JP2506843Y2 - 順送り金型の押圧機構 - Google Patents

順送り金型の押圧機構

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JP2506843Y2
JP2506843Y2 JP1993015609U JP1560993U JP2506843Y2 JP 2506843 Y2 JP2506843 Y2 JP 2506843Y2 JP 1993015609 U JP1993015609 U JP 1993015609U JP 1560993 U JP1560993 U JP 1560993U JP 2506843 Y2 JP2506843 Y2 JP 2506843Y2
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Japan
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pressing
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JP1993015609U
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JPH0670921U (ja
Inventor
武弘 橘田
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株式会社キツダ
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、順送り金型の押圧機構
に係り、さらに詳しく説明すると、リードフレームのよ
うな薄物部材における微細プレス加工時にストリッパー
に加える押圧力を、このストリッパーの必要とする部位
に効率よく伝達させ、高精度な加工を可能とする順送り
金型の押圧機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、半導体集積回路などを搭
載したプリント配線板は高密度・高実装化が図られてお
り、このため用いられるリードフレームなどもより微細
化された薄物部材が採用されるようになっている。
【0003】このように微細化された薄物部材をプレス
加工するには、金属プレス用金型として、一般的に図5
に示すような順送り金型が用いられている。
【0004】この順送り金型の概略構成を説明すると、
金型の上型1側には、上サブ2にストリッパーホルダー
3が取付けられ、このストリッパーホルダー3にストリ
ッパープレート4が添着されており、このストリッパー
プレート4として、図示しないが、抜きステージが所定
の間隔で配置され、全体として、いわゆる一体構造式あ
るいはそれに近い構造とされている。
【0005】また、下型5側には、下サブ6上に敷板で
ある下パッキングプレート7を介してダイプレート8が
取付けられている。そして、上記した上型1側のストリ
ッパープレート4と下型5側のダイプレート8との間に
は、図中点線で示したように製品となるコイル状のプレ
ス抜き材料11が、上型1と下型5の入口端より出口端
へと挿通され(図中矢印方向)、順送りされて順次各抜
きステージのプレス加工による抜き加工が行われ、完成
された加工製品を得ている。9は上型1に設けられたス
トリッパーであり、10はストリッパー9に押圧力を付
与する押圧機構であり、油圧や図示したようにスプリン
グの付勢力を伝達ピン13によって伝達するように構成
されている。
【0006】このような構成によりプレス加工を行うに
は、詳細は図示しないが、リードフレームなどの抜きス
テージが設けられたストリッパープレート4をストリッ
パーホルダー3に添着し、かつ下型5の下サブ8との間
に挿通されるプレス抜き材料11を順次各ストリッパー
9により直接押圧しながら行っている。なお、図中、2
aはパッキンである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の順送り金型では、プレス抜き材料11にストリッ
パー9を押付けてプレス加工により打ち抜きを行う際、
プレス抜き材料11がリードフレームのような微細プレ
ス加工を必要とする場合には、押圧力を必要な部位に効
率よく働かせることが重要である。これを怠ると、プレ
ス抜き材料11に水平方向や上下方向、捩れ方向の動き
(フレ)などの変形が発生し、結果的に不良な製品とな
っしてまう。
【0008】このため、通常プレス加工時の押圧力は、
図6に示したように押圧機構10,10を介して複数の
スプリング12から直接的、あるいは伝達ピン13など
を介して間接的にストリッパー9へ伝えている。
【0009】このように、従来のプレス加工は、スプリ
ング12を設けた押圧機構10を1枚のストリッパー9
に1乃至複数個設置する方法であり、複数の押圧機構1
0を配置するには、そのスプリング12,12同士間に
両者を隔離する隙間A(図6参照)が必要となり、スプ
リング12の数および配置は限定される不具合がある
【0010】また、各スプリング12の押圧位置のピッ
チ間隔W1 は、W1 =D+Aとなるため、スプリング1
2の外径寸法(D)以上になってしまい、必然的により
大きな押圧力を近距離のピッチに伝えることができない
不具合がある(図7参照)。
【0011】本考案は、このような事情に鑑みて創作さ
れたもので、その目的とするところは、プレス加工を行
う際にストリッパーに加える押圧力を、ストリッパーの
必要とする部位に効率よく伝達することが可能な順送り
金型の押圧機構を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような目
的を達成するために、上型側にストリッパーホルダーを
取付け、リードフレームなどの抜きステージが設けられ
たストリッパープレートを上記ストリッパーホルダーに
添着し、かつ下型との間に挿通されるプレス抜き材料
を、上型側に設けられたスプリング構成などの押圧機構
によりストリッパーを押圧してプレス加工を行う順送り
金型において、このストリッパーは、上型の上サブに設
けた任意数の押圧機構の下部側にそれぞれ連結されてい
る伝達ピンの下端部に設置させた接続板の下部側に設
け、かつ上記押圧機構のほぼ真下部位近傍部分を複数個
の突出ピンを介して押圧されることを特徴とするもので
ある。
【0013】本考案の突出ピンは、ストリッパーホルダ
ーの開孔を通り、またはストリッパーホルダーを介して
ストリッパーを押圧させることを特徴とするものであ
る。
【0014】
【作用】本考案によれば、複数個の押圧機構を設け、特
に押圧力を必要とする部位のストリッパー部分に効率の
よい押圧を行い、プレス抜き材料の変形を防止できる。
【0015】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説
明する。なお、本考案に用いられる順送り金型の基本構
成は、従来用いられているものとはほぼ同様の構成であ
るため、図5に示したものを援用する。
【0016】金型の上型1側には、上サブ2にストリッ
パーホルダー3が取付けられ、このストリッパーホルダ
ー3にストリッパープレート4が添着されている。この
ストリッパープレート4として、図示しないが、抜きス
テージが所定の間隔で配置され、全体としてはいわゆる
一体構造式或いはそれに近い構造とされている。
【0017】下型5側には、下サブ6上に敷板である下
パッキングプレート7を介してダイプレート8が取付け
られている。そして、上記した上型1側のストリッパー
プレート4と下型5側のダイプレート8との間には、図
中点線で示したように製品となるコイル状のプレス抜き
材料10が、上型1と下型5の入口端より出口端へと挿
通され(図中矢印方向)、順送りされて順次各抜きステ
ージのプレス加工による抜き加工が行われ、完成された
加工製品を得ている。9は上型1に設けられたストリッ
パー、10はストリッパー9に押圧力を付与する押圧機
構であり、この実施例にあってはスプリング12および
伝達ピン13によって構成されている。しかし、この押
圧機構10を油圧構成などとしてもよく、油圧構成の場
合は、伝達ピン13は油圧器に連結させてある。
【0018】このような構成によりプレス加工を行うに
は、図示しないが、リードフレームなどの抜きステージ
が設けられたストリッパープレート4をストリッパーホ
ルダー3に添着し、かつ下型5のダイプレート8との間
に挿通されるプレス抜き材料11を押圧しながらプレス
を行うのである。
【0019】これを具体的に説明すると、図1に示すよ
うに、上サブ2には従来と同様に押圧機構10,10を
構成するスプリング12,12同士が互いに接触しない
ようにA間隔を隔てて配置させてあり、このスプリング
12にそれぞれ連結させた伝達ピン13が下部側に設け
てある。そして、この伝達ピン13の下端部に接続板1
4が配置されている。さらに、この接続板14の下部側
には、ストリッパー9の必要な部位、例えばa点〜f点
を押圧することができるように、複数個の突出ピン15
が設けられている。
【0020】したがって、このストリッパー9は、図2
に示したようにa点〜f点における部位において、部分
的に強く押圧力を加えることが可能となり、特にリード
フレームなどのように所定部位にできる限りの押圧を必
要とし、微細な抜き加工を行う必要のある材料に対して
も、高精度なプレス加工を行うことができる。
【0021】なお、この押圧用の突出ピン15,15,
…は、図3のようにストリッパーホルダー3の開孔3a
を通ってストリッパー9を直接押圧するように構成して
も、図4のようにストリッパーホルダー3を介してスト
リッパー9を押圧するように構成してもよい。また、押
圧機構10の数は、この実施例に限定されるものでな
く、任意な数を選定できる。
【0022】何れにせよ、この実施例によれば、従来の
押圧機構10を構成するスプリング12の配置を変える
ことなく、従来は行えなかったストリッパー9の必要な
部位に、必要に応じて特定の押圧力を付与することが可
能となった。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば、
プレス加工時に押圧力をストリッパーの必要な部位に効
率よく働かせることができるので、特に微細なプレス加
工を必要とするリードフレームなどのプレス抜き材料に
おいても、高精度なプレス加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るプレス加工時を示す説明用断面図
である。
【図2】本考案によるストリッパーの押圧部分を示す説
明図である。
【図3】プレス加工時の他の実施例を示す説明用断面図
である。
【図4】プレス加工時の異なる他の実施例を示す説明用
断面図である。
【図5】従来例の順送り金型の基本構成を示す概略断面
図である。
【図6】図5に示す金型のプレス加工時を示す説明用断
面図である。
【図7】従来例によるストリッパーの押圧部分を示す平
面図である。
【符号の説明】
9 ストリッパー 10 押圧機構 13 突出ピン 14 接続板

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型側にストリッパーホルダーを取付
    け、リードフレームなどの抜きステージが設けられたス
    トリッパープレートを上記ストリッパーホルダーに添着
    し、かつ下型との間に挿通されるプレス抜き材料を、上
    型側に設けられたスプリング構成などの押圧機構により
    ストリッパーを押圧してプレス加工を行う順送り金型に
    おいて、このストリッパーは、上型の上サブに設けた任
    意数の押圧機構の下部側にそれぞれ連結されている伝達
    ピンの下端部に設置させた接続板の下部側に設け、かつ
    上記押圧機構のほぼ真下部位近傍部分を複数個の突出ピ
    ンを介して押圧されることを特徴とする順送り金型の押
    圧機構。
  2. 【請求項2】 突出ピンは、ストリッパーホルダーの開
    孔を通ってストリッパーを押圧させることを特徴とする
    請求項1記載の順送り金型の押圧機構。
  3. 【請求項3】 突出ピンは、ストリッパーホルダーを介
    してストリッパーを押圧させることを特徴とする請求項
    1記載の順送り金型の押圧機構。
JP1993015609U 1993-03-08 1993-03-08 順送り金型の押圧機構 Expired - Lifetime JP2506843Y2 (ja)

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JPH0670921U JPH0670921U (ja) 1994-10-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6060115U (ja) * 1983-09-29 1985-04-26 株式会社東芝 プレス加工装置

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JPH0670921U (ja) 1994-10-04

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