JPH067254A - 連続焼物器の温度制御装置 - Google Patents

連続焼物器の温度制御装置

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JPH067254A
JPH067254A JP18864692A JP18864692A JPH067254A JP H067254 A JPH067254 A JP H067254A JP 18864692 A JP18864692 A JP 18864692A JP 18864692 A JP18864692 A JP 18864692A JP H067254 A JPH067254 A JP H067254A
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JP
Japan
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heat
heat insulating
temperature
conveyor
roaster
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Application number
JP18864692A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeji Murata
茂次 村田
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Murata Co Ltd
Original Assignee
Murata Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被焙焼食品を搬送するチェーンコンベアの上
部をトンネル状に覆い、内部に熱源を設けて加熱する形
式の連続焼物器において、そこで消費するガス燃料の節
約と、内部の焙焼温度を正確に制御できる装置を得るこ
とである。 【構成】 搬送コンベアの上部と側方とをカバーによっ
て覆い、そのカバーに支持した熱源により被焙焼食品を
熱するように構成したものにおいて、搬送コンベアを支
持する骨体にコンベアを挟んで上部と両側部とを断熱部
材によって覆い、コンベアの下方に位置して上面に反射
面を形成した水容器を支持すると共に前記上部の断熱部
材の下面に熱源を配すると共に、前記断熱部材のいずれ
かに雰囲気に開口する排熱口と、その排熱口を開閉する
開閉手段とを備え、その開閉手段によって換気量を調節
するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主として鰻その他の生
魚の多数を連続的に焙って焼くための焙焼装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】この種の焙焼装置として、チェーンコン
ベアにトンネル形の覆いを設け、その覆いの内面に熱源
を支持させた構造を有し、そのコンベア上を金網や焼き
皿に乗せられて移送しつゝ魚を焙焼する、いわゆるトン
ネル形の連続焼物器が市販されている。
【0003】この種のトンネル形の焼物器を設計する上
では、技術的に焙焼する温度の制御が容易であること、
および、その稼働が経済的であることの二点が要求され
る。しかしながら、覆いの両側が開口しているため熱が
逃げ易く温度を高温に維持するのが難しいので、その開
口をなるべく狭くするように設計すると共に、トンネル
部分を長くしてそれを補っている。
【0004】そのように、開口を小さくして全長を長く
したものは熱効率がよく、雰囲気温度の影響を受けにく
いので、熱源であるヒーターの発熱量を増減することに
よって、焙焼温度を調節するようになっている。しかし
ながら、ヒーターの発熱量を増減して行う温度調整は温
度上昇のときは有効であるが、一旦、上がりすぎた温度
を低下させるのが容易でないため、従来は装置の上部が
開放され、比較的大きな能力を持つヒーターで加熱して
温度調節が行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】よって、従来の技術で
は、熱効率を上げようとすれば、温度の調節が難しくな
り、温度の調節を容易にしようとすれば、熱効率が低下
してしまう不具合が内在していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上記した課題
を解消し、焙焼温度の調節が容易で且つ熱の消費が少な
い経済的な装置を得ることを目的とするもので、搬送コ
ンベアの上部と側方とをカバーによって覆い、そのカバ
ーに支持した熱源により被焙焼食品を熱するように構成
したものにおいて、搬送コンベアを支持する骨体にコン
ベアを挟んで上部と両側部とを断熱部材によって覆い、
コンベアの下方に位置して上面に反射面を形成した水容
器を支持すると共に前記上部の断熱部材の下面に熱源を
配すると共に、前記断熱部材のいずれかに雰囲気に開口
する排熱口と、その排熱口を開閉する開閉手段とを備え
た点に特徴がある。
【0007】
【作用】被焙焼食品を乗せたコンベアは断熱部材と水容
器とで囲まれているから、被焙焼食品がそこを通過する
際、上部の熱源によって加熱される。また、その際、熱
が外部へ逃げない上、その熱の一部は下方の水容器で反
射して再び被焙焼食品をを熱するのに使われる。コンベ
ア上の温度が予定温度を越えると断熱部材に設けた排熱
口が開かれて短時間で内部の温度を所望の範囲に降下さ
せる。このような制御によって内部の温度を安定に保た
れる。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によってこの発明を説明
する。図1において、10はこの発明に係る連続焼物器
である。この実施例に示す連続焼物器10は鰻の蒲焼を
目的とするものであり、その構成は開いた鰻を白焼きす
るための第1焙焼器11と第2焙焼器12との2個一対
の白焼器Aと、その焙焼器で焼いた鰻を蒸して軟らかく
する蒸し装置13、更に、蒸した鰻へタレを付けるタレ
手段14と第3焙焼器15とを対にした蒲焼器Bの3対
と、出来上がった蒲焼を冷凍する冷凍装置16とをチェ
ーンコンベア17によって連結して一連にしたものであ
る。なお、32は冷凍された蒲焼を重量別に選別する選
別器である。
【0009】この連続焼物器10で使用される白焼器A
と蒲焼器Bとは略同一の構成を有する。これを図2、図
3によって説明する。図2中、焙焼器はL形鋼を溶接し
て組み立てた骨体21にチェーンコンベア17を支持し
てある。チェーンコンベア17は細長いピン18の両端
をリンク部材19で連結したチェーンをコンベアの両端
に設けられたスプロケット間に巻回したもので、前記リ
ンク部材19がL形鋼からなるレール20の細い上面を
滑って移動するようになっている。なお、この構成は従
来公知のものと大差はない。
【0010】チェーンコンベア17は周囲を長手方向に
沿って配置した複数の断熱部材22と水容器23とによ
って囲まれてトンネル状になっており、その上部に遠赤
外線ヒーター29が支持することにより、断熱された内
部を白焼器Aあるいは蒲焼器Bなどの焙焼器として構成
してある。すなわち、焙焼器を構成する断熱部材22は
珪酸カルシュウム或いはグラスウールなどの無機質の材
料で、耐熱性のよい断熱材料を薄いステンレスで作った
箱体の内部に充填して構成したもので、前記骨体21へ
直接にボルト止めし、あるいはヒンジ31を介してボル
ト止めしてある。なお、前記骨体21の上部に設置する
断熱部材22は、側面の場合と異なり、ボルト止めする
ことなく、単に載置し、自重でその位置を保持してい
る。
【0011】遠赤外線ヒーター29は補助フレーム(不
図示)を介して骨体21に支持されている。すなわち、
骨体21の上部に補助フレーム(不図示)を介して燃料
配管を固定し、その燃料配管を下方へ伸ばし、断熱部材
22を貫通させてその下端部にバーナー部分を吊り下げ
てある。骨体21と補助フレームとの間隔を調整するこ
とにより、バーナー部分の位置を上下動させている。
【0012】前記チェーンコンベア17の下面に配置さ
れた水容器23は、前記骨体21の側面から机の引出し
のように、抜き差し可能に差し込んだ深さが約5 cm の
平皿からなっており、上面を鏡面に仕上げたステンレス
製である。よって、上方から投射される遠赤外線の一部
が水容器23の水面や光った底面で反射させて放熱を防
止し、食品の加熱のため有効に活用している。なお、こ
の平皿に水を入れるのは、平皿内の水が焙焼器の内部の
温度で気化させて、焙焼器の内部の乾燥を防止するた
め、およびチェーンコンベア17から落下するタレや焦
げた食品の一部を容易に排除するためである。
【0013】遠赤外線ヒーター29はこの例ではガス燃
料で加熱されるセラミックヒーターであり、下面に遠赤
外線フィルタ30が備えられている。遠赤外線ヒーター
29は放熱部が細長く形勢されているので、それの4個
をセットにして取り付ける方向を交互に縦横に変えてあ
り、それぞれ図3で示すように、29Xと29Yとに符
号を変えて示してある。なお、ガス燃料が燃焼すること
により赤外線が発射されるが、この赤外線は遠赤外線フ
ィルタ30で遠赤外線に変換される。
【0014】断熱部材22によって囲まれた内部の温度
を調節、殊に冷却するための手段として、上面の断熱部
材に設けた排熱口24と、側面の断熱部材22自体を開
閉可能に支持した換気口25との2種が用意されてい
る。排熱口24は骨体21の上面に載せた断熱部材22
のうちの一つに煙突状に設けられ、工場内の雰囲気に開
口させてある。26は排熱口24を開閉する蝶形弁であ
り、内部の温度が所定温度以下のときは閉じている常閉
弁として構成され、内部の温度が過度に上昇したとき開
きのみ開くように構成されている。なお、換気口25は
前記チェーンコンベア17の側方を覆う断熱部材22の
一部をヒンジ27によって回動可能に取り付け、開閉ハ
ンドル28によって閉じ位置に係止可能に構成したもの
で、その主たる用途は内部を清掃することであるが、焙
焼温度が過度に上昇したときにはこれを開いて換気を行
い、内部の温度を急速に低下させることもできる。
【0015】よって、白焼器Aや蒲焼器Bなどの焙焼器
の内部は断熱部材22と水容器23とによって保温され
ているので、遠赤外線ヒーター29によって加えられる
熱が効率よく被焙焼食品に加えられる。また、遠赤外線
の性質から、被焙焼食品の内部から加熱され、良好な焙
焼が可能となる。そして、焙焼器の内部の温度が予定し
た範囲を越えて低くなったときは遠赤外線ヒーター29
へ供給するガス量を増量して温度を上げる。また、内部
の温度が予定した範囲を越えて高くなったときはその範
囲が小さい間は供給するガス量を減量して温度を下げる
が、その範囲を越えて高温に達したときはガス量の調節
では間に合わないため、前記排熱口24に設けた蝶形弁
26を開いて高温の空気を排出することによって温度を
調節する。なお、温度調節のため、開閉ハンドル28を
操作して断熱部材22の一部を外側へ開口させることも
あるが定常的な用法ではない。
【0016】なお、図3に示す様に、白焼器Aや蒲焼器
Bの入口や出口にはチェーンコンベア17が通すための
開口部が設けられいる。この開口部から熱が放出するお
それがあるため、その開口部の外側に下方を開放したコ
字状のトンネル予備室(不図示)を設けことが好まし
い。また、この実施例は鰻の蒲焼器について説明した
が、この発明は他の食品の焙焼器としても転用可能なこ
とはもちろんである。
【0017】
【発明の効果】この発明に係る温度制御装置は以上のよ
うに、白焼器Aや蒲焼器Bをなす焙焼器を搬送用のコン
ベアの回りを断熱材と水容器とによって囲んだから、熱
源である遠赤外線ヒーターから放射される熱エネルギー
が内部で有効に使用され、すぐれた経済性を有する。な
お、この水容器は白焼器Aや蒲焼器B内の乾燥を防止す
るとともに、コンベアで生じたごみを容易に排除する機
能を有する。この発明は更に、その断熱部材に排熱用の
通路を設けたから、焙焼器の内部が、遠赤外線ヒーター
へ供給するガス量の調節によって制御可能な範囲を越え
て過熱したときも急速に温度を降下させることができ、
精密な温度管理が可能となり、製品の品質安定に大きな
効果を有するなど、実用上の種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】連続焼物器の縦断面図である。
【図2】そのII−II断面を示す拡大断面図である。
【図3】そのIII−III断面図である。
【符号の説明】
11・・・第1焙焼器 12・・・第2焙焼器 13・・・蒸し装置 14・・・タレ手段 15・・・第3焙焼器 16・・・冷凍装置 17・・・搬送コンベア 21・・・骨体 22・・・断熱部材 23・・・水容器 24・・・排熱口 25・・・換気口 26・・・蝶形弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 搬送コンベアの上部と側方とをカバーに
    よって覆い、そのカバーに支持した熱源により被焙焼食
    品を熱するように構成したものにおいて、搬送コンベア
    を支持する骨体にコンベアを挟んで上部と両側部とを断
    熱部材によって覆い、コンベアの下方に位置して上面に
    反射面を形成した水容器を支持すると共に前記上部の断
    熱部材の下面に熱源を配すると共に、前記断熱部材のい
    ずれかに雰囲気に開口する排熱口と、その排熱口を開閉
    する開閉手段とを備えてなる連続焼物器の温度制御装
    置。
JP18864692A 1992-06-23 1992-06-23 連続焼物器の温度制御装置 Pending JPH067254A (ja)

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JP18864692A JPH067254A (ja) 1992-06-23 1992-06-23 連続焼物器の温度制御装置
CN 93107725 CN1082819A (zh) 1992-06-23 1993-06-23 连续食品烧烤器的温度控制装置

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