JPH0672388B2 - アラミドフアイブリツド及びフロツクの共精砕 - Google Patents
アラミドフアイブリツド及びフロツクの共精砕Info
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- JPH0672388B2 JPH0672388B2 JP59120868A JP12086884A JPH0672388B2 JP H0672388 B2 JPH0672388 B2 JP H0672388B2 JP 59120868 A JP59120868 A JP 59120868A JP 12086884 A JP12086884 A JP 12086884A JP H0672388 B2 JPH0672388 B2 JP H0672388B2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21D—TREATMENT OF THE MATERIALS BEFORE PASSING TO THE PAPER-MAKING MACHINE
- D21D1/00—Methods of beating or refining; Beaters of the Hollander type
- D21D1/20—Methods of refining
- D21D1/30—Disc mills
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D21—PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
- D21H—PULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- D21H13/00—Pulp or paper, comprising synthetic cellulose or non-cellulose fibres or web-forming material
- D21H13/10—Organic non-cellulose fibres
- D21H13/20—Organic non-cellulose fibres from macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
- D21H13/26—Polyamides; Polyimides
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、優秀な電気的特性を有する紙もしくは圧縮紙
の製造に好適なアラミドファイブリッド（aramid fibri
d）およびアラミドフロック（aramid floc）の水系懸濁
液を製造するための改善された方法に関する。
の製造に好適なアラミドファイブリッド（aramid fibri
d）およびアラミドフロック（aramid floc）の水系懸濁
液を製造するための改善された方法に関する。
アラミドファイブリッドおよびアラミドフロックの水系
懸濁液から製造されるアラミド紙は、例えば米国特許第
3,756,908号により公知である。ファイブリッドは米国
特許第2,999,788号記載の剪断沈殿法に従って製造され
る。紙に良好な電気的特性を提供するためには、ファイ
ブリッドを紙の製造に使用する前に精砕（refine）する
ことが必要である。精砕によってファイブリッドのサイ
ズを小さくし、ファイブリッドを作り上げているフィル
ム状ファイブリッドを解きほぐす（unroll）。フロック
に対する損傷を避けるために、精砕は、普通、別に行な
い、即ち、フロックと組み合せる前に行なう。精砕され
たファイブリッドの水系分散液は、普通、フロックの水
系分散液と、例えばＴミキサーを使用して、抄紙機のヘ
ッドボックスで組み合される。
懸濁液から製造されるアラミド紙は、例えば米国特許第
3,756,908号により公知である。ファイブリッドは米国
特許第2,999,788号記載の剪断沈殿法に従って製造され
る。紙に良好な電気的特性を提供するためには、ファイ
ブリッドを紙の製造に使用する前に精砕（refine）する
ことが必要である。精砕によってファイブリッドのサイ
ズを小さくし、ファイブリッドを作り上げているフィル
ム状ファイブリッドを解きほぐす（unroll）。フロック
に対する損傷を避けるために、精砕は、普通、別に行な
い、即ち、フロックと組み合せる前に行なう。精砕され
たファイブリッドの水系分散液は、普通、フロックの水
系分散液と、例えばＴミキサーを使用して、抄紙機のヘ
ッドボックスで組み合される。
幾つかの製紙機械では、ファイブリッドの精砕を別にす
るのに向いておらず、更に、アラミドファイブリッドお
よびアラミドフロックからなる単一の水系スラリーを処
理する方がより経済的であろう。セルロースパルプ用の
普通のリファイナーを使用してアラミドファイブリッド
およびアラミドフロックの水系スラリーを精砕しようと
する努力は不成功であった。アラミドファイブリッドが
好適に精砕されるように、そのようなリファイナーを調
整することは、結果として、フロックに対する過剰の損
傷を招く。
るのに向いておらず、更に、アラミドファイブリッドお
よびアラミドフロックからなる単一の水系スラリーを処
理する方がより経済的であろう。セルロースパルプ用の
普通のリファイナーを使用してアラミドファイブリッド
およびアラミドフロックの水系スラリーを精砕しようと
する努力は不成功であった。アラミドファイブリッドが
好適に精砕されるように、そのようなリファイナーを調
整することは、結果として、フロックに対する過剰の損
傷を招く。
本発明において、特定的なリファイナープレートを有す
るディスクリファイナーを比較的開いた間隔で使用する
ことによって、フロックに損傷を与えることなくアラミ
ドファイブリッドおよびアラミドフロックのスラリーを
好適に精砕し得ることが見出された。
るディスクリファイナーを比較的開いた間隔で使用する
ことによって、フロックに損傷を与えることなくアラミ
ドファイブリッドおよびアラミドフロックのスラリーを
好適に精砕し得ることが見出された。
本発明は、アラミドファイブリッド及びアラミドフロッ
クの水系スラリーを精砕するための改善された方法にし
て、アラミドファイブリッド２〜12mmの長さのアラミド
フロックとを0.25〜20の重量比で0.2〜2.0重量％含んで
なる水系スラリーを、多重の放射状に伸びる表面の溝を
有する、互いに回転し得る対向円板（facing circular
plates）が取り付けられた、ディスクリファイナー中で
処理し、ここで、ディスクリファイナーの溝は円板の半
径に対して０〜45°の角度にあり、深さ1.6〜6.4mm、幅
1.6〜6.4mmで1.6〜6.4mm離れているものとし、各溝は円
板表面にむかって少なくとも半行程は伸びた、すなわち
溝の深さの少なくとも半分の高さを有する、少なくとも
１個の堰（dam）を有し、対向板の表面の間の遊隙は0.2
0〜1.0mmであることからなる方法を提供する。好ましく
はファイブリッドのフロックに対する比は0.6〜1.5と
し、極めて好ましくは1.0とする。好ましくは対向板の
間の遊隙は0.4〜0.5mmとする。好ましくは二重ディスク
リファイナーを使用する。
クの水系スラリーを精砕するための改善された方法にし
て、アラミドファイブリッド２〜12mmの長さのアラミド
フロックとを0.25〜20の重量比で0.2〜2.0重量％含んで
なる水系スラリーを、多重の放射状に伸びる表面の溝を
有する、互いに回転し得る対向円板（facing circular
plates）が取り付けられた、ディスクリファイナー中で
処理し、ここで、ディスクリファイナーの溝は円板の半
径に対して０〜45°の角度にあり、深さ1.6〜6.4mm、幅
1.6〜6.4mmで1.6〜6.4mm離れているものとし、各溝は円
板表面にむかって少なくとも半行程は伸びた、すなわち
溝の深さの少なくとも半分の高さを有する、少なくとも
１個の堰（dam）を有し、対向板の表面の間の遊隙は0.2
0〜1.0mmであることからなる方法を提供する。好ましく
はファイブリッドのフロックに対する比は0.6〜1.5と
し、極めて好ましくは1.0とする。好ましくは対向板の
間の遊隙は0.4〜0.5mmとする。好ましくは二重ディスク
リファイナーを使用する。
第１図は本発明の方法で使用するのに適した二重ディス
クリファイナーの模式断面図である。
クリファイナーの模式断面図である。
第２図は本発明の方法で使用するのに適した溝つきリフ
ァイナー板の部分表面図である。
ァイナー板の部分表面図である。
第３図は第２図のリファイナー板の切片の拡大表面図で
ある。
ある。
ファイブリッドは、小さく、非顆粒状の、非剛性の、繊
維状もしくはフィルム様の微片である。その三次元寸法
のうちの二つはミクロン程度である。その小ささおよび
柔軟さのため、これらのものは、木材パルプから作られ
る紙に共通に見られるような、物理的にからみ合された
配置で、沈積させることが可能である。ファイブリッド
は、米国特許第2,999,788号によってよく知られている
ように、ポリマー溶液を凝結性液体の中へ剪断沈殿させ
ることによって製造することができる。
維状もしくはフィルム様の微片である。その三次元寸法
のうちの二つはミクロン程度である。その小ささおよび
柔軟さのため、これらのものは、木材パルプから作られ
る紙に共通に見られるような、物理的にからみ合された
配置で、沈積させることが可能である。ファイブリッド
は、米国特許第2,999,788号によってよく知られている
ように、ポリマー溶液を凝結性液体の中へ剪断沈殿させ
ることによって製造することができる。
全体が芳香性のポリアミド（アラミド）からなるファイ
ブリッドは、また、上記の米国特許および米国特許第3,
756,908号からも公知である。ポリ（ｍ−フェニレンイ
ソフタルアミド）（MPD−Ｉ）ファイブリッドの製造法
は米国特許第3,756,908号の第５段37〜54行に開示され
ている。紙または圧縮紙の製造に使用する前に、ファイ
ブリッドは、これから作られる製品に改善された電気的
特性を提供しそしてまた製紙機械上でより良いシート特
性を提供するため、精砕される。ファイブリッドは、普
通、紙もしくは圧縮紙の製造にこれもまた使用し得るど
んなフロック（短い繊維）とも別にして、精砕される。
ブリッドは、また、上記の米国特許および米国特許第3,
756,908号からも公知である。ポリ（ｍ−フェニレンイ
ソフタルアミド）（MPD−Ｉ）ファイブリッドの製造法
は米国特許第3,756,908号の第５段37〜54行に開示され
ている。紙または圧縮紙の製造に使用する前に、ファイ
ブリッドは、これから作られる製品に改善された電気的
特性を提供しそしてまた製紙機械上でより良いシート特
性を提供するため、精砕される。ファイブリッドは、普
通、紙もしくは圧縮紙の製造にこれもまた使用し得るど
んなフロック（短い繊維）とも別にして、精砕される。
フロックは、長さが1.25cmまでの、長さの短い繊維と定
義することができる。フロックは、糸（yarn）または粗
麻糸（tow）を好適な切断機を通して処理することによ
って得られる。無定形および結晶性のMPD−Ｉフロック
の製造は米国特許第3,756,908号の第５欄68行〜第６欄2
5行に記載されている。本発明の方法においては、フロ
ックは２〜12mmの長さとしなければならない。もしアラ
ミドファイブリッドおよびアラミドフロックの精砕され
たスラリーを長網式抄紙機で紙の製造に使用するべき場
合は、フロックは好ましくは約6mmの長さとする。圧縮
紙の製造のために円網抄紙機上で使用される時は、フロ
ックは好ましくは約3mmの長さとする。
義することができる。フロックは、糸（yarn）または粗
麻糸（tow）を好適な切断機を通して処理することによ
って得られる。無定形および結晶性のMPD−Ｉフロック
の製造は米国特許第3,756,908号の第５欄68行〜第６欄2
5行に記載されている。本発明の方法においては、フロ
ックは２〜12mmの長さとしなければならない。もしアラ
ミドファイブリッドおよびアラミドフロックの精砕され
たスラリーを長網式抄紙機で紙の製造に使用するべき場
合は、フロックは好ましくは約6mmの長さとする。圧縮
紙の製造のために円網抄紙機上で使用される時は、フロ
ックは好ましくは約3mmの長さとする。
本発明の方法は、単一ディスク型もしくは二重デイスク
型のものとすることができる、ディスクリファイナーを
使用して行なうことができる。ディスクリファイナーの
中で、精砕されつつあるスラリーは、普通、多かれ少な
かれ、放射状に伸びた表面溝のある表面を有する、接近
して配置された回転子円板および固定子円板の間にポン
プで送られる。最も普通には、木材パルプの如きセルロ
ース性材料の水系スラリーを、非常に接近して配置され
たこの種の回転子および固定子円板を用いたそのような
装置の中で精砕する。
型のものとすることができる、ディスクリファイナーを
使用して行なうことができる。ディスクリファイナーの
中で、精砕されつつあるスラリーは、普通、多かれ少な
かれ、放射状に伸びた表面溝のある表面を有する、接近
して配置された回転子円板および固定子円板の間にポン
プで送られる。最も普通には、木材パルプの如きセルロ
ース性材料の水系スラリーを、非常に接近して配置され
たこの種の回転子および固定子円板を用いたそのような
装置の中で精砕する。
アラミドファイブリッドおよびアラミドフロックの水系
スラリーをそのような条件のもとで処理する時は、ファ
イブリッドが球状に巻き縮む傾向があり、更に，繊維の
切断と曲げによってフロックが甚だしく損傷されるの
で、ファイブリッドの好適な精砕は起らない。
スラリーをそのような条件のもとで処理する時は、ファ
イブリッドが球状に巻き縮む傾向があり、更に，繊維の
切断と曲げによってフロックが甚だしく損傷されるの
で、ファイブリッドの好適な精砕は起らない。
本発明において、特定のリファイナー板を板と板の間を
0.2〜1.0mmという比較的開いた設定にして使用すれば、
アラミドファイブリッドおよびアラミドフロックの水系
スラリーが、ディスクリファイナーを用いて、フロック
に対する損傷無しに好適に精砕され得ることが見出され
た。有用なリファイナー板は多重の放射状に突き出た溝
を有し、溝は円板の半径に対して０〜45°の角度にあ
り、幅1.6〜6.4mm、深さ1.6〜6.4mmで1.6〜6.4mm離れて
いるものとし、各溝は円板表面にむかって少なくとも半
行程は伸びた、すなわち溝の深さの少なくとも半分の高
さを有する、少なくとも１個の堰を有する。好ましく
は、堰は円板表面まで伸びる、すなわち溝の深さと同じ
高さを有する、ものとする。最も好ましくは、板と板の
間の間隔は0.4〜0.5mmとする。好適な精砕に必要な場合
は、アラミドファイブリッドおよびアラミドフロックの
水系スラリーは、ディスクリファイナーの中を１回より
も多く通すことができる。
0.2〜1.0mmという比較的開いた設定にして使用すれば、
アラミドファイブリッドおよびアラミドフロックの水系
スラリーが、ディスクリファイナーを用いて、フロック
に対する損傷無しに好適に精砕され得ることが見出され
た。有用なリファイナー板は多重の放射状に突き出た溝
を有し、溝は円板の半径に対して０〜45°の角度にあ
り、幅1.6〜6.4mm、深さ1.6〜6.4mmで1.6〜6.4mm離れて
いるものとし、各溝は円板表面にむかって少なくとも半
行程は伸びた、すなわち溝の深さの少なくとも半分の高
さを有する、少なくとも１個の堰を有する。好ましく
は、堰は円板表面まで伸びる、すなわち溝の深さと同じ
高さを有する、ものとする。最も好ましくは、板と板の
間の間隔は0.4〜0.5mmとする。好適な精砕に必要な場合
は、アラミドファイブリッドおよびアラミドフロックの
水系スラリーは、ディスクリファイナーの中を１回より
も多く通すことができる。
Beloit−Jones DD 3000リファイナーの如き二重ディス
ク型のリファイナーを、好ましくはスラリーをリファイ
ナーの軸に沿って好適な開口部を通してポンプで送り、
スラリーが二組の円板の間を外に向かって取り出し用に
流れるようにすることによって使用するのが好ましい。
リファイナーの回転子は400〜1200回転／分、好ましく
は約900回転／分で運転される。
ク型のリファイナーを、好ましくはスラリーをリファイ
ナーの軸に沿って好適な開口部を通してポンプで送り、
スラリーが二組の円板の間を外に向かって取り出し用に
流れるようにすることによって使用するのが好ましい。
リファイナーの回転子は400〜1200回転／分、好ましく
は約900回転／分で運転される。
本発明の方法によって製造された精砕スラリーは、長網
式抄紙機で紙を製造するのに有用であり、円網抄紙機を
用いて圧縮紙を製造するのに殊に有用である。
式抄紙機で紙を製造するのに有用であり、円網抄紙機を
用いて圧縮紙を製造するのに殊に有用である。
第１図は本発明の方法で使用するのに適した二重ディス
クリファイナーの模式断面図である。アラミドファイブ
リッドおよびアラミドフロックの水系スラリーは、入口
２を通して、リファイナー１の軸に沿って、回転子板４
および固定子板５の間を外向きに出口６までポンプで送
られる。回転子板の軸に沿う開口部によって、両方の円
板の組の間でスラリーの加工が可能となる。回転子およ
び固定子板の間の距離は、空隙調整７で調整し得る。
クリファイナーの模式断面図である。アラミドファイブ
リッドおよびアラミドフロックの水系スラリーは、入口
２を通して、リファイナー１の軸に沿って、回転子板４
および固定子板５の間を外向きに出口６までポンプで送
られる。回転子板の軸に沿う開口部によって、両方の円
板の組の間でスラリーの加工が可能となる。回転子およ
び固定子板の間の距離は、空隙調整７で調整し得る。
第２図は本発明の方法で使用するのに適したディスクリ
ファイナー板の表面図である。
ファイナー板の表面図である。
第３図は、第２図のリファイナー板の切片の拡大表面図
である。リファイナー板８は、堰10が介在する溝９を有
する。
である。リファイナー板８は、堰10が介在する溝９を有
する。
試験 実施例 固有粘度1.5を有するポリ（ｍ−フェニレンイソフタル
アミド）（MPD−Ｉ）のフィラメントを、19％のMPD−
Ｉ、70％のジメチルアセトアミド（DMAc）、90％の塩化
カルシウム、および２％の水を含有する溶液から乾式紡
糸した。乾燥塔を出ると、紡糸されたばかりのフィラメ
ントを水で予備洗浄し、乾燥ポリマーの重量を基準とし
て約60％のDMAc、15％の塩化カルシウム、および100〜1
50％の水を含有するようにした。フィラメントを向流抽
出−延線工程で洗浄して90℃で４×に延線し、ここで、
塩素含有率として測定される塩化カルシウムおよびDMAc
含有率を、それぞれ約0.1％および0.5％の低下させた。
フィラメントは、約340℃の温度で熱ロール上にこれを
通すことによって延線した後、直ちに結晶化させた。こ
のようにして製造されたフィラメントは、線密度2.2dte
x（2.0dpf）、粘着性約3.7dN/tex（4.2.gpd）、初期モ
ジュラス70dN/tex（79gpd）および伸び34％を有した。
フィラメントを0.32cm（0.135in）の長さをもつフロッ
クに切断した。
アミド）（MPD−Ｉ）のフィラメントを、19％のMPD−
Ｉ、70％のジメチルアセトアミド（DMAc）、90％の塩化
カルシウム、および２％の水を含有する溶液から乾式紡
糸した。乾燥塔を出ると、紡糸されたばかりのフィラメ
ントを水で予備洗浄し、乾燥ポリマーの重量を基準とし
て約60％のDMAc、15％の塩化カルシウム、および100〜1
50％の水を含有するようにした。フィラメントを向流抽
出−延線工程で洗浄して90℃で４×に延線し、ここで、
塩素含有率として測定される塩化カルシウムおよびDMAc
含有率を、それぞれ約0.1％および0.5％の低下させた。
フィラメントは、約340℃の温度で熱ロール上にこれを
通すことによって延線した後、直ちに結晶化させた。こ
のようにして製造されたフィラメントは、線密度2.2dte
x（2.0dpf）、粘着性約3.7dN/tex（4.2.gpd）、初期モ
ジュラス70dN/tex（79gpd）および伸び34％を有した。
フィラメントを0.32cm（0.135in）の長さをもつフロッ
クに切断した。
固有粘度1.5を有するポリ（ｍ−フェニレンイソフタル
アミド）（MPD−Ｉ）のファイブリッドを、実質的には
グロス（Gross）によって1973年９月４日付の米国特許
第3,756,908号の第５段34〜54行記載の如くにして製造
し、精砕段階は足りないまま止めた。上記のMPD−Ｉフ
ァイブリッド60％および上記のMPD−Ｉフロック40％の
組成を有する1.0重量％のファイブリッドおよびフロッ
クを含有する水系スラリーを製造した。スラリーを攪拌
容器の中に保持し、そして次に、第２図および第３図に
示す如き表面堰（表面堰とは、その深さが溝の高さに等
しく、そのため上部が円板の表面と同一の面をなしてい
るものを意味する。）をもった溝を含む精砕用円板を備
えた、第１図に示す如き二重ディスクリファイナー（Jo
nes Division of the Beloit Corporation,Dalton,Mas
sachusetts o 1226製のBeloit Jones モデル3000の20
インチ二重ディスクリファイナー）へポンプで送った。
リファイナーの円板は、回転子および固定子板の間を0.
5mm（20mils）の空隙として配置した。回転子板は900rp
mで操作させた。スラリーがリファイナーを１回通過し
た後、同じ操作条件下でもう一度このものを再びリファ
イナーの中をポンプで通した。スラリーは、この時、フ
ァイブリッドがサイズをよく低減され、ファイブリッド
フィルムによく開かれており、抄紙機で容易に加工する
ことができる状態であることが見出され、一方、フロッ
ク繊維と良好な条件下にあり、ファイブリッドの間によ
く分布されていた。こうして作られたスラリーは、次に
円網抄紙機上で加工され、ここでは、シートを湿潤した
状態で横たえ、湿潤シートを引き続き層状とし、圧縮し
て圧縮紙を生成させた。この圧縮紙は、別途の精砕工程
（ファイブリッドを単独で精砕し、次にフロックと精砕
後に合せる）によって作られた圧縮紙と、引張特性が等
価であることが見出された。
アミド）（MPD−Ｉ）のファイブリッドを、実質的には
グロス（Gross）によって1973年９月４日付の米国特許
第3,756,908号の第５段34〜54行記載の如くにして製造
し、精砕段階は足りないまま止めた。上記のMPD−Ｉフ
ァイブリッド60％および上記のMPD−Ｉフロック40％の
組成を有する1.0重量％のファイブリッドおよびフロッ
クを含有する水系スラリーを製造した。スラリーを攪拌
容器の中に保持し、そして次に、第２図および第３図に
示す如き表面堰（表面堰とは、その深さが溝の高さに等
しく、そのため上部が円板の表面と同一の面をなしてい
るものを意味する。）をもった溝を含む精砕用円板を備
えた、第１図に示す如き二重ディスクリファイナー（Jo
nes Division of the Beloit Corporation,Dalton,Mas
sachusetts o 1226製のBeloit Jones モデル3000の20
インチ二重ディスクリファイナー）へポンプで送った。
リファイナーの円板は、回転子および固定子板の間を0.
5mm（20mils）の空隙として配置した。回転子板は900rp
mで操作させた。スラリーがリファイナーを１回通過し
た後、同じ操作条件下でもう一度このものを再びリファ
イナーの中をポンプで通した。スラリーは、この時、フ
ァイブリッドがサイズをよく低減され、ファイブリッド
フィルムによく開かれており、抄紙機で容易に加工する
ことができる状態であることが見出され、一方、フロッ
ク繊維と良好な条件下にあり、ファイブリッドの間によ
く分布されていた。こうして作られたスラリーは、次に
円網抄紙機上で加工され、ここでは、シートを湿潤した
状態で横たえ、湿潤シートを引き続き層状とし、圧縮し
て圧縮紙を生成させた。この圧縮紙は、別途の精砕工程
（ファイブリッドを単独で精砕し、次にフロックと精砕
後に合せる）によって作られた圧縮紙と、引張特性が等
価であることが見出された。
回転子および固定子の板の間の空隙を0.5mmから1mm（40
mils）に変化させて、この方法をくり返した。良好な特
性のスラリーが得られた。しかし、空隙を1mmよりも広
くすると、ファイブリッドは十分精砕されず、スラリ−
の特性は、満足な圧縮紙を作るのには適当でなくなっ
た。
mils）に変化させて、この方法をくり返した。良好な特
性のスラリーが得られた。しかし、空隙を1mmよりも広
くすると、ファイブリッドは十分精砕されず、スラリ−
の特性は、満足な圧縮紙を作るのには適当でなくなっ
た。
空隙を0.2mm（8mils）に変化させて、この方法を再びく
り返した。良好な特性のスラリーが得られた。しかし、
空隙を0.2mmより狭くすると、ファイブリッドは巻き縮
んだり或いは共に凝集したりするようになり、一方、フ
ロック繊維は、曲げや切断がフロック繊維に見られるほ
ど損傷され、その結果、スラリーの特性は、満足な圧縮
紙を作るのには適当でなくなった。
り返した。良好な特性のスラリーが得られた。しかし、
空隙を0.2mmより狭くすると、ファイブリッドは巻き縮
んだり或いは共に凝集したりするようになり、一方、フ
ロック繊維は、曲げや切断がフロック繊維に見られるほ
ど損傷され、その結果、スラリーの特性は、満足な圧縮
紙を作るのには適当でなくなった。
添付図面は本発明の方法で使用するのに適した二重ディ
スクリファイナーおよびディスクリファイナーの中に設
けられたリファイナー板の構造を表わす概略の図面であ
る。 第１図は本発明の方法で使用するのに適した二重ディス
クリファイナーの模式断面図である。 第２図は本発明の方法で使用するのに適した溝つきリフ
ァイナー板の部分表面図である。 第３図は第２図のリファイナー板の切片の拡大表面図で
ある。
スクリファイナーおよびディスクリファイナーの中に設
けられたリファイナー板の構造を表わす概略の図面であ
る。 第１図は本発明の方法で使用するのに適した二重ディス
クリファイナーの模式断面図である。 第２図は本発明の方法で使用するのに適した溝つきリフ
ァイナー板の部分表面図である。 第３図は第２図のリファイナー板の切片の拡大表面図で
ある。
Claims (7)
- 【請求項１】アラミドファイブリッドおよびアラミドフ
ロックの水系スラリーを精砕する方法にして、アラミド
ファイブリッドと長さが２〜12mmのアラミドフロックと
を0.25〜20の重量比で0.2〜2.0重量％含んでなる水系ス
ラリーを、多重の放射状に伸びた溝を有する、互いに対
して回転し得る対向円板が取り付けられた、デイスクリ
フアイナー中で処理し、ここで、デイスクリフアイナー
溝は円板の半径に対して０〜45°の角度にあり、幅1.6
〜6.4mm、深さ1.6〜6.4mmで1.6〜6.4mm離れているもの
とし、各溝はその深さの少なくとも半分の高さを有する
少なくとも１個の堰を有し、対向板の表面の間の遊隙は
0.20〜1.0mmであることからなる方法。 - 【請求項２】フロツクが２〜6mmの長さであることから
なる特許請求の範囲第１項記載の方法。 - 【請求項３】フロツクに対するフアイブリツドの重量比
が0.6〜1.5であることからなる特許請求の範囲第１項記
載の方法。 - 【請求項４】フロツクに対するフアイブリツドの重量比
が1.0であることからなる特許請求の範囲第３項記載の
方法。 - 【請求項５】遊隙が0.4〜0.5mmであることからなる特許
請求の範囲第１項記載の方法。 - 【請求項６】二重デイスクリフアイナーを使用すること
からなる特許請求の範囲第１項記載の方法。 - 【請求項７】スラリーを１回よりも多くリフアイナーの
中を通過させることからなる特許請求の範囲第６項記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/504,502 US4472241A (en) | 1983-06-15 | 1983-06-15 | Co-refining of aramid fibrids and floc |
| US504502 | 1983-06-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS609989A JPS609989A (ja) | 1985-01-19 |
| JPH0672388B2 true JPH0672388B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=24006549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59120868A Expired - Lifetime JPH0672388B2 (ja) | 1983-06-15 | 1984-06-14 | アラミドフアイブリツド及びフロツクの共精砕 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4472241A (ja) |
| EP (1) | EP0129412B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0672388B2 (ja) |
| CA (1) | CA1227681A (ja) |
| DE (1) | DE3483069D1 (ja) |
| MX (1) | MX156320A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4729921A (en) * | 1984-10-19 | 1988-03-08 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | High density para-aramid papers |
| JPS62149908A (ja) * | 1985-12-19 | 1987-07-03 | Toray Ind Inc | 高性能アクリル系フイブリル化繊維 |
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| JPH0823116B2 (ja) * | 1987-09-07 | 1996-03-06 | 味の素株式会社 | 一軸配向繊維のフィブリル化方法 |
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| US5171402A (en) * | 1990-02-28 | 1992-12-15 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Dispersible aramid pulp |
| US5331053A (en) * | 1990-12-14 | 1994-07-19 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Fibrid reinforced elastomers |
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| CN101331270B (zh) * | 2005-12-21 | 2012-09-05 | 纳幕尔杜邦公司 | 包含pipd纸浆的纸及其制造方法 |
| US7727357B2 (en) * | 2005-12-21 | 2010-06-01 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Polyareneazole/thermoset pulp and methods of making same |
| US7727358B2 (en) * | 2005-12-21 | 2010-06-01 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Pulp comprising polypyridobisimidazole and other polymers and methods of making same |
| US7740741B2 (en) * | 2005-12-21 | 2010-06-22 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Para-aramid pulp including meta-aramid fibrids and processes of making same |
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| KR101336682B1 (ko) * | 2006-04-26 | 2013-12-05 | 데이진 아라미드 비.브이. | 얀 또는 슬라이버 정제 공정 |
| JP6217894B2 (ja) * | 2013-02-08 | 2017-10-25 | デュポン帝人アドバンスドペーパー株式会社 | 着色アラミド紙及びその製造方法 |
| US11492755B2 (en) | 2018-08-23 | 2022-11-08 | Eastman Chemical Company | Waste recycle composition |
| US11639579B2 (en) * | 2018-08-23 | 2023-05-02 | Eastman Chemical Company | Recycle pulp comprising cellulose acetate |
| CN115787123A (zh) * | 2022-09-16 | 2023-03-14 | 株洲时代华先材料科技有限公司 | 一种长度分布集中的高保水值间位芳纶沉析纤维及其制备方法 |
Family Cites Families (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| NL246230A (ja) * | 1958-12-09 | |||
| US3240437A (en) * | 1963-06-17 | 1966-03-15 | Bauer Bros Co | Refiner plate |
| DE1757328B1 (de) * | 1968-04-25 | 1971-05-06 | Voith Gmbh J M | Verfahren zum Herstellen von Mahlwerkzeugen fuer Refiner,Defibratoren od.dgl. |
| US3756908A (en) * | 1971-02-26 | 1973-09-04 | Du Pont | Synthetic paper structures of aromatic polyamides |
| BR7500262A (pt) * | 1975-01-15 | 1976-08-17 | M Pilao | Aperfeicoamento em refinador para polpa de madeira ou similar |
| CA1067244A (en) * | 1975-02-27 | 1979-11-27 | Yutaka Tabe | Process for producing pulp-forming particles and synthetic paper-like sheets made therefrom |
| SE7502787L (sv) * | 1975-03-12 | 1976-09-13 | Sca Development Ab | Malelement |
| SE395372B (sv) * | 1975-04-07 | 1977-08-15 | Defibrator Ab | Anordning for att medelst en elektrisk stromkrets bestemma och reglera det inbordes avstandet mellan tva elektriskt ledande malorgan i en malapparat |
| US4237081A (en) * | 1978-04-03 | 1980-12-02 | Gulf Oil Corporation | Method for preparation of fibrils |
| AR231006A1 (es) * | 1981-08-28 | 1984-08-31 | Du Pont | Una hoja no tejida coherente expandida exenta de adhesivo y particularmente apta para aislamiento termico y acustico |
-
1983
- 1983-06-15 US US06/504,502 patent/US4472241A/en not_active Expired - Lifetime
-
1984
- 1984-06-14 JP JP59120868A patent/JPH0672388B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1984-06-14 CA CA000456640A patent/CA1227681A/en not_active Expired
- 1984-06-14 MX MX201668A patent/MX156320A/es unknown
- 1984-06-14 EP EP84304020A patent/EP0129412B1/en not_active Expired
- 1984-06-14 DE DE8484304020T patent/DE3483069D1/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
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| MX156320A (es) | 1988-08-09 |
| US4472241A (en) | 1984-09-18 |
| JPS609989A (ja) | 1985-01-19 |
| DE3483069D1 (de) | 1990-10-04 |
| EP0129412A3 (en) | 1986-05-28 |
| EP0129412B1 (en) | 1990-08-29 |
| EP0129412A2 (en) | 1984-12-27 |
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |