JPH0671070U - 締付け装置 - Google Patents

締付け装置

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JPH0671070U
JPH0671070U JP1886793U JP1886793U JPH0671070U JP H0671070 U JPH0671070 U JP H0671070U JP 1886793 U JP1886793 U JP 1886793U JP 1886793 U JP1886793 U JP 1886793U JP H0671070 U JPH0671070 U JP H0671070U
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JP
Japan
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work
tightening
switch
holder
fixed block
Prior art date
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Pending
Application number
JP1886793U
Other languages
English (en)
Inventor
恒生 石井
Original Assignee
トーソク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ締め作業に用いられる締付け装置であっ
て、ナット等の締付け対象の締付け不足を未然に防止
し、ねじ締め作業終了後における、締付け対象の締付け
度合の検査を不要にする。 【構成】 作業台1に、ワークWを保持する固定ブロッ
ク2と、ワークWを固定するためのエアシリンダ16と
を設ける。これらをコントロールボックス9に接続し、
またこれに、設定されたトルクを越えると作動するスイ
ッチを備えたトルクレンチ19を接続する。固定ブロッ
ク2にワークWがセットされたことを光電スッチ6によ
って感知する。これに基づきエアシリンダ16を作動さ
せ、刻印器18を介してワークWを固定ブロック2に固
定する。トルクレンチ19によりナット4を締め付け
る。トルクレンチ19のスイッチが作動すると、エアシ
リンダ16及び刻印器18が作動前の状態に復帰しワー
クWの取り外しが許容される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、締付け対象を有するワークのねじ締め作業に用いられる締付け装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、製品の組み立て現場では、ワークが有する締付け対象であるボルトやナ ット等のねじ締め作業を行う際、製品によっては前記締付け対象を決められた締 付け力で締め付けることを要求されることがある。また、こうしたねじ締め作業 を手作業で行う場合には、一般に、締付け力が所定の値以上になることを防止さ れた構造を有するトルクレンチが用いられている。そして、かかるトルクレンチ を用いることによって、作業者は、締付け力をあまり気にすることなく確実に所 定の締付け力にて、ボルトやナット等の締付け作業を行うことができるのである 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のトルクレンチを用いてねじ締め作業を行った としても、作業者の不注意によって、ボルトやナットに締付け不足が生じること がある。このため、特に使用時に振動を伴って作動する製品の製造現場において は、ねじ締め作業終了後に、改めてボルトやナット等の締付け対象の締付け度合 の検査を行うことが不可欠となっている。
【0004】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、締付け対象の 締付け不足を未然に防止し、作業終了後における締付け度合の検査を不要にする ことができる締付け装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本考案にあっては、締付け対象を有するワークを取 り外し可能に保持する保持具と、前記ワークが前記保持具に保持されたことを知 るための感知手段と、締付け作業時に設定されたトルクに達すると作動するスイ ッチを備えた締付け具と、前記感知手段の感知作動に基づき作動し、前記保持具 に保持されたワークを固定する一方、前記締付け具の前記スイッチの作動に基づ き作動前の状態に復帰する固定手段とを有している。
【0006】 また、前記保持具と前記固定手段との間に、前記固定手段の作動に伴い前記ワ ークに圧接される刻印器を設けることが好ましい。
【0007】
【作用】
前記構成においては、締付け対象のねじ締め作業に際して、保持具にワークが 保持されると、感知手段が作動して固定手段が作動する。これにより、ワークは 、保持具に保持された状態で固定され、保持具からの取り外されることを阻止さ れる。一方、固定されたワークの締付け対象が締付け具に締め付けられ、やがて 締付け対象が所定の力によって締め付けられ、締付け具にかかるトルクが設定さ れたトルクに達すると、締付け具のスイッチが作動して固定手段が作動前の状態 に復帰される。これに伴い、固定されたワークが保持具からの取り外しを許容さ れる。したがって、作業者は、ワークの締付け対象を前記締付け具によって所定 の力以上で締め付けるまでは、保持具からワークを取り外すことができない。
【0008】 また、前記保持具と前記固定手段との間に、前記固定手段の作動に伴い前記ワ ークに圧接される刻印器が設けられていれば、保持具にワークが固定されるとき 、同時に刻印器によってワークにロット番号等を刻印することができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図にしたがって説明する。図1は、本考案にかかる 締付け装置を示す概念図であって、作業台1には保持具である固定ブロック2が 設置されている。固定ブロック2には、相対向する両側壁2a,2aと後壁2b とによって受容部3が形成されている。受容部3は、ねじ締め作業に際して、締 付け対象であるナット4が上部に螺合されたワークWをセットするためのもので あって、ナット4を締め付けるときワークWが回転できない形状に設定されてい る。なお、前記両側壁2a,2aには互いに対応する位置に孔5,5が貫通され ている。
【0010】 また、作業台1には、感知する感知手段である光電スイッチ6と、この光電ス イッチ6と対をなす発光器7が、固定ブロック2の両側に配置されている。なお 、光電スイッチ6と発光器7との間に存在する光路は、固定ブロック2の孔5, 5及び受容部3を貫通している。光電スイッチ6は前記光路が遮られたときオン 作動するものであって、コントロールボックス9に電気的に接続されている。コ ントロールボックス9は、図2に示すように、電源スイッチであるサーキットプ ロテクター10、作動ランプ11、コネクター12、レギュレータ13、及びレ ギュレータ13の出力側に接続された電磁弁14を有している。なお、電磁弁1 4は常閉型の空気制御弁である。そして、コントロールボックス9には前記光電 スイッチ6を接続するための引き出し線15が設けられている。
【0011】 また、作業台1には、前記固定ブロック2の前方側に位置して固定手段である エアシリンダ16が設けられている。エアシリンダ16の一端には前記受容部3 に臨んでプッシュロッド17が突出されている。エアシリンダ16は、前記電磁 弁14に接続されており、前記レギュレータ13から供給される圧縮空気によっ てプッシュロッド17が受容部3側へ押し出される構造を有している。プッシュ ロッド17の先端部と受容部3との間には刻印器18が設けられている。刻印器 18はワークWにロット番号を刻印するためのものであって、図示しないが、作 業台1上においてプッシュロッド17の軸方向にスライド可能に支持されている 。さらに、前記コントロールボックス9には、締付け具であるトルクレンチ19 が前記コネクター12を介して接続されている。トルクレンチ19は、締付け作 業時に設定されたトルクに達するとオン作動するスイッチ20(図3参照)を内 部に備えている。
【0012】 一方、図3は、前述した締付け装置の電気回路図である。この回路はAC10 0Vを電源とする交流回路であって、前述したサーキットプロテクター10、光 電スイッチ6、トルクレンチ19のスイッチ20、電磁弁14、及び作動ランプ 11と、パイロットランプ21、2つのリレーCR1,CR2、タイマーリレー TR1、カウンターCによって構成されている。リレーCR1は、光電スイッチ 6のオン作動に基づいて電磁弁14及び作動ランプ11への通電を許容するため のものである。また、リレーCR2は、前記スイッチ20のオン作動に基づいて タイマーリレーTR1及びカウンターCへの通電を許容する一方、電磁弁14及 び作動ランプ11への通電を遮断するためのものである。また、タイマーリレー TR1は、前記スイッチ20がオン作動してから電磁弁14及び作動ランプ11 への通電が遮断されるまでに、約1秒間のタイムラグを生じさせるためのもので ある。
【0013】 以上の構成からなる本実施例においては、作業者が固定ブロック2の受容部3 内にワークWをセットすると、光電スイッチ6によってこれが感知され、電磁弁 14がオン作動する。これに伴い、エアシリンダ16には圧縮空気が供給されて プッシュロッド17が作動し、ワークWが刻印器18を介して固定ブロック2の 後壁2bに押し付けられる。これにより、ワークWが固定ブロック2からの取り 外しを阻止された固定状態となり、同時にワークWにロット番号が刻印される。
【0014】 次に、作業者がトルクレンチ19を用いてワークWのナット4を締付けると、 やがてトルクレンチ19にかかるトルクが設定されたトルクに達して前記スイッ チ20が作動する。すると、約1秒後に電磁弁14がオフ作動してエアシリンダ への圧縮空気の供給が遮断される。これに伴い、プッシユロッド17及び刻印器 18が作動前の状態(図1の状態)に復帰する。これにより、固定ブロック2に 固定されたワークWは、固定ブロック2からの取り外しを許容される。
【0015】 以上の説明から明らかなように、本実施例の締付け具を用いたねじ締め作業に あっては、トルクレンチ19によってナット4が所定の力以上で締め付けらるま で、作業者は、固定ブロック2からワークを取り外すことができない。よって、 従来、ねじ締め作業時に作業者の不注意により発生していたナット4の締付け不 足を未然に防止することができる。このため、ねじ締め作業終了後におけるナッ ト4の締付け度合の検査を不要とすることができ、その結果コストダウンを図る ことができる。
【0016】 また、本実施例の締付け具においては、固定ブロック2とエアシリンダ16と の間に刻印器18が設けられ、エアシリンダ16が刻印器18を介してワークW を固定ブロック2に固定され、同時にワークWに刻印が施される構成とした。よ って、ねじ締め作業時に刻印作業を同時に行うことができることから、刻印作業 及びそれに要する機材が不要となり、これによってもコストダウンを図ることが できる。
【0017】 なお、本実施例においては、固定ブロック2の受容部3が、ナット4の締め付 時にワークWが回転できないような形状となっているものを示したが、これに限 らず、ねじ締め作業時におけるワークWの回転が、エアシリンダ16又はその他 の固定手段によって、あるいはまた、エアシリンダ16又はその他の固定手段と 、固定ブロック2又はその他の保持具との双方によって規制される構成としても 構わない。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案にあっては、締付け対象を有するワークが固定手段 によって保持具に保持された状態で固定され、ワークが保持具から取り外される ことを阻止されるとともに、締付け対象が締付け具によって所定の力で締め付け られたとき、前記状態が解除されてワークが保持具から取り外されることを許容 される構成とした。このため、作業者は、ワークの締付け対象を締付け具によっ て所定の力以上で締め付けるまでは、保持具からワークを取り外すことができな い。
【0019】 よって、本考案の締付け装置を製造現場のねじ締め工程で用いれば、作業者の 不注意によって発生していた締付け対象の締付け不足を未然に防止することがで きる。このため、従来、ねじ締め作業終了後に行っていた締付け対象の締付け度 合の検査が不要となり、その結果コストダウンを図ることができる。
【0020】 また、保持具と固定手段との間に、固定手段の作動に伴い前記ワークに圧接さ れる刻印器を設け、固定手段がワークを固定するとき、同時に刻印器によりワー クに刻印が施される構成とした。よって、ねじ締め作業時に刻印作業を同時に行 うことができることから、刻印作業及びそれに要する機材が不要となり、これに よってもコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概念図である。
【図2】同実施例のコントロールボックスを示す外観斜
視図である。
【図3】同実施例の電気回路図である。
【符号の説明】
2 固定ブロック(保持具) 4 ナット(締付け対象) 6 光電スイッチ(感知手段) 16 エアシリンダ(固定手段) 18 刻印器 19 トルクレンチ(締付け具) 20 スイッチ W ワーク

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 締付け対象を有するワークを取り外し可
    能に保持する保持具と、 前記ワークが前記保持具に保持されたことを知るための
    感知手段と、 締付け作業時に設定されたトルクに達すると作動するス
    イッチを備えた締付け具と、 前記感知手段の感知作動に基づき作動し、前記保持具に
    保持されたワークを固定する一方、前記締付け具の前記
    スイッチの作動に基づき作動前の状態に復帰する固定手
    段と、 を有したことを特徴とする締付け装置。
  2. 【請求項2】 前記保持具と前記固定手段との間に、前
    記固定手段の作動に伴い前記ワークに圧接される刻印器
    を設けたことを特徴とする請求項1記載の締付け装置。
JP1886793U 1993-03-22 1993-03-22 締付け装置 Pending JPH0671070U (ja)

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JP1886793U JPH0671070U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 締付け装置

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JPH0671070U true JPH0671070U (ja) 1994-10-04

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ID=11983497

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JP1886793U Pending JPH0671070U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 締付け装置

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