JPH0669675A - 電子ユニットとその並設方法 - Google Patents
電子ユニットとその並設方法Info
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- JPH0669675A JPH0669675A JP21950492A JP21950492A JPH0669675A JP H0669675 A JPH0669675 A JP H0669675A JP 21950492 A JP21950492 A JP 21950492A JP 21950492 A JP21950492 A JP 21950492A JP H0669675 A JPH0669675 A JP H0669675A
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- Japan
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- case
- electronic unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】複数個が垂直方向に並設される電子ユニットの
上部に位置するものが、上昇熱空気流による熱影響を受
けないようにする。 【構成】電子ユニット10は、方形体状のケース1 と、発
熱部品を含む各種の電気, 電子部品が搭載されるプリン
ト配線板2 とからなる。壁13と、これに対向する図示さ
れない壁とには通気孔3 があけられる。壁15は良好な熱
伝導性と実質的に広い表面積をもち、壁16は外側に熱反
射面をもつ。ここで、ケース1 は一体成形されたプラス
チック成形品であって、壁15の部分には、熱の良導体が
充填されて熱伝導性を有するとともに、表面に細かい凹
凸が形成されて実質的に表面積が広くしてある。また、
他方の壁16には、表面に熱反射用の光沢ニッケルメッキ
が施されてある。壁11には、入出力信号用の入出力端子
台5 が設けられる。
上部に位置するものが、上昇熱空気流による熱影響を受
けないようにする。 【構成】電子ユニット10は、方形体状のケース1 と、発
熱部品を含む各種の電気, 電子部品が搭載されるプリン
ト配線板2 とからなる。壁13と、これに対向する図示さ
れない壁とには通気孔3 があけられる。壁15は良好な熱
伝導性と実質的に広い表面積をもち、壁16は外側に熱反
射面をもつ。ここで、ケース1 は一体成形されたプラス
チック成形品であって、壁15の部分には、熱の良導体が
充填されて熱伝導性を有するとともに、表面に細かい凹
凸が形成されて実質的に表面積が広くしてある。また、
他方の壁16には、表面に熱反射用の光沢ニッケルメッキ
が施されてある。壁11には、入出力信号用の入出力端子
台5 が設けられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、発熱部品搭載のプリ
ント配線板を格納する電子ユニットの複数個が垂直方向
に並設されるとき、とくに上部に位置する電子ユニット
が、熱された空気の上昇流によって熱影響を受けること
のないように改善された電子ユニットとその並設方法に
関する。
ント配線板を格納する電子ユニットの複数個が垂直方向
に並設されるとき、とくに上部に位置する電子ユニット
が、熱された空気の上昇流によって熱影響を受けること
のないように改善された電子ユニットとその並設方法に
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、発熱部品搭載のプリント配線板を
格納する電子ユニットの複数個が並設される場合には、
以下に述べるような方法がとられた。図３は並設電子ユ
ニットの一従来例に関し、(a) はその正面図、(b) はそ
の側面図である。各電子ユニット20は方形体状をなし、
内部に主要部品としてのプリント配線板21が水平に格納
され、これには図示してないが発熱部品が搭載される。
この電子ユニット20の複数個( この従来例では8 個)
が、垂直方向に並設される形で共通な直立壁状の取付枠
22に取り付けられる。
格納する電子ユニットの複数個が並設される場合には、
以下に述べるような方法がとられた。図３は並設電子ユ
ニットの一従来例に関し、(a) はその正面図、(b) はそ
の側面図である。各電子ユニット20は方形体状をなし、
内部に主要部品としてのプリント配線板21が水平に格納
され、これには図示してないが発熱部品が搭載される。
この電子ユニット20の複数個( この従来例では8 個)
が、垂直方向に並設される形で共通な直立壁状の取付枠
22に取り付けられる。
【０００３】図４は並設電子ユニットの別の従来例に関
し、(a) はその正面図、(b) はその側面図である。電子
ユニット20は、それ自体は一従来例におけるのと同じ
で、また並設方法も基本的はに同じで、垂直方向に多段
に並設される形で、共通な直立壁状の取付枠24に取り付
けられる。一従来例と異なる点は、下半分の電子ユニッ
ト20の群に係る熱空気の上昇流を逃がすために、垂直並
設の中間位置に傾斜した中間仕切板23が挿設されたこと
である。
し、(a) はその正面図、(b) はその側面図である。電子
ユニット20は、それ自体は一従来例におけるのと同じ
で、また並設方法も基本的はに同じで、垂直方向に多段
に並設される形で、共通な直立壁状の取付枠24に取り付
けられる。一従来例と異なる点は、下半分の電子ユニッ
ト20の群に係る熱空気の上昇流を逃がすために、垂直並
設の中間位置に傾斜した中間仕切板23が挿設されたこと
である。
【０００４】図５は並設電子ユニットのさらに別の従来
例に関し、(a) はその正面図、(b)はその平面図であ
る。この従来例では、電子ユニット30は、先の二つの従
来例におけるのと異なり、方形断面の短辺を水平にして
設置され、内部にプリント配線板31が垂直に格納され、
水平方向に並設される形で水平に長い共通な直立壁状の
取付枠32に取り付けられる。
例に関し、(a) はその正面図、(b)はその平面図であ
る。この従来例では、電子ユニット30は、先の二つの従
来例におけるのと異なり、方形断面の短辺を水平にして
設置され、内部にプリント配線板31が垂直に格納され、
水平方向に並設される形で水平に長い共通な直立壁状の
取付枠32に取り付けられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図3 に示した一従来例
では、電子ユニット20の設置に係るスペース効率は良い
が、その反面で各電子ユニット20に格納のプリント配線
板21に搭載した発熱部品によって、周囲の空気が熱され
て上昇し、それ自体は空冷の効果を生じるが、その熱空
気は上昇するほど温度が上がって、上部に位置する電子
ユニット20ほど、熱影響を大きく受けることになる。図
4 に示した別の従来例では、垂直並設の中間位置に傾斜
した中間仕切板23を挿設し、これによって下半分の電子
ユニット20の群による上昇熱空気を前側に逃がして、こ
の熱空気が上半分の電子ユニット20の群に熱影響を及ぼ
さないようにした。確かに、一従来例におけるより熱空
気の熱影響は半減されるが、それでも依然、下半分, 上
半分の各上部に位置する電子ユニット20は熱影響を受け
ることには変わりない。図5 に示したさらに別の従来例
では、各電子ユニット30が水平方向に一列状に並設され
る方式であるから、熱影響を抑える点ではもっとも望ま
しい。しかし、この水平並設方式には、電子ユニットの
並設に広いスペースを必要とする、言いかえれば並設に
係るスペース効率が非常に悪く、同じスペースに設置可
能な電子ユニット台数が激減する、という別の欠点があ
る。
では、電子ユニット20の設置に係るスペース効率は良い
が、その反面で各電子ユニット20に格納のプリント配線
板21に搭載した発熱部品によって、周囲の空気が熱され
て上昇し、それ自体は空冷の効果を生じるが、その熱空
気は上昇するほど温度が上がって、上部に位置する電子
ユニット20ほど、熱影響を大きく受けることになる。図
4 に示した別の従来例では、垂直並設の中間位置に傾斜
した中間仕切板23を挿設し、これによって下半分の電子
ユニット20の群による上昇熱空気を前側に逃がして、こ
の熱空気が上半分の電子ユニット20の群に熱影響を及ぼ
さないようにした。確かに、一従来例におけるより熱空
気の熱影響は半減されるが、それでも依然、下半分, 上
半分の各上部に位置する電子ユニット20は熱影響を受け
ることには変わりない。図5 に示したさらに別の従来例
では、各電子ユニット30が水平方向に一列状に並設され
る方式であるから、熱影響を抑える点ではもっとも望ま
しい。しかし、この水平並設方式には、電子ユニットの
並設に広いスペースを必要とする、言いかえれば並設に
係るスペース効率が非常に悪く、同じスペースに設置可
能な電子ユニット台数が激減する、という別の欠点があ
る。
【０００６】この発明の課題は、従来の技術がもつ以上
の問題点を解消し、発熱部品搭載のプリント配線板を格
納する電子ユニットの複数個が垂直方向に並設されると
き、とくに上部に位置する電子ユニットが、熱された空
気の上昇流によって熱影響を受けることのないように改
善された電子ユニットとその並設方法を提供することに
ある。
の問題点を解消し、発熱部品搭載のプリント配線板を格
納する電子ユニットの複数個が垂直方向に並設されると
き、とくに上部に位置する電子ユニットが、熱された空
気の上昇流によって熱影響を受けることのないように改
善された電子ユニットとその並設方法を提供することに
ある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】請求項１に係る電子ユニ
ットは、方形体状ケースを備え、このケースの第１の対
向壁と平行にプリント配線板が格納され、このプリント
配線板の長手方向と直角な第２の対向壁にそれぞれ通気
孔が設けられ、第３の対向壁の一方が良好な熱伝導性と
実質的に広い表面積とを有し、同じくその他方が外側に
熱反射面を有する。
ットは、方形体状ケースを備え、このケースの第１の対
向壁と平行にプリント配線板が格納され、このプリント
配線板の長手方向と直角な第２の対向壁にそれぞれ通気
孔が設けられ、第３の対向壁の一方が良好な熱伝導性と
実質的に広い表面積とを有し、同じくその他方が外側に
熱反射面を有する。
【０００８】請求項２に係る電子ユニットは、請求項１
のユニットにおいて、ケースが、プラスチック成形品で
あり、良好な熱伝導性と実質的に広い表面積とを有する
壁が、熱の良導体が充填されるとともに表面が凹凸状に
形成され、熱反射面を有する壁が、外側に光沢金属メッ
キが施される。
のユニットにおいて、ケースが、プラスチック成形品で
あり、良好な熱伝導性と実質的に広い表面積とを有する
壁が、熱の良導体が充填されるとともに表面が凹凸状に
形成され、熱反射面を有する壁が、外側に光沢金属メッ
キが施される。
【０００９】請求項３に係る電子ユニットは、請求項１
または２に記載のユニットにおいて、入出力用端子台
が、第１対向壁のいずれか一方に設けられる。請求項４
に係る電子ユニットの並設方法は、方形体状ケースを備
え、このケースの第１の対向壁と平行にプリント配線板
が格納され、このプリント配線板の長手方向と直角な第
２の対向壁にそれぞれ通気孔が設けられ、第３の対向壁
の一方が良好な熱伝導性と実質的に広い表面積とを有
し、同じくその他方が外側に熱反射面を有する電子ユニ
ットの複数個を垂直方向に並設し、その各電子ユニット
については、前記プリント配線板の面を垂直にしてその
長手方向を傾斜させ、かつ前記熱反射面を外側にもつ前
記ケースの壁を下側に位置させる形で姿勢決めする。
または２に記載のユニットにおいて、入出力用端子台
が、第１対向壁のいずれか一方に設けられる。請求項４
に係る電子ユニットの並設方法は、方形体状ケースを備
え、このケースの第１の対向壁と平行にプリント配線板
が格納され、このプリント配線板の長手方向と直角な第
２の対向壁にそれぞれ通気孔が設けられ、第３の対向壁
の一方が良好な熱伝導性と実質的に広い表面積とを有
し、同じくその他方が外側に熱反射面を有する電子ユニ
ットの複数個を垂直方向に並設し、その各電子ユニット
については、前記プリント配線板の面を垂直にしてその
長手方向を傾斜させ、かつ前記熱反射面を外側にもつ前
記ケースの壁を下側に位置させる形で姿勢決めする。
【００１０】請求項５に係る電子ユニットの並設方法
は、請求項４の並設方法において、ケースは、プラスチ
ック成形品であり、良好な熱伝導性と実質的に広い表面
積とを有する壁は、熱の良導体が充填されるとともに表
面が凹凸状に形成され、熱反射面を有する壁は、外側に
光沢金属メッキが施される。
は、請求項４の並設方法において、ケースは、プラスチ
ック成形品であり、良好な熱伝導性と実質的に広い表面
積とを有する壁は、熱の良導体が充填されるとともに表
面が凹凸状に形成され、熱反射面を有する壁は、外側に
光沢金属メッキが施される。
【００１１】請求項６に係る電子ユニットの並設方法
は、請求項４または５に記載の並設方法において、入出
力用端子台が、第１対向壁のいずれか一方に設けられ
る。
は、請求項４または５に記載の並設方法において、入出
力用端子台が、第１対向壁のいずれか一方に設けられ
る。
【００１２】
【作用】請求項１ないし３のいずれかの項に係る電子ユ
ニットでは、または請求項４ないし６のいずれかの項に
係る電子ユニットの並設方法では、電子ユニットの複数
個が垂直方向に並設され、それぞれについては、プリン
ト配線板の面を垂直にしてその長手方向を傾斜させ、か
つ熱反射面を外側にもつ壁を下側に位置させる形で姿勢
決めされることによって、各電子ユニットにおいては、
一つの空気の流れが斜め下方の通気孔から入り、プリン
ト配線板の長手方向に沿って熱されながら流れて斜め上
方の通気孔から出る形をとり、別の空気の流れが斜め下
方の通気孔から入り、プリント配線板に沿って熱されな
がら上方に流れ、その熱が上側の壁を通った後に接する
外気に伝わり、この外気に伝わった熱は、隣り合う上段
の電子ユニットケースの下側の熱反射面で反射されるか
ら、その上段の電子ユニットには伝わり難く、また下側
の熱反射面に沿って斜め上方に流れた後に、上段の電子
ユニットケースの斜め上方の通気孔をもつ壁の外側を上
昇する。
ニットでは、または請求項４ないし６のいずれかの項に
係る電子ユニットの並設方法では、電子ユニットの複数
個が垂直方向に並設され、それぞれについては、プリン
ト配線板の面を垂直にしてその長手方向を傾斜させ、か
つ熱反射面を外側にもつ壁を下側に位置させる形で姿勢
決めされることによって、各電子ユニットにおいては、
一つの空気の流れが斜め下方の通気孔から入り、プリン
ト配線板の長手方向に沿って熱されながら流れて斜め上
方の通気孔から出る形をとり、別の空気の流れが斜め下
方の通気孔から入り、プリント配線板に沿って熱されな
がら上方に流れ、その熱が上側の壁を通った後に接する
外気に伝わり、この外気に伝わった熱は、隣り合う上段
の電子ユニットケースの下側の熱反射面で反射されるか
ら、その上段の電子ユニットには伝わり難く、また下側
の熱反射面に沿って斜め上方に流れた後に、上段の電子
ユニットケースの斜め上方の通気孔をもつ壁の外側を上
昇する。
【００１３】
【実施例】この発明に係る電子ユニットの実施例と、そ
の並設方法の適用例について、以下に図を参照しながら
説明する。なお、この実施例は、プロセスにおいて比較
的小点数、１〜４点程度のアナログ，ディジタルの各入
出力を中継する、いわゆるプロセスＩ／Ｏユニットであ
る。図１は実施例である電子ユニットの斜視図である。
電子ユニット10は、方形体状のケース1 と、これに格納
されたプリント配線板2 とからなり、このプリント配線
板２に図示してない発熱部品を含む各種の電気, 電子部
品が搭載される。プリント配線板2 は、発明における第
１対向壁の一方に相当する壁11に平行である。発明にお
ける第２対向壁に相当する壁13と、これに対向する図示
されない壁とには、通気孔3 があけられる。発明におけ
る第３対向壁に相当する一方の壁15（ドット模様）は良
好な熱伝導性と実質的に広い表面積をもち、他方の壁16
（ドット模様）は外側に熱反射面をもつ。ここで、ケー
ス1 は一体成形されたプラスチック成形品であって、壁
15の部分には、熱の良導体が充填されて熱伝導性を有す
るとともに、表面に細かい凹凸が形成されて実質的に表
面積が広くしてある。また、他方の壁16には、表面に熱
反射用の光沢ニッケルメッキが施されてある。また壁11
には、入出力信号用の入出力端子台5 が設けられる。
の並設方法の適用例について、以下に図を参照しながら
説明する。なお、この実施例は、プロセスにおいて比較
的小点数、１〜４点程度のアナログ，ディジタルの各入
出力を中継する、いわゆるプロセスＩ／Ｏユニットであ
る。図１は実施例である電子ユニットの斜視図である。
電子ユニット10は、方形体状のケース1 と、これに格納
されたプリント配線板2 とからなり、このプリント配線
板２に図示してない発熱部品を含む各種の電気, 電子部
品が搭載される。プリント配線板2 は、発明における第
１対向壁の一方に相当する壁11に平行である。発明にお
ける第２対向壁に相当する壁13と、これに対向する図示
されない壁とには、通気孔3 があけられる。発明におけ
る第３対向壁に相当する一方の壁15（ドット模様）は良
好な熱伝導性と実質的に広い表面積をもち、他方の壁16
（ドット模様）は外側に熱反射面をもつ。ここで、ケー
ス1 は一体成形されたプラスチック成形品であって、壁
15の部分には、熱の良導体が充填されて熱伝導性を有す
るとともに、表面に細かい凹凸が形成されて実質的に表
面積が広くしてある。また、他方の壁16には、表面に熱
反射用の光沢ニッケルメッキが施されてある。また壁11
には、入出力信号用の入出力端子台5 が設けられる。
【００１４】図２は本発明方法の適用例である並設の電
子ユニットに関し、(a) はその正面図、(b) はその側面
図である。図において、電子ユニット10の8 個が、垂直
方向に並設されて直立壁状の取付枠8 に取り付けられ
る。並設方式について詳しく説明すると、各電子ユニッ
ト10は、その入出力端子台5 を手前側にする形で、言い
かえればプリント配線板2 を垂直にし、しかも壁13の長
手方向が、水平から約25度の傾斜をとって設置され、隣
り合う各電子ユニット10は、その良好な熱伝導性と実質
的に広い表面積をもつ壁15が上側に、外側に熱反射面を
もつ壁16が下側に位置する。信号に係るケーブル9 が、
下部の5 個の電子ユニット10で代表して示したように、
電子ユニット10の入出力端子台5 の各端子に接続され
る。
子ユニットに関し、(a) はその正面図、(b) はその側面
図である。図において、電子ユニット10の8 個が、垂直
方向に並設されて直立壁状の取付枠8 に取り付けられ
る。並設方式について詳しく説明すると、各電子ユニッ
ト10は、その入出力端子台5 を手前側にする形で、言い
かえればプリント配線板2 を垂直にし、しかも壁13の長
手方向が、水平から約25度の傾斜をとって設置され、隣
り合う各電子ユニット10は、その良好な熱伝導性と実質
的に広い表面積をもつ壁15が上側に、外側に熱反射面を
もつ壁16が下側に位置する。信号に係るケーブル9 が、
下部の5 個の電子ユニット10で代表して示したように、
電子ユニット10の入出力端子台5 の各端子に接続され
る。
【００１５】したがって、並設された電子ユニット10で
は、次のような熱空気の流れが生じる。各電子ユニット
10においては、図2 (a) の上部の3 個で代表して示した
ように、一つの空気の流れが斜め下方の通気孔から入
り、紙面と平行なプリント配線板の長手方向に沿って熱
されながら流れて斜め上方の通気孔から出る。別の空気
の流れが同様に斜め下方の通気孔から入り、プリント
配線板に沿って熱されながら上昇し、その熱が上側の壁
15を通った後に接する外気に伝わる。この外気に伝わっ
た熱は、隣り合う上段の電子ユニット10のケースの下側
の壁16の熱反射面で反射されるから、その上段の電子ユ
ニットには伝わり難い。また、外気に伝わった熱は、下
側の壁16の熱反射面に沿って斜め上方に流れた後に、上
段の電子ユニット10のケースの斜め上方の通気孔をもつ
壁の外側を上昇する。その結果、電子ユニット10を垂直
方向に多段に並設する、スペース効率のよい方式を取り
ながら、上部に位置する電子ユニット10は、熱された空
気の上昇流によって熱影響を受けることが少ない。ま
た、入出力用端子台5 を設けたことで熱空気の上昇流に
よる熱影響が増すことはない。その理由は、接続される
ケーブル9 を含め、入出力用端子台5 によって、熱され
た空気が電子ユニット10のケース下面に沿って流れた後
に、斜め上方の通気孔をもつ壁の外側を上昇するのが、
阻害されないからである。
は、次のような熱空気の流れが生じる。各電子ユニット
10においては、図2 (a) の上部の3 個で代表して示した
ように、一つの空気の流れが斜め下方の通気孔から入
り、紙面と平行なプリント配線板の長手方向に沿って熱
されながら流れて斜め上方の通気孔から出る。別の空気
の流れが同様に斜め下方の通気孔から入り、プリント
配線板に沿って熱されながら上昇し、その熱が上側の壁
15を通った後に接する外気に伝わる。この外気に伝わっ
た熱は、隣り合う上段の電子ユニット10のケースの下側
の壁16の熱反射面で反射されるから、その上段の電子ユ
ニットには伝わり難い。また、外気に伝わった熱は、下
側の壁16の熱反射面に沿って斜め上方に流れた後に、上
段の電子ユニット10のケースの斜め上方の通気孔をもつ
壁の外側を上昇する。その結果、電子ユニット10を垂直
方向に多段に並設する、スペース効率のよい方式を取り
ながら、上部に位置する電子ユニット10は、熱された空
気の上昇流によって熱影響を受けることが少ない。ま
た、入出力用端子台5 を設けたことで熱空気の上昇流に
よる熱影響が増すことはない。その理由は、接続される
ケーブル9 を含め、入出力用端子台5 によって、熱され
た空気が電子ユニット10のケース下面に沿って流れた後
に、斜め上方の通気孔をもつ壁の外側を上昇するのが、
阻害されないからである。
【００１６】
【発明の効果】請求項１ないし３のいずれかの項に係る
電子ユニットでは、または請求項４ないし６のいずれか
の項に係る電子ユニットの並設方法では、電子ユニット
の複数個が垂直方向に並設され、それぞれについては、
プリント配線板の面を垂直にしてその長手方向を傾斜さ
せ、かつ熱反射面を外側にもつ壁を下側に位置させる形
で姿勢決めされることによって、各電子ユニットにおい
ては、一つの空気の流れが斜め下方の通気孔から入り、
プリント配線板の長手方向に沿って熱されながら流れて
斜め上方の通気孔から出る形をとり、別の空気の流れが
斜め下方の通気孔から入り、プリント配線板に沿って熱
されながら上方に流れ、その熱が上側の壁を通った後に
接する外気に伝わり、この外気に伝わった熱は、隣り合
う上段の電子ユニットケースの下側の熱反射面で反射さ
れるから、その上段の電子ユニットには伝わり難く、ま
た下側の熱反射面に沿って斜め上方に流れた後に、上段
の電子ユニットケースの斜め上方の通気孔をもつ壁の外
側を上昇する。したがって、電子ユニットを垂直方向に
並設する、スペース効率のよい方式を取りながら、上部
に位置する電子ユニットは、熱された空気の上昇流によ
って熱影響を受けることが少ない。
電子ユニットでは、または請求項４ないし６のいずれか
の項に係る電子ユニットの並設方法では、電子ユニット
の複数個が垂直方向に並設され、それぞれについては、
プリント配線板の面を垂直にしてその長手方向を傾斜さ
せ、かつ熱反射面を外側にもつ壁を下側に位置させる形
で姿勢決めされることによって、各電子ユニットにおい
ては、一つの空気の流れが斜め下方の通気孔から入り、
プリント配線板の長手方向に沿って熱されながら流れて
斜め上方の通気孔から出る形をとり、別の空気の流れが
斜め下方の通気孔から入り、プリント配線板に沿って熱
されながら上方に流れ、その熱が上側の壁を通った後に
接する外気に伝わり、この外気に伝わった熱は、隣り合
う上段の電子ユニットケースの下側の熱反射面で反射さ
れるから、その上段の電子ユニットには伝わり難く、ま
た下側の熱反射面に沿って斜め上方に流れた後に、上段
の電子ユニットケースの斜め上方の通気孔をもつ壁の外
側を上昇する。したがって、電子ユニットを垂直方向に
並設する、スペース効率のよい方式を取りながら、上部
に位置する電子ユニットは、熱された空気の上昇流によ
って熱影響を受けることが少ない。
【００１７】とくに請求項２に係る電子ユニットでは、
または請求項５に係る電子ユニットの並設方法では、電
子ユニットケースの基本構造がプラスチック成形品であ
るから、熱空気の上昇流による熱影響を抑えながらコス
ト低減が図れる。とくに請求項３に係る電子ユニットで
は、または請求項６に係る電子ユニットの並設方法で
は、接続される信号ケーブルを含め、入出力用端子台に
よって、熱された空気が電子ユニットケースの下面に沿
って流れた後に、斜め上方の通気孔をもつ壁の外側を上
昇するのが阻害されないから、入出力用端子台を設けた
ことで熱空気の上昇流による熱影響が増すことはない。
または請求項５に係る電子ユニットの並設方法では、電
子ユニットケースの基本構造がプラスチック成形品であ
るから、熱空気の上昇流による熱影響を抑えながらコス
ト低減が図れる。とくに請求項３に係る電子ユニットで
は、または請求項６に係る電子ユニットの並設方法で
は、接続される信号ケーブルを含め、入出力用端子台に
よって、熱された空気が電子ユニットケースの下面に沿
って流れた後に、斜め上方の通気孔をもつ壁の外側を上
昇するのが阻害されないから、入出力用端子台を設けた
ことで熱空気の上昇流による熱影響が増すことはない。
【図１】本発明装置の実施例である電子ユニットの斜視
図
図
【図２】本発明方法の適用例である並設電子ユニットに
関し、(a) はその正面図、(b)はその側面図
関し、(a) はその正面図、(b)はその側面図
【図３】並設電子ユニットの一従来例に関し、(a) はそ
の正面図、(b) はその側面図
の正面図、(b) はその側面図
【図４】並設電子ユニットの別の従来例に関し、(a) は
その正面図、(b) はその側面図
その正面図、(b) はその側面図
【図５】並設電子ユニットのさらに別の従来例に関し、
(a) はその正面図、(b) はその平面図
(a) はその正面図、(b) はその平面図
１ ケース ２ プリント配線板 ３ 通気孔 ５ 入出力端子台 ８ 取付枠 ９ ケーブル １０ 電子ユニット １１ 壁 １３ 壁 １５ 壁 １６ 壁
Claims (6)
- 【請求項１】方形体状ケースを備え、このケースの第１
の対向壁と平行にプリント配線板が格納され、このプリ
ント配線板の長手方向と直角な第２の対向壁にそれぞれ
通気孔が設けられ、第３の対向壁の一方が良好な熱伝導
性と実質的に広い表面積とを有し、同じくその他方が外
側に熱反射面を有することを特徴とする電子ユニット。 - 【請求項２】請求項１のユニットにおいて、ケースは、
プラスチック成形品であり、良好な熱伝導性と実質的に
広い表面積とを有する壁は、熱の良導体が充填されると
ともに表面が凹凸状に形成され、熱反射面を有する壁
は、外側に光沢金属メッキが施されることを特徴とする
電子ユニット。 - 【請求項３】請求項１または２に記載のユニットにおい
て、入出力用端子台が、第１対向壁のいずれか一方に設
けられることを特徴とする電子ユニット。 - 【請求項４】方形体状ケースを備え、このケースの第１
の対向壁と平行にプリント配線板が格納され、このプリ
ント配線板の長手方向と直角な第２の対向壁にそれぞれ
通気孔が設けられ、第３の対向壁の一方が良好な熱伝導
性と実質的に広い表面積とを有し、同じくその他方が外
側に熱反射面を有する電子ユニットの複数個を垂直方向
に並設し、その各電子ユニットについては、前記プリン
ト配線板の面を垂直にしてその長手方向を傾斜させ、か
つ前記熱反射面を外側にもつ前記ケースの壁を下側に位
置させる形で姿勢決めすることを特徴とする電子ユニッ
トの並設方法。 - 【請求項５】請求項４の並設方法において、ケースは、
プラスチック成形品であり、良好な熱伝導性と実質的に
広い表面積とを有する壁は、熱の良導体が充填されると
ともに表面が凹凸状に形成され、熱反射面を有する壁
は、外側に光沢金属メッキが施されることを特徴とする
電子ユニットの並設方法。 - 【請求項６】請求項４または５に記載の並設方法におい
て、入出力用端子台が、第１対向壁のいずれか一方に取
り付けられることを特徴とする電子ユニットの並設方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21950492A JPH0669675A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 電子ユニットとその並設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21950492A JPH0669675A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 電子ユニットとその並設方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0669675A true JPH0669675A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=16736492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21950492A Pending JPH0669675A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 電子ユニットとその並設方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0669675A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010244934A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Denso Corp | 放電灯ユニット |
| JP2011133950A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Naotoshi Kikuta | サーバ室の空調方法及びサーバ収納ラック |
| JP2014192456A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Keihin Corp | 車両用電子制御装置 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP21950492A patent/JPH0669675A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010244934A (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-28 | Denso Corp | 放電灯ユニット |
| JP4730453B2 (ja) * | 2009-04-08 | 2011-07-20 | 株式会社デンソー | 放電灯ユニット |
| US8454203B2 (en) | 2009-04-08 | 2013-06-04 | Denso Corporation | Discharge lamp unit with heat dissipation structure |
| JP2011133950A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Naotoshi Kikuta | サーバ室の空調方法及びサーバ収納ラック |
| JP2014192456A (ja) * | 2013-03-28 | 2014-10-06 | Keihin Corp | 車両用電子制御装置 |
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