JPH067317U - 圧電共振子 - Google Patents

圧電共振子

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JPH067317U
JPH067317U JP4453292U JP4453292U JPH067317U JP H067317 U JPH067317 U JP H067317U JP 4453292 U JP4453292 U JP 4453292U JP 4453292 U JP4453292 U JP 4453292U JP H067317 U JPH067317 U JP H067317U
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JP
Japan
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piezoelectric element
lid
substrate
piezoelectric
width
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Application number
JP4453292U
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English (en)
Inventor
慶明 岩河
喜代嗣 北村
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、安定した特性を維持しかつ小型で製
品歩留りが良好な圧電共振子を提供する。 【構成】 凹部の対向する内壁に段部に形成した蓋体
に、圧電素子の両端を導電性接着剤を配置し、前記蓋体
を該圧電素子と接続される電極パターンを形成した基板
に接合してなる圧電共振子において、前記段部の圧電素
子の長手方向と直交する方向の幅は、凹部の同一方向の
幅よりも狭く形成している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧電共振子、特に圧電素子の両端を導電性接着剤を介して蓋体の凹 部に配置し、さらに基板に接合して成る圧電共振子に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、マイクロコンピュータのクロックパルス発振器用の共振子として、 圧電素子を利用した圧電共振子が多用されている。
【0003】 従来の圧電共振子の一例として、図6及び図7に示すように、例えば容量成分 が形成された基板1と、圧電素子2と、凹部31が形成された蓋体3とから構成 され、圧電素子2の両端を導電性接着剤22、23で蓋体3の凹部31に配置し 、さらに前記圧電素子2の両端が基板1に形成した電極パターン11、12に接 合するように、基板1上に蓋体3を接合した共振子60が既に知られている。
【0004】 基板1は、図3に示すように、所定誘電率の誘電体基板の両主面に、所定容量 を発生する電極パターン11、12、13、11e、12e、13eが形成され ている。尚、誘電体基板の裏面側に形成した電極パターン11e、12e、13 eは実装回路基板(図示せず)へ接合する際の端子電極として作用する。
【0005】 蓋体3は、凹部31を有し、この凹部31の圧電素子2の長手方向の対向する 内壁には圧電素子2を載置するための段部32、33が形成されている。そして 、圧電素子2の端部は、段部32、33に載置され、さらに導電性接着剤22、 23によって保持されている。このような蓋体3は、基板1上にエポキシ樹脂な どのシール剤14で接合されるが、この時、導電性接着剤22、23を介して、 電極パターン11、12に接続される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】 上述の圧電素子2を配置する蓋体3において、図7のように、凹部31内に段 部32、33を単に形成しただけであり、圧電素子2の長手方向と直交する方向 の段部32、33の幅は、凹部31の同一方向の幅Wと同一であった。
【0007】 このため、蓋体3の段部32、33上に圧電素子2を載置し、導電性接着剤2 2、23を供給した時に、凹部31の幅方向の一方の内壁面と圧電素子2が近か 過ぎると、凹部31の内壁と圧電素子2との間に導電性接着剤22、23が表面 張力等で流入し、圧電素子2の振動を抑えてしまうことがあった。このため、所 定の特性を満足できなくなり、製品歩留りが低く、その管理も困難である。
【0008】 本考案の目的は、安定した特性を維持しかつ製品歩留りが良好な圧電共振子を 提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る圧電共振子は、蓋体に、圧電素子が配置される凹部の対向する2 つの内壁に段部を設け、該段部に矩形状を成す圧電素子の2辺を導電性接着剤を 介して接着するとともに、前記蓋体を、電極パターンが形成された基板に、前記 圧電素子と電極パターンとが電気的に接続されるようにして接合して成る圧電共 振子であって、前記蓋体の凹部の幅が中央部において広く、段差部において狭く なっている。
【0010】
【作用】
本考案に係る圧電共振子では、圧電素子が蓋体の凹部内の段部に配置される。
【0011】 この段部の幅、即ち圧電素子の長手方向と直交する方向の幅が、蓋体凹部の中央 部の幅より狭くされている。このため、圧電素子を凹部の両端部にある段部に載 置し、導電性接着剤で両端部を固定するとき、塗布された導電性接着剤は、凹部 の中央部に流れ込むことがなく、よって、圧電素子の振動部に導電性接着剤が付 着して振動をダンピングさせることを防止でき、安定した振動特性が維持できる 。
【0012】 また、圧電素子を段部に載置する際においても、その位置決めが容易となり、 製造上での管理が容易となる。
【0013】 したがって、本考案の共振子は、安定した特性を維持し、高い製品歩留りを得 ることができる。
【0014】
【実施例】
本考案の一実施例に係る圧電共振子10を図1乃至5に基づいて詳説する。尚 、図6と同一部分は同一符号で説明する。
【0015】 図において、圧電共振子10は、基板1と、圧電素子2と、蓋体3とから主に 構成されている。
【0016】 基板1は、図3に示すように所定誘電率を有するチタン酸バリウム・アルミナ 等の誘電体磁器材料からなる矩形状誘電体基板であり、この基板の一主面上に、 Ag、Cuなどの焼き付けによる容量を発生するための電極パターン11、12 、13が形成されて構成されている。また、誘電体基板の裏面側には、電極パタ ーン11、12、13と基板端面で接続された電極パターン11e、12e、1 3eが形成されている。尚、電極パターン11e、12eは入出力端子となり、 端子パターン13eはアース端子となる。
【0017】 この基板1は、電極パターン11と13及び11eと13eとの間で生じる第 1の容量、例えば図5の発振回路の容量C1 となり、電極パターン12と13及 び12eと13eとの間で生じる第2の容量、例えば図5の発振回路の容量C2 となる。
【0018】 蓋体3は、図2に示すように圧電素子2を収納するためのアルミナ等の材料か らなる直方体状の箱体であり、中央部には、長手方向に延びる凹部31が設けら れている。凹部31の開口幅Wは圧電素子2の幅より大なる幅であり、開口長さ は圧電素子2の長さよりも長く設定されている。凹部31の長手方向の両端部に は、圧電素子2を載置する段部32、33が形成されており、これにより段部3 2、33は凹部31の底面よりも1段浅くなっている。
【0019】 また、段部32、33の幅方向の幅wは、凹部31の幅Wよりも狭めるため、 凹部31の縁部の一部に肉厚部34、35が形成されている。
【0020】 圧電素子2は、分極処理された圧電磁器から成る短冊状圧電基板と、その基板 の両主面に互いに異なる端部に延出し、中央部で互いに対向する電極21a、2 1bとから構成されている。圧電基板の厚みは、段部32、33の深さよりも小 さいものである。尚、圧電素子2は、図5の発振回路のXに相当するものである 。
【0021】 上述の圧電共振子10の組立は、まず、蓋体3に圧電素子2を配置する。具体 的には、圧電素子2は、蓋体3の凹部31の段部32、33上に導電性接着剤を 塗布し、その上に圧電素子2の端部を載置し、さらに導電性接着剤22、23を 供給する。このとき、先の導電性接着剤と後の導電性接着剤とが互いに導通する ように、圧電素子2と蓋体3との間で長手方向、幅方向で適当なギャップを形成 する必要がある。また、後の導電性接着剤を供給した時に、図4に示すように蓋 体3の基板1接合面以上に突出するようにすることが重要である。
【0022】 次に、圧電素子2が配置された蓋体3に基板1を接合する。具体的には、基板 1と接合する蓋体3の凹部31の周囲にシール剤14を塗布して、基板1の電極 パターン11と導電性接着剤22とが接続し、且つ基板1の電極パターン12と 導電性接着剤23とが接続するようにして、導電性接着剤22、23及びシール 剤14を熱硬化するために、例えば150〜160℃で加熱処理して、シール剤 14で蓋体3の周囲を気密的に封止する。
【0023】 これにより、図5に示す発振回路の点線部分に相当する圧電共振子が達成でき る。
【0024】 上述の圧電共振子10において、前記段部32、33の圧電素子2の長手方向 と直交する方向の幅wは、凹部31の同一方向の幅Wよりも狭く形成されている ので、段部32、33に圧電素子2を載置して、導電性接着剤22、23を供給 した時に、該導電性接着剤22、23が凹部の中央付近に流れでることがない。
【0025】 また基板1と蓋体3とを接合封止する際に、加熱処理のため導電性接着剤22、 23の粘度が低下しても、表面張力によって段部32、33から凹部31の中央 部側に広がることを抑制することができ、広がった導電性接着剤22、23が圧 電素子2の中央部分にまで流れることがなく、振動特性のダンピングが発生せず 、安定した振動特性が安定的に維持でき、製造歩留りが向上する。
【0026】 また、段部32、33に塗布した充分な量の導電性接着剤22、23で基板1 の電極パターン11、12と圧電素子2とを安定的に電気的な接続させることが できるので導通信頼性が向上する。
【0027】 さらに、段部32、33に圧電素子2を載置した時に、圧電素子2の長手方向 の側面と蓋体3の凹部31の側面内壁との間隙が充分確保できるため、従来のよ うに、圧電素子2と蓋体3の凹部31の内壁との接触が皆無となり、安定して振 動が維持でき、特性の安定化が図れ、また、圧電素子2の載置位置決めが容易と なる。
【0028】 上述の作用を得るには、蓋体3の凹部31の最大幅(中央部分の幅)Wと段部 32、33の幅wの差による一方側面側のギャップ部gを0.15mm以上とれ ば、導電性接着剤22、23の加熱硬化時の粘度の低下(1000〜1500ポ イズ程度)による流れを、表面張力によって防止できる。
【0029】 上述の基板1は、誘電体基板に3つの容量電極パターンを形成し、各電極パタ ーン間で容量C1 、C2 を形成したが、図5に示す等価回路における容量C1 、 C2 を発生するものであれば、任意に電極パターンに変更することができる。
【0030】 また、基板上に、アース電極パターン13、13eを除去して、単に入出力用 電極パターン11、12、11e、12eのみを形成してもよいし、また、この 基板上に他の電極パターンや電子部品を搭載した基板を用いても構わない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の圧電共振子の一実施例の縦断面部分
図。
【図2】本考案の圧電共振子に使用する蓋体の平面図。
【図3】基板を説明する平面図であり、(a)は上面側
の平面図、(b)は下面側の平面図。
【図4】圧電素子を蓋体に配置した状態の断面図。
【図5】圧電共振子を用いた発振回路の等価回路図。
【図6】従来の圧電共振子の一実施例の縦断面部分図。
【図7】従来の圧電共振子に使用する蓋体の平面図。
【符号の説明】
1・・・基板 2・・・圧電素子 22、23・・導電性接着剤 3・・・蓋体 31・・・凹部 32、33・・段部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋体に、圧電素子が配置される凹部の対
    向する2つの内壁に段部を設け、該段部に矩形状を成す
    圧電素子の2辺を導電性接着剤を介して接着するととも
    に、前記蓋体を、電極パターンが形成された基板に、前
    記圧電素子と電極パターンとが電気的に接続されるよう
    にして接合して成る圧電共振子であって、 前記蓋体の凹部の幅が中央部において広く、段差部にお
    いて狭くなっていることを特徴とする圧電共振子。
JP4453292U 1992-06-26 1992-06-26 圧電共振子 Pending JPH067317U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS519903U (ja) * 1974-07-09 1976-01-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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