JPH0673099U - フォークリフトの荷役装置 - Google Patents

フォークリフトの荷役装置

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JPH0673099U
JPH0673099U JP2017193U JP2017193U JPH0673099U JP H0673099 U JPH0673099 U JP H0673099U JP 2017193 U JP2017193 U JP 2017193U JP 2017193 U JP2017193 U JP 2017193U JP H0673099 U JPH0673099 U JP H0673099U
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治彦 杜若
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日本輸送機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フェイスと車体との移動量を最適に同期させ
ることが可能なフォークリフトの荷役制御装置を提供す
ること。 【構成】 車体1の前部に、プラテン8に沿って繰り入
れ、繰り出し自在なフェイス9と、該フェイス9の下部
にシートパレット12をクランプしうるシートグリッパ
11とを具えたプッシュプルアタッチメント2を装着し
たフォークリフトの荷役装置であって、前記フェイス9
の前面には該フェイス9に対して伸縮自在なサブフェイ
ス30を設けると共に、該サブフェイス30前面には前
方の荷Wとの接触を検知することにより信号を出力する
荷検知手段17とから構成され、フェイス9と荷Wの移
動量を一致させ、正確な荷置き位置を確保し得る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、フェイスと車体との移動量を最適に同期させることが可能なフォー クリフトの荷役装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図5に例示する如く、プッシュプル装置Aを装着したフォークリフトに おいて、自動でフェイス9の繰り入れ、繰り出しと、車体1の移動量とを同期制 御し、作業性を向上しうる自動荷役制御装置が知られている。
【0003】 かかる自動荷役制御装置は、運転席近傍に設けられた同期スイッチ16が投入 されている場合に、オペレータがアクセル15を操作して車体1を前進走行させ ると、荷Wを載置したシートパレット12の端部を、フェイス9の下部に設けら れたシートグリッパ11及びジョウ27にてクランプし、しかる後、フェイス9 を車体1との移動量の偏差に基づいて、車体1の移動量と同期し得るよう繰り入 れ制御するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の構成では、図6に例示する如く、シートパレット 12をプラテン8上に繰り入れた際には、通常、フェイス9の前面と、荷Wとの 間には隙間Lが生じる。この隙間Lは、荷姿が小なるほど著しい。
【0005】 かかる状態で、今度は、自動荷役操作でフェイス9の繰り出し動作をすると、 フェイス9が荷Wに当接するまでの距離、即ち隙間Lだけ車体1もフェイス9と は逆方向に走行するが、実際には荷Wは移動していないため、最終的な荷置き位 置に、前記隙間Lだけズレを生ずる。
【0006】 又、荷Wの繰り出し時には、前記シートグリッパ11とジョウ27はシートパ レット12を解放するが、フェイス9が荷Wに当接するまでの間に、シートパレ ット12の耳部12Aが起倒していると、2点鎖線で示す如く、ジョウ27でこ れを押しつぶしてしまうことがあり、シートパレット12が早期に損傷する。
【0007】 本考案は、かかる実状に鑑み案出されたもので、その目的は、フェイスと車体 との移動量を最適に同期させ得るとともに、シートパレットの耳部をも保護しう るフォークリフトの荷役装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、フォークリフトの車体前部に、プラテンに沿って繰り入れ、繰り出 し自在なフェイスと、該フェイスの下部にシートパレットをクランプしうるシー トグリッパとを具えたプッシュプルアタッチメントを装着したフォークリフトの 荷役装置であって、前記フェイスの前面には該フェイスに対して伸縮自在なサブ フェイスを設けると共に、該サブフェイス前面には前方の荷との接触を検知する ことにより信号を出力する荷検知手段を設けてなるフォークリフトの荷役装置で ある。
【0009】
【実施例】
本考案の一実施例について以下、図面に基づき説明する。図1は、本考案の全 体側面図であり、フォークリフトの車体1には、その前部に立設されたマスト装 置3と、該マスト装置3にはリフトシリンダにより昇降動可能に昇降枠4が装着 されている。
【0010】 又、前記昇降枠4の前面には、プッシュプル装置2が装着されており、このプ ッシュプル装置2は、フレーム7と、このフレーム7の下部から前方に延出形成 されたプラテン8と、このプラテン8に沿って、繰り入れ繰り出し可能にパンタ グラフ状のリンク機構6を介して取着されたフェイス9と、このフェイス9の下 部に設けられたシートグリッパ11とから構成される。
【0011】 前記リンク機構6には、油圧シリンダ5のピストンロッドが枢着され、リンク 機構6の進退を行い得る。さらに、シートグリッパ11は、油圧シリンダ10の ピストンロッドの伸縮により作動し、シートグリッパ11と、断面略「コ」状を なすジョウ27とでシートパレット12の端部でやや上方に折り曲げられた耳部 12Aをクランプしうる。
【0012】 又、本例では、フェイス9にはワイヤ13の一端が固着され、該ワイヤ13の 他端はフレーム7に装着されたリール式のフェイス移動量検知部14に固着され る。これにより、フェイス9の車体1に対する移動量を検知できる。
【0013】 尚、フェイス9の前面には、サブフェイス30がパンタグラフ機構31及び該 パンタグラフ機構31を伸縮させ得る油圧シリンダ32とが設けられている。又 、サブフェイス30の前面にはフェイスタッチセンサ17が設けられている。フ ェイスタッチセンサ17は、例えば、圧力センサ、近接センサ、リミットスイッ チ等を用いることができ、荷Wとサブフェイス30とが接触した事を検知し得る 。
【0014】 又、フォークリフトの車体1には、走行指令を出力するアクセル15と、プッ シュプルの同期指令を出力する同期スイッチ16が運転席近傍に、又、走行輪の 駆動軸等には車体の移動量を検知する車体移動量検知部18が設けられている。
【0015】 次に、本実施例の電気的ブロック図を図2に基づき説明する。制御部22には 車体の走行指令を出力するアクセル15、プッシュプルの同期指令を出力する同 期スイッチ16、荷Wとフェイス9とが接触した事を検知し得るフェイスタッチ センサ17の検知信号が夫々入力される。又、後述する手動切換弁の繰り出し動 作を検知しうるスイッチ34の検知信号も入力されている。
【0016】 さらに、フェイス9の移動量を検知しうるフェイス移動量検知部14と、車体 の移動量を検知しうる車体移動量検知部18との移動量信号は、夫々比較器20 に入力され、比較器20は偏差信号を前記制御部22に出力する。
【0017】 制御部22は、これらの入力信号に基づき、予め記憶部21に記憶されている 手順に従って走行用電動機スイッチング部23、油圧用電動機スイッチング部2 5に所定のチョッパ導通率を出力し、これにより、走行用電動機24、油圧用電 動機26が駆動制御される。又、後述の電磁切換弁のソレノイド36へ励磁信号 を出力する。
【0018】 図3には、本実施例の油圧回路図を示し、タンクTと、油圧用電動機26にて 回転駆動されるポンプPと、作動油の流れを切り換える手動切換弁33と、該手 動切換弁33の下流側に設けられ、油圧シリンダ5、32に作動油の供給排出を 切り換える電磁切換弁35とから構成され、前記手動切換弁33には、レバーの 操作状態を検知しうるスイッチ34が設けられる。尚、前記手動切換弁33は電 磁式のものでも良く、この場合はアクセル15の進行方向と相反する向きに油圧 シリンダ5を駆動し得るようソレノイドを励磁すればよい。
【0019】
【作用】
以上のように構成された、本実施例の作用について説明する。先ず、オペレー タにより、同期スイッチ16が投入されて、フェイス9の繰り出し動作を行う場 合、手動切換弁33のレバーが操作され、ポートBに切り換えられると共に、そ の動きをスイッチ34が検知する。
【0020】 この検知信号は、制御部22へと送られ、制御部22からは、前記電磁切換弁 35のソレノイド36に励磁信号を送り、電磁切換弁35を、ポートEに切り換 える。これにより、作動油は、ポンプP、手動切換弁33のポートB、電磁切換 弁のポートE、流量制御弁37を経て、サブフェイス30を伸縮し得る油圧シリ ンダ32のボトム側へと送出され、サブフェイス30が前方に移動する。
【0021】 又、シートグリッパ11を上下動しうる油圧シリンダ10、10にも作動油が 供給され、シートグリッパ11は上方に移動し、シートパレット12を解放する 。
【0022】 ここで、サブフェイス30の前面に設けられた荷を検知し得るフェイスタッチ センサ17が荷検知信号を制御部22へと出力すると、制御部22は、ソレノイ ド36への励磁信号出力を停止する。
【0023】 これにより、電磁切換弁35が、ポートDに切り換えられ、サブフェイス30 の伸張が停止すると共に、フェイス9の繰り出し用である油圧シリンダ5が伸張 する。尚、油圧シリンダ32は、背圧側にパイロット付きチェック弁38が設け られているため、電磁切換弁35が、ポートDに切り換わった後は、その位置を 保持し得る。
【0024】 従って、フェイスタッチセンサ17が荷Wを検知したる後は、フェイス9及び サブフェイス30とが一体となって、前方へ繰り出すことができる。尚、サブフ ェイス30の下端部は、前記シートグリッパ11よりも上方に位置するよう構成 されているため、サブフェイス30の伸張時にシートパレット12の耳部12A と干渉することを防止できる。
【0025】 以上のように、フェイス9と荷Wとの間の隙間には、サブフェイス30を伸張 し、これを接触させた状態で、フェイス9を移動させるから、荷Wの移動量と、 フェイス9の移動量とが一致し正確な荷置き位置を確保し得る。
【0026】 尚、車体1の移動量と、フェイス9の移動量との偏差は、比較器20で演算さ れ、これに基づき油圧用電動機スイッチング部25へチョッパ導通率が出力され 、油圧用電動機26が駆動される。
【0027】
【考案の効果】
本考案によれば、フェイスタッチセンサが荷と接触するまでの間は、フェイス は移動し得ないため、フェイスの移動量と、荷の移動量とが合致し、従来のよう にフェイスと、荷との間に隙間が存在していても、荷置き位置にズレが生じるこ とがなく、作業性が向上する。又、サブフェイスにて荷を押圧するため、シート パレットの耳部と、シートグリッパ、ジョウとが干渉することを防止でき、シー トパレットの長寿命化に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体側面図である。
【図2】本考案の実施例の電気的ブロック図である。
【図3】本考案の実施例を示す油圧回路図である。
【図4】本考案の実施例の要部側面図である。
【図5】従来のプッシュプル装置の全体側面図である。
【図6】従来の部分側面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 プッシュプル装置 9 フェイス 11 シートグリッパ 12 シートパレット 14 フェイス移動量検知部 15 アクセル 16 同期スイッチ 17 フェイスタッチセンサ 18 車体移動量検知部 20 比較器 22 制御部 30 サブフェイス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトの車体前部に、プラテン
    に沿って繰り入れ、繰り出し自在なフェイスと、該フェ
    イスの下部にシートパレットをクランプしうるシートグ
    リッパとを具えたプッシュプルアタッチメントを装着し
    たフォークリフトの荷役装置であって、前記フェイスの
    前面には該フェイスに対して伸縮自在なサブフェイスを
    設けると共に、該サブフェイス前面には前方の荷との接
    触を検知することにより信号を出力する荷検知手段を設
    けてなるフォークリフトの荷役装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のフォークリフトの荷役装
    置において、前記サブフェイスの下端位置が、前記シー
    トグリッパよりも上方に位置していることを特徴とする
    フォークリフトの荷役装置。
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