JPH0671886U - ブラインド内蔵障子 - Google Patents

ブラインド内蔵障子

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JPH0671886U
JPH0671886U JP1355193U JP1355193U JPH0671886U JP H0671886 U JPH0671886 U JP H0671886U JP 1355193 U JP1355193 U JP 1355193U JP 1355193 U JP1355193 U JP 1355193U JP H0671886 U JPH0671886 U JP H0671886U
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rope
blind
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JP1355193U
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Inventor
秀之 越後
Original Assignee
三協アルミニウム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブラインド内蔵障子に関し、ブラインドを昇
降する操作ロープを、操作性の良さを損なうことなく不
使用時には自動的に室内側から隠蔽できるようにする。 【構成】 ブラインド3の操作ロープ24を有したブラ
インド内蔵障子に関する。操作ロープは両端をつないだ
無端状で竪框7の内部に配置され、一端側がブラインド
操作ギア16に巻回され、他端側はロープ転回具23に
巻回されて循環可能とされる。竪框7の室内側壁に内部
の操作ロープ24を引き出せる操作孔32がカバー36
を有して設けられる。ロープ転回具23は一端を竪框側
に固定した伸長可能な弾性体28で下方へ引かれるよう
に常時、付勢される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、手動で昇降操作されるブラインドを内蔵したブラインド内蔵障子 に関する。
【0002】
【従来技術】
ブラインド(ベネシャンブラインド)を手動で昇降する場合、操作ロープが用 いられる。障子に内蔵されたブラインドの場合も同様であるが、この場合、ブラ インド昇降装置も障子に内蔵されているので、昇降装置の操作ギアに巻回された 操作ロープは障子の竪框内部を通って、竪框に設けた孔から室内側に導出される 。導出された操作ロープは従来、そのまま竪框の室内側面に沿って垂れ下がって いる。
【0003】 このため、ブラインドの昇降操作に支障はないものの、不使用時に垂れ下がっ ている操作ロープは室内側から見て目障りであり、窓のデザインやインテリヤの 調和を妨げることがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、ブラインドを昇降する操作ロープを、操作性の良さを損なうこと なく不使用時には室内側から隠蔽することができるブラインド内蔵障子の提供を 課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ブラインドを内蔵した框組障子に関する。 ブラインドの操作ロープを有する。 操作ロープは両端をつないだ無端状で竪框内部に配置される。 操作ロープの一端側はブラインド操作ギアに巻回され、他端側はロープ転回具 に巻回され、かつ、循環可能とされる。
【0006】 竪框の室内側壁に内部の操作ロープを引き出せる操作口がカバーを有して設け られる。 ロープ転回具が一端を竪框側に固定した伸長可能な弾性体で下方へ引かれるよ うに常時、付勢される。
【0007】 好ましい構成では、ロープ転回具として滑車を、弾性体としてコイルばねが使 用され、これらを竪框の内部に挿入して固定されるブラケットに組み付け、ロー プテンション装置とする。 また、他の好ましい構成では、前記のロープテンション装置を竪框に着脱可能 に固定し、これに結合した落下防止紐の他端を操作口付近に結合しておく。
【0008】
【作用】
ブラインドは障子の採光部を開閉する。 ブラインドの操作ロープは、ブラインドを昇降し、また、スラットの傾斜を調 整する。 伸長可能な弾性体は、操作ロープを操作のために竪框から引き出すこと、およ び操作後、操作ロープが自動的に竪框の内部に引き戻され収納されることを可能 とする。 落下防止紐は、操作ロープの切断などにより操作ロープが転回具から外れた場 合の修理を容易にする。
【0009】
【実施例】
図1のブラインド内蔵障子1は、滑り出しタイプとして構成されており、框組 2とブラインド3を内蔵した複層ガラス4およびブラインド昇降装置5で構成さ れている。
【0010】 框組2は、左右の竪框6,7と上下の横框8,9を方形に組み付けて構成され 、複層ガラス4は内外のガラス10,11の間にブラインド(ベネシャンブライ ンド)3を内蔵している。ブラインド3は、ヘッドボックス12、上下方向で平 行に配置された多数のスラット13、ボトムレール14およびこれらを上下方向 に結合したラダーテープ15で構成され、これらが内外のガラス10,11の間 に配置されている。ガラス10,11の周縁は内面(対抗面)に結露が生じない ように密閉され、前記のブラインド3は内外のガラス10,11間に封入された 構成となっている。 ブラインド昇降装置5は、操作ギア16、昇降コード駆動用シャフト17、昇 降コード18および継手20(オルダム継手)を有する。
【0011】 昇降コード18は前記のシャフト17に固定されたドラム19に上端部が固定 されると共に各スラット13を貫通して下端がボトムレール14に固定されてい る。昇降コード駆動用シャフト17は、ヘッドボックス12の内部に回動可能に 軸架されている。したがって、昇降コード駆動用シャフト17が正方向に駆動回 転されると昇降コード18が巻き上げられ、ボトムレール14の上昇と共にラダ ーテープ15とスラット13が上昇される。また、シャフト17が逆方向に駆動 回転されるとボトムレール14の重量でブラインド3は下降する。この構造と作 動は従来のものと格別異ならない。
【0012】 なお、ブラインド3は図示していないがラダーテープ15を操作して各スラッ ト13の傾斜を変える遮光量調整機構も有する。 右竪框7には、内部上方に操作ギア16が、内部下方にロープテンション装置 21が固定され、操作ギア16のプーリー22とロープテンション装置21にお ける滑車23との間に操作ロープ24が掛け回される(図2,図3)。すなわち 、操作ロープ24は、両端をつないだ無端状で竪框内部に配置されており、一端 側がブラインド操作ギア16に巻回され、他端側は滑車23に巻回されて循環可 能とされている。
【0013】 操作ギア16(図4,図5)は、ブラケット25とこれに軸支された前記のプ ーリー22で構成され、プーリー22のブラインド3側の面に継手20の駆動側 部材20aがねじ26で固定されている。操作ギア16は、ブラケット25で右 縦框7の上部に、前記昇降コード駆動用シャフト17の一端と対応させ、プーリ ー22の回転軸をシャフト17の方向として固定されている。
【0014】 ロープテンション装置21は、ブラケット27にコイルばね28を介して前記 の滑車23を接続した構成で、前記のように右竪框7の内部下方にブラケット2 7を挿入してビス29で着脱可能に固定される。固定位置は、操作ロープ24が コイルばね28によって緩く緊張される程度である。滑車23は操作ロープ24 の転回具であり、コイルばね28は伸長が可能な弾性体の一つである。すなわち ロープ転回具が一端を竪框側に固定した伸長可能な弾性体で下方へ引かれるよう に常時、付勢されている。
【0015】 右竪框7には操作ギア16と対応する個所の内壁に連絡孔30が、また、室内 側壁に点検孔31が形成されると共に、室内側壁の中央部に操作孔32が形成さ れ、点検孔31には化粧カバー33が着脱可能に装着され、また、操作孔32に は操作ボックス34が装着される。操作ボックス34は、ロープ突き出し具35 、操作カバー36を備え、ビス37で着脱可能に固定される。ビス37はビス2 9と共にブラケット27の固定も兼ねている。ロープ突き出し具35は操作ボッ クス34の内側に配置され、操作ロープ24を係合すると共に、ばね仕掛けで先 端側が室内側に突出するように常時付勢されており、操作カバー36を開けると 操作ロープ24を室内側に押出すようになっている。
【0016】 さらに、ロープテンション装置21のブラケット27と操作ボックス34は、 落下防止紐38で結合されている。 オルダム継手20は、前記の駆動側部材20aとこれの嵌合溝39(図5)に 嵌め込まれる滑子20bとからなり、滑子20bは昇降コード駆動用シャフト1 7の一端に装着されてねじ40で相対回転がないように固定されている。 ブラインド3を内蔵した複層ガラス4を框組2に装着するとオルダム継手20 を介して操作ギア16と昇降コード駆動用シャフト17が結合される。
【0017】 ブラインド3を昇降するときは、右竪框7の操作カバー36を開け、ロープ突 き出し具35で右竪框7の内部から押出された操作ロープ24を操作する。この 際、操作しやすいように操作ロープ24をコイルばね28に抗して操作孔32か ら大きく引き出すことができる。そして、操作ギア16を回動するとシャフト1 7およびドラム19が駆動されてブラインド3を昇降することができる。
【0018】 ブラインド3の昇降操作を終了し、操作ロープ24を放すと、操作ロープ24 はコイルばね28によって右竪框7の内部に自動的に引き込まれ、収納される。 ついで、操作カバー36を装着して操作孔32を閉鎖する。 操作ギア16やオルダム継手20の具合が良くない場合は、化粧カバー33を 外して框内部の状況を点検することができる。
【0019】 また、操作ロープ24が切れてしまった時は、化粧カバー33を外すと共に、 操作ボックス34を框の室内側壁から外し、さらに、ビス29も外してロープテ ンション装置21を框内部で上下に移動できるようにする。このとき、框内部の ロープテンション装置21を手で保持することはできないが、落下防止紐38に よって操作ボックス34と結合されているので、不用意にビス29を抜き取って もロープテンション装置21が右竪框7の底部に落下してしまうことはない。
【0020】 ついで、予め操作ロープ24を滑車23、ロープ突き出し具35に通しておい てから切断個所を補修して無端状とし、その上端部を操作ギア16のプーリー2 2に掛け回して修理を終わることができる。 なお、操作ロープ24の操作力のうち、操作ギア16を引き下げる方向の成分 はすべて右竪框7に支持され、回転力のみが昇降コード駆動用シャフト17に伝 達される。したがって、複層ガラス4側において前記シャフトやその軸架構造を それ程頑丈に構成しなくとも充分な耐久性を持たせることができる。
【0021】 オルダム継手を使用すると操作ギア16におけるプーリー22の回転軸と昇降 コード駆動用シャフト17の回転軸が多少ずれていても、滑らかに回転を伝達す ることができるので、框組2に対するブラインド3を内蔵した複層ガラス4の装 着が容易である。
【0022】 以上は一実施例であり、本考案は図示された具体的な構成に限定されない。継 手20はオルダム継手に限らず、框側の操作ギア16と昇降コード駆動用シャフ ト17とを回転力に関して結合するものであれば良い。ロープ突き出し具35な ど框内部に収納された操作ロープ24を操作しやすくするための構造は、他の構 造であっても良い。 ブラインド内蔵障子1は滑り出しタイプに限らない。
【0023】
【考案の効果】
ブラインドを操作するための操作ロープが、自動的に竪框の内部に収納される ので見栄えが良い。 通常は竪框の内部に収納されている操作ロープであっても、操作時には十分に 引き出して操作することが出来るので、操作性が良い。 落下防止紐を利用してロープテンション装置を引き上げることができるので、 ローテンション装置の点検、あるいは操作ロープの掛け直しや修理を簡単に行う ことができる。
【提出日】平成5年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】 【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 この考案は、手動で昇降操作されるブラインドを内蔵したブラインド内蔵障子 に関する。
【0002】
【従来技術】
ブラインド(ベネシャンブラインド)を手動で昇降する場合、操作ロープが用 いられる。障子に内蔵されたブラインドの場合も同様であるが、この場合、ブラ インド昇降装置も障子に内蔵されているので、昇降装置の操作ギアに巻回された 操作ロープは障子の竪框内部を通って、竪框に設けた孔から室内側に導出される 。導出された操作ロープは従来、そのまま竪框の室内側面に沿って垂れ下がって いる。
【0003】 このため、ブラインドの昇降操作に支障はないものの、不使用時に垂れ下がっ ている操作ロープは室内側から見て目障りであり、窓のデザインやインテリヤの 調和を妨げることがあった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、ブラインドを昇降する操作ロープを、操作性の良さを損なうこと なく不使用時には室内側から隠蔽することができるブラインド内蔵障子の提供を 課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
ブラインドを内蔵した框組障子に関する。 ブラインドの操作ロープを有する。 操作ロープは両端をつないだ無端状で竪框内部に配置される。 操作ロープの一端側はブラインド操作ギアに巻回され、他端側はロープ転回具 に巻回され、かつ、循環可能とされる。
【0006】 竪框の室内側壁に内部の操作ロープを引き出せる操作口がカバーを有して設け られる。 ロープ転回具は竪框の内部に挿入して固定されたブラケットに組み付けられ、 ブラケットには操作孔部分への引き出し手段が設けられている。
【0007】 次の構成を備えることは好ましい。 竪框の室内側に内部の操作ギアにロープを巻回するための点検孔が設けられ、 脱着自在なカバーが装着されていること。 一端を竪框側に固定された伸長可能な弾性体でロープ転回具が下方へ付勢され ていること。
【0008】
【作用】
ブラインドは障子の採光部を開閉する。 ブラインドの操作ロープは、ブラインドを昇降し、また、スラットの傾斜を調 整する。 点検孔は操作ギアから操作ロープが外れた際の修理を容易にする。 伸長可能な弾性体は、操作ロープを操作のために竪框から引き出すこと、およ び操作後、操作ロープが自動的に竪框の内部に引き戻され収納されることを可能 とする。 落下防止紐は、操作ロープの切断などにより操作ロープが転回具から外れた場 合の修理を容易にする。
【0009】
【実施例】
図1のブラインド内蔵障子1は、滑り出しタイプとして構成されており、框組 2とブラインド3を内蔵した複層ガラス4およびブラインド昇降装置5で構成さ れている。
【0010】 框組2は、左右の竪框6,7と上下の横框8,9を方形に組み付けて構成され 、複層ガラス4は内外のガラス10,11の間にブラインド(ベネシャンブライ ンド)3を内蔵している。ブラインド3は、ヘッドボックス12、上下方向で平 行に配置された多数のスラット13、ボトムレール14およびこれらを上下方向 に結合したラダーテープ15で構成され、これらが内外のガラス10,11の間 に配置されている。ガラス10,11の周縁は内面(対抗面)に結露が生じない ように密閉され、前記のブラインド3は内外のガラス10,11間に封入された 構成となっている。 ブラインド昇降装置5は、操作ギア16、昇降コード駆動用シャフト17、昇 降コード18および継手20(オルダム継手)を有する。
【0011】 昇降コード18は前記のシャフト17に固定されたドラム19に上端部が固定 されると共に各スラット13を貫通して下端がボトムレール14に固定されてい る。昇降コード駆動用シャフト17は、ヘッドボックス12の内部に回動可能に 軸架されている。したがって、昇降コード駆動用シャフト17が正方向に駆動回 転されると昇降コード18が巻き上げられ、ボトムレール14の上昇と共にラダ ーテープ15とスラット13が上昇される。また、シャフト17が逆方向に駆動 回転されるとボトムレール14の重量でブラインド3は下降する。この構造と作 動は従来のものと格別異ならない。
【0012】 なお、ブラインド3は図示していないがラダーテープ15を操作して各スラッ ト13の傾斜を変える遮光量調整機構も有する。 右竪框7には、内部上方に操作ギア16が、内部下方にロープテンション装置 21が固定され、操作ギア16のプーリー22とロープテンション装置21にお ける滑車23との間に操作ロープ24が掛け回される(図2,図3)。すなわち 、操作ロープ24は、両端をつないだ無端状で竪框内部に配置されており、一端 側がブラインド操作ギア16に巻回され、他端側は滑車23に巻回されて循環可 能とされている。
【0013】 操作ギア16(図4,図5)は、ブラケット25とこれに軸支された前記のプ ーリー22で構成され、プーリー22のブラインド3側の面に継手20の駆動側 部材20aがねじ26で固定されている。操作ギア16は、ブラケット25で右 縦框7の上部に、前記昇降コード駆動用シャフト17の一端と対応させ、プーリ ー22の回転軸をシャフト17の方向として固定されている。
【0014】 ロープテンション装置21は、ブラケット27にコイルばね28を介して前記 の滑車23を接続した構成で、前記のように右竪框7の内部下方にブラケット2 7を挿入してビス29で着脱可能に固定される。固定位置は、操作ロープ24が コイルばね28によって緩く緊張される程度である。滑車23は操作ロープ24 の転回具であり、コイルばね28は伸長が可能な弾性体の一つである。すなわち ロープ転回具が一端を竪框側に固定した伸長可能な弾性体で下方へ引かれるよう に常時、付勢されている。
【0015】 右竪框7には操作ギア16と対応する個所の内壁に連絡孔30が、また、室内 側壁に点検孔31が形成されると共に、室内側壁の中央部に操作孔32が形成さ れ、点検孔31には化粧カバー33が着脱可能に装着され、また、操作孔32に は操作ボックス34が装着される。操作ボックス34は、ロープ突き出し具35 、操作カバー36を備え、ビス37で着脱可能に固定される。ビス37はビス2 9と共にブラケット27の固定も兼ねている。ロープ突き出し具35は操作ボッ クス34の内側に配置され、操作ロープ24を係合すると共に、ばね仕掛けで先 端側が室内側に突出するように常時付勢されており、操作カバー36を開けると 操作ロープ24を室内側に押出すようになっている。
【0016】 さらに、ロープテンション装置21のブラケット27と操作ボックス34は、 落下防止紐38で結合されている。落下防止紐38は点検,修理時などにブラケ ット27を操作孔部分へ引上げるための引き出し手段である。 オルダム継手20は、前記の駆動側部材20aとこれの嵌合溝39(図5)に 嵌め込まれる滑子20bとからなり、滑子20bは昇降コード駆動用シャフト1 7の一端に装着されてねじ40で相対回転がないように固定されている。 ブラインド3を内蔵した複層ガラス4を框組2に装着するとオルダム継手20 を介して操作ギア16と昇降コード駆動用シャフト17が結合される。
【0017】 ブラインド3を昇降するときは、右竪框7の操作カバー36を開け、ロープ突 き出し具35で右竪框7の内部から押出された操作ロープ24を操作する。この 際、操作しやすいように操作ロープ24をコイルばね28に抗して操作孔32か ら大きく引き出すことができる。そして、操作ギア16を回動するとシャフト1 7およびドラム19が駆動されてブラインド3を昇降することができる。
【0018】 ブラインド3の昇降操作を終了し、操作ロープ24を放すと、操作ロープ24 はコイルばね28によって右竪框7の内部に自動的に引き込まれ、収納される。 ついで、操作カバー36を装着して操作孔32を閉鎖する。 操作ギア16やオルダム継手20の具合が良くない場合は、化粧カバー33を 外して框内部の状況を点検することができる。
【0019】 また、操作ロープ24が切れてしまった時は、化粧カバー33を外すと共に、 操作ボックス34を框の室内側壁から外し、さらに、ビス29も外してロープテ ンション装置21を框内部で上下に移動できるようにする。このとき、框内部の ロープテンション装置21を手で保持することはできないが、落下防止紐38に よって操作ボックス34と結合されているので、不用意にビス29を抜き取って右竪框7の底部に落下してしまってもロープテンション装置21を引き出すこと ができる。
【0020】 ついで、予め操作ロープ24を滑車23、ロープ突き出し具35に通しておい てから切断個所を補修して無端状とし、その上端部を点検孔31を利用して操作 ギア16のプーリー22に掛け回して修理を終わることができる。 なお、操作ロープ24の操作力のうち、操作ギア16を引き下げる方向の成分 はすべて右竪框7に支持され、回転力のみが昇降コード駆動用シャフト17に伝 達される。したがって、複層ガラス4側において前記シャフトやその軸架構造を それ程頑丈に構成しなくとも充分な耐久性を持たせることができる。
【0021】 オルダム継手を使用すると操作ギア16におけるプーリー22の回転軸と昇降 コード駆動用シャフト17の回転軸が多少ずれていても、滑らかに回転を伝達す ることができるので、框組2に対するブラインド3を内蔵した複層ガラス4の装 着が容易である。
【0022】 以上は一実施例であり、本考案は図示された具体的な構成に限定されない。継 手20はオルダム継手に限らず、框側の操作ギア16と昇降コード駆動用シャフ ト17とを回転力に関して結合するものであれば良い。ロープ突き出し具35な ど框内部に収納された操作ロープ24を操作しやすくするための構造は、他の構 造であっても良い。 操作ロープ24が弾性体で下方に付勢されていると手を離したとき自動的に竪框内に引き込まれて便利であるが、操作ロープ24の収納に弾性体は必須ではな い。 ブラインド内蔵障子1は滑り出しタイプに限らない。
【0023】
【考案の効果】
ブラインドを操作するための操作ロープが、竪框の内部に収納されるので見栄 えが良い。 通常は竪框の内部に収納されている操作ロープであっても、操作時には十分に 引き出して操作することが出来るので、操作性が良い。 引き出し手段である落下防止紐を利用してロープテンション装置を操作口部分引き出すことができるので、ローテンション装置の点検、あるいは操作ロー プの掛け直しや修理を簡単に行うことができる。 点検孔31,操作孔32にはカバーが装着されるので見栄えがよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を分解し、また、破断して示す斜視図。
【図2】分解して示す要部の斜視図。
【図3】機構的に示した側面図。
【図4】要部の断面図。
【図5】分解して示す要部の斜視図。
【符号の説明】
1 ブラインド内蔵障子 2 框組 3 ブラインド 4 複層ガラス 5 ブラインド昇降装置 6 左竪框 7 右縦框 8 上横枠 9 下横枠 10 内ガラス 11 外ガラス 12 ヘッドボックス 13 スラット 14 ボトムレール 15 ラダーテープ 16 操作ギア 17 昇降コード駆動用シャフト 18 昇降コード 19 ドラム 20 継手 20a 駆動側部材 20b 滑子 21 ロープテンション装置 22 プーリー 23 滑車 24 操作ロープ 25 ブラケット 26 ねじ 27 ブラケット 28 コイルばね 29 ビス 30 連絡孔 31 点検孔 32 操作孔 33 化粧カバー 34 操作ボックス 35 ロープ突き出し具 36 操作カバー 37 ビス 38 落下防止紐 39 嵌合溝 40 ねじ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年7月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【考案の名称】 ブラインド内蔵障子
【実用新案登録請求の範囲】
【図面の簡単な説明】
【図1】分解して示す要部の斜視図。
【図2】一部を分解し、また、破断して示す斜視図。
【図3】機構的に示した側面図。
【図4】要部の断面図。
【図5】分解して示す要部の斜視図。
【符号の説明】 1 ブラインド内蔵障子 2 框組 3 ブラインド 4 複層ガラス 5 ブラインド昇降装置 6 左竪框 7 右縦框 8 上横枠 9 下横枠 10 内ガラス 11 外ガラス 12 ヘッドボックス 13 スラット 14 ボトムレール 15 ラダーテープ 16 操作ギア 17 昇降コード駆動用シャフト 18 昇降コード 19 ドラム 20 継手 20a 駆動側部材 20b 滑子 21 ロープテンション装置 22 プーリー 23 滑車 24 操作ロープ 25 ブラケット 26 ねじ 27 ブラケット 28 コイルばね 29 ビス 30 連絡孔 31 点検孔 32 操作孔 33 化粧カバー 34 操作ボックス 35 ロープ突き出し具 36 操作カバー 37 ビス 38 落下防止紐 39 嵌合溝 40 ねじ
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブラインドを内蔵した框組障子であっ
    て、ブラインドの操作ロープを有し、操作ロープは両端
    をつないだ無端状で竪框内部に配置されており、一端側
    がブラインド操作ギアに巻回され、他端側はロープ転回
    具に巻回されて循環可能とされており、竪框の室内側壁
    に内部の操作ロープを引き出せる操作口がカバーを有し
    て設けられ、ロープ転回具が一端を竪框側に固定した伸
    長可能な弾性体で下方へ引かれるように常時、付勢され
    ていることを特徴としたブラインド内蔵障子。
  2. 【請求項2】 ロープ転回具として滑車が、弾性体とし
    てコイルばねが使用され、これらが竪框の内部に挿入し
    て固定されるブラケットに組み付けられてロープテンシ
    ョン装置とされていることを特徴とした請求項1に記載
    のブラインド内蔵障子。
  3. 【請求項3】 ロープテンション装置が竪框に着脱可能
    に固定されると共に、操作口付近に一端を固定した落下
    防止紐の他端に結合されていることを特徴とした請求項
    2に記載のブラインド内蔵障子。
JP1355193U 1993-03-24 1993-03-24 ブラインド内蔵障子 Pending JPH0671886U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1355193U JPH0671886U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 ブラインド内蔵障子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1355193U JPH0671886U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 ブラインド内蔵障子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0671886U true JPH0671886U (ja) 1994-10-07

Family

ID=11836309

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JP1355193U Pending JPH0671886U (ja) 1993-03-24 1993-03-24 ブラインド内蔵障子

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019148071A (ja) * 2018-02-26 2019-09-05 株式会社ニチベイ ブラインド

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0232598B2 (ja) * 1984-02-03 1990-07-20 Westinghouse Electric Corp

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