JP3099760U - 圧造成形機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パンチをダイス金型に打ち当てる際に、簡単な構成で両者の軸芯を一致させることができる圧造成形機を提供すること。
【解決手段】 ダイス金型5とこれに対向して進退移動するパンチ6とで素材を圧造成形して所定形状の成形品を形成するようにした圧造成形機の上記パンチ6が、中心部に位置するパンチ本体61とパンチ本体61の外周部に設けられ、パンチ本体61の先端面より前方へ突出する中空筒形のガイド筒62とを備える一方、ダイス金型5とダイス金型5を支持するダイブロック3との間に、パンチ6の前進時にガイド筒62のダイス金型5の先端外周部への外嵌を許し、ダイス金型5とパンチ6の軸芯を一直線上に合致させる環状空間部Sを形成し、かつ、ガイド筒62の内周に焼き付き防止用スプライン溝62bを設けると共にガイド筒62の先端部下面側に開口部62aを形成した。
【選択図】 図2
【解決手段】 ダイス金型5とこれに対向して進退移動するパンチ6とで素材を圧造成形して所定形状の成形品を形成するようにした圧造成形機の上記パンチ6が、中心部に位置するパンチ本体61とパンチ本体61の外周部に設けられ、パンチ本体61の先端面より前方へ突出する中空筒形のガイド筒62とを備える一方、ダイス金型5とダイス金型5を支持するダイブロック3との間に、パンチ6の前進時にガイド筒62のダイス金型5の先端外周部への外嵌を許し、ダイス金型5とパンチ6の軸芯を一直線上に合致させる環状空間部Sを形成し、かつ、ガイド筒62の内周に焼き付き防止用スプライン溝62bを設けると共にガイド筒62の先端部下面側に開口部62aを形成した。
【選択図】 図2
Description
本考案は、ダイス金型とこれに対向して進退移動するパンチとで素材を圧造成形して所定形状の成形品を形成するようにした圧造成形機に関する。
従来、この種の圧造成形機にあっては、所定寸法に切断されたブランクをダイス金型とこれに対向してラムにより進退移動されるパンチとにより圧造加工して所定形状の成形品を形成するようになされている。
ところで、パンチを支持した状態で往復運動するラムと、該ラムを摺動可能に支持する機台との間には、摺動抵抗を抑え、かつ焼き付きを防止するための隙間(遊び)が設けられている。そのため、パンチとダイス金型とにより圧造動作を行わせる場合に、たとえばラムと機台との間で上記隙間による左右方向のずれが生じて、パンチとダイス金型の軸芯が少しでも狂うようなことがあると精度の高い圧造成形品を得ることができない問題があった。
そこで、本考案は、パンチをダイス金型に打ち当てる際に、簡単な構成で両者の軸芯を一致させることができる圧造成形機の提供を課題とする。
上記した課題を解決するために、本考案は、ダイス金型とこれに対向して進退移動するパンチとで素材を圧造成形して所定形状の成形品を形成するようにした圧造成形機において、上記パンチが、中心部に位置するパンチ本体と該パンチ本体の外周部に設けられ、パンチ本体の先端面より前方へ突出する中空筒形のガイド筒とを備える一方、ダイス金型とダイス金型を支持するダイブロックとの間に、パンチの前進時にガイド筒のダイス金型の先端外周部への外嵌を許し、ダイス金型とパンチの軸芯を一直線上に合致させる環状空間部を形成し、かつ、ガイド筒の内周に焼き付き防止用スプライン溝を設けると共にガイド筒の先端部下面側に開口部を形成したことを特徴とする。
また、本願の請求項2に記載の考案は、上記した請求項1に記載の構成に加えて、ダイス金型の先端外周部に焼き付き防止用砲金を設けたことを特徴とする。
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本考案の実施に係る圧造成形機を示すもので、該成形機1は、機台2の所定位置に固定されたダイブロック3と、該ブロック3に向かって前進、後退するラム4とを有する。そして、上記ダイブロック3の前面には、複数のダイス金型5…5が一定間隔に並設固定されている。
図1は、本考案の実施に係る圧造成形機を示すもので、該成形機1は、機台2の所定位置に固定されたダイブロック3と、該ブロック3に向かって前進、後退するラム4とを有する。そして、上記ダイブロック3の前面には、複数のダイス金型5…5が一定間隔に並設固定されている。
一方、ラム4の前面には、各ダイス金型5…5にそれぞれ対向するように複数のパンチ6…6がパンチケース7…7を介して一定間隔に並設固定されており、これら相対向する各パンチ6…6とダイス5…5金型とにより複数の圧造ステーションS1〜S4が構成されている。
また、ダイブロック3の一側部には、機台2の前部側のクイル8と機台2の後部より導入される棒状の線材Aを供給する素材供給ロール9とが設けられていると共に、該クイル8の前面部には、カッター10が装備されており、このカッター10は、適宜駆動機構(図示せず)を介して各ダイス金型の並設方向に所定のストロークで往復駆動されて上記クイル8により前方に送り出された線材Aを所定寸法に切断するようになっている。そして、カッター10により所定寸法に切断されたブランクBは、素材移送装置(図示せず)により各圧造ステーションS1〜S4において順次段階的に圧造加工され、最終段の圧造ステーションS4において所定形状とされた製品が形成されるようになっている。
そして、図2に示すように、上記パンチ6は、中心部に位置するパンチ本体61と該パンチ本体61の外周部に設けられ、パンチ本体61の先端面より前方へ突出する中空筒形のガイド筒62とを備えている。ガイド筒62の先端部下面側に開口部62aを形成する。この開口部62aは、図3に示すように成形品の脱落を防止するストッパー部材11やトランスファチャック(図示せず)の挿入口として使用すると共に、ゴミ、ホコリ、切り粉、油などの排出口となす。また、ガイド筒62の内周部には、焼き付き防止用スプライン溝62bが設けられている。
一方、図2に示すように、ダイス金型5は、大径軸部51と該大径軸部51から前方に突出する小径軸部52とを備え、該ダイス金型5を支持するダイブロック3との間に、パンチ6の前進時にガイド筒62のダイス金型5の先端外周部への外嵌を許し、ダイス金型5とパンチ6の軸芯を一直線上に合致させる環状空間部Sを形成している。また、小径軸部52の先端面はダイブロックの前面と同じであるか又は小径軸部52の先端面がダイブロック3の前面よりも前方に突出するように設ける。
次に、以上のように構成される圧造成形機の作用について説明する。
ラム4と共にパンチ6が前進すると、たとえば図2に示すように、最終段のパンチ6のダイス金型5への衝接前にガイド筒62の先端部が環状空間部Sに嵌入してダイス金型5の小径軸部52の外周に嵌合し、そのままパンチ6の前端面がダイス金型5の前端面に衝接するからパンチ6とダイス金型5の軸芯が完全に一致した状態で圧造動作が行われることになる。したがって、たとえば往復運動するラム4に左右方向の隙間(遊び)が設けられていても、パンチ6をダイス金型5に打ち当てる際に、上記したように簡単な構成で両者の軸芯を一致させることができ、精度の高い圧造成形品Cを得ることができる。
ラム4と共にパンチ6が前進すると、たとえば図2に示すように、最終段のパンチ6のダイス金型5への衝接前にガイド筒62の先端部が環状空間部Sに嵌入してダイス金型5の小径軸部52の外周に嵌合し、そのままパンチ6の前端面がダイス金型5の前端面に衝接するからパンチ6とダイス金型5の軸芯が完全に一致した状態で圧造動作が行われることになる。したがって、たとえば往復運動するラム4に左右方向の隙間(遊び)が設けられていても、パンチ6をダイス金型5に打ち当てる際に、上記したように簡単な構成で両者の軸芯を一致させることができ、精度の高い圧造成形品Cを得ることができる。
また、パンチ6におけるガイド筒62には開口部62aが設けられているので、ストッパー部材11又はトランスファチャックは、ガイド筒62先端部の下面開口部62aより抜き差し自由に挿入されるからパンチ6の前端部がガイド筒62で覆われていても何ら支障なくブランクBの抜け止め又は搬送供給を行い得ることができる。その上、ガイド筒62先端部の下面開口部62aを利用して、ゴミ、ホコリ、切り粉、油などを排出することもできる。さらに、ガイド筒62の内周部には、スプライン溝62bが設けられているので、ガイド筒62の環状空間部への嵌入時における焼き付きを防止することができる。
上記した実施の形態では、ダイス金型5を大径軸部51と該大径軸部51から前方に突出する小径軸部52とを備えた構成とすることで、該ダイス金型5を支持するダイブロック3との間に環状空間部Sを形成するようにしたけれども、図4に示すように、ダイス金型5を同一径の円柱状とする一方、ダイブロック3の支持孔31の先端部に大径孔部31a設けて、該ダイス金型5を支持するダイブロック3との間に環状空間部S′を形成するようにしてもよい。
このように構成した場合にも、上記した実施の形態の場合と同様の作用効果を期待することができる
さらに、ダイス金型5の先端外周部には、図4に示すように焼き付き防止用の砲金53が設けられている。この砲金53により圧造時のダイス金型5の焼き付きや摩損を防止でき、耐久性をより一層向上することができる。
以上のように本考案によれば、ダイス金型とこれに対向して進退移動するパンチとで素材を圧造成形して所定形状の成形品を形成するようにした圧造成形機の上記パンチが、中心部に位置するパンチ本体と該パンチ本体の外周部に設けられ、パンチ本体の先端面より前方へ突出する中空筒形のガイド筒とを備える一方、ダイス金型とダイス金型を支持するダイケースとの間に、パンチの前進時にガイド筒のダイス金型の先端外周部への外嵌を許し、ダイス金型とパンチの軸芯を一直線上に合致させる環状空間部を形成し、かつ、ガイド筒の内周に焼き付き防止用スプライン溝を設けると共にガイド筒の先端部下面側に開口部を形成したから、パンチをダイスに打ち当てる際に、簡単な構成で両者の軸芯を一致させることができ、精度の高い圧造成形品を得ることができる。また、ガイド筒の内周部には、スプライン溝が設けられているので、ガイド筒の環状空間部への嵌入時における焼き付きを防止することができ、その上、ガイド筒の先端部下面側に形成した開口部を成形品の脱落防止用ストッパー部材やトランスファチャックの挿入口として使用できると共に、ゴミ、ホコリ、切り粉、油などの排出口としても使用できる。
また、ダイス金型の先端外周部に焼き付き防止用砲金を設けるようにすれば、この砲金より圧造時のダイス金型の焼き付きや摩損を防止して、耐久性をより向上できるので好ましい。
1 圧造成形機
5 ダイス金型
6 パンチ
61 パンチ本体
62 ガイド筒
62a 開口部
62b スプライン溝
S 環状空間部
5 ダイス金型
6 パンチ
61 パンチ本体
62 ガイド筒
62a 開口部
62b スプライン溝
S 環状空間部
Claims (2)
- ダイス金型とこれに対向して進退移動するパンチとで素材を圧造成形して所定形状の成形品を形成するようにした圧造成形機において、上記パンチが、中心部に位置するパンチ本体と該パンチ本体の外周部に設けられ、パンチ本体の先端面より前方へ突出する中空筒形のガイド筒とを備える一方、ダイス金型とダイス金型を支持するダイブロックとの間に、パンチの前進時にガイド筒のダイス金型の先端外周部への外嵌を許し、ダイス金型とパンチの軸芯を一直線上に合致させる環状空間部を形成し、かつ、ガイド筒の内周に焼き付き防止用スプライン溝を設けると共にガイド筒の先端部下面側に開口部を形成したことを特徴とする圧造成形機。
- ダイス金型の先端外周部に焼き付き防止用砲金を設けたことを特徴とする請求項1に記載の圧造成形機。
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JP2003271134U JP3099760U (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 圧造成形機 |
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JP2003271134U JP3099760U (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 圧造成形機 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2003271134U Expired - Fee Related JP3099760U (ja) | 2003-08-07 | 2003-08-07 | 圧造成形機 |
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2003
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