JPH0672803A - 農薬固型製剤用組成物 - Google Patents
農薬固型製剤用組成物Info
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Abstract
化安定性及び形状安定性が良い農薬固型製剤用組成物を
提供するものである。 【構成】本発明は、1)芳香族カルボン酸の塩及び2)
芳香族カルボン酸と芳香族カルボン酸の塩との混合物か
ら選ばれる芳香族化合物と水溶性高分子化合物とから成
る固型担体100重量部に対し実質的に水不溶性の農薬
原体を100重量部以下の割合で含有し、また該農薬原
体100重量部に対し界面活性剤を5〜100重量部の
割合で含有する農薬固型製剤用組成物であって、該固型
担体が該芳香族化合物/該水溶性高分子化合物=99/
1〜65/35(重量比)の割合から成ることを特徴と
している。
Description
(以下、単に組成物という)に関する。各種製剤形態の
農薬製剤が実用化されているが、なかでも近年では容易
に水に乳化する性質を有する固型製剤が注目されてい
る。本発明はかかる固型製剤を得るための組成物の改良
に関するものである。
トナイト、石膏等の水不溶性無機固型担体やコルク粉
末、セルロース粉末等の水不溶性有機固型担体に、バイ
ンダーとして水溶性高分子を加え、農薬原体や界面活性
剤等を含浸吸着させたものが使用されている。農薬固型
製剤はかかる組成物を用い、各種の賦形手段で形状賦与
することにより得られている。
には、水不溶性固型担体を用いることに基因して次のよ
うな欠点がある。1)得られる農薬固型製剤を水に分散
させたとき、水不溶性固型担体の凝集物が生成し易く、
散布に支障が大きい。2)得られる農薬固型製剤を散布
後、水不溶性固型担体が土壌中や農作物上に長期間残留
する。3)水不溶性固型担体に薬効成分が強く吸着さ
れ、一旦吸着された薬効成分はその放徐性が極めて遅い
ため、薬効成分の利用効率が悪く、また薬効成分が長期
間残留する。
とによる欠点を解消するため、水不溶性固型担体の代わ
りに水溶性固型担体を用いる提案がなされている。これ
には、水溶性固型担体として、1)尿素、チオ尿素等の
水溶性無機塩を用いる例(特開平2−108604)、
2)デキストリン、乳糖、澱粉加水分解生成物等の糖類
を用いる例(特開平3−47103、特開昭57−10
9702)、3)常温で固状のポリアルキレングリコー
ル類を用いる例(特開平2−279604)、これに水
不溶性無機固型担体を併用する例(特開平2−2796
03)、等がある。
用いる従来提案には、次のような欠点がある。1)尿
素、チオ尿素等の水溶性無機塩を用いる従来例の場合、
水に安定乳化できる農薬固型製剤を得るのが困難であ
る。2)糖類を用いる従来提案の場合、造粒工程や乾燥
工程等、農薬固型製剤を得る工程で水溶性固型担体が変
質し易く、そのため乳化安定性が悪くなる。3)ポリア
ルキレングリコール類を用いる従来提案の場合、得られ
る農薬固型製剤がその貯蔵時や輸送時に融着や粘着し易
く、これらは特に夏季に著しい。形状安定性が悪く、取
扱に支障を生じるのである。かかる欠点を軽減するた
め、水不溶性無機固型担体を併用すると、前述したよう
に薬効成分の放徐性が遅くなる等の欠点を避けられな
い。
する課題は、従来の水不溶性固型担体や水溶性固型担体
を用いる組成物では、これらから得られる農薬固型製剤
において、溶解に時間がかかる、乳化安定性が悪い、形
状安定性が悪い、という点である。
上記課題を解決するべく鋭意研究した結果、固型担体と
して特定の芳香族化合物と水溶性高分子化合物とを所定
割合で配合した水溶性固型担体を用い、該水溶性固型担
体に対し所定割合で実質的に水不溶性の農薬原体を、ま
た該農薬原体に対し所定割合で界面活性剤をそれぞれ含
有して成る組成物が正しく好適であることを見出した。
の塩及び2)芳香族カルボン酸と芳香族カルボン酸の塩
との混合物から選ばれる芳香族化合物と水溶性高分子化
合物とから成る固型担体100重量部に対し実質的に水
不溶性の農薬原体を100重量部以下の割合で含有し、
また該農薬原体100重量部に対し界面活性剤を5〜1
00重量部の割合で含有する組成物であって、該固型担
体が該芳香族化合物/該水溶性高分子化合物=99/1
〜65/35(重量比)の割合から成ることを特徴とす
る組成物に係る。
するのは芳香族化合物と水溶性高分子化合物とであり、
該芳香族化合物は、1)芳香族カルボン酸の塩、2)芳
香族カルボン酸と芳香族カルボン酸の塩との混合物、以
上の1)及び2)から選ばれるものである。
は、1)安息香酸、トルイル酸、ナフタレンモノカルボ
ン酸等の芳香族モノカルボン酸の塩、2)フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカル
ボン酸等の芳香族ジカルボン酸の塩、3)トリメリット
酸、ピロメリット酸等の芳香族トリ又はテトラカルボン
酸の塩、4)以上例示したような芳香族カルボン酸の塩
と芳香族カルボン酸との混合物が挙げられる。
には、それらの完全中和塩及び遊離のカルボキシル基を
有する部分中和塩が包含される。かかる芳香族カルボン
酸の塩としては、1)ナトリウム、カリウム、リチウム
等のアルカリ金属塩、2)カルシウム、マグネシウム、
バリウム等のアルカリ土類金属塩、3)アルカノールア
ミン、第四級アンモニウム等の有機塩が挙げられる。
香族カルボン酸の塩のみを用いる場合には、安息香酸ナ
トリウム塩、フタル酸水素ナトリウム塩、イソフタル酸
水素カリウム塩、トリメリット酸2水素ナトリウム塩等
の芳香族カルボン酸アルカリ金属塩を用いるのが好まし
い。また固型担体を構成する芳香族化合物として芳香族
カルボン酸アルカリ金属塩と芳香族カルボン酸との混合
物を用いる場合には、該芳香族カルボン酸アルカリ金属
塩において塩形成に関与しているカルボキシル基の数を
1分子中n個とするとき、双方の比率が芳香族カルボン
酸アルカリ金属塩/芳香族カルボン酸=1/(2n−
1)〜1/(n−1)(モル比)の範囲となるものを用
いるのが好ましい。具体的には、芳香族カルボン酸モノ
アルカリ金属塩/芳香族カルボン酸≧1/1(モル
比)、芳香族カルボン酸ジアルカリ金属塩/芳香族カル
ボン酸=1/3〜1/1(モル比)、芳香族カルボン酸
トリアルカリ金属塩/芳香族カルボン酸=1/5〜1/
2(モル比)となるものを用いるのが好ましい。
は、天然高分子化合物、天然高分子化合物変性品及び合
成高分子化合物等、いずれも公知のものが包含される。
かかる水溶性高分子化合物としては、1)キサンタンガ
ム、アラビアゴム、グアーガム等の天然高分子化合物、
2)ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース等の天然高分子化合物変性品、3)ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)アク
リルアミド、ポリ(メタ)アクリル酸塩、ポリアルコキ
シル化ポリアルキレンポリアミン、炭素数が4又は5の
オレフィンと無水マレイン酸との共重合物の塩、スチレ
ンと無水マレイン酸との共重合物の塩等の合成高分子化
合物が挙げられるが、なかでもポリビニルアルコール、
部分ケン化されたポリ酢酸ビニル、ヒドロキシエチルセ
ルロース等、水中でイオン解離性のない非イオン性水溶
性高分子化合物が好ましい。
説明したような芳香族化合物と水溶性高分子化合物とか
ら構成されるものであり、且つ該芳香族化合物/該水溶
性高分子化合物=99/1〜65/35(重量比)、好
ましくは90/10〜75/25(重量比)の割合から
成るものである。
的に水不溶性のものであり、具体的には常温の水に対す
る溶解度が1%以下のものであって、その種類に特に制
限はないが、殺虫剤、殺菌剤、除草剤が有利に適用され
る。
チル−O−(2−イソプロピル−4−メチル−6−ピリ
ミジル)チオホスフェート(ダイアジノン)、O,O−
ジメチル−O−(4−メチルチオ−m−トリル)チオホ
スフェート(MPP)、O,O−ジメチル−O−(4−
ニトロ−m−トリル)チオホオスフェート(MEP)、
O,O−ジプロピル−O−(4−メチルチオフェニル)
ホスフェート(プロパホス)、S−α−エトキシカルボ
ニルベンジル−O,O−ジメチルホスホロジチオエート
(エルサン)等の有機リン酸エステル系殺虫剤、2)2
−(4−エトキシフェニル)−2−メトキシプロピル−
3−フェノキシベンジルエーテル(トレボン)、(R
S)−α−シアノ−フェノキシベンジル(RS)−α−
イソプロピル−4−クロロフェニルアセテート(スミサ
イジン)、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベン
ジル(RS)−2,2−ジクロロ−1−(4−エトキシ
フェニル)シクロプロパンカルボキシレート(シクロサ
ール)等のピレスロイド系殺虫剤、3)O−sec−ブ
チルフェニルメチルカーバメイト(BPMC)等のカー
バメイト系殺虫剤が挙げられる。
−1,3−ジチオラン−2−イリデンマロネート(イソ
プロチオラン)等の有機硫黄剤系殺菌剤、2)S−ベン
ジル−O,O−ジイソプロピルホスホロチオエート(I
BP)、O−エチル−S,S−ジフェニルホスホロジチ
オエート(ヒノザン)等の有機リン酸エステル系殺菌剤
が挙げられる。
ベンジルジエチルチオカーバメイト(サターン)、S−
エチルパーヒドロアゼピン−1−カルボチオエート(モ
リネート)、S−1−メチル−1−フェニルエチルピペ
リジン−1−カルボチオエート(ジメピペレート)等の
カーバメイト系除草剤、2)2−クロロ−2’,6’−
ジエチル−N−(ブトキシメチル)アセトアニリド(ブ
タクロール)、2−クロロ−2’,6’−ジエチル−N
−(メトキシメチル)アセトアニリド(アラクロー
ル)、2−クロロ−2’,6’−ジエチル−N−(2−
プロポキシエチル)アセトアニリド(プレチラクロー
ル)等の酸アミド系除草剤、3)2,4−ジクロロフェ
ノキシアセテート(2,4PA)、S−エチル−4−ク
ロロ−2−メチルフェノキシチオアセテート(フェノチ
オール)等のフェノキシ酢酸系除草剤、4)α,α,α
−トリフルオロ−2,6−ジニトロ−N,N−ジプロピ
ル−p−トルイジン(トリフルラリン)、N−ブチル−
N−エチル−α,α,α−トリフルオロ−2,6−ジニ
トロ−p−トルイジン(ベスロジン)等のジニトロアニ
リン系除草剤が挙げられる。
その種類を特に限定されないが、なかでも非イオン界面
活性剤、アニオン界面活性剤又はこれらの併用物が有利
に適用できる。
ポリオキシアルキレン(以下、単にPOAという)スチ
リルフェニルエーテル、POAベンジルフェニルエーテ
ル、POAアルキルフェニルエーテル等のフェニル基に
置換基を有するPOAフェニルエーテル類、2)前記
1)のフェニル基に置換基を有するPOAフェニルエー
テル類のホルマリン縮合物、3)ソルビタン脂肪酸部分
エステル、グリセリン脂肪酸部分エステル、ショ糖脂肪
酸部分エステル等の多価アルコール脂肪酸部分エステル
類、4)前記3)の多価アルコール脂肪酸部分エステル
類にアルキレンオキサイドを付加して得られるPOA多
価アルコール脂肪酸部分エステル、5)ブロックドポリ
オキシエチレン・ポリオキシプロピレングリコール等が
挙げられる。いずれも、POAを形成することとなるア
ルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド、プ
ロピレンオキサイド及びエチレンオキサイドとプロピレ
ンオキサイドとの混合物が挙げられるが、アルキレンオ
キサイドの付加モル数が5〜50モルの範囲のものが好
ましい。またブロックドポリオキシエチレン・ポリオキ
シプロピレングリコールとしては、分子量が2000〜
20000であり、且つオキシエチレン/オキシプロピ
レン=50/50〜90/10(モル比)の範囲のもの
が好ましい。
記のフェニル基に置換基を有するPOAフェニルエーテ
ル類の硫酸エステル塩又はリン酸エステル塩、2)アル
キルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホ
ン酸塩等のアルキルアリルスルホン酸塩、3)リグニン
スルホン酸塩、4)ジアルキルスルホコハク酸塩が挙げ
られるが、なかでも1)が好ましい。
性剤との併用物としては、前記のフェニル基に置換基を
有するPOAフェニルエーテル類と前記のアルキルベン
ゼンスルホン酸塩との併用物が好ましい。本発明におい
て界面活性剤の選択は農薬用界面活性剤に関する公知の
技術を適用して行うことができる。
担体、農薬原体及び界面活性剤を含有するものである。
農薬原体は固型担体100重量部に対し100重量部以
下の割合で、好ましくは100〜20重量部の割合で含
有しており、また界面活性剤は農薬原体100重量部に
対し5〜100重量部の割合で、好ましくは10〜70
重量部の割合で含有している。
法は特に限定されず、公知の方法が適用できる。かかる
調製方法としては、1)芳香族化合物と水溶性高分子化
合物とを用いて、予め所望形状に賦形した固型担体を調
製しておき、これに農薬原体及び界面活性剤の混合物を
直接に含浸、吸着させるか、又は農薬原体を界面活性剤
で乳化若しくは分散した水性乳化分散液を含浸、吸着さ
せ、しかる後に要すれば乾燥する方法、2)農薬原体、
界面活性剤及び水溶性高分子化合物に水を加えて乳化状
若しくは懸濁状の水性液を調製しておき、これを粉状若
しくは粒状の芳香族化合物に対して噴霧し、乾燥する方
法、3)農薬原体、界面活性剤、芳香族化合物及び水溶
性高分子化合物に水を加えて乳化状若しくは懸濁状の水
性組成物を調製しておき、これを噴霧乾燥する方法、等
が挙げられる。
が約70℃以下、特に室温以下の液体農薬原体を用いる
場合には前述したような調製方法がそのまま適用される
が、融点が70℃以上の固体農薬原体を用いる場合には
該固体農薬原体を有機溶媒に溶解しておいた溶液を使用
できる。かかる有機溶媒としては、固体農薬原体を溶解
可能であり、且つ沸点が150℃以上のもので、製剤工
程において蒸発や発臭等の支障がないものが好ましく、
更には固型担体を溶解若しくは膨潤させない、すなわち
固型担体の型状安定性を阻害しないものが好ましい。具
体的には、鉱物油、植物油、高級脂肪酸エステル類、芳
香族炭化水素系溶媒等が挙げられるが、これらの有機溶
媒は固体農薬原体100重量部に対し100重量部以下
の割合となるように用いる。
構成及び効果をより具体的にするが、本発明が該実施例
に限定されるというものではない。尚、以下の実施例及
び比較例において、部は重量部を、また%は重量%を意
味する。
チリルフェニルエーテル5.5部、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム3.5部及び10%ポリビニルアル
コール(クラレポバール217・VF−N、クラレ社
製)水溶液150部をとり、ホモジナイザーを通して、
均一な乳化液を調製した。別に安息香酸ナトリウム塩8
5部を50℃の温水200部に溶解した溶液を調製し
た。ここで調製した両液を混合して水性液を得た。この
水性液を、熱風式スプレードライヤーを用い、熱風入口
温度120℃、その出口温度65℃で乾燥して、粉粒状
に賦形した組成物(実施例1)を得た。以下同様にし
て、表1又は表2に記載の組成を有する、粉粒状に賦形
した組成物(実施例2,3及び比較例1〜3)を得た。
部、ポリオキシエチレン(15モル)ジスチリルフェニ
ルエーテルサルフェートアンモニウム17部及びヒドロ
キシエチルセルロースの10%水溶液170部をとり、
ホモジナイザーを通して、均一な乳濁液を調製した。こ
の乳濁液を流動床装置内で安息香酸ナトリウム塩の粉末
(平均粒度100メッシュ)83部に対して均等に噴霧
処理した。そしてこれを50〜55℃で2時間、流動床
式乾燥機内で乾燥し、水分率1%以下の顆粒状に賦形し
た組成物(実施例4)を得た。以下同様にして、表1又
は表2に記載の組成を有する、顆粒状に賦形した組成物
(実施例5,6及び比較例4〜6)を得た。
量比)混合物 A−3:フタル酸水素ナトリウム塩 B−1:ポリビニルアルコール B−2:ヒドロキシエチルセルロース C−1:サターン C−2:エルサン C−3:トリフルラリン D−1:ポリオキシエチレン(15モル)ジスチリルフ
ェニルエーテル D−2:ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム D−3:ポリオキシエチレン(25モル)ジスチリルフ
ェニルエーテルホルマリン縮合物 D−4:ポリオキシエチレン(15モル)ジスチリルフ
ェニルエーテルサルフェートアンモニウム E−1:ジエチルベンゼン これらは以下同じ
チリルフェニルエーテル6部及びドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム4部を加えて混合した後、これに粉末
チオ尿素35部及び芒硝24部を加えて均一混合した。
これにカルボキシメチルセルロースの20%水溶液12
部を加えて再び混練した。これをバスケット型押出し造
粒機(スクリーン孔径0.6mm)を用いて造粒し、50
〜55℃で2時間、流動床式乾燥機内で乾燥した後、1
〜2mm長に整粒し、顆粒状に賦形した組成物(比較例
7)を得た。
00)10部を加え、80℃に加熱溶融して混合した。
これにポリオキシエチレン(25モル)ジスチリルフェ
ニルエーテルホルマリン縮合物3部及びケイソウ土77
部を加え、ジュースミキサーでよく混合した後、室温ま
で冷却した。これを粉砕機を用いて粉砕し、粉粒状に賦
形した組成物(比較例8)を得た。
00)70部を加え、80℃に加熱溶融して混合した。
これを回転ドラム上に流して板状に冷却固化した。これ
を解砕し、1000〜300μmに整粒して、顆粒状に
賦形した組成物(比較例9)を得た。
5部に代え、またポリオキシエチレン(25モル)ジス
チリルフェニルエーテルホルマリン縮合物5部を用いた
他は比較例9の場合と同様にして、顆粒状に賦形した組
成物(比較例10)を得た。
り、50℃に加温溶解した。別にデキストリン35部を
50℃の水200部に加えて溶解した。両液を混合し、
ホモジナイザーを通して水性乳濁液を得た。この水性乳
濁液を、熱風並流式スプレードライヤーを用い、熱風入
口温度150℃、その出口温度60〜70℃で乾燥し
て、粉状に賦形した組成物(比較例11)を得た。
チリルフェニルエーテル5部及びドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム5部をとり、溶解した。別にカルボキ
シメチルセルロース70部を50℃の水400部に加え
て溶解した。両液を混合し、以下比較例11の場合と同
様にして、粉状に賦形した組成物(比較例12)を得
た。これらの組成物(比較例7〜12)の組成を表3に
まとめて示した。
記の方法1で測定し、またその乳化安定性を下記の方法
1、方法2及び方法3で評価して、更にその形状安定性
を下記の方法4で評価した。結果を表4にまとめて示し
た。
これに賦形した組成物1g相当を投入した。投入後、直
ちにシリンダーを転倒し、以後2秒間隔で転倒を繰返し
て、合計10回の転倒を行なった。この操作の過程で組
成物が完全に崩壊したときまでの転倒回数を測定し、こ
れを溶解速度の指標とした。転倒回数の少ないもの程、
溶解速度が早いことを示す。また合計10回の転倒を行
ない、シリンダー内の水性液について、その乳化分散状
態を肉眼観察し、次の基準で乳化安定性を評価した。 ○:未分散粒子、分離物及び沈澱物等が殆どない △:未分散粒子、分離物及び沈澱物等が少し認められる ×:未分散粒子、分離物及び沈澱物等が多い
これに賦形した組成物1g相当を投入した。5分間静置
した後、シリンダーを転倒した。直ちにシリンダー内の
水性液について、乳化分散状態を肉眼観察し、方法1と
同じ基準で乳化安定性を評価した。
り、これを150rpmの回転速度で撹拌しつつ、この中
へ賦形した組成物10g相当を一気に投入し、3分間撹
拌を続けた。直ちにシリンダー内の水性液について、乳
化分散状態を肉眼観察し、方法1と同じ基準で乳化安定
性を評価した。
相当をポリエチレン袋にとり、密閉、梱包した。これを
10×10cmの底面積を有する型枠の中に収納し、梱包
物に直接5kgの符重がかかるようにして40℃の恒温器
中に放置した。24時間後、梱包を開いて組成物を取り
出し、その凝集塊の発生程度を肉眼観察して、下記の基
準で形状安定性を評価した。 ○:凝集塊が殆どない △:凝集塊が少し認められる ×:凝集塊が多い
明には、固型担体を用いる組成物において、薬効成分の
溶解速度が早く、また乳化安定性及び形状安定性が良い
という効果がある。
Claims (2)
- 【請求項1】 1)芳香族カルボン酸の塩及び2)芳香
族カルボン酸と芳香族カルボン酸の塩との混合物から選
ばれる芳香族化合物と水溶性高分子化合物とから成る固
型担体100重量部に対し実質的に水不溶性の農薬原体
を100重量部以下の割合で含有し、また該農薬原体1
00重量部に対し界面活性剤を5〜100重量部の割合
で含有する農薬固型製剤用組成物であって、該固型担体
が該芳香族化合物/該水溶性高分子化合物=99/1〜
65/35(重量比)の割合から成ることを特徴とする
農薬固型製剤用組成物。 - 【請求項2】 農薬原体100重量部に対し該農薬原体
を溶解可能であり且つ沸点が150℃以上の有機溶媒を
100重量部以下の割合で含有する請求項1記載の農薬
固型製剤用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25369192A JP2853941B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 農薬固型製剤用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25369192A JP2853941B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 農薬固型製剤用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672803A true JPH0672803A (ja) | 1994-03-15 |
JP2853941B2 JP2853941B2 (ja) | 1999-02-03 |
Family
ID=17254811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25369192A Expired - Lifetime JP2853941B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | 農薬固型製剤用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2853941B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000095603A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-04-04 | Sankyo Co Ltd | 水面施用農薬粒剤及びその粒状キャリヤ― |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP25369192A patent/JP2853941B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000095603A (ja) * | 1998-07-22 | 2000-04-04 | Sankyo Co Ltd | 水面施用農薬粒剤及びその粒状キャリヤ― |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2853941B2 (ja) | 1999-02-03 |
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