JPH067203Y2 - 動力伝達装置 - Google Patents

動力伝達装置

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JPH067203Y2
JPH067203Y2 JP1986138818U JP13881886U JPH067203Y2 JP H067203 Y2 JPH067203 Y2 JP H067203Y2 JP 1986138818 U JP1986138818 U JP 1986138818U JP 13881886 U JP13881886 U JP 13881886U JP H067203 Y2 JPH067203 Y2 JP H067203Y2
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JP
Japan
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drive gear
protrusion
disc
rotational force
rotation
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JP1986138818U
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JPS6345450U (ja
Inventor
仁 芦沢
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ビデオテープレコーダ、テープレコーダ等に
おいてモータの回転駆動力をリール等に伝達する動力伝
達装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ビデオテープレコーダ、テープレコーダ等におい
て、回転駆動源であるモータの回転力をリール等に伝達
する動力伝達装置は第4図、第5図に示されるものが提
案され使用されている。
まず、この従来装置について説明する。
駆動ギア1は第3図に示されるように同方向に上昇する
一対のスロープ1aを軸心3を中心に円弧状に有し、ス
ロープ1aの最上昇点および最下降点で第1の突起部1
bを有し、回転駆動源である図示されないモータからの
回転が伝達されて回転する。
回転力伝達円板2は第3図にも示されるように駆動ギア
1が第1の回転方向である矢印1c方向に回転するとス
ロープ1aと接触し押し上げられて上昇し、最上昇点第
1の突起部1bと当接することにより駆動ギア1の回転
が伝達される第2の突起部2aを有する。
さらに、第2の突起部2aは駆動ギア1が第2の回転方
向である矢印1c方向と反対方向に回転するとスロープ
1aと接触しながら下降し、最下降点で第1の突起部1
bと当接することにより駆動ギア1の回転力が伝達され
る。
また、回転力伝達円板2はスロープ1a上での第2の突
起部2aの昇降に伴い軸心3方向に変位する。
次に、挟持円板6は回転力伝達円板2と対を成し、同じ
回転を行う。
この挟持円板6は駆動ギア1に固定され、かつ、駆動ギ
ア1と対向端に設けられるキャップ4とスプリング5を
介して接続される。
さらに、この挟持円板6はスプリング5により回転力伝
達円板2の軸心3方向への変位に応じて付勢され、回転
力伝達円板2に対して軸心3方向に変位され、回転力伝
達円板2と同じ回転を行うように連絡される。
従動ギア8は回転力伝達円板2と挟持円板6と一対の円
板状摺動部材7を両面に介して摺接する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上述の従来装置は駆動ギア1の回転により、ス
ロープ1a上の第2の突起部2aの昇降により回転力伝
達円板2、挟持円板6および従動ギア8が軸心3方向に
変位する。
つまり、第4図の状態から突起部2aがスロープ1a上
を上昇すると第5図の状態となる。
つまり、スロープ1aが距離H分上昇すると、回転力伝
達円板2も軸心3方向におよそ距離(L1−L2)分変
位する。
このため、従動ギア8に噛合するリール側の図示されな
いギアに相当な肉厚が必要とされ、コストも高く、空間
も余分に必要であった。
また、突起部1aが突起部2aと当接するまで回転によ
って、スプリング5にねじれが生じ、このスプリングの
ねじれにより伝達される荷重に変動を生じ、画像の乱れ
が生じるという問題点があった。
そこで、本考案は上述の問題点を解決するために提案さ
れたもので、スプリングのねじれによる伝達荷重の変動
を防止し、従動ギアと噛合する被伝達側ギアの肉厚を薄
くし、余分な空間を省き低コストの動力伝達装置を提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、同方向に上昇する複数のスロープを軸心を中
心に円弧状に有し、該スロープの最上昇点および最下降
点で第1の突起部を有し、回転駆動源からの回転が伝達
されて回転する駆動ギアと、該駆動ギアが第1の回転方
向に回転すると該スロープと接触しながら押し上げられ
て上昇し、該最上昇点で該第1の突起部と当接すること
により該駆動ギアの回転が伝達され、該駆動ギアが第2
の回転方向に回転すると該スロープと接触しながら下降
し、該最下降点で該第1の突起部と当接することにより
該駆動ギアの回転力が伝達される第2の突起部を有し、
該スロープ上での第2の突起部の昇降に伴い該軸心方向
に変位する回転力伝達円板と、該回転力伝達円板と同じ
回転を行い、一方が該回転力伝達円板とスプリングを介
して接続され、該スプリングにより該回転力伝達円板の
該軸心方向への変位に応じて付勢が増減され、他方に対
して該軸心方向の挟持力が増減し、一方と他方および該
回転力伝達円板が同じ回転を行うように連結され、該駆
動ギアと他方との距離が一定に保持された一対の挟持円
板と、該一対の挟持円板の間に設けられ、各々の挟持円
板との間に、一対の円板状摺動部材を両面に介して摺接
する従動ギアとから成ることを特徴とする動力伝達装置
である。
〔作用〕
本考案によれば、従動ギアは軸心方向に不動状態に装着
されるため、従動ギアと噛合する被伝達側ギアの肉厚を
薄くでき、余分な空間を省き低コストとなる。
また、回転力伝達円板の軸心方向への移動は、この回転
力伝達円板と同じ回転を行う、一対の挟持円板の一方の
間との該スプリングに伝達されるため、スプリングのね
じれが防止される。
このため、伝達荷重の変動が防止され、画像の乱れ等が
防止される。
〔実施例〕
以下、本考案を図面を参照してその実施例に基づいて説
明する。
第1図は本考案の一実施例の断面図である。
駆動ギア1は第3図にも示されるように同方向に上昇す
る一対のスロープ1aを軸心3を中心に円弧状に有し、
スロープ1aの最上昇点および最下降点で第1の突起部
1bを有し、回転駆動源である図示されないモータから
の回転が伝達されて回転する。
本実施例においてはスロープ1aは一対設けられている
が、複数であれば特に限定されない。
回転力伝達円板2は駆動ギア1が第1の回転方向である
矢印1c方向に回転するとスロープ1aと接触し押し上
げられて上昇し、最上昇点で第1の突起部1bと当接す
ることにより駆動ギア1の回転が伝達され、駆動ギア1
が第2の回転方向である矢印1c方向と反対方向に回転
するとスロープ1aと接触しながら下降し、最下降点で
第1の突起部1bと当接することにより駆動ギア1の回
転力が伝達される第2の突起部2aを有し、スロープ1
a上での第2の突起部2aの昇降に伴い軸心3方向に変
位する。
一対の挟持円板6,9は回転力伝達円板2と同じ回転を
行い、一方の挟持円板6が回転力伝達円板2とスプリン
グ5を介して接続され、スプリング5により回転力伝達
円板2の軸心3方向への変位に応じて付勢され、他方の
挟持円板9に対して軸心3方向に変位され、挟持円板
6,9および回転力伝達円板2が同じ回転を行うように
連結される。
挟持円板9は対向端のキャップ4と連結される。
従動ギア8は一対の挟持円板6,9と一対の円板状摺動
部材7を両面に介して摺接する。
第1図の状態において駆動ギア1の回転によって、スロ
ープ1a上を突起部2aが上昇して、回転力伝達円板2
が軸心方向に距離H分移動して、第2図に示されるよう
に回転力伝達円板2がおよそ距離(L1−L2)分軸心
方向に移動しても、従動ギア8は軸心方向に移動しな
い。
〔考案の効果〕
本考案は以上説明したように、従動ギアと噛合する被伝
達側ギアの肉厚を薄くでき、余分な空間が不要となり低
コストとなる。
また、スプリングのねじれが防止され、このため、伝達
荷重の変動が防止され、画像の乱れ等が防止され、小型
で低コストとなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図、第2図は第1図の
実施例の他の断面図、第3図は第1図の実施例を構成す
る部品の斜視図、第4図は従来装置の断面図、第5図は
従来装置の他の断面図である。 1……駆動ギア 2……回転力伝達円板 3……軸心 4……キャップ 5……スプリング 6,9……挟持円板 7……摺動部材 8……従動ギア

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】同方向に上昇する複数のスロープを軸心を
    中心に円弧状に有し、該スロープの最上昇点および最下
    降点で第1の突起部を有し、回転駆動源からの回転が伝
    達されて回転する駆動ギアと、該駆動ギアが第1の回転
    方向に回転すると該スロープと接触しながら押し上げら
    れて上昇し、該最上昇点で該第1の突起部と当接するこ
    とにより該駆動ギアの回転が伝達され、該駆動ギアが第
    2の回転方向に回転すると該スロープと接触しながら下
    降し、該最下降点で該第1の突起部と当接することによ
    り該駆動ギアの回転力が伝達される第2の突起部を有
    し、該スロープ上での第2の突起部の昇降に伴い該軸心
    方向に変位する回転力伝達円板と、該回転力伝達円板と
    同じ回転を行い、一方が該回転力伝達円板とスプリング
    を介して接続され、該スプリングにより該回転力伝達円
    板の軸心方向への変位に応じて付勢が増減され、他方に
    対して該軸心方向の挟持力が増減し、一方と他方および
    該回転力伝達円板が同じ回転を行うように連結され、該
    駆動ギアと他方との距離が一定に保持された一対の挟持
    円板と、該一対の挟持円板の間に設けられ、各々の挟持
    円板との間に、一対の円板状摺動部材を両面に介して摺
    接する従動ギアとから成ることを特徴とする動力伝達装
    置。
JP1986138818U 1986-09-10 1986-09-10 動力伝達装置 Expired - Lifetime JPH067203Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986138818U JPH067203Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10 動力伝達装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986138818U JPH067203Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10 動力伝達装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6345450U JPS6345450U (ja) 1988-03-26
JPH067203Y2 true JPH067203Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=31044142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986138818U Expired - Lifetime JPH067203Y2 (ja) 1986-09-10 1986-09-10 動力伝達装置

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JP (1) JPH067203Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5570648U (ja) * 1978-11-08 1980-05-15

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6345450U (ja) 1988-03-26

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