JPH0671520U - ケーソン中詰め用骨材 - Google Patents

ケーソン中詰め用骨材

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JPH0671520U
JPH0671520U JP1883393U JP1883393U JPH0671520U JP H0671520 U JPH0671520 U JP H0671520U JP 1883393 U JP1883393 U JP 1883393U JP 1883393 U JP1883393 U JP 1883393U JP H0671520 U JPH0671520 U JP H0671520U
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JP
Japan
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slag
caisson
aggregate
fine
water
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Pending
Application number
JP1883393U
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English (en)
Inventor
透 橋本
敏勝 井上
康之 本田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0671520U publication Critical patent/JPH0671520U/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P10/00Technologies related to metal processing
    • Y02P10/20Recycling

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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】製鋼スラグの有効利用。 【構成】転炉スラグや電気炉スラグ等の製鋼スラグを蒸
気エージング処理または大気エージング処理する。この
エージング処理を施された製鋼スラグを直径5mm以上
に篩分け、これを水洗してケーソン中詰め用骨材として
用いる。 【効果】微粉スラグや微粒スラグによる海水や水の汚濁
が防止される。製鋼スラグを海洋構造物や河川構造物等
のケーソン中詰め用骨材として有効に利用できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、海洋構造物や河川構造物等のケーソンの中に詰める骨材として好 適なケーソン中詰め用骨材に関する。
【0002】
【従来の技術】
ケーソン中詰め用骨材としては、一般に天然砂、天然砕石等の天然骨材が用い られている。しかし、天然骨材は次第に枯渇の度を深めつつあり、これに代る人 工的なケーソン中詰め用骨材が求められている。そのような骨材として、例えば 転炉スラグや電気炉スラグ等の製鋼スラグはその組成がケーソン中詰め用骨材に 適し、また比重が天然骨材に比して大きいことから、特に海洋構造物等に使用さ れるケーソンの中詰め用骨材として注目されている。
【0003】 ところが、この製鋼スラグには精錬過程で使用する生石灰が一部未反応のまま 残っているため、そのままケーソンの中詰め用骨材として使用することはできな い。すなわち、上記未反応の生石灰はフリーライムと呼ばれ、水と反応して水和 反応(CaO+H0=Ca(OH))を起すことにより、体積を2倍程度に 膨張させる性質がある。そのため、製鋼スラグをケーソン中詰め用骨材として使 用した場合には、製鋼スラグが膨張してケーソンを崩壊させるおそれがあり、こ のことが製鋼スラグをケーソン中詰め用骨材に適用するにあたっての大きな障害 となっている。
【0004】 かかる対策として、製鋼スラグの体積を安定させる技術として、製鋼スラグを 大気エージング処理する方法(特公昭52−29332号公報参照)や、膨張の 少ない滓化度の高いものを選択的に使用する方法(特開昭57−25515号公 報参照)が知られている。しかし、大気エージングによって製鋼スラグの体積を 安定化させる技術は、十分な効果を得るために1年以上の処理時間を必要とし、 またそのような長い期間をかけて大気エージングを行っても、山積みされた製鋼 スラグの内部には安定化の不十分なスラグが残り易く、品質を均一化できないと いった問題がある。また、滓化度の高いスラグを選択的に使用する技術は、製鋼 スラグの選別に多くの時間と手間がかかる上、一部の鋼種のスラグしか使用でき ないため利用度が低いといった問題がある。
【0005】 そこで、鋼種による制限を受けることなく、製鋼スラグの体積を短期間にばら つきなく安定化させる技術として、蒸気雰囲気中で製鋼スラグをエージング処理 する蒸気エージング処理方法が提案されている(特開平4−175250号公報 参照)。この方法によれば、短期間でフリーライムの水和反応を終了させ、製鋼 スラグの体積を安定化させることが可能であり、かつ滓化度の低い製鋼スラグに ついても適用可能である。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、大気エージング処理または蒸気エージング処理した製鋼スラグを海洋 構造物用ケーソンや河川構造物用ケーソンの中詰め用骨材に使用する場合、骨材 をケーソンに投入する際はバケットで大量のスラグを一度に投入するため微粒の スラグが多く発生したり、塊状骨材に微粉状のスラグが付着していると海水また は水を汚濁するという問題がある。
【0007】 この考案は、上記の海水や水の汚濁の問題を解決するケーソン中詰め用骨材を 提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この考案の要旨は、大気エージング処理または蒸気エージング処理した製鋼ス ラグの細粒、微粒化による海水または水の汚濁を防止するため、エージング処理 を施された直径5mm以上の水洗された製鋼スラグをケーソン中詰め用骨材とし て用いることにある。
【0009】
【作用】 この考案において、ケーソン中詰め用骨材の粒度を直径5mm以上に限定した のは、以下に示す理由による。 すなわち、工事中ケーソンに骨材を投入する時、および骨材を中詰めして閉蓋 するまでに2〜3日要するが、その間に5mm未満の細粒や微粒スラグが存在す ると海水や水が汚濁されるからである。なお、上限は特に限定するものではない が、スラグをエージング処理する際の効率や中詰めの難易度等を考慮すると直径 100mm程度にするのが好ましい。また、製鋼スラグを水洗するのは、直径5 mm以上の塊状スラグ表面に付着している微粒スラグや微粉スラグを除去するた めである。
【0010】 エージング処理を施された直径5mm以上の水洗された製鋼スラグからなるケ ーソン中詰め用骨材は、表面に微粒スラグや微粉スラグが付着していない塊状ス ラグで構成されているため、工事中ケーソンに骨材を中詰めして閉蓋するまでの 間に海水や水が汚濁されることがない。また、ケーソンにバケットで大量のスラ グを一度に投入する際にも、直径5mm以上の塊状スラグであるため微粒スラグ や微粉スラグの発生量も極めて少なく、海水や水が汚濁されることがない。
【0011】
【実施例】
図1はこの考案に係る製鋼スラグの蒸気エージング処理装置を示す断面図で、 1は処理槽であり、その底面に沿って蒸気噴射装置2が配設されている。蒸気エ ージングの際は、処理槽1の底部に砂利3を敷き詰め、その上に製鋼スラグを収 容し、蒸気噴射装置2から蒸気を噴射することにより、製鋼スラグ4をエージン グ処理する。処理中は、製鋼スラグ4の温度を温度計5により測定し、その測定 温度が所定値に管理されるように、流量調整弁6を制御装置7により制御する。
【0012】 蒸気エージング処理を施された製鋼スラグは、例えば篩で5〜100mmに粒 度調整する。この蒸気エージング処理を施された直径5〜100mmの製鋼スラ グは、水洗してスラグ表面に付着している微粉を除去してケーソン中詰め用骨材 に供する。水洗方法は、例えばベルトコンベア上で移動させながら噴霧状ノズル で水をかける方法、あるいはベルトコンベアに載せたまま水中を移動させる方法 等を用いることができる。
【0013】 図2は海洋構造物用ケーソンの敷設工事例を示す図で、(A)はケーソンを船 で目的地に運んでいる状態を示す概略図、(B)は目的地にケーソンを固定した 状態を示す概略図、(C)はケーソンの中に骨材を投入している状態を示す概略 図であり、4aは骨材、8はケーソン、9−1はケーソン引船、9−2は骨材運 搬船、10は海水、11は海底、12はアンカーである。
【0014】 すなわち、海洋構造物用ケーソンを敷設する場合は、ケーソン8を海に浮かし 引船9−1で目的地まで牽引していく(図A)。ケーソン8が目的地に着くとア ンカー12で海底11に固定するとともに、ケーソン8の中に海水10を投入し て沈める(図B)。しかる後、骨材運搬船9−2にて骨材4aをケーソン8に投 入する。この時ケーソン中の海水10は骨材の投入に伴って溢れ出る(図C)。 ケーソンへの骨材の中詰めが完了すると閉蓋して敷設工事が終了する。
【0015】 この考案に係る製鋼スラグからなるケーソン中詰め用骨材4aは、事前の水洗 処理により表面に微粒スラグや微粉スラグが付着していない直径5mm以上の塊 状スラグであるから、海底11に固定されたケーソン8に該骨材を投入するとき も、また骨材4aを中詰めして閉蓋するまでの間においても、微粒スラグや微粉 スラグによる海水10の汚濁はほとんどない。
【0016】 実施例1 蒸気エージング処理した転炉スラグを篩にて直径5〜100mmに粒度調整し 、このスラグをベルトコンベア上で水洗したものを、海水中に浸漬した容器(容 積200l)内にベルトコンベアにて投入し、海水の汚濁状況を調べた。また比 較のため、微粉スラグを含む直径100mm以下の蒸気エージング処理した転炉 スラグ(水洗なし)と、海砂を用いて同様のテストを行った。本実施例で用いた 転炉スラグと海砂の条件を表1に示す。
【0017】 この考案の試料の場合は、海水の汚濁はほとんど確認されなかったのに対し、 同じ転炉スラグでも直径5mm未満の細粒や微粉スラグを含む骨材の場合は、海 水の汚濁が確認され、さらに海砂の場合は海水がかなり汚濁した。
【0018】
【表1】
【0019】
【考案の効果】
エージング処理を施された直径5mm以上の水洗された製鋼スラグからなるこ の考案のケーソン中詰め用骨材は、表面に微粒スラグや微粉スラグが付着してい ない塊状スラグで構成されているため、微粒スラグや微粉スラグによる海水や水 の汚濁が防止でき、またケーソンにバケットで大量のスラグを一度に投入する際 にも、微粒スラグや微粉スラグの発生量も極めて少ないため海水や水が汚濁され ることがない。したがって、これまで以上に製鋼スラグをケーソン中詰め用骨材 として有効に利用することが可能となるという大なる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る製鋼スラグの蒸気エージング処
理装置を示す断面図である。
【図2】海洋構造物用ケーソンの敷設工事例を示す図
で、(A)はケーソンを船で目的地に運んでいる状態を
示す概略図、(B)は目的地にケーソンを固定した状態
を示す概略図、(C)はケーソンの中に骨材を投入して
いる状態を示す概略図である。
【符号の説明】
1 処理槽 2 蒸気噴射装置 3 砂利 4 製鋼スラグ 4a 骨材 5 温度計 6 流量調整弁 7 制御装置 8 ケーソン 9−1 ケーソン引船 9−2 骨材運搬船 10 海水 11 海底 12 アンカー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エージング処理を施された直径5mm以
    上の水洗された製鋼スラグからなることを特徴とするケ
    ーソン中詰め用骨材。
JP1883393U 1993-03-22 1993-03-22 ケーソン中詰め用骨材 Pending JPH0671520U (ja)

Priority Applications (1)

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JP1883393U JPH0671520U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ケーソン中詰め用骨材

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JP1883393U JPH0671520U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ケーソン中詰め用骨材

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JPH0671520U true JPH0671520U (ja) 1994-10-07

Family

ID=11982571

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JP1883393U Pending JPH0671520U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 ケーソン中詰め用骨材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101364067B1 (ko) * 2011-08-29 2014-02-20 재단법인 포항산업과학연구원 케이슨 채움재용 골재 제조 방법 및 이에 의해 제조된 케이슨 채움재용 골재

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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