JPH0671033A - パチンコ遊技機 - Google Patents
パチンコ遊技機Info
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- JPH0671033A JPH0671033A JP25397292A JP25397292A JPH0671033A JP H0671033 A JPH0671033 A JP H0671033A JP 25397292 A JP25397292 A JP 25397292A JP 25397292 A JP25397292 A JP 25397292A JP H0671033 A JPH0671033 A JP H0671033A
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Abstract
ームの進行が楽で、精算時のトラブルを抑制し、かつ現
実のパチンコ遊技機に対して違和感をなくする。 【構成】 上皿21が満杯のとき、入賞が発生すると、
上皿21への賞品球の放出をクレジット保留し、保留数
が規定値(例えば、250個)を超えたとき、上皿21
への賞品球の放出を再開する。これにより、上皿21を
ソフト的に規定値(例えば、250個)だけ大きくし、
クレジット化された範囲内で下皿32に玉を放出せず、
玉を上皿21に上げる必要をなくし遊技者にとって便利
にする。また、上皿21が満杯でなくなったとき、保留
数が有限値(例えば、250個未満のある値)であれ
ば、クレジットした玉を上皿21に放出する。
Description
り、詳しくは、賞品球を受ける玉受皿における玉の収納
状況に応じて賞品球をクレジット化するとともに、クレ
ジット数が規定値を超えたとき玉受皿への賞品球の放出
を再開するパチンコ遊技機に関する。
機としては、例えばパチンコ機が代表的である。近時
は、この遊技機によって遊技を行う過程で、特定の遊技
状態(例えば、大当り状態)では玉の賞球数が多く、遊
技者の興味を誘っている。また、従来よりパチンコ機で
は入賞の発生に伴って玉排出装置から盤面下部に設けら
れた上玉受皿に賞品球を放出するとともに、上玉受皿と
玉通路で連通する下玉受皿にも賞品球を放出可能として
いる。
杯になると、玉の放出に支障をきたすため、賞品球の一
部をクレジット化して賞品球の放出を一時的に保留する
ものが開発されており、例えばそのようなものとして特
開平3ー193076号公報に記載された「パチンコゲ
ーム機」がある。このゲーム機では、各玉受皿が満杯の
とき入賞が発生すると、玉受皿への賞品球の放出を保留
し、その保留数を表示するとともに、玉受皿の玉数が減
少したとき玉払出指令が与えられると、保留されている
賞品球を放出している。これにより、連続して遊技を続
行可能にしている。
パチンコゲーム機にあっては、玉受皿が満杯のときに入
賞が発生すると、玉受皿への賞品球の放出を保留してク
レジット化する構成になっていたため、例えば引き続き
連続して玉受皿が満杯であると、クレジット数に上限が
なく、非常に多くの賞品球に対してクレジット化が行わ
れることから、ゲーム性の面白みが低下したり、精算時
に玉詰りが起るなどという次のような問題点があった。
に関係なく、しかもクレジット数に上限がないため、賞
品球に対して全てクレジット化され、実球の払い出しが
ないので、遊技者にとってはパチンコゲームの満足感、
面白みが低下するという問題点があった。パチンコゲー
ムでは、実球の重み、実球への手触りから遊技の満足感
などを感じ取ることが多いので、全てクレジット化され
るのではなく、ゲームの進行状況に応じてある程度の賞
品球が実球として放出されるのが望ましいという実情に
本発明者は着目した。特に、近時のパチンコ遊技機、例
えば第1種に属するものでは大当り状態で玉の賞球数が
多く、大当り状態の醍醐味を十分に味わうことができな
かった。
出しようとする場合、遊技者が玉払出釦を押すか、ある
いはゲームの最中に遊技者が操作ハンドルを解放して遊
技を中断、若しくは終了すると、自動的にクレジット保
留玉の払い出しが行われるが、この場合には、玉払出釦
の操作が必要で面倒であるという欠点がある他、ゲーム
が中断されるため、ゲームの進行が損われるという欠点
がある。したがって、玉受皿が満杯のときには単にクレ
ジット化すればよいという単純な技術思想では、現実に
遊技者が十分に満足できるパチンコ遊技機を提供するに
は致っていない。
は、大当り状態のとき賞品球の放出が比較的少なく、1
回の大当り動作で上玉受皿および下玉受皿に賞品球の収
納が可能である。すなわち、1回の大当り中、いわゆる
外部のドル箱に賞品球を移す必要はない。しかし、下玉
受皿に放出された玉を上玉受皿に上げる必要があり、遊
技者にとって面倒であった。したがって、本発明者は鋭
意検討の結果、クレジットの数値にある程度の上限値を
設け、上玉受皿をソフト的に大きくできるようにする
と、ゲームの進行が楽で(例えば、クレジット化された
範囲内では、下玉受皿に玉が放出されず、玉を上玉受皿
に上げる必要がない)、遊技者にとっても面倒でなくな
るのではないかという点に着目した。
と、ゲームの精算時に実球を払い出すとき、例えば10
00個〜2000個という大量の玉を連続して払い出す
とき、玉の排出機構で玉が噛んだり(玉がみの発生)、
あるいは玉が詰ったりして玉の排出装置にトラブルが発
生したり、玉の補給が追い付かず、補給関連装置(例え
ば、貯留タンク、島設備等)にトラブルが発生するとい
う問題点があった。実際上、このような精算時のトラブ
ルは遊技者にとって「イライラ」するものである。
を考慮することなくクレジット数の上限がないと、現実
のパチンコ遊技機との違和感が大きく、遊技者に異質な
感じを与えるおそれがあるという問題点があった。
感、面白みを高めることができるとともに、ゲームの進
行が楽で、精算時のトラブルを抑制し、かつ現実のパチ
ンコ遊技機に対して違和感のないパチンコ遊技機を提供
することを目的としている。
求項1記載の発明によるパチンコ遊技機(例えば、パチ
ンコ機1)は、少なくとも遊技媒体(例えば、パチンコ
玉)の入賞に伴って放出された賞品球を受ける上玉受皿
(例えば、上皿21)と、上玉受皿に連通する下玉受皿
(例えば、玉貯留皿32)と、を備えたパチンコ遊技機
において、前記上玉受皿21に所定数以上の玉が収納さ
れたことを検出する上玉受皿満杯検出手段(例えば、上
玉受皿センサ74)と、前記上玉受皿満杯検出手段によ
り上玉受皿21に所定数以上の玉が収納されたことが検
出されたとき、遊技媒体の入賞が発生すると、前記上玉
受皿21への賞品球の放出を保留するとともに、保留数
が規定値を超えたとき、上玉受皿21への賞品球の放出
を再開するように制御する規定数クレジット手段(例え
ば、CPU201)と、前記保留数を表示するクレジッ
ト数表示手段(例えば、クレジット表示器22)と、前
記上玉受皿満杯検出手段により上玉受皿21に所定数以
上の玉が収納されたことが検出されなくなると、このと
き保留数が有限値であれば、保留数に対応する玉を上玉
受皿21へ放出するように制御する保留球払出手段(例
えば、CPU201)と、を設けたことを特徴とする。
21は、遊技媒体の入賞に伴って放出される賞品球の他
に、クレジット化された玉を払い出す払い出し玉、ある
いは遊技媒体貸出装置の作動による貸し玉を受けること
を特徴とする。
る保留数満杯報知手段(例えば、オーバーフローランプ
34)を設けたことを特徴とする。
上玉受皿21と下玉受皿(例えば、玉貯留皿32)とを
閉鎖していた通路を連通するとともに、保留球を前記上
玉受皿21へ放出する精算手段(例えば、精算スイッチ
23)を設けたことを特徴とする。
する玉通路に所定数以上の玉が収納されたときオーバー
フロー状態を検出するオーバーフロー検出手段(例え
ば、オーバーフロースイッチ107)と、前記オーバー
フロー状態が検出されたとき、遊技媒体の入賞が発生す
ると、前記上玉受皿21への賞品球の放出を保留し、ク
レジット保留数に加える過大保留手段(例えば、CPU
201)と、前記オーバーフロー状態が解除されたと
き、クレジット保留数に加えられた過大保留球を前記上
玉受皿21へ放出するように制御する過大保留放出手段
(例えば、CPU201)と、を設けたことを特徴とす
る。
手段(例えば、オーバーフローランプ34)を設けたこ
とを特徴とする。
部31と玉受部32との仕切り位置に設けたことを特徴
とする。
賞品球あるいは貸し玉、又は双方)が収納されたとき
(上皿満杯のとき)、入賞が発生すると、上玉受皿への
賞品球の放出が保留されるとともに、保留数が規定値
(例えば、250個)を超えたとき、上玉受皿への賞品
球の放出が再開される。したがって、上玉受皿がソフト
的に規定値(例えば、250個)だけ大きくなり、クレ
ジット化された範囲内では、下玉受皿に玉が放出され
ず、玉を上玉受皿に上げる必要がなくなって遊技者にと
って便利になる。
保留数が有限値(例えば、250個未満のある値)であ
れば、クレジットされた玉が上玉受皿に対して放出され
る。したがって、適度に実球の払い出しがあり、クレジ
ット化の利点を享受しつつ、遊技者にとってはパチンコ
ゲームの満足感、面白みが味わえる。また、ゲームの精
算時に実球を払い出すとき、1000個〜2000個と
いう大量の玉を連続して払い出すのと異なり、少ないク
レジット数であるから、玉の排出機構で玉が噛んだり
(玉がみの発生)、あるいは玉が詰ったりして玉の排出
装置にトラブルが発生することが避けられる。同様に、
玉の補給も十分に行われ、補給関連装置(例えば、貯留
タンク、島設備等)のトラブル発生も抑制される。さら
に、クレジット数が少ないので、現実のパチンコ遊技機
との違和感がない。
て説明する。図1は本発明を適用したクレジット方式の
パチンコ遊技機の一実施例の正面図である。図1におい
て、1はパチンコ機であり、パチンコ遊技を行う過程で
内部のマイクロコンピュータに一定の範囲で玉数を記憶
するクレジット方式になっている。
て額縁状の前面枠11と、前面枠11の開口部に配設さ
れ、ガラス12a(図4参照)を支持する金枠(ガラス
枠)12と、遊技盤13と、前面表示パネル14と、前
面表示パネル14の下方の前面操作パネル15とを有し
ている。前面枠11はパチンコ機1を設置している木製
の枠体16(図4参照)に開閉可能に支持されており、
同様に金枠12は前面枠11に開閉可能に支持されてい
る。なお、前面枠11は樹脂製であり、所定のカラフル
な色彩が施されている。
やや盛り上がるような曲面状に形成され、この前面表示
パネル14には賞品球としてのパチンコ玉を受ける上皿
21が形成されるとともに、前面側にクレジット表示器
22、精算スイッチ23および上皿玉抜きスイッチ24
が設けられている。
段)22は250個を限度として遊技者が保有するパチ
ンコ玉の数をクレジットとして保留表示するもので、具
体的には上皿21が一杯(満杯)になった時点で、その
とき入賞により上皿21をオーバーして供給される玉の
数を250個までの範囲で表示し、250個を超える玉
は後述の下皿(玉貯留皿)32に排出される。なお、上
皿21が満杯でなくなると、保留した玉が排出され、残
りの玉数をクレジット数として表示する。クレジット数
を250個に限定したのは、マイクロコンピュータの
「1バイト」の範囲に合せるためと、回動式スロットル
マシン(いわゆるパチスロ)におけるクレジットの範囲
(例えば、現行では最大でクレジット数=50:メダル
数)と同調させるためである。
ントの大型のLEDを用いて3列で構成され、クレジッ
ト数を100の位まで1個単位で表示する。なお、クレ
ジット数表示器22は7セグメントのLEDに限らず、
例えばドットLED、液晶、蛍光表示管等を用いて構成
してもよい。
器22は排出エラーの表示(例えば、CEと表示)を行
う機能も兼ねている。排出エラーとしては、例えば賞球
排出のトラブル、貸玉数のトラブルなどがあり、これら
の場合にクレジット数表示器22は排出エラーを表示し
て遊技者に対して報知している。
トを精算するためのもので、精算スイッチ23を押す
と、上皿21と下皿32とを閉鎖していた通路が連通す
るとともに、そのときのクレジット数に相当する玉数が
払い出されて上皿21あるいは下皿32に排出される
(上皿21が満杯のとき下皿32に排出)。精算スイッ
チ23の信号は保留数払い出し指令に相当する。上皿玉
抜きスイッチ24は上皿21の玉を下皿32に移すため
に、両者を接続する通路を開閉する上玉受皿ソレノイド
94(図6参照)をオンするための押し釦であり、上皿
玉抜きスイッチ24を押すと、100皿LED24a
(図4参照)が点滅して遊技者に知らせるようになって
いる。
ある。この図に示すように、前面操作パネル15の一部
は前方に突出するような形状に形成され、その突出部の
うち左側に下玉受皿の灰皿部(以下、灰皿という)31
が形成され、中央部に下玉受皿の玉受部(以下、玉貯留
皿:下皿という)32が形成されている。玉貯留皿32
は上皿21およびクレジット数が一杯のときに賞品玉を
受ける等の役目がある他、玉を一時的に貯留するための
ものである。また、前面操作パネル15には玉抜きレバ
ー33、オーバーフローランプ34、発射装置の発射操
作ハンドル35、発射強弱レベルLED36、単発スイ
ッチ37およびP機前面物体検出センサ38が設けられ
ている。
れた玉を外部下方に抜くためのもので、この玉抜きレバ
ー33を、例えば左方向に移動させると、玉貯留皿32
の下底部が一部開口して玉を下方に放出することができ
る。オーバーフローランプ34は玉貯留皿32の玉が一
杯になったとき、点灯して遊技者に知らせるとともに、
特に本実施例では、クレジットの保留数が規定値(25
0個)を超えたことを報知する保留数満杯報知手段およ
び過大保留状態を報知する過大保留報知手段としての機
能を有している。
オーバーフロー状態のとき、入賞が発生すると、上皿2
1への賞品球の放出を保留し、クレジット保留数に加え
て過大保留(250個を超える保留)を行うようになっ
ているからである。一方、オーバーフロー状態が解除さ
れたときには、クレジット保留数に加えられた過大保留
球が上皿21へ放出されるようになっている。
斜視図を示すように、下玉受皿としての灰皿31と玉貯
留皿32との仕切り位置、すなわち灰皿31と玉貯留皿
32とを仕切る側壁部に内蔵されるように配置されてい
る。オーバーフローランプ34は光を通す部材(例え
ば、赤い半透明部材)からなる表面部34aと、複数の
内蔵ランプ34b、34c(例えば、DC30Vで点灯
動作)を取り付けた基盤34dと、基盤34dを壁部に
収納、固定する収納ブラケット34eとからなり、これ
らの部材全体で灰皿31と玉貯留皿32とを仕切る仕切
壁が構成されるようになっている。なお、収納ブラケッ
ト34eの側面は耐熱を考慮してメッキ処理されてい
る。
5に形成されたビス穴34f、34gに対してビス等の
固定手段を捩じ込むことによって取り付けられ、表面部
34aは収納ブラケット34eに対してワンタッチ(例
えば、プッシュ操作)で着脱可能に固定される構造にな
っている。そして、オーバーフロー状態になると、内蔵
ランプ34b、34cが点灯し、過大保留状態になる
と、内蔵ランプ34b、34cが点滅するようになって
いる。オーバーフローランプ34の点灯に応じて遊技者
が玉抜きレバー33を操作して玉貯留皿32の玉を放出
すると、オーバーフロー状態が解消する。なお、収納ブ
ラケット34eは灰皿31と同様に耐熱性の部材で形成
するとよい。
報知はオーバーフローランプ34を兼用し、ランプの点
滅によって行っているが、これに限らず、専用の保留数
満杯ランプあるいは過大保留ランプを設けてもよい。ま
た、保留数満杯報知や過大保留状態の報知は表示に限ら
ず、音声合成、効果音等の音で行ってもよいし、あるい
は表示と音声合成、効果音等とを混在するようにしても
よい。
るパチンコ玉のうち、発射位置にあるものを1個ずつ遊
技盤13前面の遊技領域内に弾発させる発射装置の操作
を行うものである。発射操作ハンドル35は、その外周
全体にわたって金属製の薄い膜でコーティング処理され
ており、これにより遊技者がハンドルを握った状態を金
属の導電性によって検知できるように、タッチセンサ
(図7参照)が設けられている。また、発射操作ハンド
ル35の図中左側方には飛距離調整用の発射強スイッチ
35aおよび発射弱スイッチ35bが配置されている。
チ35bは、例えばスイッチの入力時間によって、PW
M制御(パルス幅変調)されている発射ソレノイド(ロ
ータリソレノイド)のパルス幅を変化させることによっ
て発射の強弱(例えば、玉の飛距離)を調整するもの
で、押圧タイプのものが用いられている。この場合、発
射強スイッチ35aを押すと玉の発射勢が強くなり、発
射弱スイッチ35bを押すと玉の発射勢が弱くなる。ま
た、発射勢の強い方向に対して変移量が大きくなってい
る。具体的には、発射強スイッチ35aの1回の入力で
は、発射勢の弱い発射弱スイッチ35bの1回の入力よ
りも玉を発射する変移量が大きくなっている。例えば、
玉の右打ちを余儀なくされるような機種の場合に、即座
に対応できるという利点がある。
チ35a、発射弱スイッチ35bの操作によって可変さ
れた発射強弱レベル(玉の飛距離)を表示するもので、
例えばLEDの点灯個数で発射強弱レベルが分かるよう
になっている。単発スイッチ37は発射操作ハンドル3
5の操作にかかわらず一時的に玉の発射を停止するため
のもので、例えば玉を単発的に発射するようなときに用
いられる。
チンコ機1の前に存在している状態(すなわち、通常、
椅子に座っている状態)を検出するもので、例えば人体
から発する赤外線を検知することにより、遊技者を検出
する。P機前面物体検出センサ38の検出出力は後述の
CPU201に供給され、CPU201はP機前面物体
検出センサ38からの出力に基づき、パチンコ機1の前
に遊技者が存在し、かつ遊技者が発射操作ハンドル35
に触れている場合のみ、発射装置のロータリソレノイド
を作動させて玉の発射を許容し、それ以外の場合には玉
の発射を停止するような制御を行う。
は金枠開閉検出スイッチ41が設けられており、金枠開
閉検出スイッチ41は、図5に具体的に示すように、マ
イクロスイッチによって構成され、金枠12の開閉状態
を検出する。例えば、金枠12が閉じると、金枠本体が
マイクロスイッチに当接して接点がオンし、開くと同接
点がオフするような構成である。なお、後述の図4では
金枠開閉検出スイッチ41の図示を略している。
れ、通常は施錠孔51にキーを挿入して操作することに
より施錠装置によって前面枠11に対して施錠されてい
る。金枠12を開く場合には、施錠孔51に所定のキー
を挿入して回動操作することにより、施錠装置のロック
状態が解除されてオープンする。また、パチンコ機1の
前面枠11の上部には役物装置の大当り時に点灯するタ
ーボランプ(大当り表示器)61が設けられている。さ
らに、ターボランプ61の側方には玉抜き装置を作動さ
せるための玉抜き挿入ピンが挿入可能な挿入ピン穴62
が形成されている。
り、その前面側が遊技領域になっている。遊技領域は任
意の構成をとり得ることができ、例えばいわゆる第1種
に属するもの、第2種に属するもの、あるいは第3種に
属するものなどがあり、パチンコ遊技を行うものであれ
ば、本発明の適用対象になり得る。
ており、具体的には始動口へ玉が入賞すると、センター
役物装置の可動片が玉を受入れ易い開状態になり、この
ときセンター役物装置の特別入賞口に入賞した場合(V
入賞した場合)には、特別態様遊技状態(大当り状態)
に移行し、この特別態様遊技状態では、可動片が最大1
8回の開閉動作を行うとともに、これを1サイクルとし
てV入賞を条件に、例えば最大15サイクルだけ特別態
様遊技を繰り返すことを可能にして遊技者が多くの出玉
を得て、より高い利益を享受することができるようにな
っている。
る。この図において、71はファール玉を集めるファー
ル玉集合路であり、ファール玉集合路71にはファール
玉を検出する通過型のファールセンサ72が配置されて
いる。前面表示パネル14は前面枠11に開閉可能に支
持され、その裏面側には玉の発射数をカウントするカウ
ントセンサ73、上皿21に玉が満杯になったことを検
出する上玉受皿センサ(上玉受皿満杯検出手段)74、
電気的駆動源(例えば、電磁石)を動作させることによ
り、パチンコ玉Tを発射レール75の発射位置に送り出
す玉送り機構76が設けられている。
された付近の拡大図である。図5はパチンコ機1の前面
表示パネル14を開いた状態であり、この図において、
81はパチンコ機1の裏面側に配置された玉排出装置
(図示略)から排出された玉を上皿21へ導く排出開口
部である。排出開口部81は矩形状の排出口82に接続
されるようになっており、この排出口82から上皿21
の玉滞留部に玉が流入する。なお、21Aは前面表示パ
ネル14を開いたとき、排出口82の連結部の玉の溢れ
を玉貯留皿(下皿)32へ導くための下皿入口壁部であ
る。
上玉受皿センサ74が設けられており、上玉受皿センサ
74としては、例えば近接センサタイプのものが使用さ
れ、排出開口部81の部分まで玉が滞留した状態から上
皿21に所定数(上皿21が満杯となる数)以上の玉が
収納されて上皿21が満杯であることを検出する。
り、この図に示すように、玉送り機構76は玉受け部材
91と玉送りソレノイド(電磁石)92とを備えてい
る。玉送り機構76に供給された玉は、玉の流下を阻止
する第1状態にある玉受け部材91に当接して停止す
る。その後、玉受け部材91の上方に配置された電気的
駆動源たる玉送りソレノイド92に通電することによ
り、この玉送りソレノイド92に玉受け部材91が吸着
されると、玉受け部材91の玉受け部91aが玉Tを受
け入れ可能な第2状態に変換される。
受け部材91の玉受け部91aに玉Tが受け入れられ
る。その後、玉送りソレノイド92への通電が停止され
ると、玉受け部91aに玉Tを受け入れた状態で玉受け
部材91が第1状態に復帰し、この玉受け部材91によ
って下方に導かれた玉Tが玉通路93を経て、遊技盤1
3の遊技領域への弾球路を形成するガイドレールと連通
する発射レール75の発射位置へ至るようになってい
る。
すために、両者を接続する通路を開閉する上玉受皿ソレ
ノイドで、上皿玉抜きスイッチ24の操作によってオン
作動するもの、95は上皿21の玉を玉貯留皿32に抜
くとき動作するプレートである。通常は、プレート95
が上皿21と玉貯留皿32とを接続する通路を閉じてお
り(例えば、スプリングによって閉じ位置に付勢されて
いる)、上皿21から供給された玉は閉状態にあるプレ
ート95上を通って発射位置に送られる。一方、上皿玉
抜きスイッチ24を押すと、上玉受皿ソレノイド94に
通電されプレート95が吸引されて上皿21と玉貯留皿
32とを接続する通路が開放する。これにより、図6に
矢印で示すように玉Tが発射位置に送られず、下皿通路
96を通って玉貯留皿32に排出される。このようにし
て、上皿21の玉が玉貯留皿32に移される。
のブロック図である。図7において、この制御系は大き
く分けると、パチンコ遊技や玉の排出等に必要な制御を
行うCPU201と、各種情報信号を受け入れて波形整
形あるいは必要に応じてA/D変換する等の処理を行っ
てCPU201に出力する入力フィルタ202と、CP
U201の作動クロックの基本となる周波数を刻む水晶
(クリスタル)203と、CPU201からの制御信号
をドライブして各種駆動信号を生成して各表示器等に出
力するドライバ204と、CPU201、入力フィルタ
202、ドライバ204に必要な電源を供給する電源部
205と、内部RAMやレジスタの内容を記憶する外付
けのE2PROM206と、パチンコ遊技に関連する各
種状態を検出して必要なデータを入力フィルタ202に
出力するセンサ群と、ドライバ204からの信号によっ
て駆動されるアクチュエータ群とによって構成される。
203、ドライバ204およびE2PROM206は排
出制御装置の機能を実現するもので、マイクロコンピュ
ータを含むボードユニットによって実装されている。そ
して、マイクロコンピュータのボードユニットは島設
備、遊技店の管理装置等との間で制御信号やデータの授
受を行うようになっている。
ン穴62を通して挿入された玉抜き挿入ピンによってオ
ン作動し、玉抜き装置を作動させるための玉抜きスイッ
チ101からの玉抜き信号、賞球データ受信信号線10
2からの賞球データ、同期信号線103からの遊技盤制
御装置と排出制御装置との同期をとる同期信号、セーフ
玉払出装置で1個当て排出されるセーフ玉を検出するセ
ーフセンサ104の出力信号、排出センサ105および
排出センサ106(すなわち、玉排出装置の2条の各排
出センサ)の各出力信号、上皿玉抜きスイッチ(上玉受
皿玉抜きスイッチ)24の出力信号、精算スイッチ23
の出力信号、金枠スイッチ(金枠開閉検出スイッチ)4
1の出力信号、上皿21が満杯であることを検出する上
玉受皿センサ74からの信号、発射操作ハンドル35の
側方に配置された飛距離調整用の発射強スイッチ35a
および発射弱スイッチ35bの出力信号、単発スイッチ
37の出力信号、玉貯留皿32のオーバーフロー状態を
検出するオーバーフロースイッチ107からのオーバー
フロー状態検出信号、P機前面物体検出センサ38の出
力信号、弾発強度の初期値を設定する弾発強度初期設定
スイッチ(ディップスイッチに相当:図29参照)11
1の出力信号、発射操作ハンドル35へのタッチを検出
するタッチセンサ108からの信号に基づいて人体が発
射操作ハンドル35にタッチしていることを検出する人
体検出回路109からの信号、玉抜きソレノイド125
の導通状態あるいは断線状態を監視するために、ソレノ
イド(コイル)の状態を直接入力として取り込み、その
信号の有無で導通、断線と判断する玉抜きソレノイド導
通視回路110からの信号が入力されている。
と玉貯留皿(下玉受皿)32とを連通する玉通路(図示
略)に所定数以上の玉が収納されたとき、オン作動して
オーバーフロー状態を検出する。
とを知らせる金枠ランプ121、入賞によるセーフ玉を
報知するセーフランプ122に対して制御信号が出力さ
れるとともに、管理装置に対して賞球数信号123およ
び金枠開放信号124が出力される。また、ターボラン
プ61、玉抜き装置の玉抜きソレノイド125、玉排出
装置の2条の各排出ソレノイド126、127(以下、
単に排出ソレノイド1、2ということがある)、玉送り
機構76の玉送りソレノイド92、上玉受皿ソレノイド
94、発射装置のロータリソレノイド128、セーフ玉
払出装置で1個当てにセーフ玉を払い出すセーフソレノ
イド129、発射強弱を表示する発射強弱レベルLED
36、クレジット数を表示するクレジット表示器22、
上皿21の玉抜きを表示する100皿LED24a、玉
貯留皿32の玉が一杯になったことを表示する受皿ラン
プ(オーバーフローランプのこと)34に対して制御信
号が出力される。なお、玉抜きソレノイド125に対し
て出力される制御信号を取り込んで前述したように、玉
抜きソレノイド導通監視回路110が玉抜きソレノイド
125の導通、断線を判断するようになっている。
27は玉排出装置で玉の排出を行うときに作動するも
の、セーフソレノイド129はセーフ玉払出装置で1個
当てセーフ玉を排出するときに作動するもの、玉抜きソ
レノイド125は玉抜き装置に内蔵され、貯留タンクな
どの裏メカに存在する玉を抜くとき、玉抜き操作が行わ
れた場合に、玉排出通路のゲートを回収側に切り換える
ためのもの、ロータリソレノイド128は発射位置にあ
る玉を弾発するためのものである。
留球払出手段、過大保留手段および過大保留放出手段と
しての機能を有し、玉排出装置の作動を制御して玉の排
出制御や玉抜き制御を行うとともに、特に本実施例では
上皿21の満杯が検出されたとき、新たな入賞が発生す
ると、上皿21への賞品球の放出を保留するとともに、
保留数が規定値(すなわち、250個)を超えたとき、
上皿21への賞品球の放出を再開するように制御する。
このとき、250個を限度として遊技者が保有するパチ
ンコ玉の数がクレジットとしてクレジット表示器22に
保留表示される。一方、上皿21が満杯でないとき、ク
レジットの保留数が有限値(すなわち、[1]〜[25
0]までの何れかの値で、有限のとき:値が[0]でな
いという意味)、であれば、250個の範囲内で上皿2
1への賞品球の放出を行うような制御を行う。
数払い出し指令が与えられると、上皿21と下皿32と
を閉鎖していた通路を連通させ(すなわち、プレート9
5を開放位置に変位させて上皿21と下皿32を連通
し)、玉排出装置を作動させてそのときのクレジット数
に相当する玉数を払い出して上皿21に放出するような
制御を行う。なお、上皿21が満杯のときは玉供給皿3
2に放出される。さらに、CPU201はオーバーフロ
ー状態が検出されたとき、入賞が発生すると、上皿21
への賞品球の放出を保留し、250個を超えてクレジッ
ト保留数に加える(すなわち、過大保留を行う)ととも
に、オーバーフロー状態が解除されたとき、クレジット
保留数に加えられた過大保留球を上皿21へ放出するよ
うな制御を行う。
れる各種制御の手順を図8〜図31を参照して詳細に説
明する。CPU201による制御は、パチンコ機1の電
源の投入と同時に開始され、電源が投入されている限り
繰り返してその処理が実行される。
ついて図8を参照して説明する。このルーチンは、前述
したようにパチンコ機1の電源の投入後、繰り返して行
われる。
プS10で初期設定を行う。これにより、CPU210
のイニシャライズ、RAMのワーキングエリアがクリア
されたり、フラグの設定、I/Oポートのリセット、サ
ブルーチンのイニシャライズ等が行われる。次いで、ス
テップS12でCPU210をリセットするリセットス
イッチがオンしているか否かを判別し、オンのときはス
テップS26に進んでメモリを初期化する。これによ
り、メモリ(特に、RAM)の内部データがクリアされ
る。ステップS26を経ると、ステップS20に進む。
ときは、ステップS14に進んでメモリチェックを行
う。例えば、RAMにチェック専用の領域を2ヵ所確保
して一方に[55H]、他方に[AAH]を代入してチ
ェックを行う。もし値が違う場合にはメモリ内をクリア
する。すなわち、ステップS16でチェックの結果から
メモリが正常か否かを判別し、正常でない場合はステッ
プS26に進んでメモリを初期化する。また、正常であ
るときはステップS18でバックアップデータを内部R
AMに転送し、ステップS20で初期データを設定す
る。これにより、例えばフラグ、クレジット数、セーフ
玉の数、外部出力などの初期値が設定される。
よび5msタイマをスタートする。これは、後述のよう
に1msタイマ割り込み、5msタイマ割り込みを実行
するためである。次いで、ステップS24でスタートフ
ラグがオンしているか否かを判別する。スタートフラグ
は電源投入後、3秒間のアイドルタイムが経過してから
各制御処理を開始する構成になっているため、この3秒
間のアイドルタイムが経過したときにセットされるもの
である。したがって、アイドルタイムが経過しないとき
は、このステップに留り、経過するとステップS30に
抜けて各制御処理を開始する。
のサブルーチンは繰り返して実行される。なお、各ステ
ップの処理内容は後述のサブルーチンで詳述する。ステ
ップS30では賞球排出処理を行う。これは、賞球が発
生した場合に賞球数に対応する玉を排出するものであ
る。ステップS32ではクレジット排出処理を行う。こ
れは、所定条件下(例えば、上皿21が満杯でなくなっ
たとき、あるいはクレジット保留数が250個を超えた
とき)でクレジット保留数を上皿21へ放出する制御を
行うものである。ステップS34では精算スイッチ処理
を行う。これは、精算スイッチ23が押された場合に、
クレジットに保留された玉の精算を行うものである。
チ処理を行う。100皿とは、上皿21を指す。なお、
図面上およびフローチャートの説明では、適宜、100
皿という表現を用いる。100皿玉抜きスイッチ処理
は、上皿21の玉を下皿32に抜くための処理で、具体
的には上皿玉抜きスイッチ24が押された場合に、上玉
受皿ソレノイド94をオンして上皿21と下皿32との
連通路を閉鎖しているプレート95を変位させて、上皿
21の玉が下皿32に流下することを許容するものであ
る。
う。これは、玉排出装置の玉に異常な移動があった場合
に、これを不正と判断してホール側に回収するための処
理である。ステップS40では玉抜きスイッチ処理を行
う。これは、玉抜きスイッチが操作された場合に、裏メ
カに存在する玉をホール側に抜き取るための処理であ
る。
処理を行う。これは、玉抜きソレノイドの導通を監視し
て遊技者に不当な玉がわたってホール側に損害が出ない
ようにするための処理である。ステップS44では玉な
しエラーチェック処理を行う。これは、玉排出装置に玉
が無いというエラーを監視し、玉無しエラーが発生した
とき、玉排出装置に玉が流入して玉有りの状態になる
と、玉なしエラーを解除するものである。
ップS30〜ステップS44の各処理を実行する各サブ
ルーチンについて説明する。賞球排出処理 図9は賞球排出処理のサブルーチンを示すフローチャー
トである。ステップS50で賞球があるか(すなわち、
賞球データがあるか)否かを判別する。賞球排出を行う
ときには、まずセーフ玉の入力を役物回路が検出し、そ
のセーフ玉の賞球情報をシリアルデータとして排出制御
装置の機能を実現するマイクロコンピュータ(CPU2
01など)を含むボードユニットに送る。排出制御装置
は賞球数を3度一致するまで読み込み、一致したらセー
フソレノイド129をオンしてセーフ玉を排出する。こ
のセーフ玉排出により、役物回路は排出制御装置が賞球
データを受け取ったことを確認し、その後、次のセーフ
玉があれば次の情報を送る。排出制御装置は賞球情報を
受け取ったならば、賞球制御を行うようになっている。
なお、排出制御装置では賞球数記憶と賞球制御とが並列
処理で行われる。
ルーチンにリターンする。したがって、この場合は次の
セーフ玉があるまで待機することになる。一方、賞球が
あるときはステップS52に進んで排出ウエイト中であ
るか否かを判別する。これは、賞品球の排出が終了した
時点で、セーフ玉払出装置のセーフソレノイド129を
1回オンさせて今回のセーフ玉を1個だけ排出するとと
もに、その後、次回の賞品玉を連続して払い出す場合
に、玉の排出動作の間に一定のウエイト時間(例えば、
400ms)を設けてスムーズな排出動作が実行される
ようにしているため、このウエイト時間が経過している
か否かを判別するものである。
きはメインルーチンにリターンし、排出ウエイト中でな
いとき(例えば、連続排出の場合にウエイト時間が経過
したとき、あるいは連続排出でない場合)には、ステッ
プS54に進んで賞球数が[0]であるか否かを判別す
る。賞球数=[0]というデータは、セーフ玉があって
も賞球排出が行われず、不正であることに相当する。し
たがって、賞球数=[0]のときは、ステップS58に
進んで賞品玉を払い出さずに、セーフ玉(不正なセーフ
玉)のみをセーフ玉払出装置によって排出することにな
る。
ないときは、ステップS60に進んで100皿センサ
(すなわち、上玉受皿センサ74)がオンしているか、
上皿21が満杯であるか否かを判別する。上皿21が満
杯のときはステップS62に進んでクレジットが[25
0]未満であるか否かを判別し、クレジットが[25
0]未満のときはステップS56に進んで今回の賞球数
をクレジットに加算する。したがって、上皿21が満杯
であるとき賞球が発生すると、[250]を限度として
クレジットが増加していく。クレジットの増加後に、セ
ーフ玉が排出される。
プS70にジャンプし、賞品球の払い出しを行う。これ
により、上皿21に対して実際に玉が排出される。次い
で、ステップS72で玉排出装置に玉があるか否かを判
別する。これは、玉導出樋などに玉の詰りが発生して玉
排出装置に玉がなくなったような場合である。玉排出装
置に玉があるか否かは、排出カムの上流に配置されてい
る排出センサ105、106が玉の存在を検出している
か否かで判断する。玉排出装置に玉がないときはステッ
プS74で“E−5”のエラーを設定し、クレジット数
表示器22に玉無しエラー“E−5”を表示するととも
に、ステップS76でセーフランプ122を点滅してメ
インルーチンにリターンする。
22の点滅があると、遊技者からホールの係員に通報さ
れ、係員は“E−5”というエラー表示を見て、玉排出
装置に玉がないという不具合に気付き、対応する処置を
取る。これにより、玉無しエラーが解消し、正常に戻
る。また、ステップS72で玉排出装置に玉があるとき
はステップS58に進んでセーフ玉払出装置のセーフソ
レノイド129を1回オンさせて今回のセーフ玉を1個
だけ排出し、その後、メインルーチンにリターンする。
したがって、この場合はクレジットが増加することな
く、賞品球の払い出しが行われ、その後、セーフ玉が排
出されることになる。
50]以上のときはステップS64に進んで、受け皿セ
ンサ(オーバーフロースイッチ107のことで、以下図
面では適宜この表現を用いる)がオンしているか、すな
わち下皿32がオーバーフロー状態か否かを判別する。
オーバーフロースイッチ107がオンしているときは、
これ以上玉の排出を行わずにステップS66でクレジッ
トに加算する。クレジットの加算は、同様に賞球数メモ
リに記憶することによって行われる。したがって、[2
50]を超えて過大保留が行われることになる。また、
オーバーフロースイッチ107がオンしていないとき
は、玉の排出が可能なので、ステップS70にジャンプ
する。これにより、賞品球の払い出し処理が行われ、下
皿21に対して実際に玉が排出される。
ステップS68に進み、クレジットが[1000]未満
であるか否かを判別する。クレジットが[1000]未
満のときはステップS58に分岐して今回のセーフ玉を
1個だけ排出する。一方、クレジットが[1000]以
上のときはそのままメインルーチンにリターンする。し
たがって、この場合はセーフ玉が排出されず、セーフ玉
払出装置内にセーフ玉を溜め込むことになる。そして、
遊技者がオーバーフロー状態に気付いて下皿32の玉を
外部に排出すると、オーバーフロー状態が解消し、再び
賞品球の払い出しが行われることになる。
が発生すると、上皿21への賞品球の放出が保留され、
[250]を限度としてクレジットが増加するととも
に、保留数が規定値(250個)を超えたとき、上皿2
1への賞品球の放出が再開される。したがって、上皿2
1をソフト的に規定値(例えば、250個)だけ大きく
することができ、クレジット化された範囲内では、下皿
32に玉が放出されず、玉を上皿21に上げる必要がな
くなって遊技者にとって便利になるという効果が得られ
る。
が有限値(例えば、250個未満の値)であれば、すな
わち250個未満にクレジットされていれば、250個
の範囲内で上皿21に対して賞品球の放出が行われる。
したがって、適度に実球の払い出しがあり、クレジット
化の利点を享受しつつ、遊技者にとってはパチンコゲー
ムの満足感、面白みを味うことができる。
ーチャートである。このサブルーチンはクレジット保留
数を自動的に払い出す処理を行うものであり、したがっ
て、まず玉を払い出すことが可能なタイミングであるか
否かを判断する必要がある。そのため、ステップS80
で排出ウエイト中であるか否かを判別する。排出ウエイ
ト中のときは玉を払い出すことができないので、メイン
ルーチンにリターンする。
プS82に進んでクレジットが[250]以上であるか
否かを判別する。 (I)クレジットが[250]以上のとき クレジットが[250]以上であれば、これ以上クレジ
ットすると過大保留になるので、賞球があった場合は、
通常、下皿32に賞品球を放出するのを原則とする。す
なわち、この場合はステップS98に進み、受皿センサ
(オーバーフロースイッチ)107がオンしているか、
すなわち下皿32がオーバーフロー状態であるか否かを
判別する。オーバーフロー状態のときは、これ以上、賞
品球を放出することができないので、[250]を超え
て過大保留しリターンする。
ければ、下皿32に賞品球を放出する処理となる。すな
わち、この場合はステップS86に進み、クレジットが
有るか否かを判別する。ここで、クレジット有りとは、
賞球数単位の集合体という意味である。例えば、賞球デ
ータとして7個および15個賞球を採用し、実際に7個
賞球が5回、15個賞球が2回ある場合にクレジットを
集合体として考えると、全体でクレジット=[65]と
なる。そして、クレジットの払い出しは7個又は15個
を1つの単位として払い出される。つまり、クレジット
の払出方法は役物回路から受け取った賞球データ通りに
行われる。
なければ、今回はメインルーチンにリターンする。一
方、クレジットがあれば、ステップS88に進んで、賞
球データに応じた数の賞品球の払い出しを行う。これに
より、下皿32に対して玉が排出される。次いで、ステ
ップS90で玉排出装置に玉があるか否かを判別する。
これは、玉導出樋などに玉の詰りが発生して玉排出装置
に玉がなくなったような場合である(前述したステップ
S72と同様)。玉排出装置に玉がないときはステップ
S94で“E−5”のエラーを設定し、クレジット数表
示器22に玉無しエラー“E−5”を表示するととも
に、ステップS96でセーフランプ122を点滅してメ
インルーチンにリターンする。
22の点滅があると、遊技者からホールの係員に通報さ
れ、係員は“E−5”というエラー表示を見て、玉排出
装置に玉がないという不具合に気付き、対応する処置を
取る。これにより、玉無しエラーが解消し、正常に戻
る。
あるときはステップS92に進んで今回の払い出し賞球
数をクレジットから減算し、その後、メインルーチンに
リターンする。したがって、この場合は実際上クレジッ
トが過大保留分として増加することなく、下皿32に賞
品球の払い出しが行われる。
続するのを原則とし、賞球があった場合は、通常、[2
50]を限度としてクレジット保留する。すなわち、こ
の場合はステップS82の判別結果がNOとなり、続く
ステップS84に進んで100皿センサ(上玉受皿セン
サ74)がオンしているか、すなわち上皿21が満杯で
あるか否かを判別する。上皿21が満杯のときはメイン
ルーチンにリターンする。したがって、クレジットが
[250]未満であっても上皿21が満杯であるから、
これ以上、賞品球が排出されない。このときは先に述べ
た賞球排出処理のルーチンで賞品球がクレジットに加算
されることになる。一方、ステップS84で上皿21が
満杯でないときはステップS86に進み、以後、上記同
様の処理を行う。
度としてクレジット保留し、[250]を超えると、賞
品球を排出し、さらに下皿32がオーバーフロー状態に
なると、[250]を超えて過大保留が行われ、オーバ
ーフローが解除されると、過大保留分が払い出される。
チャートである。このサブルーチンは手動によってクレ
ジット保留数を払い出す制御を行うものである。まず、
ステップS100で精算スイッチ23がオンしたか否か
を判別し、オンしていなければ精算する必要がないの
で、メインルーチンにリターンする。
ば、ステップS102に進んでクレジットがあるか(ク
レジットによって賞品球が保留されているか)否かを判
別する。クレジットがなければ同様に精算する必要がな
いので、メインルーチンにリターンし、クレジットがあ
れば、ステップS104で100皿玉抜きソレノイド
(上玉受皿ソレノイド94のことで、以下図面では適宜
この表現を用いる)がオンしているか、すなわち上皿2
1と下皿32とを連通する通路が開放されているか否か
を判別する。なお、後述のようにクレジットの払い出し
は賞球数単位で行われるから、ステップS102の判別
を行うことにより、クレジットがなくなったか否か、つ
まりクレジットを全て払い出したか否かが判断される。
き、一般には多量の玉が排出されるので、上皿21に排
出された玉が直ちに下皿32に排出可能とすることによ
り、スムーズな精算が行えるようにするためである。1
00皿玉抜きソレノイドがオンしているときは、ステッ
プS106をジャンプしてステップS108に進む。こ
れに対して、100皿玉抜きソレノイドがオンしていな
いときは、ステップS106に進んで100皿玉抜きス
イッチ処理を行う(図12のサブルーチン参照)。この
処理は、上皿玉抜きスイッチ24のオンによって100
皿玉抜きソレノイドをオンさせるものである。ステップ
S106を経ると、ステップS108に進む。
から受け取った賞球データ通りに行われる。そのため、
賞球があった場合は、賞球数別に記憶され、クレジット
に加算されていく。例えば、7個賞球は10箇所、15
個賞球は5箇所、あるいは10個賞球は10箇所、など
と各賞球用の記憶エリアが0〜15箇所の範囲で設けら
れる。したがって、7個賞球に対するクレジットの払い
出しは7個単位で行われ、15個賞球に対するクレジッ
トの払い出しは15個単位で行われる。ステップS10
8でクレジットが有るか否かを判別しているのは、賞球
に対応する数でクレジットの払い出しを行うために、そ
の数値を確認するためである。
び[15]個を採用しており、入賞すると、入賞口の種
類によって[7]あるいは[15]個の何れかの賞球デ
ータがある。ステップS108の判別結果でクレジット
があるときは、ステップS114以降の処理を実行して
クレジットを払い出すことになる。また、ステップS1
08の判別結果でクレジットがないときはリターンし
て、精算スイッチ処理を終了する。
このステップで精算スイッチ23がオンしたか否かを判
別する。これは、精算スイッチ23からの信号の再入力
があったか否かを判断するものであり、精算スイッチ2
3が2回押されると、精算処理を中止するためである。
したがって、ステップS114の判別結果がYESのと
きは再入力があったとしてメインルーチンにリターン
し、精算処理を中止する。精算スイッチ23からの信号
の再入力がなければ、ステップS116に進み、以後、
精算処理を実行することになる。
のステップで受け皿センサ(オーバーフロースイッチ1
07)がオンしているか、つまり下皿32がオーバーフ
ロー状態か否かを判別する。オーバーフロー状態のとき
は、これ以上玉の排出を行うことができないので、ステ
ップS114に戻り、再びステップS116に進むこと
になる。したがって、オーバーフロー状態が解消するま
で、ステップS116に待機することになる。そして、
オーバーフロー状態が解消すると、ステップS116の
判別結果がNOになってステップS118に進む。
るか否かを判別し、排出ウエイト中のときは玉を払い出
すことができないので、ステップS114に戻る。そし
て、排出ウエイト中でなくなると、ステップS120に
進んで受け皿ランプ(オーバーフローランプ34)を点
滅する。これにより、精算によるクレジットの払い出し
を行うことが遊技者に報知される。
出しを行う。これにより、上皿21に対してクレジット
された玉が賞球数別に排出される。次いで、ステップS
124で玉排出装置に玉がないか否かを判別する。これ
は、玉導出樋などに玉の詰りが発生して玉排出装置に玉
がなくなったような場合である。玉排出装置に玉がない
ときはステップS126で受け皿センサ(オーバーフロ
ースイッチ107)がオンしているか、つまり下皿32
がオーバーフロー状態か否かを判別する。オーバーフロ
ー状態のときは、これ以上玉の排出を行うことができな
いので、ステップS130で“E−5”のエラーを設定
し、クレジット数表示器22に玉無しエラー“E−5”
を表示する。これにより、遊技者は玉無しエラーを知る
ことができる。
状態でないときは、ステップS128に進んで受け皿ラ
ンプ(オーバーフローランプ34)の点滅を停止してス
テップS130に進む。このように、玉排出装置に玉が
ないときはオーバーフロー状態か否かによって受け皿ラ
ンプの点滅を制御した後に、クレジット数表示器22に
玉無しエラー“E−5”を表示する。
ップS132で玉排出装置の排出ソレノイド1、2(排
出ソレノイド126および排出ソレノイド127のこと
で、以下図面では適宜この表現を用いる)に玉が有るか
否かを判別する。これは、玉排出装置の2条の排出カム
の部分に玉が有り、排出可能であるか否かを判断するも
のである。
ノイド1、2に玉がなければ、このステップで玉が存在
するまで待機して、ステップS114に戻る。したがっ
て、以後は上記各ステップを経て保留玉の払い出しが行
われる。一方、ステップS124で玉排出装置に玉があ
るときは、ステップS134に分岐して払い出し賞球数
をクレジットから減算し、その後、ステップS108に
戻る。
保留数を払い出す制御が行われ、玉の排出はクレジット
が[0]になるまで行われる。この場合、ゲームの精算
時に実球を払い出すとき、1000個〜2000個とい
う大量の玉を連続して払い出すのと異なり、少ないクレ
ジット数であるから、玉の排出機構で玉が噛んだり(玉
がみの発生)、あるいは玉が詰ったりして玉の排出装置
にトラブルが発生するという事態を避けることができ
る。また、同様に少ないクレジット数を払い出すことで
済むから、玉の補給も十分に行うことができ、補給関連
装置(例えば、貯留タンク、島設備等)のトラブル発生
を抑えることができる。さらに、クレジット数が少ない
ので、現実のパチンコ遊技機との違和感がないという効
果を得ることができる。
示すフローチャートである。このサブルーチンは、上皿
21の玉を下皿32に抜くための処理である。まず、ス
テップS140で上玉受皿ソレノイド94がタイムアウ
トしたか否かを判別する。このタイムアウトとは、例え
ば上玉受皿ソレノイド94が10分間オンしていると、
殆どの玉を上皿21から排出することが可能なので、上
玉受皿ソレノイド94をオンしてから10分間が経過し
たか否かということである。
ていないとき、すなわち10分間が経過していないとき
はステップS142に進んで100皿玉抜きスイッチ
(上玉受皿玉抜きスイッチ24のことで、以下図面では
適宜この表現を用いる)がオンしているか否かを判別す
る。上玉受皿玉抜きスイッチ24がオンしていないとき
はメインルーチンにリターンし、オンしているときはス
テップS144に進んで上玉受皿ソレノイド94がオン
中であるか否かを判別する。上玉受皿ソレノイド94が
オン中でなければ、ステップS146で上玉受皿ソレノ
イド94をオンする。これにより、上皿21と下皿32
との連通路を閉鎖しているプレート95が変位し、上皿
21の玉が下皿32に流下し始める。
D24aを点滅(例えば、130msの周期で点滅)し
て遊技者に上皿21と下皿32との連通路が開放されて
いることを報知する。次いで、ステップS150で10
分間タイマをスタートさせてメインルーチンにリターン
する。このように、上玉受皿玉抜きスイッチ24をオン
操作すると、10分間だけ上玉受皿ソレノイド94をオ
ンして上皿21と下皿32との連通路が開放し、上皿2
1の玉が下皿32に流下する。
ソレノイド94がタイムアウトしたとき、すなわち10
分間が経過したときはステップS152に進んで10分
タイマをクリアするとともに、ステップS154で10
0皿LED24aの点滅を停止する。次いで、ステップ
S156で上玉受皿ソレノイド94を100msの間隔
で周期的にオン/オフしてメインルーチンにリターンす
る。すなわち、上玉受皿ソレノイド94を100msオ
フ、100msオンし、その後オフして終了する。これ
により、上玉受皿ソレノイド94によって駆動されるプ
レート95が閉じ位置に移動して上皿21と下皿32と
の連通路を閉鎖するが、このときプレート95が100
msの間隔で周期的に2回開閉移動し、玉がみを防止し
つつ上皿21と下皿32との連通路が閉じられる。
玉受皿玉抜きスイッチ24)のオン操作により上玉受皿
ソレノイド94がオンし、上玉受皿ソレノイド94オン
中100皿LED24aが130msの点滅を行う。な
お、精算スイッチ23を押した場合も同様の処理であ
る。ただし、精算スイッチ23を押す前に上玉受皿ソレ
ノイド94がオン中であれば、無視される。再び100
皿玉抜きスイッチオン又は1度目が押されてから10分
後なら上玉受皿ソレノイド94を100msオフ、10
0msオン後オフし、玉がみを防止して終了する。
ャートである。このサブルーチンは、不正な玉の移動を
監視するものである。まず、ステップS170で玉の不
正移動があるか否かを判別する。例えば、玉排出装置の
排出カムが外部からの不正操作によって駆動されて、賞
球の発生がないのに玉排出装置内部の玉が移動したよう
な場合である。
リターンする。玉の不正移動があるときはステップS1
72で玉抜き装置の玉抜きソレノイド125をオンす
る。これにより、ゲートが切り換えられて玉の排出通路
がホール側につながり、不正な玉がホール側に回収され
る。次いで、ステップS174で“E−1”のエラーを
設定し、クレジット数表示器22に不正エラー“E−
1”を表示するとともに、セーフランプ122を点滅さ
せる。不正エラー表示およびセーフランプ122の点滅
により、不正行為に対する警告が行われる。
ッチがオンしたか否かを判別する。これは、不正エラー
があった場合、ホールの係員によって排出制御装置がリ
セットされないと、通常動作に復帰しないようになって
いるためである。リセットスイッチがオンしていなとき
は、このステップに待機し、オンすると、続くステップ
S178に進んで玉抜き装置の玉抜きソレノイド125
をオフする。これにより、ゲートが切り換えられて玉の
排出通路が再び上皿21につながり、遊技者側への玉の
排出が可能になる。次いで、ステップS180でセーフ
ランプ122の点滅を停止し、メインルーチンにリター
ンする。
示すフローチャートである。このサブルーチンは、パチ
ンコ機1の裏メカに存在する玉をホールの閉店後などに
ホール側に回収するための処理である。図14におい
て、まず、ステップS200で玉抜きスイッチ101が
操作されてオンしたか否かを判別する。玉抜きスイッチ
101がオンしていないときはメインルーチンにリター
ンし、オンすると、ステップS202に進んで1秒ウエ
イト中であるか否かを判別する。これは、玉抜きスイッ
チ処理後、1秒間は次の入力受け付けを行わないためで
ある。なお、排出エラー中および玉貸機を備えたパチン
コ機で、玉貸中の場合は玉抜きスイッチ101の入力は
無効にする。
はメインルーチンにリターンし、1秒ウエイト中でない
ときは続くステップS204に進んで玉抜きソレノイド
125をオンするとともに、ステップS206で玉排出
装置の2条の各排出ソレノイド126、127を共にオ
ンする。このように、玉抜きスイッチ101がオンする
と、その1秒後に玉抜きソレノイド125および各排出
ソレノイド126、127がオンする。したがって、玉
抜きソレノイド125のオンによりゲートが切り換えら
れて玉の排出通路がホール側につながり、排出ソレノイ
ド126、127のオンにより玉排出装置が作動して玉
が排出され、裏メカの玉をホール側に回収する作業が開
始する。
イッチ101がオンしたか否かを判別する。これは、玉
抜きスイッチ101の再入力を監視するものである。再
入力があると、図15のステップS224以降に進んで
玉抜きを停止する。一方、玉抜きスイッチ101の再入
力がなければ、ステップS210で玉抜きエラー監視処
理を行う。これは、玉抜き動作にエラーがないか否かを
監視するものである(詳細はサブルーチで後述する)。
ステップS212では玉抜きエラーがあるか否かを判別
し、玉抜きエラーがあれば、ステップS224に進んで
玉抜きを停止する。
S214に進み、排出ソレノイド1(排出ソレノイド1
26のこと、以下同様)に玉がないか否かを判別する。
排出ソレノイド1に玉があるときはステップS208に
戻って玉抜きを繰り返し、排出ソレノイド1に玉がなけ
ればステップS216に進んで排出ソレノイド2(排出
ソレノイド127のこと、以下同様)に玉がないか否か
を判別する。排出ソレノイド2に玉があるときはステッ
プS208に戻って玉抜きを繰り返し、排出ソレノイド
2に玉がなければステップS218に進んで3秒間玉な
しが続いたか否かを判別する。
プS220で2分がタイムアウトしたか否かを判別す
る。これは、2分もあれば裏メカ(例えば、主に貯留タ
ンク)にある玉を殆ど抜くことが可能であるから、2分
の経過を判断しているのである。2分がタイムアウトし
ていなければステップS208に戻って玉抜きを繰り返
し、2分がタイムアウトすると、ステップS222に進
んで排出ソレノイド1、2をオフする。これにより、玉
排出装置の玉の排出作動が停止する。なお、玉抜き処理
中の玉抜き処理停止時は(玉の移動があるときは)、排
出ソレノイド1、2をオフするタイミングとしては、各
排出センサ105、106で玉の立上がりエッジを検出
したとき、該当する排出ソレノイドをオフする。
5、106により各排出ソレノイド1、2に玉があるか
否かをそれぞれ監視し、排出センサ105、106が3
秒間玉無しになることにより、排出ソレノイド1、2お
よび玉抜きソレノイド125をオフする。その後、玉抜
きソレノイド125のオン/オフを2回行う。
で玉抜きソレノイド125を500msの間隔で周期的
に3回オン/オフしてステップS230に進む。すなわ
ち、玉抜きソレノイド125を500msオフ、500
msオンし、その後同様のオン/オフ動作を2回繰り返
して最後にオフして終了する。これにより、玉抜きソレ
ノイド125が断続的に開閉作動し、玉抜き装置のゲー
トにおける玉がみを防止しつつ、玉の排出通路がホール
側から再び上皿21側につながる。
後であるか否かを判別し、玉抜きエラーの発生後でなけ
れば、ステップS236に進んで1秒ウエイトタイマを
スタートしてメインルーチンにリターンする。1秒ウエ
イトタイマは、玉抜きスイッチ処理後、1秒間は次の入
力受け付けを行わないために、その時間(1秒)をカウ
ントするためのものである。一方、ステップS230で
玉抜きエラーの発生後という判別結果のときはステップ
S232に進み、リセットスイッチがオンしているか否
かを判別する。
このステップに待機し、オンするとステップS234に
進んでセーフランプ122の点滅を停止する。なお、セ
ーフランプ122は前述したステップS210の玉抜き
エラー監視処理で所定条件のとき(すなわち、玉抜きエ
ラーがあるとき)に点滅を開始する。セーフランプ12
2の点滅を停止した後は、ステップS236に進む。
があるときを詳述すると、このときは前述したようにス
テップS224に進み、排出ソレノイド1、2を共にオ
フするとともに、ステップS226で3秒のウエイト時
間だけ待機する。3秒間待つのは玉抜きエラー発生によ
って排出ソレノイド1、2を直ちにオフしたので、玉排
出装置の作動による玉の排出がなくなって安定する時間
として設けたものてある。3秒間が経過すると、次い
で、ステップS228に進み、玉抜きソレノイド125
を断続的に3回オン/オフし最後にオフして終了する。
その後はステップS230に進む。
を示すフローチャートである。このサブルーチンは、玉
抜きソレノイド125に対する不正、コネクタの抜け、
断線などの異常状態を監視するための処理である。玉抜
きソレノイド125は、玉の排出通路を遊技者側とホー
ル側に切り替える切換ゲートであるので、現在の切換ゲ
ートの位置を把握しておかないと、不当な利益が遊技者
に与えられ、ホール側が不利益を被るおそれがあるから
である。
ド125の導通監視信号が有るか否かを判別する。これ
は、玉抜きソレノイド125の導通状態を監視するもの
で、玉抜きソレノイド125の導通あるいは断線を監視
するために、ソレノイド(コイル)の状態を直接入力と
して取り込んでいる玉抜きソレノイド導通監視回路11
0からの信号に基づき、その信号の有無で導通、断線と
判断する。この信号の監視は常時行い、信号有りが10
msで導通確定とし、信号無しが10msで断線確定と
する。アイドルタイム中は検出を行わず、導通確定とし
て開始する。導通監視信号が有る場合は正常であると判
断してメインルーチンにリターンする。
玉抜きソレノイド125のコネクタの抜け、断線などの
異常状態が考えられるとしてステップS252で玉抜き
ソレノイド125をオフする。このとき、例えばコネク
タの抜け、断線などで玉抜きソレノイド125に通電さ
れず玉抜き処理が行われると、玉排出装置から排出され
る玉は排出通路のゲートがホール側に切り替えられない
ため、遊技者の方に流れてしまう。このため、遊技者は
不当な利益を得ることになる。
排出ソレノイド1、2をオフする。これにより、玉排出
装置から玉が排出されなくなる。したがって、仮に排出
通路のゲートが遊技者側に切り換えられていても、ホー
ル側が不利益を被ることがなくなる。
エラーを設定し、クレジット数表示器22に導通エラー
“E−4”を表示するとともに、ステップS258でセ
ーフランプ122を点滅させる。導通エラー表示および
セーフランプ122の点滅により、玉抜きソレノイド1
25についての導通エラーが報知される。
ッチがオンしたか否かを判別する。これは、導通エラー
があった場合、ホールの係員によって排出制御装置がリ
セットされないと、通常動作に復帰しないようになって
いるためである。リセットスイッチがオンしていないと
きは、このステップに待機し、オンすると、続くステッ
プS262に進んでセーフランプ122の点滅を停止
し、メインルーチンにリターンする。
である。このサブルーチンは、停電したときの処理を行
うものである。まず、ステップS270でスタックポイ
ンタを格納し(つまり退避させ)、ステップS272で
排出ソレノイド1、2をオフする。これは、停電時の制
御命令の順序をそのまま保存するとともに、不当に玉が
排出されないようにするためである。
オンし、ステップS276で出力状態を格納する。出力
状態としては、出力ポート、ソレノイドの導通状態など
の停電時の信号出力状態を退避するものである。次い
で、ステップS278で内部RAMのデータを外部メモ
リであるE2PROM206に転送する。これにより、
内部RAMのデータが保存され、停電復帰に備えられ
る。次いで、ステップS280でポート出力を初期状態
にする。例えば、玉が排出されない初期の状態にする等
である。次いで、ステップS282で停電の復帰を待
ち、停電から復帰すると、メインルーチンにリターンす
る。
フローチャートである。このサブルーチンは、実際に玉
を払い出す処理(例えば、ステップS70の処理)を行
うものである。まず、ステップS300でエラーカウン
タをクリアする。エラーカウンタは賞球動作以外に正規
の玉の払い出し毎にクリアされるものである。次いで、
ステップS302で排出ソレノイドを選択する。例え
ば、7個賞球のときは片方の排出ソレノイドを選択し、
15個賞球のときは2条の排出ソレノイドを選択する。
例えば、15個賞球のときは一方の排出ソレノイド1か
ら7個を賞球し、他方の排出ソレノイド2から8個を賞
球する。
ソレノイドに玉があるか否かを判別する。これは、対応
する排出センサが玉有りを検出しているか否かに基づい
て判断する。使用する排出ソレノイドに玉がなければ、
玉を排出できないので、メインルーチンにリターンし、
次回以降のルーチンで玉があるまで待つ。一方、使用す
る排出ソレノイドに玉があれば、ステップS306に進
んで玉数が[0]であるか、つまり賞球データが[0]
であるか否かを判別する。玉数=[0]のときは排出す
べき数がないので、メインルーチンにリターンし、玉数
が[0]でなく他の値のときは(例えば、[7]あるい
は[15]のとき)、ステップS308で排出ウエイト
中であるか否かを判別する。
イト中でなくなると、ステップS310で排出玉数を設
定する。例えば、賞球データに基づき7個賞球のときは
排出玉数[7]を設定し、15個賞球のときは排出玉数
[15]を設定する。次いで、ステップS312で玉数
が[1]であるか、つまり設定された排出玉数が[1]
であるか否かを判別する。玉数=[1]のときはステッ
プS314で玉1個排出フラグをオンしてステップS3
16に進む。これは、1個賞球が他の賞球数の排出方法
と異なるため、分別を行うためである。一方、玉数が
[1]でないときはステップS314をジャンプしてス
テップS316に進む。
を点灯し、払い出しを報知する。次いで、ステップS3
18で排出タイマ、をスタートさせる。まず、排出
タイマは賞球排出が3秒間で終了しないと、エラーと
判断するために、その時間をカウントするものである。
また、排出タイマは排出センサ105、106に20
0ms間玉の停留があった場合、エラーと判断するため
に、その時間をカウントするものである。
サがオンしているか否かを判別し、オンしているときは
さらにステップS322で受け皿ランプ34が点滅中か
(過大保留の玉の排出を報知中か)否かを判別する。受
け皿ランプ34が点滅中でなければ、続くステップS3
24で受け皿ランプ34を点滅させ、ステップS326
に進む。一方、ステップS320でNOのとき(100
皿センサがオフのとき)あるいはステップS322で既
に受け皿ランプ34が点滅中のときはステップS324
をジャンプしてステップS326に進む。
ノイドをオンする。これにより、玉排出装置から玉の排
出が開始する。次いで、ステップS328で排出タイマ
がタイムアップしたか(例えば、玉止りエラー:排出
の途中で玉が止ったか)、ステップS330で排出タイ
マがタイムアップしたか、さらにステップS332で
排出ソレノイド1、2がオフしたか否かをそれぞれ判別
する。排出タイマがタイムアップしていないときはス
テップS330に進み、ステップS330で排出タイマ
がタイムアップしていないときはステップS332に
進む。そして、ステップS332で排出ソレノイド1、
2がオフしていなければ、ステップS328に戻る。
排出途中でもステップS334以降のステップに進む。
また、排出タイマがタイムアップしたときも、ステッ
プS334以降のステップに進む。さらに、排出ソレノ
イド1、2がオフしたときもステップS334以降のス
テップに進む。
(以下、実排出玉数という)を計算し、ステップS33
6で賞球リレー数を計算してホールの管理装置に送信す
る。次いで、ステップS338で賞球リレーカウンタが
[0]であるか否かを判別し、賞球リレーカウンタが
[0]でないときはステップS340で賞球リレーにオ
ン指示を出し、ステップS342に進む。一方、既に賞
球リレーカウンタが[0]のときはステップS340を
ジャンプしてステップS342に進む。したがって、賞
球リレーカウンタが[0]でないときは賞球リレーがオ
ンして賞球リレーカウンタから[1]が減算される。
排出玉数が10個毎に賞球リレーカウンタを[1]加算
する。したがって、実排出玉数が15個の場合は、賞球
リレーカウンタを[1]加算して残りの5個は、次の実
排出玉数と合せて10個になった時点で賞球リレーカウ
ンタを[1]加算する。そして、賞球リレーカウンタが
有限値のときは賞球リレーをオンさせ、管理装置に賞球
数10個を知らせるとともに、賞球リレーカウンタを
[1]減算する。
したので、セーフランプ122を消灯する。次いで、ス
テップS344で排出ウエイトタイマをスタートさせ
る。これは、連続して玉の払い出しを行う場合のウエイ
ト時間をカウントするためである。次いで、ステップS
346で排出補正をしたか否かを判別する。これは、例
えば15個賞球のときに14個しか排出していないよう
な場合に、補正として1個を排出したか否かを判別する
ものである。
進んで排出エラーか否かを判別し、排出エラーのときは
図20のステップS362に進む。ステップS358で
排出エラーでなければ、ステップS360に進んで残り
の玉数があるか否かを判別する。残りの玉数があれば、
ステップS356に進み、なければメインルーチンにリ
ターンする。
プS348に進んで補正があるか否かを判別する。補正
がなければ、ステップS358に進む。補正があれば、
ステップS350で補正玉数を計算する。例えば、15
個賞球のときに14個しか排出していないような場合、
補正玉数は1個となる。また、15個賞球のときに7個
しか排出していないような場合、補正玉数は8個となる
次いで、ステップS352で排出エラーか否かを判別
し、排出エラーのときは排出不可能と判断してステップ
S362に進み、排出エラーでないときは排出補正可能
と判断してステップS354で“E−0”エラー(補正
を必要とするエラー表示)を設定する。
ノイドに玉があるか否かを判別し、玉がなければこのス
テップに待機し、玉があると、図20のステップS38
2にジャンプする。図20に移り、ステップS382で
は残りの玉数を計算し、ステップS384で排出ソレノ
イドを選択してステップS306に戻る。したがって、
以後、残りの玉数に対応する玉が排出される。
んだ場合について説明する。ステップS362では排出
タイマがタイムアップしたか否かを判別する。YES
のときはステップS364で“E−3”のエラーを設定
し、クレジット数表示器22に排出タイムアウトエラー
“E−3”を表示する。これにより、排出タイムアウト
エラーであることが報知される。
ッチがオンしたか否かを判別する。これは、排出タイマ
がタイムアップした場合、ホールの係員によって排出
制御装置がリセットされないと、通常動作に復帰しない
ようになっているためである。リセットスイッチがオン
していないときは、このステップに待機し、オンする
と、続くステップS368に進んで排出ソレノイド1、
2に玉があるか否かを判別し、玉がなければこのステッ
プに待機し、玉があるようになると、ステップS370
に進んで残りの玉数を計算し、図18のステップS30
2に戻る。したがって、排出時に排出センサ105、1
06内に200ms間の玉の停留が認められた場合に
は、リセットスイッチの入力を待って、排出ソレノイド
1、2の玉有りを確認してから、再度残り玉数の排出が
実行される。
タイムアップエラーでないときは、ステップS372に
進み、トライカウンタをインクリメントする。トライカ
ウンタは排出の再試行をカウントするものである。次い
で、ステップS374でトライ数が「3」であるか否か
を判別し、まだ「3」になっていないとき(3回トライ
していないとき)には、ステップS380以降の処理を
行って再度残り玉数の排出を実行する。
排出ソレノイドの玉有りを確認してから(玉が無けれ
ば、“E−5”のエラーになる)、ステップS382に
進んで残りの玉数を計算し、ステップS384で排出ソ
レノイドを選択してステップS306に戻る。したがっ
て、再度残り玉数の排出が実行される。この場合、ステ
ップS374でトライ数が「3」であるか否かを判別し
ているので、結局、排出規定時間(3秒)内に規定数の
玉を排出できなかったエラーの場合には、排出ソレノイ
ド1、2の玉有りを確認してから、再度残り玉数の排出
を3回まで(初回を含めて)試みることになる。
ップS374でYESに分岐してステップS376に進
み、“E−2”のエラーを設定し、クレジット数表示器
22に排出エラー“E−2”を表示する。これにより、
残りの玉が排出されていないエラーであることが報知さ
れる。次いで、ステップS378で排出ソレノイド1、
2に玉があるか否かを判別し、無ければ“E−5”のエ
ラーを表示し、玉があるようになると、ステップS37
0に進んで残りの玉数を計算した後、ステップS302
に戻る。したがって、トライ数が3回を過ぎると、“E
−2”エラーが表示され、残り数が排出されるまで、玉
払い出し処理を繰り返すことになる。
ローチャートである。このサブルーチンは、玉抜き処理
のときのエラーを監視するもので、前述したステップS
210の詳細なフローである。まず、ステップS400
で排出センサ1(排出センサ105のこと)が玉有りを
連続して200ms以上検出しているか(排出センサ1
で玉有りが連続200ms続いているか)否かを判別す
る。排出センサ1で玉有りが連続200ms続いている
ときは、玉排出装置内の一方の通路に玉が残っており、
玉抜きが完全に終了していないと判断してステップS4
06に進み、“E−4”のエラーを設定し、クレジット
数表示器22に玉抜きエラー“E−4”を表示するとと
もに、ステップS408でセーフランプ122を点滅さ
せる。玉抜きエラー表示およびセーフランプ122の点
滅により、玉抜き処理中のエラーが報知される。ステッ
プS408を経ると、メインルーチンにリターンする。
玉有りが連続200ms続いていないときには、玉排出
装置内の一方の通路には玉が残っていないと判断してス
テップS402に進む。ステップS402では同様に排
出センサ2(排出センサ106のこと)が玉有りを連続
して200ms以上検出しているか(排出センサ2で玉
有りが連続200ms続いているか)否かを判別する。
排出センサ2で玉有りが連続200ms続いているとき
は、玉排出装置内の他方の通路に玉が残っており、玉抜
きが完全に終了していないと判断してステップS406
に進み、“E−4”のエラーを設定し、クレジット数表
示器22に玉抜きエラー“E−4”を表示するととも
に、ステップS408でセーフランプ122を点滅す
る。
ms続いていないときには、玉排出装置内の他方の通路
にも玉が残っていないと判断してステップS404に進
む。ステップS404では玉抜きソレノイド125の導
通監視信号が有るか否かを判別する。導通監視信号が有
る場合は正常であると判断してメインルーチンにリター
ンする。一方、導通監視信号がないときはコネクタの抜
け、断線などの異常状態が考えられるとしてステップS
406に進んで“E−4”のエラーを設定し、クレジッ
ト数表示器22に玉抜きエラー“E−4”を表示すると
ともに、ステップS408でセーフランプ122を点滅
する。
ローチャートである。このサブルーチンは、玉排出装置
の玉なし状態から復帰するときの処理を行うもので、メ
インルーチンのステップS44の詳細なフローである。
まず、ステップS420で玉なしエラー中であるか否か
を判別する。これは、玉導出樋などに玉の詰りが発生し
て玉排出装置に玉がなくなったようなエラーが発生した
場合である。玉排出装置に玉があるか否かは、排出カム
の上流に配置されている排出センサ1、2が玉の存在を
検出しているか否かで判断する。
にリターンし、玉なしエラーのときはステップS422
に進んで排出センサ1、2が玉の存在を検出している
(玉有り)か否かを判断する。これは、エラーの状態か
ら玉有りという正規の状態に復帰したか否かを判断する
ものである。依然として玉なしのときはメインルーチン
にリターンし、排出センサ1、2が玉の存在を検出する
と、ステップS424で“E−5”のエラーを解除し、
クレジット数表示器22に表示していた玉無しエラー
“E−5”表示を消すとともに、ステップS426でセ
ーフランプ122の点滅をオフしてメインルーチンにリ
ターンする。このようにして、玉なし状態からの復帰処
理が行われる。
ローチャートである。メインルーチンのステップS22
で1msタイマがスタートすると、メインルーチンに割
り込んで1ms毎にこの処理を実行し、処理後はメイン
ルーチンにリターンすることになる。
かを判別する。これは、例えば玉1個排出フラグがある
か否かで判断する。玉1個排出のとき(玉1個排出フラ
グ=1のとき)はステップS502で玉1個排出処理を
行い、その後、ステップS504に進む。これにより、
玉排出装置から玉が1個排出される。一方、玉1個排出
でないとき(玉1個排出フラグ=0のとき)はステップ
S502をジャンプしてステップS504に進む。
玉監視処理を行う。これは、玉排出装置の排出ソレノイ
ド1に玉があるか否かを監視するもので、例えば排出カ
ムの上流に配置されている排出センサ1が玉の存在を検
出しているか否かで判断する。次いで、ステップS50
6で同様に排出ソレノイド2の玉監視処理を行う。これ
は、玉排出装置の排出ソレノイド2に玉があるか否かを
監視するもので、例えば排出カムの上流に配置されてい
る排出センサ2が玉の存在を検出しているか否かで判断
する。
状態を入力する。これは、各種スイッチ、センサ類の出
力信号を論理変換し、チャタリング除去等を行って各種
の入力情報を得るものである。具体的には、停電状態、
玉抜きソレノイド導通状態、100皿玉抜きスイッチ、
精算スイッチ23、金枠スイッチ41、発射強スイッチ
35a、発射弱スイッチ35bなどの入力情報を得る。
次いで、ステップS510でセーフセンサ104の監視
処理、つまり入賞によるセーフ玉があるか否かを監視す
る。次いで、ステップS512で玉抜きソレノイド12
5への導通監視処理を行う。これは、玉抜きソレノイド
125が断線しているか否かを監視するものである。
監視処理を行う。これは、タッチセンサ108の信号か
ら遊技者が操作ハンドル35にタッチしているか否かを
監視するものである。次いで、ステップS516で発射
処理を行う。これは、玉の発射を制御するもので、詳細
はサブルーチンで後述する。次いで、ステップS518
で7セグメントの表示処理、つまりクレジット保留数を
クレジット表示器22のLEDに表示する処理を行う。
ステップS518の処理が終わると、1msタイマ割り
込みが終了してメインルーチンにリターンする。
ーチンを示すフローチャートである。まず、ステップS
530で単発スイッチ37がオンしているか否かを判別
する。これは、玉を1宛て発射するように単発スイッチ
37がオン操作されているか否かを判断するもので、単
発スイッチ37がオンしているときはリターンし、単発
スイッチ37がオンしていないときはステップS532
でタッチセンサ108がオンしているか、つまり遊技者
が操作ハンドル35にタッチしているか否かを判別す
る。
ないときはリターンし、タッチしているときはステップ
S534に進んでP機前面物体検出センサ38がオンし
ているか、つまり遊技者がパチンコ機1の前面に存在し
ている(例えば、座っている)か否かを判別する。P機
前面物体検出センサ38がオフのときはリターンし、オ
ンしていると、ステップS536で玉の発射処理を行
う。その後、リターンする。したがって、パチンコ機1
の前に遊技者が存在し、単発スイッチ37がオフで、か
つ遊技者が発射操作ハンドル35に触れている場合の
み、発射装置のロータリソレノイドが作動して玉の発射
が行われる。それ以外の場合には玉の発射が停止され
る。
ローチャートである。メインルーチンのステップS22
で5msタイマがスタートすると、メインルーチンに割
り込んで5ms毎にこの処理を実行し、処理後はメイン
ルーチンにリターンすることになる。まず、ステップS
550で5msタイマ割込のスタートフラグがあるか否
かを判別し、スタートフラグがないときはステップS5
51に進んで3秒が経過したか否かを判別する。なお、
スタートフラグは電源投入時に3秒というアイドルタイ
ムを作るためのものである。本ルーチンは5ms毎の割
り込みであるから、5msを600回カウントすること
により、3秒の経過を判断する。3秒が経過していなけ
れば、割り込みをリターンし、3秒が経過すると、ステ
ップS552でスタートフラグをオンしてステップS5
53に進む。一方、ステップS550でスタートフラグ
があれば直ちにステップS553に進む。
るか否かを判別する。停電からの復帰であるときは続く
ステップS554に進んでスタックポインタおよび停電
前のRAMの内容又はレジスタの内容をロードする。例
えば、外部のE2PROM206に保存しておいたスタ
ックポインタおよび停電前のRAMの内容又はレジスタ
の内容を再ロードする。次いで、ステップS556でス
タックを更新し、その後、割り込みルーチンを終了して
メインルーチンにリターンする。このようにして、停電
から復帰し、再び停電前の元の制御を続行する処理が行
われる。
でないときは、ステップS558に分岐し、停電である
か否かを判別する。停電のときはステップS560に進
んで割り込みの戻り先番地に停電処理(図17の停電処
理)の番地を入れて割り込みルーチンを終了する。これ
により、強制的に停電処理へ移行する。また、ステップ
S558で停電でないときはステップS562に進んで
各種の5msタイマサービスを実行する(詳細はサブル
ーチンで述べる)。次いで、ステップS564で10m
sが経過したか、つまり5msタイマ割込を利用して1
0msという時間を作っているので、その10msが経
過したか否かを判別する。
ルーチンを終了してメインルーチンにリターンし、10
msが経過していると、ステップS566に進んで各種
の10msタイマサービスを実行する(詳細はサブルー
チンで述べる)。次いで、ステップS568で発射スイ
ッチ監視処理を行う。これは、発射の強度などの制御を
行う処理であり、詳細はサブルーチンで後述する。次い
で、ステップS570で受け皿センサ監視(オーバーフ
ロー状態の監視)処理を行い、ステップS572で10
0皿センサ監視(満杯状態の監視)処理を行う。次い
で、ステップS574でクレジットをBCDコードに変
換する処理(2進化10進符号処理)を行う。これによ
り、クレジットの各桁についての10進数が4ビットの
2進数に変換される。
処理を行う。これは、先のステップで入力した受け皿セ
ンサ、100皿センサの出力信号を論理変換し、チャタ
リング除去等を行って必要な入力情報を得るものであ
る。ステップS576を経ると、割り込みルーチンを終
了し、リターンする。
テップS562の処理)を示すフローチャートである。
まず、ステップS600により毎回シーケンスしてステ
ップS602〜ステップS616の各処理がタイムアウ
トしていなければリターンし、経過(タイムアウト)し
ているときは該当する処理を行う。このとき、該当しな
い処理については実行せず、単にその処理から抜けるの
みである。なお、以下の各処理は、それぞれの時間の経
過をカウントしているタイマを5ms毎に監視するもの
である。
理について5ms毎の監視を行う。すなわち、オーバー
フローランプ34を130msの周期で点滅させている
ため、この130msの経過をカウントしているタイマ
を5ms毎に監視するものである。ステップS604で
は100皿LED点滅処理について5ms毎の監視を行
う。すなわち、上皿玉抜きスイッチ24のLEDを13
0msの周期で点滅させているため、この130msの
経過をカウントしているタイマを5ms毎に監視するも
のである。
の点滅について5ms毎の監視を行う。すなわち、セー
フランプ122を65msの周期で点滅させているた
め、この65msの経過をカウントしているタイマを5
ms毎に監視するものである。ステップS608では金
枠ランプ121のLEDの点滅について5ms毎の監視
を行う。すなわち、金枠ランプ121のLEDセーフラ
ンプ122を130msの周期で点滅させているため、
この130msの経過をカウントしているタイマを5m
s毎に監視するものである。ステップS610では発射
強弱表示器36のLEDの点灯について5ms毎の監視
を行う。すなわち、発射強弱表示器36のLEDを13
0msの周期で点灯させているため、この130msの
経過をカウントしているタイマを5ms毎に監視するも
のである。
29のオフについて5ms毎の監視を行う。すなわち、
セーフソレノイド129を100msの周期でオフ(一
旦100msだけオンしてその後オフ)する処理を行っ
ているため、この100msの経過をカウントしている
タイマを5ms毎に監視するものである。ステップS6
14では賞球リレーのオフについて5ms毎の監視を行
う。すなわち、賞球リレーを100msの周期でオフ
(一旦100msだけオンしてその後オフ)する処理を
行っているため、この100msの経過をカウントして
いるタイマを5ms毎に監視するものである。
作について5ms毎の監視を行う。すなわち、賞球リレ
ーを100msだけ待機させるウエイト処理を行ってい
るため、この100msの経過をカウントしているタイ
マを5ms毎に監視するものである。ステップS616
の処理を経ると、リターンする。
(ステップS566の処理)を示すフローチャートであ
る。まず、ステップS620により毎回シーケンスして
ステップS622〜ステップS640の各処理がタイム
アウトしていなければリターンし、経過(タイムアウ
ト)しているときは該当する処理を行う。このとき、該
当しない処理については実行せず、単にその処理から抜
けるのみである。
を行う。これは、金枠開閉検出スイッチ41によって金
枠12の開放が検出されると、金枠開放リレーがオンし
て金枠ランプ121が点灯し、金枠12が閉じて金枠開
閉検出スイッチ41がオフしたとき、30秒後に金枠開
放リレーがオフして金枠ランプ121を消灯する制御を
行っているため、この30秒の経過をカウントしている
タイマを10ms毎に監視するものである。
行う。これは、玉排出装置から連続して玉の払い出しを
行う場合に、排出と排出の間にウエイト時間を設けてい
るが、このウエイト時間としての400msの経過をカ
ウントしているタイマを10ms毎に監視するものであ
る。ステップS626では排出監視タイマ処理を行う。
これは、排出タイマがスタートして3秒を超えると、エ
ラーと判断するため、その時間の経過をカウントしてい
るタイマを10ms毎に監視するものである。次いで、
ステップS628で玉抜きタイマ処理(1秒)を行う。
これは、玉抜きスイッチ処理後、1秒間は次の入力受け
付けを行わない構成であるため、この1秒の経過をカウ
ントしているタイマを10ms毎に監視するものであ
る。
タイマ処理(3秒)を行う。これは、玉排出装置の各排
出センサ1、2が3秒間玉無しになることにより、排出
ソレノイド1、2および玉抜きソレノイド125をオフ
する制御を行っているため、その3秒の経過をカウント
しているタイマを10ms毎に監視するものである。ス
テップS632では玉抜きソレノイドオン/オフタイマ
処理を行う。これは、玉抜きソレノイド125をオフし
て玉排出装置の排出動作を停止するとき、玉がみを防止
するために玉抜きソレノイド125のオン/オフを10
0msの間隔で2回行っているが、この100msの経
過をカウントしているタイマを10ms毎に監視するも
のである。
理を行う。これは、前述したように2分もあれば裏メカ
(例えば、主に貯留タンク)にある玉を殆ど抜くことが
可能であるから、2分の経過をカウントしているタイマ
を10ms毎に監視するものである。ステップS636
では100皿玉抜きソレノイドオン/オフタイマ処理を
行う。これは、上玉受皿ソレノイド94(すなわち、1
00皿玉抜きソレノイド)をオフして上皿21と下皿3
2との連通路を閉じるとき、玉がみを防止するために上
玉受皿ソレノイド94のオン/オフを100msの間隔
で2回行っているが、この100msの経過をカウント
しているタイマを10ms毎に監視するものである。
マ処理を行う。これは、上皿21の玉を抜く処理(10
0皿玉抜き処理)で10分タイマをカウントしているた
め、この10分タイマを10ms毎に監視するものであ
る。ステップS640では金枠開放スイッチ処理を行
う。これは、金枠スイッチ41が100msだけオフす
ると、金枠12が開放されたと判断し、また閉じられた
ときは30秒間だけ金枠開放タイマをカウントする処理
を行っているため、100msの経過をカウントしてい
るタイマを10ms毎に監視して金枠12の開放の有無
を監視するものである。
ある。まず、ステップS650で金枠スイッチ41がオ
ンしているか、すなわち金枠12が閉じている(通常の
状態)か否かを10ms毎に監視して判別する。
2が閉じているときはステップS650からYESに分
岐してステップS662に進む。ステップS662では
開放中フラグがあるか否かを判別する。開放中フラグは
金枠12を閉じた後、30秒間だけセットされているも
のである。金枠12がずっと閉じたまであるときは開放
中フラグがないから、ステップS662の判別結果がN
Oとなり、10msタイマサービス処理にリターンす
る。したがって、金枠12が連続して閉じられていると
きはステップS650→ステップS662→リターンの
ループを繰り返す。
がNOとなり、ステップS652に分岐する。ステップ
S652では開放中フラグがあるか否かを判別する。金
枠12を開いた最初のループでは開放中フラグがないか
ら、ステップS652の判別結果がNOとなり、ステッ
プS654に進む。ステップS654では金枠ランプ1
21のLEDを130msの周期で点滅させ、ステップ
S656で金枠開放リレーをオンする。これにより、ホ
ールの管理装置に金枠12が開かれたという情報が送信
される。次いで、ステップS658で金枠開放タイマを
クリアする。金枠開放タイマは30秒をカウントするも
ので、金枠12が閉じてから30秒間は金枠ランプ12
1を点滅させるために、この時間をカウントするためで
ある。次いで、ステップS660で開放中フラグをセッ
トして10msタイマサービス処理にリターンする。
では開放中フラグがセットされているから、ステップS
650〜ステップS652と進み、このステップS65
2の判別結果がYESになる。したがって、ステップS
652からYESに分岐し、結局、10msタイマサー
ビス処理にリターンする。したがって、金枠12を開い
た状態ではステップS650→ステップS652→リタ
ーンのループを繰り返す。
50の判別結果がYESになり、ステップS662に分
岐する。ステップS662では開放中フラグがあるか否
かを判別するが、このとき金枠12を閉じた直後のルー
プ(閉じてから最初のループ)では開放中フラグがセッ
トされた状態であるから、ステップS662の判別結果
がYESになる。
枠開放タイマをスタートさせ、30秒間をカウントす
る。30秒間をカウントすると、続くステップS666
に進み、開放中フラグをリセットしてリターンする。し
たがって、30秒間をカウントしている間は、金枠12
を閉じても金枠ランプ121のLEDが130msの周
期で点滅しているとともに、金枠開放リレーもオンした
状態を保っている。
と、ステップS650→ステップS662へと進むが、
今度は開放中フラグをリセットされているから、ステッ
プS662の判別結果がNOとなり、10msタイマサ
ービス処理にリターンする。したがって、30秒経過後
は「金枠を閉じたままのとき」の処理と同様にステップ
S650→ステップS662→リターンのループを繰り
返す。このように、金枠12が開放すると、その状態が
管理装置に送られるとともに、金枠ランプ121が点滅
し、金枠12が閉じると、30秒間は金枠ランプ121
が点滅を続行し、その後、点滅が停止する。
視処理(ステップS568)のサブルーチンを示すフロ
ーチャートである。まず、ステップS680で発射条件
が揃っているか(OKか)否かを判別する。発射条件と
しては、P機前面物体検出センサ38の出力に基づく人
体の検出が最優先で、その後、単発スイッチ37が押さ
れていなければタッチセンサ108の出力を検出してか
ら、玉送りソレノイド92を作動させ、発射装置のロー
タリソレノイドを作動させて玉の発射を行う。これで1
シーケンスとする。
割込処理にリターンし、発射条件が揃っているときはス
テップS682でディップスイッチに変化があるか否か
を判別する。ディップスイッチは弾発強度を設定するも
ので、例えば弾発強度のPWM制御パルスを構成する複
数の分割パルスを100μs〜1600μsの範囲で1
6段階に調整可能なように16個のスイッチ(ディップ
SW0〜ディップSW15)を有している。
プS684でそのパルス値をディップスイッチ入力値と
して読み込んだ後、ステップS686に進む。また、デ
ィップスイッチに変化がなければ、ステップS684を
ジャンプしてステップS686に進む。なお、発射強ス
イッチ35aや発射弱スイッチ35bによって弾発強度
の値が変化している場合でも、ディップスイッチが変化
した場合には、ディップスイッチの変化を優先する。
aがオンしているか否かを判別し、オンしているときは
ステップS688で弾発強度PWM制御パルスの値が1
000μs(最大値)を超えたか否かを判別する。最大
値を超えていないときはステップS690に進んでPW
M制御パルス値を10μsだけ大きくし、ステップS6
92で大きくしたPWM制御パルス値を所定のアドレス
に格納する。一方、ステップS688でPWM制御パル
スの値が1000μs(最大値)を超えているときは、
これ以上パルス値を大きくせずステップS690をジャ
ンプしてステップS692に進む。
に基づいて発射装置のロータリソレノイドが作動し、玉
の発射が行われる。次いで、ステップS694で発射強
弱レベルLED36の点灯位置を算出し、5msタイマ
割込処理にリターンする。発射強弱レベルLED36は
発射強スイッチ35a、発射弱スイッチ35bの操作に
よって可変された現在の発射強弱レベル(玉の飛距離)
をLEDの点灯個数よって表示しているため、算出され
た点灯位置はLEDの点灯個数に対応する。例えば、L
ED1〜LED8までの8個があり、LED1の点灯は
PWM制御パルスの値が300μs以下のとき、LED
2の点灯はPWM制御パルスの値が400μs以下のと
き、同様に+100μsの値でLEDの点灯位置が更新
される。
35aがオンしていないときは、ステップS696に分
岐し、発射弱スイッチ35bがオンしているか否かを判
別する。発射弱スイッチ35bがオンしていないときは
リターンし、オンしているときはステップS698に進
んで弾発強度PWM制御パルスの値が300μs(最小
値)未満であるか否かを判別する。最小値未満でないと
きはステップS700に進んでPWM制御パルス値を5
μsだけ小さくし、ステップS692に進む。また、弾
発強度PWM制御パルスの値が300μs未満のときは
ステップS700をジャンプしてステップS692に進
む。
強スイッチ35a、発射弱スイッチ35bの操作によっ
てPWM制御パルスの値が300μs(最小値)〜10
00μs(最大値)の範囲で可変制御され、玉の弾発力
が変えられる。この場合、発射勢の強い方向に対して変
移量が大きい。具体的には、発射強スイッチ35aの1
回の入力では玉を発射する変移量が10μs増加し、発
射勢の弱い発射弱スイッチ35bの1回の入力では玉を
発射する変移量が5μs減少する。したがって、例えば
玉の右打ちを余儀なくされるような機種の場合に、発射
勢を速やかに強めることができ、即座に対応できるとい
う効果がある。
CD変換処理(ステップS574)のサブルーチンを示
すフローチャートである。まず、ステップS720でB
CD変換のエラー中であるか否かを判別する。エラー中
であれば、ステップS730に進んでエラー表示データ
を設定し、リターンする。したがって、2進化10進符
号処理がエラーであるから、クレジット数表示器22に
は数字を表示できないので、数字でなく別の表示(例え
ば、CE)が行われる。
ラー中でないときは、ステップS722に進んで現在の
クレジット数が[250]を超えているか否を判別す
る。クレジット数が[250]以下ときはステップS7
32に進んで現在のクレジット数をBCD変換してリタ
ーンする。したがって、BCD変換されたクレジット数
がクレジット数表示器22に表示される。
いるときはステップS724で受け皿センサがオンして
いるか(オーバーフロー状態)か否かを判別する。オー
バーフロー状態でなければ、ステップS728でクレジ
ットの過大保留分を払い出している旨を表すデータ“F
FF”を設定し、クレジット数表示器22に表示してリ
ターンする。クレジット数表示器22に表示された“F
FF”を見て遊技者はクレジットの過大保留分が払い出
されていることを知ることができる。
プS726でクレジットの過大保留が続いている旨を表
す“E−6”データを設定し、クレジット数表示器22
に表示してリターンする。“E−6”の表示によって、
遊技者はオーバーフロー状態を知ることができ、玉抜き
レバー33を引いて玉貯留皿32に貯留された玉を外部
下方に抜くと、オーバーフロー状態が解除され、クレジ
ット数表示器22に“FFF”が表示され、クレジット
の過大保留分が払い出されているというのが表示され
る。
理はメインルーチンとは別の賞球割り込みによって実行
される。賞球割り込みがスタートすると、まずステップ
S750でセーフセンサ104がオンしたか(入賞した
か)否かを判別し、オンしていなければ賞球割り込みを
リターンする。一方、セーフセンサ104がオンしてい
れば、ステップS752で賞球データを1ビットずつ役
物回路から入力する。ステップS754では入力したビ
ットがスタートビットであるか否かを判別し、スタート
ビットのときは、賞球割り込みをリターンする。
以降のビットであれば、ステップS756に進んで賞球
データの4ビット分が入力されたか否かを判別する。4
ビット分が入力されていなければ、賞球割り込みをリタ
ーンし、4ビット分が入力されていると、続くステップ
S758で3回連続して同一データであったか否かを判
別する。そして、賞球データの照合中に3回一致してい
ないときは、賞球割り込みをリターンし、3回一致する
と、ステップS760に進んで賞球フラグがオンしてい
るか否かを判別する。このように、賞球データの照合中
に3回の一致を確認することにより、賞球データ入力の
信頼性を高めることができる。
割り込みをリターンし、賞球フラグがオンしていないと
きはステップS762で賞球フラグをオンする。次い
で、ステップS764で賞球データに基づいて賞球数を
設定し、割り込みをリターンし、メインルーチンに戻
る。以後、設定された賞球数の玉が払い出されることに
なる。
杯のとき、入賞が発生すると、上皿21への賞品球の放
出が保留され、[250]を限度としてクレジット数が
増加し、保留数が規定値(250個)を超えたとき、上
皿21への賞品球の放出が再開される。また、下皿32
のオーバーフロー状態のときは規定値(250個)を超
えて過大保留が行われ、オーバーフロー状態が解除され
ると、賞品球の放出が再開される。
行われることになり、上皿21をソフト的に規定値(例
えば、250個)だけ大きくすることができ、クレジッ
ト化された範囲内では、下皿32に玉が放出されず、玉
を上皿21に上げる必要がなくなって遊技者にとって便
利になるという効果が得られる。特に、第2種に属する
ようなパチンコ遊技機で大当り状態のとき賞品球の放出
が比較的少ないものに適用して大きな効果が得られる。
また、オーバーフロー状態のときは玉の放出が行われな
いが、クレジットには加算されているので、オーバーフ
ロー状態が解除されると、過大保留したクレジット数の
範囲で直ちに賞品球の放出が行われ、賞品球の排出を速
やかに行うことができる。
数が有限値(例えば、250個未満の値)であれば、す
なわち250個未満にクレジットされていれば、250
個の範囲内で上皿21に対して賞品球の放出が行われ
る。したがって、適度に実球の払い出しがあり、クレジ
ット化の利点を享受しつつ、遊技者にとってはパチンコ
ゲームの満足感、面白みを味うことができる。
種、ゲーム内容に関係なく、本発明を適用した全てのパ
チンコ機に対して得ることができる。特に、パチンコゲ
ームでは、実球の重み、実球への手触りから遊技の満足
感などを感じ取ることが多いので、全てクレジット化さ
れるのではなく、本実施例のようにクレジットの保留を
2段階で行うことにより、ゲームの進行状況に応じて適
切に賞品球が実球として放出され、極めて現実的で望ま
しいパチンコ機を提供することができる。近時のパチン
コ遊技機、例えば第1種に属するものでは大当り状態で
玉の賞球数が多く、大当り状態の醍醐味を十分に味わう
ことができる。
出しようとする場合、遊技者が玉払出釦を押すか、ある
いはゲームの最中に遊技者が操作ハンドルを解放して遊
技を中断、若しくは終了すると、自動的にクレジット保
留玉の払い出しが行われ、これには玉払出釦の操作が必
要で面倒であったり、ゲームが中断されてゲームの進行
が損われるという欠点があったが、本実施例では遊技者
が玉払出釦を押さなくても、[250]を限度としてク
レジット数が増加し、保留数が規定値(250個)を超
えたとき、上皿21への賞品球の放出が再開されので、
玉の払い出しが自動的に行われてゲームをスムーズに進
行させることができ、遊技者が十分に満足することがで
きる。
ず、通常はクレジット数が250個未満であるから、ゲ
ームの精算時に実球を払い出すとき、例えば1000個
〜2000個という大量の玉を連続して払い出す必要が
なく、玉の排出機構で玉が噛んだり(玉がみの発生)、
あるいは玉が詰ったりして玉の排出装置にトラブルが発
生するという事態を避けることができる。また、同様に
少ないクレジット数を払い出すことで済むから、玉の補
給も十分に行うことができ、補給関連装置(例えば、貯
留タンク、島設備等)のトラブル発生を抑えることがで
きる。
ジット数の上限が[250]であるから、現実のパチン
コ遊技機との違和感がなく、遊技者に異質な感じを与え
るおそれがないという効果を得ることができる。
いパチンコ遊技機に本発明を適用した例であるが、本発
明は玉貸機を備えたパチンコ遊技機にも適用できるのは
勿論である。その場合、上皿には賞品球の他に貸し玉が
排出され、貸し玉の排出によって上皿が満杯になったよ
うな場合にも上記同様の効果を得ることができる。ま
た、本発明はパッキーカード方式のパチンコ遊技機にも
適用することができる。
ーバーフロー状態により、クレジットの保留を2段階に
行っているので、上皿をソフト的に規定値(例えば、2
50個)だけ大きくすることができ、クレジット化され
た範囲内では、下皿32に玉が放出されず、玉を上皿2
1に上げる必要がなくなって遊技者にとって便利になる
という効果が得られる。また、オーバーフロー状態のと
きは玉の放出が行われないが、クレジットには加算され
ているので、オーバーフロー状態が解除されると、過大
保留したクレジット数の範囲で直ちに賞品球の放出が行
われ、賞品球の排出を速やかに行うことができる。
有限値(例えば、250個未満の値)であれば、250
個の範囲内で上皿に対して賞品球の放出が行われるの
で、適度に実球の払い出しがあり、クレジット化の利点
を享受しつつ、遊技者にとってはパチンコゲームの満足
感、面白みを味うことができる。また、保留数が規定値
を超えたとき、上皿への賞品球の放出が再開されるの
で、玉の払い出しが自動的に行われてゲームをスムーズ
に進行させることができ、遊技者が十分に満足すること
ができる。
いないので、ゲームの精算時に実球を払い出すとき、例
えば1000個〜2000個という大量の玉を連続して
払い出す必要がなく、玉の排出機構で玉が噛んだり(玉
がみの発生)、あるいは玉が詰ったりして玉の排出装置
にトラブルが発生するという事態を避けることができ
る。また、同様に少ないクレジット数を払い出すことで
済むから、玉の補給も十分に行うことができ、補給関連
装置(例えば、貯留タンク、島設備等)のトラブル発生
を抑えることができる。また、上皿が満杯のとき、通常
はクレジット数の上限が規定値であるので、現実のパチ
ンコ遊技機との違和感がなく、遊技者に異質な感じを与
えるおそれがないという効果を得ることができる。
を示す正面図である。
である。
を示す斜視図である。
る。
図である。
チャートである。
フローチャートである。
ンを示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
ブルーチンを示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
ンの一部を示すフローチャートである。
ンの一部を示すフローチャートである。
サブルーチンを示すフローチャートである。
ある。
一部を示すフローチャートである。
一部を示すフローチャートである。
一部を示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
ローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
ルーチンを示すフローチャートである。
ブルーチンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
チンを示すフローチャートである。
ブルーチンを示すフローチャートである。
すフローチャートである。
大保留報知手段) 35 発射操作ハンドル 36 発射強弱レベルLED 38 P機前面物体検出センサ 74 上玉受皿センサ(上玉受皿満杯検出手段) 76 玉送り機構 201 CPU(規定数クレジット手段、保留球払出手
段、過大保留手段、過大保留放出手段)
Claims (7)
- 【請求項1】 少なくとも遊技媒体の入賞に伴って放出
された賞品球を受ける上玉受皿と、 上玉受皿に連通する下玉受皿と、 を備えたパチンコ遊技機において、 前記上玉受皿に所定数以上の玉が収納されたことを検出
する上玉受皿満杯検出手段と、 前記上玉受皿満杯検出手段により上玉受皿に所定数以上
の玉が収納されたことが検出されたとき、遊技媒体の入
賞が発生すると、前記上玉受皿への賞品球の放出を保留
するとともに、保留数が規定値を超えたとき、上玉受皿
への賞品球の放出を再開するように制御する規定数クレ
ジット手段と、 前記保留数を表示するクレジット数表示手段と、 前記上玉受皿満杯検出手段により上玉受皿に所定数以上
の玉が収納されたことが検出されなくなると、このとき
保留数が有限値であれば、保留数に対応する玉を上玉受
皿へ放出するように制御する保留球払出手段と、を設け
たことを特徴とするパチンコ遊技機。 - 【請求項2】 前記上玉受皿は、遊技媒体の入賞に伴っ
て放出される賞品球の他に、クレジット化された玉を払
い出す払い出し玉、あるいは遊技媒体貸出装置の作動に
よる貸し玉を受けることを特徴とする請求項1記載のパ
チンコ遊技機。 - 【請求項3】 前記保留数が規定値を超えたことを報知
する保留数満杯報知手段を設けたことを特徴とする請求
項1記載のパチンコ遊技機。 - 【請求項4】 保留数払い出し指令が与えられると、前
記上玉受皿と下玉受皿とを閉鎖していた通路を連通する
とともに、 保留球を前記上玉受皿へ放出する精算手段を設けたこと
を特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のパチンコ遊
技機。 - 【請求項5】 前記上玉受皿と下玉受皿とを連通する玉
通路に所定数以上の玉が収納されたときオーバーフロー
状態を検出するオーバーフロー検出手段と、 前記オーバーフロー状態が検出されたとき、遊技媒体の
入賞が発生すると、前記上玉受皿への賞品球の放出を保
留し、クレジット保留数に加える過大保留手段と、 前記オーバーフロー状態が解除されたとき、クレジット
保留数に加えられた過大保留球を前記上玉受皿へ放出す
るように制御する過大保留放出手段と、を設けたことを
特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のパチンコ遊技
機。 - 【請求項6】 前記過大保留状態を報知する過大保留報
知手段を設けたことを特徴とする請求項1〜5の何れか
に記載のパチンコ遊技機。 - 【請求項7】 前記過大保留報知手段を、下玉受皿の灰
皿部と玉受部との仕切り位置に設けたことを特徴とする
請求項1〜6の何れかに記載のパチンコ遊技機。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25397292A JP3219862B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | パチンコ遊技機 |
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---|---|
JPH0671033A true JPH0671033A (ja) | 1994-03-15 |
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ID=17258494
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25397292A Expired - Fee Related JP3219862B2 (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | パチンコ遊技機 |
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Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002153658A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Heiwa Corp | 遊技機のコマンド送受信記憶装置及びその方法 |
JP2007069028A (ja) * | 2006-12-18 | 2007-03-22 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2010167312A (ja) * | 2010-05-13 | 2010-08-05 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2012179386A (ja) * | 2012-05-21 | 2012-09-20 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2015091486A (ja) * | 2015-02-13 | 2015-05-14 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2021104099A (ja) * | 2019-12-26 | 2021-07-26 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
1992
- 1992-08-28 JP JP25397292A patent/JP3219862B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002153658A (ja) * | 2000-11-21 | 2002-05-28 | Heiwa Corp | 遊技機のコマンド送受信記憶装置及びその方法 |
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JP3219862B2 (ja) | 2001-10-15 |
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