバータに導入された排気ガスは、たとえば 図16で示すように拡張部で拡張されるが、図20に示すように中央部の濃度が 大きく、図21の例では濃度分布のバラツキが大きい。
【0008】 濃度分布のバラツキは酸素センサの出力に悪い影響を与えて空燃比制御の精度 を下げることになる。
【0009】 また、本出願人による実開昭63−128220号公報や、実開昭61−12 8324号公報が有るが、いずれも本願の課題に関するものでない。
【0010】 したがって、本考案は、排気圧力損失が小さく、エンジンの性能や耐久性に悪 影響がなく、効率よく排気ガス浄化ができるエンジン排気ガス浄化装置を提供す る事を目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、三元触媒を用い、触媒容器の入口側又は出口側にディフュー ザー装置を設けたエンジン排気ガス浄化装置において、そのディフューザー装置 の翼を排気ガスの流れ方向に折り曲げ、その折り曲げ線は翼の展開形状での中心 線または中心線に平行に折り曲げ、触媒入口の排気管の内径をD、展開時の翼半 径をR、翼の固定平面部の寸法をL、翼の板厚寸法をt、翼の折り曲げ角度をα 、翼の枚数をNとすると、 0.45×D≦R≦0.55×D・・・(1) −0.05×D≦L≦0.05×D・・・(2) 0.01×D≦t≦0.03×D・・・(3) 50°≦α≦70°・・・(4) または110°≦α≦130° 2≦N≦6・・・(5) であるよう構成している。
【0012】
【作用】
上記のように構成されたエンジン排気ガス浄化装置において、触媒の入口側に 設置されたディフューザーにより触媒内の排気ガスの流れが均一化され、触媒の 有効利用率が向上する。
【0013】 また、触媒の出口に設置されたディフューザにより、触媒通過後の排気ガスの濃 度分布が平均化して、酸素センサーの検出精度を上げて、三元触媒のウインド内 に精度良く空燃比を制御できる。
【0014】 そして、排気損失抵抗の上昇を抑えて上記の作用をさせるようディフューザー は下記の通り構成されている。すなわち、ディフューザーの展開時の翼半径Rは 、触媒入口の排気管内径D×0.45以下では排気ガスの通過断面積が狭くて抵 抗が上昇し、Rが0.55×D以上では触媒入口の配管の内径が1.1D以上と なり、排気管より太くなり、排気管に摘合するJISフランジの場合ボルトと配 管が干渉するので不具合である。
【0015】 また、翼の固定平面部の寸法Lは−0.05D以下または0.05D以上では 排気ガスの通過断面積が不足して抵抗が増加する。
【0016】 さらに、翼の折り曲げ角度αは50°以下では傾きがきつすぎて抵抗が増加し 、70°以上では傾きが不足して拡散が十分に行われず、流れも均一にならない 。
【0017】 そして、翼の折り曲げ角度は、110°以下、または130°以上では上記と 同様の問題が有る。
【0018】 また、翼の枚数は2以下では排気ガスの流れに片寄りが出て正確な制御が出来 ず、6以上では固定平面部Lの数が多くなって排気ガスの通過断面積が不足して 損失抵抗が増加するので不具合である。
【0019】 翼の板厚tは0.01D以下では強度不足であり、0.03以上では翼端に渦 が出るので不具合である。
【0020】
【実施例】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。
【0021】 図において、同じ機能を有する部材には同じ符号を付して説明を省略する。
【0022】 図1において、図示しないエンジンの排気管20には触媒コンバーター3が介 装されている。その触媒コンバーター3の両端部は拡張部3aと縮小部3bとが 形成され、図2および図3をも参照して、拡張部3a側は触媒入り口ディフュー ザー1を介してフランジ24で排気管20に連結されている。
【0023】 また、縮小部3b側は触媒出口ディフューザー2を介してフランジ24で排気 管20に連結されている。
【0024】 そして、図4〜図6において、ディフューザー1、2は展開時の翼1a、2a の半径Rは排気管の内径Dに対し0.45D〜0.55Dの範囲である0.5D に形成され、翼の固定平坦部Lの寸法は−0.05D〜0.05Dの範囲である 0.03Dに形成され、翼1a、2aの曲げ角αは50°〜70°または110 °〜130°の範囲である60°に曲げられている。
【0025】 また、翼1a、2aの数はそれぞれ4枚で2〜6の範囲内に有り、板厚も0.0 2Dとなっている。
【0026】 以下、作用について説明する。
【0027】 図7はNOX 濃度の計測位置、すなわち図1のA点、B点、C点における負荷 の変化による濃度分布を示し、ディフューザーなしの図20に示すNOX の濃度 分布に比べ、拡散効果により位置によるバラ付きが改善されていることが解る。
【0028】 また、図8はCO濃度のA点、B点、C点における濃度分布を示し、ディフュ ーザーなしの図21の濃度分布と比較して大幅に改善されていることが解る。
【0029】 これは、触媒入口ディフューザー1による拡散により触媒の中の均一化された 流れと、触媒出口ディフューザー2による濃度分布の平均化で、酸素センサによ る検出精度の向上とによるものである。
【0030】 図9、図10は本考案の別の実施例を示し、ディフューザーの翼の数を3枚に したもので、作用は第1の実施例と同様である。
【0031】 そして、3枚の翼の場合、展開形状が図11は切欠部Dを設けた例を示し、図 12は切欠部のない例を示している。図11は、図12に比しガスの通過断面積 が大きくなり、損失抵抗が少ないが加工は図12のほうが容易である。
【0032】 なお、実施例において、翼を排気ガスの流れ方向に折り曲げているが、設置に あたって裏返し方向に組付けても同一効果が期待される。
【0033】 又設置は触媒の入口側のみ、あるいは出口側のみ、あるいは両方であってもか まわない。
【0034】 又本実施例では排気管の継手フランジ部に挟み込む様な構造になっており、既 存の浄化装置への追加設置が容易に行えるが、本形状をした翼を、排気拡張管部 又は排気縮小管部に溶接又はその他の方法で設置してもかまわない。
【0035】 又本実施例では翼の配置は等間隔に配置されているが、不当間隔であってもか まわない。
【0036】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように構成されているので、触媒内の排気ガスの流れ が均一化され、触媒通過後の排気ガスの濃度が平均化されているので酸素センサ の検出精度が向上し、排気損失圧力が小さいのでエンジンの性能や耐久性を損な うことなく、大気汚染を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す触媒コンバータの側面
図。
【図2】図1のX部の拡大図。
【図3】図1のY部の拡大図。
【図4】図1のディフューザーの正面図。
【図5】図4の側面図。
【図6】図4のディフューザーの展開図。
【図7】NOX 濃度の位置による分布と負荷との関係を
示す図。
【図8】CO濃度の位置による分布と負荷との関係を示
す図。
【図9】本考案の別の実施例のディフューザーを示す
図。
【図10】図9のZ矢視図。
【図11】図10のディフューザーの展開図。
【図12】図10のディフューザーの別の展開図。
【図13】従来の技術の第1の例を示す構成図。
【図14】従来の技術の第2の例を示す構成図。
【図15】従来の技術の第3の例を示す構成図。
【図16】従来の触媒コンバーターの例を示す側面図。
【図17】従来の排気ガス浄化率と空燃比との関係を示
す図。
【図18】従来の酸素センサ出力と空燃比との関係を示
す図。
【図19】従来の空燃比と触媒浄化との関係を示す図。
【図20】従来のNOX 濃度の位置による分布と負荷と
の関係を示す図。
【図21】従来のCO濃度の位置による分布と負荷との
関係を示す図。
【符号の説明】
1…触媒入口ディフューザー 2…触媒出口ディフューザー 3…触媒コンバーター 4…メイン酸素センサ 5…サブ酸素センサ 6…排気ガス制御盤 7…スロットル弁 8…電磁弁 9…バイパス 11…回転制御盤 14…キャブレター 15…エアクリーナ 16…サイレンサー 20…排気管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三元触媒を用い、触媒容器の入口側又は
    出口側にディフューザー装置を設けたエンジン排気ガス
    浄化装置において、そのディフューザー装置の翼を排気
    ガスの流れ方向に折り曲げ、その折り曲げ線は翼の展開
    形状での中心線または中心線に平行に折り曲げ、触媒入
    口の排気管の内径をD、展開時の翼半径をR、翼の固定
    平面部の寸法をL、翼の板厚寸法をt、翼の折り曲げ角
    度をα、翼の枚数をNとすると、 0.45×D≦R≦0.55×D・・・(1) −0.05×D≦L≦0.05×D・・・(2) 0.01×D≦t≦0.03×D・・・(3) 50°≦α≦70°・・・(4) または110°≦α≦130° 2≦N≦6・・・(5) であるよう構成したことを特徴とするエンジン排気ガス
    浄化装置。
JP1445893U 1993-03-26 1993-03-26 エンジン排気ガス浄化装置 Pending JPH0673320U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1445893U JPH0673320U (ja) 1993-03-26 1993-03-26 エンジン排気ガス浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1445893U JPH0673320U (ja) 1993-03-26 1993-03-26 エンジン排気ガス浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0673320U true JPH0673320U (ja) 1994-10-18

Family

ID=11861610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1445893U Pending JPH0673320U (ja) 1993-03-26 1993-03-26 エンジン排気ガス浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0673320U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009156198A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp エンジンの排気浄化装置
DE102015117915A1 (de) 2014-10-22 2016-04-28 Sango Co., Ltd. Verteilungsplatte und Brennkraftmaschine
WO2016152541A1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-29 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の排気装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009156198A (ja) * 2007-12-27 2009-07-16 Mitsubishi Fuso Truck & Bus Corp エンジンの排気浄化装置
DE102015117915A1 (de) 2014-10-22 2016-04-28 Sango Co., Ltd. Verteilungsplatte und Brennkraftmaschine
US9683478B2 (en) 2014-10-22 2017-06-20 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Dispersion plate and internal combustion engine
DE102015117915B4 (de) 2014-10-22 2023-02-23 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Verteilungsplatte und Brennkraftmaschine
WO2016152541A1 (ja) * 2015-03-24 2016-09-29 本田技研工業株式会社 鞍乗型車両の排気装置
CN107407186A (zh) * 2015-03-24 2017-11-28 本田技研工业株式会社 跨骑型车辆的排气装置
JPWO2016152541A1 (ja) * 2015-03-24 2018-01-25 本田技研工業株式会社 自動二輪車の排気装置
CN107407186B (zh) * 2015-03-24 2019-09-27 本田技研工业株式会社 机动二轮车的排气装置
US10844769B2 (en) 2015-03-24 2020-11-24 Honda Motor Co., Ltd. Exhaust device of motorcycle

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4915256B2 (ja) 触媒の劣化診断装置及び劣化診断方法
CN108571368B (zh) 发动机的排气装置
EP0898067A3 (en) Exhaust gas purifying system of internal combustion engine
EP1612383A2 (en) Exhaust passage structure for vehicles
US4140611A (en) Oxygen sensor
US20030061807A1 (en) Exhaust manifold for vehicle
JP3316066B2 (ja) 排気ガス浄化装置の故障診断装置
EP0690216A3 (en) Air-fuel ratio control system for internal combustion engines
JPH0673320U (ja) エンジン排気ガス浄化装置
JP3355807B2 (ja) 内燃機関の酸素センサ付触媒コンバータ装置
JP4061677B2 (ja) エンジンの排気浄化装置
EP3550116B1 (en) Engine exhaust device
JPH09236053A (ja) エンジンの排気浄化装置
JPH08254522A (ja) 内燃機関の酸素濃度センサの配置構造
JP2558032Y2 (ja) 排ガス浄化装置を有する内燃機関の煙道
JPS6115208Y2 (ja)
JPS6146453Y2 (ja)
JP6500967B2 (ja) エンジンの排気装置
JPH03121240A (ja) 排気浄化用触媒故障診断法
US20220372906A1 (en) Exhaust system of an internal combustion engine
JP2814322B2 (ja) エンジンの排気浄化装置
JPH0618291Y2 (ja) 酸素濃度センサの取付け構造
JPH1018836A (ja) 内燃機関の2次空気供給装置
JPH0660726U (ja) 三元触媒用容器
JPH0143461Y2 (ja)