JP2577118Y2 - フォークリフトの荷役制御装置 - Google Patents

フォークリフトの荷役制御装置

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JP2577118Y2
JP2577118Y2 JP1993020170U JP2017093U JP2577118Y2 JP 2577118 Y2 JP2577118 Y2 JP 2577118Y2 JP 1993020170 U JP1993020170 U JP 1993020170U JP 2017093 U JP2017093 U JP 2017093U JP 2577118 Y2 JP2577118 Y2 JP 2577118Y2
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JP
Japan
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face
forklift
load
cargo handling
movement
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JP1993020170U
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Inventor
耕治 織田
敏弘 鈴木
隆 福田
Original Assignee
日本輸送機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、フェイスと車体との移
動量を最適に同期させることが可能なフォークリフトの
荷役制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に例示する如く、プッシュプ
ル装置Aを装着したフォークリフトにおいて、自動でフ
ェイス9の繰り入れ、繰り出しと、車体1の移動量とを
同期制御し、作業性を向上しうる自動荷役制御装置が知
られている。
【0003】かかる自動荷役制御装置は、運転席近傍に
設けられた同期スイッチ16が投入されている場合に、
オペレータがアクセル15を操作して車体1を前進走行
させると、荷Wを載置したシートパレット12の端部
を、フェイス9の下部に設けられたシートグリッパ11
及びジョウ27にてクランプし、しかる後、フェイス9
を車体1との移動量の偏差に基づいて、車体1の移動量
と同期し得るよう繰り入れ制御するものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の構成では、図6に例示する如く、シートパレット
12をプラテン8上に繰り入れた際には、通常、フェイ
ス9と、荷Wとの間には隙間Lが生じる。この隙間L
は、荷姿が小なるほど著しい。
【0005】かかる状態で、今度は、自動荷役操作でフ
ェイス9の繰り出し動作をすると、フェイス9が荷Wに
当接するまでの距離、即ち隙間Lだけ車体1も走行する
が、実際には荷Wは移動していないため、最終的な荷置
き位置に、前記隙間Lだけズレを生ずる。
【0006】本考案は、かかる実状に鑑み案出されたも
ので、その目的は、フェイスと車体との移動量を最適に
同期させ得ることが可能なフォークリフトの荷役制御装
置を提供することにある。
【0007】本考案は、フォークリフトの車体前部に、
プラテンに沿って繰り入れ、繰り出し可能なフェイス
と、該フェイスの下部にシートパレットをクランプしう
るシートグリッパを具えたプッシュプルアタッチメント
を装着したフォークリフトの荷役制御装置であって、前
記フェイスの前面には前方の荷との接触を検知すること
により信号を出力する荷検知手段と、フェイスの繰り出
し時に、前記荷検知信号が無いときはフォークリフトの
走行を禁止すると共にフェイスを低速で繰り出し、荷検
知信号が有るときはフォークリフトの走行を許可すると
共にフェイスを該フォークリフトの移動量に合致した高
速で繰り出す制御部とを具えてなるフォークリフトの荷
役制御装置である。
【0008】
【実施例】本考案の一実施例について以下、図面に基づ
き説明する。図1は、本考案の全体側面図であり、フォ
ークリフトの車体1には、その前部に立設されたマスト
装置3と、該マスト装置3にはリフトシリンダにより昇
降動可能に昇降枠4が装着されている。
【0009】又、前記昇降枠4の前面には、プッシュプ
ル装置2が装着されており、このプッシュプル装置2
は、フレーム7と、このフレーム7の下部から前方に延
出形成されたプラテン8と、このプラテン8に沿って、
繰り入れ繰り出し可能にパンタグラフ状のリンク機構6
を介して取着されたフェイス9と、このフェイス9の下
部に設けられたシートグリッパ11とから構成される。
【0010】前記リンク機構6には、油圧シリンダ5の
ピストンロッドが枢着され、リンク機構6の進退を行い
得る。さらに、シートグリッパ11は、油圧シリンダ1
0のピストンロッドの伸縮により作動し、シートグリッ
パ11と、断面略「コ」状をなすジョウ27とでシート
パレット12の一端をクランプしうる。
【0011】又、本例では、フェイス9にはワイヤ13
の一端が固着され、該ワイヤ13の他端はフレーム7に
装着されたリール式のフェイス移動量検知部14に固着
される。これにより、フェイス9の車体1に対する移動
量を検知できる。
【0012】尚、フェイス9の前面には、フェイスタッ
チセンサ17が設けられている。フェイスタッチセンサ
17は、例えば、圧力センサ、近接センサ、リミットス
イッチ等を用いることができ、荷Wとフェイス9とが接
触した事を検知し得る。
【0013】又、フォークリフトの車体1には、走行指
令を出力するアクセル15と、プッシュプルの同期指令
を出力する同期スイッチ16が運転席近傍に、又、走行
輪の駆動軸等には車体の移動量を検知する車体移動量検
知部18が設けられている。
【0014】次に、本考案の電気的ブロック図を図2に
基づき説明する。制御部22には車体の走行指令を出力
するアクセル15、プッシュプルの同期指令を出力する
同期スイッチ16、荷Wとフェイス9とが接触した事を
検知し得るフェイスタッチセンサ17の検知信号が夫々
入力される。
【0015】又、フェイス9の移動量を検知しうるフェ
イス移動量検知部14と、車体の移動量を検知しうる車
体移動量検知部18との移動量信号は、夫々比較器20
に入力され、比較器20は偏差信号を前記制御部22に
出力する。
【0016】制御部22は、これらの入力信号に基づ
き、予め記憶部21に記憶されている手順に従って走行
用電動機スイッチング部23、油圧用電動機スイッチン
グ部25に所定のチョッパ導通率を出力し、これによ
り、走行用電動機24、油圧用電動機26が駆動制御さ
れる。
【0017】
【作用】以上のように構成された、本考案の作用につい
て説明する。先ず、オペレータにより、同期スイッチ1
6が投入されて、フェイス9の繰り出し動作を行う場
合、アクセル操作がなされているか否かを判断する(ス
テップ1)。アクセルが操作されている場合には(ステ
ップ1でY)、フェイスタッチセンサ17が荷Wと接触
したか否かを判断する(ステップ2)。
【0018】フェイスタッチセンサ17が荷Wとが接触
していない場合には、アクセル操作がなされているにも
拘らず、走行用電動機スイッチング部23へは、チョッ
パ導通率を指示するゲート信号は出力されず(ステップ
5)、車体1は走行を停止している。
【0019】又、油圧用電動機26を駆動する油圧用電
動機スイッチング部25へ低減したチョッパ通電率を出
力し(ステップ6)、油圧シリンダ5を遅い速度で伸長
させ、フェイス9を低速で移動させる。ここで、どの程
度低減するかは、フォークリフトの取り扱う荷に応じて
種々設定できるが、その下限はフェイス9が移動し得る
程度であり、上限は任意に設定することができる。即
ち、フェイス9が荷に接触した際にその荷が荷崩れを起
こさない程度の速度に設定すれば良く、従って取扱う荷
の種類や段積みの状態等を考慮して設定されるものであ
る。
【0020】しかる後、フェイスタッチセンサ17によ
り、フェイス9が、荷Wに接触したことが検知されると
(ステップ2でY)、アクセルに比例したチョッパ導通
率が走行用電動機スイッチング部23に出力され(ステ
ップ3)、走行用電動機24が駆動される。
【0021】又、車体1の移動量と、フェイス9の移動
量との偏差が比較器20で演算され、これに基づき油圧
用電動機スイッチング部25へチョッパ導通率が出力さ
れ、油圧用電動機26が駆動される(ステップ4)。
尚、油圧用電動機26には、図示しないポンプが連結さ
れ、前記各油圧シリンダを駆動し得る。
【0022】本考案によれば第1に、フェイスタッチセ
ンサが荷と接触するまでの間は、いくらアクセル操作が
なされても、フォークリフトの車体は走行し得ないた
め、車体の走行量と、荷の移動量とが合致し、従来のよ
うにフェイスと、荷との間に隙間が存在していても、荷
置き位置にズレが生じることがなく、作業性が向上す
る。また第2に、フェイスタッチセンサが荷と接触する
までの間は、フェイスは低速で移動するため、荷との接
触の際にショックによる荷崩れ等を生じることがなく、
安心して作業を行える利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体側面図である。
【図2】本考案の実施例の電気的ブロック図である。
【図3】本考案の要部側面図である。
【図4】本考案の実施例のフローチャートである。
【図5】従来のプッシュプル装置の全体側面図である。
【図6】従来の部分側面図である。
【符号の説明】
1 車体 2 プッシュプル装置 9 フェイス 11 シートグリッパ 12 シートパレット 14 フェイス移動量検知部 15 アクセル 16 同期スイッチ 17 フェイスタッチセンサ 18 車体移動量検知部 20 比較器 22 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B66F 9/00 - 11/04

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フォークリフトの車体前部に、プラテンに
    沿って繰り入れ、繰り出し可能なフェイスと、該フェイ
    スの下部にシートパレットをクランプしうるシートグリ
    ッパを具えたプッシュプルアタッチメントを装着したフ
    ォークリフトの荷役制御装置であって、前記フェイスの
    前面には前方の荷との接触を検知することにより信号を
    出力する荷検知手段と、フェイスの繰り出し時に、前記
    荷検知信号が無いときはフォークリフトの走行を禁止す
    ると共にフェイスを低速で繰り出し、荷検知信号が有る
    ときはフォークリフトの走行を許可すると共にフェイス
    を該フォークリフトの移動量に合致した高速で繰り出す
    制御部とを具えてなるフォークリフトの荷役制御装置。
JP1993020170U 1993-03-25 1993-03-25 フォークリフトの荷役制御装置 Expired - Lifetime JP2577118Y2 (ja)

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JPH0673097U JPH0673097U (ja) 1994-10-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2729452B2 (ja) * 1993-03-02 1998-03-18 小松フォークリフト株式会社 プッシュプル付き荷役車両の制御装置

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JPH0673097U (ja) 1994-10-11

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