JPH0670083U - 自動販売機の飲料用原料の冷却装置 - Google Patents

自動販売機の飲料用原料の冷却装置

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JPH0670083U
JPH0670083U JP1257893U JP1257893U JPH0670083U JP H0670083 U JPH0670083 U JP H0670083U JP 1257893 U JP1257893 U JP 1257893U JP 1257893 U JP1257893 U JP 1257893U JP H0670083 U JPH0670083 U JP H0670083U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱交換体の結露を防止すると共に、熱効率を
向上できる自動販売機の飲料用原料の冷却装置を提供す
ることを目的とする。 【構成】 エアチャンバ15内に熱交換体16の一方の
半部を収容すると共に、熱交換体16の他方の半部を冷
水タンク2内の冷水Wに浸漬した冷却器11と、冷却器
11のエアチャンバ15内と、飲料用原料Cを収納する
断熱ボックス3内とを連通するサプライダクト12およ
びリターンダクト13と、サプライダクト12とリター
ンダクト13とで構成される循環経路内に介設した循環
ファン14とを備えたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばレギュラーコーヒーなどを提供する自動販売機において、コ ーヒー豆を自動販売機内に冷却保存しておくための自動販売機の飲料用原料の冷 却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レギュラーコーヒー用のコーヒー豆(特に、挽いたもの)は、高温下で貯蔵す ると劣化して味が落ちてしまうため、レギュラーコーヒーを販売する自動販売機 では、コーヒー豆を自動販売機内のクーラーボックスに一定の低温下で貯蔵する ようにし、味が落ちるのを防止するようにしている。
【0003】 図4および図5は、このようなクーラーボックスに冷気を供給する従来の冷却 装置を示している。同図に示すように、この冷却装置41は、冷水タンク42と クーラーボックス43との間に介在され、冷水タンク42側に設けられた冷却器 44と、この冷却器44からクーラーボックス43まで延びるダクト45とで構 成されている。冷却器44の下部は開放されており、この部分に、下半部を冷水 タンク42の冷水Wに浸漬した熱交換用のフィン46が設けられている。冷却器 44内に設けた冷気ファン47を回転させて、フィン46に接触させた空気(冷 気)を吸い込むと共に、この冷気をダクト45を介してクーラーボックス43に 供給し、コーヒー豆Cを冷却するようになっている(例えば、特開平2−121 087号公報)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
このような、従来の自動販売機の飲料用原料の冷却装置41では、冷却器44 の下部から自動販売機内の空気(暖気)を吸い込み、この空気を、冷水Wで冷や したフィン46と接触させて(熱交換して)、冷気を作るようになっている。こ のため、フィン46に接触した暖気によりフィン46の表面に結露を生じ、これ が冷水W内に流下して冷水Wが冷水タンク42から溢れると共に、結露によりフ ィン46の熱交換効率が低下する問題があった。
【0005】 本考案は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、熱交換体の結露を 防止すると共に、熱効率を向上させることができる自動販売機の飲料用原料の冷 却装置を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく本考案は、エアチャンバ内に熱交換体の一方の半部を収 容すると共に、熱交換体の他方の半部を冷水タンク内の冷水に浸漬した冷却器と 、冷却器のエアチャンバ内と、飲料用原料を収納する断熱ボックス内とを連通す るサプライダクトおよびリターンダクトと、サプライダクトとリターンダクトと で構成される循環経路内に介設した循環ファンとを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
冷水タンク内の冷水に浸漬された冷却器の熱交換体により、冷却器のエアチャ ンバ内の空気が冷却され、この冷気が、循環ファンによりサプライダクトを介し て断熱ボックス内に供給される。また、これに並行して、断熱ボックス内の飲料 用原料を冷却した空気はリターンダクトを介してエアチャンバ内に戻される。こ のように、冷却器と断熱ボックスとの間に、サプライダクトとリターンダクトと を介在させ、冷気の循環経路を構成することにより、比較的低い湿度の空気で、 飲料用原料を冷却することができ、かつ、この循環に用いる空気と自動販売機内 の他の空気(暖気)との縁を切ることができ、サプライエアとリターンエアとの 温度差を小さくすることができる。したがって、熱交換体をはじめ、循環経路内 に結露が生ずることがほとんどなくなると共に、冷却器の熱容量を小さくするこ とができる。
【0008】
【実施例】
以下、添付図面を参照して、本考案の一実施例に係る自動販売機の飲料用原料 の冷却装置について説明する。この冷却装置は、レギュラーコーヒーをカップで 販売する、いわゆるカップ式自動販売機に設けるものであり、飲料用原料として のレギュラーコーヒーのコーヒー豆(挽いたもの)を冷却保存するものである。 図1は、この冷却装置廻りの構造図であり、冷却装置1は、冷水Wを貯留した冷 水タンク2と、コーヒー豆Cを収容した断熱ボックスであるクーラーボックス3 との間に介在されている。
【0009】 冷水タンク2は、槽内に冷水Wを満たした開放型のタンクであり、主にジュー ス類などのシロップ原料を冷却するものである。冷水タンク2の槽内には、外部 の冷却ユニット4に冷媒管5で接続された冷却コイル6が浸漬されており、この 冷却コイル6により、槽内に冷水(氷水)Wが作られる。また、冷水タンク2に は攪拌羽7aとモータ7bとから成る攪拌装置7が設けられ、槽内を攪拌して、 槽内の冷水Wを常に均一な温度に保っている。
【0010】 クーラーボックス3は、断熱材で構成された箱体であり、内部にレギュラーコ ーヒー用のコーヒー豆Cを入れた豆ケース8が収容されている。クーラーボック ス3の内部には、豆ケース8を支持する支持板9が設けられると共に、冷気の流 れを豆ケース8に有効に導くための仕切板10が設けられ、豆ケース8内のコー ヒー豆Cを均一な温度に冷却できるようになっている。
【0011】 冷却装置1は、冷水タンク2側に設けられた冷却器11と、この冷却器11と クーラーボックス3とを結ぶサプライダクト12およびリターンダクト13と、 サプライダクト12に介設された循環ファン14とで構成されている。循環ファ ン14は、例えば小型の軸流ファンなどで構成され、また、サプライダクト12 およびリターンダクト13は、例えば丸ダクトを保温材(図示省略)で被覆した もので構成されている。サプライダクト12およびリターンダクト13のクーラ ーボックス3側の吹出口12aおよび吸込口13aは、それぞれ仕切板9を隔て て、クーラーボックス3内に開口されている。
【0012】 冷却器11は、図2および図3に示すように、エアチャンバを構成する箱状の 冷却器本体15と、冷却器本体15に支持されて下方に延びる熱交換体である複 数枚のフィン16とを備え、冷水タンク2の水面に近接させて設けられている。 冷却器本体15の上部には、サプライダクト12およびリターンダクト13のそ れぞれの吹出口12bおよび吸込口13bが、対角線位置に離間した状態で接続 されており、これにより、冷却器本体15内部、すなわちエアチャンバとクーラ ーボックス3内部とを連通する循環経路が構成されている。
【0013】 各フィン16は、上半部が冷却器本体15内に臨んだ状態で冷却器本体15に 支持され、冷却器本体15の底板のスリット15aから下方へ延びている。そし て、各フィン16の下半部は、冷水タンク2の冷水W内に浸漬されている。フィ ン16は、図3に示すように、冷却器本体15の長手方向に等間隔で配設されて おり、リターンダクト13から流入したリターンエアが、フィン16の間を縫う ように流れて、サプライダクト12に流出するするようになっている。これによ り、フィン16は、熱交換媒体として作用して、冷水Wと冷却器本体15内の空 気との間に熱交換を行わせ、リターンエアを十分に冷却する。
【0014】 このようにフィン16で冷却された空気は、循環ファン14により、冷却器本 体15内からサプライダクト12を通ってクーラーボックス3内に送られ、また 豆ケース8を冷やした後の空気は、クーラーボックス3内からリターンダクト1 3を通って冷却器本体15内に送られる。このように、空気の経路を循環経路と し、全体の冷却システムを、いわゆる密閉型のシステムとしているので、システ ム内の空気を他の自動販売機内の空気と完全に縁切りでき、循環エアを乾燥空気 で構成することができると共に、発熱する他の装置や外気の影響を受ける自動販 売機内の空気の熱を拾うことがほとんどない。このため、フィン16をはじめ循 環経路内の結露を有効に防止できると共に、装置(システム)の熱負荷を小さく できて、熱効率を向上することができる。したがって、フィン16の結露による 冷水タンク2のオーバーフロー対策や、循環経路内のドレンの処理などの対策が 不要となると共に、冷却器11をはじめ冷却装置1全体の熱容量を小さくするこ とができる。
【0015】 なお、本実施例では、冷却器本体の底板に形成されたスリットにフィンを差し 込んだ構造になっているが、この部分をパッキンや接着剤などで完全に封止する ようにすれば、より好ましい。また、冷却器本体内の空気が、リターンダクトか らサプライダクトにバイパスしないように、フィンによりつづら折りの流路を構 成するようにしてもよく、このようにすれば、より一層、冷却器の熱交換効率を 向上することができる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、サプライダクトとリターンダクトとにより、循 環経路を構成し、いわゆる密閉式のエア循環システムとしているので、システム 内の空気を他の自動販売機内の空気と縁切りでき、熱交換体をはじめ、循環経路 内に結露が生ずることがほとんど無くなると共に、冷却器の熱容量を小さくする ことができる。したがって、冷水タンクのオーバーフローを防止できると共に、 装置を容量の小さいものでコンパクトに構成することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る飲料用原料の冷却装置
廻りの構成図である。
【図2】実施例の冷却器廻りの裁断側面図である。
【図3】実施例の冷却器のA−A線断面図である。
【図4】従来の飲料用原料の冷却装置廻りの構成図であ
る。
【図5】従来の冷却器廻りの裁断側面図である。
【符号の説明】
1 冷却装置 2 冷水タンク 3 クーラーボックス 11 冷却器 12 サプライダクト 13 リターンダクト 14 循環ファン 15 冷却器本体 16 フィン W 冷水 C コーヒー豆

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアチャンバ内に熱交換体の一方の半部
    を収容すると共に、当該熱交換体の他方の半部を冷水タ
    ンク内の冷水に浸漬した冷却器と、 当該冷却器のエアチャンバ内と、飲料用原料を収納する
    断熱ボックス内とを連通するサプライダクトおよびリタ
    ーンダクトと、 当該サプライダクトと当該リターンダクトとで構成され
    る循環経路内に介設した循環ファンとを備えたことを特
    徴とする自動販売機の飲料用原料の冷却装置。
JP1993012578U 1993-02-25 1993-02-25 自動販売機の飲料用原料の冷却装置 Expired - Fee Related JP2598866Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9335389B2 (en) 2012-08-23 2016-05-10 Kyoto University NMR detection probe
US9372247B2 (en) 2012-08-23 2016-06-21 Kyoto University NMR detection module

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JPH03262096A (ja) * 1990-03-13 1991-11-21 Fuji Electric Co Ltd カップ式自動販売機の原料冷却装置
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