JPH0671245A - 発酵処理装置 - Google Patents
発酵処理装置Info
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- JPH0671245A JPH0671245A JP13453693A JP13453693A JPH0671245A JP H0671245 A JPH0671245 A JP H0671245A JP 13453693 A JP13453693 A JP 13453693A JP 13453693 A JP13453693 A JP 13453693A JP H0671245 A JPH0671245 A JP H0671245A
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- fermentation tank
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/40—Bio-organic fraction processing; Production of fertilisers from the organic fraction of waste or refuse
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Fertilizers (AREA)
- Fodder In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】品質の安定した発酵生成物が得られ、且つ利用
できない空容積の割合が小さい効率的な発酵槽を備えた
発酵処理装置を提供する事を目的とする。 【構成】有機性廃棄物１を投入口２側から取り出し口３
側に移送する過程で有機性廃棄物１を発酵させる発酵処
理装置であって、後端に取りだし口３を設けた架台１９
と、架台１９上面に前面を開口し、側壁、天井壁、背面
壁を設けた収納部１８と、該架台１９上に収納部１８の
側壁高さより幅が狭く複数枚に分割された往復移動自在
な底板６と、該収納部１８前面の底板６に直交し且つ底
板６とは独立して往復移動し収納部１８の開口部を閉塞
する壁面１６と、該壁面１６の両側部に直交し立設させ
た補助板２０とを設けて発酵槽１４を形成し、発酵槽１
４の壁面１６近傍に移動装置７を設けるとともに移動装
置７と壁面１６及び底板６とをシリンダ１５によって接
続して壁面１６及び底板６を往復移動させ、発酵槽１４
の上部より底部又は側面に至って吸送気管１０を配設し
た。
できない空容積の割合が小さい効率的な発酵槽を備えた
発酵処理装置を提供する事を目的とする。 【構成】有機性廃棄物１を投入口２側から取り出し口３
側に移送する過程で有機性廃棄物１を発酵させる発酵処
理装置であって、後端に取りだし口３を設けた架台１９
と、架台１９上面に前面を開口し、側壁、天井壁、背面
壁を設けた収納部１８と、該架台１９上に収納部１８の
側壁高さより幅が狭く複数枚に分割された往復移動自在
な底板６と、該収納部１８前面の底板６に直交し且つ底
板６とは独立して往復移動し収納部１８の開口部を閉塞
する壁面１６と、該壁面１６の両側部に直交し立設させ
た補助板２０とを設けて発酵槽１４を形成し、発酵槽１
４の壁面１６近傍に移動装置７を設けるとともに移動装
置７と壁面１６及び底板６とをシリンダ１５によって接
続して壁面１６及び底板６を往復移動させ、発酵槽１４
の上部より底部又は側面に至って吸送気管１０を配設し
た。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、有機性廃棄物を発酵処
理し、減量化、堆肥化、飼料化を図るための発酵処理装
置に関する。
理し、減量化、堆肥化、飼料化を図るための発酵処理装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、有機性廃棄物を投入口側から
投入し、投入した有機性廃棄物を取り出し口側に移送す
る過程で有機性廃棄物を発酵させる発酵処理装置として
は、斜面を利用して有機性廃棄物を移動させながら発酵
させるもの、コンベア−方式で床を移動させ有機性廃棄
物を移送する過程で発酵させるもの、又はキルン・スク
リュ−方式若しくは切り返しにより有機性廃棄物を移送
する過程で発酵させるもの等が使用されている。また、
これとは別に、有機性廃棄物を発酵槽に入れバッチ方式
で処理する発酵処理装置や、発酵槽を回転させながら発
酵させる装置等も従来より使用されている。
投入し、投入した有機性廃棄物を取り出し口側に移送す
る過程で有機性廃棄物を発酵させる発酵処理装置として
は、斜面を利用して有機性廃棄物を移動させながら発酵
させるもの、コンベア−方式で床を移動させ有機性廃棄
物を移送する過程で発酵させるもの、又はキルン・スク
リュ−方式若しくは切り返しにより有機性廃棄物を移送
する過程で発酵させるもの等が使用されている。また、
これとは別に、有機性廃棄物を発酵槽に入れバッチ方式
で処理する発酵処理装置や、発酵槽を回転させながら発
酵させる装置等も従来より使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来の発酵処理装置では、発酵槽内の有機性廃棄物中に
未発酵の部分が残り発酵生成物の品質が安定しなかっ
た。また、発酵槽のうち有効に利用出来ない空容積の割
合も高く、効率的ではなかった。
従来の発酵処理装置では、発酵槽内の有機性廃棄物中に
未発酵の部分が残り発酵生成物の品質が安定しなかっ
た。また、発酵槽のうち有効に利用出来ない空容積の割
合も高く、効率的ではなかった。
【０００４】本発明は、以上の課題に鑑みてなされたも
のであり、品質の安定した発酵生成物が得られ、且つ利
用できない空容積の割合が小さい効率的な発酵槽を備え
た発酵処理装置を提供する事を目的とするものである。
のであり、品質の安定した発酵生成物が得られ、且つ利
用できない空容積の割合が小さい効率的な発酵槽を備え
た発酵処理装置を提供する事を目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】発明者等は、発酵槽内の
有機性廃棄物の発酵過程を種々検討した結果、有機性廃
棄物を撹拌、切り返しをした場合、発酵による有機性廃
棄物の温度上昇が妨げられ、有機性廃棄物が望ましい発
酵温度に達しなかったり、当該発酵温度に達するまでに
長時間を要することが発酵生成物の品質を不安定にする
原因であることを見出した。
有機性廃棄物の発酵過程を種々検討した結果、有機性廃
棄物を撹拌、切り返しをした場合、発酵による有機性廃
棄物の温度上昇が妨げられ、有機性廃棄物が望ましい発
酵温度に達しなかったり、当該発酵温度に達するまでに
長時間を要することが発酵生成物の品質を不安定にする
原因であることを見出した。
【０００６】そこで、上記目的を達成するために本発明
の発酵処理装置は、発酵過程で撹拌、切り返しを行わず
に有機性廃棄物を発酵槽の投入口側から取り出し口側に
移動させる機構を有することを特徴とするものである。
即ち、本発明は有機性廃棄物１を投入口２側から取り出
し口３側に移送する過程で有機性廃棄物１を発酵させる
発酵処理装置であって、後端に取りだし口３を設けた架
台１９と、架台１９上面に前面を開口し、側壁、天井
壁、背面壁を設けた収納部１８と、該架台１９上に収納
部１８の側壁高さより幅が狭く複数枚に分割された往復
移動自在な底板６と、該収納部１８前面の底板６に直交
し且つ底板６とは独立して往復移動し収納部１８の開口
部を閉塞する壁面１６と、該壁面１６の両側部に直交し
立設させた補助板２０とを設けて発酵槽１４を形成し、
発酵槽１４の壁面１６近傍に移動装置７を設けるととも
に移動装置７と壁面１６及び底板６とをシリンダ１５に
よって接続して壁面１６及び底板６を往復移動させ、発
酵槽１４の上部より底部又は側面に至って吸送気管１０
を配設した技術手段を講じている。
の発酵処理装置は、発酵過程で撹拌、切り返しを行わず
に有機性廃棄物を発酵槽の投入口側から取り出し口側に
移動させる機構を有することを特徴とするものである。
即ち、本発明は有機性廃棄物１を投入口２側から取り出
し口３側に移送する過程で有機性廃棄物１を発酵させる
発酵処理装置であって、後端に取りだし口３を設けた架
台１９と、架台１９上面に前面を開口し、側壁、天井
壁、背面壁を設けた収納部１８と、該架台１９上に収納
部１８の側壁高さより幅が狭く複数枚に分割された往復
移動自在な底板６と、該収納部１８前面の底板６に直交
し且つ底板６とは独立して往復移動し収納部１８の開口
部を閉塞する壁面１６と、該壁面１６の両側部に直交し
立設させた補助板２０とを設けて発酵槽１４を形成し、
発酵槽１４の壁面１６近傍に移動装置７を設けるととも
に移動装置７と壁面１６及び底板６とをシリンダ１５に
よって接続して壁面１６及び底板６を往復移動させ、発
酵槽１４の上部より底部又は側面に至って吸送気管１０
を配設した技術手段を講じている。
【０００７】また、本発明に係わる発酵槽の複数個
（６、６ａ、６ｂ）に分割された底板は、図６に示すよ
うに投入口側から取り出し口側の方向又は取り出し口側
から投入口側の方向への底板の移動を、分割した底板毎
に移動装置により前後に往復移動を行わせ、発酵生成物
を開口部より個々に自然落下させ取り出す。
（６、６ａ、６ｂ）に分割された底板は、図６に示すよ
うに投入口側から取り出し口側の方向又は取り出し口側
から投入口側の方向への底板の移動を、分割した底板毎
に移動装置により前後に往復移動を行わせ、発酵生成物
を開口部より個々に自然落下させ取り出す。
【０００８】さらに、本発明に係る発酵処理装置は、図
７に示すように、周囲が断熱材で覆われ、断面形状が台
形で、有機物の投入時又は取り出し時以外は密閉構造と
することができる発酵槽であり、発酵処理装置を台形に
することにより、発酵槽内で発生したアンモニアガスな
どを含む高温、高湿の発酵ガスを台形上部に集約させて
該発酵槽上部から容易に吸引し、この一部又は全部を該
発酵槽内の有機物の底部又は側面に送気することがで
き、また有機性廃棄物を収納部の両壁面より容易に離脱
させ取り出し口へ落下させることができる。
７に示すように、周囲が断熱材で覆われ、断面形状が台
形で、有機物の投入時又は取り出し時以外は密閉構造と
することができる発酵槽であり、発酵処理装置を台形に
することにより、発酵槽内で発生したアンモニアガスな
どを含む高温、高湿の発酵ガスを台形上部に集約させて
該発酵槽上部から容易に吸引し、この一部又は全部を該
発酵槽内の有機物の底部又は側面に送気することがで
き、また有機性廃棄物を収納部の両壁面より容易に離脱
させ取り出し口へ落下させることができる。
【０００９】
【作用】そして、本発明は上記の手段により発酵処理装
置を使用するには、図１に示すように、先ず移動装置を
駆動させ移動装置に油圧シリンダを介して接続させた複
数の底板及び壁面とを同時に引出し、該底板及び壁面を
引き出すことによって形成された投入口より該壁面、底
板、補助板に囲まれた空間部に投入コンベアにより有機
性廃棄物を充填する。そして、投入口下の空間部に有機
性廃棄物が高さ方向に積層されると、図２に示すよう
に、移動装置を駆動させ油圧シリンダにより複数の底板
及び壁面とを同時に押圧し有機性廃棄物を発酵槽内に収
納する。この時点において、発酵槽内の有機性廃棄物は
投入側の壁面及び底板に押されながら発酵槽に収納され
るため、壁面、底板が完全に発酵槽に収納された時点に
おいて有機性廃棄物は発酵槽の入り口に存在する。
置を使用するには、図１に示すように、先ず移動装置を
駆動させ移動装置に油圧シリンダを介して接続させた複
数の底板及び壁面とを同時に引出し、該底板及び壁面を
引き出すことによって形成された投入口より該壁面、底
板、補助板に囲まれた空間部に投入コンベアにより有機
性廃棄物を充填する。そして、投入口下の空間部に有機
性廃棄物が高さ方向に積層されると、図２に示すよう
に、移動装置を駆動させ油圧シリンダにより複数の底板
及び壁面とを同時に押圧し有機性廃棄物を発酵槽内に収
納する。この時点において、発酵槽内の有機性廃棄物は
投入側の壁面及び底板に押されながら発酵槽に収納され
るため、壁面、底板が完全に発酵槽に収納された時点に
おいて有機性廃棄物は発酵槽の入り口に存在する。
【００１０】次に、有機性廃棄物をさらに投入するに
は、図３に示すように、移動装置を駆動させ油圧シリン
ダにより複数の底板及び補助板を設けた壁面とを発酵槽
内から引き出して投入口を出現させる。この時点におい
て、有機性廃棄物の積層体は、壁面の両側部に対向して
立設させた補助板と底板とに接触しており、分割された
複数の底板を駆動装置によつて個々に引き出すことによ
つて、また壁面を引き出すことによって有機性廃棄物の
積層体は補助板、底板、壁面とから分離され、有機性廃
棄物のみが発酵槽の入り口に留まる。そして、投入口よ
り投入口下方の空間部に有機性廃棄物を投入して積層
し、順次作動を繰返して有機性廃棄物を継続的に発酵さ
せる。
は、図３に示すように、移動装置を駆動させ油圧シリン
ダにより複数の底板及び補助板を設けた壁面とを発酵槽
内から引き出して投入口を出現させる。この時点におい
て、有機性廃棄物の積層体は、壁面の両側部に対向して
立設させた補助板と底板とに接触しており、分割された
複数の底板を駆動装置によつて個々に引き出すことによ
つて、また壁面を引き出すことによって有機性廃棄物の
積層体は補助板、底板、壁面とから分離され、有機性廃
棄物のみが発酵槽の入り口に留まる。そして、投入口よ
り投入口下方の空間部に有機性廃棄物を投入して積層
し、順次作動を繰返して有機性廃棄物を継続的に発酵さ
せる。
【００１１】そして、発酵槽が一杯になり発酵槽内で発
酵処理された発酵生成物は、図４、図５、図６に示すよ
うに、壁面は収納部の開口部を閉塞させたまま移動装置
を駆動させ、油圧シリンダにより分割された複数の底板
を発酵槽内から個々に引き出すことによって有機性廃棄
物の後端部が自重により自然落下しベルトコンベアで移
送される。
酵処理された発酵生成物は、図４、図５、図６に示すよ
うに、壁面は収納部の開口部を閉塞させたまま移動装置
を駆動させ、油圧シリンダにより分割された複数の底板
を発酵槽内から個々に引き出すことによって有機性廃棄
物の後端部が自重により自然落下しベルトコンベアで移
送される。
【００１２】
【実施例】本発明の実施例を図１乃至図７に基づき以下
説明する。本発明に係わる発酵処理装置は、主に架台１
９と収納部１８とからなる発酵槽１４と、移動自在な底
板６、６ａ、６ｂと、該底板６、６ａ、６ｂとは別体に
移動し且つ対向する補助板２０を直交して一体又は一体
的に設けた壁面１６と、底板６、６ａ、６ｂ及び壁面１
６とを移動させる油圧シリンダ１５を設けた移動装置７
と、発酵ガスを還元させるブロワ９を設けた送気管１０
とから構成されている。
説明する。本発明に係わる発酵処理装置は、主に架台１
９と収納部１８とからなる発酵槽１４と、移動自在な底
板６、６ａ、６ｂと、該底板６、６ａ、６ｂとは別体に
移動し且つ対向する補助板２０を直交して一体又は一体
的に設けた壁面１６と、底板６、６ａ、６ｂ及び壁面１
６とを移動させる油圧シリンダ１５を設けた移動装置７
と、発酵ガスを還元させるブロワ９を設けた送気管１０
とから構成されている。
【００１３】即ち、１９は、断面略コ字状、Ｌ字状、Ｈ
字状等の鋼材を枠組し下方に脚を設けて平面矩形状に形
成させた架台あり、架台１９の後端部の幅方向には開口
部を設けて発酵生成物の取りだし口３が形成されてい
る。そして、架台１９の上面周囲には前面を開口し、両
側壁、天井壁、背面壁からなる断面台形状の収納部１８
が形成されており、収納部１８は図７に示すように断熱
材１２で覆われている。６は、収納部１８内の架台１９
上を前後往復移動可能で金属板状体によって形成され複
数個に分割された底板であり、該底板６、６ａ、６ｂの
収納部１８の開口部側には複数の底板６、６ａ、６ｂに
直交して幅方向に収納部１８の投入口２を移動自在に開
塞する壁面１６が底板６、６ａ、６ｂ上面と間隔を設け
て別体に立設されるとともに、壁面１６に直交して投入
口２から有機廃棄物１のこぼれを防止するための適宜長
さと高さを有する補助板２０が対向して連設されてい
る。さらに、発酵槽１４の開口部に設けた壁面１６近傍
に間隔を隔てて移動装置７を設けるとともに移動装置７
と壁面１６とを、また移動装置７と底板６、６ａ、６ｂ
とを油圧シリンダ１５、１５、１５・・を介して接続
し、油圧シリンダ１５によって底板６及び壁面１６を前
後移動させる。１０は、断面台形の発酵槽１４の上部よ
り底部又は側面に至って配設された吸送気管であり、吸
送気管１０の途中には発酵槽１４上部空間のアンモニア
ガスなどを含む高温、高湿の発酵ガスを強制的に吸引
し、発酵槽１４の底部又は側面に還元するためのブロワ
９が介在されている。
字状等の鋼材を枠組し下方に脚を設けて平面矩形状に形
成させた架台あり、架台１９の後端部の幅方向には開口
部を設けて発酵生成物の取りだし口３が形成されてい
る。そして、架台１９の上面周囲には前面を開口し、両
側壁、天井壁、背面壁からなる断面台形状の収納部１８
が形成されており、収納部１８は図７に示すように断熱
材１２で覆われている。６は、収納部１８内の架台１９
上を前後往復移動可能で金属板状体によって形成され複
数個に分割された底板であり、該底板６、６ａ、６ｂの
収納部１８の開口部側には複数の底板６、６ａ、６ｂに
直交して幅方向に収納部１８の投入口２を移動自在に開
塞する壁面１６が底板６、６ａ、６ｂ上面と間隔を設け
て別体に立設されるとともに、壁面１６に直交して投入
口２から有機廃棄物１のこぼれを防止するための適宜長
さと高さを有する補助板２０が対向して連設されてい
る。さらに、発酵槽１４の開口部に設けた壁面１６近傍
に間隔を隔てて移動装置７を設けるとともに移動装置７
と壁面１６とを、また移動装置７と底板６、６ａ、６ｂ
とを油圧シリンダ１５、１５、１５・・を介して接続
し、油圧シリンダ１５によって底板６及び壁面１６を前
後移動させる。１０は、断面台形の発酵槽１４の上部よ
り底部又は側面に至って配設された吸送気管であり、吸
送気管１０の途中には発酵槽１４上部空間のアンモニア
ガスなどを含む高温、高湿の発酵ガスを強制的に吸引
し、発酵槽１４の底部又は側面に還元するためのブロワ
９が介在されている。
【００１４】４は、有機性廃棄物を発酵処理装置１７の
投入口２に運ぶための投入コンベアであり、５は、発酵
生成物を発酵処理装置１７の取りだし口３より取りだ
し、所定の位置に運ぶための取り出しコンベアである。
投入口２に運ぶための投入コンベアであり、５は、発酵
生成物を発酵処理装置１７の取りだし口３より取りだ
し、所定の位置に運ぶための取り出しコンベアである。
【００１５】上記発酵処理装置１７を用いる場合には、
有機性廃棄物１（例えば家畜糞尿、脱水汚泥、食品残
渣、植物残渣、厨芥、獣アラ）と必要により水分調整
材、発酵促進材（例えば米ぬか、おがぐず、もみがら、
発酵生成物）を混合し、これを十分破砕・混合し、通気
性を良好な状態にして、図３に示すように、発酵槽１４
の底板６及び壁面１６を移動装置７により投入側の方向
に移動させて投入口２を開口させ、発酵槽１４の複数の
底板６、６ａ、６ｂ、壁面１６、補助板２０の間に生じ
た空間部に投入する。この空間部は、投入量に応じ底板
６、６ａ、６ｂの取り出し口３側から投入口２側の方向
への移動距離を変えることにより自由に調節できる。有
機廃棄物１投入後は、底板６、６ａ、６ｂと壁面１６と
を発酵槽１４の開口部側に移動させ、投入口２を閉じ発
酵槽１４を密閉状態とする。これを繰り返すことにより
有機物性廃棄物１は、取り出し口３側に移動されると共
に発酵が進む。この間、発酵槽１４内の有機物の撹拌、
切り返しは行わない。このため、発酵途中で発酵による
温度上昇が妨げられず、投入された有機性廃棄物１が前
後に投入された有機性廃棄物１と混ざることもないた
め、良好な発酵条件を保つことができ品質の良い発酵生
成物を得ることができる。
有機性廃棄物１（例えば家畜糞尿、脱水汚泥、食品残
渣、植物残渣、厨芥、獣アラ）と必要により水分調整
材、発酵促進材（例えば米ぬか、おがぐず、もみがら、
発酵生成物）を混合し、これを十分破砕・混合し、通気
性を良好な状態にして、図３に示すように、発酵槽１４
の底板６及び壁面１６を移動装置７により投入側の方向
に移動させて投入口２を開口させ、発酵槽１４の複数の
底板６、６ａ、６ｂ、壁面１６、補助板２０の間に生じ
た空間部に投入する。この空間部は、投入量に応じ底板
６、６ａ、６ｂの取り出し口３側から投入口２側の方向
への移動距離を変えることにより自由に調節できる。有
機廃棄物１投入後は、底板６、６ａ、６ｂと壁面１６と
を発酵槽１４の開口部側に移動させ、投入口２を閉じ発
酵槽１４を密閉状態とする。これを繰り返すことにより
有機物性廃棄物１は、取り出し口３側に移動されると共
に発酵が進む。この間、発酵槽１４内の有機物の撹拌、
切り返しは行わない。このため、発酵途中で発酵による
温度上昇が妨げられず、投入された有機性廃棄物１が前
後に投入された有機性廃棄物１と混ざることもないた
め、良好な発酵条件を保つことができ品質の良い発酵生
成物を得ることができる。
【００１６】そして、発酵し熟成された発酵生成物を取
り出す場合には、図５に示すように、移動装置７を駆動
させシリンダ１５により分割された底板６、６ａ、６ｂ
のみを発酵槽１４内から個々に一定距離引き出すことに
よって、発酵生成物は移動せず底板６のみが投入口２方
向に移動する。したがって、発酵生成物の取り出し口３
となる発酵槽１４の奥部は、底板６が移動し開口部とな
るため下方のベルトコンベア５上に落下し移動される。
り出す場合には、図５に示すように、移動装置７を駆動
させシリンダ１５により分割された底板６、６ａ、６ｂ
のみを発酵槽１４内から個々に一定距離引き出すことに
よって、発酵生成物は移動せず底板６のみが投入口２方
向に移動する。したがって、発酵生成物の取り出し口３
となる発酵槽１４の奥部は、底板６が移動し開口部とな
るため下方のベルトコンベア５上に落下し移動される。
【００１７】尚、上記実施例において、投入時期の異な
る有機物を互いに混合することなく発酵させ、有機物を
発酵槽の投入口側から取り出し口側に移送させて取り出
すことができるため、発酵生成物の品質が安定する。
る有機物を互いに混合することなく発酵させ、有機物を
発酵槽の投入口側から取り出し口側に移送させて取り出
すことができるため、発酵生成物の品質が安定する。
【００１８】また、発酵過程で、撹拌、切り返し又は混
合を行わないため、発酵槽の空容積の部分の割合を減ら
して高く積層しても発酵槽内の有機物全体を安定的に発
酵させることができるので、発酵槽の利用効率を高める
ことができる。この様に発酵槽の空容積の部分の割合が
減ると発酵槽内で発生するアンモニアガスなどを含む高
温、高湿の発酵ガスの発酵槽からの吸引効率が向上し、
発酵効率も向上する。
合を行わないため、発酵槽の空容積の部分の割合を減ら
して高く積層しても発酵槽内の有機物全体を安定的に発
酵させることができるので、発酵槽の利用効率を高める
ことができる。この様に発酵槽の空容積の部分の割合が
減ると発酵槽内で発生するアンモニアガスなどを含む高
温、高湿の発酵ガスの発酵槽からの吸引効率が向上し、
発酵効率も向上する。
【００１９】さらに、有機物の投入量に合わせ、発酵槽
の底板の取り出し口側から投入口側の方向への距離を変
え、底板の投入側に生じる空間を自由に調節することが
できる。そして、発酵槽の断面形状を台形にし、周囲を
断熱材で覆うことにより、発酵による有機物の温度上昇
が助けられて発酵が促進し、発酵生成物の品質が安定す
るとともに、発酵槽内で発生したアンモニアガスなどを
含む高温、高湿の発酵ガスを発酵槽から容易に吸引で
き、この一部又は全部を発酵槽内の有機物の底部又は側
面に送気することにより、有機物の発酵による温度上昇
を助けることができる。、また発酵槽の断面形状を台形
にすることによって、有機性廃棄物を収納部の両壁面よ
り容易に離脱させ取りだし口へ落下させることができ
る。
の底板の取り出し口側から投入口側の方向への距離を変
え、底板の投入側に生じる空間を自由に調節することが
できる。そして、発酵槽の断面形状を台形にし、周囲を
断熱材で覆うことにより、発酵による有機物の温度上昇
が助けられて発酵が促進し、発酵生成物の品質が安定す
るとともに、発酵槽内で発生したアンモニアガスなどを
含む高温、高湿の発酵ガスを発酵槽から容易に吸引で
き、この一部又は全部を発酵槽内の有機物の底部又は側
面に送気することにより、有機物の発酵による温度上昇
を助けることができる。、また発酵槽の断面形状を台形
にすることによって、有機性廃棄物を収納部の両壁面よ
り容易に離脱させ取りだし口へ落下させることができ
る。
【００２０】本発明に係る発酵処理装置の取り出し口に
本発明の発酵処理装置又は他の発酵処理装置を連設し、
２次発酵させることも可能である。
本発明の発酵処理装置又は他の発酵処理装置を連設し、
２次発酵させることも可能である。
【００２１】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、コンパク
トな発酵処理装置によって、少量の有機性廃棄物を継続
的に安定して処理することができ、且つ利用出来ない空
容積の割合が小さく効率的に発酵生成物を得ることがで
きる発酵処理装置を提供することができる。また、構造
が単純なため、メンテナンスも容易であり且つ運転費用
も安価なものになる。
トな発酵処理装置によって、少量の有機性廃棄物を継続
的に安定して処理することができ、且つ利用出来ない空
容積の割合が小さく効率的に発酵生成物を得ることがで
きる発酵処理装置を提供することができる。また、構造
が単純なため、メンテナンスも容易であり且つ運転費用
も安価なものになる。
【図１】本発明の実施例を示す平面図。
【図２】本発明の実施例の発酵槽の底板の動きを示す説
明図。
明図。
【図３】本発明の実施例の発酵槽の底板の動きを示す説
明図。
明図。
【図４】本発明の発酵槽の底板と有機性廃棄物の関係を
示す断面図。
示す断面図。
【図５】本発明の発酵槽の底板と有機性廃棄物の関係を
示す断面図。
示す断面図。
【図６】本発明の底板の作動を示す平面図。
【図７】図６のＡーＡ断面図。
１．有機性廃棄物 １２．断熱材 ２．投入口 １３．空間部 ３．取り出し口 １４．発酵槽 ４．投入コンベア １５．油圧シリ
ンダ ５．取り出しコンベア １６．壁面 ６．底板 １７．発酵処理
装置 ７．移動装置 １８．収納部 ９．ブロア １９．架台 １０．吸送気管 ２０．補助板 １１．発酵生成物
ンダ ５．取り出しコンベア １６．壁面 ６．底板 １７．発酵処理
装置 ７．移動装置 １８．収納部 ９．ブロア １９．架台 １０．吸送気管 ２０．補助板 １１．発酵生成物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池本 勇 鳥取県倉吉市瀬崎町2736番地 石田工業株 式会社内 (72)発明者 田中 淑郎 東京都千代田区神田駿河台三丁目１番地２ 日立化成テクノプラント株式会社内 (72)発明者 高橋 一人 東京都千代田区神田駿河台三丁目１番地２ 日立化成テクノプラント株式会社内 (72)発明者 長崎屋 俊一 東京都千代田区神田駿河台三丁目１番地２ 日立化成テクノプラント株式会社内
Claims (3)
- 【請求項１】 有機性廃棄物を投入口側から取り出し口
側に移送する過程で有機性廃棄物を発酵させる発酵処理
装置であって、後端に取りだし口を設けた架台と、架台
上面に前面を開口し、側壁、天井壁、背面壁を設けた収
納部と、該架台上に収納部の側壁高さより幅が狭く複数
枚に分割された往復移動自在な底板と、該収納部前面の
底板に直交し且つ底板とは独立して往復移動し収納部の
開口部を閉塞する壁面と、該壁面の両側部に直交し立設
させた補助板とを設けて発酵槽を形成し、発酵槽の壁面
近傍に移動装置を設けるとともに移動装置と壁面及び底
板とをシリンダによって接続して壁面及び底板を往復移
動させ、発酵槽の上部より底部又は側面に至って吸送気
管を配設したことを特徴とする発酵処理装置。 - 【請求項２】 発酵槽の断面が、台形に形成されたこと
を特徴とする請求項１記載の発酵処理装置。 - 【請求項３】 発酵槽の周囲が、断熱材で覆われたこと
を特徴とする請求項１記載の発酵処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13453693A JP3265331B2 (ja) | 1992-07-08 | 1993-06-04 | 発酵処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4-180895 | 1992-07-08 | ||
| JP18089592 | 1992-07-08 | ||
| JP13453693A JP3265331B2 (ja) | 1992-07-08 | 1993-06-04 | 発酵処理装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0671245A true JPH0671245A (ja) | 1994-03-15 |
| JP3265331B2 JP3265331B2 (ja) | 2002-03-11 |
Family
ID=26468628
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13453693A Expired - Fee Related JP3265331B2 (ja) | 1992-07-08 | 1993-06-04 | 発酵処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3265331B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010137593A1 (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-02 | 岩手コンポスト株式会社 | 発酵処理方法 |
| CN104926389A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-09-23 | 北京圣海林生态环境科技股份有限公司 | 滚筒oar处理装置 |
| CN107779391A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-09 | 宿州瑞丰农业科技有限公司 | 一种植物秸秆沼气发酵系统 |
| CN111944658A (zh) * | 2020-08-20 | 2020-11-17 | 南阳师范学院 | 一种微生物发酵用全封闭灭菌罐装置 |
-
1993
- 1993-06-04 JP JP13453693A patent/JP3265331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010137593A1 (ja) * | 2009-05-28 | 2010-12-02 | 岩手コンポスト株式会社 | 発酵処理方法 |
| CN104926389A (zh) * | 2015-07-13 | 2015-09-23 | 北京圣海林生态环境科技股份有限公司 | 滚筒oar处理装置 |
| CN107779391A (zh) * | 2017-12-04 | 2018-03-09 | 宿州瑞丰农业科技有限公司 | 一种植物秸秆沼气发酵系统 |
| CN107779391B (zh) * | 2017-12-04 | 2020-12-04 | 温州炘都工业设计有限公司 | 一种植物秸秆沼气发酵系统 |
| CN111944658A (zh) * | 2020-08-20 | 2020-11-17 | 南阳师范学院 | 一种微生物发酵用全封闭灭菌罐装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3265331B2 (ja) | 2002-03-11 |
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