JPH0671884U - 硝子窓用フィルム - Google Patents

硝子窓用フィルム

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JPH0671884U
JPH0671884U JP2113093U JP2113093U JPH0671884U JP H0671884 U JPH0671884 U JP H0671884U JP 2113093 U JP2113093 U JP 2113093U JP 2113093 U JP2113093 U JP 2113093U JP H0671884 U JPH0671884 U JP H0671884U
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JP
Japan
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film
pattern
printing
sucker
glass window
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Pending
Application number
JP2113093U
Other languages
English (en)
Inventor
秀明 河合
秀治 河合
Original Assignee
有限会社樹脂印刷社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチック・フィルム等の貼付材(1)の
硝子窓等に接着する貼付面(2)に連鎖形、網目形また
はレース模様等の微粘着性を有する吸盤層(4)を印刷
等の方法により設置して吸着させる硝子窓用フイルム。 【構成】 ポリ塩化ビニール、合成紙等のフィルム
(1)等の貼付面(2)にビニール樹脂、その他の合成
樹脂を混合溶剤、可塑剤および添加剤を調合して印刷後
に可撓性で柔軟質の微粘着性を有する吸盤物質(3)と
なるように調合されたインキ様物質をスクリーン印刷等
の方法により、連鎖形、網目形またはレース模様等の吸
盤型の紋様を印刷してフイルムに吸盤層(4、5)を設
置した硝子窓用フイルム。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車硝子窓の内外、住居用硝子窓、ショーケース硝子、硝子ドア ー、硝子テーブル等の遮光、減光調節、遮蔽、装飾、破損防止等に使用するフィ ルム等に微粘着性で吸着作用のある吸盤層を印刷方法により設置して、取り外し を容易に貼付する用途とした窓硝子用フィルムである。
【0002】
【従来の技術】
従来の遮光、遮蔽フィルム等の貼付材を硝子窓等に貼付して使用する場合には その製品を貼付しようとする箇所に強固な接着剤を塗布してから接着するか、あ るいは予めその箇所に粘着性の接着剤が塗布された製品を接着する方法が周知で あるが、それらの製品は使用済み後に剥離する場合には取り外すことが困難であ り、また無理に剥離した後に硝子等の貼付面に接着剤等の糊付けの痕跡が残存す ることがあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の使用目的とは異なった用途として、塩化ビニールまたは合成紙等の素 材によるフィルム、シート等による遮光、遮蔽、装飾フィルム等の貼付材製品に 微粘着性を有する吸盤層を印刷して、その吸盤層により窓硝子に吸着を行い、用 済み後に容易に窓硝子等より剥離することができ、またそのフィルム等の製品を 繰り返して再使用できるようにすることが目的でがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する方法としてフィルム等の貼付材(1)の吸着させる貼付 面(2)全体に微細な連鎖形、網目形またはレース模様等の微粘着性を有する吸 盤層を設けることにより、容易に硝子板にフィルム、シート等の貼付材を保持さ せることが可能となる。 軟質の塩化ビニールまたは合成紙等、または紙、布等にプラスチック・コート またはプラスチックをラミネートしたフィルム等の通気性のない貼付材の貼付面 (2)に、ポリ塩化ビニール樹脂等を混合溶液にて溶解し可塑剤及び必要とする 場合には若干の粘着剤等を調合して、印刷後に微粘着性で可撓性の柔軟質となる インキ様の物質(3)をスクリーン印刷等の方法により連鎖形、網目形またはレ ース模様等の吸盤型の紋様を印刷して貼付材(1)に吸盤層(4、5)を設置す る方法により課題を解決することができた。
【0005】
【作用】
透明または不透明の塩化ビニール樹脂あるいは合成紙または紙、布等にプラス チック・コート又はプラスチックをラミネートされたフィルム等の貼付材(1) の接着面となる貼付面(2)に、印刷後に可撓性で柔軟質化し微粘着性を有する 吸盤層となる物質として、例えばポリ塩化ビニール樹脂、酢酸ビニール樹脂、メ タ・アクリル樹脂等を、酢酸エチル、メチル・エチル・ケトン等の混合溶剤を用 いて溶解した物質に、リン酸エステル系またはフタル酸エステル系等の可塑剤お よび必要に応じて若干の粘着剤、その他の添加剤の配合を行い、インキ様物質と なった吸盤物質(3)を使用してスクリーン印刷等の方法により連鎖形、網目形 またはレース模様等の吸盤型の紋様を印刷して吸盤層(4)を設けた硝子窓用フ イルムとする。 なお、専用のインキ様物質を新たに製造する場合には、主剤となる合成樹脂類 の種類と可塑剤、添加剤等の種類を選択し配合比を選ぶことによりインキ様物質 は粘着性を帯びるので、特に粘着剤を添加することを必要としない。 また、量産を考慮する場合には、特別に紫外線硬化性樹脂等を主剤とする吸盤 専用インキの使用を採用することが有効である。
【0006】 前述の吸盤物質となるインキ様物質等を印刷する方法としては、スクリーン印 刷方法による平面印刷法またはロータリー印刷法等が適当であるが、他に深彫り エッチングされた版を使用する特殊なグラビヤ印刷方式等による印刷方法を採用 することができる。 印刷される吸盤体の条件として、吸盤の内部の空洞室の容 積が大きい程、圧着したときの真空度または減圧されての接着度が増強するので 印刷される吸盤物質の肉盛りが出来る限り厚いことが好条件となる。
【0007】 前述の方法により印刷される吸盤の形状、紋様等は使用する目的により大きさ 形状、紋様が異なるが基本形状としては、円形、楕円形等の連鎖形または網目形 が基本形となるが、その他の特殊紋様の一例としてはレース模様、網目の花柄、 ドーナッツ形、亀甲形、蜂の巣形等の形状が効果が認められる。
【0008】 前述の、硝子窓用フイルムは、従来の接着剤または強固な粘着剤を使用された 製品に比較し、吸着する原理が吸盤により吸着するものであり、粘着性は吸盤が 硝子等に密着し気密性を保持しやすいようにするための微粘着性であるので、窓 硝子等に貼付して使用した後の剥離は容易であり、また剥離後に接着剤、粘着剤 等の痕跡が残存することが殆ど発生しない。 また、微粘着性であるので、取り外した後の吸盤層にゴミ、ホコリ等が付きに くいので繰り返しの再利用が可能であり、仮にゴミ等が付着しても水等にて軽く 拭くか洗浄すれば効果を損なうことがない。
【0009】 前述の方法により製造された硝子窓用フイルム等は、表画に適宜の装飾印刷等 (6)を施すか、白色等の有色の吸盤用のインキ様物質を使用してレース模様等 の吸盤層を印刷して遮光、遮蔽、装飾用フイルム等に使用される。 また、必要に応じて吸盤層を印刷定着させる前に適宜の装飾印刷等(6)を施 しその上に吸盤層を設置させると窓硝子に遮光フイルム等を貼付して外部より貼 付材に印刷された文宇、絵柄等を見ることができる。 透明のフィルム、シート等に表面から印刷し裏面の接着面から見るようにして も同様な効果を期待することができる。
【0010】
【実施例】
実施例として、透明または不透明の厚さ0.1ミリメートル〜0.3ミリメー トル程度の軟質の塩化ビニール・フィルム等の貼付材(1)の貼付面(2)に、 印刷により吸盤層となる物質として印刷後に可撓性で柔軟質化し吸盤層となる素 材として、例えばポリ塩化ビニール樹脂、酢酸ビニール樹脂、メタ・アクリル樹 脂等を、酢酸エチル、メチル・エチル・ケトン他の混合溶剤を用いて溶解した物 質に、リン酸エステル系のリン酸トリクレシルまたはフタル酸エステル系のフタ ル酸ジオクチル他の可塑剤および必要とする場合には若干の粘着剤、添加剤等の 配合調整を行い、インキ様物質となつた吸盤物質(3)を使用して、スクリーン 印刷等の方法により連鎖形、網目形またはレース模様等の吸盤型の紋様を印刷す ることにより、微粘着性を有する吸盤層(4、5)を設けた硝子窓用フイルムが 製造される。
【0011】
【考案の効果】
本考案は、遮光、遮蔽、装飾用のフィルム等の貼付材を窓硝子等に貼付けるた めに、従来周知の方法とする接着剤等の使用とは異なる方法として貼付材の裏面 または表面の貼付する面に微細な網目状等の微粘着性の吸盤を印刷した吸盤層を 設けることにより使用後の貼付材の剥離を容易にし、また繰り返しの再使用を可 能にすることができる。 使用する例として、自動車等の窓の内側に使用する場合は随時必要とする箇所 と時間に遮光、減光調節等に利用でき、また冬期の屋外駐車にて霜除けシートと して窓の外側に貼け付て使用する場合にも風雨に煩わせられることがない。 また、フィルムにレース模様、花柄模様等(6)の装飾を施すことにより、臨 時的にカーテンレール等の取り付け具等を設置しないで容易に窓硝子等を装飾を 行なうことができ、またサイズを大きくするか、複数のシートを組み合わせるこ とにより事務所等の透明硝子等の間仕切り等を臨時に目隠し等を行い、使用後に 容易に剥離したり変更、再利用等を簡便に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】硝子窓用フィルムの全体図の1例で、レース模
様の吸盤層を印刷したものを説明した図である。
【図2】硝子窓用フィルムの全体図の1例で、網目模様
の吸盤層を印刷したものを説明した図である。
【図3】硝子窓用フィルムのレース模様の側面図であ
る。
【図4】硝子窓用フィルムの網目模様の断面図である。
【図5】硝子窓用フィルムの網目模様の側面図である。
【符号の説明】
1 ビニール等のフィルム等の貼付材 2 貼付材の吸盤層を印刷する貼付面 3 印刷され吸盤層となるインキ様物質 4 印刷されたレース模様となった微粘着性の吸盤層 5 印刷された網目模様となった微粘着性の吸盤層 6 貼付材に印刷された装飾意匠等

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明または不透明のプラスチック・フィ
    ルム、任意の模様等を印刷されたビニール・テーブルク
    ロス、または紙、布等にプラスチック・コートまたはプ
    ラスチックをラミネートされたシート、合成紙等の貼付
    材(1)の貼付面(2)に、印刷された後に可撓性で柔
    軟質化した吸盤様物体となる、例えばビニール樹脂、ア
    クリル樹脂その他の合成樹脂類等を溶解する混合溶剤お
    よび可塑剤、粘着剤、各種の添加剤等を調合したインキ
    様物質(3)を使用して、スクリーン印刷等の方法によ
    り、連鎖形、連銭形または網目形あるいはレース模様、
    網目の花柄等の紋様の吸着作用のある型状の任意の意匠
    を印刷して、微粘着性を有する吸盤層(4、5)を定着
    させた硝子窓用フィルム。
JP2113093U 1993-03-18 1993-03-18 硝子窓用フィルム Pending JPH0671884U (ja)

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JP2113093U JPH0671884U (ja) 1993-03-18 1993-03-18 硝子窓用フィルム

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JPH0671884U true JPH0671884U (ja) 1994-10-07

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ID=12046313

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009284091A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 At Work Corp スキャナ用読取シート

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009284091A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 At Work Corp スキャナ用読取シート

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