JPH0671964A - ドラムスキャン型記録装置 - Google Patents

ドラムスキャン型記録装置

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JPH0671964A
JPH0671964A JP25389892A JP25389892A JPH0671964A JP H0671964 A JPH0671964 A JP H0671964A JP 25389892 A JP25389892 A JP 25389892A JP 25389892 A JP25389892 A JP 25389892A JP H0671964 A JPH0671964 A JP H0671964A
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JP
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drum
recording
recording material
ink
scan type
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JP25389892A
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Inventor
Yoshitaka Okamura
美隆 岡村
Hiroshi Sugiyama
浩 杉山
Tsunesuke Yamamoto
恒介 山本
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】マルチタイプの記録ヘッドのようにドラム一回
転当たりの記録ヘッド移動量(副走査幅)が大きい場合
でも、加減速度の少ない連続送りの副走査を行なうこと
を可能にし、平行四辺形の画像歪みの無い記録を可能に
する。 【構成】ドラム3の周長がL、ドラム3一回転当たりの
記録ヘッド1の移動距離がWの時、記録用紙4の保持方
向および記録ヘッド1のドット形成素子の配列方向をド
ラム軸方向に対してtan-1(W/L)の角度だけ傾斜
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被記録材をドラムに巻
き付けて該ドラムとともに回転させ、記録手段をドラム
軸方向に移動させて前記被記録材に記録するドラムスキ
ャン型記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、ファクシミリ等の機
能を有する記録装置、あるいはコンピューターやワード
プロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーショ
ンなどの出力機器として用いられる記録装置は、画像情
報(文字情報等を含む)に基づいて用紙やプラスチック
薄板等の被記録材(記録媒体)に画像(文字等を含む)
を記録していくように構成されている。前記記録装置
は、記録手段の種類により、インクジェット式、ワイヤ
ドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分けるこ
とができる。
【0003】また、前記記録装置は、記録走査方式によ
り、間欠的に紙送りされる被記録材に対し紙幅方向に移
動する記録手段で記録を行なうシリアルスキャン型記録
装置、ライン型記録手段を用いて被記録材の紙送り方向
の走査のみで記録を行なうライン型記録装置、ドラムと
ともに回転する被記録材に対しドラム軸方向に移動する
記録手段で記録を行なうドラムスキャン型記録装置など
に分けることができる。
【0004】上記記録装置のうち、インクジェット式の
記録装置(インクジェット記録装置)は、画像信号に応
じて記録手段(記録ヘッド)からインクを吐出して被記
録材に記録を行うように構成されており、記録手段のコ
ンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録す
ることができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記録
することができ、ランニングコストが安く、ノンインパ
クト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のイン
クを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなど
の利点を有している。中でも、紙幅方向に多数の吐出口
を配列したフルマルチタイプの記録手段を用いるライン
型のものは、記録の一層の高速化が可能である。
【0005】特に、熱エネルギーを利用してインクを吐
出するインクジェット式の記録手段(記録ヘッド)は、
エッチング、蒸着、スパッタリング等の半導体製造プロ
セスを経て、基板上に製膜された電気熱変換体、電極、
液路壁、天板などを形成することにより、高密度の液路
配置(吐出口配置)を有するものを容易に製造すること
ができ、簡単かつコンパクトな構造で、高解像度の画像
を高速で記録することができる。一方、被記録材の材質
に対する要求も様々なものがあり、近年では、通常の被
記録材である普通紙や樹脂薄板(OHP等)などの他
に、薄紙や加工紙(ファイリング用のバンチ孔付き紙や
ミシン目付き紙、任意な形状の紙など)などを使用する
ことが要求されるようになってきた。
【0006】本発明は、ドラムスキャン方式を採るドラ
ムスキャン型記録装置に係わるものである。このドラム
スキャン型記録装置の記録走査は、用紙やプラスチック
薄板等の被記録材をドラムに巻付けて該ドラムとともに
回転させる動き(以下主走査という)と、これに合わせ
て記録手段をドラム軸に平行に移動させる動き(以下副
走査という)とから成っている。そして、副走査の方式
には連続送り副走査と間欠送り副走査とがある。
【0007】上記連続送り副走査は、ドラムを一定速度
で回転させるとともに、記録ヘッド(記録手段)をドラ
ム軸方向に一定速度で移動させる走査方式である。ま
た、上記間欠送り副走査は、ドラム上の非記録部分が記
録ヘッドの前面を通過する間に該記録ヘッドが所定量の
副走査移動(ドラム軸方向移動)を完了し、記録ヘッド
が被記録材上を主走査(ドラム回転による走査)してい
る間は該記録ヘッドを静止させておく(ドラム軸方向に
移動させない)走査方式である。
【0008】従来のドラムスキャン型記録装置において
は、被記録材はドラム軸方向と直角の方向に巻付けら
れ、その前後端縁がドラム軸と平行になるようにセット
されている。また、記録ヘッドはドラム軸方向と平行に
移動させるように構成され、かつ、記録ヘッドに設けら
れる複数のドット形成素子がドラム軸方向に平行に配列
されるように構成されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では次のような解決すべき課題があった。すなわ
ち、被記録材の各辺がドラム軸に対し平行または直角と
なるようにドラム上に保持されるので、上記連続送り副
走査方式においては、ドラムが主走査を行なうとともに
記録ヘッドが副走査を行なうことから、記録ヘッドが被
記録材に描く軌跡は被記録材上を螺旋状に進む軌跡とな
り、そのため、被記録材上に描かれる画像は、該画像の
上部と下部が記録ヘッドの副走査方向移動量分だけずれ
てしまい、若干平行四辺形に歪んでしまう。ドット形成
素子(インクジェット記録ヘッドの場合は吐出口)の数
が少ない場合は、ドラム1回転中の記録ヘッド移動量も
少なく、したがって画像の歪みも少ないが、高速記録を
狙ってドット形成素子(インクジェット記録ヘッドの場
合の吐出口)の数が256〜512個となるようなマル
チ化を行なうと、ドラム1回転中の記録ヘッドの移動量
が大きくなり、画像の歪みも大きくなってしまう。
【0010】一方、間欠送り副走査方式においては、ド
ラムの非記録領域が記録ヘッド前面を通過する間に所定
量の副走査を完了させるので、高速記録を狙って例えば
ドラムを高速で回転させた場合、非常に短い時間内に記
録ヘッド(キャリッジ)が所定量移動せねばならず、記
録ヘッドの速度が非常に大きくなってしまう。そして、
ドット形成素子の多いマルチヘッドを使用すると、副走
査方向の移動幅(記録ヘッド移動幅)が益々大きくなっ
てしまう。そのため、記録ヘッド副走査移動の加減速が
急激となり、インクジェット記録装置の場合のインクタ
ンク内のインクや吐出口内のインクに圧力変動が生じ、
インク吐出に悪影響を及ぼし、高精細な画像形成が不可
能になってしまう。
【0011】本発明は上記技術的課題に鑑みてなされた
ものであり、本発明の目的は、マルチタイプの記録ヘッ
ドを使用する場合のようにドラム一回転当たりの記録手
段の移動量(副走査幅)が大きい場合でも、加速度およ
び減速度の小さい連続送りの副走査を可能にし、平行四
辺形の画像歪みの無い記録を行ない得るドラムスキャン
型記録装置を提供することである。
【0012】
【課題解決のための手段】本発明は、被記録材をドラム
に巻き付けて該ドラムとともに回転させ、記録手段をド
ラム軸方向に移動させて前記被記録材に記録するドラム
スキャン型記録装置において、被記録材をドラム軸方向
に対し傾斜させて保持する構成とすることにより、上記
目的を達成するものである。
【0013】別の本発明は、上記構成に加えて、ドラム
の周長をLとし、ドラムが1回転する間に記録手段が移
動する距離をWとする時、被記録材のドラム軸方向に対
する傾斜角をtan-1(W/L)にする構成、記録手段
に設けられる複数のドット形成素子の配列方向をドラム
軸方向に対し傾斜させる構成、ドラムの周長をLとし、
ドラムが1回転する間に記録手段が移動する距離をWと
する時、前記ドット形成素子の配列方向のドラム軸方向
に対する傾斜角をtan-1(W/L)にする構成、ある
いはドット形成素子がインクを吐出する吐出口である構
成とすることにより、一層効率よく上記目的を達成する
ものである。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用したドラムスキャン型記録装
置の第1実施例を示す模式的斜視図である。図1におい
て、1は記録ヘッド(記録手段)、2は記録ヘッド1を
搭載し該記録ヘッドを移動させるための移動台(キャリ
ッジ)、3は被記録材が巻き付けられる回転可能なドラ
ム、4は用紙やプラスチック薄板等の被記録材、5はド
ラム3を回転させるためのドラム駆動用モータ、6は移
動台2を移動させるための移動台駆動用モータ、7はモ
ータ6の軸とその反対側に配設された一対のプーリ、8
は前記プーリ7、7を回して張架されるとともに移動台
2に結合されたワイヤである。さらに、9はドラム3の
周面上に設けられた非記録部、10は被記録材4をドラ
ム3に保持するための紙押さえバー、11は移動台2を
案内支持するためにドラム軸と平行に配設された一対の
ガイドレール、12は移動台2の位置を検出するための
リニアスケールである。
【0015】図1の実施例は記録装置がインクジェット
記録装置である場合を示す。そして、図1の記録装置に
おいては、記録ヘッド1の移動範囲内であってドラム3
から外れた所定の位置に、記録ヘッド1の待機中等に該
記録ヘッドのインク吐出口の乾燥を防止するためのキャ
ップ13が配設されている。また、前記移動台2には、
記録ヘッド1にインクを供給するためのインクタンク
(不図示)も搭載されている。前記記録ヘッド(記録手
段)1は、熱エネルギーを利用してインクを吐出するイ
ンクジェット記録手段であって、熱エネルギーを発生す
るための電気熱変換体を備えたものである。また、前記
記録ヘッド1は、前記電気熱変換体によって印加される
熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収
縮によって生じる圧力変化を利用して、吐出口よりイン
クを吐出させ、記録を行なうものである。
【0016】図2は、記録ヘッド1のインク吐出部の構
造を模式的に示す部分斜視図である。図2において、記
録ヘッド1の基板51上には、薄膜53の層を介在させ
て、半導体と同様の製造工程(薄膜成形法等)によっ
て、複数の電気熱変換体52およびこれらに対応する配
線が形成されている。各電気熱変換体52は、図示のよ
うに、それぞれの吐出口59および液路56に対応する
位置に配列されている。前記基板51上(該基板51上
の薄膜53の上)には、下面に所定間隔で平行に形成さ
れた複数の液路壁54Aを有する液路形成部材54が接
合されている。さらに、前記液路形成部材54の上面に
は、天板55が接合されている。前記各液路壁54Aの
間に液路56が形成されるが、前記液路形成部材54
は、各液路56の内部の所定位置に前記各電気熱変換体
52が配置されるような位置関係で位置決め接合されて
いる。
【0017】前記各液路壁54Aは所定の長さを有し、
各液路56の後端は、前記液路形成部材54と前記基板
51(または薄膜53)との間に形成される共通液室5
7に連通している。一方、各液路56の他端(先端)は
記録ヘッド1の吐出口形成面(フェイス面)58にて開
口しており、それぞれの開口部によって吐出口59が形
成されている。こうして、発熱抵抗体等の電気熱変換体
52に通電(パルス電圧の印加)してこれを発熱させる
ことにより、液路56内のインクを膜沸騰させ、その時
の圧力変化により吐出口59からインク滴を吐出させる
インクジェット式の記録ヘッド1が構成されている。な
お、前記記録ヘッド1は、複数の吐出口59の配列方向
が被記録材4の搬送方向と交叉する姿勢で取り付けられ
る。
【0018】図1において、記録を行なう場合には、先
ず、被記録材4が不図示の搬送手段によりドラム3まで
搬送される。図3および図4は搬送された被記録材4を
ドラム3上に保持する動作を示す断面図であり、図3は
保持前の状態を、図4は保持後の状態を示す。被記録材
4がドラム3まで搬送され、ドラム3の紙押さえバー1
0が被記録材4の前端の前にきた時に、図3に示すよう
に、被記録材4は、ドラム3の方向へ押し出され、ドラ
ム3と紙押さえバー10との間に挿入される。この時、
紙押さえバー10は、図3に示すように、被記録材4が
挿入されやすいように、ドラム3の表面より半径方向外
方へ持ち上げられている。この紙押さえバー10の持ち
上げは、カム機構等により行なうことができる。
【0019】次に、前記紙押さえバー10の持ち上げが
解除されると、図4に示すように、被記録材4は該紙押
さえバー10によりドラム3上に保持される。そして、
そのままドラム3が回転することにより、被記録材4は
ドラム3の表面に巻き付けられる。この時、被記録材4
を保持した紙押さえバー10は、図4に示すように、ド
ラム表面から突出しない状態で(ドラム表面より内側
で)被記録材4を保持する。
【0020】図5はドラム3上における紙押さえバー1
0の配置を示す正面図であり、紙押さえバー10はドラ
ム軸方向に対して所定の傾斜角度θをもって配設されて
いる。そのため、挿入される被記録材4は、その前端か
ら、前記傾斜角度θをもってドラム3に巻き付けられ
る。なお、この被記録材4のドラム軸方向に対する傾斜
角度θは、ドラム3の周長をLとし、ドラム3が1回転
する間に記録ヘッド1がドラム軸方向に移動する距離を
Wとする時、θ=tan-1(W/L)またはこれに近い
値となるように選定される。なお、図1および図5に示
すように、紙押さえバー10は、前記非記録部9を挟ん
で逆向きの対を成して設けられており、それぞれがドラ
ム軸方向に対して同じ傾斜角度θを成して装着されてお
り、それぞれ同じ構成を有している。また、対を成す2
本の紙押さえバーにより、被記録材4の前端および後端
を同じ傾斜角度で保持するように構成してもよい。
【0021】ドラム3に被記録材4が巻き付けられた
後、ドラム3はドラム駆動用モータ5により回転駆動さ
れ、例えば毎秒2回転程度で回転する。ドラム3にはロ
ータリーエンコーダ等が取り付けられており、ドラム3
の回転角を検知し、ドラム3の回転角に応じた高精度パ
ルスを発生する。ドラム3の表面との間に所定の隙間
(例えば、0.5〜2.0mm)を置いた位置に、該ド
ラム3に対向して記録ヘッド1が設けられている。記録
ヘッド1には、前述のごとく複数の吐出口59がドラム
3側に向けて設けられている。この吐出口59の数は例
えば256〜512個である。
【0022】記録ヘッド1は移動台2に搭載されてお
り、移動台2はドラム軸と平行に設けられたガイドレー
ル11、11に沿って摺動可能に取り付けられている。
この移動台2は、移動台駆動用モータ6により、プーリ
7、7とワイヤ8を介して駆動される。移動台2にはリ
ニアスケール12の検知部(読み取り部)が設けられ、
これにより、移動台2の位置を示す高精度のパルスが発
生される。記録ヘッド1からインク滴を吐出するか否か
のパルス信号(ヘッド駆動信号)は、ドラム3の回転角
を検知するためのロータリーエンコーダ(不図示)や移
動台2の位置を示すためのリニアスケール12検知部か
らのパルス信号に同期する形で記録ヘッド1に印加さ
れ、被記録材4上の所定位置にインク滴が吐出され、ド
ットが記録される。
【0023】ドラム3の1回転して記録ヘッド1が1行
分の記録を終了すると、該記録ヘッド1は移動台2とと
もに次の行の記録位置まで移動させられる。そして、ド
ラム3の次の1回転により次の行の記録を行なう。その
行の記録が終了すると、記録ヘッド1が更に次の行の記
録位置へ移動し、その行の記録を行なう。これらを繰り
返し行なうことにより、被記録材4上に画像記録が行な
われる。この記録動作からも明らかなごとく、上記ドラ
ム3の回転により主走査が行なわれ、上記記録ヘッド1
の移動により副走査が行なわれる。
【0024】以上説明した実施例によれば、被記録材4
をドラム軸方向に対して所定角度θだけ傾斜させて保持
するように構成したので、多数のドット形成素子(吐出
口59)を有するマルチ記録ヘッドを使用する場合で
も、連続送りの副走査(記録ヘッド1の移動)を正確に
行なうことが可能になり、その出力画像として、平行四
辺形に歪むことのない高精細な画像を得ることが可能に
なった。なお、記録ヘッド1のドット形成素子(吐出口
59)が例えば256〜512個も有るような幅の広い
マルチヘッドの場合、ドラム3の1回転毎の記録開始端
(吐出開始端)や記録終了端(吐出終了端)において画
像がのこぎりの歯状になることがあるが、これは、記録
ヘッド1を被記録材4と同じ方向に傾斜させたり、ある
いは電気的な処理を行なうことにより、簡単に無くすこ
とができる。また、以上の実施例ではインクジェット記
録装置を例に挙げて説明したが、ワイヤドット記録装
置、熱転写方式等のサーマル記録装置、レーザービーム
記録装置、磁気記録装置など、他の方式の記録装置にお
いても同様に実施でき、同様の作用、効果を得ることが
できる。
【0025】図6は本発明を適用したドラムスキャン型
記録装置の第2実施例を示す模式的斜視図である。本実
施例は、図1〜図5の第1実施例における紙押さえバー
10の代わりに紙押さえ爪14を使用するものである。
この紙押さえ爪14は、図示の例では軸方向の2箇所
(2箇所づつ)に配設されているが、3箇所以上に配設
してもよい。各紙押さえ爪14は、被記録材4が挿入さ
れる前には、カムやバネ等によりドラム3の表面より半
径方向外方へ持ち上げられ、該被記録材4が挿入され易
い位置にセットされている。被記録材4が不図示の搬送
手段により搬送され、紙押さえ爪14とドラム3との間
に挿入されると、該紙押さえ爪14がドラム3の表面よ
り内側へ引っ込み、被記録材4は該紙押さえ爪14によ
りドラム3上にクランプされる。
【0026】図6の第2実施例は、以上述べた点で図1
〜図5の第1実施例と相違するが、その他の部分では実
質上同じ構成を有している。したがって、それぞれ対応
する部分を同一符号で示し、それらの詳細説明は省略す
る。図6の第2実施例によれば、前述の第1実施例と同
様の効果が得られる他に、紙押さえバー10の代わりに
紙押さえ爪14を使用するので、紙押さえ機構の加工が
容易になり、コストダウンの効果が得られた。
【0027】図7は本発明を適用したドラムスキャン型
記録装置の第3実施例の要部構成を示す模式的断面図で
ある。本実施例は、図1〜図5の第1実施例における紙
押さえバー10を無くし、その代わりに、吸着帯電器1
5および押圧ローラ16を設けたものである。前記吸着
帯電器15は静電気を発生させて被記録材4をドラム表
面に吸着させるためのものである。また、押圧ローラ1
6は搬入される被記録材4をドラム表面に押し付けるた
めのものである。
【0028】図7において、被記録材4がドラム3の表
面に搬入されると、該被記録材4は押圧ローラ16によ
りドラム3の表面に押し付けられる。該押圧ローラ16
は、バネ等によりドラム3側へ付勢されており、かつア
ースが取られている。ドラム3に押し付けられた被記録
材4は、高圧の電圧により静電気を発生する吸着帯電器
15によって帯電し、ドラム3の表面に吸着され、密着
状態で保持される。この場合、ドラム3が毎秒2回転程
度の高速で回転するので、風や遠心力等による被記録材
4の剥がれを防止するための剥がれ防止用爪などを設け
てもよい。
【0029】図7の第3実施例は、以上述べた点で図1
〜図5の第1実施例と相違するが、その他の部分では実
質上同じ構成を有している。したがって、以上の図7の
第3実施例によっても、前述の第1実施例の場合と同
様、被記録材4をドラム軸方向に対して所定角度θだけ
傾斜させて保持するので、多数のドット形成素子(吐出
口59)を有するマルチ記録ヘッドを使用する場合で
も、連続送りの副走査(記録ヘッド1の移動)を正確に
行なうことが可能になり、その出力画像として、平行四
辺形に歪むことのない高精細な画像を得ることが可能に
なった。また、本実施例においても、記録ヘッド1のド
ット形成素子(吐出口59)が例えば256〜512個
も有るような幅の広いマルチヘッドの場合、ドラム3の
1回転毎の記録開始端(吐出開始端)や記録終了端(吐
出終了端)において画像がのこぎりの歯状になることが
あるが、これは、記録ヘッド1を被記録材4と同じ方向
に傾斜させたり、あるいは電気的な処理を行なうことに
より、簡単に無くすことができる。
【0030】図8は本発明を適用したドラムスキャン型
記録装置の第4実施例の要部構成を示す模式的断面図で
ある。本実施例は、図1〜図5の第1実施例における紙
押さえバー10を無くし、その代わりに、ドラム3の表
面に孔17を形成し、該ドラムの内側から空気吸引ポン
プ(不図示)で空気を吸引することにより、被記録材4
をドラム3の表面に吸引保持するものである。ドラム3
の前記吸引用の孔17の数や配列等は自由に設定できる
が、少なくとも被記録材4が巻き付けられる部分に設け
て被記録材4の吸着効率を高めるように構成することが
好ましい。また、ドラム回転時の風や遠心力等による被
記録材4の剥がれを防止するため、剥がれ防止用爪など
を設けてもよい。
【0031】図8の第4実施例は、以上述べた点で図1
〜図5の第1実施例と相違するが、その他の部分では実
質上同じ構成を有している。したがって、図8の第4実
施例によっても、前述の第1実施例および図7の第3実
施例の場合と同様の作用効果を得ることができる。
【0032】図9は本発明を適用したドラムスキャン型
記録装置の第5実施例を示す模式的斜視図である。図9
の第5実施例においては、図1〜図5に示した第1実施
例と同様に被記録材4をドラム軸方向に対して傾斜させ
て保持する他に、記録ヘッド1に設けられた複数のドッ
ト形成素子(吐出口59)の配列方向もドラム軸方向に
対して傾斜させるように構成されている。そして、ドラ
ムの周長をLとし、ドラムが1回転する間に記録手段が
移動する距離をWとする時、記録ヘッド1のドット形成
素子(吐出口59)の配列方向のドラム軸方向に対する
傾斜角度αは、前述した被記録材のドラム軸方向に対す
る傾斜角θと同様、tan-1(W/L)またはその近く
の値に設定されている。
【0033】図9の第5実施例は、以上述べた点で図1
〜図5の第1実施例と相違するが、その他の部分では実
質上同じ構成を有しており、それぞれ対応する部分を同
一符号で示し、それらの詳細説明は省略する。なお、図
9の第5実施例においては、ドラム3の周面上で被記録
材4を所定の姿勢で保持する手段として、図1および図
3〜図5に示した紙押さえバー10が使用されている。
図10は図9のドラムスキャン型記録装置(第5実施
例)によって被記録材4に記録する場合の主走査および
副走査の方向と記録画像の概略を例示する模式図であ
り、図11は従来のドラムスキャン型記録装置によって
被記録材4に記録する場合の主走査および副走査の方向
と記録画像の概略を例示する模式図である。
【0034】従来のドラムスキャン型記録装置において
は、例えば256〜512個のドット形成素子(インク
ジェット方式の場合には吐出口59)を有する記録ヘッ
ドをドラム軸と平行な方向に連続送りして記録する場
合、図11に示すように、記録画像18は被記録材4に
対し平行四辺形に歪んで描かれる。これに対して、図9
のドラムスキャン型記録装置(第5実施例)によれば、
記録ヘッド1のドット形成素子(吐出口59)の配列方
向と被記録材4の保持方向の両方を、ドラム軸方向に対
してα=θ=tan-1(W/L)またはそれに近い値の
角度だけ傾斜させたので、例えば256〜512個のド
ット形成素子を有するマルチ記録ヘッド1をドラム軸と
平行な方向に連続送りして記録する場合でも、図10に
示すように、被記録材4上に歪みの無い高精細な画像1
8を形成することが可能になった。
【0035】なお、図10の画像記録においては、画像
18の図示上下端の位置、すなわち、各行の記録開始位
置および記録終了位置を合わせるために、ドラム1回転
毎のドット形成(インク吐出)のタイミングをずらすこ
とがあるが、これは電気的な処理等により簡単に行なう
ことができる。また、図9および図10で説明した実施
例構成も、インクジェット記録装置に限定されるもので
はなく、ワイヤドット記録装置、熱転写方式等のサーマ
ル記録装置、レーザービーム記録装置、磁気記録装置な
ど、他の方式の記録装置においても同様に実施でき、同
様の作用および効果を達成できるものである。
【0036】図12は本発明を適用したドラムスキャン
型記録装置の第6実施例を示す模式的斜視図である。本
実施例は、図9の第5実施例における紙押さえバー10
の代わりに紙押さえ爪14を使用するものである。この
紙押さえ爪14は、図12の構成では軸方向の2箇所
(2箇所づつ)に配設されているが、3箇所以上に配設
してもよい。各紙押さえ爪14は、被記録材4が挿入さ
れる前には、カムやバネ等によりドラム3の表面より半
径方向外方へ持ち上げられ、該被記録材4が挿入され易
い位置にセットされている。被記録材4が不図示の搬送
手段により搬送され、紙押さえ爪14とドラム3との間
に挿入されると、該紙押さえ爪14がドラム3の表面よ
り内側へ引っ込み、被記録材4は該紙押さえ爪14によ
りドラム3上にクランプされる。
【0037】図12の第6実施例は、以上述べた点で図
9の第5実施例と相違するが、その他の部分では実質上
同じ構成を有している。したがって、それぞれ対応する
部分を同一符号で示し、それらの詳細説明は省略する。
図12の第6実施例によれば、図9および図10で説明
した第5実施例と同様の効果が得られる他に、紙押さえ
バー10の代わりに紙押さえ爪14を使用するので、紙
押さえ機構の加工が容易になり、コストダウンの効果が
得られた。
【0038】また、図9および図10で説明した第5実
施例においても、前記紙押さえバー10を無くし、その
代わりに図7で説明したような吸着帯電器15および押
圧ローラ16を設け、該吸着帯電器15で発生させた静
電気により被記録材4をドラム表面に吸着保持するよう
に構成してもよい。この場合も、ドラム3が高速で回転
する時の風や遠心力等による被記録材4の剥がれを防止
するために、剥がれ防止用爪などを設けてもよい。この
ような構成によっても、図9および図10の実施例の場
合と同様の作用および効果が得られる。
【0039】さらに、図9および図10で説明した第5
実施例においても、図8で説明したように、前記紙押さ
えバー10を無くし、その代わりにドラム3の表面に孔
17を形成し、該ドラムの内側から空気吸引ポンプ(不
図示)で空気を吸引することにより、被記録材4をドラ
ム3の表面に吸引保持するように構成してもよい。この
場合の前記吸引用の孔17の数や配列等も、自由に設定
することもできるが、少なくとも被記録材4が巻き付け
られる部分に設けて被記録材4の吸着効率を高めるよう
に構成することが好ましい。また、この場合も、ドラム
回転時の風や遠心力等による被記録材4の剥がれを防止
するため、剥がれ防止用爪などを設けてもよい。このよ
うな構成によっても、図9および図10の実施例の場合
と同様の作用および効果が得られる。
【0040】なお、前述の各実施例では、一個の記録ヘ
ッド1を用いる記録装置を例に挙げて説明したが、本発
明は、異なる色で記録する複数個の記録ヘッドを用いる
カラー記録装置、あるいは同一色彩で濃度の異なる記録
を行なう複数の記録ヘッドを用いる階調記録用の記録装
置など、記録ヘッドの数や使用する色がどのような場合
にも同様に適用することができ、同様の作用効果を達成
し得るものである。また、本発明は、インクジェット記
録装置の場合、記録ヘッドとインクタンクを一体化した
カートリッジタイプのものの他、これらを別体してイン
ク供給チューブ等で接続する構成のものなど、記録ヘッ
ドの配置形態がどのようなものであっても、同様に適用
することができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0041】なお、本発明は、インクジェット記録装置
の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用
いる記録手段(記録ヘッド)を使用するものに適用でき
るが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出す
る方式のインクジェット記録装置において優れた効果を
もたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密
度化、高精細化が達成できるからである。
【0042】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行なうのが好ましい。この方式は、所謂オンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録手段(記録ヘッド)の熱作用面に膜
沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対応し液体
(インク)内の気泡を形成出来るので有効である。
【0043】この気泡の成長、収縮により吐出用開口を
介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの
滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即
時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答性
に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好まし
い。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第4
463359号明細書、同第4345262号明細書に
記載されているようなものが適している。尚、上記熱作
用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第43131
24号明細書に記載されている条件を採用すると、更に
優れた記録を行なうことができる。
【0044】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59年第123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59年第138461号公報に基づいた
構成としても本発明は有効である。すなわち、記録ヘッ
ドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば、記録を確実に効率よく行なうことができるようにな
るからである。
【0045】さらに、前述のように、記録装置が記録で
きる被記録材(記録媒体)の最大幅に対応した長さを有
するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても、本発明
は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、
複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす
構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての
構成のいずれでもよい。加えて、上例のようなシリアル
タイプのものでも、装置本体に固定された記録ヘッド、
あるいは装置本体に装着されることで装置本体との電気
的な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交
換自在のチップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッ
ド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0046】また、本発明に記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定できる
ので好ましいものである。これらを具体的に挙げれば、
記録ヘッドに対しての、キャッピング手段、クリーニン
グ手段、加圧或は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは
別の加熱素子或はこれらの組み合わせによる予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出モードを行なう
ことも安定した記録を行なうために有効である。
【0047】また、前述したように、搭載される記録ヘ
ッドの種類ないし個数についても、例えば、単色のイン
クに対応して1個のみが設けられたものの他、記録色や
濃度を異にする複数のインクに対応して複数個数設けら
れるものであってもよい。すなわち、例えば、記録装置
の記録モードとしては、黒色等の主流色のみの記録モー
ドだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数
個の組み合わせによるか、いずれでもよいが、異なる色
の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少なくとも
一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
【0048】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するもの、あるいは、インクジェット方式で
は、インク自体を30℃以上70℃以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。加えて、
積極的に熱エネルギーによる昇温をインクの固形状態か
ら液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せしめ
ることで防止するか、または、インクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても、熱エネルギーの記録信号に応じた付与によ
ってインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、
記録媒体に到達する時点ではすでに固化し始めるもの等
のような、熱エネルギーによって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。
【0049】このような場合のインクは、特開昭54−
56847号公報あるいは特開昭60−71260号公
報に記載されるような、多孔質シート凹部または貫通孔
に液状または固形物として保持された状態で、電気熱変
換体に対して対向するような形態としてもよい。本発明
においては、上述した各インクに対して最も有効なもの
は、上述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0050】さらに加えて、本発明によるインクジェッ
ト記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理
機器の画像出力端末として用いられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を採るもの等であってもよ
い。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなごとく、本発明
によれば、被記録材をドラムに巻き付けて該ドラムとと
もに回転させ、記録手段をドラム軸方向に移動させて前
記被記録材に記録するドラムスキャン型記録装置におい
て、被記録材をドラム軸方向に対し傾斜させて保持する
構成としたので、平行四辺形の画像歪みを減らすか無く
すことができ、ドラムが1回転する間の記録手段の副走
査幅が大きい場合でも、ほとんど画像歪みの無い記録を
行ない得るドラムスキャン型記録装置が提供される。
【0052】別の本発明によれば、上記構成に加えて、
ドラムの周長をLとし、ドラムが1回転する間に記録手
段が移動する距離をWとする時、被記録材のドラム軸方
向に対する傾斜角をtan-1(W/L)にする構成、記
録手段に設けられる複数のドット形成素子の配列方向を
ドラム軸方向に対し傾斜させる構成、ドラムの周長をL
とし、ドラムが1回転する間に記録手段が移動する距離
をWとする時、前記ドット形成素子の配列方向のドラム
軸方向に対する傾斜角をtan-1(W/L)にする構
成、あるいはドット形成素子がインクを吐出する吐出口
である構成としたので、一層効率よく平行四辺形の画像
歪みを減らすか無くすことができ、ドラムが1回転する
間の記録手段の副走査幅が大きい場合でも、ほとんど画
像歪みの無い記録を行ない得るドラムスキャン型記録装
置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したドラムスキャン型記録装置の
第1実施例を示す模式的斜視図である。
【図2】図1中の記録手段のインク吐出部の構造を模式
的に示す一部破断部分斜視図である。
【図3】図1の記録装置においてドラムまで挿入された
被記録材を紙押さえバーが保持する前の状態を模式的に
示す部分断面図である。
【図4】図1の記録装置において紙押さえバーにより被
記録材をドラム上に保持した状態を模式的に示す部分断
面図である。
【図5】図1中のドラム上の紙押さえバーの配置を示す
模式的正面図である。
【図6】本発明を適用したドラムスキャン型記録装置の
第2実施例を示す模式的斜視図である。
【図7】本発明を適用したドラムスキャン型記録装置の
第3実施例の要部構成を示す模式的断面図である。
【図8】本発明を適用したドラムスキャン型記録装置の
第4実施例の要部構成を示す模式的断面図である。
【図9】本発明を適用したドラムスキャン型記録装置の
第5実施例を示す模式的斜視図である。
【図10】図9の記録装置で記録する場合の主走査およ
び副走査と得られる画像の状態を例示する模式図であ
る。
【図11】従来のドラムスキャン型記録装置で記録する
場合の主走査および副走査と得られる画像の状態を例示
する模式図である。
【図12】本発明を適用したドラムスキャン型記録装置
の第6実施例を示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1 記録手段(記録ヘッド) 2 移動台 3 ドラム 4 被記録材 5 ドラム駆動用モータ 6 移動台駆動用モータ 9 ドラムの非記録部 10 紙押さえバー 11 ガイドレール 12 リニアスケール 13 キャップ 14 紙押さえ爪 15 吸着帯電器 16 押圧ローラ 17 ドラム表面の孔 18 記録された画像 52 電気熱変換体 56 液路 58 吐出口形成面 59 吐出口 θ 保持された被記録材の傾斜角度 α ドット形成素子の配列方向の傾斜角度

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被記録材をドラムに巻き付けて該ド
    ラムとともに回転させ、記録手段をドラム軸方向に移動
    させて前記被記録材に記録するドラムスキャン型記録装
    置において、被記録材をドラム軸方向に対し傾斜させて
    保持することを特徴とするドラムスキャン型記録装置。
  2. 【請求項2】 ドラムの周長をLとし、ドラムが1
    回転する間に記録手段が移動する距離をWとする時、被
    記録材のドラム軸方向に対する傾斜角をtan-1(W/
    L)にすることを特徴とする請求項1のドラムスキャン
    型記録装置。
  3. 【請求項3】 記録手段に設けられる複数のドット
    形成素子の配列方向をドラム軸方向に対し傾斜させるこ
    とを特徴とする請求項1のドラムスキャン型記録装置。
  4. 【請求項4】 ドラムの周長をLとし、ドラムが1
    回転する間に記録手段が移動する距離をWとする時、前
    記ドット形成素子の配列方向のドラム軸方向に対する傾
    斜角をtan-1(W/L)にすることを特徴とする請求
    項3のドラムスキャン型記録装置。
  5. 【請求項5】 ドット形成素子がインクを吐出する
    吐出口であることを特徴とする請求項1のドラムスキャ
    ン型記録装置。
  6. 【請求項6】 記録手段が、インクを吐出するため
    に利用される熱エネルギーを発生する電気熱変換体を備
    えているインクジェット記録手段であることを特徴とす
    る請求項5のドラムスキャン型記録装置。
  7. 【請求項7】 記録手段が、電気熱変換体が発生す
    る熱エネルギーによりインクに生じる膜沸騰を利用し
    て、吐出口よりインクを吐出させることを特徴とする請
    求項6のドラムスキャン型記録装置。
JP25389892A 1992-08-28 1992-08-28 ドラムスキャン型記録装置 Pending JPH0671964A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08300756A (ja) * 1995-04-15 1996-11-19 Man Roland Druckmas Ag 印刷枚葉紙にバーコードをインプリントする方法及び該方法を実施するための装置
US6056454A (en) * 1998-10-05 2000-05-02 Gerber Technology, Inc. Method and apparatus for printing on a continuously moving sheet of work material

Cited By (3)

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JPH08300756A (ja) * 1995-04-15 1996-11-19 Man Roland Druckmas Ag 印刷枚葉紙にバーコードをインプリントする方法及び該方法を実施するための装置
US6056454A (en) * 1998-10-05 2000-05-02 Gerber Technology, Inc. Method and apparatus for printing on a continuously moving sheet of work material
US6431773B1 (en) 1998-10-05 2002-08-13 Gerber Technology, Inc. Method and apparatus for printing on a continuously moving sheet of work material

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