JPH0671226A - 超音波発生装置 - Google Patents

超音波発生装置

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JPH0671226A
JPH0671226A JP22087592A JP22087592A JPH0671226A JP H0671226 A JPH0671226 A JP H0671226A JP 22087592 A JP22087592 A JP 22087592A JP 22087592 A JP22087592 A JP 22087592A JP H0671226 A JPH0671226 A JP H0671226A
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JP
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frequency
ultrasonic
power
current
power amplifier
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JP22087592A
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Manabu Kawabata
学 河端
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 強力超音波を発生する装置に関し、超音波ト
ランスデューサの共振周波数に追尾して発生周波数を変
化する、簡単な構成の超音波発生装置を提供することを
目的とする。 【構成】 周波数情報に応じて周波数が変化する可変周
波数信号を発生する可変周波数発振器1と、この可変周
波数信号によって励振されて超音波電力を発生する電力
増幅器2と、この超音波電力によって駆動される振動系
3とを備えた超音波発生装置において、電流検出器5を
設けて、電力増幅器2に対する供給電流を検出し、ピー
クホールド回路7を設けて、この検出電流のピーク値を
保持し、マイコン部8を設けて、このピークホールド値
に応じて周波数情報を発生することによって、電力増幅
器2に対する供給電流が最小になるように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、強力超音波を発生する
装置に関し、特に超音波トランスデューサの共振周波数
に追尾して発生周波数が変化するようにした超音波発生
装置に関するものである。
【0002】プラスチック,金属等の超音波溶着機,各
種超音波加工機,虫歯治療用や超音波メス等の医療用機
器,ICボンダ等においては、それぞれの目的に応じた
高出力を有する、強力超音波発生装置が用いられてい
る。
【0003】このような強力超音波発生装置としては、
超音波トランスデューサの共振周波数の変化に応じて発
生周波数を自動追尾させる方式の自動追尾型超音波発生
装置が不可欠である。
【0004】
【従来の技術】従来、このような周波数自動追尾を行な
う超音波発生装置としては、例えば特開昭62−140
685号公報に記載されたものがある。図6は、この公
知例の概略構成を示したものである。ここで、符号51
は振動系であって、超音波電力を供給されて超音波振動
を行なって、所要の加工等を行なう。また、符号52は
マイコン部であって、全体の制御を行なう。符号53は
発振器であって、マイコン部52からの周波数を示すデ
ィジタルデータに応じて発振して、矩形波からなる超音
波信号を発生する。符号54は整形器であって、発振器
53からの矩形波信号を正弦波信号に変換する。更に、
符号55は可変増幅器であって、整形器54からの正弦
波の信号を、増幅率の信号に応じて増幅する。
【0005】また、符号56はディジタルアナログ(D
/A)コンバータであって、マイコン部52からの増幅
率を指定するディジタルデータを、アナログ信号に変換
して、可変増幅器55に与える。符号57は電力増幅器
であって、可変増幅器55からの超音波信号を所要の電
力に増幅して、振動系51に供給する。符号58はRM
S/DCコンバータであって、振動系51における振動
速度に対応する出力信号実効値(RMS)を、直流信号
(DC)に変換する。符号59はアナログディジタル
(A/D)コンバータであって、RMS/DCコンバー
タからのDC信号を、ディジタル信号に変換して、マイ
コン部52に入力する。
【0006】この装置では、超音波振動子を励振して、
その振動速度に対応する出力信号実効値を複数回読み込
んで平均化して直流電圧に変換した信号を、周波数を変
えながら求めて得られたデータにおいて、最大振幅が得
られる周波数を共振周波数として設定する。そして一定
時間ごとに発生する超音波周波数を僅かに高低に変化さ
せて、得られた振動子出力信号のデータを前回のデータ
と比較することによって、共振周波数の変化を求める。
そして、このようにして得られた周波数を、新たな励振
周波数として超音波電力を発生して、超音波振動子を駆
動することによって、発振器周波数の自動追尾を行な
う。
【0007】また周波数自動追尾を行なう超音波発生装
置の別の例としては、例えば特開昭58−36684号
公報に記載されたものがある。図7は、この公知例の概
略構成を示したものである。ここで、符号61は振動系
であって、超音波電力を供給されて超音波振動を行なっ
て、所要の加工等を行なう。符号62はマイコン部であ
って、全体の制御を行なう。符号63は変換・伝送部で
あって、振動系61の高周波電流値の情報をディジタル
信号に変換してマイコン部62に帰還するとともに、マ
イコン部62からの指令情報をアナログ信号に変換して
出力する。符号64は操作部であって、変換・伝送部6
3からの指令情報に応じて、超音波信号の周波数を制御
し増幅して、振動系61に供給する。
【0008】この装置では、超音波振動子に供給する高
周波電流値が低下したとき、発振器の周波数を上昇また
は下降側に掃引して、高周波電流値が最大になるように
したときの、発振器の調整量をマイコン部から発振器に
帰還することによって、振動子の共振周波数に自動追尾
させる。
【0009】図6および図7に示された超音波発生装置
においては、超音波出力の電流振幅を検出して、発振周
波数の自動追尾制御を行なっているが、この他に、超音
波出力の電流,電圧の位相差を検出して、発振周波数の
自動追尾制御を行なうこともできる。
【0010】図8は、さらに他の公知例の概略構成を示
したものであって、周波数自動追尾を行なう超音波発生
装置の他の例を示したものである。ここで、符号71は
電圧制御発振器(VCO)であって、制御電圧Vcに応
じて変化する周波数の超音波信号を発生する。符号72
は駆動回路であって、直列に接続されたFET81,8
2を有し、インバータ83を介して互いに逆相に励振す
ることによって、シングルエンデッドプッシュプル(S
EPP)回路を構成し、中点に結合コンデンサ84を介
して接続されたトランス85を経て超音波出力を発生す
る。符号73は出力共振回路であって、コイル87,コ
ンデンサ88からなり、トランス85の超音波出力を超
音波振動子74に整合する。
【0011】また、符号75は電流検出部であって、電
流変成器86からなり、超音波出力の電流成分を検出す
る。符号76は位相比較器であって、駆動回路72に対
する励振電圧の位相と、電流検出部75の電流位相とを
比較して、位相差に応じた大きさを有する出力電圧を発
生する。符号77は制御回路であって、アナログディジ
タル(A/D)変換器89によって、アナログ信号から
なる位相差検出結果をディジタル信号に変換して、マイ
クロプロセッサ(MPU)90に入力することによっ
て、MPU90から内蔵するプログラムによって、位相
差検出結果に対応する制御信号を発生し、入出力部(I
/O)91を経て出力する。符号78は積分回路であっ
て、MPU90からの制御信号を積分して直流電圧から
なる制御電圧Vcを発生して、VCO71に供給する。
【0012】超音波振動子の共振周波数と、駆動信号の
周波数とが一致したとき、位相比較器76で検出される
位相差は0となり、周波数が一致しないとき、進みまた
は遅れの位相差が検出される。従って、位相差が常に0
になるようにVCOの発振周波数を制御することによっ
て、超音波振動子に対する駆動信号周波数を、超音波振
動子の共振周波数に追尾するように制御することができ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】超音波発生器におい
て、超音波トランスデューサを駆動する際に、常に十分
な超音波電力を超音波トランスデューサに与えるために
は、超音波トランスデューサの共振周波数を検知して、
発生周波数をこれに自動追尾させるようにすることが必
要である。
【0014】従来の超音波発生器においては、高周波信
号出力部において、超音波電流振幅が最大になるよう
に、または超音波振動子における駆動信号の電流,電圧
の位相差が0になるように、発振器周波数を制御するこ
とによって、超音波発生器における発生周波数の自動追
尾を行なうようにしている。しかしながら、高周波信号
によって共振状態を検出して、超音波発生器の発生周波
数を制御することは、回路構成が複雑化するので好まし
くない。
【0015】
【発明の目的】本発明は、このような従来技術の課題を
解決しようとするものであって、超音波発生器におい
て、電力増幅器における消費電流を測定するのみで共振
状態を検出し、このデータに応じて、発振器周波数を変
更することによって、超音波発生器における発生周波数
の自動追尾を行なうようにした、超音波発生装置を提供
することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明では、周波数情報
に応じて周波数が変化する可変周波数信号を発生する可
変周波数発振器1と、この可変周波数信号によって励振
されて超音波電力を発生する電力増幅器2と、この超音
波電力によって駆動される振動系3とを備えている。更
に、電力増幅器2における消費電流を検出する電流検出
器5と、この検出電流のピーク値を保持するピークホー
ルド回路6とを備え、このピークホールド値に応じて周
波数情報を発生することによって電力増幅器2における
消費電流が最小になるように制御するマイコン部7を備
えている、という構成を採っている。これによって前述
した目的を達成しようとするものである。
【0017】
【作用】可変周波数発振器1は、電圧制御発振器(VC
O)等からなり、マイコン部7から与えられるディジタ
ル信号からなる周波数情報に応じて変化する超音波周波
数の交流信号を発生する。電力増幅器2は、可変周波数
発振器1から与えられる交流信号を増幅して、所要の超
音波電力を発生して振動系3に供給し、振動系3はこれ
によって超音波振動を行なって、取り付けられている工
具ホーン等を駆動して、所要の加工等を行なう。
【0018】この際、直流電源4は、電力増幅器2に対
してその動作に必要な直流電流を供給する。電流検出器
5は、電力増幅器2における消費電流の大きさを検出す
る。ピークホールド回路6は、電流検出器5で検出され
た電流のピーク値を保持して、電流信号Isに変換し
て、マイコン部7に供給する。マイコン部7は、電流信
号Isに応じて、そのプログラムに基づいて周波数情報
を発生して、可変周波数発振器1に与えることによっ
て、可変周波数発振器1の発生する超音波周波数を最適
に制御する。
【0019】
【発明の実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし
図5に基づいて説明する。まず、図1に、本発明の基本
的構成を示す。この図1に示す実施例では、周波数情報
に応じて周波数が変化する可変周波数信号を発生する可
変周波数発振器1と、この可変周波数信号によって励振
されて超音波電力を発生する電力増幅器2と、この超音
波電力によって駆動される振動系3とを備えた超音波発
生装置において、電力増幅器2における消費電流を検出
する電流検出器5と、この検出電流のピーク値を保持す
るピークホールド回路6と、このピークホールド値に応
じて周波数情報を発生することによって電力増幅器2に
おける消費電流が最小になるように制御するマイコン部
7とを備えている。図2は、図1に示された回路におけ
る電力増幅器の消費電流Isと、可変周波数発振器1の
発振周波数との関係を示したものである。周知のよう
に、振動系3のインピーダンスは、共振周波数において
最大となるので、電力増幅器2の励振周波数を変化した
とき、電力増幅器2における消費電流は、共振周波数に
おいて最小となる。そこでこの点を検出して、可変周波
数発振器1における発振周波数を変化させることによっ
て、振動系3の共振周波数に対する、超音波発生器にお
ける発生周波数の自動追尾を行なう。
【0020】この自動追尾の状況を詳述すると、 現在の発振周波数fにおいて、電力増幅器2におけ
る消費電流に対応する値Isを、マイコン部7に読み込
んで記憶させる。 次に、試験的に発振周波数をΔfだけ変化させ、電
力増幅器消費電流の安定を待ったのち、その点に対応す
る電力増幅器の消費電流Is’を、マイコン部7に読み
込む。
【0021】 消費電流IsとIs’とを比較して、
Is>Is’であれば、発振周波数をfからf+k1
Δf(k1 >0)に変更し、Is<Is’であれば、発
振周波数をfからf−k2 ・Δf(k2 <0)に変更す
る。
【0022】このような処理を定期的に行なうことによ
って、超音波発生器における発生周波数を、振動系3の
共振周波数に自動追尾させることができる。
【0023】図3は、本発明の具体的一実施例を示した
ものである。この図3において、符号11はマイコン部
であって、内蔵するプログラムに基づいて全体の制御を
行なう。符号12は電力増幅部および振動系であって、
超音波電力を発生して超音波振動子を動作させて所要の
加工等を行なう。符号13は積分器であって、マイコン
部11からのディジタル信号からなる周波数情報を直流
電圧に変換する。符号14は電圧制御発振器(VCO)
であって、供給された直流電圧の大きさに応じて変化す
る周波数の超音波信号を発生する。符号15はピークホ
ールド部であって、電力増幅部における消費電流値のピ
ーク値をサンプリングして保持し、直流電圧として出力
する。符号16はキーボードであって、マイコン部11
に対して、各種命令の入力等を行なう。符号17は表示
器であって、マイコン部11における所要の表示値を表
示する。
【0024】また電力増幅部および振動系12におい
て、符号21は電力増幅器であって、VCO14からの
周波数fの超音波信号によって励振されて、所要の電力
の超音波出力を発生する。符号22は振動系であって、
超音波トランスデューサとしての超音波振動子を有し、
電力増幅器21からの超音波電力によって、超音波振動
を行なって、図示されない被加工物(ワーク)に対する
所要の加工等を行なう。符号23は直流電源であって、
商用電源から所要の電源直流を発生する。符号24は電
流検出器であって、電力増幅器21における消費電流の
大きさを示す電圧信号を発生する。符号25は遮断器で
あって、マイコン部11からの遮断命令に応じて、電力
増幅器21に供給する直流電流を遮断する。
【0025】図4は、図3に示された電力増幅部および
振動系の詳細構成を例示したものである。符号31,3
2はFETであって、図2における電力増幅器21に対
応し、SEPP回路を構成していて、ドライバ33,3
4を介してVCO14から与えられる、互いに逆相の超
音波励振信号に応じて、交互に電流を流して、超音波電
力を発生する。符号35は結合コンデンサであって、F
ET31,32からの超音波出力を出力トランス36に
結合する。出力トランス36は、FET31,32から
の超音波電力を、所要の変成比で二次側に出力する。符
号37はコイル,符号38はコンデンサであって、振動
子39に対する出力共振回路を形成している。振動子3
9は、圧電素子等からなる周知の超音波振動子であっ
て、固有の共振周波数を有し、電力増幅器から与えられ
る超音波電力によって振動して、超音波ホーン等を介し
て取り付けられた工具等によって、所要の加工を行な
う。
【0026】符号40は整流器であって、商用電源を整
流し、コンデンサ41で平滑して、FET31,32に
供給する。42は検出器であって、FET31,32に
おける消費電流を検出して、ピークホールド部15に供
給する。43は遮断器であって、マイコン部11からの
遮断命令に応じて、FET31,32に供給する直流電
流を遮断する。
【0027】マイコン部11は、次のようにして、電力
増幅部から供給する超音波電力周波数を、振動系22の
共振周波数に自動追尾させる。図5は自動追尾を説明す
るものであって、(a)は周波数が高くなる方向に追尾
する場合を示し、(b)は周波数が低くなる方向に追尾
する場合を示している。
【0028】 現在の発振周波数fにおいて、電力増
幅器21における消費電流に対応する検出値Isを、ピ
ークホールド部15を経てマイコン部11に読み込んで
記憶させる。 次に、VCO14における発振周波数を、微小値Δ
fだけ変化させて、電力増幅器21の消費電流の安定を
待ったのち、ホールド解除命令によってピークホールド
部15をリセットし、その点に対応する電力増幅器21
における消費電流の検出値Is’を、ピークホールド部
15においてホールドして、ピークホールド出力をマイ
コン部11に読み込んで記憶させる。
【0029】 消費電流IsとIs’とを比較して、
図5(a)に示すように、Is>Is’であれば、VC
O14の発振周波数を、fからf+k1 ・Δf(k1
0)に変更して、新周波数とする。
【0030】また図5(b)に示すように、Is<I
s’であれば、VCO14の発振周波数をfからf−k
2 ・Δf(k2 <0)に変更して、新周波数とする。
【0031】このような処理を定期的に行なうことによ
って、VCO14の発振周波数は、常に電流検出値Is
が最小となる点の周波数となり、従って、超音波発生器
の発生する超音波周波数を、振動系22の共振周波数の
変化に自動追尾して、最適制御することができる。
【0032】 本実施例においては、マイコン部11
において、電流検出値Isの値が所定値を越えたことを
検出したとき、過電流警報信号を発生し、これによって
マイコン部11から遮断命令を出力することによって、
遮断器25において電力増幅器21に対する直流電流の
供給を遮断することができる。
【0033】また、マイコン部11において、電流検出
値Isの値が所定値に達しないことを検出したとき、回
路異常警報信号を発生し、これによってマイコン部11
から図示されない警報装置に指示することによって、所
要の警報を発生することができる。
【0034】 また、マイコン部11は、振動系22
における工具ホーンの割れ,緩み等によって、振動子3
9が振動できなかったり、または共振周波数が大幅に変
化したり等の原因によって、発振周波数の自動追尾が正
常に行なわれなかったときは、異常信号を出力して、警
報を行なうことができる。
【0035】工具ホーンを交換したり、ワークを変更し
たとき等、振動系22の共振周波数が大幅に変化してい
ることが予想される場合には、所定の周波数帯域をスィ
ープしながら、電流検出値Isのデータを収集記憶し、
電流検出値Isが最も小さくなる周波数を、発振開始周
波数としてマイコン部11において記憶するようにす
る。
【0036】 また、において説明した発振開始周
波数の変更の手順を行なう際に、電力増幅器21に供給
する直流電流を低下させて、小入力の状態で行なうこと
によって、非共振状態で、電力増幅器21における損失
が増加して、FET31,32を損傷することを防止で
きる。
【0037】 さらににおいて説明した発振開始周
波数の変更の手順を行なう際に、マイコン部11が、所
要の処理を極力短時間で行なうようにすることによっ
て、電力増幅器21における損失の増加に基づく、FE
T31,32の損傷を防止することができる。
【0038】 電力増幅部21は、それを構成するF
ET31,32が、スイッチング回路として動作して、
交互に直流電流をオン,オフするように構成することに
よって、B級増幅器またはC級増幅器として動作させ
て、効率よく超音波電力を発生することができる。
【0039】 マイコン部11は、超音波発生器の発
生周波数を制御するとともに、キーボード16を備える
ことによって、外部から所要の指令を与えることができ
る。また、表示器17を備えることによって、超音波発
生器の動作状態その他必要な情報の表示を行なうことが
できる。さらに図示されないタイマを備えることによっ
て、動作時間の設定等を行なうことができる。なおこれ
以外にも種々の周辺装置を設けて、より多彩な制御を行
なうこともできる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、超
音波トランスデューサの共振周波数に追尾して発生周波
数を変化する超音波発生装置において、電力増幅器にお
ける消費電流が最小となる周波数で振動系を駆動するよ
うに制御することができるので、精度の高い周波数自動
追尾を行なうことができる。また同一回路によって、電
力増幅器の過電流を検出して自動遮断を行なうことがで
きる。これらの制御は、内蔵するマイコンによってプロ
グラムに基づいて行なうことができ、人手による制御を
必要としない。
【0041】また同じマイコンを利用して、入力キーボ
ード,表示器,タイマ等の制御を行なうことができる。
本発明によれば、複数の超音波発生装置の同期運転等、
より高度な制御への展開を図ることが可能である。なお
本発明は、超音波発生装置に限らず、超音波以外の周波
数の電力発生装置に対しても、容易に適用することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理的構成を示す概略ブロック図であ
る。
【図2】図1に示された回路における電力増幅器の消費
電流と、周波数可変発振器の発振周波数との関係を示す
図である。
【図3】本発明の具体的一実施例を示す図である。
【図4】図3に示された電力増幅部および振動系の詳細
構成を例示する図である。
【図5】図5(a)は周波数が高くなる方向に追尾する
場合の説明図、図5(b)は周波数が低くなる方向に追
尾する場合の説明図である。
【図6】公知例の概略構成を示す図である。
【図7】他の公知例の概略構成を示す図である。
【図8】さらに他の公知例の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
1 可変周波数発振器 2 電力増幅器 3 振動系 5 電流検出器 6 ピークホールド回路 7 マイコン部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】また図5(b)に示すように、Is<I
s’であれば、VCO14の発振周波数をfからf−k
2 ・Δf(k2 >0)に変更して、新周波数とする。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周波数情報に応じて周波数が変化する可
    変周波数信号を発生する可変周波数発振器(1)と、こ
    の可変周波数信号により励振されて超音波電力を発生す
    る電力増幅器(2)と、この超音波電力により駆動され
    る振動系(3)とを備えた超音波発生装置において、 前記電力増幅器(2)における消費電流を検出する電流
    検出器(5)と、この検出電流のピーク値を保持するピ
    ークホールド回路(6)とを備え、 前記ピークホールド値に応じて前記周波数情報を発生す
    ることによって前記電力増幅器(2)における消費電流
    が最小になるように制御するマイコン部(7)を設けた
    ことを特徴とする超音波発生装置。
JP22087592A 1992-07-28 1992-07-28 超音波発生装置 Pending JPH0671226A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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