JP2000084485A - 超音波振動子の駆動装置 - Google Patents

超音波振動子の駆動装置

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JP2000084485A
JP2000084485A JP10261808A JP26180898A JP2000084485A JP 2000084485 A JP2000084485 A JP 2000084485A JP 10261808 A JP10261808 A JP 10261808A JP 26180898 A JP26180898 A JP 26180898A JP 2000084485 A JP2000084485 A JP 2000084485A
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ultrasonic vibrator
ultrasonic
signal
capacitance
vibrator
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JP10261808A
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Hitoshi Aoki
仁 青木
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 超音波振動子1を共振周波数frにて確実に
駆動し,多様化する手術や他機種化する超音波溶着等に
も容易に対応できる超音波振動子1の駆動装置を提供す
る。 【解決手段】 超音波振動子の駆動装置において, a.高周波駆動電圧信号を出力する発振源と, b.超音波振動子に並列に接続した補正用コイルと, c.補正用コイルに流れる電流信号の大きさを調整する
信号増幅手段と, d.信号増幅手段の出力信号と超音波振動子に流れる電
流信号とを位相合成する演算手段と, e.超音波振動子に印加される電圧信号と演算手段の出
力信号とを用いて発振源を制御するPLL制御回路と, f.超音波振動子の非駆動時に静電容量を測定する静電
容量測定手段と, g.超音波振動子の静電容量に応じて信号増幅手段の増
幅率を調整する増幅率調整手段 とを具備したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,超音波振動子の駆
動装置に関するものである。更に詳細には,外科手術用
超音波処置装置や超音波溶着機等に用いられるランジュ
バン型超音波振動子のような圧電型超音波振動子の駆動
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的なランジュバン型超音波振動子1
は図11に示すように構成されている。圧電素子2と電
極板3を交互に順次重ね合わせ,それらを金属ブロック
4で挟み込み,全体をボルト5で締め付けた構造となっ
ている。
【0003】このような超音波振動子1にはその構造等
から物理的に定まる共振周波数frがあり,この共振周
波数frで超音波振動子1を駆動すると最も効率よく振
動するという性質がある。この共振周波数fr付近にお
ける超音波振動子1の電気的等価回路は図10(a)の
ように示されることが知られている。すなわち,機械的
振動特性(直列共振特性)を表すコイル分(L)及びコ
ンデンサ分(C),及び機械的負荷を表す抵抗分(R)
に,圧電素子2と電極板3により構成される制動コンデ
ンサ分(Cd)が並列に接続された等価回路になってい
る。一般に,制動コンデンサ分(Cd)のことを,超音
波振動子1の静電容量Cdと呼んでいる。
【0004】超音波振動子1に電気エネルギーを印加す
ると,電気エネルギーと同じ周波数の超音波振動が発生
する。印加された電気エネルギーのうち,超音波振動に
変換されるのは超音波振動子1の直列共振回路側に流れ
る電流(iZ)のみである。したがって,直列共振回路
側のインピーダンス(Z)が最小になったときに,超音
波振動子1の直列共振回路側に流れる電流(iZ)が最
大になり,最も効率良く超音波振動を発生できる。ここ
で,直列共振回路側のインピーダンス(Z)はZ=R+
j・ω・L+1/(j・ω・C)である。
【0005】したがって,超音波振動子1を最も効率よ
く振動させる条件は,直列共振回路側のコイル分(L)
とコンデンサ分(C)が直列共振する共振周波数fr,
すなわち,fr=1/(2π√(L・C))で駆動する
ことである。この場合,直列共振回路側のコイル分
(L)とコンデンサ分(C)が打ち消し合い,電気的等
価回路は図10(b)のようになり,抵抗分(R)に流
れる電流(iZ)が超音波振動に変換される。
【0006】ところが,コイル分(L)とコンデンサ分
(C)は超音波振動子1の先端に加わる負荷条件や温度
等の環境条件や経時変化によって微妙に変化する。この
ため,超音波振動子1を常に最も効率良く駆動するに
は,何らかの方法でコイル分(L)及びコンデンサ分
(C)の変化,すなわち,共振周波数frの変化に追従
して超音波振動子1を駆動する必要がある。
【0007】これを実現する方法として,超音波振動子
1に印加される電圧(V1)と,超音波振動子1の直列
共振回路側に流れる電流(iZ)との位相関係に着目
し,その位相差によって発振源31の発振周波数foを
制御するPLL制御が知られている。これは,共振周波
数frにて超音波振動子1を駆動している場合,超音波
振動子1の直列共振回路側のインピーダンス(Z)が抵
抗分(R)のみになることを利用している。すなわち,
超音波振動子1に印加される電圧(V1)と超音波振動
子1の直列共振回路側に流れる電流(iZ)が同位相に
なるよう,発振源31の発振周波数foが制御される。
【0008】図6は,発振源31の発振周波数foをP
LL制御回路30により超音波振動子1の共振周波数f
rに追従するPLL制御方式の原理図を示している。こ
の方法では,電流検出手段34aにより超音波振動子1
に流れる電流は検出できるが,制動コンデンサ(Cd)
に流れる電流(iCd)が位相ずれを招くため,超音波
振動子1の直列共振回路側に流れる電流(iZ)を精度
良く検出できない。すなわち,実際の共振周波数frと
は異なる周波数で駆動することになり,超音波振動の効
率を低下させてしまう。
【0009】この問題を解決するために,図7に示すよ
うに,超音波振動子1に対して補正用コイル11(L
d)を並列に接続する方法が知られている。例えば,実
開昭54−136943号公報には,制動コンデンサ
(Cd)に流れる電流(iCd)を補正用コイル11
(Ld)に流れる電流(iLd)により打ち消すよう補
正用コイル11(Ld)のインダクタンスを調整する方
法が開示されている。ここで補正用コイル11(Ld)
のインダクタンスは,fr=1/(2π√(Ld・C
d))となるよう調整すれば良い。つまり,超音波振動
子1の制動コンデンサ(Cd)と追加する補正用コイル
11(Ld)を共振周波数frにて並列共振させること
で,従来問題となった制動コンデンサ(Cd)に流れる
電流(iCd)を打ち消すことができるようになる。こ
のことは電流検出手段34aに流れる電流i1が次式で
表されることから容易に説明できる。 i1=iZ+iCd+iLd =iZ+V・(j・ωr・Cd)+V/(j・ωr・Ld) =iZ+j・V・(ωr・Cd−1/(ωr・Ld)) ここで,ωr=2πfr=1/(√(Ld・Cd))を
代入すると,式の右辺第2項及び第3項が打ち消さ
れ,i1=iZが得られる。つまり,電流検出手段34
aにより超音波振動子1の直列共振回路側に流れる電流
(iZ)を精度良く検出でき,これによって,超音波振
動子1を最も効率良く駆動できる共振周波数frの追従
駆動が実現できる。このような方法は,特開平2−24
5275号公報,特開平2−277449号公報,特開
平2−283362号公報,特開平2−283363号
公報,特開平2−283364号公報,特開平8−11
7687号公報等にも開示されている。
【0010】その他の従来の技術として,図8に示すよ
うに,超音波振動子1及び3個の補正用コンデンサ10
をブリッジ状に接続した回路がある。この回路は,超音
波振動子1に印加される電圧(V1)に相当する信号
(Vf1)と超音波振動子1の直列共振回路側に流れる
電流(iZ)に相当する信号(Vf2)をPLL制御回
路30にフィードバックすることにより,超音波振動子
1に印加される電圧(V1)と超音波振動子1の直列共
振回路側に流れる電流(iZ)が同位相になるよう発振
源31の発振周波数foを制御する仕組みになってい
る。以下,第1のフィードバック信号(Vf1)及び第
2のフィードバック信号(Vf2)が,それぞれ超音波
振動子1に印加される電圧(V1)及び超音波振動子1
の直列共振回路側に流れる電流(iZ)に相当する信号
になっていることを説明する。
【0011】図8の回路図から,第1のフィードバック
信号(Vf1)は超音波振動子1に印加される電圧(V
1)そのものであることは明らかである。すなわち,第
1のフィードバック信号(Vf1)は次式で表される。 Vf1=V1 =V・Z/(Z・(1+Cd/Cc)+1/(j・ω・Cc)) ただし,超音波振動子1の直列共振回路側のインピーダ
ンス(Z)をZ=R+j・ω・L+1/(j・ω・
C),超音波振動子1及び補正用コンデンサ10全体に
かかる電圧をVとしている。また,ωは角周波数であ
る。
【0012】補正用コンデンサ10aに印加される電圧
(Va)及び補正用コンデンサ10cに印加される電圧
(Vc)はそれぞれ次式で表される。 Va=V・(Z・Cd/Cc+1/(j・ω・Cc)) /(Z・(1+Cd/Cc)+1/(j・ω・Cc)) Vc=V・(Cd/(Cd+Cc))
【0013】第2のフィードバック信号(Vf2)は,
補正用コンデンサ10cに印加される電圧(Vc)と補
正用コンデンサ10aに印加される電圧(Va)との差
である。すなわち,第2のフィードバック信号(Vf
2)は次式で表される。 Vf2=Vc−Va =V・Cd/(Cd+Cc) −V・(Z・Cd/Cc+1/(j・ω・Cc)) /(Z・(1+Cd/Cc)+1/(j・ω・Cc)) =j・V/(Z・(1+Cd/Cc)+1/(j・ω・Cc)) /(ω・(Cd+Cc)) =j・V・Z/(Z・(1+Cd/Cc)+1/(j・ω・Cc)) /Z/(ω・(Cd+Cc)) =j・V1/Z/(ω・(Cd+Cc)) =j・iZ/(ω・(Cd+Cc)) ∽j・iZ ただし,iZは超音波振動子1の直列共振回路側に流れ
る電流であり,iZ=V1/Zで表される。式から第
2のフィードバック信号(Vf2)は超音波振動子1の
直列共振回路側に流れる電流(iZ)に比例し,位相が
90度進んだ信号であることがわかる。
【0014】以上のように,第1のフィードバック信号
(Vf1)は超音波振動子1に印加される電圧(V1)
に相当する信号であり,第2のフィードバック信号(V
f2)は超音波振動子1の直列共振回路側に流れる電流
(iZ)に相当する信号(90度進相)であるので,超
音波振動子1に印加される電圧(V1)と超音波振動子
1の直列共振回路側に流れる電流(iZ)を同位相に制
御するには,第1のフィードバック信号(Vf1)と第
2のフィードバック信号(Vf2)との位相差が常に9
0度になるよう制御すればよい。これによって,超音波
振動子1を最も効率良く駆動できる共振周波数frの追
従駆動が実現できる。このような方法は,特開平2−2
86149号公報等に開示されている。
【0015】その他の従来の技術として,図9に示すよ
うに,超音波振動子1に補正用コンデンサ10a(C
c)を並列に接続した回路がある。この回路も図8と同
様に,超音波振動子1に印加される電圧(V1)に相当
する信号(Vf1)と超音波振動子1の直列共振回路側
に流れる電流(iZ)に相当する信号(Vf2)をPL
L制御回路30にフィードバックすることにより,超音
波振動子1に印加される電圧(V1)と超音波振動子1
の直列共振回路側に流れる電流(iZ)が同位相になる
よう発振源31の発振周波数foを制御する仕組みにな
っている。以下,第1のフィードバック信号(Vf1)
及び第2のフィードバック信号(Vf2)が,それぞれ
超音波振動子1に印加される電圧(V1)及び超音波振
動子1の直列共振回路側に流れる電流(iZ)に相当す
る信号になっていることを説明する。
【0016】図9の回路図から,第1のフィードバック
信号(Vf1)は超音波振動子1に印加される電圧
(V)そのものであることは明らかである。すなわち,
第1のフィードバック信号(Vf1)は次式で表され
る。 Vf1=V
【0017】第2のフィードバック信号(Vf2)は,
超音波振動子1に流れる電流(i1)と,補正用コンデ
ンサ10aに流れる電流(i2)を信号増幅手段20に
よりA倍した信号(A・i2)との差である。電流検出
手段34a,34bで検出した電流を電圧に変換するた
めの係数をkとすると,それぞれの電流検出手段34
a,34bからの出力信号はk・i1,k・i2とな
る。したがって,第2のフィードバック信号(Vf2)
は次式で表される。 Vf2=k・i1−A・k・i2 =k・(iZ+iCd)−A・k・iCc =k・iZ+k(iCd−A・iCc) ここで,Aは信号増幅手段20の増幅率であり,iCd
=A・iCcに設定することにより,第2のフィードバ
ック信号(Vf2)は次式で表される。 Vf2=k・iZ ∽iZ 式から第2のフィードバック信号(Vf2)は超音波
振動子1の直列共振回路側に流れる電流(iZ)に比例
した信号であることがわかる。
【0018】以上のように,第1のフィードバック信号
(Vf1)は超音波振動子1に印加される電圧(V1)
に相当する信号であり,第2のフィードバック信号(V
f2)は超音波振動子1の直列共振回路側に流れる電流
(iZ)に相当(比例)する信号であるので,超音波振
動子1に印加される電圧(V1)と超音波振動子1の直
列共振回路側に流れる電流(iZ)を同位相に制御すれ
ばよい。これによって,超音波振動子1を最も効率良く
駆動できる共振周波数frの追従駆動が実現できる。こ
のような方法は,特開平8−117687号公報に開示
されている。
【0019】この方法では,信号増幅手段20の増幅率
Aを適切な値に設定することが重要である。その設定方
法として,まず発振源31が超音波振動子1の共振周波
数frとは異なる周波数f’の信号を発生する。このと
き,超音波振動子1の直列共振回路側のインピーダンス
(Z)が非常に大きな値となり,インピーダンス(Z)
を開放した状態,すなわちインピーダンス(Z)を無視
することができる。そのため,図10(c)に示すよう
に超音波振動子1は静電容量がCdであるコンデンサと
等価になる。このため,上記周波数f’では,電流検出
手段34aにより検出される電流(i1)は制動コンデ
ンサ(Cd)に流れる電流(iCd)に等しくなる。ま
た,電流検出手段34bにより補正用コンデンサ10a
(Cc)に流れる電流(i2)が検出され,両検出電流
を比較回路40にて比較し,iCd=A・iCcとなる
よう信号増幅手段20の増幅率Aを設定する。その後,
超音波振動子1を共振周波数frで追従駆動するよう,
PLL制御を開始する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述し
た3つの方法によっても以下のような改善すべき点があ
る。制動コンデンサ(Cd)は,超音波振動子1自体の
温度によって変化する特徴がある。超音波振動子1を長
時間駆動した場合には超音波振動子1自体の発熱により
温度が高くなり,静電容量が変化する(一般に増加)。
超音波振動子1を長時間低温の雰囲気中に設置した場合
には超音波振動子1自体の温度が低くなり,静電容量が
変化する(一般に減少)。したがって,第1の方法(図
7)では,補正用コイル11(Ld)のインダクタンス
が制動コンデンサ(Cd)の静電容量変化に追従できな
いため正しいフィードバック信号が得られず,結果的に
超音波振動子1を共振周波数frで駆動することができ
ない場合がある。また,第2の方法(図8)でも,制動
コンデンサ(Cd)の静電容量変化によって,ブリッジ
のバランスがくずれるため正しいフィードバック信号が
得られず,結果的に超音波振動子1を共振周波数frで
駆動することができない場合がある。第3の方法(図
9)でも,信号増幅手段20の増幅率Aを最初に設定し
ただけでは,超音波振動子1を使用している間に制動コ
ンデンサ(Cd)の静電容量が変化した場合に正しいフ
ィードバック信号が得られず,結果的に超音波振動子1
を共振周波数frで駆動することができない場合があ
る。
【0021】本発明は前記課題に着目してなされたもの
であり,その目的とするところは,超音波振動子1を常
にその共振周波数frにて確実に駆動し,多様化する手
術や他機種化する超音波溶着等にも容易に対応できる超
音波振動子1の駆動装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は,超音波振動子
1に並列に補正用コイル11を接続し,信号増幅手段2
0及び位相合成用演算手段21を設置することによっ
て,超音波振動子1を共振周波数frにて駆動するため
のフィードバック信号を検出できることを見出し,さら
に超音波振動子1の非駆動時に静電容量Cdを測定し,
超音波振動子1の静電容量Cdに応じて信号増幅手段2
0の増幅率Aを調整することにより超音波振動子1を確
実に共振周波数frにて駆動することができることを見
出し,本発明に到達したものである。
【0023】本発明は,超音波振動子をその共振周波数
にて駆動する超音波振動子の駆動装置において, a.高周波駆動電圧信号を出力する発振源と, b.発振源からの出力信号を電力増幅する電力増幅回路
と, c.超音波振動子に並列に接続した補正用コイルと, d.超音波振動子又は補正用コイルに流れる電流信号の
少なくとも一方の大きさを調整する信号増幅手段と, e.信号増幅手段の出力信号と超音波振動子又は補正用
コイルに流れる電流信号とを位相合成する演算手段と, f.発振源の出力信号又は超音波振動子に印加される電
圧信号と演算手段の出力信号とを用いて超音波振動子を
共振周波数にて駆動すべく発振源を制御するPLL制御
回路と, g.超音波振動子の非駆動時に静電容量を測定する静電
容量測定手段と, h.超音波振動子の静電容量に応じて信号増幅手段の増
幅率を調整する増幅率調整手段 とを具備したことを特徴とする超音波振動子の駆動装置
である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下,本発明について詳細に説明
する。本発明は,超音波振動子1を共振周波数frにて
確実に駆動するための共振周波数追従機構を有する駆動
装置である。これは,上述の通り,超音波振動子1を共
振周波数frで駆動しているときには,超音波振動子1
に印加される電圧(V1)と超音波振動子1の直列共振
回路側に流れる電流(iZ)が同位相になることに着目
している。すなわち,超音波振動子1に印加される電圧
(V1)と超音波振動子1の直列共振回路側に流れる電
流(iZ)を何らかの方法で検出し,それらが同位相に
なるよう発振源31の発振周波数foを調整する制御回
路を組み込めばよい。
【0025】図1は本発明の超音波振動子1の駆動装置
の1実施例を示す回路図である。図1において,1は超
音波振動子,11は補正用コイル,33aは第1の電圧
検出手段(超音波振動子1に印加される電圧(V
1)),34aは第1の電流検出手段(超音波振動子に
流れる電流(i1)),34bは第2の電流検出手段
(補正用コイル11に流れる電流(i2)),20は信
号増幅手段,21は位相合成用演算手段(演算手段),
22は増幅率調整手段,30はPLL制御回路,31は
発振源,32は電力増幅回路である。
【0026】この回路は,超音波振動子1に印加される
電圧(V1)に相当する信号(Vf1)と超音波振動子
1の直列共振回路側に流れる電流(iZ)に相当する信
号(Vf2)をPLL制御回路30にフィードバックす
ることにより,超音波振動子1に印加される電圧(V
1)と超音波振動子1の直列共振回路側に流れる電流
(iZ)が同位相になるよう発振源31の発振周波数f
oを制御する仕組みになっている。以下,第1のフィー
ドバック信号(Vf1)及び第2のフィードバック信号
(Vf2)が,それぞれ超音波振動子1に印加される電
圧(V1)及び超音波振動子1の直列共振回路側に流れ
る電流(iZ)に相当する信号になっていることを説明
する。
【0027】図1の回路図から,第1のフィードバック
信号(Vf1)は超音波振動子1に印加される電圧(V
1)そのものであることは明らかである。すなわち,第
1のフィードバック信号(Vf1)は次式で表される。 Vf1=V1
【0028】第2のフィードバック信号(Vf2)は,
超音波振動子1に流れる電流(i1)と,補正用コイル
11に流れる電流(i2)を信号増幅手段20によりA
倍した信号(A・i2)との差である。電流検出手段3
4a,34bで検出した電流を電圧に変換するための係
数をkとすると,それぞれの電流検出手段34a,34
bからの出力信号はk・i1,k・i2となる。したが
って,第2のフィードバック信号(Vf2)は次式で表
される。 Vf2=k・i1−A・k・i2 =k・(iZ+iCd)−A・k・iLd =k・iZ+k・(iCd−A・iLd) 10 ここで,Aは信号増幅手段20の増幅率であり,iCd
=A・iLdに設定することにより,第2のフィードバ
ック信号(Vf2)は次式で表される。 Vf2=k・iZ ∽iZ 11 11式から第2のフィードバック信号(Vf2)は超音波
振動子1の直列共振回路側に流れる電流(iZ)に比例
した信号であることがわかる。ただし,補正用コイル1
1は,超音波振動子1の共振周波数frにおいて超音波
振動子1の静電容量Cdと並列共振するインダクタンス
を有しており,Ld=1/((ωr)2・Cd)であ
る。したがって,iCd=A・iLdが成立するには,
A=1でなければならない。これは,|j・ωr・Cd
・V1|=A・|V1/(j・ωr・Ld)|に,Ld
=1/((ωr)2・Cd)を代入すれば求まる。
【0029】以上のように,第1のフィードバック信号
(Vf1)は超音波振動子1に印加される電圧(V1)
に相当する信号であり,第2のフィードバック信号(V
f2)は超音波振動子1の直列共振回路側に流れる電流
(iZ)に相当(比例)する信号であるので,第1のフ
ィードバック信号(Vf1)と第2のフィードバック信
号(Vf2)とを同位相に制御すればよい。これによっ
て,超音波振動子1を最も効率良く駆動できる共振周波
数frの追従駆動が実現できる。
【0030】本方式において,信号増幅手段20の増幅
率Aを適切な値に設定することにより,超音波振動子1
を共振周波数frにて駆動できることが分かる。つま
り,超音波振動子1の静電容量Cdが変化したとして
も,信号増幅手段20の増幅率Aを調整することにより
共振周波数frにて駆動することができる。例えば,超
音波振動子1を長時間駆動した結果,静電容量Cdがn
倍,つまりCd’=n・Cdになったとする。この場
合,A=nに調整すれば,〜11式と同様な関係が成立
することが確認でき,共振周波数frに追従できること
が分かる。見方を変えれば,静電容量Cdが多少異なる
超音波振動子1においても,信号増幅手段20の増幅率
Aを調整さえすれば,共振周波数frにて駆動できると
いえる。
【0031】図2に他の実施例(図1の変形型)を示
す。図1の実施例と異なるのは,位相補正回路35を設
置し,発振源31の出力信号を第1のフィードバック信
号(Vf1)とした点である。第1のフィードバック信
号(Vf1)は超音波振動子1に印加される電圧信号
(V1)に相当する信号である必要があるが,位相補正
回路35の位相補正量を適切に設定することにより,発
振源31の出力信号と超音波振動子1に印加される電圧
信号(V1)とを同位相にすることができる。したがっ
て,動作特性としては図1の実施例と同様であり,超音
波振動子1をその共振周波数frにて駆動することがで
きる。超音波振動子1に印加される電圧信号は数十〜数
百ボルトと大きく,これをPLL制御回路30にフィー
ドバックするには何らかの方法で電圧を低減しなければ
ならない。また,超音波振動子1に印加される電圧信号
は,超音波振動子1の駆動状態によってその電圧値が変
化し,その度にフィードバック信号の大きさを調整する
必要がある。図2の回路は,このようなわずらわしさを
解消した実施例である。つまり,発振源31の出力信号
は,超音波振動子1の駆動状態に関係無く一定の電圧値
であり,発振源31の出力信号をそのまま第1のフィー
ドバック信号(Vf1)とすることができる。電力増幅
回路32に位相ずれが全く無い場合や,電流検出手段3
4a,34bが位相ずれを生じない場合は,位相補正回
路の位相補正量を0に設定するか,取り除けば良い。
【0032】図3〜図4は,他の実施例を示している。
これらの実施例は,超音波振動子1をフローティングで
駆動したい場合に有効である。フィードバックに関する
原理は図1の実施例と同様であり,超音波振動子1をそ
の共振周波数frにて駆動することができる。
【0033】次に,超音波振動子1の静電容量Cdに応
じて信号増幅手段20の増幅率Aを設定する方法につい
て説明する。その方法は,次に示す通りである。 (1)超音波振動子1の非駆動時に,静電容量測定手段
23にて現在の静電容量Cdを測定し, (2)現在の静電容量Cdの測定結果と既知のインダク
タンスLdから適切な増幅率Aを求め, (3)信号増幅手段20の増幅率Aを適切な値となるよ
う調整する 図5にこの方法の構成を示す。図5において,23は静
電容量測定手段,24はスイッチ手段,28は静電容量
測定用発振源である。この方法は,超音波振動子1の静
電容量Cdを測定する時間が必要であるため,駆動・停
止を繰り返すような間欠駆動にて超音波振動子1を駆動
する場合に非常に有効である。
【0034】静電容量Cdの測定には,共振周波数fr
とは異なる静電容量測定用周波数fcを使用する。共振
周波数frとは異なる静電容量測定用周波数fcにおい
ては,超音波振動子1の直列共振回路側のインピーダン
ス(Z)が非常に大きな値となり,インピーダンス
(Z)を開放した状態,すなわちインピーダンス(Z)
を無視することができる。そのため,静電容量測定用周
波数fcにおいては,図10(c)に示すように超音波
振動子1は静電容量がCdであるコンデンサと等価にな
る。したがって,静電容量Cdを容易に測定することが
できる。一般の超音波振動子1の共振周波数frは20
kHz以上であるので,静電容量測定用周波数fcは2
0kHzより充分小さい周波数,例えば1kHzとすれ
ば良い。超音波振動子1の共振周波数frより高い周波
数を選択することも可能であるが,副共振点fr’と一
致する場合があるので,できれば低い周波数を選択する
ほうが得策である。
【0035】静電容量測定用周波数fcにおいては,超
音波振動子1は静電容量がCdであるコンデンサと等価
になり,回路全体では静電容量がCdのコンデンサとイ
ンダクタンスがLdのコイルを並列に接続した回路と見
なすことができる。したがって,超音波振動子1に流れ
る電流信号(i1)及び補正用コイル11に流れる電流
信号(i2)を測定し,それらの比をとれば増幅率Aの
適切な値を得ることができる。例えば,超音波振動子1
の静電容量Cdがn・Cdに変化している場合を考える
と,i1/i2=|j・ωr・n・Cd・V1|/|V
1/(j・ωr・Ld)|=n・(ωr)2・Cd・L
d=n=Aである。ここでは,(ωr)2・Cd・Ld
=1を利用している。この計算は,結果的に補正用コイ
ル11のインダクタンスLdを利用して,超音波振動子
1の静電容量Cdを求めていることになる。上述のi1
/i2に関する数式は複雑ではあるが,実際にはi1及
びi2の実効値,平均値又は最大値等を求め,それらの
比をとれば,増幅率Aの適切な値が求まるのである。ま
た,この数式の説明では,並列に接続する補正用コイル
11のインダクタンスLdを超音波振動子1の共振周波
数frにおいて超音波振動子1の静電容量Cdと共振す
る値として説明したが,補正用コイル11のインダクタ
ンスはどのような値でも良い。なぜなら,どのような値
においても上述のi1/i2=Aの計算により,増幅率
Aの適切な値が決まるからである。
【0036】図5は超音波振動子1を駆動していない時
の構成を示している。超音波振動子1を駆動していない
時は,スイッチ手段24aにより超音波振動子1及び補
正用コイル11を電力増幅回路32から切り離し,スイ
ッチ手段24bにより静電容量測定手段23を接続す
る。静電容量測定手段23により超音波振動子1の静電
容量Cdを測定し,静電容量測定手段23からの出力信
号(測定結果)をA/D変換回路によりコンピュータ
(CPU)に取りこみ,信号増幅手段20の増幅率Aが
適切な値となるよう,適切な信号を出力する。コンピュ
ータ(CPU)からの出力信号はD/A変換回路を経て
信号増幅手段20に出力される。信号増幅手段20はD
/A変換回路からの出力電圧に応じて増幅率Aが変化す
るような電圧制御増幅器(VCA:Voltage C
ontrol Amplifier)で構成される。
【0037】超音波振動子1を駆動している時の構成は
図1に示す通りである。超音波振動子1を駆動していな
い時に測定した超音波振動子1の静電容量Cdから,信
号増幅手段20の増幅率Aが適切な値に設定されてい
る。したがって,超音波振動子1はその共振周波数fr
にて駆動することができる。超音波振動子1を駆動して
いる間は,信号増幅手段20の増幅率Aは一定に保たれ
ている。超音波振動子1の駆動が停止すれば,静電容量
測定手段23に再度接続され,信号増幅手段20の増幅
率Aを再度適切な値に設定するようになっている。これ
を効率良く行うには,図示しない超音波振動子1の駆動
用スイッチ手段とスイッチ手段24a,24bを連動さ
せれば良い。つまり,駆動用スイッチ手段をオンにした
ときにはスイッチ手段24aもオンになり,スイッチ手
段24bはオフになるようにする。もちろん,駆動用ス
イッチ手段をオフにしたときにはスイッチ手段24aも
オフになり,スイッチ手段24bはオンになるようにす
る。そうすれば,超音波振動子1を駆動していないとき
に自動的に静電容量Cdが測定され,信号増幅手段20
の増幅率Aが超音波振動子1の駆動停止の度に最適な値
に設定される。超音波振動子1の非駆動時に静電容量C
dを毎回測定するのは,駆動時の発熱や非駆動時の冷却
・放熱によって静電容量Cdが変化し,増幅率Aの適切
な値が常に変化するからである。
【0038】このように,超音波振動子1を駆動してい
ないときは信号増幅手段20の増幅率Aを最適な値に設
定し,超音波振動子1を駆動しているときは信号増幅手
段20の増幅率Aを一定に保つことを繰り返すよう動作
する。したがって,この方法は超音波振動子1の静電容
量Cdを測定する時間が必要であるため,駆動・停止を
繰り返すような間欠駆動にて超音波振動子1を駆動する
場合に非常に有効である。一般に超音波振動子1は非常
に長い時間連続駆動されることは少なく,ほとんどが駆
動・停止を繰り返すような間欠駆動である。
【0039】この方法のさらに良い点は,静電容量測定
手段23で得られる静電容量Cdが補正用コイル11の
インダクタンスLdを基に算出しているため,補正用コ
イル11のインダクタンスLdが経時的変化や温度変化
により従来の値とは異なる値に変化したとしても,超音
波振動子1を共振周波数frで駆動するために必要な正
しい増幅率Aを得ることができることである。つまり,
補正用コイル11のインダクタンスLdの経時的変化や
温度変化の影響を取り除くことができる。また,実施例
では補正用コイル11のインダクタンスをLd=1/
((ωr)2・Cd)としたが,実際はどのような値で
も良い。なぜなら,増幅率Aの適切な値は,上述の通
り,補正用コイル11のインダクタンス値を基に算出し
ているからであり,インダクタンスの値が変化した影響
は,増幅率Aの適切な値に反映されているからである。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば,超音波振動子を常に共
振周波数で確実に駆動することができ,絶えず変化する
機械的負荷にも確実に追従することができるだけでな
く,温度変化等により超音波振動子の静電容量が変化し
ても共振周波数に確実に追従することができる。さらに
は,静電容量の異なる超音波振動子についても柔軟に対
応でき,拡張性・柔軟性に富んだ超音波振動子の駆動装
置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の実施例を示す回路図である。
【図6】PLL制御方式の原理図である。
【図7】従来のPLL制御方式の原理図である。
【図8】従来のPLL制御方式の原理図である。
【図9】従来のPLL制御方式の原理図である。
【図10】圧電型超音波振動子の電気的等価回路図であ
る。
【図11】ランジュバン型超音波振動子の構造図であ
る。
【符号の説明】
1 超音波振動子 2 圧電素子 3 電極板 4 金属ブロック 5 ボルト 10 補正用コンデンサ 11 補正用コイル 20 信号増幅手段 21 位相合成用演算手段 22 増幅率調整手段 23 静電容量測定手段 24 スイッチ手段 28 静電容量測定用発振源 30 PLL(Phase Locked Loop)制御回路 31 発振源 32 電力増幅回路 33 電圧検出手段 34 電流検出手段 35 位相補正回路 37 絶縁トランス 40 比較回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波振動子をその共振周波数にて駆動
    する超音波振動子の駆動装置において, a.高周波駆動電圧信号を出力する発振源と, b.発振源からの出力信号を電力増幅する電力増幅回路
    と, c.超音波振動子に並列に接続した補正用コイルと, d.超音波振動子又は補正用コイルに流れる電流信号の
    少なくとも一方の大きさを調整する信号増幅手段と, e.信号増幅手段の出力信号と超音波振動子又は補正用
    コイルに流れる電流信号とを位相合成する演算手段と, f.発振源の出力信号又は超音波振動子に印加される電
    圧信号と演算手段の出力信号とを用いて超音波振動子を
    共振周波数にて駆動すべく発振源を制御するPLL制御
    回路と, g.超音波振動子の非駆動時に静電容量を測定する静電
    容量測定手段と, h.超音波振動子の静電容量に応じて信号増幅手段の増
    幅率を調整する増幅率調整手段とを具備したことを特徴
    とする超音波振動子の駆動装置。
  2. 【請求項2】 発振源の出力信号を超音波振動子に印加
    される電圧信号とほぼ同位相とするために発振源の出力
    信号の位相を補正する位相補正回路を具備した請求項1
    記載の超音波振動子の駆動装置。
  3. 【請求項3】 超音波振動子を駆動するための駆動用ス
    イッチ手段と,静電容量測定手段を超音波振動子に接続
    するためのスイッチ手段を具備し,両スイッチ手段の動
    作を連動させた請求項1〜2記載のいずれかの超音波振
    動子の駆動装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003116863A (ja) * 2001-10-10 2003-04-22 Olympus Optical Co Ltd 超音波処置装置
US7229455B2 (en) 2001-09-03 2007-06-12 Olympus Corporation Ultrasonic calculus treatment apparatus
CN110112952A (zh) * 2019-05-20 2019-08-09 中北大学 一种具有固定相位差的大功率双频超声波振动脉冲电源
KR20220060703A (ko) * 2020-11-05 2022-05-12 주식회사 리송 공진 발진형 초음파 발생 시스템

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KR20220060703A (ko) * 2020-11-05 2022-05-12 주식회사 리송 공진 발진형 초음파 발생 시스템
KR102422298B1 (ko) 2020-11-05 2022-07-19 주식회사 리송 공진 발진형 초음파 발생 시스템

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