JPH0671714A - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

Info

Publication number
JPH0671714A
JPH0671714A JP25209092A JP25209092A JPH0671714A JP H0671714 A JPH0671714 A JP H0671714A JP 25209092 A JP25209092 A JP 25209092A JP 25209092 A JP25209092 A JP 25209092A JP H0671714 A JPH0671714 A JP H0671714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
clamping force
mold clamping
thickness
touch position
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25209092A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2895688B2 (ja
Inventor
Susumu Ito
進 伊藤
Katsuyuki Yamanaka
克行 山中
Tetsuaki Neko
哲明 根子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP4252090A priority Critical patent/JP2895688B2/ja
Publication of JPH0671714A publication Critical patent/JPH0671714A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2895688B2 publication Critical patent/JP2895688B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/76Measuring, controlling or regulating
    • B29C45/7653Measuring, controlling or regulating mould clamping forces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型締力の調整を開始する前の段階で予め金型
タッチ位置と型締力との関係を知ることのできる射出成
形機を提供すること。 【構成】 金型タッチ位置R(x)と型締力Qとの関係
を示す関数Q=R(k)・R(x)+b、および、型厚
R(T)の相違により変化する引張リの弾性に関する係
数R(k)=k0・L/(L+(R(T)−t))の式
を共有RAM104に記憶させておき、CRT/MDI
115から入力される型厚R(T)の値に応じて金型タ
ッチ位置R(x)と型締力(Q)との関係をCRT画面
にグラフ表示することにより、金型タッチ位置と型締力
との関係をオペレータに示す。また、位置指定カーソル
Gをグラフに沿って移動させることにより金型タッチ位
置R(x)と型締力(Q)との関係をCRT画面に数値
表示し、ダイハイトの手動調整による金型タッチ位置の
補正で型締力を容易に調整できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出成形機の改良に関
する。
【0002】
【従来の技術】金型タッチ位置を補正することにより型
締力を調整するようにした射出成形機が既に公知であ
る。しかし、従来の射出成形機における型締力の調整で
は、ダイハイト調整機構やトグル式型締機構を協調動作
させて補間作業を繰り返すことにより所望の型締力を得
られる金型タッチ位置を検出するようにしていたため、
金型タッチ位置の値は型締力の調整が完了してからでな
いと検出できない。従って、型締力の調整を行う場合に
は、最終的な金型タッチ位置よりかなり離れた位置から
前述の補間作業を開始する必要があり、型締力の調整が
完了するまでに相当の時間を要するという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、型締
力の調整を開始する前の段階で予め金型タッチ位置と型
締力との関係を知ることができ、型締力の調整作業を円
滑に行うことのできる射出成形機を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の射出成形機は、
型厚に応じて金型タッチ位置と型締力との関係を記憶し
た記憶手段と、グラフィックディスプレイと、データ入
力手段と、前記データ入力手段から入力された型厚に応
じて金型タッチ位置と型締力との関係を前記グラフィッ
クディスプレイにグラフ表示する表示制御手段を備えた
ことを特徴とする構成により前記目的を達成した。更
に、グラフィックディスプレイ上の指標を移動させる指
標移動手段と、前記指標で指示されたグラフ上の位置に
対応する金型タッチ位置および型締力を検出して前記グ
ラフィックディスプレイ上に数値表示する数値データ表
示手段を備えた構成により金型タッチ位置と型締力に関
するデータの読み取りを容易にした。
【0005】
【作用】オペレータがデータ入力手段を介して型厚を入
力すると、記憶手段に記憶された関係に基き、入力型厚
に対応する金型タッチ位置と型締力との関係が表示制御
手段によりグラフィックディスプレイ上にグラフ表示さ
れる。また、オペレータが指標移動手段を操作するとグ
ラフィックディスプレイ上を指標が移動し、指標で指示
されたグラフ上の位置に対応する金型タッチ位置と型締
力との関係が数値データ表示手段によりグラフィックデ
ィスプレイ上に数値表示される。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明を適用した一実施例の電動式射出成
形機の要部を示すブロック図である。射出成形機の型締
機構200は、射出成形機のベース(図示せず)に固設
された固定プラテン4と該ベース上に移動自在に載置さ
れたリヤプラテン1、および、固定プラテン4に一端を
固着された4本のタイバー6と、該タイバー6に摺動自
在に取り付けられた可動プラテン3、ならびに、可動プ
ラテン3をタイバー6に沿って移動させるトグル機構2
(クランク機構でも良い)によって構成される。トグル
機構2のトグルリンクは形締用サーボモータM1によっ
て駆動される。トグル機構2を取り付けたリヤプラテン
1は、4本のタイバー6の他端に刻設されたリードネジ
にナット7を介して装着されており、型厚調整用サーボ
モータM2でチェーン伝動装置8を介してナット7を回
転することにより、固定プラテン4との離間距離を調整
できるようになっている。また、形締用サーボモータM
1はパルスコーダP1を備え、型厚調整用サーボモータ
M2はパルスコーダP2を備える。5は金型である。
【0007】射出成形機の制御装置100は数値制御用
のマイクロプロセッサ(以下、NC用CPUという)1
09とプログラマブルマシンコントローラ用のマイクロ
プロセッサ(以下、PMC用CPUという)111とを
有し、PMC用CPU111には射出成形機のシーケン
ス動作を制御するシーケンスプログラム等を記憶したR
OM114とデータの一時記憶に用いられるRAM10
7が接続されている。NC用CPU109には射出成形
機を全体的に制御する管理プログラムを記憶したROM
112やデータの一時記憶に用いられるRAM103が
接続され、また、スクリュー回転用,エジェクタ用,射
出用および型締用,型厚調整用等の各軸のサーボモータ
を駆動制御するサーボ回路がサーボインターフェイス1
08を介して接続されている。なお、図1では型締用サ
ーボモータM1のためのサーボ回路102と型厚調整用
サーボモータM2のためのサーボ回路101のみを図示
している。
【0008】104はバブルメモリやCMOSメモリで
構成される不揮発性の共有RAMで、射出成形機の各動
作を制御するNCプログラム等を記憶するメモリ部と各
種設定値,パラメータ,マクロ変数等を記憶する設定メ
モリ部とを有し、該設定メモリ部には、各種成形条件の
他、型締力設定の基準となる指定型厚t,型厚tの金型
を装着してダイハイトを調整したときのタイバー6の基
準長L,基準長Lのタイバー6を総合した引張リの弾性
係数の値k0,型締時に可動プラテン3に作用する摩擦
力に対応する値b(以上、メカー側で初期設定),ユー
ザーが指定した長さの基準単位や力の基準単位および型
厚の基準値等が保存されるようになっている。
【0009】110はバスアービタコントローラ(以
下、BACという)で、該BAC110にはNC用CP
U109およびPMC用CPU111,共有RAM10
4,入力回路105,出力回路106の各バスが接続さ
れ、該BAC110によって使用するバスが制御される
ようになっている。また、型締用サーボモータM1およ
び型厚調整用サーボモータM2は夫々サーボ回路102
とサーボ回路101に接続され、パルスコーダP1およ
びP2からの検出出力がサーボ回路102,サーボ回路
101に入力され、出力回路106からの型締トルクリ
ミット指令がサーボ回路102に入力されるようになっ
ている。なお、ダイハイト(型厚)調整や型締力の調整
に関する駆動制御に関しては公知であるから説明を省略
する。
【0010】また、図1における115は、オペレータ
パネルコントローラ113を介してBAC100に接続
されたCRT表示装置付手動データ入力装置(以下、C
RT/MDIという)であり、CRT表示画面上に各種
設定画面や作業メニューを表示したり、各種操作キーを
操作することにより様々な設定データの入力や表示画面
の選択ができるようになっている。
【0011】以上のような構成において、共有RAM1
04に格納されたNCプログラムおよび各種成形条件や
ROM114に格納されているシーケンスプログラム等
により、PMC用CPU111がシーケンス制御を行い
ながら、NC用CPU109が射出成形機の各軸のサー
ボ回路へサーボインタフェース108を介してパルス分
配して射出成形機を駆動制御するものであり、射出成形
機自体の駆動制御方式に関しては従来と同様である。
【0012】図3〜図6は、CRT/MDI115に表
示される作業メニューから「型締力設定」の項目を選択
した段階で起動される型締力設定処理の概略を示すフロ
ーチャートである。型締力設定処理に関するプログラム
はROM114に格納されており、PMC用CPU11
1によって実行される。以下、図3〜図6のフローチャ
ートおよび図2の設定画面を参照して、本実施例におけ
る型締力設定処理について説明する。
【0013】型締力設定処理を開始したPMC用CPU
111は、まず、グラフィックディスプレイとしてのC
RT/MDI115の表示を型締力設定画面に切替え、
設定および表示項目の欄を図2のように表示し(ステッ
プS1)、設定または選択操作の対象となる項目欄を特
定するための選択入力指令用カーソルPを図2の領域
a、即ち、「金型形状」の項目欄に表示する(ステップ
S2)。但し、「金型寸法」に関する領域bの設定欄、
および、金型タッチ位置と型締力との関係を表示する領
域hのグラフ表示欄の線図、並びに、図中(**)で示
す各欄の単位表示欄は、この段階で未表示である。以
下、オペレータは、選択入力指令用カーソルPの表示位
置に基いて設定または選択操作の対象となる項目欄を確
認し、必要とされる設定または選択操作を順次実行して
行くこととなる。
【0014】最初に選択入力指令用カーソルPが表示さ
れる「金型形状」の項目欄は、新たな金型装着のための
金型寸法を改めて設定して型締力の調整を行うか、予め
ユーザーが設定した型厚の基準値に基いて型締力の調整
を行うかを選択するための項目欄であり、オペレータ
は、選択入力指令用カーソルPを「自動」または「設
定」の項目に合わせて選択操作を行うことにより、いず
れかの項目を選択することとなる。
【0015】まず、オペレータが「設定」の項目を選択
した場合、即ち、金型寸法を改めて設定して型締力の調
整を行う場合の処理について説明する。この場合、ステ
ップS3,ステップS4の判別処理を繰り返し実行する
PMC用CPU111は、オペレータの選択操作に応
じ、ステップS4の判別処理で「設定」の項目選択を検
出し、「金型寸法」に関する領域bの設定欄を図2のよ
うに表示した後、選択入力指令用カーソルPを「金型寸
法」の項目欄に移動させ、設定の対象となる項目をオペ
レータに示して(ステップS5)、縦,横,型厚の金型
寸法の入力を待つ待機状態に入る(ステップS6)。そ
して、オペレータがmm,inch等の任意単位で縦,横,型
厚の金型寸法を入力すると、PMC用CPU111はス
テップS6の判別処理で金型寸法の入力を検出し、金型
寸法記憶レジスタR(H),R(W),R(T)の各々
にこれらの値を格納し、各々の値を「金型寸法」の設定
欄に表示する(ステップS7)。
【0016】次いで、PMC用CPU111は、選択入
力指令用カーソルPを図2の領域c、即ち、「単位」の
項目欄に移動させて選択の対象となる項目をオペレータ
に示し(ステップS8)、オペレータによる単位選択を
待つ待機状態に入る(ステップS9)。オペレータは、
「金型形状」の項目欄の場合と同様にして選択入力指令
用カーソルPを操作することにより、「TON 」,「k
N」,「US-TON」のいずれかを力の単位として選択し、
また、「mm」,「inch」のいずれかを長さの単位として
選択する。PMC用CPU111はステップS9の判別
処理でこの選択操作を検出し、選択単位記憶レジスタR
(F),R(D)の各々にこれらの単位を記憶して、画
面上の網かけ表示等により、オペレータが選択した単位
を「単位」の選択欄に示すと共に(ステップS10)、
該選択単位に基いて金型寸法の縦R(H),横R
(W),型厚R(T)を内部処理で用いられる機械単位
(例えばmm)に変換し、金型寸法の設定値R(H),R
(W),R(T)が射出成形機の取り付け許容範囲内に
あるか否かを判別する(ステップS11)。そして、設
定値が許容範囲を越えたものであれば、金型の取り付け
や正常な型締動作の実施は不可能であるから、PMC用
CPU111はCRTの表示画面にエラーメッセージを
表示し、以降の設定および選択操作をリジェクトする
(ステップS12)。また、ステップS11の判別結果
が真となり、金型寸法の設定値が許容範囲内にあれば、
図中(**)で示す各欄の単位表示欄にオペレータが選
択した力の単位R(F)および長さの単位R(D)を選
択的に表示し(ステップS14)、以降の設定および選
択操作を許容することとなる。
【0017】一方、「金型形状」の項目欄に関する選択
操作でオペレータが「自動」の項目を選択した場合、即
ち、ステップS3の判別結果が真となった場合において
は、予めユーザーが設定した型厚の基準値に基いて型締
力の調整を行うための処理が行われることとなる。この
場合、PMC用CPU111は、共有RAM104の設
定メモリ部に記憶されている金型寸法の基準値を呼び出
して金型寸法記憶レジスタR(H),R(W),R
(T)に格納し(ステップS13)、オペレータによる
単位選択を待つ待機状態に入る(ステップS9)。
【0018】ステップS9〜ステップS11およびステ
ップS14の処理を前記と同様に実行したPMC用CP
U111は、次いで、選択単位記憶レジスタR(D)の
単位に基き、金型寸法記憶レジスタR(T)に記憶され
た型厚を内部処理で用いられる機械単位(例えばmm)に
変換し(ステップS15)、ステップS16の処理へと
移行する。ステップS16の処理は、設定または基準型
厚R(T)に基いて金型タッチ位置と型締力との関係を
示す関数式Q=R(k)・R(x)+bの係数R(k)
=k0・L/(L+(R(T)−t))を補正するため
の処理である。
【0019】既に説明したように、tは型締力設定の基
準となる指定型厚,Lは型厚tの金型を装着してダイハ
イトを調整したときのタイバー6の基準長,k0は基準
長Lのタイバー6を総合した引張リの弾性係数の値,b
は型締時に可動プラテン3に作用する摩擦力に対応する
値である。また、関数式Qにおける係数R(k)=k0
・L/(L+(R(T)−t))は、型厚R(T)とし
て指定型厚tの金型を装着し、(R(T)−t)の項が
0となってタイバー6の有効長(L+(R(T)−t)
が基準長Lと一致した時に該係数R(k)が引張リの弾
性係数k0と一致するように定められたものであり、型
厚R(T)の金型を装着した場合のタイバー6全体の引
張リの弾性係数の値を示す。型厚R(T)に対応したタ
イバー6全体の弾性係数を示す係数の値R(k)が求ま
れば、ロックアップに伴うタイバー6の伸びに対応する
金型タッチ位置の値R(x)と型締時に可動プラテン3
に作用する摩擦力に対応する値bにより、Q=R(k)
・R(x)+bの関数式に基いて金型タッチ位置の値R
(x)に対応する型締力Qを求めることができる。
【0020】そこで、ステップS16の処理へと移行し
たPMC用CPU111は、共有RAM104に記憶さ
れた前記各値k0,L,tおよび機械単位に変換された
金型寸法記憶レジスタR(T)の値に基いて、R(k)
=k0・L/(L+(R(T)−t))の式により型厚
R(T)に対応する引張リの弾性係数R(k)を算出
し、予めメーカー側で指定した設定有効金型タッチ位置
の範囲R(x)=xmin.〜xmax.の範囲でQ=R(k)
・R(x)+bの式に基いて金型タッチ位置R(x)と
型締力Qとの関係をCRTのグラフ表示領域hに図2に
示されるようにグラフ表示すると共に(ステップS1
7)、図中*で示す位置指定カーソルGをグラフ表示領
域hにおけるR(x)=xmax.,Q=R(k)・xmax.
+bの初期位置に表示する(ステップS18)。
【0021】次いで、PMC用CPU111は、選択入
力指令用カーソルPを図2の領域d、即ち、「設定方
法」の項目欄に移動させて選択の対象となる項目をオペ
レータに示し(ステップS19)、金型タッチ位置記憶
レジスタR(x)に有効金型タッチ位置の最大値xmax.
を設定した後(ステップS20)、オペレータによる設
定方法の選択または設定終了キーの操作を待つ待機状態
に入る(ステップS21,ステップS22,ステップS
23)。なお、ステップS18およびステップS20の
処理で表示または設定する値は(xmin.+xmax.)/2
でも良い。そこで、オペレータは、「金型形状」や「単
位」の項目欄の場合と同様にして選択入力指令用カーソ
ルPを操作することにより、型締力の設定方法として
「直接」,「トレース」のいずれか一方を選択すること
となる。なお、「設定方法」の項目欄のうち、「直接」
の欄は、CRT/MDI115のテンキーで型締力を直
接数値入力することにより型締力を設定するための選択
欄であり、また、「トレース」の欄は、指標となる位置
指定カーソルGによるグラフ上の位置指定で金型タッチ
位置と型締力との関係を数値表示させたり、また、同操
作により型締力を自動設定したりするための選択欄であ
る。
【0022】まず、オペレータが「トレース」の項目を
選択した場合、即ち、指標となる位置指定カーソルGに
よるグラフ上の位置指定で金型タッチ位置と型締力との
関係を数値表示させたり型締力を自動設定したりする場
合の処理について説明する。この場合、ステップS2
1,ステップS22,ステップS23の判別処理を繰り
返し実行するPMC用CPU111は、オペレータの選
択操作に応じ、ステップS21の判別処理で「トレー
ス」の項目選択を検出してステップS28の処理へと移
行することとなる。ステップS28の処理へ移行したP
MC用CPU111は、まず、トレース終了キーが操作
されたか否かを判別するが、トレース終了キーが操作さ
れていなければ、次いで、カーソル右移動キーが操作さ
れたか否か(ステップS29)、カーソル左移動キーが
操作されたか否かを順次判別し(ステップS30)、い
ずれのキーも操作されていなければ、ステップS28〜
ステップS30の判別処理を繰り返し実行してオペレー
タのキー操作を待機する。
【0023】ここでオペレータがカーソル右移動キーを
操作すれば、PMC用CPU111はステップS29の
判別処理でこの操作を検出した後、金型タッチ位置記憶
レジスタR(x)の値を所定の微少量Δxだけインクリ
メントし(ステップS36)、該レジスタR(x)の現
在値が有効金型タッチ位置の最大値xmax.を越えている
か否かを判別する(ステップS37)。そして、金型タ
ッチ位置記憶レジスタR(x)の現在値が有効金型タッ
チ位置の最大値xmax.を越えていなければ、PMC用C
PU111はレジスタR(x)の値をそのまま保持し、
また、越えていれば該レジスタR(x)に有効金型タッ
チ位置の最大値xmax.を再設定する(ステップS3
8)。次いで、PMC用CPU111は金型タッチ位置
記憶レジスタR(x)の現在値に基いてQ=R(k)・
R(x)+bの式を実行して金型タッチ位置R(x)に
対応する型締力Q=R(k)・R(x)+bを算出し、
位置指定カーソルGをCRTのグラフ表示領域hにおけ
るR(x),R(k)・R(x)+bの位置に移動表示
すると共に(ステップS34)、機械単位の金型タッチ
位置R(x)および型締力R(k)・R(x)+bを選
択単位記憶レジスタR(D),R(F)に記憶された単
位に基いて選択単位の金型タッチ位置および型締力に変
換して領域eの型締力表示欄および領域fの金型タッチ
位置表示欄に数値表示し(ステップS35)、再び、ス
テップS28の判別処理へと移行する。なお、位置指定
カーソルを縦軸と平行な直線で表し、該直線を移動させ
てグラフと直線との交点によって型締力を求めるように
しても良い。
【0024】また、PMC用CPU111がステップS
28〜ステップS30の判別処理を繰り返し実行する間
にオペレータがカーソル左移動キーを操作すると、PM
C用CPU111はステップS30の判別処理でこの操
作を検出した後、金型タッチ位置記憶レジスタR(x)
の値を所定の微少量Δxだけディクリメントし(ステッ
プS31)、該レジスタR(x)の現在値が有効金型タ
ッチ位置の最小値xmin.を下回っているか否かを判別す
る(ステップS32)。そして、金型タッチ位置記憶レ
ジスタR(x)の現在値が有効金型タッチ位置の最小値
xmin.を下回っていなければ、PMC用CPU111は
レジスタR(x)の値をそのまま保持し、また、下回っ
ていれば該レジスタR(x)に有効金型タッチ位置の最
小値xmin.を再設定する(ステップS33)。次いで、
PMC用CPU111は、前記と同様、レジスタR
(x)の現在値に基いて金型タッチ位置R(x)に対応
する型締力R(k)・R(x)+bを算出し、位置指定
カーソルGをCRTのグラフ表示領域hにおけるR
(x),R(k)・R(x)+bの位置に移動表示する
と共に(ステップS34)、金型タッチ位置R(x)お
よび型締力R(k)・R(x)+bを選択単位記憶レジ
スタR(D),R(F)に記憶された単位に基いて選択
単位の金型タッチ位置および型締力に変換して領域eの
型締力表示欄および領域fの金型タッチ位置表示欄に数
値表示し(ステップS35)、再び、ステップS28の
判別処理へと移行することとなる。
【0025】従って、オペレータがカーソル右移動キー
やカーソル左移動キーを操作し続ければ、位置指定カー
ソルGはグラフ表示領域hのグラフ上を金型タッチ位置
が増減する方向に連続的に移動し、また、領域eの型締
力表示欄および領域fの金型タッチ位置表示欄には、位
置指定カーソルGで指示されるグラフ上の位置に対応し
た型締力および金型タッチ位置がリアルタイムで数値表
示されることとなる。なお、これとは別に、領域gのク
ランプ現在位置表示欄には、手動送り操作等によって変
化するトグルヘッドの現在位置がリアルタイムで数値表
示される。
【0026】そして、グラフ上における位置指定カーソ
ルGの位置や型締力表示欄および金型タッチ位置表示欄
の数値表示により所望の型締力を検出したオペレータが
CRT/MDI115のトレース終了キーを操作する
と、PMC用CPU111は再びステップS21の処理
へと移行し、ステップS21〜ステップS23の判別処
理を繰り返し実行する。
【0027】また、「設定方法」の項目欄による選択操
作で「直接」の項目が選択されてステップS22におけ
る判別結果が真となった場合、PMC用CPU111
は、CRT/MDI115のテンキーで型締力を直接数
値入力することにより型締力を設定するための処理を実
行することとなる。この場合、PMC用CPU111
は、まず、選択入力指令用カーソルPを図2の領域e、
即ち、型締力表示欄に移動させてデータ入力の対象とな
る項目をオペレータに示し(ステップS24)、オペレ
ータによる入力操作を待つ待機状態に入る(ステップS
25)。そして、オペレータが、選択単位記憶レジスタ
R(F)で示される力の単位に従って所望する型締力の
設定値をテンキー入力すると、PMC用CPU111は
ステップS25の判別処理で型締力の入力を検出し、こ
の型締力Qを一時記憶して型締力表示欄に表示する(ス
テップS26)。次いで、PMC用CPU111は、該
型締力Qの値を選択単位記憶レジスタR(F)の単位に
基いて機械単位に変換した後、該機械単位の型締力Qを
代入して前述の式Q=R(k)・R(x)+bを逆算
し、型締力Qに対応する金型タッチ位置R(x)を求
め、金型タッチ位置R(x)の値を選択単位記憶レジス
タR(D)の単位に基いて表示単位に変換し、領域fの
金型タッチ位置表示欄に数値表示し(ステップS2
7)、再びステップS21の処理へと移行してステップ
S21〜ステップS23の判別処理を繰り返し実行す
る。
【0028】そして、設定行為を終了したオペレータが
最終的にCRT/MDI115の設定終了キーを操作す
ると、PMC用CPU111はステップS23の判別処
理でこの操作を検出し、金型タッチ位置記憶レジスタR
(x)の値を共有RAM104の設定メモリ部に型締力
調整用のパラメータとして保存し、型締力設定処理を終
了する。従って、設定終了キーの操作を実行するまで
は、位置指定カーソルGによる指定操作や直接の数値入
力操作による設定値のリトライ入力を繰り返し実行する
ことが可能である。
【0029】この実施例では、「金型形状」の項目欄か
ら「自動」の項目を選択することにより(ステップS
3)、ユーザーが予め設定した型厚の基準値や力および
長さの基準単位に基いて型締力の設定操作を行うことが
できるので、型厚が同一であれば、金型寸法の入力操作
等(ステップS5〜ステップS8)を行わなくても、簡
単に型締力を設定することができる。また、型厚の基準
値や力および長さの基準単位は指定型厚tや機械単位と
は独立して共有RAM104に保存され、しかも、型締
力の更新の度に、基準単位から機械単位への変換、およ
び、型厚の基準値と指定型厚tとの関係に基く係数R
(k)の補正処理が行われるようになっているので、ユ
ーザー側における型厚基準値の設定や設定基準単位の選
択は、射出成形機に固有の指定型厚tや機械単位とは関
わりなく全く自由に行うことができる。しかも、金型の
寸法が射出成形機に対して不適な場合には型締力の新規
設定を拒否するようにしているので(ステップS1
1)、不適金型の装着による金型および射出成形機の損
傷等を未然に防止することができる。
【0030】以上、一実施例として、金型タッチ位置R
(x)と型締力Qとの関係を示す関数式としてQ=R
(k)・R(x)+bの式を用い、型厚R(T)の相違
で変化する関数式の弾性係数R(k)=k0・L/(L
+(R(T)−t))に補正を加えることで金型タッチ
位置と型締力との関係をグラフおよび数値表示するもの
について説明したが、関数式や係数の形態は射出成形機
の構造に依存するものであり、射出成形機の構造に応じ
て適当なものを使用すれば良い。また、実際に射出成形
機の各部を動かして金型タッチ位置と型締力および型厚
との関係を測定し、その測定結果に基いてスプライン曲
線や最小二乗法による直線の関数式を作成して共有RA
M104に記憶させたり、また、型厚等をインデックス
とした金型タッチ位置と型締力との関係を共有RAM1
04にファイルで記憶させ、入力された型厚に応じてフ
ァイルの検索を行ってグラフを表示させたり、位置指定
カーソルGの移動表示を行ったりするようにしても良
い。金型タッチ位置と型締力との関係を測定する場合に
は、タイバー6や可動プラテン3や金型5の側面に歪み
ゲージを装着したり、また、構成部材の適宜箇所にロー
ドセルを取り付けたりすることにより型締力を検出する
ことができる。
【0031】
【発明の効果】本発明の射出成形機は、型厚に応じて金
型タッチ位置と型締力との関係を記憶した記憶手段とグ
ラフィックディスプレイとデータ入力手段とを備え、デ
ータ入力手段を介して入力される型厚に応じて金型タッ
チ位置と型締力との関係を表示制御手段によりグラフィ
ックディスプレイ上にグラフ表示するようにしたので、
型締力の調整を開始する前の段階で予め金型タッチ位置
と型締力との関係を知ることができる。従って、型締力
の調整を行う際には、金型タッチ位置の近傍から調整作
業を開始することができるようになり、型締力の調整作
業を円滑に行うことができる。また、グラフに沿ってグ
ラフィックディスプレイ上の指標を移動させる指標移動
手段によりグラフ上の位置を指定して金型タッチ位置と
型締力との関係を数値表示するようにしたので、ダイハ
イトの手動調整により金型タッチ位置を補正することに
より型締力を容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関わる射出成形機の要部を
示すブロック図である。
【図2】同実施例の射出成形機による型締力設定処理に
おいてCRTに表示される画面の一例を示す図である。
【図3】同実施例の射出成形機による型締力設定処理の
概略を示すフローチャートである。
【図4】型締力設定処理の概略を示すフローチャートの
続きである。
【図5】型締力設定処理の概略を示すフローチャートの
続きである。
【図6】型締力設定処理の概略を示すフローチャートの
続きである。
【符号の説明】
1 リヤプラテン 2 トグル機構 3 可動プラテン 4 固定プラテン 5 金型 6 タイバー 100 制御装置 104 共有RAM(記憶手段) 111 PMC用CPU(表示制御手段,指標移動手
段,数値データ表示手段) 114 ROM 115 CRT/MDI(グラフィックディスプレイ,
データ入力手段) 200 型締機構 M1 型締用サーボモータ G 位置指定カーソル(指標) L タイバーの基準長 k0 基準長Lのタイバーに関する引張リの弾性係数の
値 R(T) 設定型厚 t 指定型厚 R(k) 係数 R(x) 金型タッチ位置 b 型締時に可動プラテンに作用する摩擦力に対応する
値 Q 型締力

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トグル式もしくはクランク式の型締機構
    を備えた射出成形機において、型厚に応じて金型タッチ
    位置と型締力との関係を記憶した記憶手段と、グラフィ
    ックディスプレイと、データ入力手段と、前記データ入
    力手段から入力された型厚に応じて金型タッチ位置と型
    締力との関係を前記グラフィックディスプレイにグラフ
    表示する表示制御手段を備えたことを特徴とする射出成
    形機。
  2. 【請求項2】 グラフィックディスプレイ上の指標を移
    動させる指標移動手段と、前記指標で指示されたグラフ
    上の位置に対応する金型タッチ位置と型締力を検出し、
    前記グラフィックディスプレイ上に数値表示する数値デ
    ータ表示手段を備えた請求項1記載の射出成形機。
  3. 【請求項3】 金型タッチ位置と型締力との関係を示す
    関数式および型厚によって定まる前記関数式の係数によ
    って型厚毎の金型タッチ位置と型締力との関係を記憶し
    た請求項1または請求項2記載の射出成形機。
  4. 【請求項4】 型厚に応じた金型タッチ位置と型締力と
    の関係を保存したデータファイルにより型厚毎の金型タ
    ッチ位置と型締力との関係を記憶した請求項1または請
    求項2記載の射出成形機。
JP4252090A 1992-08-27 1992-08-27 射出成形機 Expired - Fee Related JP2895688B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4252090A JP2895688B2 (ja) 1992-08-27 1992-08-27 射出成形機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4252090A JP2895688B2 (ja) 1992-08-27 1992-08-27 射出成形機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0671714A true JPH0671714A (ja) 1994-03-15
JP2895688B2 JP2895688B2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=17232407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4252090A Expired - Fee Related JP2895688B2 (ja) 1992-08-27 1992-08-27 射出成形機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2895688B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0761409A1 (en) * 1995-09-08 1997-03-12 Sumitomo Chemical Company Limited Method of simulating resin behaviour in press molding
JP2010069869A (ja) * 2008-08-20 2010-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 型締制御装置及び型締制御方法
JP2010099847A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Fanuc Ltd 型締装置の型締力測定装置
CN103158238A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 住友重机械工业株式会社 注射成型机
JP2014148171A (ja) * 2008-08-20 2014-08-21 Sumitomo Heavy Ind Ltd 型締制御装置及び型締制御方法
JP2022057084A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 住友重機械工業株式会社 射出成形機

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0761409A1 (en) * 1995-09-08 1997-03-12 Sumitomo Chemical Company Limited Method of simulating resin behaviour in press molding
JP2010069869A (ja) * 2008-08-20 2010-04-02 Sumitomo Heavy Ind Ltd 型締制御装置及び型締制御方法
JP2014148171A (ja) * 2008-08-20 2014-08-21 Sumitomo Heavy Ind Ltd 型締制御装置及び型締制御方法
JP2010099847A (ja) * 2008-10-21 2010-05-06 Fanuc Ltd 型締装置の型締力測定装置
CN103158238A (zh) * 2011-12-16 2013-06-19 住友重机械工业株式会社 注射成型机
JP2022057084A (ja) * 2020-09-30 2022-04-11 住友重機械工業株式会社 射出成形機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2895688B2 (ja) 1999-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1584445B1 (en) Mold clamping force adjustment method of toggle type injection molding machine
EP1762322A2 (en) Machining condition setting method for electrical discharge machines
EP0566738B1 (en) Injection molding condition setting method
EP0700768A1 (en) Injection molding controlling method for injection molding machine
JP2608784B2 (ja) 電動式射出成形機
KR950009718B1 (ko) 사출성형기의 각종 설정치 착오 검출장치
US5611975A (en) Molding condition setting method for an injection molding machine
JPH0671714A (ja) 射出成形機
JP2650070B2 (ja) 射出圧力制御における圧力波形設定方法及び射出成形機
JPH06254931A (ja) 成形機のコントローラ
JP2691439B2 (ja) 型締異常検出方式
KR100552951B1 (ko) 사출성형기의 표시장치 및 사출성형기
EP0451298B1 (en) Method of setting molding condition in injection molding machine
JP3020363B2 (ja) 成形機のモニタ条件設定方法
WO1994026453A1 (en) Apparatus for electric discharge machining, and method for setting machining condition for the apparatus
JP2578280B2 (ja) 成形機のコントローラ
JP4081242B2 (ja) モニタリング表示装置および表示方法
JP2688788B2 (ja) 射出成形機の制御装置
JP3058884B2 (ja) 成形条件のデータベースを内蔵した射出成形機
JPH10272600A (ja) プレス機械のサーボ制御装置
JPH0671715A (ja) 射出成形機
JP2632433B2 (ja) 射出成形機のモニタ装置
JPH11170325A (ja) 射出成形機の制御方法及び制御装置
JP2552549B2 (ja) 電動射出成形機における射出・計量制御方法
JP2678700B2 (ja) 射出成形機の型厚測定方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees