JPH066930A - ケーブル引留め具の固定方法及び工具 - Google Patents
ケーブル引留め具の固定方法及び工具Info
- Publication number
- JPH066930A JPH066930A JP15632092A JP15632092A JPH066930A JP H066930 A JPH066930 A JP H066930A JP 15632092 A JP15632092 A JP 15632092A JP 15632092 A JP15632092 A JP 15632092A JP H066930 A JPH066930 A JP H066930A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- tool
- caulking
- fixing
- groove
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- Pending
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ケーブルなど心材に側圧を加えることの好
まないケーブルに引留め具を固定する方法及び工具に関
する。 【構成】 U字溝を有する金属板からなるケーブル引留
め具11の溝部にケーブルを固定する工具であって、は
さみの如く支点1に対して握り部2とかしめ部3で構成
され、かしめ部には複数本のかしめ用の歯4が先端3−
1と根元3−2とで傾斜して取付けられている。
まないケーブルに引留め具を固定する方法及び工具に関
する。 【構成】 U字溝を有する金属板からなるケーブル引留
め具11の溝部にケーブルを固定する工具であって、は
さみの如く支点1に対して握り部2とかしめ部3で構成
され、かしめ部には複数本のかしめ用の歯4が先端3−
1と根元3−2とで傾斜して取付けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブルな
ど心材に側圧を加えることを好まないケーブルに引留め
具を固定する方法及び工具に関する。
ど心材に側圧を加えることを好まないケーブルに引留め
具を固定する方法及び工具に関する。
【0002】
【従来の技術】加入者光通信網を構築するには、局から
配線区画へ延びるき線ケーブル、配線区画内で配線網を
形成する配線ケーブル、配線ケーブルと加入者端末を結
ぶ光屋外線及び光屋内線等のケーブルが必要となる。
配線区画へ延びるき線ケーブル、配線区画内で配線網を
形成する配線ケーブル、配線ケーブルと加入者端末を結
ぶ光屋外線及び光屋内線等のケーブルが必要となる。
【0003】このうち光屋外ケーブルとしてステンレス
製の管にプラスチックシースを被覆した外被の中に光フ
ァイバをルースに収納したケーブル構造が開発された。
また、このケーブルは、図4に示すケーブル保持具11
と吊り具12とで構成されたケーブル引留め具におい
て、ケーブル保持具11のU字溝部にケーブル14を挿
入し、溝の底部をかしめることによってケーブル外被を
形成しているプラスチック層及びステンレス管に保持具
を喰込ませ、ケーブルを軸方向に移動しないように固定
した状態として吊り具12で電柱や建物に取付けていた
(特願平4−23037)。
製の管にプラスチックシースを被覆した外被の中に光フ
ァイバをルースに収納したケーブル構造が開発された。
また、このケーブルは、図4に示すケーブル保持具11
と吊り具12とで構成されたケーブル引留め具におい
て、ケーブル保持具11のU字溝部にケーブル14を挿
入し、溝の底部をかしめることによってケーブル外被を
形成しているプラスチック層及びステンレス管に保持具
を喰込ませ、ケーブルを軸方向に移動しないように固定
した状態として吊り具12で電柱や建物に取付けていた
(特願平4−23037)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、上述の引留め具
をケーブルに固定する場合、一般に市販されているニッ
パでかしめたため、ニッパの刃に引留め具をはさんでか
しめるとき、刃の先端側が拡がった状態となり引留め具
の溝からケーブルが飛出したりあるいはかしめすぎて光
ファイバに傷をつける問題があった。
をケーブルに固定する場合、一般に市販されているニッ
パでかしめたため、ニッパの刃に引留め具をはさんでか
しめるとき、刃の先端側が拡がった状態となり引留め具
の溝からケーブルが飛出したりあるいはかしめすぎて光
ファイバに傷をつける問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、これらの問題
を解消するためのケーブル引留め具の固定方法及び工具
に関し、その特徴とするところは、U字溝を有する金属
板からなるケーブル引留め具の溝にケーブルを固定する
方法において、U字溝をケーブル外径に近い形状に予備
成形し、次いで、同じ工具で前記溝部をケーブルにかし
める方法である。
を解消するためのケーブル引留め具の固定方法及び工具
に関し、その特徴とするところは、U字溝を有する金属
板からなるケーブル引留め具の溝にケーブルを固定する
方法において、U字溝をケーブル外径に近い形状に予備
成形し、次いで、同じ工具で前記溝部をケーブルにかし
める方法である。
【0006】また、本発明の工具は、U字溝を有する金
属板からなるケーブル引留め具の溝にケーブルを固定す
る工具であって、支点に対して一方は握り部、他方はか
しめ部とで構成され、かしめ部は閉じた状態においても
その内側の上下に複数本のかしめ用の歯が間隙を設けて
取付けられ、当該間隙は先端から根元に向かって広げる
よう傾斜しているものである。
属板からなるケーブル引留め具の溝にケーブルを固定す
る工具であって、支点に対して一方は握り部、他方はか
しめ部とで構成され、かしめ部は閉じた状態においても
その内側の上下に複数本のかしめ用の歯が間隙を設けて
取付けられ、当該間隙は先端から根元に向かって広げる
よう傾斜しているものである。
【0007】この工具に対して、上下のかしめ用歯の間
で、根元の部分にストッパを設けることによって安定に
かしめることができる。あるいは、根元部に予備成形用
の空隙を設けることによって、同一の工具で予備成形と
かしめを行うことができる。
で、根元の部分にストッパを設けることによって安定に
かしめることができる。あるいは、根元部に予備成形用
の空隙を設けることによって、同一の工具で予備成形と
かしめを行うことができる。
【0008】
【作用】図1は、本発明のケーブル引留め具の固定方法
を実現する工具の一例を示す図であり、ケーブル14を
溝に挿入したケーブル保持具11を最初に空隙6のとこ
ろに入れて予備成形し、次いで、歯4のところでかしめ
る。予備成形によって溝がケーブルになじむので均一に
また確実にかしめることができる。歯4はかしめ部3を
閉じた状態でも間隙を設けてあり、かつ、根元3−2は
先端3−1より広げるように傾斜している。そのために
かしめるときにケーブルが保持具11の溝から飛出すこ
とを防いでいる。
を実現する工具の一例を示す図であり、ケーブル14を
溝に挿入したケーブル保持具11を最初に空隙6のとこ
ろに入れて予備成形し、次いで、歯4のところでかしめ
る。予備成形によって溝がケーブルになじむので均一に
また確実にかしめることができる。歯4はかしめ部3を
閉じた状態でも間隙を設けてあり、かつ、根元3−2は
先端3−1より広げるように傾斜している。そのために
かしめるときにケーブルが保持具11の溝から飛出すこ
とを防いでいる。
【0009】また、図2に示す如く、根元3−2の部分
にストッパ5を設けることによって、かしめる位置を最
適に選択することができ、均一に固定することができ
る。
にストッパ5を設けることによって、かしめる位置を最
適に選択することができ、均一に固定することができ
る。
【0010】
【実施例】この実施例に用いたケーブル14は内径1m
m、厚さ0.15mmのステンレスパイプの外周にポリ
エチレンを被覆して外径2.4mmとした外被に光ファ
イバを挿入したものであり、また、ケーブル保持具11
は0.15mmのステンレス板によって形成した。
m、厚さ0.15mmのステンレスパイプの外周にポリ
エチレンを被覆して外径2.4mmとした外被に光ファ
イバを挿入したものであり、また、ケーブル保持具11
は0.15mmのステンレス板によって形成した。
【0011】(実施例1) 図1(a)は本発明のケー
ブル引留め具の固定工具に係わる一実施例の概念図であ
り、1は支点、2は握り部、3はかしめ部、4はかしめ
用の歯である。同図(b)は(a)の先端子1からかし
め部3をみた図である。4本の歯4は夫々平行にピッチ
2mm、深さ3mm、長さ10mmに形成され、かしめ
部3の内側の上下に取付けられ、噛合った状態で先端が
0.4mmの間隙を設け、根元3−2へは広げるように
傾斜している。この傾斜によって、かしめる時にケーブ
ルが溝から飛出すことを防いでいる。また、上下の歯は
噛合ったときでも少なくとも保持具11の板厚の2倍以
上の隙間をとっており、かしめるとき誤って保持具に傷
をつけることのないようにしている。
ブル引留め具の固定工具に係わる一実施例の概念図であ
り、1は支点、2は握り部、3はかしめ部、4はかしめ
用の歯である。同図(b)は(a)の先端子1からかし
め部3をみた図である。4本の歯4は夫々平行にピッチ
2mm、深さ3mm、長さ10mmに形成され、かしめ
部3の内側の上下に取付けられ、噛合った状態で先端が
0.4mmの間隙を設け、根元3−2へは広げるように
傾斜している。この傾斜によって、かしめる時にケーブ
ルが溝から飛出すことを防いでいる。また、上下の歯は
噛合ったときでも少なくとも保持具11の板厚の2倍以
上の隙間をとっており、かしめるとき誤って保持具に傷
をつけることのないようにしている。
【0012】(実施例2) 図2は本発明のケーブル引
留め具の固定工具に係わる他の実施例の説明図であり、
図1の構造に対して根元3−2のところにストッパ5を
付加したものである。上下の歯4の間隙は先端と根元と
で相違するので最適のところでかしめることができるよ
うにしたものである。条件が一定になるので均一にかし
めることができる。従って、寸法の異なるストッパを準
備して選択的に使用する。
留め具の固定工具に係わる他の実施例の説明図であり、
図1の構造に対して根元3−2のところにストッパ5を
付加したものである。上下の歯4の間隙は先端と根元と
で相違するので最適のところでかしめることができるよ
うにしたものである。条件が一定になるので均一にかし
めることができる。従って、寸法の異なるストッパを準
備して選択的に使用する。
【0013】(実施例3) 図3は本発明のケーブル引
留め具の固定工具に係わる第三の実施例の説明図であ
り、図1の構造に対して根元3−2の部分に少なくとも
ケーブル外径より大きい空隙6を付加したものである。
保持具の溝にケーブルがなじまない段階でかしめると相
互の位置がずれてかしめたときばらつくことがある。そ
こで、最初に引留め具の溝部を空隙6に入れて予備成形
してかしめる部分の形状を作っておき、その後に歯4の
ところでかしめると安定にまた均一に固定することがで
きる。
留め具の固定工具に係わる第三の実施例の説明図であ
り、図1の構造に対して根元3−2の部分に少なくとも
ケーブル外径より大きい空隙6を付加したものである。
保持具の溝にケーブルがなじまない段階でかしめると相
互の位置がずれてかしめたときばらつくことがある。そ
こで、最初に引留め具の溝部を空隙6に入れて予備成形
してかしめる部分の形状を作っておき、その後に歯4の
ところでかしめると安定にまた均一に固定することがで
きる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は図3に示す
如く、先ず空隙6のところで予備成形し、次いで、歯4
のところでかしめるのでケーブル保持具の溝にケーブル
がなじみ、均一にまた確実にかしめることができる。ま
た、上下の歯4はかしめ部を閉じた状態でも間隙を設
け、かつ、根元は先端より広げているのでかしめるとき
にケーブルが保持具の溝から飛出すことがない。さら
に、図2に示す如く、根元の部分にストッパを設けるこ
とによって、かしめる位置を最適に選択することがで
き、均一に固定することができる。
如く、先ず空隙6のところで予備成形し、次いで、歯4
のところでかしめるのでケーブル保持具の溝にケーブル
がなじみ、均一にまた確実にかしめることができる。ま
た、上下の歯4はかしめ部を閉じた状態でも間隙を設
け、かつ、根元は先端より広げているのでかしめるとき
にケーブルが保持具の溝から飛出すことがない。さら
に、図2に示す如く、根元の部分にストッパを設けるこ
とによって、かしめる位置を最適に選択することがで
き、均一に固定することができる。
【図1】本発明のケーブル引留め具の固定工具の一実施
例に係わる概念図である。
例に係わる概念図である。
【図2】本発明のケーブル引留め具の固定工具の他の実
施例に係わる説明図である。
施例に係わる説明図である。
【図3】本発明のケーブル引留め具の固定工具の第三の
実施例に係わる説明図である。
実施例に係わる説明図である。
【図4】ケーブル引留め具の一例を示す図である。
1:支点 2:握り部 3:かしめ部 4:歯 5:ストッパ 6:空隙
フロントページの続き (72)発明者 石川 弘樹 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 冨田 茂 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 U字溝を有する金属板からなるケーブル
引留め具の溝にケーブルを固定する方法において、U字
溝をケーブル外径に近い形状に予備成形し、次いで、同
じ工具で前記溝部をケーブルにかしめることを特徴とす
るケーブル引留め具の固定方法。 - 【請求項2】 U字溝を有する金属板からなるケーブル
引留め具の溝にケーブルを固定する工具であって、支点
に対して一方は握り部、他方はかしめ部とで構成され、
かしめ部は閉じた状態においてもその内側の上下に複数
本のかしめ用の歯が間隙を設けて取付けられ、当該間隙
は先端から根元に向かって広げるよう傾斜していること
を特徴とするケーブル引留め具の固定工具。 - 【請求項3】 上下のかしめ用歯の間で、根元の部分に
ストッパが設けられたことを特徴とする請求項2記載の
ケーブル引留め具の固定工具。 - 【請求項4】 根元部に予備成形用の空隙が設けられた
ことを特徴とする請求項2記載のケーブル引留め具の固
定工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15632092A JPH066930A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | ケーブル引留め具の固定方法及び工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15632092A JPH066930A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | ケーブル引留め具の固定方法及び工具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066930A true JPH066930A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=15625224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15632092A Pending JPH066930A (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | ケーブル引留め具の固定方法及び工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH066930A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5863025A (en) * | 1995-03-27 | 1999-01-26 | Kyosan Denki Co., Ltd. | Evaporator control valve provided with a solenoid for use in diagnosing trouble |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP15632092A patent/JPH066930A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5863025A (en) * | 1995-03-27 | 1999-01-26 | Kyosan Denki Co., Ltd. | Evaporator control valve provided with a solenoid for use in diagnosing trouble |
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