JPH0670921U - 順送り金型の押圧機構 - Google Patents

順送り金型の押圧機構

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JPH0670921U
JPH0670921U JP1560993U JP1560993U JPH0670921U JP H0670921 U JPH0670921 U JP H0670921U JP 1560993 U JP1560993 U JP 1560993U JP 1560993 U JP1560993 U JP 1560993U JP H0670921 U JPH0670921 U JP H0670921U
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武弘 橘田
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株式会社キツダ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレス加工時にプレス加工を行うストリッパ
ーに加える押圧力を、ストリッパーの必要とする部位に
効率よく伝達する。 【構成】 押圧機構10から伝達される押圧力を接続板
14から突出させた突出ピン15を介してストリッパー
9に加える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、順送り金型の押圧機構に係り、さらに詳しく説明すると、リードフ レームのような薄物部材における微細プレス加工時にストリッパーに加える押圧 力を、このストリッパーの必要とする部位に効率よく伝達させ、高精度な加工を 可能とする順送り金型の押圧機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、半導体集積回路などを搭載したプリント配線板は高密度・高実 装化が図られており、このため用いられるリードフレームなどもより微細化され た薄物部材が採用されるようになっている。
【0003】 このように微細化された薄物部材をプレス加工するには、金属プレス用金型と して、一般的に図5に示すような順送り金型が用いられている。
【0004】 この順送り金型の概略構成を説明すると、金型の上型1側には、上サブ2にス トリッパーホルダー3が取付けられ、このストリッパーホルダー3にストリッパ ープレート4が添着されており、このストリッパープレート4として、図示しな いが、抜きステージが所定の間隔で配置され、全体として、いわゆる一体構造式 あるいはそれに近い構造とされている。
【0005】 また、下型5側には、下サブ6上に敷板である下パッキングプレート7を介し てダイプレート8が取付けられている。そして、上記した上型1側のストリッパ ープレート4と下型5側のダイプレート8との間には、図中点線で示したように 製品となるコイル状のプレス抜き材料11が、上型1と下型5の入口端より出口 端へと挿通され(図中矢印方向)、順送りされて順次各抜きステージ4aのプレ ス加工による抜き加工が行われ、完成された加工製品を得ている。 9は上型1に設けられたストリッパーであり、10はストリッパー9に押圧力 を付与する押圧機構であり、油圧や図示したようにスプリングの付勢力を伝達ピ ン13によって伝達するように構成されている。
【0006】 このような構成によりプレス加工を行うには、詳細は図示しないが、リードフ レームなどの抜きステージが設けられたストリッパープレート4をストリッパー ホルダー3に添着し、かつ下型5の下サブ8との間に挿通されるプレス抜き材料 11を順次各ストリッパー9により直接押圧しながら行っている。なお、図中、 2aはパッキンである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような従来の順送り金型では、プレス抜き材料11にストリッ パー9を押付けてプレス加工により打ち抜きを行う際、プレス抜き材料11がリ ードフレームのような微細プレス加工を必要とする場合には、押圧力を必要な部 位に効率よく働かせることが重要である。これを怠ると、プレス抜き材料11に 水平方向や上下方向、捩れ方向の動き(フレ)などの変形が発生し、結果的に不 良な製品となっしてまう。
【0008】 このため、通常プレス加工時の押圧力は、図5に示したように押圧機構10、 10を介して複数のスプリング12から直接的、あるいは伝達ピン13などを介 して間接的にストリッパー9へ伝えている。
【0009】 このように、従来のプレス加工は、スプリング12を設けた押圧機構10を1 枚のプレート9に1乃至複数個設置する方法であり、複数の押圧機構10を配置 するには、そのスプリング12,12同士間に両者を隔離する隙間A(図6参照 )が必要となり、スプリング12の数および配置は限定される不具合がある。
【0010】 また、各スプリング12の押圧位置のピッチ間隔W1 は、W1 =D+Aとなる ため、スプリング12の外径寸法(D)以上になってしまい、必然的により大き な押圧力を近距離のピッチに伝えることができない不具合がある(図7参照)。
【0011】 本考案は、このような事情に鑑みて創作されたもので、その目的とするところ は、プレス加工を行う際にストリッパーに加える押圧力を、ストリッパーの必要 とする部位に効率よく伝達することが可能な順送り金型の押圧機構を提供するこ とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案は、このような目的を達成するために、上型側にストリッパーホルダー を取付け、リードフレームなどの抜きステージが設けられたストリッパープレー トを上記ストリッパーホルダーに添着し、かつ下型との間に挿通されるプレス抜 き材料を、上型側に設けられたスプリング構成の押圧機構によりストリッパーを 押圧してプレス加工する金型において、このストリッパーは、任意数の押圧機構 により押圧される接続板に設けた複数の突出ピンを介して押圧されることを特徴 とするものである。
【0013】 また、本考案の接続板は、上型の上サブに設けた任意数の押圧機構を構成する スプリングにそれぞれ連結されている伝達ピンの下端部に設置されており、その 突出ピンは、ストリッパーホルダーの開孔を通り、またはストリッパーホルダー を介してストリッパーを押圧させることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】
本考案によれば、複数個の押圧機構を設け、特に押圧力を必要とする部位のス トリッパー部分に効率のよい押圧を行い、プレス抜き材料の変形を防止できる。
【0015】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。なお、本考案に用いられ る順送り金型の基本構成は、従来用いられているものとほぼ同様の構成であるた め、図4に示したものを援用する。
【0016】 金型の上型1側には、上サブ2にストリッパーホルダー3が取付けられ、この ストリッパーホルダー3にストリッパープレート4が添着されている。このスト リッパープレート4として、図示しないが、抜きステージが所定の間隔で配置さ れ、全体としてはいわゆる一体構造式或いはそれに近い構造とされている。
【0017】 下型5側には、下サブ6上に敷板である下パッキングプレート7を介してダイ プレート8が取付けられている。そして、上記した上型1側のストリッパープレ ート4と下型5側のダイプレート8との間には、図中点線で示したように製品と なるコイル状のプレス抜き材料10が、上型1と下型5の入口端より出口端へと 挿通され(図中矢印方向)、順送りされて順次各抜きステージのプレス加工によ る抜き加工が行われ、完成された加工製品を得ている。 9は上型1に設けられたストリッパー、10はストリッパー9に押圧力を付与 する押圧機構であり、この実施例にあってはスプリング12および伝達ピン13 によって構成されている。 しかし、この押圧機構10を油圧構成などとしてもよく、油圧構成の場合は、 伝達ピン13は油圧器に連結させてある。
【0018】 このような構成によりプレス加工を行うには、図示しないが、リードフレーム などの抜きステージが設けられたストリッパープレート4をストリッパーホルダ ー3に添着し、かつ下型5のダイプレート8との間に挿通されるプレス抜き材料 11を押圧しながらプレスを行うのである。
【0019】 これを具体的に説明すると、図1に示すように、上サブ2には従来と同様に押 圧機構10,10を構成するスプリング12,12同士が互いに接触しないよう にA間隔を隔てて配置させてあり、このスプリング12にそれぞれ連結させた伝 達ピン13が下部側に設けてある。そして、この伝達ピン13の下端部に接続板 14が配置されている。さらに、この接続板14の下部側には、ストリッパー9 の必要な部位、例えばa点〜f点を押圧することができるように、複数個の突出 ピン15が設けられている。
【0020】 したがって、このストリッパー9は、図2に示したようにa点〜f点における 部位において、部分的に強く押圧力を加えることが可能となり、特にリードフレ ームなどのように所定部位にできる限りの押圧を必要とし、微細な抜き加工を行 う必要のある材料に対しても、高精度なプレス加工を行うことができる。
【0021】 なお、この押圧用の突出ピン15,15,…は、図3のようにストリッパーホ ルダー3の開孔3aを通ってストリッパー9を直接押圧するように構成しても、 図4のようにストリッパーホルダー3を介してストリッパー9を押圧するように 構成してもよい。また、押圧機構10の数は、この実施例に限定されるものでな く、任意な数を選定できる。
【0022】 何れにせよ、この実施例によれば、従来の押圧機構10を構成するスプリング 12の配置を変えることなく、従来は行えなかったストリッパー9の必要な部位 に、必要に応じて特定の押圧力を付与することが可能となった。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、プレス加工時に押圧力をストリッパー の必要な部位に効率よく働かせることができるので、特に微細なプレス加工を必 要とするリードフレームなどのプレス抜き材料においても、高精度なプレス加工 を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプレス加工時を示す説明用断面図
である。
【図2】本考案によるストリッパーの押圧部分を示す説
明図である。
【図3】プレス加工時の他の実施例を示す説明用断面図
である。
【図4】プレス加工時の異なる他の実施例を示す説明用
断面図である。
【図5】従来例の順送り金型の基本構成を示す概略断面
図である。
【図6】図5に示す金型のプレス加工時を示す説明用断
面図である。
【図7】従来例によるストリッパーの押圧部分を示す平
面図である。
【符号の説明】
9 ストリッパー 10 押圧機構 13 突出ピン 14 接続板

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型側にストリッパーホルダーを取付
    け、リードフレームなどの抜きステージが設けられたス
    トリッパープレートを上記ストリッパーホルダーに添着
    し、かつ下型との間に挿通されるプレス抜き材料を、上
    型側に設けられたスプリング構成などの押圧機構により
    ストリッパーを押圧してプレス加工する順送り金型にお
    いて、このストリッパーは、任意数の押圧機構により押
    圧される接続板に設けた複数の突出ピンを介して押圧さ
    れることを特徴とする順送り金型の押圧機構。
  2. 【請求項2】 接続板は、上型の上サブに設けた任意数
    の押圧機構にそれぞれ連結させている伝達ピンの下端部
    に設置されていることを特徴とする請求項1記載の順送
    り金型の押圧機構。
  3. 【請求項3】 突出ピンは、ストリッパーホルダーの開
    孔を通ってストリッパーを押圧させることを特徴とする
    請求項1記載の順送り金型の押圧機構。
  4. 【請求項4】 突出ピンは、ストリッパーホルダーを介
    してストリッパーを押圧させることを特徴とする請求項
    1記載の順送り金型の押圧機構。
JP1993015609U 1993-03-08 1993-03-08 順送り金型の押圧機構 Expired - Lifetime JP2506843Y2 (ja)

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JPH0670921U true JPH0670921U (ja) 1994-10-04
JP2506843Y2 JP2506843Y2 (ja) 1996-08-14

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6060115U (ja) * 1983-09-29 1985-04-26 株式会社東芝 プレス加工装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6060115U (ja) * 1983-09-29 1985-04-26 株式会社東芝 プレス加工装置

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