JPH0543314Y2 - - Google Patents

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JPH0543314Y2
JPH0543314Y2 JP14645686U JP14645686U JPH0543314Y2 JP H0543314 Y2 JPH0543314 Y2 JP H0543314Y2 JP 14645686 U JP14645686 U JP 14645686U JP 14645686 U JP14645686 U JP 14645686U JP H0543314 Y2 JPH0543314 Y2 JP H0543314Y2
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oil
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pump
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  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Details And Applications Of Rotary Liquid Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は吐出量可変型オイルポンプにより作動
油が供給される流体式トルクコンバータおよび変
速歯車機構を備えた自動変速機のオイルポンプ制
御装置に関する。
(従来技術) 一般に自動車に用いられている自動変速機は、
第7図に示すように、エンジン1の出力軸1aに
連結されたトルクコンバータ10と、このトルク
コンバータ10の出力軸11に連結された変速歯
車機構20とに構成されており、トルクコンバー
タ10は、エンジンの出力軸1aに結合されたポ
ンプ・インペラ12と、このポンプ・インペラ1
2に対向して配置されたタービン・ランナ13
と、ポンプ・インペラ12とタービン・ランナ1
3との間に配置されたステータ14とを有し、タ
ービン・ランナ13にはトルクコンバータ出力軸
11が結合されている。15はロツクアツプクラ
ツチで、トルクコンバータ10内を循環する作動
油の圧力で常時締結方向に押圧され、外部から解
放用油圧が供給された際に解放される。
油圧制御回路は、エンジン1の出力軸1aによ
つて駆動されるオイルポンプ30からメインライ
ンである油路31に吐出される作動油は、調圧弁
32によつて油圧を調整された上で、P,R,
N,D,2,1の各レンジを選択するためのセレ
クト弁(図示は省略)に導かれる。33はロツク
アツプ弁である。
一方トルクコンバータ10の室内には油路34
を通じて作動油が供給されて室内を循環するが、
このコンバータ室内の作動油は油路35を介して
接続された保圧弁36によつて所定の圧力に保た
れ、コンバータ室内の油圧が高くなると保圧弁3
6が開き、これにより外部に導出された作動油
は、オイルクーラ37で冷却された後、変速歯車
機構20を潤滑および冷却するために、油路38
を通じて変速歯車機構20に供給されが、変速歯
車機構20の下方にはオイルパン40が配設され
ており、このオイルパン40に滴下したオイルが
上記オイルポンプ30で吸上げられて油路31に
吐出され、自動変速機の各機構に供給されるよう
に構成されている。
ところで、自動変速機におけるオイルポンプ4
0は偏平な形状を有していて、その内部に収容さ
れたオイルの油面が変速歯車機構20のギヤトレ
ーンに接近した状態にある。このため、油温の上
昇にもとづくオイルの膨張によりオイルレベルが
上昇した場合、ギヤトレーンがオイル中に浸さ
れ、これにより回転抵抗が増大するという問題が
あつた。ちなみに、油温が20℃から65℃に上昇し
た場合、オイルレベルが13mmも上昇することが実
測された。
(考案の目的) 上述の事情に鑑み、本考案は、オイルレベルが
上昇した場合はオイルポンプの吸入量を増大さ
せ、これにより変速歯車機構の回転体がオイル内
に浸されるのを防止した自動変速機のオイルポン
プ制御装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案による自動変速機のオイルポンプ制御装
置は、オイルパン内のオイルレベルを検出するた
めのレベルセンサと、このレベルセンサによりオ
イルレベルの所定レベル以上の上昇が検知された
場合、オイルポンプをその吐出量が増加するよう
に制御する手段を備えていることを特徴とする。
(考案の効果) 本考案によれば、オイルレベルが上昇した場
合、オイルポンプの吐出量が増加してオイル吸入
量も増加する。一方、オイルポンプにより吸引さ
れたオイルパン内のオイルが再びオイルパンに戻
つてくるまでには、ある程度の時間を必要とする
ものである。したがつて、上記レベルセンサによ
りオイルレベルの所定レベル以上の上昇が検出さ
れた場合に上記オイルポンプをその吐出量が増加
するように制御する手段を設ければ、上記時間差
の存在によつて、オイルパン内のオイルの体積
が、オイルポンプの吐出量を増加させた分だけ低
減されることになる。すなわち、オイルパン内の
オイルレベルを常に回転体が浸されないレベルに
保つことができ、したがつて回転体がオイル内に
浸されることによつて生じる回転抵抗の増加を防
止することができる効果がある。
(実施例) 以下本考案による自動変速機のオイルポンプ制
御装置の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。
第1図および第2図は本考案の実施例の構成を
示し、第1図のトルクコンバータ10および変速
歯車機構20等については第7図で説明した従来
のものと同様の構成を有するので、対応部分に同
一の符号を付して詳細な説明は省略するが、第1
図および第2図の構成においては、オイルポンプ
30からオイルが吐出されるメインラインである
油路31とオイルポンプ30との間に制御ライン
としての油路21がオリフイス22を介して接続
され、かつ、上記油路21に、ソレノイド弁23
が設けられたドレンライン24が分岐して接続さ
れている。ソレノイド弁23は通常に非励磁状態
にあつてドレンライン24が開かれているが、第
2図に示すようにオイルパン40内に設けられて
いるレベルセンサ25がオイルパン40内のオイ
ルレベルの上昇を検知すると励磁されてドレンラ
イン24を閉じ、油路21に油圧が加わるように
構成されている。
ここで用いられるオイルポンプ30は、例えば
特開昭55−17696号公報に開示されているような
可変容量型ベーンポンプであり、このオイルポン
プ30は、オイルポンプ・フランジ42およびガ
イドリング63の外側に、放射方向に出入自在の
ベーン41を備えたロータ64が配置され、その
外側にカムリング43が偏心して設けられてお
り、このロータ64がベーン41をカムリング4
3の内周に接しさせながら回動することにより、
吸入ポート44からベーン41間に吸入したオイ
ルを吐出ポート45から吐出するように構成され
ている。そしてカムリング43はピボツトローラ
46を支点にして枢動可能に器体47内に設けら
れてその枢動によつてカムリング43の偏心量が
変化するようになつており、かつカムリング43
はスプリング48によつて器体47の背圧室49
側に押しつけられている。また吐出ポート45の
途中に、この吐出ポート45と背圧室49を連通
する流量制御ポート50と、この流量制御ポート
50を開閉するための流量制御弁51とが設けら
れている。さらに、シール52および54によつ
て上記吸入ポート44および吐出ポート45とそ
れぞれ分離された室62に連通するポート53が
形成され、このポート53に油路21が連結され
ている。なお、55は吐出ポート45と流量制御
ポート50とを分離するためのシール、56は吸
入ポート44と流量制御ポート50とを分離する
ためのシールである。
第3図および第4図は、この種の可変容量型ベ
ーンポンプの動作を説明するための図で、第2図
に示されたポート53及びシール52は省略され
ている。吐出ポート45の途中に設けられている
流量制御弁51はスプリング57によつて図の左
方へ付勢された円筒状スプール58を備えてお
り、このスプール58は、スプール58内の圧力
Pが外側の圧力P′よりも高くなるように、スプリ
ング57が当接している側(図の右側)の端部5
9の内径が狭められており、かつ内周と外周とを
連通する孔60を所定の位置に有している。そし
て第3図の状態ではスプール58がスプリング5
7によつて図の左方へ押しつけられていることに
より、孔60は流量制御ポート50から外れた位
置にある。したがつて吐出ポート45と流量制御
ポート50とは非連通状態にあり、カムリング4
3はスプリング48によつて背圧室49側に押し
つけられて、カムリング43はロータ64に対し
て最大に偏位した位置にある。この状態で吐出ポ
ート45からのオイル吐出量は第5図に示すよう
にエンジン回転数に比例して増加して行き、これ
に伴つてスプール58の内外における差圧△P=
P−P′が上昇して行く。
エンジン回転数がnに達すると、上記差圧△P
がスプリング57の付勢力を上まわるため、スプ
ール58はスプリング57を圧縮ながら右方へ移
動し、第4図に示すように、吐出ポート45と流
量制御ポート50とスプール58の孔60を通じ
て連通した状態となる。したがつて吐出ポート4
5内のオイルが孔60を通じて流量制御ポート5
0に流入して背圧室49に導かれ、カムリング4
3はピボツトローラ46を支点にしてスプリング
48の付勢力に抗して枢動し、偏心量が減少す
る。この偏心量はエンジン回転数が上昇する程減
少するため、第5図に示すように、吐出量が一定
になるように制御される。
一方、第2図に示されたオイルポンプ30に
は、第3図および第4図の構成に加えて、室62
と油路21とを連通するポート53と、室62と
吸入ポート44とを分離するシール52とが設け
られている。したがつて、ソレノイド弁23が非
励磁状態にあつてドレンライン24が開いている
ときには、ポート53には油圧が加わらず、オイ
ルポンプ30は、第6図に示すように、第3図お
よび第4図の構成のものと同様にエンジン回転数
がn1に達すると流量制御弁51が作動して油路3
1へのオイル吐出量が一定となる。しかしなが
ら、オイルパン40内のオイルレベルの上昇をレ
ベルセンサ25が検知すると、それによつてソレ
ノイド弁23が励磁されてドレンライン24を閉
じるため、油路31の油圧が油路21およびポー
ト53を通じて室62に加えられる。したがつて
カムリング43が背圧室49側に押され、オイル
吐出量は、第6図の破線で示すように、エンジン
回転数がn1を過ぎても増加し続け、エンジン回転
数がn2に達して始めてオイル吐出量が一定とな
る。このように、オイルポンプ30のオイル吐出
量が増加することは、すなわちオイル吸入量が増
加することを意味し、さらに、オイルポンプ30
により吸入されたオイルパン40内のオイルが再
びオイルパン40に戻つてくるまでには、ある程
度の時間を必要とすることと相俟つて、オイルパ
ン40内のオイルレベルはそれ以上上昇せず、し
たがつて変速歯車機構20の回転体(第2図にそ
の回転軌跡が仮想線Aで示されている)がオイル
内に浸されることがないから、回転抵抗の増加を
防止することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案による自動変速機
のオイルポンプ制御装置の一例を示す構成図、第
3図および第4図は可変容量型ベーンポンプの動
作説明図、第5図および第6図は可変容量型ベー
ンポンプにおけるロータ回転数とオイル吐出量と
の関係を示すグラフ、第7図は従来の自動変速機
の要部の機械的構造と油圧制御回路の一部を示す
概略図である。 1……エンジン、10……トルクコンバータ、
12……ポンプインペラ、13……タービン・ラ
ンナ、14……ステータ、20……変速歯車機
構、21……油路、22……オリフイス、23…
…ソレノイド弁、24……ドレンライン、25…
…レベルセンサ、30……オイルポンプ、41…
…ベーン、42……オイルポンプ・フランジ、4
3……カムリング、44……吸入ポート、45…
…吐出ポート、46……ピボツトローラ、47…
…器体、48……スプリング、50……流量制御
ポート、51……流量制御弁、52,54,5
5,56……シール、53……ポート、57……
スプリング、58……スプール、60……孔、6
3……ガイドリング、64……ロータ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 変速歯車機構の下方に配設されたオイルパン内
    のオイルを吸入して、このオイルを流体式トルク
    コンバータおよび上記変速歯車機構に作動油とし
    て供給するための可変容量型オイルポンプを備え
    た自動変速機において、 上記オイルパン内のオイルレベルを検出するた
    めのレベルセンサと、このレベルセンサにより上
    記オイルレベルの所定レベル以上の上昇が検出さ
    れた場合に上記オイルポンプをその吐出量が増加
    するように制御する手段とを備えていることを特
    徴とする自動変速機のオイルポンプ制御装置。
JP14645686U 1986-09-26 1986-09-26 Expired - Lifetime JPH0543314Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP14645686U JPH0543314Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26

Applications Claiming Priority (1)

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JP14645686U JPH0543314Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26

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JPS6353064U JPS6353064U (ja) 1988-04-09
JPH0543314Y2 true JPH0543314Y2 (ja) 1993-11-01

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ID=31058941

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JP14645686U Expired - Lifetime JPH0543314Y2 (ja) 1986-09-26 1986-09-26

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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007023752A1 (en) * 2005-08-25 2007-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fluid supply device and fluid supply method of fluid coupling
KR101339241B1 (ko) * 2011-12-09 2013-12-09 현대자동차 주식회사 가변 베인 오일 펌프 제어회로
WO2015074700A1 (en) * 2013-11-21 2015-05-28 Pierburg Pump Technology Gmbh Variable displacement lubricant pump
JP6393172B2 (ja) * 2014-12-01 2018-09-19 日立オートモティブシステムズ株式会社 可変容量形オイルポンプ

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JPS6353064U (ja) 1988-04-09

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