JPH067093B2 - 溶融金属中のガス濃度を定量するためのプローブ - Google Patents

溶融金属中のガス濃度を定量するためのプローブ

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JPH067093B2
JPH067093B2 JP63128603A JP12860388A JPH067093B2 JP H067093 B2 JPH067093 B2 JP H067093B2 JP 63128603 A JP63128603 A JP 63128603A JP 12860388 A JP12860388 A JP 12860388A JP H067093 B2 JPH067093 B2 JP H067093B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、溶融金属中に溶解している水素のようなガス
の全含有量の定量を可能にするように該金属中のガスの
濃度を測定するための装置に用いるプローブ、及びその
ようなプローブを用いる装置に関する。より詳しくは、
本発明は液体金属中に、より特定的には溶融アルミニウ
ム及び溶融アルミニウム合金中に溶解している水素の含
有量を直接に測定するためのプローブ及び装置に関す
る。
アルミニウム及びその合金を含めて多くの金属は、液体
状態である時には、大気中の水分と全く容易に化学的に
反応して気体状水素を形成し、その気体状水素は溶解度
が高いので液体金属中に容易に溶解する。このことはア
ルミニウム及びその合金について特に真実であり、それ
で便宜上、以下の説明は主としてこの金属について言及
する。このように、アルミニウム及びその合金中での水
素の溶解度は溶融温度(約700℃)で特に高く約1m
STP/100gであるが、固体金属中での溶解度は
この値の僅かに約10分の1であり、それでこの溶解水
素は固体金属のその後の加工中に重大な問題を発生させ
ることがある。例えば、凝固の間に余分のガスが金属か
ら追い出される傾向が強く、それで金属中に閉じ込めら
れた気泡及びブローホールを生成させることになる。そ
のような気泡は鋳造インゴット中に亀裂を生成させるこ
とになり、そのことはその後の圧延操作の間に壊滅的な
結果をもたらすこともあり、薄い箔製品の表面仕上げを
そこなうこともある。それゆえに、金属鋳造プロセスに
先立って溶融金属をガス抜き処理する必要性が増大して
きている。ガス抜きプロセスは普通には塩素ガス及び/
又は窒素又はアルゴンのような不活性ガスを、微細気泡
の分散している状態の溶融体即ち金属流中に導入するこ
とを含んでいる。典型的には、アルゴン中の塩素の希釈
混合物を1個以上のランス又は回転羽根車を使って用い
てガス抜き媒体を溶融物中に導入する。ガス抜きプロセ
スを能率的に操作するためには、金属中の水素ガスの全
含有量を定量できるようにその水素ガスの濃度について
の正確な情報が必要であり、それでそのような測定につ
いての多くの技術が存在している。これらの殆どの技術
は固体サンプルの調製を必要とし、且つ金属鋳造工場の
比較的厳しい条件ではなくて実験室での据え付けに用い
るのにのみ適している複雑な分析装置の利用を必要とす
る。その上に、これらの方法は正確ではあるが、比較的
長い時間がかかり、また必要な情報を鋳造操作の進行の
間に“オンライン”で達成することができない。
今のところ、溶融金属内での直接測定を可能にし且つプ
ラント内でのオンライン分析を可能にする本出願人の知
っている唯一の方法、即ちランスレイ(Ransley)ほか
の米国特許第2,861,450号に記載されている
“テレガス(Telegas)”法がある。“テレガス”装置
は溶融金属中に浸漬されるプローブ浸漬ヘッドを含み、
そのヘッドは不透過性の耐熱セラミック材料製の倒立コ
レクターカップ又はベル状物を含み、その口はセラミッ
クフィルターによってとじられていてその内部中に室を
形成している。第一毛細管はヘッド及びフィルターを通
過して下方向に延びており、一方第二毛細管は室の内部
から上向きに延びている。固定量の不活性ガス、普通に
は窒素、を第一毛細管を通して下方に供給しそして第二
毛細管を通して引き出すことによって装置中に循環さ
せ、その結果として不活性ガスがヘッドに隣接した溶融
金属中に泡立ち、ベル状物が上向きに移動する気泡を集
め、一方セラミックフィルターは溶融金属が閉鎖容器に
入るのを防止する。窒素は隣接金属中の幾らかの水素を
随伴し、そして窒素/水素混合物中の水素ガスの分圧が
平衡値に達するまで十分な長さの時間、普通には約5〜
10分間窒素を一定に循環させる。溶融金属中の溶解水
素の移動度が高いので、これは溶融物全体中の水素濃度
を正確に示すであろう。
平衡に近づいた時にキャリヤーガス中の水素の濃度を、
一方の測定セルが窒素/水素混合物を受け入れそして他
方の測定セルが窒素の熱伝導度と実質的に等しい熱伝導
度の雰囲気、普通には空気を収容しているそれぞれの等
しい測定セル中に配置された2個の等しい熱線検出器の
電気抵抗の差を測定することによって監視する。その抵
抗差をブリッジ回路によって測定し、その値を前記した
実験室タイプのいずれかの分析装置によって定量された
水素ガス濃度値に対応させて目盛りづけする。この測定
値は、この特定の技術に熟練した者によく知られたいず
れかの方法によって溶融温度について補償する必要があ
り、そしてまた装置の使用に関連する特定の金属又は合
金中の水素の示差溶解度について補償する必要がある。
このタイプの浸漬ヘッドに関連した幾つかの技術的問題
がある。第一に、プローブは溶融金属に対して抵抗性で
あり且つそれを通る水素の拡散に対して不透過性である
ように高密度セラミック材料で作られるので、欠陥のあ
る読みは得られないであろう。そのような材料は熱的及
び機械的衝撃に対する抵抗が非常に低く、それで何等か
の取り扱いの間違いも損傷をもたらすか又は破壊するこ
とさえもある。例えば、そのような熱的衝撃を防ぐため
に、プローブを溶融金属本体に接近して配置することに
よって浸漬の前に予熱し、そしてプローブを溶融金属に
挿入しまた溶融金属からゆっくりと取り出すことが実際
問題として必須である。更に、理論的にはそのようなプ
ローブは取り替えを必要とする前に20〜30回の分析
に有効であるべきであるが、溶融物中に僅かに3回浸漬
した後に役に立たなくなることがプローブについて知ら
れていないわけではない。このことの通常の原因は、ガ
ス混合物がプローブからパージされる分析サイクル部分
の間の液体金属のはねかえりであり、この金属が多孔質
セラミック素子を妨害するのでそれはその機能を発揮す
ることができない。その上に、そのデザインの故にプロ
ーブは製造に比較的費用がかかる。プローブの特定形状
に起因して、迅速且つ正確な分析を達成するのにも困難
が生じる。従って、プローブが溶融金属中で垂直に保た
れないならば、幾らかのキャリヤーガスがカップの下か
ら表面に逃げることもあり、その場合には誤った読みと
なる。その上に、第一導管から泡立つガスは理想的には
隣接金属体中に均一に分散すべきであるが、しかしそれ
よりもむしろ導管の外壁に近接してとどまる傾向がある
ので、循環時間がかなり増加する。
その他の形状の浸漬プローブは、1985年8月26〜
28日にノルウェー国トロンヘイムで開催された液体ア
ルミニウム及びフェロアロイの精錬及び合金化について
の国際セミナーで発表された標題“溶融アルミニウムで
のインライン水素分析(In-Line Hydrogen Analysis in
Molton Aluminum)”の、ユニオン・カーバイド社の
R.N.ドッケン(Dokken)及びJ.F.ペルトン(Pe
lton)による研究論文に開示されている。このプローブ
は、循環ガスがプローブのチップの周囲に包被を形成し
てキャリヤーガスの損失及びその結果としての不正確さ
を引き起こす可能性のような、“テレガス”プローブで
分かった欠陥を直すつもりで“テレガス”プローブに置
き換わるように意図された。このプローブは、2個のよ
り重い金属製のチューブに結合した2個の長い金属製同
心チューブを含むとしてその研究論文に記載されてい
る。その外側チューブは、セラミック製織ブランケット
がその外側チューブの外面を被覆していることによって
アルミニウム中に溶解することから保護される。その2
個のより重いチューブはプローブの測定ヘッドであり、
そのセラミック繊維織物内の空間は水素を溶融アルミニ
ウムからこれらの空間内のアルゴンキャリヤーガスに移
動させるためのゾーンを提供している。このキャリヤー
ガスはその2個の長い同心チューブを通過してその装置
の測定部分まで循環する。
このプローブは本質的に鋼製構造物であり、この場合に
ガス/アルミニウム交換表面の面積は鋼/アルミニウム
接触表面の面積と同程度である。動作温度での熱鋼は水
素に対して全く透過性であり且つ酸化を受ける。その生
じる酸化鋼は溶融アルミニウムとの発熱反応を発生させ
ることができ、そしてその酸化物は水素と反応して水を
形成することができ、このことは正しくない読みを引き
起こすことになる。そのデザインに起因して、事実上、
セラミック織物によって閉じ込められた領域は、循環キ
ャリヤーガスとの直接接触が殆ど又は全くないデッドゾ
ーンであり、その上に、流入ガスが直接に入口から出口
に“短絡”する明白な可能性があり、そのことは平衡時
間をより長くすることになる。
それゆえに本発明に主目的は、溶融金属体中に溶解して
いるガスの濃度を定量するための新規な装置、詳しくは
そのようなガス濃度の“オンライン”直接測定を提供す
る方法、より詳しくはアルミニウム中の水素濃度のその
ような測定を可能にする装置を提供することである。
本発明に従って、溶融金属中に溶解しているガスの濃度
を定量するために溶融金属中に浸漬するための浸漬プロ
ーブであって、 溶融金属中の浸漬に耐えるに十分な耐熱性であり且つガ
ス透過性で液体金属不透過性である材料からなるプロー
ブ本体を含み; 該本体がその内部へのガス入口及びそれからのガス出口
を持っており; 該ガス入口及び出口が相互に間隔を置いて配置されてお
り、それで該入口から該出口に通過するガスが周囲の溶
融金属から該本体の内部に拡散するガスを連行するよう
に該プローブ本体内部のかなりの部分を横断する、 上記の浸漬プローブが提供される。
また本発明に従って、溶融金属中のガスの濃度を定量す
るための装置において、 溶融金属中に浸漬するための浸漬プローブ、該プローブ
が、 溶融金属中の浸漬に耐えるように十分な耐熱性であり且
つガス透過性で液体金属不透過性である材料からなるプ
ローブ本体を含むこと、 該本体がその内部へのガス入口及びそれからのガス出口
を持っていること、 該ガス入口及び出口が相互に間隔を置いて配置されてお
り、それで該入口から該出口に通過するガスが周囲の溶
融金属から該本体の内部に拡散するガスを連行するよう
に該プローブ本体内部のかなりの部分を横断すること; キャリヤーガス供給手段; キャリヤーガス及びその中に連行されたガスのための循
環ガスポンプ; ガスとキャリヤーガスとの混合物中に存在する該ガスの
割合を定量するのに適したガス濃度定量手段;及び 溶融金属からプローブ本体中に拡散したガスをキャリヤ
ーガス中に連行するためにキャリヤーガスをプローブを
通して循環させるための閉鎖回路として、キャリヤーガ
ス供給手段、ガス入口、ガス出口、ガス循環ポンプ及び
ガス濃度定量手段を連結する導管手段、 の組み合わせが提供される。
本発明の特に好ましい実施態様を、例示として、添付の
概略図を参照して説明する。
第1図を参照するに、第1図には、溶融金属、特に溶融
アルミニウム又は溶融アルミニウム合金の本体14中に
浸漬させたガス透過性で液体金属不透過性の材料のモノ
リシック体12からなる本発明のプローブ素子10が示
されている。その本体14は、取鍋又は実験室サンプル
で得られるように静止していてもよく、又は鋳造炉から
通じているうつしトラフで得られるように金属流であっ
てもよい。プローブ素子の特定の構造を以下に詳細に説
明する。小内径チューブ16はプローブ素子本体中のガ
ス入口18から逆止弁22経由で循環ポンプ20に延
び、そしてそこから他の逆止弁24経由でカサロメータ
ー28の検出セル26のガス出口に延びている。他の小
内径チューブ30は本体12からのガス出口32からカ
サロメーター検出セル26へのガス入口に延びており、
それでプローブ素子、ポンプ及びセルを含む密閉回路を
完成している。チューブ30はT形接合部を含んでお
り、この接合部によってガス回路が調節可能な洗浄弁3
4に連結しており、この洗浄弁は、開かれる時に、洗浄
ガス、普通には窒素を適当なガス源、普通には圧縮ガス
ボンベ(図示せず)からその回路に入れる。
第1図の実施態様においては、キャリヤーガスが窒素で
ある時には周囲空気が適した比較媒体であるので、カサ
ロメーターの比較セル36は大気に開放されている。し
かしながら、アルゴンのようなその他のある種のキャリ
ヤーガスを用いる場合には、その時には該ガスを収容す
る比較セルを密閉するか又はそのガスを連続的にセルを
通して流すかのいずれかが必要である。各々のセルはブ
リッジ回路42のそれぞれの隣接辺として連結されたそ
れぞれの小抵抗線38及び40を収容している。その他
のブリッジ辺は抵抗体44及び46によって周知の方法
で構成され、そのブリッジには動作電流が電池48から
調節抵抗50経由で供給され、またブリッジメーター5
2又はその他の測定装置が公知の方法で2個の向かい合
った接合の間に連結される。熱電対54がプローブ素子
10に機械的に連結されており、それでプローブ素子と
共に溶融金属14中に浸漬され、金属温度の必要な測定
を提供する。
熱電対54、ポンプ20、洗浄弁34、及びブリッジ測
定装置52は総てコンピューター制御器56に連結され
ており、このコンピューター制御器56は操作の各々の
濃度定量サイクルによって装置を自動的に調節するよう
に、且つそのサイクルの結果を1個以上のデイスプレイ
及び/又は記録装置(これらは当業者には明らかであ
る)に送るように配置される。
典型的な測定サイクルは、洗浄弁34が制御器56によ
って開かれ、それで加圧下の乾燥窒素が全回路を通って
循環して、プローブのガス入口18及び出口32の両方
で入りそしてプローブ素子の多孔質体を通って退出する
ことで始まる。この循環を、窒素のみが回路中に留どま
ることを確実にするのに十分な長時間維持する。始動時
には、総ての水分が排除されてしまうことを確実にする
ために十分に長い期間にわたって洗浄を維持することも
望ましい。プローブを溶融物中に降下させ終わるまで洗
浄操作を維持し、その降下させ終わった時に弁34を閉
じ、それで回路中の窒素圧は速やかに安定値に達する。
実際には、洗浄を約20〜50KPa(3〜7psi)の
ガス圧で実施し、このガス圧は試験手順の間に約2〜8
KPa(0.25〜1psi)の範囲に低下する。ポンプ
モーターの動作は回路中の所定量のキャリヤーガスをそ
の中に一定に循環させ、本体12中を入口18から出口
32に通過させる。
関係する通常の温度(700℃)の液体アルミニウム中
での水素の移動度が非常に高いので、水素は濃度平衡の
確立を企てる際に迅速に且つ容易に多孔質プローブ本体
に入りそしてキャリヤーガス中に連行されるようにな
り、このガスの循環は平衡の確立に十分であることの知
られた時間、通常は1〜10分間程度維持される。この
時間の終わりに制御器はカサロメーター中の抵抗線38
及び40の抵抗率の差の測定をするように動作する。窒
素/水素混合物は水素の存在の故に抵抗線40の冷却を
増加させ、この増加は窒素/水素混合物中の水素の分圧
又は濃度の、従って金属体中の溶解水素の濃度の尺度で
ある。当業者には明らかなように、通常は制御器は濃度
値を直接に計算するように配置され、種々の金属及び合
金中の水素の種々の溶解度について補償するために操作
者の調節した回路58からの補正因子の応用を含む。サ
イクルの測定部分の終わりに、回路を前記したように洗
浄し、それで新しいサイクルの用意となる。プローブを
操作者の選択で金属から取り出すか又は適所に置き去り
にすることができる。
本発明のプローブの改善された動作は、緻密なガス不透
過性セラミック体(このセラミック体から窒素キャリヤ
ーガスが金属及びその金属中に溶解している水素と直接
に接触して金属体中に泡立つ)から成る“テレガス”プ
ローブとの比較によって最良に説明される。キャリヤー
ガス中での水素の有効な連行を得るためにそのような直
接接触が起こる必要があると考えられてきている。実際
問題としてこの装置で生じる困難は前記したので繰り返
す必要はない。
対比してみると、この泡立ちの排除及びその置き換えと
してのプローブ本体の隙間内でのガスの直接拡散及び混
合によって、本発明のプローブ素子10は、適切に選ば
れた多孔度、孔径及び透過度の材料で作られており且つ
循環キャリヤーガスがプローブ本体内部のかなりの部分
を横断しなければならないように十分に間隔の置かれた
ガス入口及びガス出口を備えている単一のモノリシック
又はユニタリーブロックから成ることができる。小さな
プローブ本体はほとんど直ちに周囲金属の温度に達し、
それゆえに水素は容易にブロックの孔中に拡散し、それ
で水素はキャリヤーガスと急速に混合してその当然の平
衡濃度を達成する。
本体の多孔度は普通には百分率として表され、本体内の
気孔によって占められる本体の全容積の割合にすぎず、
高度に多孔性の本体は高い気孔百分率を持つ。高い多孔
度が持つ利点は、その材料が普通にはより耐熱衝撃性で
あり、それでプローブを予備加温することなしに直接に
金属中に沈めそしてプローブを徐々に冷却する必要なし
に取り出すことができ、それで本体中への水素の拡散、
本体中での窒素の循環及び2種のガスの一緒の混合につ
いての機会が大きくなる。しかしながら、高多孔度の本
体は必然的に多数の大きな孔を持ちそれで通常はチュー
ブ16及び30を本体中に固定するのが困難な程度に構
造的により弱く、それでプローブは産業的試験条件下で
の満足な取り扱いにはあまりにも壊れやすくなる。その
上、高度に多孔性の本体の孔が大きいので、液体金属が
本体中にしみ込む点で困難に遭遇するかもしれない。本
発明のプローブ本体についての多孔度の範囲は最小で約
5%から最大で約80%までであるが、しかし好ましく
は約20〜約60%の範囲であり、より好ましくは約3
5〜約40%の範囲である。
プローブ本体用の適した材料を選択する際の第二の重要
な考慮事項は孔径であり、この孔径は広範囲、即ち約
0.5〜2,000μmにわたって変化することができ
る。何故ならば、金属中の水素分子の大きさは2×10
−4μm(2Å)程度であり、それで両ガスは最小の大
きさの孔中にさえも容易に拡散することができる。その
下限はむしろ微細孔材料の悪化した耐熱衝撃性によって
決定され、一方上限は前記したように器械的な組み立て
の問題によって及び溶融金属がより大きな孔に入る可能
性が増大することによって指定される。例えば、普通の
操作条件下でのアルミニウムについては、孔中への金属
の侵入は1,000μmを越えると過度になり始める。
それゆえに好ましい孔径は10〜1,000μmの範囲
であり、より好ましくは50〜200μmの範囲であ
る。
材料を選択する際の第三の重要な考慮事項はその透過性
である。好ましい範囲内の多孔度及び孔径を持つ本体で
も、その気泡又は気孔が完全に相互に閉じているか、又
はガスが合理的な時間内で拡散して一緒に混合すること
ができないほどに乏しく相互連結しているならば、まだ
不満足であるかもしれない。
前記したように、プローブ本体の多孔度は、ガスに対し
て十分に透過性であるように相互に連結した孔又は気孔
に主として起因しなければならない。透過度は一般的に
は、ガス又は液体が特定の圧力差下で物質を通過する速
度として定義することができる。いずれの所定物質の透
過度も、特定の低い圧力差下で特定寸法の薄い物質片を
流通する流体(この場合には空気)の量を定量すること
によって測定することができる。
低い圧力差下で生じる流れについてのダルシー(D′Arc
y)の法則は次の通りである: この場合に Q=空気流量(m3/s) Pe=比透過度(m2) L=サンプルの厚さ(m) A=サンプルの横断面積(m2) u=測定温度での空気粘度(20℃で1.84×10
−5Kg/m-s) p=圧力(Pa) その透過度は通常はダルシー単位 1ダルシー=1×10−12m2 で表される。
それゆえに式(I)は次のように書き替えることができ
る: この場合にPはダルシーで表された比透過度である。
20℃の空気については、2in.H2O(500Pa)の圧
力差を用いると: 本発明のプローブについては、透過度が約2〜約2,0
00ダルシーの範囲内、より特定的には約10〜約10
0ダルシーの範囲内であることが好ましい。
その材料の孔径は、キャリヤーガス及び水素の両方がそ
の材料中を容易に拡散して相互に混合するようになるよ
うなものでなければならず、一方金属がプローブ本体の
表面層よりも深く入ることが不可能でなければならな
い。従って、測定サイクルの終わりの後に、固化金属の
薄い外皮がプローブの外面に機械的に付着していること
が見いだされることは許容される。何故ならば、これは
プローブを損傷することなしに次のサイクルの前に容易
に取り除くことができるからである。理論的には、プロ
ーブ本体の外面が金属ぬれ性であり、それで金属とプロ
ーブとの間に高拡散界面を得ることが有益であると思わ
れるが、しかし実際問題として、特にプローブ及び/又
は金属が後記のように動揺されるならば、再現性のある
結果が非ぬれ性材料のモノリシック体で達成できること
が見いだされる。プローブ表面にアルミニウムの上記し
た薄い外皮が存在することは、その表面がぬれるように
なりそして一旦このことが生じた時にはその表面はぬれ
たままであることを示す。ぬれは、例えば第2及び3図
に破断外郭線によって59で図形的に示されているよう
に、本体をアルミニウム、銀、ニッケル又は白金のよう
な適した金属の薄層で予備被覆することによって容易に
することができる。金属層はそのような付着のための周
知のいずれかの方法、例えば、浸漬法、噴霧法、電解
法、無電解法などによって塗布する事ができ、その層は
好ましくは約10〜1,000μm(0.0004〜
0.04in)の厚さである。
溶融アルミニウム中での水素の単原子状態から、キャリ
ヤーガス中で連行するためのプローブ本体中での分子状
二原子状態への会合を促進する水素に対する触媒作用を
持つ物質を被膜59に用いることは特に有益だと見いだ
されている。この目的に特に適した金属は白金であり、
白金は商業的に入手できる無電解めっき液から所望の非
常に薄い層として容易に付着させることができる。その
上に、白金は金属であるので、前記したようにぬれを容
易にする。適した方法の例として、本体12を白金めっ
き液中に短時間(約5秒〜約5分間であり得る)(特定
の時間はめっき液濃度及び所望の被膜厚さに依存する)
浸漬する。そのめっき液は普通には塩酸中の濃度約3%
の塩化白金(PtCl4)又はハイドロプラチノクロライド
(H2PtCl4)からなり、場合によっては緩衝剤として酢
酸鉛を含んでいてもよい。次いで本体を500℃を越え
る温度、通常は約800℃の温度で焼き付けて、残留塩
酸が残らないことを確実にする。その得られる被膜は約
1〜100μm(0.00004〜0.004in)の厚
さであると概算され、約0.1〜1000μm(0.0
00004〜0.04in)の厚さが適していると考えら
れる。使用でその触媒被膜はいつかは溶解し去りそれで
プローブ本体がまだ十分な有効寿命を持っているならば
容易に再被覆することができる。この方法で機能するそ
の他の材料は、例えば、パラジウム、ロジウム及びニッ
ケルである。
プローブの形状は全く臨界的ではないが、しかし少なく
とも1つの寸法においてそれが実用的である限りに小さ
く、それで水素がブロック内部に拡散するための相当す
る最小の路長を提供することが有益である。所定のプロ
ーブ容積について活性金属/プローブ表面積を最大にす
る形状も好まれる。これらを考慮すると、第2及び3図
によって図示されているような、総ての立面図において
長方形である薄いアエファーの形状が好ましい。機械的
衝撃の影響を特に受けやすい尖ったかどをできる限り避
けるように本体の可能ないずこの縁も丸いことが留意さ
れる。所望の最小の路長を提供するためのプローブの厚
さは約0.5〜1.5cmであるべきであり、最小値は材
料の、従って生成ウエファーの機械的強度によっても決
定される。有益にはプローブの容積は1〜10cc、好ま
しくは2〜約5ccである。
再度第1〜3図を参照するに、この特定の実施態様にお
いてはプローブ本体12には2個の平行な内腔60及び
62が設けられており、それらの内腔はそれぞれ2個の
チューブ16及び30の端部を受け入れていることが分
かる。それらの内腔は溝64中に延びており、その溝中
ではチューブが曲げられて横たわり且つその溝中にはチ
ューブが適当な耐熱セメント66の層によって固定され
る(第1図)。第1図で分かるように、この構造は2個
のチューブをより接近させて集めて、アルミナ繊維から
織られた材料のような耐熱材料のさや68中にチューブ
を閉じ込めることを容易にし、また同時に本体の取り扱
いの間及び液体金属体中での本体の浸漬などの間に本体
に加わるトルクに対する付加された抵抗を提供する。
このタイプの装置を構成する際には、平衡を達成するの
に必要な時間を短くするように、必要なキャリヤーガス
の容量を可能な限り小さく保つことが望ましく、この考
慮事項は狭い内腔のチューブ16及び30、小型の循環
ポンプ20及び小容積のプローブ10の使用を指示す
る。プローブを充填すべきガスの容量はせいぜいプロー
ブ内の気孔の容量であることが理解されよう。完全なシ
ステムのための実際的な容量は1〜5ccであり、一方合
理的に短い応答時間を得るための実際的なガス流量は毎
分約50〜約200ccである。しかしながら、プローブ
の容積が小さくなるにつれて、溶融物中の金属及び水素
のキャリヤーガスへの接近が相当的に減少し、それゆえ
に歩み寄りが必要である。本発明の非常に成功したプロ
ーブは約35〜40%の多孔度、約120μmの平均孔
径及び約25ダルシーの透過度を持つ第4図に示したよ
うな多孔質環状セグメントのアルミナ円板からなる。そ
の本体は約3cc(0.3in3)の容積を持つように0.
64cm(0.25in)の厚さ及び2.5cm(1.00i
n)の直径を持つ。
そのような形状の簡単なモノリシックブロックは周知の
手順によって容易に製作されることが分かるであろう。
その形状がコンパクトであるので、そのような本体は固
有的に高い耐機械衝撃性を持つ。その上に、液体金属中
に完全に浸漬されて動作し、プローブと金属との間での
水素の交換がプローブ本体の表面を通しておこり、また
キャリヤーガス中への水素の連行が完全にプローブ本体
の内部中で起こるので、金属体中でのプローブ本体の姿
勢及び配置はこのエラーの可能性を完全に非臨界的に避
けている。混合又は連行の機構をこのように内面化する
ので、プローブは高速移動金属流中で、例えばうつしト
ラフ中で成功裏に動作することができることも分かる。
そのようなことは、プローブが連行について外部泡立ち
に依存している場合ではなく、その時には泡がプローブ
中に戻ることができる前に取り除かれてしまうかもしれ
ない。その材料は耐火性でなければならず、即ち許容で
きない程度に軟化することなしに浸漬温度に耐えること
ができなければならず、また金属と可能な限り非反応性
でなければならない。何故ならばそのような反応性はプ
ローブ本体の取り替えをいつかは必要とするからであ
る。アルミニウム中で用いるための非常に満足なプロー
ブ材料は融着粒状アルミナであり、諸粒子は磁器結合に
よって一緒に保たれている。そのような広範囲の多孔性
材料が商業的に入手できる。
本発明のプローブは完全に非金属から容易に作ることが
でき、腐食及び水素の拡散の問題(水素は関連する温度
では商業的に入手できる殆どの金属を通って拡散する)
を避けることができる。本体に用いられる多孔性材料を
適切に選ぶことによって、コンパクトなモノリシック又
はユニタリー一体成形本体に大きなガス交換表面を得る
ことが可能であり、最大限の本体容積が孔によって占め
られ、最小限の“デッド容積”が固体物質によって占め
られる。
本発明のプローブは多数の種々の形態を取ることがで
き、それで幾つかの例を第4〜12図に示す。前記した
ように、第4図の実施態様は平らな環状円板の主要セグ
メントとして形成されており、一方第5図の実施態様は
完全な環状円板であり、チューブ16及び30は異なっ
た距離で本体12中に延びて、入口18と出口32との
間の流路の長さを増加させている。第6図は幅が広いよ
りも幾分長い長方形体を示しており、第5図の構造の場
合と同じようにチューブ16及び30は異なった長さで
本体中に延びており、一方第7図は円筒体のプローブを
示しており、チューブ16及び30は両端で入ってい
る。第8図は三角形のプローブ本体を例示しており、第
9図は長円形体を示しており、一方第10図は、適した
材料の全く不規則な形状の本体にガス入口及び出口を設
けることができそして成功裏に機能できることを示して
いる。第11図は、本体が必ずしもモノリシック、即ち
単一のブロック体から形成されたものではなくて、代わ
りに適切なセメント(図示せず)によって一緒に結合さ
れた2個以上の片から組み立てられる一体成形体であり
得ることを例示しており、そのセメント層が入口から本
体を通って出口へのガスの自由拡散に対する障壁を構成
しないことを確実にするために注意が払われる。内腔6
0及び62はこの実施態様では半環状横断面の溝を合わ
せることによって構成される。第12図は大きな開口空
間70を含むその他の一体構造体を例示しており、その
空間中にはチューブ16及び30が突き出ており、水素
がプローブ本体の壁を通ってこの空間中に拡散する。そ
のような構造体は多孔性の幾分低い材料を本体に用いる
ことを可能にする。何故ならば水素は窒素よりも容易に
拡散し、また水素のみが本体を通って拡散する必要があ
るからである。空間70の大きさは、プローブの応答時
間を実質的に増加させるようであってはならない。
本発明のプローブはアルミニウム及びその合金中の水素
濃度の定量と関連させて説明されているが、無論、マグ
ネシウム、銅、亜鉛、鋼及びその他の合金のようなその
他の金属中の水素ガス及びその他のガス定量にも使用で
きる。
本発明の浸漬プローブを形成するのに用いることのでき
る広範囲の製作された材料及び天然産材料があるが、無
論、試験した時にそれらが機械的強度、多孔度、孔径及
び透過度の組合せの要件を満足することができることを
条件とする。合成材料の例は次の通りである: a)試験条件下で金属と共に用いられるように十分な耐
火性の多孔質セラミックス、その例としてはアルミニウ
ム、マグネシウム、珪素、ジルコニウム、タングステン
及びチタンの炭化物、窒化物及び酸化物がある; b)セラミックのフォーム及び繊維; c)粉砕材及び合成鉱物、特にケイ酸塩及びスピネル; d)金属マトリックス中の繊維の複合体; 十分に高い融点を持つ金属(例えば、鋼、チタン及びタ
ングステン)粉末の焼結物;そのような材料は金属ぬれ
性であるので、それらには金属非ぬれ性材料のガス透過
性被膜を設けるべきである; e)多孔質グラファイト及びその他の炭素系材料、その
例としてはマット状態の又は適当なマトリックス中に埋
め込まれたそのような材料の繊維がある;及び f)十分に高い融点を持つ過された多孔質ガラス、例
えば、パイレックス及びアルミノケイ酸塩;磁器。
天然産材料の例としてはムライト、砂岩、及び軽石があ
る。その材料は周知の技術、例えば、焼結、プレス、結
合、ガス形成、成形、孔あけ、研削などによって必要な
特性及び形状を持つように調製することができる。
本発明のプローブの使用がプローブを移動金属流中に浸
漬することを伴う時には、プローブを通り過ぎる金属の
移動(典型的には5cm/sec)は、窒素/水素平衡に対す
る合理的に短い応答時間を得るようにプローブ表面と金
属との間の適切な接触を確実にする。しかしながら、い
ずれのプローブについても、浴が静止しているならばこ
の時間は長くなる。プローブの固有の構造のおかげで、
プローブと金属との間の人工的な相対運動を作ることに
よって静止浴中での試験時間を短くすることが可能であ
る。このことは外部泡立てを用いる従来技術のプローブ
では可能ではない。何故ならば、循環キャリヤーガスが
プローブによって取り戻されるようにプローブに十分に
接近して滞留することがないならば循環キャリヤーガス
を失う危険があるからである。従って、本発明のプロー
ブについての応答時間は、第13〜15図によって例示
された実施態様の使用によって約2〜5分間の値に短く
することができることが見いだされている。
第13図の装置に関しては、プローブ素子10は振動器
72に取り付けられており、振動器72によって作られ
るプローブの運動はプローブ/金属界面を横切る水素の
拡散を容易にする。振動器は機械タイプ又は磁気ひずみ
タイプのものであることができ、それの作るいずれかの
方式でプローブを振動させる。
第14図の装置に関しては、プローブは、シャフト78
によってプローブ支持体に連結されているモーター駆動
偏心器76の作用下でピボット74の回りで揺り動かす
ように取り付けられている。その両システムに関して、
プローブの運動範囲は好ましくは0.5〜5Hzの範囲、
より好ましくは1〜2Hzの範囲であり、機械的偏位は1
0〜100mmの範囲である。
第15図の装置に関しては、プローブは試験の間静止し
ており、そしてその代わりに溶融金属が、モーター82
によって駆動される小さな羽根車80によりプローブの
回りを循環し、この循環もまたプローブ/金属界面での
拡散を容易にする。100〜400rpmの範囲内の速度
で回転する直径約8cmの羽根車が完全に有効であると見
いだされている。
本発明のプローブの有効性を求めるために、比較試験に
おいて28種のプローブを用い、それを現存する実験室
装置を用いて確認した。各々のプローブを静止条件下
で、金属浴で行なわれる3回の繰り返し測定で試験し、
それは各試験の間700〜750℃の温度の小さな実験
室炉にて実施された。得られた値は、0.05〜0.4
5m/100gの範囲であり、下記の4種の合金タイ
プについては殆どの値は0.15〜0.25m/10
0gであった: a)商業的な純アルミニウム(99.5%); b)5重量%までのMgを含むアルミニウム/マグネシウ
ム合金; c)5重量%までのZn及び2重量%までのMgを含むアル
ミニウム/亜鉛/マグネシウム合金; d)3重量%までのLiを含むアルミニウム/リチウム合
金。
総合的なプローブ間の再現精度(84の値)は0.01
7m/100gであり、一方同じプローブの平均反復
精度は0.012m/100gであった。これらの静
止条件下での通常の応答時間は8〜10分間であった。
これらの値の精度は、窒素キャリヤー融合実験室タイプ
分析器で得られた再現精度値0.03〜0.05m/
100gと比較できる。第16〜18図は下記の金属で
得られた試験結果である: 第16図:非合金アルミニウム、705℃。
第17図:5%Zn及び2%Mgを含むAl/Zn/Mg合金、70
9℃。
第18図:2.5%Liを含むAl/Li合金、720℃。
総ての結果の再現精度が分かる。試験に適する平衡は非
合金アルミニウムで5分以内で達し、許容できる値は4
分であった。Al/Zn/Mg合金で得られた結果はいっそう速
く、許容できる平衡は2分を少し越え、完全な平衡は3
分であった。Al/Li合金では完全な平衡は2分以内に達
し、再現精度は最大限に異なり、即ち100g当たり
0.26〜0.29mの範囲を越えた。リチウム合金
は慣用の実験室法では試験が困難であった。殆どの実験
室試験手順において、合金の固体サンプルを水素の放出
に十分な温度に加熱する時に、リチウムもまた放出さ
れ、それで良好な再現精度は相応的に得ることが困難で
ある。それゆえにその合金は特別の取り扱いを必要とす
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は溶融金属のガス含有率を測定するための装置の
概略図である。 第2図は第3図の線2−2で描いた、第1図のプローブ
装置の本体の拡大横断面図である。 第3図は第2図の線3−3で描いたプローブ装置本体の
その他の横断面図である。 第4図は本発明の浸漬プローブ本体のその他の形状の、
第2図と類似の横断面図である。 第5〜12図は本発明のプローブ部材の異なった形状の
類似の立面図である。 第13〜15図はプローブ表面と液体金属との間の接触
を増加させるためのプローブ部材の種々の配置を例示し
ている。 第16〜18図は本発明のプローブを用いての種々の合
金についての試験結果のグラフである。 図中、10はプローブ素子、12は本体、14は溶融金
属体、16及び30はチューブ、18はガス入口、20
は循環ポンプ、22及び24は逆止弁、26は検知セ
ル、28はカサロメーター、32はガス出口、34は洗
浄弁、36は比較セル、38及び40は抵抗線、42は
ブリッジ回路、44及び46は抵抗器、48は電池、5
0は調節抵抗器、52はブリッジメーター、54は熱電
対、56はコンピューター制御器である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドン エー.ドートル カナダ国,ジー 7エス 2エル5 ケベ ツク,ジヨンクワイヤー,デイツキー ス トリート 3043

Claims (41)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プローブを溶融金属中に浸漬し、該プロー
    ブを介してキャリヤーガスを再循環し、キャリヤーガス
    と溶融金属中に溶解しているガスとの平衡混合物を作成
    することにより、溶融金属中に溶解しているガスの濃度
    を決定するための浸漬プローブであって、 溶融金属中の浸漬に耐える十分な耐熱性を有し、ガス透
    過性であって液体金属不透過性である材料のブロック体
    からなるプローブ本体を含み; 該本体は内部へのガス入口及びガス出口を有し; 該入口から該出口を通過するガスが、周囲の溶融金属か
    ら該本体の内部に拡散する溶解しているガスを移動させ
    るため、該プローブ本体内部のかなりの部分を横断する
    ように、該ガス入口及び出口は相互に間隔を置いて配置
    されており; 該プローブ本体の材料は、5%ないし80%の多孔度、
    約2ないし約2,000ダルシーの透過度、及び0.5
    μmないし2,000μmの孔径を有することを特徴と
    する浸漬プローブ。
  2. 【請求項2】前記プローブ本体が、モノリシックブロッ
    ク体である請求項1記載のプローブ。
  3. 【請求項3】前記プローブ本体が、一体ブロック体であ
    る請求項1記載のプローブ。
  4. 【請求項4】前記プローブ本体が、20%ないし60%
    の多孔度、約2ないし約2,000ダルシーの透過度、
    及び10μmないし1,000μmの孔径を有する請求
    項1記載のプローブ。
  5. 【請求項5】前記プローブ本体が、35%ないし40%
    の多孔度、約10ないし約100ダルシーの透過度、及
    び100μmないし200μmの孔径を有する請求項1
    記載のプローブ。
  6. 【請求項6】前記プローブ本体が、約10ないし約10
    0ダルシーの透過度を有する請求項1記載のプローブ。
  7. 【請求項7】前記プローブ本体が、10μmないし1,
    000μmの孔径を有する請求項1記載のプローブ。
  8. 【請求項8】前記プローブ本体が、100μmないし2
    00μmの孔径を有する請求項1記載のプローブ。
  9. 【請求項9】前記プローブ本体が、約1ccないし約10
    ccの容積を有する請求項1記載のプローブ。
  10. 【請求項10】前記プローブ本体が、1つの寸法におい
    てその他の2つの寸法におけるよりも小さくなってお
    り、それに応じて溶融金属から前記プローブ本体内部ま
    での、より短いガス拡散路を提供している請求項1記載
    のプローブ。
  11. 【請求項11】前記プローブ本体が、1つの寸法におい
    てその他の2つの寸法におけるよりも小さくなってお
    り、それに応じて溶融金属から前記プローブ本体内部ま
    での、より短いガス拡散路を提供しており、該より小さ
    い寸法における前記プローブ本体の厚さが約0.5cmな
    いし約1.5cmである請求項1記載のプローブ。
  12. 【請求項12】前記プローブ及び前記金属を相互に相対
    的に移動させるために前記プローブを移動させる手段と
    組み合わされている請求項1記載のプローブ。
  13. 【請求項13】前記プローブ及び前記金属を相互に相対
    的に移動させるための手段が、前記金属中のプローブを
    振動させる手段又は揺動させる手段を含む請求項12記
    載のプローブ。
  14. 【請求項14】前記プローブ及び前記金属を相互に相対
    的に移動させるための手段と組み合わされ、プローブの
    外面に向けて金属を移動させるための羽根車を含む請求
    項1記載のプローブ。
  15. 【請求項15】前記プローブ本体の外面が、溶融金属に
    よるぬれを容易にするために薄い金属被膜で被覆されて
    いる請求項1記載のプローブ。
  16. 【請求項16】前記プローブ本体の外面が、溶融金属に
    よるぬれを容易にするために約10μmないし約1,0
    00μm(0.0004インチないし0.04インチ)
    の金属被膜で被覆されている請求項1記載のプローブ。
  17. 【請求項17】前記プローブ本体の外面が、溶融金属中
    の単原子水素からプローブ内部中の二原子水素への転化
    を触媒する物質の薄い被膜で被覆されている請求項1記
    載のプローブ。
  18. 【請求項18】前記プローブ本体の外面が、溶融金属中
    の単原子水素からプローブ内部の二原子水素への転化を
    触媒する物質約0.1μmないし約1,000μm
    (0.000004インチないし0.04インチ)の薄
    い被膜で被覆されている請求項1記載のプローブ。
  19. 【請求項19】前記プローブ本体の外面が、溶融金属中
    の単原子水素からプローブ内部の二原子水素への転化を
    触媒する、白金、パラジウム、ロジウム及びニッケルか
    ら選ばれる金属の約0.1μmないし約1,000μm
    (0.000004インチないし0.04インチ)の薄
    い被膜で被覆されている請求項1記載のプローブ。
  20. 【請求項20】前記溶融金属が、アルミニウム、その合
    金及び複合材料から選ばれ、前記溶解しているガスが水
    素である請求項1記載のプローブ。
  21. 【請求項21】溶融金属中のガスの濃度を定量するため
    の装置において、 プローブ本体が内部へのガス入口及びガス出口を有し、
    該入口から該出口を通過するガスが、周囲の溶融金属か
    ら該本体の内部に拡散するガスを移動させるため、該プ
    ローブ本体内部のかなりの部分を横断するように、該ガ
    ス入口及び出口が相互に間隔を置いて配置されている溶
    融金属中に浸漬するための浸漬プローブ; キャリヤーガス供給手段; キャリヤーガス及び溶融金属から拡散し、その中へ移動
    するガスのためのガス循環ポンプ; 該金属から拡散したガスとキャリヤーガスとの混合物中
    に存在する該ガスの割合を定量するのに適したガス濃度
    定量手段;及び 溶融金属からプローブ本体中に拡散したガスをキャリヤ
    ーガス中に移動するためにキャリヤーガスを該プローブ
    本体を介して循環させるための閉鎖回路として、キャリ
    ヤーガス供給手段、プローブガス入口、プローブガス出
    口、ガス循環ポンプ及びガス濃度定量手段を連結する導
    管手段を含み; 前記浸漬プローブは溶融金属中の浸漬に耐える十分な耐
    熱性を有し、ガス透過性であって液体金属不透過性であ
    る材料のブロック体からなり、前記プローブ本体の材料
    は約5%ないし約80%の多孔度、約2ないし約2,0
    00ダルシーの透過度、及び約0.5μmないし約2,
    000μmの孔径を有する、 ことを特徴とするガス濃度を定量するための装置。
  22. 【請求項22】前記プローブ本体が、モノリシックブロ
    ック体である請求項21記載の装置。
  23. 【請求項23】前記プローブ本体が、一体ブロック体で
    ある請求項21記載の装置。
  24. 【請求項24】キャリヤーガスを前記閉鎖回路に導入
    し、該キャリヤーガスで前記閉鎖回路を洗い流して、ガ
    ス混合物を除去するための手段を含む請求項21記載の
    装置。
  25. 【請求項25】前記プローブ本体が、約20%ないし約
    60%の多孔度、約2ないし約2,000ダルシーの透
    過度、及び10μmないし1,000μmの孔径を有す
    る請求項21記載の装置。
  26. 【請求項26】前記プローブ本体が、35%ないし40
    %の多孔度、約10ないし約100ダルシーの透過度、
    及び100μmないし200μmの孔径を有する請求項
    21記載の装置。
  27. 【請求項27】前記プローブ本体が、約10ないし約1
    00ダルシーの透過度を有する請求項21記載の装置。
  28. 【請求項28】前記プローブ本体が、10μmないし
    1,000μmの孔径を有する請求項21記載の装置。
  29. 【請求項29】前記プローブ本体が、100μmないし
    250μmの孔径を有する請求項21記載の装置。
  30. 【請求項30】前記プローブ本体が、約1ccないし約1
    0ccの容積を有する請求項21記載の装置。
  31. 【請求項31】前記プローブ本体が、1つの寸法におい
    てその他の2つの寸法におけるよりも小さくなってお
    り、それに応じて溶融金属から前記プローブ本体内部ま
    での、より短いガス拡散路を提供している請求項21記
    載の装置。
  32. 【請求項32】前記プローブ本体が、1つの寸法におい
    てその他の2つの寸法におけるよりも小さくなってお
    り、それに応じて溶融金属から前記プローブ本体内部ま
    での、より短いガス拡散路を提供しており、該より小さ
    い寸法における前記プローブ本体の厚さが約0.5cmな
    いし約1.5cmである請求項21記載の装置。
  33. 【請求項33】前記プローブ及び前記金属を相互に相対
    的に移動させるために前記プローブを移動させる手段と
    組み合わされている請求項21記載の装置。
  34. 【請求項34】前記プローブ及び前記金属を相互に相対
    的に移動させるための手段が、前記金属中のプローブを
    振動させる手段又は揺動させる手段を含む請求項33記
    載の装置。
  35. 【請求項35】前記金属から前記プローブ本体内部への
    ガスの拡散を容易にするため、前記プローブ本体の外面
    に隣接する溶融金属を攪拌するための手段を含む請求項
    21記載の装置。
  36. 【請求項36】前記プローブ本体の外面が、溶融金属に
    よるぬれを容易にするために薄い金属被膜で被覆されて
    いる請求項21記載の装置。
  37. 【請求項37】前記プローブ本体の外面が、溶融金属に
    よるぬれを容易にするために約10μmないし約1,0
    00μm(0.0004インチないし0.04インチ)
    の金属被膜で被覆されている請求項21記載の装置。
  38. 【請求項38】前記プローブ本体の外面が、溶融金属中
    の単原子水素からプローブ内部中の二原子水素への転化
    を触媒する物質の薄い被膜で被覆されている請求項21
    記載の装置。
  39. 【請求項39】前記プローブ本体の外面が、溶融金属中
    の単原子水素からプローブ内部の二原子水素への転化を
    触媒する物質約0.1μmないし約1,000μm
    (0.000004インチないし0.04インチ)の薄
    い被膜で被覆されている請求項21記載の装置。
  40. 【請求項40】前記プローブ本体の外面が、溶融金属中
    の単原子水素からプローブ内部の二原子水素への転化を
    触媒する、白金、パラジウム、ロジウム及びニッケルか
    ら選ばれる金属の約0.1μmないし約1,000μm
    (0.000004インチないし0.04インチ)の薄
    い被膜で被覆されている請求項21記載の装置。
  41. 【請求項41】前記溶融金属が、アルミニウム、その合
    金及び複合材料から選ばれ、前記溶解しているガスが水
    素である請求項21記載の装置。
JP63128603A 1987-05-28 1988-05-27 溶融金属中のガス濃度を定量するためのプローブ Expired - Lifetime JPH067093B2 (ja)

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