JPH0672953U - 固形物の搬送装置 - Google Patents

固形物の搬送装置

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JPH0672953U
JPH0672953U JP1111293U JP1111293U JPH0672953U JP H0672953 U JPH0672953 U JP H0672953U JP 1111293 U JP1111293 U JP 1111293U JP 1111293 U JP1111293 U JP 1111293U JP H0672953 U JPH0672953 U JP H0672953U
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transport
carrier
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separation
path
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JP1111293U
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道雄 植田
康次 藤川
勇 小西
和生 阿部
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Shikoku Kakoki Co Ltd
Original Assignee
Shikoku Kakoki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 山積みされた固形物を、効率的に分離搬送す
る。 【構成】 複数ずつの第1搬送子71,91および第2搬送
子72,92を、搬送経路始端から終端にかけて隣り合うも
の同し接しかつ1つ置き交互に並べる。第1搬送子71,
91および第2搬送子72,92の上面を、搬送方向を基準と
して搬送方向上流側より下流側が低くなるように傾斜さ
せられた搬送面とする。第1搬送子71,91の搬送面が隣
り合う上流側および下流側の第2搬送子72,92の搬送面
と交互に面一になるように第1および第2搬送子71,9
1,72,92の少なくとも一方を、流体圧シリンダ63,6
4,83〜88で昇降させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、デザート食品充填容器に、果実または果実片のような固 形物を数個ずつ供給するに際し、山積みされた固形物を分離しながら搬送する装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の作業は、これを行うための装置は無く、もっぱら手作業によっ て行われていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
この考案の目的は、山積みされた固形物を、効率的に分離搬送することのでき る容器への固形物供給装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案による山積み固形物の分離搬送装置は、複数ずつの第1搬送子および 第2搬送子が、搬送経路始端から終端にかけて隣り合うもの同し接しかつ1つ置 き交互に並べられ、第1搬送子および第2搬送子の上面が、搬送方向を基準とし て搬送方向上流側より下流側が低くなるように傾斜させられた搬送面となされて おり、第1搬送子の搬送面が隣り合う上流側および下流側の第2搬送子の搬送面 と交互に面一になるように第1および第2搬送子の少なくとも一方を昇降させる 昇降手段を備えているものである。
【0005】
【作用】
この考案による固形物の搬送装置では、複数ずつの第1搬送子および第2搬送 子が、搬送経路始端から終端にかけて隣り合うもの同し接しかつ1つ置き交互に 並べられ、第1搬送子および第2搬送子の上面が、搬送方向を基準として搬送方 向上流側より下流側が低くなるように傾斜させられた搬送面となされており、第 1搬送子の搬送面が隣り合う上流側および下流側の第2搬送子の搬送面と交互に 面一になるように第1および第2搬送子の少なくとも一方を昇降させる昇降手段 を備えているから、第1搬送子の搬送面とその上流側の第2搬送子の搬送面が面 一になると、第2搬送子の搬送面上の固形物が、第2搬送子の搬送面から第1搬 送子の搬送面に乗り移り、第1搬送子の搬送面とその下流側の第2搬送子の搬送 面が面一になると、第1搬送子の搬送面の固形物が、第1搬送子の搬送面から第 2搬送子の搬送面に乗り移ることにより、固形物が搬送経路始端から終端にかけ て分離されながら搬送されていく。
【0006】
【実施例】
この考案の実施例を、図面を参照してつぎに説明する。以下の説明において、 前後とは、図1の左側を前、これと反対側を後といい、左右とは、前に向かって その左右の側を左右というものとする。
【0007】 図1および図2を参照すると、カップ状容器Cを供給ステーションを含む複数 の処理ステーションで停止させるように間欠的に搬送する水平円板状ターンテー ブル11と、供給ステーションで停止させられた容器Cに固形物Bを供給する供給 装置12とが示されている。
【0008】 ターンテーブル11の外周縁部には、複数の容器保持孔13が設けられ、これらの 縁部で容器Cの口縁フランジが受けられている。
【0009】 供給装置12は、供給ステーションと隣接するようにターンテーブル11の後方に 配置されている箱形架台14と、供給ステーションの後方に斜め上に位置させられ るように架台14上に立てられた垂直上向きストッカ高さ調節用上向き流体圧シリ ンダ15のピストンロッド16に支持されているストッカ17と、ターンテーブル11と ストッカ17の間に位置するように架台14上に装備されている搬送装置18とを備え ている。
【0010】 ストッカ17は、図3〜図5に詳しく示すように、前壁を欠いた上方開放箱形の ものであって、底壁21、後壁22および左右側壁23と、ストッカ17内を左右に仕切 っている垂直隔壁24とよりなる。底壁21および側壁23の前縁部につらなって傾斜 供給シュート25が設けられている。シュート25は、下にいくにしたがってその巾 が狭められている(図4)。
【0011】 底壁21下面には門形ブラケット31が設けられている。ブラケット31の対向壁に は長孔32およびボルト孔33が前後に間隔をおいて設けられている。一方、流体圧 シリンダ15のピストンロッド16には、ブラケット31の対向壁間に挟まれた平板状 支持部材34が設けられ、ボルト35が長孔32およびボルト孔33を通して支持部材34 にねじ込まれている。
【0012】 流体圧シリンダ15のピストンロッド16を出入させることにより、ストッカ17の 高さ調節が行える。また、ボルト35を緩めることにより、ストッカ17の傾斜角度 の調節が行える。
【0013】 ストッカ17の左右両側には、左右一対ずつの水平ガイドロッド41およびロッド レスシリンダ42がそれぞれ上下に配置されている。両ロッドレスシリンダ42のボ ディには、ガイドロッド41に支持された左右の摺動体43が一体的に設けられてい る。両摺動体43には、側壁23をまたいでストッカ17内に突き出すようにブラケッ ト44が設けられ、ブラケット44の先端からストッカ17内に、左右の垂直板状プッ シャ45が隔壁24の両側に位置するように吊下げられている。
【0014】 シリンダ42の作動により、左右のプッシャ45は交互に作動させられる。一方の プッシャ45が前進させられる間、他方のプッシャ45は後退限で待機させられる。 一方のプッシャ45が前進限に至ると、これを図示しないセンサが検出し、一方の プッシャ45は後退させられ、これに代わり、他方のプッシャ45が前進を開始する 。プッシャ45の前進は、寸動であり、その後退は連続動である。
【0015】 搬送装置18は、図6〜図8に詳しく示すように、供給シュート25の下端直下を 搬送経路の始端とし、供給ステーションで停止させられた容器斜め後上方を搬送 経路の終端とする前向きにのびた搬送経路51を有するものであって、搬送経路51 下方に、これと平行に配置されている前下り傾斜板状ベースフレーム52を有して いる。搬送経路51は、搬送経路上流側半分を占める一列の分離経路51aと、搬送 経路下流側半分を占める左から右にかけて並列に並んだ三列の第1〜第3整列経 路51bとよりなる。
【0016】 ベースフレーム52前端部下方の架台14上には、直立状ブラケット53が設けられ 、これの上端に水平支持軸54によってベースフレーム52前端部が支持されている 。ベースフレーム52後端部下方の架台14上にはフレーム傾斜角度調節用流体圧シ リンダ55が起伏自在に設けられ、そのピストンロッド56の先端部でベースフレー ム52の後端部が支持されている。
【0017】 シリンダ55のピストンロッド56を出入りさせることにより、ベースフレーム52 が支持軸54を中心として揺動し、搬送経路51の傾斜角度の調節が行える。
【0018】 分離経路51aを挟んでその右側に第1垂直帯板状可動分離ガイド61が、その左 側に第2垂直帯板状可動分離ガイド62がそれぞれ配置されている。第1分離ガイ ド61の右側に位置するようにベースフレーム52右縁部に第1分離用流体圧シリン ダ63が、第2分離ガイド62の左側に位置するようにベースフレーム52左縁部に第 2分離用流体圧シリンダ64がそれぞれ上向きに取付けられている。両シリンダ63 ,64のピストンロッドに、左右同じ側の分離ガイド61,62がそれぞれ連結されて いる。
【0019】 第1および第2分離ガイド61,62間には、左右方向にのびた水平バー状の複数 ずつ同じ数の第1分離用搬送子71および第2分離用搬送子72が、隣り合うもの同 し接しかつ1つ置き交互に並べられている。また、これらの搬送子列の後端は第 1分離用搬送子71であり、その前端が第2分離用搬送子72である。第1分離用搬 送子71が、その右端部で第1分離ガイド61に、第2分離用搬送子72が、その左端 部で第2分離ガイド62にそれぞれ連結固定されている。第1および第2分離用搬 送子71,72上面は、搬送経路に対しほぼ35度の角度で前下がりとなるように傾 斜させられている。
【0020】 各列において、整列経路51bを挟んでその右側に第1垂直帯板状可動整列ガイ ド81が、その左側に第2垂直帯板状可動整列ガイド82がそれぞれ配置されている 。右列の第1整列ガイド81の右側に位置するようにベースフレーム52の右縁部に そって前から後に第1〜第3整列流体圧シリンダ83〜85が、左列の第2整列ガイ ド82の左側に位置するようにベースフレーム52の左縁部にそって前から後に第4 〜第6整列用流体圧シリンダ86〜88がそれぞれ上向きに取付けられている。右列 の第1および第2整列ガイド81,82が第1および第2整列用流体圧シリンダ83, 84のピストンロッドに、左列の第1および第2整列ガイド81,82が第5および第 4整列用流体圧シリンダ87,86のピストンロッドに、中央列の第1および第2整 列ガイド81,82が第3および第6整列用流体圧シリンダ85,88のピストンロッド にそれぞれ連結されている。
【0021】 各列において、第1および第2整列ガイド81,82間には、左右方向にのびた水 平バー状複数ずつの第1整列用搬送子および第2整列用搬送子91,92が、隣り合 うもの同し接しかつ1つ置き交互に並べられている。また、これらの搬送子列の 後端および前端は、いずれも第1整列用搬送子91である。したがって、第1整列 用搬送子91の数は、第2整列用搬送子92の数より1つだけ多い。各列の整列経路 において、第1整列用搬送子91が、その右端部で第1整列ガイド81に、第2整列 用搬送子92が、その左端部で第2整列ガイド82にそれぞれ連結固定されている。 第1および第2整列用搬送子91,92の上面は、分離用搬送子71,72と同様に、搬 送経路に対しほぼ35度の角度で前下がりとなるように傾斜させられている。
【0022】 図6および図7を参照すると、最前端から1番目と3番目の第2分離用搬送子 72の上面には、分離ブロック96が左右一対ずつ2つずつ設けられている。図7に 示す平面より見て、左分離ブロック96が左列の整列経路の第1分離ガイド81およ び中央列の第2分離ガイド82の後方延長線上に位置させられ、右分離ブロック96 が右列の整列経路の第2分離ガイド82および中央列の第1分離ガイド81の後方延 長線上に位置させられている。分離ブロック96の後面は、分離経路上流側に突出 した略半円弧状に形成されている。また、2つずつの分離ブロック96のうち、上 流側の分離ブロック96は、第2分離用搬送子72の上面中央部に1つだけあっても よい。
【0023】 最前端の第1整列用搬送子91に連なって、供給ステーションで停止させられた 容器Cの上方に向かってのびるように傾斜投入シュート93が設けられている。
【0024】 図6および図7を参照すると、3つの整列経路入口側固形物検出用入口センサ 94が、平面より見て、各列整列経路後方延長線上に位置しかつ前端から2番目の 第2分離用搬送子72の真上に位置するように配置されている。また、3つの整列 経路出口側固形物検出用出口センサ95が、各列整列経路上最前端の第2整列用搬 送子92の真上に配置されている。
【0025】 再び、図1を参照すると、架台14内にシロップタンク101 が収容されている。 ストッカ17上方に噴出ノズル102 が配置されるとともに、搬送経路51上方にも噴 出ノズル103 が配置されている。タンク101 と両噴射ノズル102 ,103 は送り菅 104 で接続されている。送り菅104 にはポンプ105 が設けられている。ベースフ レーム52上面には、前壁を欠いたバケット106 が設けられている。バケット106 前縁部には樋107 が設けられている。樋107 とタンク101 は戻り菅108 で接続さ れている。
【0026】 図10を参照すると、固形物Bは、長さlと巾tをもつ卵形状のものである。 固形物Bの長さlは、整列経路51bの巾Lよりわずかに小さく、固形物Bの巾t は、各搬送子搬送方向の厚みTにほぼ等しい。
【0027】 固形物Bは、図示しないが、通常シロップに漬けられた状態でタンクに入れら れている。供給に際し、タンクからシロップとともにストッカ17に投入される。 また、供給時には、ノズル102 ,103 からシロップを噴射させることにより、固 形物Bの乾燥が防止される。
【0028】 図9に整列経路51bの終端が示されているが、これ参照して、つぎに、固形物 の搬送動作を説明する。ここでは、整列用搬送子91,92を示すが、分離用搬送子 71,72の搬送動作も同じである。
【0029】 搬送子上面の上端および下端のレベル差Hは、搬送子91,92の昇降ストローク (整列用流体圧シリンダシリンダ83〜88のストローク)に等しい。
【0030】 図9(a) では、第1搬送子91はその昇降ストローク上限に位置し、第2搬送子 92はその昇降ストローク下限に位置させられている。各第1搬送子91上面とその 搬送方向下流側(図9中左側)の第2搬送子92上面が面一である。この状態から 、第1搬送子91を下降させ、第2搬送子92を上昇させると、今度は、各第1搬送 子91上面とその搬送方向上流側(図9中右側)の第2搬送子92上面が面一となる (図9b)。そうすると、最前端の第2搬送子92上にあった固形物B1 は、最前 端の第1搬送子91を乗り越えて、その前方に落ちる。これにより、1つの固形物 Bが供給される。最前端から2番目の第2搬送子92上にあった固形物B2 は最前 端から2番目の第1搬送子91上に乗り移る。説明しないが、残りの固形物も同じ ように移動させられる。ついで、第1搬送子91を上昇させ、第2搬送子92を下降 させると、再び、各第1搬送子91上面とその搬送方向下流側(図9中左側)の第 2搬送子92上面が面一となる(図9c)。そうすると、最前端から2番目の第1 搬送子91上にあった固形物B2 は最前端の第2搬送子92に乗り移る。以上説明し た第1搬送子91の下降上昇動作および第2搬送子92の上昇下降動作を合わせて、 搬送子91,92の一回搬送動作ということにする。
【0031】 図10を参照して、固形物Bの供給動作全体を、つぎに説明する。
【0032】 まず、供給する固形物Bの種類に対応して、搬送経路51の傾斜角度を調節する 。それには、固形物Bの滑り具合や転がり具合などによって、搬送し易い固形物 Bでは搬送経路51の傾斜角度を小さく、搬送し難い固形物Bでは搬送経路51の傾 斜角度を大きくする。また、搬送経路51の傾斜角度と対応するようにストッカ17 の高さを調節する。
【0033】 ターンテーブル11による容器Cの間欠送り動作と同期して、供給装置による供 給動作が行われる。
【0034】 左右のプッシャ45を後退限に位置させた状態でストッカ17内に固形物を投入し 、起動スイッチ(図示しない)を入れる。そうすると、左右のプッシャ45のいず れかが寸動前進を開始し、分離用搬送子71,72および整列用搬送子91,92が搬送 動作を開始する。プッシャ45が前進させられると、ストッカ17から供給シュート 25を通じて固形物Bが一定量ずつ押し出され、押し出された固形物Bは分離経路 51aの始端で受けられる(図10a)。分離経路51a上の固形物Bは分離用搬送 子71,72の搬送動作によって順次前方に搬送される。分離経路51aの終端まで搬 送された固形物Bは、整列経路51bのいずれかに搬入整列される(図10b)。 各整列経路51bに搬入された固形物Bは、一列に並んで整列用搬送子の搬送動作 によって整列経路をその終端まで搬送される(図10c)。整列経路51bの終端 まで搬送された固形物Bは、そこから投入シュート93内を落下させられて、容器 Cに供給される。
【0035】 定常の供給動作が行われる前に、あらかじめ搬送経路51上に固形物Bを均等に ばらまく準備動作が行われる。
【0036】 準備動作では、分離用搬送子71,72が一回の搬送動作を行う毎に、プッシャ45 が一回だけ寸動を行い、これは、入口センサ94のいずれかがONとなるまで繰り 返し続けられる。整列用搬送子91,92が搬送動作を行うと、これに同期して分離 用搬送子71,72の搬送動作が行われる。3列の整列用搬送子91,92の全てが搬送 動作を停止した後、設定回数、例えば5回だけ分離用搬送子71,72の搬送動作が 行われるか、この間に入口センサ94のいずれかがONになると、その時点で分離 用搬送子71,72の搬送動作は中断される。3つの出口センサ95の全てがONにな るまで、3列整列用搬送子91,92は、集団または個別に搬送動作を行なわされる 。
【0037】 準備動作を完了すると、供給動作に移行する。ターンテーブル11が1ピッチ間 欠送りされる毎の供給動作は、以下の通りである。
【0038】 分離用搬送子71,72が設定回数、例えば4回作動する毎に入口センサ94が調べ られ、全ての入口センサ94がOFFであると、プッシャ45が一回だけ寸動させら れ、いずれかの入口センサ94がONであると、プッシャ45は待機させられる。
【0039】 整列用搬送子91,92のいずれかが搬送動作をすると、これと同期して分離用搬 送子71,72の搬送動作が行われる。整列用搬送子91,92が搬送動作を停止した後 は、分離用搬送子71,72は設定回数、例えば3回まで搬送動作を行うか、これを 終了するまでに、入口センサ94のいずれかがONとなると、搬送動作を中止する 。
【0040】 出口センサ95を調べることにより、供給される固形物Bの数をカウントし、そ の数が所定数となるように整列用搬送子91,92の搬送動作が行われる。また、入 口センサ94を調べることにより、入口センサ94がONの整列経路51bから優先的 に固形物Bを取り出すようにし、これにより、整列経路51a入口付近の固形物に よるブロッキングを防止する。
【0041】 さて、図11〜図16を参照して、整列用搬送子91,92による固形物Bの供給 動作の具体例をつぎに説明する。
【0042】 1つの容器に供給される固形物供給予定数をpとすると、p=2と設定する。 一回の容器間欠送り動作に対して、整列用搬送子91,92の行いうる最大搬送動作 数をmとすると、m=3と設定する。これは、機械的能力によって決まる。最大 搬送動作回数3回うち、最大2回搬送動作によって2つ固形物を供給することと し、残り一回は予備動作とする。
【0043】 以下に、N;容器間欠送り動作カウンタ値、n;搬送動作カウンタ値、d;供 給不足数=p−供給済数である。
【0044】 また、ISi ;入口センサ、OSi ;出口センサ、Li ;搬送子作動シリンダ であり、3列の整列経路うち、左から順に第1列、第2列および第3列とし、こ れら列に対応して、i=1〜3である。
【0045】 まず、図11に示すメインプログラムを参照すると、準備動作が完了している かどうかを調べ(ステップ101 )、容器間欠送り動作カウンタ値Nをリセットし (ステップ102 )、ステップ103 へ進む。ステップ103 では、容器送り動作が完 了しているかどうかが調べられ、完了していると、搬送動作カウンタ値nをリセ ットし(ステップ104 )、ステップ105 ヘ移り、完了していないと、ステップ10 3 へ戻る。ステップ105 では搬送動作カウンタ値nと最大搬送動作数mが等しい かどうかが調べられ、等しいと、ステップ103 へ戻り、等しくないと、つぎのス テップ106 へ進む。ステップ106 では、搬送動作カウンタ値nが0かどうかが調 べられる。一回目の搬送動作の際はn=0であるから、ステップ107 へ進み、二 回目および三回目の搬送動作の際は、後述するように搬送動作カウンタ値nが更 新されていて、n≠0であるため、ステップ115 へ進む。
【0046】 ステップ107 では、ONであるOSi の数Aがカウントされ、つぎのステップ 108 に進む。ステップ108 では、カウントされた数Aと供給予定数pが比較され 、A>pであればステップ109 に、A=pであればステップ110 に、A<pであ ればステップ111 にそれぞれ進む。これらのステップ109 〜111 については、サ ブプログラムとして後述する。
【0047】 サブプロクラムのいずれかを終了した後、容器間欠送り動作カウンタ値Nを更 新し(ステップ112 )、搬送動作カウンタ値nを更新し(ステップ113 )、その 後、供給動作が終了しているかどうかを調べ(ステップ114 )、終了していなけ れば、ステップ105 へ戻る。
【0048】 ステップ115 では、全てのOSi がONであるかどうかが調べられ、全てのO Si がONであれば、ステツプ103 へ戻り、そうでなければ、ステップ116 へ進 む。ステップ116 では、OFFのOSi と対応するLi を作動させて搬送動作を 一回だけ行わせ、その後、ステップ113 に進む。
【0049】 図12を参照して、供給動作パターンIについて説明する。
【0050】 供給動作パターンIでは、ONのISi の数Bがカウントされ(ステップ201 )、つぎのステップ202 進む。ステップ202 では、カウントされた数Bと供給予 定数pが比較され、B>pであればステップ203 に、B=pであればステップ20 4 に、B<pであればステップ205 (図15)にそれぞれ進む。
【0051】 ステップ203 では、Nが偶数ならばL1 、L2 が作動させられ、Nが奇数なら ばL2 、L3 が作動させられる。ステップ204 では、ONのISi に対応するL i が作動させられる。ステップ205 では、Bが0かどうかが調べられ、B≠0で あればステップ206 へ進み、B=0であればステップ207 へ進む。ステップ206 では、ONのISi がIS2 かどうかが調べられ、ONのISi がIS2 であれ ば、ステップ208 に、そうでなければステップ209 に進む。ステップ208 ではN が偶数ならばL1 、L2 が作動させられ、Nが奇数ならばL2 、L3 が作動させ られる。ステップ209 では、ONのISi と対応するLi およびL2 が作動させ られる。ステップ207 では、ステップ208 と同様に、Nが偶数ならばL1 、L2 が作動させられ、Nが奇数ならばL2 、L3 が作動させられる。この後、メイン プログラムのステップ112 に戻る。
【0052】 図13に示す供給動作パターンIIでは、L1 、L2 、L3 の全てが作動させら れる(ステップ301 )。この後、メインプログラムのステップ112 に戻る。
【0053】 図14を参照して、供給動作パターンIII について説明する。
【0054】 供給動作パターンIII では、まずステップ402 で、供給不足数d=p−Aが求 められ、つぎのステップ403 でL1 、L2 、L3 が作動させられる。ついで、再 びONのOSi の数Dがカウントされ(ステップ404 )、つぎのステップ405 に 進む。ステップ405 では、カウントされた数Dと供給不足数dが比較され、D> dであればステップ421 に進み、D=dであればステップ407 に進み、D<dで あればステップ408 に進む。
【0055】 ステップ421 では供給不足数dが2に等しいかどうか調べられ、等しければス テップ406 に進み、等しくなければステップ422 (図16)に進む。ステップ42 2 ではONのOSi の数Dが2に等しいがどうか調べられ、等しくなければステ ップ423 に進んでL2 が作動させられ、等しければステップ424 に進む。ステッ プ424 ではOS2 がONであるかどうかが調べられる。OS2 がONでなけばス テップ425 でNが偶数のときはL1 、L2 が作動させられ、Nが奇数のときはL 2 、L3 が作動させられる。OS2 がONであればステップ426 に進み、OS1 がOFFのときL1 、L2 が作動させられ、OS3 がOFFのときL2 、L3 が 作動させられる。
【0056】 ステップ406 では、ONのISi の数Eがカウントされ、つぎのステップ409 でカウントされた数Eと供給不足数dが比較され、E>dであればステップ410 に進み、E=dであればステップ411 に進み、E<dであればステップ412 (図 17)に進む。ステップ410 ではNが偶数ならばL1 、L2 が作動させられ、N が奇数ならばL2 、L3 が作動させられる。ステップ411 では、ONのISi に 対応するLi が作動させられる。ステップ412 では、Eが0かどうかが調べられ 、E≠0であればステップ413 へ進み、E=0であればステップ414 へ進む。ス テップ413 では、ONのISi がIS2 かどうかが調べられ、ONのISi がI S2 であれば、ステップ415 に、そうでなければステップ416 に進む。ステップ 415 ではNが偶数ならばL1 、L2 が作動させられ、Nが奇数ならばL2 、L3 が作動させられる。ステップ416 では、ONのISi と対応するLi およびL2 が作動させられる。ステップ414 では、ステップ415 と同様に、Nが偶数ならば L1 、L2 が作動させられ、Nが奇数ならばL2 、L3 が作動させられる。
【0057】 ステップ407 では、L1 、L2 、L3 全てが作動させられる。
【0058】 ステップ408 では、L1 、L2 、L3 全てが作動させられ、つぎのステップ41 7 でエラー信号が出力される。
【0059】 以上の供給動作を終了すると、搬送動作カウンタ値nを更新し(ステップ418 )、この後、メインプログラムのステップ112 に戻る。
【0060】 以上は、整列経路が3列の場合について説明したが、搬送経路は4列以上であ ってもよい。例えば、搬送経路が4列の場合、左端列を第1列、右端列を第3列 、これらの列の内側2つを第2列と読み替えればよい。
【0061】
【考案効果】
この考案によれば、第1搬送子搬送面とその上流側の第2搬送子搬送面が面一 になると、第2搬送子搬送面上の固形物が、第2搬送子搬送面から第1搬送子搬 送面に乗り移り、第1搬送子搬送面とその下流側の第2搬送子搬送面が面一にな ると、第1搬送子搬送面固形物が、第1搬送子搬送面から第2搬送子搬送面に乗 り移ることにより、固形物が搬送経路始端から終端にかけて分離されながら搬送 されていくから、山積みされた固形物を、効率的に分離搬送することができる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【0063】
【図1】この考案による搬送装置を含む供給装置全体の
垂直縦断面図である。
【0064】
【図2】同供給装置の斜視図である。
【0065】
【図3】同供給装置のスタッカの破砕断面を含む側面図
である。
【0066】
【図4】同スタッカの平面図である。
【0067】
【図5】同スタッカの正面図である。
【0068】
【図6】同搬送装置の垂直縦断面図である。
【0069】
【図7】同搬送装置の平面図である。
【0070】
【図8】同搬送装置の横断面図である。
【0071】
【図9】同搬送装置による搬送動作の説明図である。
【0072】
【図10】同搬送装置による搬送動作を別の角度から見
た説明図である。
【0073】
【図11】同搬送装置による搬送動作の全体の流れを示
すフローチャートである。
【0074】
【図12】同搬送動作のうちの搬送動作パターンIを示
すフローチャートである。
【0075】
【図13】同搬送動作のうちの搬送動作パターンIIを示
すフローチャートである。
【0076】
【図14】同搬送動作のうちの搬送動作パターンIII を
示すフローチャートである。
【0077】
【図15】図12に示すフローの一部を取出して示すフ
ローチャートである。
【0078】
【図16】図14に示すフローの一部を取出して示すフ
ローチャートである。
【0079】
【図17】図14に示すフローの一部を取出して示すフ
ローチャートである。
【0080】
【符号の説明】
63,64 搬送子昇降用流体圧シリンダ 71 第1分離用搬送子 72 第2分離用搬送子 83〜88 搬送子昇降用流体圧シリンダ 91 第1整列用搬送子 92 第2整列用搬送子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小西 勇 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内 (72)考案者 阿部 和生 徳島県板野郡北島町太郎八須字西の川10番 地の1 四国化工機株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ずつの第1搬送子71,91および第2
    搬送子72,92が、搬送経路始端から終端にかけて隣り合
    うもの同し接しかつ1つ置き交互に並べられ、第1搬送
    子71,91および第2搬送子72,92の上面が、搬送方向を
    基準として搬送方向上流側より下流側が低くなるように
    傾斜させられた搬送面となされており、第1搬送子71,
    91の搬送面が隣り合う上流側および下流側の第2搬送子
    72,92の搬送面と交互に面一になるように第1および第
    2搬送子71,91,72,92の少なくとも一方を昇降させる
    昇降手段を備えている、固形物の搬送装置。
JP1111293U 1993-03-15 1993-03-15 固形物の搬送装置 Pending JPH0672953U (ja)

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Effective date: 19981117