JP3153880U - 圧造成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パンチ先端部の全周にわたって均一に冷却や潤滑ができると共に、圧造時ブランク端面への冷却媒体の正確な供給が行える圧造成形機を得る。【解決手段】 圧造成形機におけるパンチ6がパンチケース7内の前部側にテーパーブッシュ8を介して支持されていると共に、パンチケース7内の中間部に冷却媒体の流通路Rが形成される一方、テーパーブッシュ8の内面に、軸方向に延びかつ上記流通路Rに連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝8bが形成されて、各噴射溝8bから噴射される冷却媒体がパンチ6先端部の全周にわたるように供給されると共に、圧造時にはブランクにも供給されるようにした。【選択図】図2

Description

本考案は、機台に設けられたダイと、ダイに対向するラムの前面にパンチケースを介して取り付けられたパンチとの間でブランクを圧造加工することにより所定形状の成形品を成形する圧造成形機に関するものである。
この種の圧造成形機を用いて、たとえば柱状のブランクから頭部を有しその中央部に穴部が形成されたねじ部材などを圧造成形する場合、パンチがブランクをダイの成形孔へ圧入する際に摩擦熱が発生して、その摩擦熱によりパンチが高温となり、パンチの先端部と成形品とにおいて焼き付きが発生する。これを防止するため、従来では圧造成形機の上部からダイの開口部分にクーラントオイルを供給し、パンチとダイ側に冷却と潤滑とを行うようにしている。
ところが、上記した従来の冷却手段によれば、オイルクーラントを上部からの、つまり一方向からの偏った供給しかされておらず、そのため一部分のみにしか冷却や潤滑が行えず、パンチの先端全周の均一な冷却やブランク端面へのオイルクーラントの供給が正確に行えないものであった。その結果、パンチと成形品とにおいて焼き付きが発生し、高精度な成形品を製造できなかったり、パンチが短期間で損傷し、長期にわたる使用ができないといった問題を有していた。
そこで、本考案は、パンチ先端部の全周にわたって均一に冷却や潤滑ができると共に、圧造時にブランク端面への冷却媒体の正確な供給も行える圧造成形機の提供を課題とする。
上記した問題を解決するために、本願の請求項1記載の考案は、機台に設けられたダイと、ダイに対向するラムの前面にパンチケースを介して取り付けられたパンチとの間でブランクを圧造加工することにより所定形状の成形品を成形する圧造成形機において、パンチがパンチケース内の前部側に支持されていると共に、パンチケース内の中間部に冷却媒体の流通路が形成される一方、パンチの外周部又はパンチケース側の内周部に、軸方向に延びかつ上記流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝又は噴射孔が形成されて、噴射溝又は噴射孔から噴射される冷却媒体がパンチ先端部の全周にわたるように供給されると共に、圧造時にはブランク端面にも供給されることを特徴とする。
なお、冷却媒体とは、オイルクーラント、水、空気と潤滑剤を混入させたオイルミスト、水溶性潤滑剤のミストなどを含む概念である。
また、本願の請求項2記載の考案は、請求項1記載の構成においてパンチがパンチケース内の前部側にテーパーブッシュを介して支持されていると共に、パンチケース内の中間部に冷却媒体の流通路が形成される一方、テーパーブッシュの内周部分に軸方向に延び、かつ上記流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝又は噴射孔が形成されていることを特徴とする。
また、本願の請求項3記載の考案は、請求項1記載の構成において、パンチケース内の前部側にパンチがテーパーブッシュを介して支持されていると共に、パンチケース内の中間部に冷却媒体の流通路が形成され、かつ、パンチの外周面に軸方向に延び、かつ上記流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝が形成されていることを特徴とする。
さらに、本願の請求項4記載の考案は、請求項1又は2又は3記載の構成における冷却媒体として、空気と潤滑剤を混入させたオイルミスト、又は水溶性潤滑剤のミストを用い、このミスト状冷却媒体をジェットミスト供給装置により供給通路から流通路内に強制注入可能にして、パンチがダイ側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングでミスト状冷却媒体を噴射溝又は噴射孔から瞬時に噴射するように構成したことを特徴とする。
本考案によれば、パンチがパンチケース内の前部側に支持されていると共に、パンチケース内の中間部に冷却媒体の流通路が形成される一方、パンチの外周部又はパンチケース側の内周部に、軸方向に延びかつ上記流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝又は噴射孔が形成されて、噴射溝又は噴射孔から噴射される冷却媒体がパンチ先端部の全周にわたるように供給されると共に、圧造時にはブランク端面にも供給されるように構成したから、上記噴射溝又は噴射孔から噴射される冷却媒体によりパンチ先端部の全面が均一状に冷却されると共に、その先端部に潤滑膜が形成され、かつ、圧造時にブランク端面にも冷却媒体が正確に供給されることになる。これにより冷却効果と潤滑性をより高めたうえで圧造成形が行われることになる。その結果、パンチと成形品の焼き付きを効果的に防止して、高精度な成形品を製造できると共に、パンチの長期にわたる使用を可能にできる。
また、パンチケース内の前部側にパンチを縮径により固定するテーパーブッシュの内周部分に、軸方向に延びかつ上記流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝又は噴射孔を形成するようにすれば、上記した冷却及び潤滑効果に加えて、噴射溝又は噴射孔の加工が容易に行えると共に、必要に応じて噴射溝又は噴射孔をもたないテーパーブッシュに変更することができる。
また、パンチの外周面に、軸方向に延びかつパンチケース内の流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝又は噴射孔を形成するようにすれば、上述した冷却及び潤滑効果に加えて、噴射溝の加工が容易に行えると共に、必要に応じて噴射溝をもたないパンチに変更することができる。
さらに、冷却媒体として、空気と潤滑剤を混入させたオイルミスト、又は水溶性潤滑剤のミストを用い、このミスト状冷却媒体をジェットミスト供給装置により供給通路から流通路内に強制注入可能にして、パンチがダイ側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングでミスト状冷却媒体を噴射溝又は噴射孔から瞬時に噴射するように構成すれば、ミスト状冷却媒体による均一な冷却や潤滑効果が得られながら、ミスト状冷却媒体の無駄をなくしかつオイルミストの外部への飛散も防止できるのでこのましい。
以下、本考案の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本考案に係る圧造成形機の概略平面図を示し、この圧造成形機1には、機台2の所定位置に固設されたダイブロック3に複数のダイ4…4が備えられていると共に、このダイブロック3に対して前進、後退するラム5が備えられており、該ラム5の前面には、ダイ4と同数のパンチ6…6がそれぞれパンチケース7を介して対向配置されている。この場合、ダイ4…4とパンチ6…6とにより複数の圧造ステーションが構成されており、各ダイ4に対するパンチ6の進退動と、チャック移送手段による各圧造ステーション間の素材移送とに伴って各ダイ4とパンチ6との間で実行される圧造成形によって、供給されたブランクはチャック移送手段により順次各圧造ステーションに送られて、段階的に所望形状の成形品Aへと成形されるようになっている。なお、圧造成形機1は図示したように多段式の他、単段式のものであってもよいことは勿論である。
また、図2に示すように、例えば最終段のパンチ6は、パンチケース7内の前部側にテーパーブッシュ8を介して支持される。パンチケース7内の後部側には、パンチ6とテーパーブッシュ8とを一緒に前方側に押し出してテーパーブッシュ8の縮径によりパンチ6をパンチケース7に固定する締結ねじ9が螺合されている。このようにパンチ6を支持するパンチケース7は、ラム5の取付孔部5aに嵌入され、固定ボルト等の適宜固定手段(図示せず)により固定される。その際、締結ねじ9の端部はラム5側に設けられた受圧部材5bに当接支持される。また、テーパーブッシュ8として、縮径が容易なように割り溝8aが形成された割りブッシュが用いられている。
そして、上記パンチケース7には、パンチ6に冷却媒体を供給してパンチ7への冷却と同時に潤滑を行う冷却手段10が設けられている。
冷却手段10としては、パンチケース7内の中間部に、空気と潤滑剤を混入させたオイルミストなどの冷却媒体(以下オイルミストという)を収容する収容凹部7aが形成されると共に、収容凹部7aには外部(図2では上方)に開口する通孔7bが形成され、かつ、通孔7bには冷却媒体を外部側から収容凹部7aに送り込む供給通路11が設けられて、この供給通路11にジェットミスト供給装置12が接続されている。一方、締結ねじ9の先端部に、図3に示すように収容凹部7aに開口する連通穴9aと、連通穴9aからパンチ7の外周周りに対応するように等間隔をおいて放射状に配置され、前方に向かって貫通する複数の連通孔9b…9bとが形成され、かつ、テーパーブッシュ8の内面には、図4に示すように軸方向に延びかつ上記連通孔9b…9bと連通してオイルミストをパンチ6の先端側に向かって噴射する複数の噴射溝8b…8bが形成されて、噴射溝8b…8bから噴射されるオイルミストがパンチ6先端部の全周にわたって供給されると共に、圧造時にはブランクにも供給されるようになされている。
図2に示す実施の形態では、頭部と軸部とからなるブランクの頭部中央部に六つの円弧状角部からなる星形状凹部aが形成された成形品(ねじ素体)Aを圧造成形するもので、パンチ6の先端部の断面形状が、六つの円弧状角部からなる星形形状を呈している。
ジェットミスト供給装置12は、図2に示すようにエアーコンプレッサー13とフィルターレギュレータ14と潤滑油を有するルプリゲータ15とソレノイドバルブ16とを備え、このジェットミスト供給装置12により空気と潤滑油を混合させたオイルミストを供給通路11を介して収容凹部7a内に強制注入するように構成され、パンチ6がダイ4側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングでオイルミストが噴射溝8b…8bから瞬時に噴射されるようになされている。
次に、上記した本考案の圧造成形機の作用について説明する。
図2に示すように、最終段のパンチ6により頭部と軸部とからなるブランクをダイ4内に打ち込むことにより、頭部中央部に六つの円弧状角部からなる星形状凹部aが形成された成形品(ねじ素体)Aを圧造成形する。
その際、ジェットミスト供給装置12により、パンチ6がダイ4側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングで、空気と潤滑油を混合させたオイルミストを供給通路11を介して収容凹部7aに内に強制注入される。収容凹部7a内に注入されたオイルミストは、締結ねじ9の連通穴9a及び連通孔9b…9bを介してテーパーブッシュ8の後端面に形成された噴射溝8a…8aに供給され、各噴射溝8a…8aからパンチ6の軸方向前方へジェットスプレーされる。これにより、パンチ6がダイ4側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングで、摩擦熱で高温化するパンチ6の先端部全面がオイルミストにより直接冷却されると共に、その先端部に潤滑膜が形成されることになる。また、パンチ6をブランクの頭部に打ち込んで凹部aを成形する際、各噴射溝6aからパンチ6の軸方向前方へジェットスプレーされたオイルミストがブランクの端面に予め噴射される。これにより潤滑性をより一層高めたうえで圧造成形が行われることになる。その結果、パンチ6と成形品Aの焼き付きを効果的に防止して、高精度な成形品Aを製造できると共に、パンチ6の長期にわたる使用を可能にできる。
上記した実施の形態ではテーパーブッシュ8の内面に複数の噴射溝8b…8bを形成したものについて説明したけれども、噴射溝8b…8bに代えてテーパーブッシュ8の内面近くに噴射孔(図示せず)を複数個貫通形成するようにしてもよい。
また、上記した実施の形態ではパンチケース7側からテーパーブッシュ8の噴射溝8b…8bへの流通路Rを、パンチケース7に形成した収容凹部7a及び通孔7bと、締結ねじ9に形成した連通穴9a及び連通孔9b…9bとの組合せにより構成したが、何らこの構成に限定されるものではなく、例えば図5に示すように締結ねじ9の前面に、直接収容凹部7aと噴射溝8b…8bとを連通させる連通凹所9cを形成したたり、或いは図6に示すように連通用環状溝9dなどを形成して流通路Rを構成したり、さらには、図7に示すように締結ねじ9には何も設けずテーパーブッシュ8の後面に、直接収容凹部7aと噴射溝8b…8bとを連通させる連通用環状溝部8cを形成して流通路Rを構成してもよい。
また、図8〜図11は別の実施の形態を示すもので、噴射溝をテーパーブッシュ8の内面ではなく、パンチ6の外面に設けたものである。
その場合、上記した実施の形態と同様の構成において冷却手段10として、パンチケース7内の中間部に、空気と潤滑剤を混入させたオイルミストなどの冷却媒体を収容する収容凹部7aが形成されると共に、収容凹部7aには外部(図8では上方)に延び開口する通孔7bが連通形成され、かつ、通孔7bには冷却液を外部側から収容凹部7aに送り込む供給通路11が設けられて、この供給通路11にジェットミスト供給装置12が接続される。そして、割りテーパーブッシュ8の後端面に、図9に示すように収容凹部7aと内周部とを連通する連通用環状溝部8dが形成されると共に、図10及び図11に示すようにパンチ6の外周面に軸方向に延び、かつ上記連通用環状溝部8dと連通してオイルミストをブランクの端面に向かって噴射する複数の噴射溝6a…6aが形成されて、噴射溝6a…6aから噴射されるオイルミストがパンチ先端部の全周にわたって供給されると共に、圧造時にはブランク端面にも供給されるように構成したのである。
パンチ6は、図10、11に示すようにその先端部の断面形状が、六つの円弧状角部からなる星形形状を呈し、その隣り合う円弧状角部間に噴射溝6a…6aがそれぞれ位置するように形成されている。
このように構成した場合にも、先の実施の形態と同様にジェットミスト供給装置12により、パンチ6がダイ4側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングで、オイルミストが収容凹部7aに内に強制注入され、収容凹部7a内に注入されたオイルミストは、テーパーブッシュ8の後端面に形成された連通用環状溝部8cを介してパンチ6の外面に形成された噴射溝6a…6aに供給され、各噴射溝6a…6aからパンチ6の軸方向前方へジェットスプレーされる。これにより、パンチ6がダイ4側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングで、摩擦熱で高温化するパンチ6の先端部全面がオイルミストにより直接冷却されると共に、その先端部に潤滑膜が形成されることになる。また、パンチ6をブランクの頭部に打ち込んで凹部aを成形する際、各噴射溝6a…6aからパンチ6の軸方向前方へジェットスプレーされたオイルミストがブランクの端面に予め噴射されるのである。これにより潤滑性をより一層高めたうえで圧造成形が行われることになる。その結果、先の実施の形態と同様にパンチ6と成形品Aの焼き付きを効果的に防止して、高精度な成形品Aを製造できると共に、パンチ6の長期にわたる使用を可能にできる。
なお、上記した実施の形態ではパンチケース7側からパンチ6の噴射溝6a…6aへの流通路Rを、パンチケース7に形成した収容凹部7a及び通孔7bと、割りテーパーブッシュ8の後面に形成した連通用環状溝部8dとの組合せにより構成したが、先の実施の形態と同様何らこの構成に限定されるものではない。
上述した各実施の形態では、冷却媒体として、空気と潤滑剤を混入させたオイルミスト、又は水溶性潤滑剤のミストを用い、このミスト状冷却媒体をジェットミスト供給装置12により供給通路11から流通路R内に強制注入可能にして、パンチ6がダイ4側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングでミスト状冷却媒体を噴射溝又は噴射孔から瞬時に噴射するように構成しているので、ミスト状冷却媒体による均一な冷却や潤滑効果が得られながら、ミスト状冷却媒体の無駄をなくしかつオイルミストの外部への飛散も防止できる。
また、冷却媒体としては、空気と潤滑剤を混入させたオイルミストに限定されるものではなく、例えば水溶性潤滑剤のミストを用いて、この水溶性潤滑剤のミストをジェットミスト供給装置により流通路R内に強制注入して噴射溝或いは噴射孔からジェットスプレーするようにしてもよいし、さらには、ミスト状のものを用いることなく、例えば油や水等の液状のものであってもよい。
以上の実施の形態では、いずれもパンチ6をテーパーブッシュ8を介してパンチケース7に固定支持するようにしたものに本考案を適用した場合について説明したけれども、テーパーブッシュ8を用いず、パンチ6を直接パンチケース7に固定支持するものに本考案を適用してもよい。その場合、例えば図12及び図13に示すようにパンチケース7のパンチ支持部7cの支持面に軸方向に延びる複数の噴射孔7d…7d又は噴射溝を形成すればよい。なお、図12及び図13に示すものでは、パンチケース7のパンチ支持部7cを半割り式に形成して、その半割り式パンチ支持部7cに流通路Rを容易に形成できるようにしている。また、例えばパンチ6の先端部の形状が六角、四角、異形状の場合は、パンチケース7側ではなく、パンチ6に直接に噴射溝6a…6aを図10に示したように設けるのが好ましい。
また、パンチケース7へのパンチ固定手段として、割りテーパーブッシュ8に代え図14に示すようなコレットチャック17を用いる場合、このコレットチャック17におけるチャック体18の内周部に噴射溝18a…18a又は噴射孔を形成するようにしてもよい。
さらに、図15に示すものは、パンチケース7へのパンチ固定手段として用いた割りテーパーブッシュ8に、軸方向に延びる複数の噴射孔8d…8dを形成する一方、このテーパーブッシュ8の後端内周部に、両端に成形先端部6が形成されたパンチ6の抜け止め部が行える係合突部8eを内方に向かって突出形成したものである。
このように構成すれば、冷却媒体による均一な冷却や潤滑効果が得られながら、両端に成形先端部が形成されたパンチ6をテーパーブッシュ8で固定する際に、上記係合部8eのパンチ6の先端近くにおける首部への係合により両端に成形先端部が形成されたパンチ6であっても、パンチ6がテーパーブッシュ8から抜け出たりすることなく確実に保持することができる。
本考案に係る圧造成形機の概略説明図である。 同圧造成形機の要部の縦断面図である。 同締結ねじの要部の縦断面図である。 同テーパーブッシュの縦断面図である。 同別の締結ねじの正面図である。 同別の締結ねじの正面図である。 同別のテーパーブッシュの背面図である。 別の圧造成形機の要部の縦断面図である。 同別のテーパーブッシュの背面図である。 パンチの側面図である。 同パンチの正面図である。 パンチケースに噴射溝を設けた要部の縦断面図である。 同パンチケースの正面図である。 コレットチャックに噴射溝を設けた要部の縦断面図である。 さらに別のテーパーブッシュを用いた要部の縦断面図である。
2 機台
4 ダイ
5 ラム
6 パンチ
6a 噴射溝
7 パンチケース
7d 噴射孔
8 テーパーブッシュ
8b 噴射溝
8d 噴射孔
11 供給通路
12 ジェットミスト供給装置
18a 噴射溝
R 流通路

Claims (4)

  1. 機台に設けられたダイと、ダイに対向するラムの前面にパンチケースを介して取り付けられたパンチとの間でブランクを圧造加工することにより所定形状の成形品を成形する圧造成形機において、パンチがパンチケース内の前部側に支持されていると共に、パンチケース内の中間部に冷却媒体の流通路が形成される一方、パンチの外周部又はパンチケース側の内周部に、軸方向に延びかつ上記流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝又は噴射孔が形成されて、噴射溝又は噴射孔から噴射される冷却媒体がパンチ先端部の全周にわたるように供給されると共に、圧造時にはブランク端面にも供給されることを特徴とする圧造成形機。
  2. パンチがパンチケース内の前部側にテーパーブッシュを介して支持されていると共に、パンチケース内の中間部に冷却媒体の流通路が形成される一方、テーパーブッシュの内周部分に軸方向に延び、かつ上記流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝又は噴射孔が形成されていることを特徴とする請求項1記載の圧造成形機。
  3. パンチケース内の前部側にパンチがテーパーブッシュを介して支持されていると共に、パンチケース内の中間部に冷却媒体の流通路が形成され、かつ、パンチの外周面に軸方向に延び、かつ上記流通路に連通して冷却媒体をパンチの先端側に向かって噴射する複数の噴射溝が形成されていることを特徴とする請求項1記載の圧造成形機。
  4. 冷却媒体として、空気と潤滑剤を混入させたオイルミスト、又は水溶性潤滑剤のミストを用い、このミスト状冷却媒体をジェットミスト供給装置により供給通路から流通路内に強制注入可能にして、パンチがダイ側へ前進してブランクに当接する直前のタイミングでミスト状冷却媒体を噴射溝又は噴射孔から瞬時に噴射するように構成したことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の圧造成形機。
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