JPH066940A - 太陽光発電装置 - Google Patents

太陽光発電装置

Info

Publication number
JPH066940A
JPH066940A JP4182914A JP18291492A JPH066940A JP H066940 A JPH066940 A JP H066940A JP 4182914 A JP4182914 A JP 4182914A JP 18291492 A JP18291492 A JP 18291492A JP H066940 A JPH066940 A JP H066940A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
solar cell
solar
power generation
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4182914A
Other languages
English (en)
Inventor
Ikuo Minamino
郁夫 南野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP4182914A priority Critical patent/JPH066940A/ja
Publication of JPH066940A publication Critical patent/JPH066940A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際に発電を行っている太陽電池(群)の発
電(電力供給・充電等)状況に応じて、太陽電池の直並
列接続の接続形態の切り替え制御を行うこと。 【構成】 m個の太陽電池及びその接続形態を切り替え
るスイッチ手段とからなる太陽電池群1の出力が、電流
検出器2並びに逆流防止用ダイオード3を介して負荷4
及び蓄電池5に接続されている。スイッチ手段は制御装
置6により切り替え制御され、同図(B)に示すように
太陽電池をn個直列接続したものを並列接続するように
なっている。制御装置は、電流検出器にて検出される太
陽電池群から出力される電流IL と、温度センサ7にて
検出された周囲温度Tとに基づいて、直列接続する個数
nを求める演算部8と、その演算部により算出された個
数nに基づいて上記太陽電池群内のスイッチ手段を切り
替えて、各太陽電池を所望の直並列接続の形態にするコ
ントロール部9とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、太陽光発電装置に関す
るもので、より具体的には複数の太陽電池の接続形態
(直列・並列)を切り替えることにより、例えば太陽エ
ネルギーの少ない朝夕の期間でも負荷への電力供給や蓄
電池への充電等をすることができる装置の切り替え制御
の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】通常太陽光発電を行う場合には、1個の
太陽電池では発電量が少ないため、複数の太陽電池を直
列接続してなる太陽電池モジュールを1個、または必要
に応じてさらに係る太陽電池モジュールを所定数直列接
続したものをさらに並列接続することにより、必要な電
圧及び電流を得るようにし、それを負荷に供給するよう
になっている。さらに、係る負荷と並列に蓄電池を接続
し、昼間は太陽光発電を行い負荷に電力を供給しつつそ
の蓄電池を充電して電力を蓄え、夜間等の十分な太陽エ
ネルギーが得られない時に、蓄電池に蓄えた電力を負荷
に供給するようになっている。
【0003】ところで、上記蓄電池へ充電を行うために
は、当然のことながら複数の太陽電池を直並列接続され
て構成される太陽電池群の両端の出力電圧が、蓄電池の
端子電圧以上にならなければならないが、朝夕のように
太陽エネルギーが少ない時には上記出力電圧が、端子電
圧より小さくなり、充電ができなくなる。そこで、従来
は、例えば特開昭52−47693号公報に示されるよ
うに、検出用の太陽電池を太陽電池群とは別に設け、日
照量を検出し日照量がある値以下になると太陽電池モジ
ュール相互の接続を切り替え、直列接続する太陽電池モ
ジュールの数を倍(並列接続する数は1/2)にし、出
力電圧を上昇させることにより充電可能としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の太陽光発電装置では、以下に示すような問題があっ
た。すなわち、日照量に応じた正確な直並列切り替えを
行うためには、正確に適正な動作点の電圧を検出するこ
とが必要となるが、太陽電池の両端に抵抗を接続した従
来のものでは、発生する電圧及び、それにともない抵抗
を流れる電流の関係が動作点のものとは限らない(ほと
んどの場合異なる)。また、日照量の変動に伴う太陽電
池の開放電圧の変動量が小さいため(図2(A)参
照)、ノイズ等に弱く、正しい検出が困難となる。
【0005】また、日照量を検出用の太陽電池の出力電
圧を用いて切り替えタイミングの検出を行うが、検出す
る太陽電池は実際に負荷への電力供給や蓄電池への充電
に寄与している太陽電池群と独立の回路で構成されてい
るため、太陽電池群の直並列が切り替わり、太陽電池群
を構成する各太陽電池の動作点が変動したとしても、検
出用の太陽電池の動作点は固定されたままであるため、
実際のものと動作条件等が異なり、精密な切り替え制御
を行うことができなくなる。
【0006】また、実際の発電・電力供給等に寄与しな
い太陽電池を設置することになり、発電効率の点からも
好ましくなく、発電装置の有する太陽電池数(日照量検
出用のも含む)に対する発電量が少なくなってしまう。
さらに、通常太陽電池は、比較的広面積に配置するた
め、その全面に均一に太陽光が照射されるとは限らず、
その結果検出用の太陽電池に照射された日照量が、太陽
電池群全体で受けている日照量をあらわしているとは限
らず、上記した問題がより顕著となる。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、実際に発電を行って
いる太陽電池(太陽電池群)の発電(電力供給・充電
等)状況に応じた切り替え制御を行うことのできる太陽
光発電装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る太陽光発電装置では、太陽電池群
と、その太陽電池群を構成する複数の太陽電池の接続形
態を切り替えるスイッチ手段と、そのスイッチ手段の開
閉を制御する制御手段とからなる太陽光発電装置であっ
て、前記太陽電池から出力される電流を直接または間接
的に検出する電流検出手段と、周囲温度を測定する温度
検出手段とを備え、かつ前記制御手段が、少なくとも前
記電流検出手段並びに温度検出手段で検出された電流及
び温度に基づいて前記太陽電池の直列接続数を算出する
演算部と、その演算部の算出結果に基づいて前記スイッ
チ手段を開閉するコントロール部とを備えた。
【0009】
【作用】太陽電池は、日照量が大きくなるほど電流が大
きくなり、最大電力が得られる動作点電圧も大きくな
る。そこで、実際に電力供給等を行っている太陽電池の
出力電流を電流検出手段により検出することにより、お
およその日照量(発電状況)がわかる。また、太陽電池
は、たとえ同じ日照量であっても、その周囲温度が高く
なるにつれて発電量が低くなるという性質を有してい
る。そこで、検出した電流及び周囲温度に基づいて演算
部にて所定の演算を行い、現在の状況下において効率の
良い発電を行うための太陽電池の直列接続数を算出す
る。この直列数は、基本的に各太陽電池が最も効率の良
い動作点電圧で作動したとして、負荷等の端子電圧を得
るのに必要な直列数を求めるようになっている。したが
って、得られた直列数になるようにコントロール部が作
動してスイッチ手段を適宜開閉制御し、所望の接続形態
にする。これにより、太陽電池群の出力電圧は、負荷等
の端子電圧と等しいか若干大きくなり、得られる電流値
もほぼ最大となり、充電・電力供給が効率よく行える。
そして、上記の算出並びに直並列切り替えは、実際に発
電を行っている太陽電池(群)の動作状況に基づいて行
われるため、実状に即した正確な制御が行われる。
【0010】
【実施例】以下、本発明に係る太陽光発電装置の好適な
実施例を添付図面を参照にして詳述する。図1は、本発
明に係る太陽光発電装置の第1実施例を示している。同
図に示すように、所定数(総数m個)の太陽電池と、そ
の太陽電池の接続形態を切り替えるスイッチ手段とから
構成される太陽電池群1の出力が、直列接続された電流
検出器2並びに逆流防止用ダイオード3を介して負荷4
及び蓄電池5に対してそれぞれ電力供給並びに充電を行
うようになっている。そして、上記スイッチ手段が制御
装置6により切り替え制御され、同図(B)に示すよう
に太陽電池をn個直列接続したものを並列接続するよう
になっている。なお、太陽電池の総数m個が、必ずしも
直列接続するn個で割り切れるとは限らないため、余り
の個数αは、いずれか1列に直列に付加するようにして
いる。
【0011】ここで、上記制御装置6について説明する
と、電流検出器2にて検出される太陽電池群1から出力
される電流IL と、温度センサ7にて検出された周囲温
度Tとに基づいて、直列接続する個数nを求める演算部
8と、その演算部8により算出された個数nに基づいて
上記太陽電池群1内のスイッチ手段を切り替えて、各太
陽電池を所望の直並列接続の形態にするコントロール部
9とから構成されている。
【0012】次に、演算部8において実行される演算に
ついて説明する。まず、一の太陽電池の電圧−電流特性
は、概略図2に示すようになっている。すなわち、周囲
温度が一定とすると、同図(A)に示すように、日照量
が大きいほど発生する電流も大きくなり、電力最大を得
るための動作点での電圧Eも大きくなる。一方、周囲温
度をパラメータとした電圧−電流特性の一例を示すと同
図(B)のようになっており、これは、周囲温度Tが上
昇すると発電量が減少するようになっており、周囲温度
Tと太陽電池の電圧Eとは、概略反比例の関係にある。
従って、発生する電圧Eは、下記式に示すように電流I
と周囲温度Tを変数として関数と見ることができる。
【0013】 E=f(I,T) =(Rs *I+E0 )(T0 /T) (1) 但し、Rs は、図2(A)に示す最大電力の動作点Pを
結ぶ(直線近似した)線の傾きを示し、E0 は、その直
線と横軸との交点における電圧を示し、T0 は、基準と
なる温度をそれぞれ示す。
【0014】一方、蓄電池5を充電するためには、太陽
電池群1の出力電圧が蓄電池5の端子電圧EB 以上にな
らなければならず、最も効率のよい充電は、両電圧が等
しい時となる(太陽電池は定電流電源であるため)。す
なわち、一つの太陽電池(本例では、厳密にいう太陽電
池素子1個では無く、最小単位としての太陽電池モジュ
ールが1個)の出力電圧をEとすると、下記式、 EB =n0 *E n0 =EB /E を満足するようなn0 の数だけその太陽電池を直列接続
することである。
【0015】しかし、上記n0 は、端数が出ることが多
々ある。従って、実際に直列接続する個数nは整数でな
ければならないため、次式を満足するn個を直列接続す
る必要がある。
【0016】n=切り捨て(EB /E) Eに式(1)を代入すると
【0017】
【数1】 n=切り捨て(EB *T/(T0 *(Rs *I+E0 )) (2) すなわち、上記した演算部8では、与えられた変数であ
るT,Iに基づいて上記式(2)を実行することによ
り、直列接続する個数nを求めるようになっている。但
し、電流検出器2にて検出される電流IL は、太陽電池
群1全体のものであるため、そのIL から各太陽電池に
流れる電流Iを算出する必要がある。そして、その具体
的な算出方法としては、例えば現在(電流IL 測定時)
の並列数、すなわち、前回の処理で求めた直列数nから
「切り捨て(m/n)」により求められる数を予め格納
しておき、上記電流IL をその並列数で除算することに
より求めることができる。したがって、上記式(2)の
前処理としてIを求める演算を行うか、さらには、その
除算式も上記式(2)に代入して得られた演算式を演算
部8で実行するようにすれば良い。
【0018】なお、上述したごとく、総数mが直列個数
nで割り切れない場合における余りα(m/nの余り
(なお、「商」が並列接続する列数となる))も、上記
演算部8で求め、上記算出したnと共にコントロール部
9に送るようにしてもよいが、実際に本装置を構成する
場合、太陽電池の総数mはわかっているため、nに対す
る余りαもあらかじめ求めることが可能であるので、実
際には、算出されたnのみを出力し、コントロール部9
はそのnに基づいて上記あらかじめ求めておいたαを考
慮しつつスイッチ手段の切り替え制御を行うようにな
る。
【0019】なおまた、直列接続する個数nは、理論上
1〜m個まで存在するが、現実には、使用環境条件や要
求される精度等を考慮すると有り得ない(必要のない)
個数があり、さらには、太陽電池の個数mが何十,何百
と多くなった場合、1個単位での切り替えを可能とする
と、必要となるスイッチの個数が増大し、装置の大型化
や、組み立ての煩雑、並びにコスト高を招くのみなら
ず、何百とある中で1個単位で変化させても出力に与え
る変動(影響)が少ない。よって、上記算出したnに所
定の幅を持たせ、算出されたnの値がある範囲内であれ
ば、具体的な数値に関係なく、予め設定した代表値にす
る。すなわち、ステップアップ数を2以上の任意の数値
にしたり、或いは、上記した出力電圧Eを得るための1
つの太陽電池を、複数の太陽電池モジュールを直列接続
してなる集合体ととらえてもよい。
【0020】図3は、本発明の第2実施例を示してお
り、この例では上記した太陽電池群1(とくにスイッチ
手段と太陽電池との接続構成)並びに制御装置6の具体
的な構成の一例を示している。この例では、説明を簡略
化するためにnが1〜4の整数で、総数mが8個として
いるが、この個数に限られないのはもちろんである。
【0021】図示するように、太陽電池群1は、8個の
太陽電池1a〜1hの間にスイッチ手段たるリレー11
a〜11gを配置することにより構成されている。そし
て、このリレー11a〜11gの具体的な構成は、図示
したリレー11aのように隣接する両太陽電池1a,1
b(他のリレー11b〜11gについても同様である
が、便宜上リレー11aについてのみ説明する)を直列
に接続する常閉接点である第1スイッチs1と、その第
1スイッチs1の両端に接続された常開接点である第
2,第3スイッチs2,s3とを備え、各スイッチs1
〜s3は、内蔵するコイルcへの通電の有無により開閉
制御されるようになっている。そして第2スイッチs2
は、上方の太陽電池1aの負極とアースとを接続可能と
するもので、第3スイッチs3は、下方の太陽電池1b
の正極と上記電流検出器2とを接続可能としている。
【0022】これにより、例えば全てのリレー11a〜
11g内のコイルcに通電すると、各第1スイッチs1
は全て開状態になり、第2,第3スイッチs2,s3が
閉状態となるため、8個の太陽電池1a〜1hが全てが
アースに落ちて並列接続する(直列個数n=1)とな
る。同様に、リレー11b,11d,11f内のコイル
cに通電すると、そのリレー内の第1スイッチs1は全
て開状態になり、第2,第3スイッチs2,s3が閉状
態となるが、残りのリレー11a,11c,11e,1
1g内の各スイッチはそれと逆の状態となる。よって、
隣接する1個の太陽電池1aと1b,1cと1d,1e
と1f,1gと1hが、直列接続(n=2)される。以
下、同様に、リレー11c内のコイルcに通電すると、
n=3(但し、総数mが8個であるため、一方が3個で
他方が5個の2列となる)となり、リレー11d内のコ
イルcにのみ通電すると、n=4(4個ずつ2列)とな
る直並列の接続形態が得られる。
【0023】一方、制御装置6の演算部8は、上記した
所定の演算処理を行い、算出されたn(1〜4)を2ビ
ット値でもって出力し、次段のコントロール部9に送る
ようになっている。そして、コントロール部9は、図示
するようにデコーダ12と、適宜配置されたOR素子1
3とから構成される。すなわち、デコーダ12は、入力
された2ビット信号に基づき、出力端子1〜4のうちい
ずれか1つがHighになり、残りがLow となるもので、そ
のHigh信号が入力されるOR素子13の出力が接続され
たリレーに通電されるようになっている。なお、その他
の構成並びに作用は、上記した第1実施例と同様である
ため同一符号等を付すことによりその説明を省略する。
【0024】図4は、本発明の第3実施例の要部を示し
ている。同図に示すように、この例では、直列数nを求
める処理が上記した各実施例と相違している。すなわ
ち、上記した各実施例にて示したnを求めるための演算
部8の出力をそのままコントロール部に入力するのでは
なく、電流制限を行うための適正なn値を求める補正部
15を介してコントロール部に入力するようになってい
る。
【0025】つまり、例えば快晴の日中のように照射量
が非常に大きく、しかも周囲温度Tが低いような場合に
は、1個あたりの太陽電池の出力電流が大きくなる。従
って、演算部8で算出されたnの値も小さくなり、並列
数が非常に大きくなる。すると、太陽電池群から出力さ
れる総電流IL が非常に大きくなり、負荷4や蓄電池5
に流れ込む電流IL がそれらを破損するおそれのある値
Id を越えてしまうおそれがある。そこで、かかる場合
には、直列の個数を増やすことにより並列数を減らして
電流IL を下げることにより負荷の破損等を防ぐように
している。
【0026】そして、具体的には、以下のようになって
いる。すなわち、まずn個直列接続すると、並列数は
「切り捨て(m/n)」となる。また、現在一つの太陽
電池から発生する電流Iは、演算部8におけるnの算出
時に求められている。よって、新たに算出した直列接続
数nに基づいて接続形態を切り替えた時における総電流
IL は、 IL =切り捨て(m/n)*I となり、このIL がId より小さくなる必要があるた
め、最終的なnは 切り捨て(m/n)*I<Id m/n<切り上げ(Id /I) n>m/(切り上げ(Id /I)) (3) を満たす必要がある。
【0027】したがって、本例における補正部15で
は、図4(B)に示すフローチャート図に示すように演
算部8で求めたn並びにIを読み込み、上記した式
(3)に代入して演算し、上記不等式を満たすか否かを
判断し、満たさない場合には、nをインクリメントした
後、再度演算処理並びに判定処理を行う。そして、不等
式が満たされたなら、その時のnを今回の直列数nに決
定し、それを図外のコントロール部に送るようになって
いる。なお、この補正部15における処理としては、上
記した例に限ることなく、例えば、式(3)における不
等式の右辺を演算し、その解とnとを比較し、nの方が
大きければそのnに決定し、小さければ前記解の小数点
以下を切り上げた値(解より大きい自然数の中で最小
値)とするようにしてもよく種々変更実施が可能であ
る。
【0028】図5は、本発明の第4実施例の要部を示し
ている。同図(A)に示すように、本例では、上記第1
〜第3実施例における入力変数である電流IL と温度T
に加え、さらに負荷4(蓄電池5)の端子電圧Vも入力
変数に加えている。すなわち、電圧検出器20を負荷4
(蓄電池5)に対して並列接続し、それにより検出され
る電圧Eを電流値補正部22に入力するようになってい
る。また、電流値補正部22には、電流検出器2で検出
される電流IL も入力されるようになっている。そし
て、それら与えられた電流IL 並びに電圧Eに基づいて
電流の補正を行い、その補正した電流IL ′を上記した
nを求める演算を行う演算部8に送り、そこにおいて、
与えられた電流IL ′並びに周囲温度Tから所望の直列
数nを算出するようになっている。
【0029】ここで、電流値補正部22の必要性並びに
具体的な処理について説明すると、まず、図5(B)に
示すように、負荷が急激に変動(例えばモータの起動
時)したような場合には、蓄電池の端子電圧Eが本来の
電圧EB から所定量ΔEだけずれるように変動すること
があり、係る場合には、電流検出器にて検出されたIL
は、最適動作点Pからずれたものとなる。係るIL に基
づいて演算処理をすると最適な発電効率を得ることがで
きなくなる。
【0030】そこで、係る動作点Pを接点として一時近
似の直線Sを引く。そして、その直線Sの傾きを(−1
/RE )とおくと、電圧変動ΔEに対する電流変動ΔI
は ΔI=−ΔE/RE となる。したがって、上記補正後の電流IL ′は、 IL ′=IL −ΔI =IL +ΔE/RE =IL +(E−EB )/RE (4) となる。すなわち、上記電流値補正部22では、与えら
れた電流IL と電圧E(EB 並びにRE は既知)から上
記式(4)に基づいて演算処理を行うようになる。
【0031】なお、本例における電流値補正部を上記し
た第3実施例等における演算部の前段に配置し、補正後
の電流に基づいて各種処理を行うようにしてもよいのは
もちろんである。
【0032】なお、上記した実施例では、基本的に最適
な発電効率を得るためのnを求めるようにしたため、そ
のnの取り得る数値は多値となるが、nは2値としても
よい。
【0033】また、上記した各実施例では、いずれも一
旦蓄電池に充電するようにしたが、本発明はこれに限る
ことなく、蓄電池を設けることなく定電圧の出力を要求
する用途(例えば、一定回転にすべきモーターや、一定
電圧の電源ラインの系統連結用等)全てに対応すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る太陽光発電
装置では、実際に発電している太陽電池の出力の状況に
基づいて、接続形態が決定され、スイッチ手段の切り替
え制御が行われるため、実状に即した正確な制御を行う
ことができ、効率も向上する。そして、使用した太陽電
池は、基本的に全てが発電(電力供給等)に寄与するこ
とができるため、発電効率が良好となる。また、日照量
の変動に対する電流の変動が大きいため、検出精度が向
上するとともにノイズにも強くなる。さらに、接続形態
を決定するに際し、周囲温度を考慮して直列接続する数
が求められるため、たとえ同じ日照量であっても温度変
化ににより発電効率が変動する太陽電池に対して、適切
な接続形態を求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る太陽光発電装置の第1実施例を示
すブロック構成図である。
【図2】太陽電池の特性図を示す図である。
【図3】本発明に係る太陽光発電装置の第2実施例を示
すブロック構成図である。
【図4】(A)は本発明に係る太陽光発電装置の第3実
施例の要部を示す図である。(B)は補正部の機能を説
明するフローチャート図である。
【図5】(A)は本発明に係る太陽光発電装置の第4実
施例を示す図である。(B)は蓄電池の端子電圧の変動
にともなう太陽電池群の出力電流の変化を示す特性図で
ある。
【符号の説明】
1 太陽電池群 1a〜1h 太陽電池 2 電流検出器 4 負荷 5 蓄電池 6 制御装置 7 温度検出装置 8 演算部 9 コントロール部 11a〜g リレー(スイッチ手段) 15 補正部(修正を行う手段) 20 電圧検出装置 22 電流値補正部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池群と、その太陽電池群を構成す
    る複数の太陽電池の接続形態を切り替えるスイッチ手段
    と、そのスイッチ手段の開閉を制御する制御手段とから
    なる太陽光発電装置において、 前記太陽電池から出力される電流を直接または間接的に
    検出する電流検出手段と、 周囲温度を測定する温度検出手段とを備え、 かつ前記制御手段が、少なくとも前記電流検出手段並び
    に温度検出手段で検出された電流及び温度に基づいて前
    記太陽電池の直列接続数を算出する演算部と、その演算
    部の算出結果に基づいて前記スイッチ手段を開閉するコ
    ントロール部とを有することを特徴とする太陽光発電装
    置。
  2. 【請求項2】 前記演算部と前記コントロール部との間
    に配設され、 前記太陽電池群から出力される電流が所定値以上になら
    ないように前記演算部から出力される算出結果に対し、
    所定の修正を行う手段を備えたことを特徴とする請求項
    1に記載の太陽光発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の太陽光発電装
    置が、負荷或いは蓄電池の少なくとも一方に接続される
    もので、その負荷或いは蓄電池の端子電圧を検出する電
    圧検出手段と、 その電圧検出手段により検出された電圧と前記電流検出
    手段により検出された電流とに基づいて、所定の補正演
    算を行い前記演算部へ送る電流を算出する電流値補正演
    算部をさらに備えたことを特徴する請求項1または2に
    記載の太陽光発電装置。
JP4182914A 1992-06-18 1992-06-18 太陽光発電装置 Withdrawn JPH066940A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4182914A JPH066940A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 太陽光発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4182914A JPH066940A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 太陽光発電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH066940A true JPH066940A (ja) 1994-01-14

Family

ID=16126599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4182914A Withdrawn JPH066940A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 太陽光発電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH066940A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09326552A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Ueno Seiki Kk 半田載置方法及び半田載置装置
WO2003075113A1 (fr) * 2002-03-04 2003-09-12 Josuke Nakata Systeme de production d'electricite
JP2007019341A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Toyota Motor Corp 発電装置
JP2008228558A (ja) * 2006-11-30 2008-09-25 Beijing Hi-Tech Wealth Investment & Development Co Ltd 光電池を用いた電力供給の方法、装置およびシステム
JP2010172088A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Kyocera Corp 電子機器及び充電制御方法
JP2011129827A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Sharp Corp 太陽電池システム
KR101119043B1 (ko) * 2011-06-16 2012-03-16 주식회사 티모테크놀로지 직병렬 겸용 염료감응 태양전지 모듈
JP2012516568A (ja) * 2009-01-30 2012-07-19 パセコ コーポレイション 光発電アレイにおける光発電パネルの編成可変接続の方法
JP2015173519A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 オムロン株式会社 評価装置、評価方法及び、太陽光発電システム
KR20160007795A (ko) * 2014-06-30 2016-01-21 주식회사 엘지화학 병렬 연결된 배터리 유닛의 개수를 산출하는 장치 및 방법
JP2017060359A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 シャープ株式会社 太陽光発電システム及び発電ユニット
CN112187168A (zh) * 2020-09-27 2021-01-05 浙江工业大学 适合光伏组件串联系统的mppt控制器

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09326552A (ja) * 1996-06-06 1997-12-16 Ueno Seiki Kk 半田載置方法及び半田載置装置
WO2003075113A1 (fr) * 2002-03-04 2003-09-12 Josuke Nakata Systeme de production d'electricite
JP2007019341A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Toyota Motor Corp 発電装置
JP2008228558A (ja) * 2006-11-30 2008-09-25 Beijing Hi-Tech Wealth Investment & Development Co Ltd 光電池を用いた電力供給の方法、装置およびシステム
JP2010172088A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Kyocera Corp 電子機器及び充電制御方法
JP2012516568A (ja) * 2009-01-30 2012-07-19 パセコ コーポレイション 光発電アレイにおける光発電パネルの編成可変接続の方法
JP2011129827A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Sharp Corp 太陽電池システム
KR101119043B1 (ko) * 2011-06-16 2012-03-16 주식회사 티모테크놀로지 직병렬 겸용 염료감응 태양전지 모듈
JP2015173519A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 オムロン株式会社 評価装置、評価方法及び、太陽光発電システム
KR20160007795A (ko) * 2014-06-30 2016-01-21 주식회사 엘지화학 병렬 연결된 배터리 유닛의 개수를 산출하는 장치 및 방법
JP2017060359A (ja) * 2015-09-18 2017-03-23 シャープ株式会社 太陽光発電システム及び発電ユニット
CN112187168A (zh) * 2020-09-27 2021-01-05 浙江工业大学 适合光伏组件串联系统的mppt控制器
CN112187168B (zh) * 2020-09-27 2023-04-07 浙江工业大学 适合光伏组件串联系统的mppt控制器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Reddy et al. ANFIS-MPPT control algorithm for a PEMFC system used in electric vehicle applications
US9214810B2 (en) Method of operation and device for controlling an energy installation having photovoltaic modules
US5932990A (en) Charging control system for uniformly charging a series connected battery array
US6800963B2 (en) Power controller, power generation system, and control method of power controller
KR101326103B1 (ko) 배터리 충전량 밸런싱 장치 및 배터리 충전량 밸런싱 시스템
US9337682B2 (en) Charging control device, solar power generation system and charging control method
JPH066940A (ja) 太陽光発電装置
JP4719434B2 (ja) 太陽電池発電装置
GB1570985A (en) Device for utilising solar energy
KR20160093143A (ko) 태양광모듈의 전압변동을 가변 보상하는 태양광발전 시스템의 전력보상장치
US6853097B2 (en) Uniterruptible power supply and its starting method
JP6696819B6 (ja) 直列接続された太陽電池又はその他の電源用の動作点制御回路装置
JPH06296333A (ja) 宇宙船の電源装置
JPH0951638A (ja) 分散形電源装置
JPH0946924A (ja) 太陽電池付き無停電電源装置
JP3439876B2 (ja) 太陽光発電装置
KR102238340B1 (ko) 가상 저항 방식의 pcs 드룹 제어 장치 및 이를 이용한 에너지 저장 시스템
KR20190005078A (ko) 충전효율을 향상시킨 고속 태양광 충방전모듈
JP3111787B2 (ja) 燃料電池発電装置及びその起動方法
Hagedorn et al. Redox storage systems for solar applications
JPH0946926A (ja) 分散形電源装置
JPH06338341A (ja) 燃料電池発電設備及びその運転方法
JPH06253451A (ja) 直流電力供給装置
JP2021078236A (ja) ソーラ充電システム
CN111800012A (zh) 用于串联连接的多个电源单元的动作点控制电路装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831