JPH0672918B2 - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JPH0672918B2
JPH0672918B2 JP63090618A JP9061888A JPH0672918B2 JP H0672918 B2 JPH0672918 B2 JP H0672918B2 JP 63090618 A JP63090618 A JP 63090618A JP 9061888 A JP9061888 A JP 9061888A JP H0672918 B2 JPH0672918 B2 JP H0672918B2
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昇 栗原
也智 目黒
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は,低パルス繰り返し周波数を使用してルツク
ダウン走査を行い,目標物の反射信号から、輝度諧調別
イメージ画像と顕著な目標物の位置情報をシンボル化し
た目標位置シンボライズ画像とを生成した後、同一画面
上に重ね合わせて表示するレーダ装置である。同一画面
に表示するレーダ装置である。
〔従来の技術〕
第3図は例えば従来の低パルス繰り返し周波数を使用し
てルツクダウン走査を行うレーダ装置を示した構成図で
あり,図において,(1)は送信機,(2)は上記送信
機(1)からの送信信号を空間放射し,目標物からの反
射信号を受けるアンテナ,(3)は上記アンテナ(2)
で受けた反射信号を受信する受信機,(4)は上記受信
機(3)からの受信信号を振幅検波する振幅検波器,
(5)は上記振幅検波器(4)の出力信号をしきい値と
比較し目標の有無を検知する誤警報確率検出器,(7)
は上記誤警報確率検出器の出力信号列のエツジ検出を波
頭微分により行うセントロイド処理器,(8)は上記セ
ントロイド処理器の出力信号とビーム角度信号から目標
位置を検出する目標検出器,(9)は上記振幅検波器
(4),積分器(5),誤警報確率検出器(6),セン
トロイド処理器(7),目標検出器(8)から構成され
る信号処理器,(10)は上記目標検出器(8)から出力
された目標位置を表示する表示器,(11)は上記アンテ
ナ(2)と目標検出器(8)にビーム角度信号を供給す
るビーム角度制御器である。
次に動作について説明する。送信機(1)からの送信信
号を空間に放射し,目標物からの反射信号をアンテナ
(2)で受ける。次いで上記アンテナ(2)で受けた反
射信号を受信機(3)で局部発振信号を用いて周波数変
換し増幅して位相検波を行いデイジタル信号に変換し,
信号処理器(9)に時系列で順次転送する。次いで上記
信号処理器(9)の中の振幅検波器(4),積分器
(5),誤警報確率検出器(6),セントロイド処理器
(7)及び目標検出器(8)でデイジタル信号を振幅検
波し積分を行い,しきい値との比較により目標の有無を
判定し,さらに波頭微分により目標物の時間軸すなわち
距離方向のエツジ検出を行い,ビーム角度制御器(11)
からのビーム指向角度信号をもとに目標位置を割り出
す。次いでこの目標位置情報を表示器(10)に距離と方
位の平面上にシンボル表示する。
第4図は地表面をルツクダウン走査した場合の概念図で
あり,(14)は陸地,(15)は海面,(16)はレーダ装
置,(17)はビーム走査範囲である。
第5図は上述のレーダ装置を使用して,第4図のビーム
走査範囲をビーム走査して目標位置を表示した例であ
り,(18)は距離と方位を表わす罫線,(19)は目標の
位置を示すシンボルである。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のレーダ装置では,上記のような信号処理方式によ
り目標を検出し,距離と方位でシンボル表示するため
に,受信機(3)で海岸線からの反射信号を受信した場
合には、陸地と海面とのレーダ反射面積の差によって著
しい電力レベル差が生じてしまい、この電力レベル差が
目標検出器(8)のエッジ検出処理で検出されてしまう
ために、海岸線を目標物として検出してしまう。このた
め第4図で例示したように,陸地と海,小島というよう
な地形をビーム走査しその反射信号をもとに処理を行う
と,第5図のように表示される。
第5図において多数のシンボル(19)が密集している箇
所は海岸線であり,点在している箇所は島または艦船を
表わすものであるが,表示内容から目標が何れかである
ことを識別することは非常に困難であつた。
この発明は,このような問題点を解決するためになされ
たもので,従来から備え持つた顕著な目標を検出する機
能を損なうことなく,目標識別能力を向上させることを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係わるレーダ装置は,このような目的を達成
するために,目標の位置情報をシンボル化して,距離と
方位の平面上に表示するとともに,デイジタル化した受
信信号を振幅検波し,積分した結果をもとに,輝度階調
信号に変換して,レーダ走査範囲全域の輝度階調別イメ
ージ画像として重ね合わせて表示する機能を兼ね備えた
ものである。
〔作用〕
この発明によって、シンボル化した目標位置情報と、レ
ーダ操作範囲全域の輝度諧調信号に変換された輝度諧調
別イメージ画像を、同一平面上に同時に表示することに
より、目標の正確な位置情報を得る機能を損なうことな
く、かつ、陸地、島、艦船等のレーダ反射面積の差によ
って生じる輝度諧調別イメージ画像上での輝度レベル差
を利用することによって、さらに陸地、島、艦船等の目
標の識別能力を向上させることを可能にする。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。第
1図は,この発明に係わるレーダ装置の構成図である。
(1)〜(9),(11)は上記従来のレーダ装置と全く
同一の機器である。この発明において,(12)はデイジ
タル受信信号を振幅検波器(4)により振幅検波し,積
分器(5)で積分した振幅信号を表示用の輝度階調信号
に変換する輝度信号変換器,(13)は上記輝度信号変換
器で出力される輝度階調信号と,従来の処理により目標
検出器(8)から出力されるシンボル化された目標位置
情報を,距離と方位の平面上に同時に重ね合わせて表示
するスーパーインポーズ表示器である。
次にこの発明によるレーダ装置の動作について説明す
る。送信機(1),アンテナ(2),受信機(3)の動
作は従来のレーダ装置と同様である。この発明に係わる
レーダ装置では,上記受信機(3)でデイジタル化され
た受信信号を振幅検波器(4)で振幅検波し,積分器
(5)で積分を行つた結果の振幅信号に,従来通り順
次,誤警報確率検出器(6),セントロイド処理器
(7),目標検出器(8)のそれぞれの処理を施し,目
標位置を抽出する処理経路と,積分器(5)の出力であ
る振幅信号に対し,上記輝度信号変換器(12)で,表示
用の輝度階調信号に変換する機能を併せ備える。上記輝
度信号変換器(12)では,積分器(5)から出力される
振幅信号に対し,表示器の備え持つ輝度階調度と解像度
に合わせて輝度階調信号を距離軸に対してスケーリング
を行う。例えば,輝度階調度をNビツト,解像度をMと
した場合,あるビーム指向角度に対する輝度階調信号Sg
は以下のようにスケーリングする。
Sp:振幅信号(入力) i:解像度に合わせたあるビーム指向角度に対する表示器
上の距離方向の表示位置(1≦i≦M) Rs:最大レーダ走査距離 M:解像度 R:受信信号が受信された距離 INT:整数化関数 n:0≦n≦n−1の正の整数 N:輝度階調度 例えばここで輝度階調度を4ビツト,解像度を256,最大
レーダ走査距離を20NM(ノーテイカルマイル)とする
と,256/20ごとの表示位置に,0から15の輝度階調信号が
割りつけられる。但し,受信信号の利得制御を行う場合
には,2n−1,2n+1−1,2N−1のそれぞれのしきい値に利
得制御値Gを掛け,G(2n−1),G(2n+1−1),G(2N
1)として振幅信号との比較を行い輝度階調を割り付け
る。
以上の動作により得られた目標位置情報と輝度階調信号
を上記スーパーインポーズ表示器(13)により,距離と
方位の平面上に,ビーム角度制御器(11)からのビーム
指向角信号をもとに同一画面上に表示して目標識別能力
を向上させることが可能となる。
第2図は,この発明によるレーダ装置で,第4図に示す
ようなビーム走査範囲をビーム走査して,表示した例で
あり,(18)は距離と方位を表わす罫線,(14)は目標
の位置を表わすシンボル,(20)は輝度階調別イメージ
画像で,陸地,海面,島等をあらわす。
なお,上記実施例では輝度信号変換器(12)をレーダ装
置の中の機器の一つとして実現したが,信号処理器
(9)の内部に設けてもよいし,また機器として設けず
に受信信号はデイジタル信号として入力されるわけであ
るから信号処理器(9)を計算機に置き換えて,内部の
処理機能をソフトウエアで実現しても同様の作用が得ら
れる。また表示は,スーパーインポーズ表示器(13)に
輝度階調別イメージ画像の表示可能な表示器を想定した
が,輝度階調を色によつて区別する表示器の場合でも目
標識別に関しては同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
以上のように,この発明は,従来のレーダ装置に振幅信
号を輝度階調信号に変換する処理を付加し,従来の表示
内容に輝度階調別イメージ画像を重ねあわせるという簡
単な方式で,目標の位置情報を得る機能を備えると同時
に,人間の目による目標の識別能力を向上させるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は,この発明の一実施例によるレーダ装置を示す
概略の構成図,第2図は,この発明によるレーダ装置の
動作による表示の概念図,第3図は従来のレーダ装置を
示す概略の構成図,第4図はレーダ装置を使用して地表
面をダウンルツク走査した場合の概念図,第5図は従来
のレーダ装置による表示の概念図である。図において,
(1)は送信機,(2)はアンテナ,(3)は受信機,
(4)は振幅検波器,(5)は積分器,(6)は誤警報
確率検出器,(7)はセントロイド処理器,(8)は目
標検出器,(9)は信号処理器,(10)は表示器,(1
1)はビーム角度制御器,(12)は輝度信号変換器,(1
3)はスーパーインポーズ表示器,(14)は陸地,(1
5)は海面,(16)はレーダ装置,(17)はビーム走査
範囲,(18)は距離と方位を表わす罫線,(19)は目標
の位置を示すシンボル,(20)は輝度階調別イメージ画
像である。 なお,図中の同一あるいは相当部分には同一符号を付し
て示してある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】低パルス繰り返し周波数の送信信号を発生
    する送信機、上記送信機からの送信信号を空間に放射
    し、目標からの反射信号を受信するアンテナ、上記アン
    テナで受けた反射信号を局部発信信号を用いて受信信号
    を周波数変換し増幅して位相検波を行いディジタル信号
    に変換する受信機、上記受信機から出力されるディジタ
    ル信号の振幅検波を行う振幅検波器、上記振幅検波器の
    出力信号を積分する積分器、上記積分器の出力信号とし
    きい値との比較を行い目標の有無で二値化する誤警報確
    率検出器、上記誤警報確率検出器の出力信号列のエッジ
    検出を行うセントロイド処理器、上記セントロイド処理
    器の出力信号とビーム角度信号から目標の距離、方位を
    検出した後、距離と方位の二平面上に目標をシンボル化
    して表示した目標シンボライズ画像を生成する目標検出
    器、上記振幅検波器、積分器、誤警報確率検出器、セン
    トロイド処理器、目標検出器から構成される信号処理
    器、上記積分器の出力信号から反射信号の強度に応じた
    輝度諧調信号に変換して輝度諧調別イメージ画像を生成
    する輝度信号変換器、上記輝度信号変換器から出力され
    る輝度諧調別イメージ画像と目標検出器から出力される
    目標情報をシンボル化した目標位置シンボライズ画像と
    を距離と方位の二平面上に重ねて表示するスーパーイン
    ポーズ表示器とを備えたことを特徴としたレーダ装置。
JP63090618A 1988-04-13 1988-04-13 レーダ装置 Expired - Lifetime JPH0672918B2 (ja)

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JP4765915B2 (ja) * 2006-12-01 2011-09-07 三菱電機株式会社 Fm−cwレーダ装置
JP2016020817A (ja) * 2014-07-11 2016-02-04 東京瓦斯株式会社 海上流出油検知装置

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