JPH0671638B2 - 鍛造金型の潤滑、冷却装置 - Google Patents

鍛造金型の潤滑、冷却装置

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JPH0671638B2
JPH0671638B2 JP61120417A JP12041786A JPH0671638B2 JP H0671638 B2 JPH0671638 B2 JP H0671638B2 JP 61120417 A JP61120417 A JP 61120417A JP 12041786 A JP12041786 A JP 12041786A JP H0671638 B2 JPH0671638 B2 JP H0671638B2
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movable die
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邦雄 武田
哲夫 観音寺
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、昇降可能な上型と;該上型の下方で昇降可能
な可動ダイおよび該可動ダイを囲繞する固定ダイから成
る下型と;上型および可動ダイとともにキャビテイを画
成すべく上下に相対移動自在にして可動ダイに配設され
るノックアウトピンと;を備え、そのノックアウトピン
により成形完了後のワークを可動ダイより浮き上がらせ
るようにした鍛造金型の潤滑、冷却装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる装置としては、たとえば上型の潤滑、冷却
用ノズルおよび配管を下型に、また下型の潤滑、冷却用
ノズルおよび配管を上型に設けたものや、ワークを自動
搬送する治具に前記ノズルや配管を取付けて所定位置で
潤滑剤をスプレーするものや、スプレー専用のローダま
たは治具が上下型間に出入りして潤滑剤を吹き付けるよ
うにしたもの等がある。
(3)発明が解決しようとする問題点 ところが、上記各従来技術は型の外方から潤滑剤を吹き
付けるものであり、深いキャビテイを持つ型には狙いが
不確実であるという問題がある。たとえば、複雑でかつ
深いキャビテイを持つ熱間鍛造金型の場合には、1ショ
ット毎に潤滑剤の入念な吹き付けを行なわないと型の焼
付けや摩耗が激しくなり、ばりやスケールでノッツアウ
ト作動不良や型作動不良を生じるのに対して、上述のよ
うな型外からの潤滑剤の吹き付けでは確実な潤滑剤吹き
付けが困難であり、人手に頼ることが多かった。
またワークを自動搬送する治具にノズルや配管を設けた
ものでは、搬送中のワークや治具でキャビテイが隠れて
しまい、極く短時間しかキャビテイへの吹き付けが行な
えないので、潤滑、冷却が不足しがちとなる。そこで、
上型を上死点で一旦停止させるようにすると、充分な吹
き付けを行なうことができるが、上型の作動が間欠的と
なり、生産性が悪化する。
さらに型外からの潤滑剤吹き付けは、ノズルが振動によ
って動いてしまい、吹き付け位置が安定しない。しかも
むらなく吹き付けるためには複数位置にノズルを配設す
る必要があり、配管が複雑となり、潤滑剤の供給源やホ
ース等が複数必要となる。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、極
く短時間に潤滑、冷却を行なうようにして生産性の向上
を図るとともに、構造を簡単にした鍛造金型の潤滑、冷
却装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明によれば、固定ダイの内側面には、ミスト状潤滑
剤の供給源に連なる供給室を可動ダイの外側面との間に
形成する凹部が設けられ、可動ダイには、可動ダイが下
限位置あるときに前記供給室に連通してキャビテイの底
部に開口する第1通路と、可動ダイが上昇したときに前
記供給室に連通するとともに上方に向けてキャビテイの
底部に開口する第2通路とが設けられる。
(2)作用 上型および下型によりワークの鍛造が行なわれた後に、
ノックアウトピンによりワークがノックアウトされる
と、供給室から第1通路を経てキャビテイ下面にミスト
状潤滑剤が吹き付けられ、可動ダイが上昇すると第2通
路が供給室に連通し、第2通路の開口端から上方の上型
に向けてミスト状潤滑剤が吹き付けられる。
(3)実施例 以下、図面により本発明を熱間鍛造金型に適用したとき
の一実施例について説明すると、先ず第1図において、
この熱間鍛造金型は、上型1と、下型2と、ノックアウ
トピン3とを備え、それら1,2,3で画成されるキャビテ
イ4内でワーク5が熱間状態で鍛造加工される。
上型1は、図示しない昇降駆動手段に連結されており、
昇降可能である。また下型2は、上型1の下方で昇降可
能な可動ダイ6と、その可動ダイ6を囲繞する固定ダイ
7とから成り、固定ダイ7はクランパ8によりホルダ9
に固定される。ノックアウトピン3はキャビテイ4の底
面中央を上端で規定して、可動ダイ6の中央を上下に相
対移動自在に貫通する。このノックアウトピン3の下端
はホルダ9の下方で油圧シリンダ(図示せず)などに連
結される。また可動ダイ6の底部には、ホルダ9を上下
移動自在に貫通する駆動ピン10の上端が当接されてお
り、この駆動ピン10を上下に作動することにより、可動
ダイ6はホルダ9に当接した下限位置と、固定ダイ7よ
りも上方に突出した上限位置との間で昇降可能である。
固定ダイ7の内側面には、可動ダイ6の外側面に摺接す
るリング状ガイドメタル11が嵌着されており、このガイ
ドメタル11よりも上方位置で可動ダイ6および固定ダイ
7間にはわずかな環状の間隙12が形成される。
固定ダイ7の内側面には、ガイドメタル11の上面と協働
して凹部としての環状溝13が設けられており、この環状
溝13は可動ダイ6の外側面との間に、間隙12に連通した
環状の供給室14を形成する。
可動ダイ6には、下限位置にあるときに一端が前記供給
室14に連通するとともに他端はキャビテイ4の底部に開
口する第1通路15と、一定位置まで上昇したときに一端
が前記供給室14に連通するとともに他端はキャビテイ4
の底部で上方に向けて開口する第2通路16とが設けられ
る。
一方、固定ダイ7には供給室14に連通する供給通路17が
設けられており、この供給通路17には、グラファイト系
あるいは水ガラス系等の水溶性潤滑剤に加圧空気を吹込
んで形成したミスト状潤滑剤の供給源としての吹込みノ
ズル18が接続される。
次にこの実施例の作用について説明すると、上型1およ
び下型2によるワーク5の鍛造成形時には、第1および
第2通路15,16のキャビテイ4への開口端がワーク5で
塞がれており、吹込みノズル18から供給通路17を経て供
給室14に送り込まれたミスト状潤滑剤は、間隙12を開口
端側に流れて上方に噴出される。これにより固定ダイ7
および可動ダイ6間の間隙12がミスト状潤滑剤により清
掃され、該間隙12はミスト状潤滑剤で満たされる。
ワーク5の成形完了後には、第2図で示すように上型1
が上昇するが、この間においても間隙12をミスト状潤滑
剤が流れ続けて清掃が持続される。
次いで、第3図で示すようにノックアウトピン3が上昇
し、ワーク5がキャビテイ4から持上げられる。これに
より、供給室14に連通している第1通路15のキャビテイ
4への開口端が開放され、ミスト状潤滑剤がキャビテイ
4の下面に吹き付けられる。この際、キャビテイ4への
第1通路15の開口端をキャビテイ4の下面全面の吹き付
けに適した位置に定めておくことにより、キャビテイ4
の下面全面に潤滑剤が充分に吹き付けられる。
その後、ワーク5がノックアウトピン3上から取り外さ
れるとともに、駆動ピン10が上昇作動して可動ダイ6が
第4図で示すように押し上げられる。これにより、第2
通路16が供給室14に連通し、供給室14から第2通路16に
供給されたミスト状潤滑剤は、キャビテイ4の底部から
上方に噴出し、上型1の下面に吹き付けられる。
このようにして、ワーク5の鍛造加工が終了するが、そ
の1ショットの作動中に間隙12の潤滑、防塵、キャビテ
イ4の下面への潤滑剤吹き付けおよび上型1への潤滑剤
吹き付けが順次連続して行なわれ、上型1を停止するこ
となく連続して運転することが可能である。
尚、以上説明した図示例の各工程において吹込みノズル
18からのミスト状潤滑剤の噴出は連続的に行われるが、
工程相互間の待機時間が比較的長いような場合にはミス
ト状潤滑剤の噴出を一時中断すればそれだけ潤滑剤の節
約が可能となる。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、固定ダイの内側面には、
ミスト状潤滑剤の供給源に連なる供給室を可動ダイの外
側面との間に形成する凹部が設けられ、可動ダイには、
可動ダイが下限位置あるときに前記供給室に連通してキ
ャビテイの底部に開口する第1通路と、可動ダイが上昇
したときに前記供給室に連通するとともに上方に向けて
キャビテイの底部に開口する第2通路とが設けられるの
で、ワーク鍛造後、ノックアウトピンによりワークが可
動ダイより上昇すると、供給室から第1通路を経てキャ
ビテイ下面にミスト状潤滑剤を自動的に吹き付けること
ができ、次いで可動ダイが上昇すると、第2通路が供給
室に連通して第2通路の開口端から上方の上型に向けて
ミスト状潤滑剤を自動的に吹き付けることができ、従っ
て、従来の型外からキャビテイ内に潤滑剤を吹き付ける
構造のものと比べて潤滑剤の吹き付けを確実に行うこと
ができる上、その潤滑剤吹付けのために型を特別に作動
停止させる必要がなくて、作業能率の向上に寄与するこ
とができる。しかもノックアウトピン及び可動ダイの各
作動に連動して、単一の供給源から下型及び上型の両方
に順次自動的に潤滑剤を吹き付けることができるので、
制御が容易であるばかりか、潤滑剤の供給配管系統が単
純となり、全体構造の簡素化、延いてはコスト節減に寄
与することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すものであり、第1図は鍛
造成形時の縦断側面図、第2図は上型上昇時の第1図に
対応した縦断側面図、第3図はワークノックアウト時の
第1図に対応した縦断側面図、第4図は可動ダイ上昇時
の第1図に対応した縦断側面図である。 1……上型、2……下型、3……ノックアウトピン、4
……キャビテイ、6……可動ダイ、7……固定ダイ、13
……凹部としての環状溝、14……供給室、15……第1通
路、16……第2通路、18……供給源としての吹込みノズ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降可能な上型(1)と;該上型(1)の
    下方で昇降可能な可動ダイ(6)および該可動ダイ
    (6)を囲繞する固定ダイ(7)から成る下型(2)
    と;上型(1)および可動ダイ(6)とともにキャビテ
    イ(4)を画成すべく上下に相対移動自在にして可動ダ
    イ(6)に配設されるノックアウトピン(3)と;を備
    え、そのノックアウトピン(3)により成形完了後のワ
    ーク(5)を可動ダイ(6)より浮き上がらせるように
    した鍛造金型の潤滑、冷却装置において、固定ダイ
    (7)の内側面には、ミスト状潤滑剤の供給源(18)に
    連なる供給室(14)を可動ダイ(6)の外側面との間に
    形成する凹部(13)が設けられ、可動ダイ(6)には、
    可動ダイ(6)が下限位置にあるときに前記供給室(1
    4)に連通してキャビテイ(4)の底部に開口する第1
    通路(15)と、可動ダイ(6)が上昇したときに前記供
    給室(14)に連通するとともに上方に向けてキャビテイ
    (4)の底部に開口する第2通路(16)とが設けられる
    ことを特徴とする鍛造金型の潤滑、冷却装置。
JP61120417A 1986-05-26 1986-05-26 鍛造金型の潤滑、冷却装置 Expired - Fee Related JPH0671638B2 (ja)

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JP3153880U (ja) 2009-06-30 2009-09-24 株式会社阪村機械製作所 圧造成形機
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