JPH067098A - とうもろこしの栄養液製造方法及び栄養物製造方法 - Google Patents

とうもろこしの栄養液製造方法及び栄養物製造方法

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Publication number
JPH067098A
JPH067098A JP5069185A JP6918593A JPH067098A JP H067098 A JPH067098 A JP H067098A JP 5069185 A JP5069185 A JP 5069185A JP 6918593 A JP6918593 A JP 6918593A JP H067098 A JPH067098 A JP H067098A
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JP
Japan
Prior art keywords
corn
producing
nutrient solution
nutritive
cob
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Pending
Application number
JP5069185A
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English (en)
Inventor
Ichitaro Shiomi
市太郎 塩見
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利用価値の少なかった穂軸部分から、虫歯や
糖尿病にかかりにくい糖質や食酢等の生成を図る。 【構成】 穂軸部分を粉砕・圧縮することにより、たん
ぱく質や比較的低濃度の糖質等を含んだ濃縮された栄養
液とこれを自然発酵した酢さらにはアルコール及び栄養
液を結晶化した栄養物とを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、とうもろこしの実を
取除いた穂軸部分から栄養液及び栄養物を製造するとう
もろこしの栄養液製造方法及び栄養物製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】三大穀物の1つであるとうもろこしは、
メキシコ等の中央アメリカを原産とするものであるが、
現在世界中で栽培されており、重要な食糧の1つとなっ
ている。即ち、このとうもろこしは、子実を各種加工し
て食糧として利用する他、その子実から油脂(コーン
油)や澱粉(コーンスターチ)を生成することができる
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このとうも
ろこしは専らその子実を利用するのに留まっており、そ
の子実を除いた穂軸部分はせいぜい家畜の飼料や燃料等
に利用される程度であり、人間の食物等としては積極的
な利用が図られていない。
【0004】そこで、この発明は、上記した欠点に鑑
み、利用価値の少なかった穂軸部分から虫歯や糖尿病に
かかりにくい糖質等の抽出・利用を図ると共に、健康増
進に適した酢やアルコール等の栄養液を製造することが
できるとうもろこしの栄養液製造方法及び栄養物製造方
法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、この考案は、とう
もろこしから子実を取除いた穂軸部分を高圧下で粉砕・
圧縮し、繊維部分と液体部分とを分離抽出し、この液体
部分から栄養液を製造するものである。
【0006】また、この発明は、とうもろこしから子実
を取除いた穂軸部分を高圧下で粉砕・圧縮し、繊維部分
と液体部分とを分離抽出し、このうち糖質を含む液体部
分を自然発酵させて酢及び/又はアルコールを製造する
ものである。
【0007】また、この発明は、とうもろこしから子実
を取除いた穂軸部分を高圧下で粉砕・圧縮し、繊維部分
と液体部分とを分離したのち前記液体部分を煮沸し、結
晶化して栄養物を製造するものである。
【0008】
【作用】この発明の栄養液製造方法では、たんぱく質等
の栄養素と比較的低濃度の糖質等を含んだ栄養液を穂軸
部分から抽出し製造することができる。
【0009】また、この発明の栄養液製造方法では、糖
質を含む液体部分を自然発酵させて酢を製造することが
できる。
【0010】また、この発明の栄養物製造方法では、た
んぱく質等の栄養素と比較的低濃度の糖質とを含んだ栄
養物を抽出製造することができる。
【0011】
【実施例】以下この発明の実施例について添付図面を参
照しながら説明する。図1はこの発明の第1実施例に係
るとうもろこしの栄養液製造方法を示すものであり、こ
の栄養液製造方法では、第1ステップ1〜第3ステップ
3から構成されている。
【0012】第1ステップ1は、とうもろこしの収穫し
た穂部分のうち、外皮部分,絹糸部分及び子実部分を取
除いた穂軸部分を収穫直後に直ちに所定の高圧タンク内
で圧力を付加した状態で圧縮・粉砕して粉砕物を生成す
る。
【0013】第2ステップ2は、第1ステップ1での圧
縮・粉砕により得られた粉砕物について適宜の手段を用
いて、繊維部分と液体部分とに分離する。なお、この液
体部分には、所定の分析試験を行った結果次の表に示す
ように、多くの栄養素、例えば糖質やたんぱく質等が豊
富に含まれていることが確認された。
【0014】
【表1】
【0015】ステップ3では、ステップ2で分離した液
体部分を煮沸し、水分を蒸発させて濃縮された栄養素を
製造する。なお、このとき除かれた繊維部分は、家畜の
飼料等に混合することにより、繊維質の補給を行うこと
ができる。これにより、特に糖質が多く含まれた栄養液
を生成することができる。
【0016】なお、この第1実施例ではとうもろこしの
子実を含む穂の部分を収穫直後に処理する場合について
説明してきたが、特に収穫後時間が経過したものについ
ては、所要の時間その穂軸を予め水に浸漬させてから処
理することが望ましい。
【0017】次に、図2はこの発明の第2実施例に係る
とうもろこしの栄養液製造方法を示すものであり、この
栄養液製造方法では、第1ステップ1〜第4ステップ5
から構成されている。なお、ここで第1ステップ1及び
第2ステップ2は先の第1実施例と同一であるのでこれ
については説明を省略する。
【0018】第3ステップ4では、第2ステップ2にて
分離した糖質を含む液体部分を取り出して所定の容器に
入れ、所定の環境下で所要の期間放置して自然発酵させ
る。これにより、食酢(酢酸)が製造される。
【0019】第4ステップ5では、製造された食酢をろ
過して取り出す。従って、この実施例によれば、通常の
食酢として各種料理に使用したり、健康増進用として薄
めて飲むのに好適な栄養物が提供できる。
【0020】なお、この第2実施例では所要の期間放置
して自然発酵させることにより、食酢を製造したが、例
えば第2ステップ2より得られた糖質を含む液体部分に
酵母等を添加し一定期間以上所定条件下で発酵させる等
により、エチルアルコール(エタノール)(C2 5
H)を製造することもできる。
【0021】次に図3はこの発明の第3実施例に係ると
うもろこしの栄養物製造方法を示すものであり、この栄
養物製造方法は、第1ステップ1〜第4ステップ6から
構成されている。なお、ここで第1ステップ1〜第3ス
テップ3は、先の第1実施例と同じであるのでこれにつ
いては説明を省略する。
【0022】第4ステップ6では、第3ステップ3で得
られた栄養液をさらに煮沸することにより、水分を完全
に蒸発させて結晶化した栄養物を製造する。これによ
り、糖質が豊富に含まれると共にたんぱく質や各種酵素
を含んだ栄養物を、穂軸から製造することができる。
【0023】従って、この第3実施例によれば、砂糖替
りにコーヒーや紅茶に混合して使用したり、健康増進用
として各種食品に添加して使用するのに好適である。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の請
求項1〜3に係るとうもろこしの栄養液製造方法及びと
うもろこしの栄養物製造方法によれば、糖質やたんぱく
質の他各種酵素等を含んでいるので、栄養価の高い栄養
液や栄養物を生成することができる。
【0025】しかも、この発明によれば、従来専ら家畜
の飼料用として使用されていた穂軸を用いるので、原料
コストも極めて低廉であり、低価格で栄養価の高いもの
が提供できる。
【0026】また、この発明の請求項2に係るとうもろ
こしの栄養液製造方法によれば、糖質を含む液体部分か
ら自然発酵作用により、純粋で添加物のない酢さらには
エチルアルコール等を製造できるので、健康酢として安
全性の高い食酢や焼酎等の各種酒が低コストで提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例に係るとうもろこしの栄
養液製造方法を示すフローチャート。
【図2】この発明の第2実施例に係るとうもろこしの栄
養液製造方法を示すフローチャート。
【図3】この発明の第3実施例に係るとうもろこしの栄
養物製造方法を示すフローチャート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 とうもろこしから子実を取除いた穂軸部
    分を高圧下で粉砕・圧縮し、 繊維部分と液体部分とを分離抽出し、 この液体部分から栄養液を製造することを特徴としたと
    うもろこしの栄養液製造方法。
  2. 【請求項2】 とうもろこしから子実を取除いた穂軸部
    分を高圧下で粉砕・圧縮し、 繊維部分と液体部分とを分離抽出し、 このうち糖質を含む液体部分を自然発酵させて酢及び/
    又はアルコールを製造することを特徴としたとうもろこ
    しの栄養液製造方法。
  3. 【請求項3】 とうもろこしから子実を取除いた穂軸部
    分を高圧下で粉砕・圧縮し、 繊維部分と液体部分とを分離したのち前記液体部分を煮
    沸し、結晶化して栄養物を製造することを特徴とすると
    うもろこしの栄養物製造方法。
JP5069185A 1992-03-06 1993-03-05 とうもろこしの栄養液製造方法及び栄養物製造方法 Pending JPH067098A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5069185A JPH067098A (ja) 1992-03-06 1993-03-05 とうもろこしの栄養液製造方法及び栄養物製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-84647 1992-03-06
JP8464792 1992-03-06
JP5069185A JPH067098A (ja) 1992-03-06 1993-03-05 とうもろこしの栄養液製造方法及び栄養物製造方法

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JPH067098A true JPH067098A (ja) 1994-01-18

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ID=26410386

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JP5069185A Pending JPH067098A (ja) 1992-03-06 1993-03-05 とうもろこしの栄養液製造方法及び栄養物製造方法

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JP (1) JPH067098A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0785218A3 (en) * 1996-01-16 1998-06-03 Green Group S.r.L. Method for making industrial products from agricultural raw materials either containing or not starch
KR100563905B1 (ko) * 2002-10-04 2006-03-23 송미란 옥수수 속대를 포함하는 식품

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0785218A3 (en) * 1996-01-16 1998-06-03 Green Group S.r.L. Method for making industrial products from agricultural raw materials either containing or not starch
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