JPH0672632B2 - ダンパ−装置 - Google Patents

ダンパ−装置

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JPH0672632B2
JPH0672632B2 JP61022918A JP2291886A JPH0672632B2 JP H0672632 B2 JPH0672632 B2 JP H0672632B2 JP 61022918 A JP61022918 A JP 61022918A JP 2291886 A JP2291886 A JP 2291886A JP H0672632 B2 JPH0672632 B2 JP H0672632B2
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JP
Japan
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viscous substance
storage chamber
damper
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buffer plate
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JP61022918A
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JPS62184247A (ja
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銃二 小島
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/10Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using liquid only; using a fluid of which the nature is immaterial
    • F16F9/12Devices with one or more rotary vanes turning in the fluid any throttling effect being immaterial, i.e. damping by viscous shear effect only

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ドアクローザ、門扉クローザー、テープカセ
ットエジェクト機構、あるいは自動車のダッシュボード
の開閉機構、等のように弾性体の弾性力を利用して被開
閉物を開閉する機構に用いられるダンパー装置に関す
る。そしてより詳しくは本発明は被開閉物に作用する弾
性力を緩和させて被開閉物の衝撃的な開閉作動を防止し
て、その開閉速度をコントロールする粘性物質例えばグ
リス各種オイル等を用いたダンパー装置に関する。
〈従来の技術〉 従来この種のダンパーは、被開閉物の開閉作動の速度コ
ントロールに多く使用されている。
被開閉物の開作動は入力で行い、この入力が解除された
ときの被開閉物の閉作動を弾性体、例えばスプリングの
開放時の弾性力を利用して自動的に行うようにした機構
があるが、このような機構において、被開閉物が衝撃的
に開閉作動しないように開閉作動の速度をコントロール
するために粘性物質を用いたダンパーが使用される。
この従来のダンパーは第3図及び第4図に示すようにな
っている。
図において、1は入力ギヤ、2は緩衝板であり、この両
者は一体に形成されて支軸3により回転自在にケーシン
グ4に取り付けられている。この緩衝板2はケーシング
4との間に幾分クリアランスを設けるように取り付けら
れ、このクリアランスに粘性グリス5が充填され封入さ
れる。このように構成されたダンパーはケーシング4に
穿設した取付け用孔6を介して適宜固定部材(図示せ
ず)に取り付けられるとともに、その入力ギヤ1の歯部
1aに被開閉物(図示せず)に連結した駆動レバー7に設
けた歯部7aを噛合させる。このようにすることによっ
て、被開閉物の開閉作動に伴って駆動レバー7は開方向 及び閉方向(→)に移動するとともに入力ギヤ1を介し
て緩衝板2を回転させる。つまり駆動レバー7と入力ギ
ヤ1はラックとピニオンの関係で被開閉物に作用する外
力を緩衝板2に伝達する。
この緩衝板2の回転の際、緩衝板2に働く回転力は粘性
グリス5に対して剪断力として作用し、緩衝板2は粘性
グリス5の粘性抵抗に打勝って回転することになる。従
って、被開閉物に作用する開閉方向の外力は粘性グリス
5にある程度吸収され被開閉物は緩スピードで開閉作動
することになる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、粘性物質は温度変化によって粘性が変動
し易く、又、品質も劣化し易い。このような温度変化や
品質劣化はダンパー効果の安定化を妨げる原因となって
いる。上記した温度変化に対しては近年高温用、低温用
グリースとしてシリコーン系粘性グリースが用いられる
ようになり、温度変化に対応できるようになったが、品
質劣化については要求される耐久回数が高くなればなる
程大きな問題となっていた。又、繰り返し使用によって
粘性物質が減少した場合には補給を要するが、この補給
はダンパーを分解して行わなければならず、その作業が
面倒となっていると共に、ダンパーの装着箇所によって
取り外しができない場合には補給ができず、問題となっ
ている。
本発明は上記事情を考慮してなされ、粘性物質の自動補
給を可能として、耐久性の向上および補給作業の不要化
を可能としたダンパー装置を提供するものである。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明に係るダンパー装置は、外力の作用で回転してダ
ンパー効果を発揮する緩衝系に粘性物質を貯留する貯留
室を形成すると共に、遠心力により粘性物質を外部に導
き出す導出路を貯留室の外周の接線方向に連通したこと
を特徴とする。
〈作用〉 本発明における各要素は以下のように作用する。緩衝系
は外力を受ける入力ギヤに連結されて外力により回転す
る。この回転により緩衝系の貯留室内に貯留されている
粘性物質には緩衝系の外部に導く遠心力が作用し、不足
した量の粘性物質が補給される。
〈実施例〉 以下、本発明を図示する実施例により具体的に説明す
る。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図はそのII
−II線断面図である。歯部10aが外周面に形成された入
力ギヤ10が軸部11の右端部から嵌め込まれ入力ギヤ10と
軸部11とが一体的に回転するようになっている。軸部11
は左右のケーシング12,13によって形成された空間14内
に挿入されており、該空間14内にはダンパー作用を行う
緩衝系20が配設されている。
この緩衝系20は歯部21a,22aが相互に噛合する伝達ギヤ2
1および従動ギヤ22と、従動ギヤ22に一体的に形成され
た回転体としての緩衝板23とからなっている。伝達ギヤ
21は従動ギヤ22に比べて充分に大径にされており、入力
ギヤ10に作用する外力の1作動範囲内で緩衝板23が1回
転以上するようになっている。
ここで、「1作動」とは同一動作の始まりから終了まで
の連続した一連の作動を云い、例えば被開閉物に外力が
作用して被開閉物を開閉するときの開作動と閉作動とは
別個の作動であり、開あるいは閉動作の始まりから終了
までの連続した一連の作動をそれぞれ1作動と云う。
又、前記緩衝板23は連結軸25によって従動軸22と連設さ
れ従動軸22と一体的に回転するようになっている。この
緩衝板23は肉厚のプーリ形状に形成されると共に、緩衝
板23には円形の外周を有するリング形状の貯留室26が形
成されている。貯留室26は左端部が開放されているが、
緩衝板23が左側のケーシング12に嵌め込まれることでケ
ーシング12によって貯留室26が形成され、内部にはシリ
コン系粘性グリス等の粘性物質30が充填されている。こ
のとき緩衝板23とケーシング12との間には幾分のクリア
ランスが形成され、ここも粘性物質30で満される。従っ
て、緩衝板23が回転するとクリアランス内の粘性物質30
に剪断力が働き、ダンパー効果が得られるようになって
いる。この貯留室26には外部に連通する導出路27が複数
本形成されており、その導出路27の外方端は前記ケーシ
ング12の緩衝板嵌合用凹部12aの内周壁との間に形成さ
れるクリアランスに開口されており、緩衝板23が回転す
ると、その遠心力によって貯留室26内の粘性物質30が導
出路27を通って嵌合用凹部12aに達し、この部分でダン
パー効果が発揮されるようになっている。かかる作用を
効果的に行うため、各導出路27は第2図に示すように、
貯留室26の外周の接線方向に形成されている。
尚、緩衝板23と緩衝板嵌合用凹部12aの内周壁との間に
貯留される粘性物質30は極く薄い層となっており、凹部
12a外方へ漏出することがない。
前記入力ギヤ10が取り付けられた軸部11はかかる緩衝系
20の伝達ギヤ21内に自由回転するように挿通されてい
る。そして、この軸部11の左端部分がコイルばね40のコ
イル部41内に挿入されている。コイルばね40は軸部11の
径、よりも、若干小径に巻回形成されたコイル部41が拡
径されて軸部11に外挿されると共に、一端のフック部42
が伝達ギヤ21に形成された係合孔24内に挿入されてい
る。従って、軸部11をコイル部41の巻締方向に回転させ
ると、この回転力がフック部42によって伝達ギヤ21に伝
達され、従動ギヤ22と共に緩衝板23が回転するようにな
っている。上記とは反対に軸部11をコイル部41の拡径方
向に回転させると軸部11とコイル部41とが滑りを生じて
回転力を伝達ギヤ21に伝達しない。
図中、15はケーシング12,13に形成され取付け用孔であ
る。
以上のように構成された本実施例のダンパー装置は前述
した従来の技術と同様に取付け用孔15を介して適宜固定
部材(図示せず)に取り付けられるとともに、その入力
ギヤ10の歯部10aに被開閉物(図示せず)に連結された
駆動レバー(図示せず)の歯部を噛合させて使用され
る。この状態で駆動レバーに外力が作用すると、入力ギ
ヤ10が駆動レバーの作動方向に回転する。この回転で入
力ギヤ10の軸部11は緩衝系20の伝達ギヤ21内を自由回転
するが、その回転がばね40の巻き締め方向と同方向の場
合には、コイル部41と軸部11との間の摩擦力が増大し
て、軸部11と共に回転する。従って、ばね40を介して伝
達ギヤ21に回転力が伝達され、従動ギヤ22を介して粘性
物質30に接した緩衝液23が回転する。これにより、外力
を緩和するダンパー効果が得られる。ここで、この外力
の伝達は充分に大径な伝達ギヤ21を介して行われるもの
であるから入力ギヤ10が1回転以内の少しの回転しかし
ない場合でも緩衝板23は1回転以上するとともに、その
回転は高速化させられて充分なダンパー効果を得ること
ができる。
又、この緩衝板23の高速回転で貯留室26内の粘性物質30
には有効な遠心力が作用するから、粘性物質30を導出路
27内から外方に導き出す力が作用し、不足した粘性物質
の補充が行われる。これにより、粘性物質30を補充する
作業が不要となると共に、長期間、メンテナンスが不要
となる。
なお、外力による入力ギヤ10の回転方向がばね40の巻き
締め方向と反対方向の場合には、ばね40が拡径し、軸部
11はばね40内で自由回転するから伝達ギヤ21に回転力が
伝達されない。従って、この場合の外力は緩衝系20に伝
達されないからダンパー効果を奏することなく被作動部
材はスピーディーに作動する。
なお、本発明は上記実施例に限らず、種々の変更が可能
である。伝達ギヤ21は1個に限らず2個以上を組み合わ
せて所望のギヤ比を決定してもよい。又、ばね40を省略
すると共に入力ギヤ10の軸部11と伝達ギヤ21とを一体的
に形成してもよく、この場合には正逆両方向の外力に対
してもダンパー効果を発揮することができる。
さらには、本発明においては伝達ギヤ21および従動ギヤ
22を省略して、第3図および第4図に示す従来装置にも
同様に適用することができる。
〈発明の効果〉 以上のとおり本発明は、緩衝系に粘性物質を貯留する貯
留室を形成すると共に、この粘性物質を遠心力で外部に
導く導出路を接線方向に形成したから、遠心力が有効に
作用し、作動中粘性物質が絶えず循環するので品質劣化
を極力抑制すると共に繰り返し使用で粘性物質が不足し
ても自動的に補給することができ、また、粘性物質を補
給するための加圧機構等の特別な機構を設ける必要がな
いので、部品点数の極めて少ない簡単にして安価な構造
のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図はそのII
−II線断面図、第3図は従来例の正面図、第4図はその
IV−IV線断面図である。 10……入力ギヤ、11……軸部、20……緩衝系、26……貯
留室、27……導出路、30……粘性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ギヤに作用する外力を粘性物質に接し
    ながら回転する緩衝系に伝達して外力を緩和するダンパ
    ーにおいて、前記緩衝系における回転体に前記粘性物質
    を貯留する円形の外周を有する貯留室を形成すると共
    に、該貯留室の外周の接線方向に該貯留室内の粘性物質
    を外部に導く導出路を形成し、該導出路を介して前記回
    転体の回転による遠心力で貯留室内の粘性物質を補給す
    ることを特徴とするダンパー装置。
JP61022918A 1986-02-06 1986-02-06 ダンパ−装置 Expired - Lifetime JPH0672632B2 (ja)

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JP6367573B2 (ja) * 2014-02-20 2018-08-01 株式会社ソミック石川 ロータリーダンパ
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