JPH0670022B2 - オキサゾリン化合物の製造方法 - Google Patents

オキサゾリン化合物の製造方法

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JPH0670022B2
JPH0670022B2 JP1509848A JP50984889A JPH0670022B2 JP H0670022 B2 JPH0670022 B2 JP H0670022B2 JP 1509848 A JP1509848 A JP 1509848A JP 50984889 A JP50984889 A JP 50984889A JP H0670022 B2 JPH0670022 B2 JP H0670022B2
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    • C07D263/10Heterocyclic compounds containing 1,3-oxazole or hydrogenated 1,3-oxazole rings not condensed with other rings having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、オキサゾリン化合物の製造のための新規方法
に関する。オキサゾリン化合物は、界面活性剤、洗剤、
ワックスおよび米国特許第4,743,700号に記載されてい
るような医薬化合物の中間体の製造に有用である。
発明の背景 オキサゾリン化合物は既知であり、米国特許第4,216,16
2;3,813,378;2,786,870;2,718,520;および2,820,041号
に記載されている。
オキサゾリンを作る為の方法は、欧州特許出願第130,63
3号、米国特許第4,235,892号およびある種の金属塩を触
媒量利用したH.WitteおよびWolfgang Seeligerによる
“ニトリルとアミノアルコールとの反応による環状イミ
ドエステルの生成”、Liebigs Ann Chem.pp996−1009
(1974)に記載されているごとく周知である。米国特許
2,402,198号はアルカリ触媒存在下、モノエタノールア
ミンとニトリルの反応によるオキサゾリンの製造方法を
記載している。米国特許第2,759,001号はジクロロアセ
トニトリルとアミノジオール化合物を反応させることに
よる異性体オキサゾリンのラセミ混合物の製造について
記載している。米国特許第3,979,405号はn−ブタノー
ルまたはシクロヘキサノールのような無水アルコール中
で、アミノアルコールとニトリルを反応させることによ
る2−オキサゾリンの製造について記載している。これ
らのどの文献も二価または多価アルコールを用いるオキ
サゾリンの製造方法については教示していない。その収
率、純度および選択性が以前に教えられた方法と同じく
らい良好な、またはそれ以上であるオキサゾリン化合物
の製造方法を提供することが望まれるであろう。以前に
教示された方法と同じくらいの、またはそれ以下の少な
い工程しか必要としない前記オキサゾリン化合物の製造
方法を提供することもまた望まれるであろう。以前の方
法より経済的(以前の方法ほど多くの量を必要としない
ような)である方法を提供することもまた望まれるであ
ろう。さらに、2つまたはそれ以上の潜在的構造異性体
が生成されるであろうので、位置特異的(即ち1つの構
造異性体のみを生成する)である方法を提供することが
非常に望まれているであろう。
発明の要約 本発明は式: (式中、R1,R2,R3,R4およびR5は同じでも異っていて
もよく、各々独立して 水素、アルキル、ハロアルキル、シクロアルキルまたは
置換シクロアルキル、シクロアルカルキルまたは置換シ
クロアルカルキル、アルケニルまたは置換アルケニル、
アルキニル、アルケニルアルキルまたは置換アルケニル
アルキル、アルキニルアルキル、アルコキシアルキルま
たは置換アルコキシアルキル、ジアルキルアミノアルキ
ル、アリールまたは置換アノール、アリールアルキルま
たは置換アリールアルキル、アリールアルケニルまたは
置換アリールアルケニル、アルコキシアリールまたは置
換アルコキシアリール、アリールオキシアリールまたは
置換アリールオキシアリール、アリールオキシアルキル
または置換アリールオキシアルキル、アシルまたは置換
アシル、芳香族複素環式または置換芳香族複素環式、複
素環式アルキルまたは置換複素環式アルキル、複素環式
シクロアルキルまたは置換複素環式シクロアルキル、複
素環式シクロアルキルアルキルまたは置換複素環式シク
ロアルキルアルキル、スルホキシドまたは置換スルホキ
シド、スルホニルまたは置換スルホニル、スルフィドま
たは置換スルフィドまたはヒドロキシアルキルを表わ
す) のオキサゾリン化合物を製造するための方法に関する。
本方法は、式 R5−C≡N (VIII) のシアノ化合物と、式 のアミノアルコール化合物またはその塩(式中、R1
R2,R3,R4およびR5は前に定義したとおり)を、塩基お
よび二価アルコール溶媒、多価アルコール溶媒またはそ
れらの混合物存在下で、接触させる工程を含む。好適に
は、R1およびR2が独立して水素、スルフィド、スルホキ
シド、スルホニル、アリールまたは置換アリールを表わ
し;R3およびR4は独立して水素、アルキルまたはヒドロ
キシアルキルを表わし;およびR5はフェニル、4−ニト
ロフェニル、シンナミル、4−メトキシシンナミルまた
はジクロロメチルである。より好適には、R2は4−メチ
ルチオフェニル、4−メチル−SO−フェニルまたは4−
メチル−SO2−フェニルであり;R1およびR3が水素であ
る場合、R4はヒドロキシメチルであり、およびR5はフェ
ニルである。好適には、塩基がジアザビシクロウンデセ
ン(より特定的には1,8−ジアゾビシクロ〔5.4.0〕ウン
デカ−7−エン(DBU))またはアルカリ金属炭酸塩
(最も好適なのは炭酸カリウム)である。また、アルコ
ール溶媒として好適であるのは、二価アルコールおよび
多価アルコールの混合物であり、最も好適にはエチレン
グリコールおよびグリセロールの混合物である。
また、一般式(IX)のアミノアルコール出発物質として
好適であるものは (式中、R1およびR2は前に定義したとおり) である。これらの出発物質に対し、本方法は位置特異的
である。即ち、この反応は2つまたはそれ以上の構造異
性体を潜在的に生じることができるけれども、本方法は
2つまたはそれ以上の潜在的構造異性体のただ1つだけ
を生成する。
本方法は、式(X)のオキサゾリン化合物を以前の教示
の他の方法と同じくらいかより少ない工程より比較的温
和な反応条件を用いて高い収率、高純度で、高い特異性
でしかも低い副産物生成で製造できるという利点を持っ
ている。本発明は、オキサゾリン化合物を以前の教示の
他の方法よりも経済的に(以前の方法ほど多くの量を必
要としないような)製造する方法を提供するというさら
なる利点を持っている。本発明は、単にあらかじめ適当
な出発物質を選択することにより、その立体異性体立体
配置が容易に決定できるオキサゾリン化合物を製造する
ための方法を提供するというさらなる利点を持ってい
る。本発明の特に有利な特色は、式IXのキラル出発物質
が使用された場合、ほとんどラセミ化が起こらないこと
である。アミノアルコール出発物質が2つのヒドロキシ
ル基を含んでいるという特別な事態において、本方法は
位置選択的であるという利点を持っている。
実施態様の詳細な説明 本明細書および付随する請求の範囲において、以下に挙
げられた術語が使用された場合、特に指示しないかぎり
次のように定義されている: 術語“アルキル”とは、例えばメチル(即ち−CH3)、
エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチ
ル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシルなどのごとく、
1から6の炭素原子を含む直鎖飽和炭化水素部分(即
ち、炭素−炭素単結合を持つ炭化水素)または3から6
の炭素原子の分枝飽和炭化水素部分を表わし;術語“置
換アルキル”とは、1つまたはそれ以上の下記の基で炭
素上がさらに置換されている場合のアルキル部分を表わ
す:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の
炭素原子のアリール、シアノ(即ち、−CN)、カルボキ
シ(即ち、−COOH)またはその塩、ニトロ(即ち、−NO
2)およびヒドロキシル; 術語“ハロゲン”および“ハロ”はフッ素、塩素、臭素
またはヨウ素を表わす。
術語“ハロアルキル”は、例えばクロロメチル、フルオ
ロメチル、ブロモメチル、トリフルオロメチル、ジクロ
ロメチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、6,6,6−
トリクロロヘキシルなどのごとく、1つまたはそれ以上
の水素原子がハロゲン原子で置換されているアルキル部
分を表わす。
術語“シクロアルキル”は、例えばシクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのご
とく、閉じられた環および3から6の炭素原子を含むこ
とにより特徴付けられる飽和炭素環式環を表わし;術語
“置換シクロアルキル”とは、1つまたはそれ以上の下
記の基により炭素上がさらに置換されているシクロアル
キルを表わす:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、
6から15の炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシル
またはその塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“シクロアルカルキル”とは、1から6の炭素原子
のアルキル部分に共有結合している3から6の炭素原子
のシクロアルキル部分を表わし;術語“置換シクロアル
カルキル”は、1つまたはそれ以上の下記の基で炭素上
がさらに置換されているシクロアルカルキル部分を表わ
す:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の
炭素原子のアリール、シアノ(即ち、−CN)、カルボキ
シル(即ち−COOH)またはその塩、ニトロ(即ち−N
O2)およびヒドロキシル; 術語“アルケニル”とは、エテニル(即ち−CH=C
H2)、プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、イソ
ブテニル、1−ペンテニル、2−メチル−1−ブテニ
ル、1−ヘキセニルなどのごとき、少くとも1つの炭素
−炭素二重結合を持つ2から6の炭素原子の直鎖炭化水
素部分または3から6の炭素原子の分枝炭化水素部分を
表わし;術語“置換アルケニル”とは、1つまたはそれ
以上の下記の基により炭素上がさらに置換されているア
ルケニル部分を表わす:ハロ、1から6の炭素原子のア
ルキル、6から15の炭素原子のアリール、シアノ、カル
ボキシルまたはその塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“アルキニル”とは、エチニル(即ち−C≡CH)、
1−プロピニル、1−ブチニル、1−ペンチニル、2−
ペンチニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニルなどのご
とき1つの炭素−炭素三重結合を持つ2から6の炭素原
子の直鎖炭化水素部分または4から6の炭素原子の分枝
炭化水素部分を表わし;術語“置換アルキニル”とは1
つまたはそれ以上の下記の基により置換可能炭素上がさ
らに置換されているアルキニル部分を表わす:ハロ、1
から6の炭素原子のアルキル、6から15の炭素原子のア
リール、シアノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロお
よびヒドロキシル; 術語“アルコキシ”とは、例えばメトキシ(即ち−OC
H3)、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、ペントキシ、ヘキソキシなどのごとく、酸素原子を
通して連接構造要素へ共有結合されている1から6の炭
素原子を含むアルキル部分を表わし;術語“置換アルコ
キシ”とは、1つまたはそれ以上の下記の基で炭素上が
さらに置換されているアルコキシ部分を表わす:ハロ、
1から6の炭素原子のアルキル、6から15の炭素原子の
アリール、シアノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロ
およびヒドロキシル; 術語“アルケニルアルキル”とは、1から6の炭素原子
のアルキル部分に共有結合で結合している2から6の炭
素原子のアルケニル部分を表わし;術語“置換アルケニ
ルアルキル”とは、1つまたはそれ以上の下記の基で炭
素上がさらに置換されているアルケニルアルキル部分を
表わす:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から
15の炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシルまたは
その塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“アルキニルアルキル”とは、1から6の炭素原子
のアルキル部分に共有結合で結合された2から6の炭素
原子のアルキニル部分を表わし;術語“置換アルキニル
アルキル”とは、1つまたはそれ以上の下記の基により
炭素上がさらに置換されているアルキニルアルキル部分
を表わす:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6か
ら15の炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシルまた
はその塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“アルコキシアルキル”とは、1から6の炭素原子
のアルキル部分に共有結合で結合された1から6の炭素
原子のアルコキシ部分を表わし;術語“置換アルコキシ
アルキル”とは、1つまたはそれ以上の下記の基により
炭素上がさらに置換されているアルコキシアルキル部分
を表わす:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6か
ら15の炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシルまた
はその塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“アミノ”とは、一級(−NH2)、二級または三級
アミンを表わし、ここで各々の水素は1から6の炭素原
子のアルキル部分または6から15の炭素原子のアリール
部分により置換されうる。
術語“ジアルキルアミノアルキル”とは、窒素原子が3
つのアルキル部分(各々のアルキル部分は1から6の炭
素原子を持つ)と共有結合で結合し、1つのアルキル部
分は隣接する構造要素に結合されている。
術語“アリール”とは、少くとも1つのベンゾノイド型
環を含む炭素環式部分を表わし、アリール基は好適には
6から15の炭素原子を含んでいる、例えばフェニル、ナ
フチル、インデニル、インダニルなど;術語“置換アリ
ール”とは、1つまたはそれ以上の下記の基により炭素
上がさらに置換されているアリール部分を表わす:ハ
ロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の炭素原
子のアリール、シアノ、カルボキシルまたはその塩、ニ
トロおよびヒドロキシル; 術語“アリールアルキル”とは、例えはベンジル、フェ
ニルエチルなどのごとき1から6の炭素原子のアルキル
部分に共有結合で結合された6から15の炭素原子のアリ
ール部分を表わし;術語“置換アラルキル”とは、1つ
またはそれ以上の下記の基により炭素上がさらに置換さ
れているアラルキル部分を表わす:ハロ、1から6の炭
素原子のアルキル、6から15の炭素原子のアリール、シ
アノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロおよびヒドロ
キシル; 術語“アリールアルケニル”とは、例えば2−フェニル
−2−エテニル(シンナミル)、4−フェニル−2−ブ
テニルなどのごとき、2から6の炭素原子のアルケニル
部分に共有結合で結合された6から15の炭素原子のアリ
ール部分を表わし;術語“置換アリールアルケニル”と
は、1つまたはそれ以上の下記の基により炭素上がさら
に置換されているアリールアルケニルを表わす:ハロ、
1から6の炭素原子のアルキル、6から15の炭素原子の
アリール、シアノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロ
およびヒドロキシル; 術語“アリールアルコキシ”とは、1から6の炭素原子
のアルコキシ部分に共有結合で結合された1から6の炭
素原子のアリール部分を表わし;術語“置換アリールア
ルコキシ”とは、1つかそれ以上の下記の基により炭素
上がさらに置換されているアリールアルコキシを表わ
す:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の
炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシまたはその
塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“アリールオキシ”は、例えばフェノキシなどのご
とき酸素(即ち−O−)原子を通して共有結合で結合さ
れているアリール部分を表わし;術語“置換アリールオ
キシ”とは、1つまたはそれ以上の下記の基により炭素
上がさらに置換されているアリールオキシ部分を表わ
す:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の
炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシルまたはその
塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“アルコキシアリール”は、例えば2−メトキシフ
ェニル、2−または4−エトキシナフチル、6−プロポ
キシインデニルなどのごとく、6から15の炭素原子のア
リール部分に共有結合で結合されている1から6の炭素
原子のアルコキシ部分を表わし;術語“置換アルコキシ
アリール”は、1つまたはそれ以上の下記の基により炭
素上がさらに置換されたアルコキシアリール部分を表わ
す:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の
炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシルまたはその
塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“アリールオキシアリール”は、例えばフェノキシ
フェニル、1−ナフチルオキシフェニルなどのごとき6
から15の炭素原子のアリール部分に共有結合で結合され
た前に定義のアリールオキシ部分を表わし;術語“置換
アリールオキシアリール”とは、1つまたはそれ以上の
下記の基により炭素上がさらに置換されたアリールオキ
シアリール部分を表わす;ハロ、1から6の炭素原子の
アルキル、6から15の炭素原子のアリール、シアノ、カ
ルボキシルまたはその塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“アリールオキシアルキル”は、例えばフェノキシ
メチル、1−ナフチルオキシエチルなどのごとき1から
6の炭素原子のアルキル部分に共有結合で結合された前
に定義のアリールオキシ部分を表わし;術語“置換アラ
ルキル”とは、1つまたはそれ以上の下記の基により炭
素上がさらに置換されたアラルキル部分をひ表わす:ハ
ロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の炭素原
子のアリール、シアノ、カルボキシルまたはその塩、ニ
トロおよびヒドロキシ; 術語“アシル”は、ホルミル部分 アルキル部が1から6の炭素原子のアルカノイル部分 アリール部が6から15の炭素原子のアロイル部分 アルコキシ部が1から6の炭素分子のエステル部分 アミド部分 またはアリールオキシ部分のごとく水素、アルキル、ア
リール、アルコキシ、アミノまたはアリールオキシ基に
結合されたアルボニル部分 を表わす。典型的なアシル基には、アセチル、ベンゾイ
ル、エトキシカルボニルなどが挙げられる;術語“置換
アシル”とは、1つまたはそれ以上の下記の基により炭
素上がさらに置換されたアシル部分のアルキル、アリー
ル、アルコキシ、アミノ、アリールオキシ、アルカノイ
ル、アロイル、エステル、アミドまたはアリールオキシ
部分を表わす:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、
6から15の炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシル
またはその塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“芳香族複素環式”は、環構造を中断させている少
くともも1つのO、Sおよび/またはNヘテロ原子を持
ち、芳香族特性を与えるのに十分な数の不飽和炭素−炭
素二重結合、窒素−炭素二重結合などを持つ環式部分を
表わし、芳香族複素環式基は好適には2から14の炭素原
子を含んでいる、例えば2−、3−または4−ピリジ
ル、2−または3−フリル、2−または3−チエニル、
2−、4−または5−チアゾリル、2−、4−または5
−イミダゾリル、2−、4−または5−ピリミジニル、
2−ピラジニル、3−または4−ピリダジニル、3−、
5−または6−〔1,2,4−トリアジニル〕、3−または
5−〔1,2,4−チアジアゾリル〕、2−、3−、4−、
5−、6−または7−ベンゾフラニル、2−、3−、4
−、5−、6−または7−インドリル、3−、4−また
は5−ピラゾリル、2−、4−または5−オキサゾリル
など;術語“置換芳香族複素環式”は、1つまたはそれ
以上の下記の基により炭素またはヘテロ原子上がさらに
置換された芳香族複素環式部分を表わす;ハロ、1から
6の炭素原子のアルキル、6から15の炭素原子のアリー
ル、シアノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロおよび
ヒドロキシル; 術語“複素環式アルキル”は、1から6の炭素原子のア
ルキル部分に共有結合で結合された前に定義したごとき
2から14の炭素原子の芳香族複素環式部分を表わし;術
語“置換複素環式アルキル”とは、1つまたはそれ以上
の下記の基により炭素またはヘテロ原子上がさらに置換
されている複素環式アルキル部分を表わす;ハロ、1か
ら6の炭素原子のアルキル、6から15の炭素原子のアリ
ール、シアノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロおよ
びヒドロキシル; 術語“複素環式シクロアルキル”とは、2−、3−また
は4−ピペリジル、2−ジオキサニル、2−または3−
オキサゼチジニル、2−オキシラニルまたは3−、4
−、5−または6−チアジニルなどのごとき、環構造を
中断し、炭素原子のところに置換された少くとも1つの
酸素硫黄または窒素原子またはそれらの組合せを持つ2
から6の炭素原子の飽和炭素環式環を表わし;術語“置
換複素環式シクロアルキル”とは、1つまたはそれ以上
の下記の基により炭素上がさらに置換されている複素環
式シクロアルキル部分を表わす:ハロ、1から6の炭素
原子のアルキル、6から15の炭素原子のアリール、シア
ノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロおよびヒドロキ
シル; 術語“複素環式シクロアルキルアルキル”は、1から6
の炭素原子のアルキル部分に共有結合で結合された2か
ら6の炭素原子の複素環式のシクロアルキル部分を表わ
し;術語“置換複素環式シクロアルカルキル”とは、1
つまたはそれ以上の下記の基により炭素上がさらに置換
されている複素環式シクロアルカルキル部分を表わす:
ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の炭素
原子のアリール、シアノ、カルボキシルまたはその塩、
ニトロおよびヒドロキシル; 術語“スルホキシド”とは、例えば のごとき、各々のRが独立して1から6の炭素原子のア
ルキル部分または6から15の炭素原子のアリール部分を
表わすスルホキシド部分(即ちR−SO−R−)を表わ
し;術語“置換スルホキシド”とは、基“R"が1つまた
はそれ以上の下記の基により炭素上でさらに置換されて
いる前に定義のスルホキシド部分を表わす:ハロ、1か
ら16の炭素原子のアルキル、6から15の炭素原子のアリ
ール、シアノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロおよ
びヒドロキシル; 術語“スルホニル”とは、例えば のごとき各々のRが独立して1から6の炭素原子のアル
キルまたは6から12の炭素原子のアリールを表わすスル
ホニル部分(即ちR−SO2−R−)を表わし;術語“置
換スルホニル”とは、その基“R"が1つまたはそれ以上
の下記の基により炭素上でさらに置換されている前に定
義のスルホニル部分を表わす;ハロ、1から6の炭素原
子のアルキル、6から12の炭素原子のアリール、シア
ノ、カルボキシルまたはその塩、ニトロおよびヒドロキ
シル; 術語“スルフィド”とは、例えばアルキルチオアルキル
または のようなアルキルチオアリールのごとき各々のRが独立
して1から6の炭素原子のアルキル、6から12の炭素原
子のアリールを表わすスルフィド部分(即ちR−S−R
−)を表わし;術語“置換スルフィド”とは、その基
“R"が1つまたはそれ以上の下記の基により炭素上でさ
らに置換されている前に定義のスルフィド部分を表わ
す:ハロ、1から6の炭素原子のアルキル、6から15の
炭素原子のアリール、シアノ、カルボキシルまたはその
塩、ニトロおよびヒドロキシル; 術語“ヒドロキシルアルキル”とは、例えばヒドロキシ
ルメチル(即ち、−CH2OH)、ヒドロキシエチル、1−
ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、3−ヒ
ドロキシブチル、4−ヒドロキシヘキシルなどのごとき
1つまたはそれ以上の水素がヒドロシ部分で置き換えら
れているアルキル部分を表わす。
本方法に用いられる塩基は、アミノアルコール(IX)と
シアノ化合物(VIII)を環化し、所望のオキサゾリン化
合物(X)を与えるために 部分のヒドロキシル(−OH)からプロトンを除去する物
質ならいかなるものでもよい。該塩基は、アミノアルコ
ール(IX)でもシアノ化合物(VIII)でもない。
本発明の方法において使用できる塩基は、リチウム、ジ
イソプロピルアミド、リチウム ヘキサメチルシラジ
ド、ナトリウム ヘキサメチルシラジドおよびカリウム
ヘキサメチルシラジドのごとき非水性塩基;またはカ
リウム t−ブトキシドおよびナトリウム メトキシド
であろう。塩基は炭酸ナトリウム、カリウム、リチウム
またはセシウムのごときアルカリ金属炭酸塩、または炭
酸カルシウムまたはバリウムのごときアルカリ土類金属
炭酸塩;水酸化ナトリウムおよびカリウムのごとき水酸
化物;水素化ナトウリムまたはカリウムのごとき水素化
物であってもよい。塩基はまた、アンモニウ(NH3)ま
たは尿素を含む有機塩基;ジメチルアミン、ジフェニル
アミン、N−メチルN−プロピルアミン、ジエチルアミ
ン、ジイソプロピルアミン、N−メチルアニリン、ピペ
ラジン、ピペリジン、ピロリジンのごとき二級アミン;
またはトリメチルアミン、ジメチルアニリン、N,N−ジ
メチルプロピルアミン、N,N−ジメチルピペリジン、N,N
−ジメチルブチルアミン、トリエチルアミンのごとき三
級アミンであってもよい。塩基はまた、イソキノリンモ
ルホリン、プリン、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、
キノリンまたはポリニルピリジン、好適にはDBUのごと
き複素環窒素含有化合物であってもよい。本方法に適合
して用いられるであろう他の塩基は、“現代合成反
応”、H.House,W.A.Be−njamin,Inc.,メンロパーク、カ
リフォルニア、1972,856 ページに記載されている。こ
こで好適には、任意の上記塩基の混合物を使用すること
ができる。
ヒドロキシ部分から必要なプロトンを除去するのに有効
量の塩基が使用される。そのような量は、モル比にして
(塩基モル数:アミノアルコール(IX)モル数)約1000
から0.001:1、好適には約10から0.01:1、より好適には
約1から0.1:1、最も好適には約0.15:1の範囲であろ
う。
本発明で使用されるアルコール溶媒は、好適にはC−2
からC−10グリコールおよび誘導体のごとき二価(2つ
のOH基−ジオール)である。代表的なC−2からC−10
のグリコールおよび誘導体としては、エチレン、グリコ
ール、プロピレン グリコール、1,2−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、ペンタンジオールなどが挙
げられ、より好適にはエチレン グリコールである。
本発明で使用されるアルコール溶媒はまた、多価(3ま
たはそれ以上のOH基−ポリオール)でも好適である。代
表的多価アルコールとしてはグリセロール(1,2,3−プ
ロパントリオール)、1,2,4−ブタントリオール、ペン
タ−エリスリトールなどが挙げられ、より好適にはグリ
セロールである。ここで好適には、本発明の方法は、二
価および多価アルコールの混合物を使用でき、最も好適
にはエチレン グリコールおよびグリセロールが容量比
で1:2(エチレングリコール:グリセロール)である。
本方法において用いられるアルコール溶媒は、1つまた
は両方の反応基質および/または所望の生成物を少くと
も部分的に溶解させるのに十分な量から両方の出発反応
基質に対して過剰量までの範囲でありうる。一般的に
は、アルコール溶媒の量は個々の反応基質の重量に対し
約1から5,000パーセントまたはそれ以上の範囲であり
得、好適には重量で約100から1000パーセント、最も好
適には約100から約300パーセントである。
式(X)のオキサゾリン化合物を製造する方法におい
て、シアノ化合物(VIII)は所望の式(X)のオキサ
ゾリン化合物が効率的に得られる量および条件下でアミ
ノアルコール(IX)と接触させられる。シアノ化合物
(VIII)を摂氏(℃)約−10から約200℃の範囲の温度
でアミノアルコール(IX)と接触させるが、好適には約
70から約150℃、最も好適には約100−110℃である。接
触は大気圧下で行われるが、大気圧を超えて、または大
気圧に満たない圧力を使用することができる。反応基質
の接触は、反応が実質的に完了するまで約5分から約72
時間またはそれ以上実施されるが、好適には約1時間か
ら約48時間である。反応基質が接触過程の間攪拌されて
いることもまた好ましい。シアノ化合物(VIII)はモ
ル比で約100から0.1:1(シアノ化合物(VIII)モル
数:アミノアルコール(IX)モル数)の範囲であり得、
好適には約10から1:1、最も好適には約2から1:1であ
る。
オキサゾリン化合物(X)の立体化学は出発物質の立体
化学に関して保存される。例えば、S,S′立体配置のア
ミノアルコールがベンゾニトリルと接触させられた場
合、生じるオキサゾリン(X)はS,S′立体異性体立体
配置を持っている。
反応が完了した後、所望のオキサゾリン化合物(X)は
相分離、存在する溶媒の蒸留または蒸発、結晶化、クロ
マトグラフィー、濾過などのごとき、通常の分離および
回収法により回収できる。例えば、反応混合物を水を希
釈でき、オキサゾリン化合物(X)は濾過により回収さ
れる。
出発物質の製造 シアノ化合物(VIII)は既知であり、例えば対応する
アミドのオキシ塩化リンのごとき脱水剤での脱水による
通常の方法により製造される。脱水反応は次のごとく図
示される。
(式中R5は前に定義したとおりである) 同様に、シアノ化合物(VIII)を製造する他の方法
は、H.O.House、現代合成反応、第2版、W.A.Benjamin
Inc.,(1979)pp79および623−628のごとき文献に記載
されており、その製造技術はここに文献として含まれて
いる。
アミノアルコール化合物(IX)は既知であり、例えば対
応するオレフィン(V)のエポキシ化法によるエポキシ
化、続いてエポキシド環(VI)のアジドによる開裂によ
るアジド化合物(VII)の生成、続いてのアジド化合物
の還元剤による還元による必要なアミノアルコール(I
X)の生成ごとく通常の方法により製造できる。
(式中、R1,R2,R3およびR4は前に定義したとおり) 代表的なエポキシ化法には、例えば過トリフルオロ酢酸
(CF3COOH)過安息香酸(C6H5COOOH)、過酢酸(CH3COO
OH)などのごとき適した過酸反応基質ならびに塩基に続
いてのハロヒドリンの形成などが挙げられる。
オレフィン化合物(V)のR1,R2,R3またはR4のいずれ
かが不飽和結合のごとき酸化可能官能性を含んでいる状
況においては、オレフィン化合物(V)は選択的にエポ
キシ化され、および/またはそのようにして製造された
エポキシド環化合物(VI)はアジド化合物(VII)を製
造するためにさらに単離される。代表的なアジドとして
は、アジ化ナトリウム アジ化カリウム アジ化リチウ
ムなどのごときアルカリ金属アジドが含まれる。
術語“還元剤”とは、アジド化合物(VII)が電子の受
けとりを起こし所望のアミノアルコール(IX)に還元さ
れるために、容易に電子を失う能力により電子を供給す
るであろう物質を意味する。還元剤の例としては水素化
アルミニウムリチウム(LiAlH4)が挙げられるが、水素
化剤および金属水素化物に制限されるわけではない。
術語“水素化剤”は、アジド化合物(VIII)のアミノ
アルコール(IX)への還元のための必要な水素化触媒お
よび水素(H2)源を含むことを意図している。種々の選択
された触媒および条件が“有機合成における接触水素
化”、(1978)Morris Freifelder,4章、オレフィン、p
g.15−25、ジョン ウィリー アンド サンズに記載さ
れている。例えば水素化触媒にはニッケル、パラジウ
ム、白金、酸化白金、白金−炭素およびその混合物がな
り得る。
同様に、アジド化合物(VII)のR1,R2,R3またはR4
不飽和結合または硫黄原子のごとき還元可能な官能性を
含む状況においてはアジド化合物(VII)は選択的還元
剤により還元され、および/またはそのようにして製造
されたアミノアルコール(IX)はオキサゾリン化合物
(X)の製造の為にさらに分離され得る。
式(IX)のアミノアルコールを製造する他の代表的な方
法がLeroy.G.Wade,Jr.,5巻、ジョン ウィリー アンド
サンズ(1984)pp.430−431およびCalvin Buchlerお
よびDonald Pearsonによる有機合成の概観、1巻、ウ
ィリー インターサイエンス,ニューヨーク(1970),p
p226,466および475に記載されている。これらの文献の
製造技術はここに文献として含まれている。
アミノアルコール(IX)の塩は、アミノアルコール(I
X)と有機または無機酸を接触させることにより製造さ
れるであろう。代表的な有機酸としてはシュウ酸、酒石
酸、酢酸、トリフルオロ酢酸、クエン酸、マレイン酸な
どが挙げられるがそれらに制限されるわけではない。代
表的な無機酸としては塩酸、硫酸またはリン酸が挙げら
れ、アミノアルコールに対し、約等モル量または等モル
未満の量の酸である。
以下の実施例は、本発明をそれが行われ得る方法で例示
するものであるが、しかしこれがそのまま本発明の全範
囲を制限するものと解釈されるものではない。
実施例1 D−2−フェニル−4−(4−メチルメルカプトフェニ
ル)−2−オキサゾロ−5−メタノールの製造 7.5ミリリットル(mL)のエチレングリコールおよび4.1
mLのグリセロールに5グラム(g)(23.5ミリモル(mm
ole))のD(−)−2−アミノ−1−(4−メチルメ
ルカプトフェニル)−1,3−プロパンジオール(フジ
ケミカル Co.日本、から入手可能)および0.5g(3.6mm
ole)の炭酸カリウム(K2CO3)を懸濁し、攪拌しながら
105℃の温度に加熱する。ベンゾニトリル(4mL、39.2mm
ole、1.67当量)を添加し、混合物は窒素雰囲気下105℃
にて18時間攪拌する。反応の完了はシリカゲル上の(9:
1−メチレンクロリド:メタノール)薄層クロマトグラ
フィー(TLC)により決定される。生成物は水中で沈殿
させることにより単離され、93パーセントの収率で6.8g
(純度97%、22.0mmole)得る。
実施例2 5−メチル−2−フェニル−2−オキサゾリンの製造 エチレングリコール(20.5mL)およびグリセロール(1
1.5mL)に5mLの2−アミノプロパノール(62.8mmole)
および273ミリグラム(mg)の炭酸カリウム(37.7mmol
e)を加えた混合物を105度(℃)の温度に加熱し、ベン
ゾニトリル(9.8mL;96.4mmole)を添加する。反応混合
物は105℃にて18時間攪拌し、ヘキサンで希釈して水で
洗浄する。有機層から蒸留により溶媒および過剰のベン
ゾニトリルを除去すると、10.45g(純度85パーセント
(%))の表記化合物を92パーセントの収率で得る。
実施例3 D−2−(p−ニトロフェニル)−4−(4−メチルメ
ルカプトフェニル)−2−オキサゾロ−5−メタノール
の製造 1.5mLのエチレングリコールおよび0.8mLのグリセロール
に1gのD(−)−2−アミノ−1−(4−メチルメルカ
プトフェニル)−1,3−プロパンジオール(4.7mmole)
および0.1gの炭酸カリウムを加えた混合物を100℃の温
度に加熱し、1.0gのベンゾニトリルを添加し、3時間攪
拌する。反応混合物の高速液体クロマトグラフィーによ
る分析は表記化合物の収率85パーセントであることを示
している。
本発明は上に示した特定の実施態様に関連して記載され
てきたが、多くのその代替物、修正および変形が普通の
当業者には明らかになるであろう。すべてのそのような
代替物、修正および変形は本発明の精神および範囲内に
含まれるつもりである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーフィー,ブルース・エル アメリカ合衆国ニュージャージー州07028, グレン・リッジ,ブルームフィールド・ア ベニュー 969,アパートメント エイ7 (56)参考文献 特開 昭49−72250(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シアノ化合物、アミノアルコールまたはそ
    の塩を、塩基および二価アルコール溶媒、多価アルコー
    ル溶媒またはそれらの混合物の存在下で接触させ、所望
    のオキサゾリン化合物を得ることを特徴とする、オキサ
    ゾリン化合物の製造方法。
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