JPH0669121B2 - 導波管の製造方法 - Google Patents

導波管の製造方法

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JPH0669121B2
JPH0669121B2 JP22975984A JP22975984A JPH0669121B2 JP H0669121 B2 JPH0669121 B2 JP H0669121B2 JP 22975984 A JP22975984 A JP 22975984A JP 22975984 A JP22975984 A JP 22975984A JP H0669121 B2 JPH0669121 B2 JP H0669121B2
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copper plating
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典義 山田
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P11/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing waveguides or resonators, lines, or other devices of the waveguide type
    • H01P11/001Manufacturing waveguides or transmission lines of the waveguide type
    • H01P11/002Manufacturing hollow waveguides

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Waveguides (AREA)
  • Chemically Coating (AREA)
  • Optical Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は管内面の導電層に銀を用いた繊維強化プラスチ
ック製導波管の製造方法に関する。
(従来の技術) 繊維強化プラスチック製導波管の製造方法として、溶解
可能な材料を母型とし、この母型に導波管の導電層とな
る金属をめっきしたものを心金とし、この心金に接着す
るように繊維強化プラスチックを成形した後、心金を溶
解・除去する方法(心金溶解・金属面転写法)がある。
従来、この種の方法では、溶解可能な母型材料としてア
ルミニムウまたはアルミニウム合金を使用し、導電層用
金属としては金を用いていた。ただしアルミニウムまた
はアルミニウム合金の母型に直接金めっきを行うことが
困難であるので、一般にはまず銅めっきを施しその上に
金めっきを行っていた。また心金の除去は酸で溶解する
方法または母型をアルカリで溶解した後、銅めっき層を
塩化第二鉄を種成分とするエッチング液で溶解する方法
によっていた。
一方、導波管の伝送損失は導電層の電気抵抗が小さいほ
ど少ないので、導電層用金属としては金より銀の方が望
ましい。
しかし銀は心金溶解用の酸およびエッチング液に侵され
るので、従来の方法では、導電層に使うことができない
という欠点があった。
(発明が解決しようとする問題点) 従来の方法では、覆電層に適用できなかった電気抵抗の
小さい銀を利用できるようにして、導波管の伝送損失を
小さくすることにある。
(問題点を解決するための手段) 繊維強化プラスチック製導波管の製造において、管内面
の導電層を銀とする製造方法として、 (1)アルミニウムまたはアルミニウム合金製母型に少
なくとも銅めっき、銀めっき、銅めっきを順次行ったも
のを心金とし、 (2)心金の銅めっき表面を酸化処理し、 (3)酸化処理面に接着するように繊維強化プラスチッ
クを成形した後、 (4)アルミニウムまたはアルミニウム合金製母型をア
ルカリ性溶液で溶解し、 (5)内面に露出した銅めっき層をアルカリ性処理液で
酸化処理し、 (6)酸化処理した銅めっき層をアンモニア水で溶解・
除去する 各工程を経るようにする。
以下図面により本発明を詳細に説明する。
図は矩形導波管の断面形状の推移により、本発明の一実
施例の製造工程を示すフローチャートであって、1は母
型、2は銅めっき層、3は銀めっき層、4は銅めっき
層、5は銅めっきの酸化処理層、6は強化プラスチック
である。
また図に示す(イ)〜(チ)は下記の各製造工程であ
る。
(イ)母型製造工程:導波管の完成時に所定の寸法が得
られるように、めっき層の厚さ、繊維強化プラスチック
成形時の熱膨張・硬化収縮の影響などを考慮して寸法を
決めた母型を製造する。なお母型は中空であってもよ
い。
(ロ)銅めっき工程:母型に通常の方法で銅めっきを行
う。めっきの厚さは、たとえば0.1〜10μmとする。
(ハ)銀めっき工程:銅めっき上に通常の方法で銀めっ
きを行う。めっきの厚さは、表皮効果を考慮し、伝送周
波数における表皮厚さ(skin depth)以上とする。
(ニ)銅めっき工程:銀めっき上に通常の方法で銅めっ
きを行う。めっき厚さは、たとえば2〜20μmとする。
(ホ)銅めっき層の酸化処理工程:銅めっき層の表面を
酸化処理する。酸化処理は繊維強化プラスチックとの接
触を確保することを目的として行うもので、必要に応
じ、さらにプライマの塗布、接着剤の塗布などを行う。
(ヘ)繊維強化プラスチックの成形工程:プリプレグの
積層・硬化などの通常の方法により、繊維強化プラスチ
ックを酸化処理した銅めっき層の上に成形する。
(ト)母型の溶解・除去工程:不用になった母型をアル
カリで溶解・除去する。
(チ)銅めっき層の溶解・除去工程:管内面の露出して
いる銅めっき層を次の(i)または(ii)または(ii
i)または(iv)の方法で溶解・除去し、銀めっき層を
露出させる。
(i)銅めっき層をアルカリ製酸化処理液で酸化した
後、アンモニア水中で溶解・除去する。
(ii)銅めっき層を空気の存在下でアンモニア水により
溶解・除去する。
(iii)銅めっき層をアルカリ性酸化処理液で軽く酸化
した後、空気の存在下でアンモニア水により溶解・除去
する。
(iv)銅めっき層をアルカリ性酸化処理液とアンモニア
水の混合液中で溶解・除去する。
次に本発明の実施例について述べる。
実施例1 EIAJ規格WRJ−260に適合する炭素繊維強化プラスチック
製導波管を次の方法で製造した。
(イ)アルミニウムを用い、断面寸法8.61mm×4.30mmの
母型を製造した。
(ロ)母型上に厚さ1〜2μmの銅めっきを行った。
(ハ)銅めっき層上に厚さ約3μmの銀めっきを行っ
た。
(ニ)銀めっき層上に厚さ約5μmの銅めっきを行っ
た。
(ホ)水1中に亜塩素酸ナトリウム50gおよび水酸化
ナトリウム50gを溶解した液を用い、90℃で20分間処理
し、銅めっき層を黒色に酸化させた。
(ヘ)炭素繊維一方向強化エポキシ樹脂プリプレグを導
波管軸方向に2重、管周方向に3重、管軸方向に2重積
層し、130℃で90分間加熱し、硬化させた。
(ト)10%酸化ナトリウム溶液中に浸漬し、60〜70℃に
加熱、撹拌しながら母型を溶解した。
(チ)工程(ホ)と同じ処理液を用い、90℃で10分間処
理した後、アンモニア水中に浸漬し、銅めっき層を溶解
・除去した。
完成した導波管30CGHz帯における伝送損失は第1表に示
すとおりで、従来の方法による導電層が金のものよりす
ぐれていた。
実施例2 実施例1の工程(チ)のみを次のように行い、実施例1
と同様の導波管を製造した。
母型を除去した導波管をアンモニア水中に垂直に浸漬
し、上下に振動させながらゆっくり引き上げることによ
り、気液界面部分の銅めっき層を連続的に溶解・除去し
た。
実施例3 実施例1の工程(チ)のみを次のよう行い、実施例1と
同様の導波管を製造した。
実施例1の工程(ホ)と同じ処理液を用い、90℃で5分
間処理した後、実施例2で述べた工程と同じ操作により
銅めっき層を溶解・除去した。
実施例4 実施例1の工程(チ)のみを次のように行い、実施例1
と同様の導波管をを製造した。
実施例1の工程(ホ)と同じ処理液1に対しアンモニア
水1を混合した溶液を用い、母型を除去した導波管を液
中に浸漬することにより、室温で銅めっき層を溶解・除
去した。
比較例 従来の方法の工程の例を比較例として以下に述べる。
(イ)アルミニウムを用い、断面寸法8.61mm×4.30mの
母型を製造した。
(ロ)母型上に厚さ1〜2μmの銅めっきを行った。
(ハ)銅めっき層上に厚さ約3μmの金めっきを行っ
た。
(ニ)金めっき層上に厚さ約5μmの銅めっきを行っ
た。
(ホ)水1中に亜塩素酸ナトリウム50gおよび水酸化
ナトリウム50gを溶解した液を用い、90℃で20分間処理
し、銅めっき層を黒色に酸化させた。
(ヘ)炭素繊維一方向強化エポキシ樹脂プリプレグを導
波管軸方向に2重、管周方向に3重、管軸方向に2重積
層し、130゜で90分間加熱し、硬化させた。
(ト)10%水酸化ナトリウム溶液中に浸漬し、60〜70℃
に加熱、撹拌しながら母型を溶解した。
(チ)塩化第二鉄水溶液で銅めっき層を溶解除去した。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明による導波管の製造方法は
心金溶解・金属面転写法による導波管の製造工程におい
て、心金溶解にかかわる処理をアルカリ性処理液を用い
て行うので、導電層用金属として金の代わりに、金より
電気抵抗の小さい銀を使用することができる。従って本
発明により製造した導波管は伝送損失が小さくなる利点
がある。
【図面の簡単な説明】
図は矩形導波管の断面形状の推移により、本発明の一実
施例の製造工程を示すフローチャートである。 (イ)……母型製造工程 (ロ)……銅めっき工程 (ハ)……銀めっき工程 (ニ)……銅めっき工程 (ホ)……銅めっき層の酸化処理工程 (ヘ)……繊維強化プラスチックの成形工程 (ト)……母型の溶解・除去工程 (チ)……銅めっきの層の溶解・除去工程 1……母型 2……銅めっき層 3……銀めっき層 4……銅めっき層 5……銅めっきの酸化処理層 6……繊維強化プラスチック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心金溶解・金属面転写法による繊維強化プ
    ラスチック製導波管の製造において、管内面の導電層を
    銀とする製造方法として、 (1)アルミニウムまたはアルミニウム合金製母型に少
    なくとも銅めっき、銀めっき、銅めっきを順次行ったも
    のを心金とし、 (2)心金の銅めっき表面を酸化処理し、 (3)酸化処理面に接着するように繊維強化プラスチッ
    クを成形した後、 (4)アルミニウムまたはアルミニウム合金製母型をア
    ルカリ性溶液で溶解し、 (5)内面に露出した銅めっき層をアルカリ性処理液で
    酸化処理し、 (6)酸化処理した銅めっき層をアンモニア水で溶解・
    除去する 各工程を経ることを特徴とする導波管の製造方法。
  2. 【請求項2】心金溶解・金属面転写法による繊維強化プ
    ラスチック製導波管の製造において、管内面の導電層を
    銀とする製造方法として、 (1)アルミニウムまたはアルミニウム合金製母型に少
    なくとも銅めっき、銀めっき、銅めっきを順次行ったも
    のを心金とし、 (2)心金の銅めっき表面を酸化処理し、 (3)酸化処理面に接着するように繊維強化プラスチッ
    クを成形した後、 (4)アルミニウムまたはアルミニウム合金製母型をア
    ルカリ性溶液で溶解し、 (5)内面に露出した銅めっき層をアルカリ性酸化処理
    液とアンモニア水の混合液中で溶解・除去する 各工程を経ることを特徴とする導波管の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024091081A1 (ko) * 2022-10-27 2024-05-02 주식회사 포인투테크놀로지 듀얼밴드 플라스틱 웨이브가이드 전송 시스템

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WO2024091081A1 (ko) * 2022-10-27 2024-05-02 주식회사 포인투테크놀로지 듀얼밴드 플라스틱 웨이브가이드 전송 시스템

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