JPH067006Y2 - 車輌用灯具の取付構造 - Google Patents

車輌用灯具の取付構造

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JPH067006Y2
JPH067006Y2 JP1989147105U JP14710589U JPH067006Y2 JP H067006 Y2 JPH067006 Y2 JP H067006Y2 JP 1989147105 U JP1989147105 U JP 1989147105U JP 14710589 U JP14710589 U JP 14710589U JP H067006 Y2 JPH067006 Y2 JP H067006Y2
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screw
nut
clip
mounting
lamp
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雅弘 池谷
直人 伴
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Koito Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車体の後端部上面またはルーフ上に設置され
るハイマウントストップランプ等に適用して好適な車輌
用灯具の取付構造に関するものである。
[従来の技術] 最近の自動車においては実開昭61−190780号公
報に見られるように車体の後部上面に設けたリアスポイ
ラの後部突出端内にストップランプを組込み、これをブ
レーキ操作時に制動灯と共に点灯させることにより後続
車ドライバに注意をより一層喚起させ、追突事故等を未
然に防止するようにしている。第10図および第11図
はこのようなストップランプの従来例を示す斜視図およ
び断面図で、これを概略説明すると、1は車体、2はリ
アスポイラ、3はリアスポイラの後部突出端2aに設け
た切欠部(開口部)4内に組み込まれたストップランプ
である。ストップランプ3はレンズ5、プリント基板6
および光源7を備え、レンズ5の上側開放部5aをリア
スポイラ2の溝部8に挿入し、下側開放端部5bをアン
カー部材9にビス10によって固定している。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような従来のストップランプ3の取
付構造においては、レンズ5自体を固定しているためリ
アスポイラ2に対する取付強度が弱いと云う欠点があっ
た。
そこで、灯具ボディに取付部を一体に設け、この取付部
を車体固定部にねじとナットによりクリップを介して固
定するようにしたものも知られているが、このような固
定構造は、ナットとクリップとが個々ばらばらで、紛失
し易い。また、組立時にナットをクリップ上に設置した
際、孔位置がずれていると、ねじを通し難く、自動組立
化に不向きであると云った欠点があった。
したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、その目的とするところは、灯具ユ
ニットの取付強度を大ならしめると共に位置調整が容易
で所定位置に正しく固定し得るようにした車輌用灯具の
取付構造を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記目的を達成するために、灯具ボディに一体
に設けられたねじ挿通孔を有する取付部と、この取付部
に挟着固定されるクリップと、ねじ取付孔を有し前記取
付部がねじによって前記クリップと共に固定される車体
固定部とを有し、前記クリップは弾性材料の折曲加工に
よって略コ字状に形成されて、ナットが微少移動可能に
収納するナット収納部と、上下面に形成され前記ねじが
挿通されるねじ用孔とを有して両端開口部にて前記取付
部を移動調整可能に挟持して前記車体固定部に設置さ
れ、前記ねじは車体固定部のねじ取付孔、クリップのね
じ用孔および取付部のねじ挿通孔に挿通されてナットに
ねじ込まれることにより、前記取付部とクリップを車体
固定部に共締め固定するものである。
[作用] 本考案において、灯具ボディの取付部は車体固定部にね
じとナットによりクリップを介して強固に固定される。
クリップは取付部に対して移動調整可能で、ねじ用孔を
ねじ挿通孔に一致させる。ナットは取付部の車体固定部
側とは反対側の面とクリップとの間に形成されたナット
収納凹部内に移動可能に挿入配置され、ねじ挿通孔と一
致する。
[実施例] 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案に係る車輌用灯具の取付構造をリアスポ
イラ内に組み込んだストップランプに適用した場合の一
実施例を示す第4図のI−I線断面図、第2図は取付構
造の分解斜視図、第3図は同ランプの要部正面図、第4
図は同ランプの平面図、第5図は第3図のV−V線断面
図、第6図は第4図のVI−VI線断面図、第7図は第4図
のVII−VII線断面図、第8図は第4図のVIII−VIII線断
面図である。これらの図において、リアスポイラ2(第
6図)は車体の後部上面もしくはルーフ上に設置され、
後部突出端の長手方向中央部下面側に形成された所要長
さの細長い開口部14を有し、この開口部内に左右方向
に長い帯状のストップランプ13が収納配置されてい
る。
前記ストップランプ13は、板状の灯具ボディ15と、
縦断面形状が略U字状で後端(車体前方側端)が開放
し、その開放端が前記灯具ボディ15の前面に超音波溶
着等によって固定された前面レンズ16とからなる灯具
ユニット17を有し、その内部には多数の発光ダイオー
ド19を実装してなるプリント基板18とインナーレン
ズ20とが配設されている。
前記灯具ボディ15の前面には複数個の基板取付部22
が前方に向かって一体に突設されており、その先端面に
前記プリント基板18が位置決め突起23(第1図、第
5図)によって位置決めされ、かつ止めねじ24(第5
図、第6図)によって略垂直に固定されている。灯具ボ
ディ15の背面適宜箇所には該ボディの内部とリアスポ
イラ2の内部とを連通させる連通管(第5図)25が一
体に設けられ、その先端部は雨水等の侵入を防止すべく
下方に向かって折曲され、かつ該連通管25の内側開口
端にはフィルタ26が配設されている。フィルタ26
は、フッ素系、ポリエチレン、アクリル系等の多孔質フ
ィルムによって形成されることにより、通気性、透湿
性、耐水性に優れ、特に通気性において高い特性を有す
る。
前記灯具ボディ15の右端部側にはコード27をリアス
ポイラ2内に導くためのコード導出口29が開設されて
おり、このコード導出口29にはゴムブッシング30が
嵌合固定されている。前記コード27の一端は前記プリ
ント基板18の電気回路に接続され、他端が前記リアス
ポイラ2内を通って車体内に導かれ、電源(バッテリ
ー)に接続されている。なお、コード27は灯具ボディ
15の背面に沿うよう該ボディに一体に設けたコード保
持部31によって保持されている。
前記前面レンズ16は赤色、黄色等に着色された透光性
樹脂によって形成されている。
前記発光ダイオード19はプリント基板18に一定の間
隔をおいて横一列に実装されている。
前記インナーレンズ20(第1図)は、略L字状に形成
されることにより、その垂直部20aが発光ダイオード
19の前方に適宜間隔を保って対向し、また該垂直部2
0aの前面側は全面に亙って平面で、裏面側には凸レン
ズからなる多数の集光レンズ33が各発光ダイオード1
9に対応して一体に突設されている。そしてインナーレ
ンズ20の水平部20bは前記前面レンズ16の内面に
溶着等によって固定されている。
さて、このように構成されたストップランプ13におい
て、前記灯具ボディ15の背面には該ランプ13を前記
リアスポイラ2に固定するための複数個の取付部40
(第1図、第2図)が一体に突設されている。取付部4
0は、灯具ボディ15の長手方向に適宜間隔をおいて後
方に略水平に突設され、その先端部中央にはねじ挿通孔
41が上下面に貫通して形成されている。一方、前記リ
アスポイラ2の内底面には前記取付部40に対応して筒
状体からなるランプ固定部(車体固定部)42が上方に
向かって一体に突設され、その上面中央には前記ねじ挿
通孔41と略同じ穴径のねじ取付穴43が形成されてい
る。
45は前記取付部40に弾着されるクリップで、このク
リップ45は第2図に示すように板ばねによって側面視
略コ字状に折曲形成されるもので、平板状の底板部45
Aと、略 形に折り曲げ形成された上板部45Bと、上板部45B
と底板部45Aの一端を連結する連結板部45Cと、上
板部45Bの両側縁に垂設された左右一対の抜け防止片
45Dとで構成され、底板部45Aと上板部45Bの中
央にはねじ用孔46(46A、46B)がそれぞれ形成
されている。下側、上側のねじ用孔46A、46Bは前
記ねじ挿通孔41およびねじ取付孔43と略同じ穴径と
される。底板部45Aと上板部45Bの連結側端部間の
間隔、換言すれば連結板部45Cの高さは前記取付部4
0の板厚と略等しく、これとは反対側端の間隔は取付部
40の板厚より小さい。前記上板部45Bの高さは前記
ナット47の高さと略等しいか、多少高く設定され、該
上板部45Bと、抜け防止片45Dとで囲まれた空間が
前記ナット47のナット収納部50を形成している。前
記取付部40の上面には前記クリップ45の移動範囲を
制限する比較的浅い凹陥部48が形成されている。
ストップランプ13のリアスポイラ2への取付けに際し
ては、先ずクリップ45の内部にナット47を挿入す
る。この挿入に際しては、第2図に2点鎖線で示すよう
に底板部45Aを手で下方に弾性変形させてクリップ4
5の開放端間の間隔を開き、その間よりナット47を挿
入してナット収納部50内に位置させればよい。次に、
この開いた状態でクリップ45の開放端間に取付部40
を差し込み、底板部45Aを解放すると、該底板部45
Aが弾性復帰して上板部45Bと共に取付部40を挟持
することにより、クリップ45が前記取付部40に弾着
される。この時、ナット47は取付部40上に設置され
て多少の移動は許容されているが、ナット収納部50の
内壁によって回転を防止される。そして、クリップ45
を位置決めしてねじ挿通孔41とねじ用孔46とを一致
させればよい。
次いで、クリップ45が弾着された取付部40をランプ
固定部42上に載置して位置決めし、ねじ取付孔43に
ねじ挿通孔41、ねじ用孔46およびナット47のねじ
孔を一致させる。そして、この状態で、ねじ51をリア
スポイラ2の下方からねじ取付孔43に挿入してナット
47のねじ孔にねじ込み、取付部40をクリップ45を
介してランプ固定部42に固定することで、ストップラ
ンプ13のリアスポイラ2への取付け作業を完了する。
かくしてこのような構成からなる取付構造においては、
灯具ボディ15に一体に設けた取付部40をクリップ4
5を介してねじ止め固定しているので、取付強度が大き
く、またナット47は狭いナット収納部50内に若干の
移動のみを許容されて収納されているので、取付部40
をランプ固定部42上に載せてねじ挿通孔41とねじ取
付孔43とを一致させると、ナット47のねじ孔も略一
致し、ナット47の位置調整作業を厳密に行わずともね
じ51をナット47にねじ込むことができる。したがっ
て、取付作業が簡単で、自動機による自動組立を可能に
する。また、ナット47が脱落して紛失するといった恐
れもない。
さらに、クリップ45は取付部40を単に弾持するだけ
であるため、取付けおよび位置調整作業が簡単で、ねじ
用孔46をねじ挿通孔41に簡単に一致させることがで
きる。
第9図は上記実施例で示したクリップの変形例を示す斜
視図である。この実施例はクリップ45を形成する上板
部45Bの上面中央部に、クリップ24の解放端側に解
放する箱型の突部53を一体に設け、その内部をナット
収納部50としたものである。
その他の構成は上記実施例と略同様である。
このような構成においてはナット47をナット収納部5
0にクリップ45の前方から直接挿入配置することがで
きるため、底板部45Aを下方に弾性変形させる必要が
なく、ナット47の組込作業が容易であるという利点を
有する。
[考案の効果] 以上説明したように本考案に係る車輌用灯具の取付構造
によれば、灯具ボディに設けた取付部にクリップを弾着
し、このクリップの内部に設けたナットにねじを螺合さ
せて前記取付部を車体固定部にねじ止め固定するように
構成したので、灯具の取付強度が大で、またクリップま
たはナットの移動調整により製造誤差等を吸収し、所定
位置に確実に固定できる。したがって、自動機による自
動組立が可能である。また、ナットはクリップ内に収納
されるため、紛失の恐れが少ないなど、その実用的効果
は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る車輌用灯具の取付構造をリアスポ
イラ内に組み込んだストップランプに適用した場合の一
実施例を示す第4図のI−I線断面図、第2図は取付構
造の分解斜視図、第3図は同ランプの要部正面図、第4
図は同ランプの平面図、第5図は第3図のV−V線断面
図、第6図は第4図のVI−VI線断面図、第7図は第4図
のVII−VII線断面図、第8図は第4図のVIII−VIII線断
面図、第9図は本願考案の他の実施例を示すクリップの
斜視図、第10図はリアスポイラの外観斜視図、第11
図はストップランプとの取付構造の従来例を示す断面図
である。 13……ストップランプ、15……灯具ボディ、19…
…発光ダイオード、40……取付部、41……ねじ挿通
孔、42……ランプ固定部(車体固定部)、43……ね
じ取付孔、45……クリップ、46(46A、46B)
……ねじ用孔、47……ナット(ナット部材)、50…
…ナット収納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平1−138873(JP,U) 実開 昭62−64646(JP,U) 実開 平1−44239(JP,U) 実開 平1−176546(JP,U) 実開 昭63−108825(JP,U) 実開 平1−160751(JP,U) 実開 平2−23237(JP,U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】灯具ボディに一体に設けられたねじ挿通孔
    を有する取付部と、この取付部に挟着固定されるクリッ
    プと、ねじ取付孔を有し前記取付部がねじによって前記
    クリップと共に固定される車体固定部とを有し、 前記クリップは弾性材料の折曲加工によって略コ字状に
    形成されて、ナットが微少移動可能に収納するナット収
    納部と、上下面に形成され前記ねじが挿通されるねじ用
    孔とを有して両端開口部にて前記取付部を移動調整可能
    に挟持して前記車体固定部に設置され、 前記ねじは車体固定部のねじ取付孔、クリップのねじ用
    孔および取付部のねじ挿通孔に挿通されてナットにねじ
    込まれることにより、前記取付部とクリップを車体固定
    部に共締め固定することを特徴とする車輌用灯具の取付
    構造。
JP1989147105U 1989-12-22 1989-12-22 車輌用灯具の取付構造 Expired - Lifetime JPH067006Y2 (ja)

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JPH0385235U JPH0385235U (ja) 1991-08-29
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0613011Y2 (ja) * 1988-07-31 1994-04-06 トヨタ自動車株式会社 車両用リヤスポイラ

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JPH0385235U (ja) 1991-08-29

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