JPH0669047U - 負圧ブースタ - Google Patents

負圧ブースタ

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JPH0669047U
JPH0669047U JP1210993U JP1210993U JPH0669047U JP H0669047 U JPH0669047 U JP H0669047U JP 1210993 U JP1210993 U JP 1210993U JP 1210993 U JP1210993 U JP 1210993U JP H0669047 U JPH0669047 U JP H0669047U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shell half
half body
booster
flange portion
negative pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP1210993U
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English (en)
Inventor
孝義 篠原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】前方に向かって開く椀状に形成される後部シェ
ル半体の開口端周縁部にフランジ部が設けられ、後方に
向かって開く椀状に形成されるとともに後部シェル半体
と協働してブースタシェルを構成する前部シェル半体の
開口端部には、前記フランジ部に係合する係止爪が設け
られる負圧ブースタにおいて、フランジ部の剛性をその
板厚増大に依らずに増大する。 【構成】後部シェル半体31のフランジ部31eに、隆
起した複数のリブ34が放射状に設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、前方に向かって開く椀状に形成される後部シェル半体の開口端周縁 部にフランジ部が設けられ、後方に向かって開く椀状に形成されるとともに後部 シェル半体と協働してブースタシェルを構成する前部シェル半体の開口端部には 、前記フランジ部に係合する係止爪が設けられる負圧ブースタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、かかる負圧ブースタは、たとえば実開昭57−59171号公報および 実開昭57−79059号公報等で開示されているように既に知られており、フ ランジ部が平坦な平板状に形成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、前部シェル半体および後部シェル半体の連結状態は、係止爪のフラ ンジ部への係合により維持されるものであり、フランジ部は比較的大きな剛性を 必要とするものであるが、上記従来のものでは、フランジ部が平坦な平板状に形 成されることからフランジ部の板厚を比較的大きく設定せざるを得ない。
【0004】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、フランジ部の剛性をその 板厚増大に依らずに増大し得るようにした負圧ブースタを提供することを目的と する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案によれば、後部シェル半体のフランジ部に 、隆起した複数のリブが放射状に設けられる。
【0006】
【実施例】
以下、図面により本考案の実施例について説明する。
【0007】 図1ないし図4は本考案の第1実施例を示すものであり、図1は負圧ブースタ の縦断面図、図2は図1の2部拡大図、図3は図1の3矢視拡大背面図、図4は 図3の4−4線拡大断面図である。
【0008】 先ず図1において、負圧ブースタBにおけるブースタシェル1の前壁には、該 ブースタBにより作動されるマスタシリンダMが取付けられる。
【0009】 ブースタシェル1内にはブースタピストン4が前後往復動自在に収容される。 このブースタピストン4の後面には、外周をブースタシェル1で固定的に支持さ れるダイヤフラム5が重合され、該ダイヤフラム5の内周はブースタピストン4 の内周とともにピストンボス6に結合される。しかもブースタピストン4および ダイヤフラム5によりブースタシェル1内は、ブースタピストン4の前面を臨ま せる前方側の負圧室7と、ダイヤフラム5の後面を臨ませる後方側の作動室8と に区画される。
【0010】 ピストンボス6の後端には弁筒6aが一体に突設されており、この弁筒6aは 、ブースタシェル1の後壁中央部に突設されて弁筒6aを覆うとともに後端部に は大気導入口9を有する後方延長筒10にブッシュ11およびシール部材12を 介して摺動自在に支承される。
【0011】 ブースタシェル1の前壁には負圧導入管13が連設されており、負圧室7は該 負圧導入管13を介して負圧源である内燃機関の吸気マニホールド(図示せず) 内に常時連通する。
【0012】 ブレーキペダル14には入力杆15が連結されており、該入力杆15に揺動可 能に連結された弁ピストン16がピストンボス6に摺動可能に嵌合されている。 而して前記ブレーキペダル14の操作に応じた入力杆15の進退作動による弁ピ ストン16のピストンボス6との相対移動に応じて切換作動する制御弁17が、 作動室8と、負圧室7および大気導入口9との間に介設されている。
【0013】 制御弁17は、従来周知のものであり、ブレーキペダル14を操作しない状態 では負圧室7および作動室8間の連通を遮断するとともに両室7,8の大気導入 口9との連通も遮断している。またブレーキペダル14の操作により弁ピストン 16がピストンボス6に対して前進すると、制御弁17は作動室8を大気導入口 9に連通させ、さらに弁ピストン16がピストンボス6に対して前進作動すると 、制御弁17は負圧室7を作動室8に連通させる。
【0014】 ピストンボス6には、弁ピストン16と一体あるいは弁ピストン16の前面に 当接する反力ピストン18が摺動自在に嵌合されるとともに、ゴム等から成る弾 性ピストン19および出力ピストン20が反力ピストン18の前方側で相互に当 接して摺動自在に嵌合される。出力ピストン20の前面には出力杆21が突設さ れる。
【0015】 ピストンボス6の前面には、該ピストンボス6からの出力ピストン20の脱落 を阻止すべく合成樹脂製リテーナ22が嵌合、当接されており、該リテーナ22 とブースタシェル1の前壁との間に縮設される戻しばね23により、ブースタピ ストン4は後退方向すなわち作動室8側に常時付勢され、このブースタピストン 4の後退限はダイヤフラム5の後面に隆起して形成された突起24がブースタシ ェル1の後壁内面に当接することにより規制される。
【0016】 マスタシリンダMの作動ピストン25には、シール部材26を介してブースタ シェル1の前壁を同軸にかつ移動自在に貫通するピストンロッド25aが同軸に 連設されており、該ピストンロッド25aには、後方側を開放した凹部27が同 軸に設けられる。而して該凹部27の先端閉塞部は半球状に彎曲形成される。一 方、出力ピストン20に結合された出力杆21は、その先端を凹部27の先端閉 塞部に当接させるべく凹部27内に同軸に挿入される。
【0017】 ところで、ブースタシェル1は、後方に向けて開く椀状に形成された前部シェ ル半体30と、前方に向けて開く椀状に形成された後部シェル半体31とがそれ らの開口端を対向させて相互に結合されて成り、ダイヤフラム5の外周はそれら のシェル半体30,31の開口端部間に挟止されるものであり、次に両シェル半 体30,31の結合構造について説明する。
【0018】 図2において、前部シェル半体30は、後部シェル半体31側に開口した椀状 に形成される前部シェル半体主部30aと、後部シェル半体31側に臨む第1段 部30bを前部シェル半体主部30aの開口端との間に介して拡径した第1拡径 筒部30cと、後部シェル半体31側に臨む第2段部30dを第1拡径筒部30 cとの間に介してさらに拡径した第2拡径筒部30eとを備える。
【0019】 一方、後部シェル半体31は、前部シェル半体30側に開口した椀状に形成さ れる後部シェル半体主部31aと、後部シェル半体主部31aの開口端から後方 側(図2の右側)に屈曲した屈曲部31bを介して後方側に延びるとともに後部 シェル半体主部31aの開口端外面に重合される嵌合筒部31cと、後方側に向 かうにつれて大径となるようにして嵌合筒部31cの後端に連設されるテーパ部 31dと、テーパ部31dの大径端から半径方向外方に張出すフランジ部31e とを備える。而してフランジ部31eは、前部シェル半体30における第2拡径 筒部30e内に嵌合して第2段部30dに当接されるものであり、嵌合筒部31 cは前部シェル半体30の第1拡径筒部30cと同軸に配置される。
【0020】 図3および図4を併せて参照して、前部シェル半体30における第2拡径筒部 30eには、後部シェル半体31における前記フランジ部31eに後方側から係 合する複数の係止爪32…が周方向に等間隔をあけて突設される。これらの係止 爪32…は、第2拡径筒部30eの一部を半径方向内方側に向けて切り起こすこ とにより形成されるものであり、前部および後部シェル半体30,31を相互に 結合する際に、フランジ部31eが第2段部30dに当接した状態で各係止爪3 2…の切り起こしを可能とすべく、第2拡径筒部30eには、その開口端から軸 方向内方側に一定の距離をあけた位置で周方向に延びる複数の切り起こし用切断 部33…(図2参照)が設けられている。
【0021】 一方、後部シェル半体31におけるフランジ部31eには、前部シェル半体3 0とは反対側に隆起した複数のリブ34…が、前部シェル半体30の各係止爪3 2…間に位置するようにして放射状に設けられる。
【0022】 また後部シェル半体31におけるフランジ部31eの外縁には、少なくとも2 つの規制突起35…が周方向に間隔をあけて突設される。これらの規制突起35 …は、前部シェル半体30とは反対側に突出した三角形状に形成されるものであ り、一方の規制突起35はフランジ部31eの周方向一側で或る係止爪32に係 合するように配設され、他方の規制突起35はフランジ部31eの周方向他側で 他の係止爪32に係合するように配設される。これにより、各係止爪32…をフ ランジ部31eに係合した状態で、前部シェル半体30と後部シェル半体31と の軸線まわりの相対回動が阻止されることになる。
【0023】 再び図2において、ダイヤフラム5は、前部シェル半体30側に開口した椀状 に形成されるとともにブースタピストン5の背面に重合されるダイヤフラム主部 5aと、ダイヤフラム主部5aの開口端から後部シェル半体31側に反転彎曲し た彎曲部5bと、前部シェル半体主部30aの開口端内面への嵌合を可能として 彎曲部5bに連設されるガイド筒部5cと、前記拡径筒部30bの内面に圧接す べくガイド筒部5cに連設される外周ビード部5dとを有する。
【0024】 このようなダイヤフラム5の外周ビード部5dは、両シェル半体30,31の 開口端部間に挟止されており、該外周ビード部5dの外面は前部シェル半体30 における第1拡径筒部30cの内面に弾発的に圧接して負圧室7を外部からシー ルすることになる。
【0025】 次にこの第1実施例の作用について説明すると、負圧ブースタBの組立時には 、後部シェル半体31のフランジ部31eが前部シェル半体30の第2段部30 dに当接した状態で、複数の係止爪32…を切り起こしてフランジ部31eの背 面に係合することにより、ブースタシェル1を構成する前部シェル半体30およ び後部シェル半体31が相互に結合されることになる。
【0026】 この結合状態を確実に維持するには、フランジ部31eが比較的大きな剛性を 有することが必要であるが、フランジ部31eに複数のリブ34…が放射状に設 けられていることにより、該フランジ部31eの剛性をその板厚の増大を必要と せずに増大することが可能であり、それにより、負圧ブースタBの重量低減に寄 与することができる。
【0027】 図5は本考案の第2実施例を示すものであり、上記第1実施例に対応する部分 には同一の参照符号を付す。
【0028】 後部シェル半体31におけるフランジ部31eの外縁には、前部シェル半体3 0における第2拡径筒部30eに周方向に等間隔をあけて設けられる複数の係止 爪32…の通過を許容する複数の切欠き36…が、周方向に等間隔をあけて前記 フランジ部31eに設けられた複数のリブ34…間にそれぞれ位置するようにし て設けられる。また前記フランジ部31eには、或るリブ34との間に1つの係 止爪32を挟むようにして少なくとも1つの規制突起37が突設される。この規 制突起37は、係止爪32が切欠き36側に移動するのに抵抗を与えるものであ るが、係止爪32から一定値以上の荷重を受けたときに該係止爪32が切欠き3 6側に移動するのを許容するように、たとえば半球状に形成される。
【0029】 この第2実施例では、各係止爪32…を切欠き36…に対応させた状態で後部 シェル半体31の開口端部を前部シェル半体30の開口端部に嵌合し、1つの係 止爪32が規制突起37を乗り越える方向に前部シェル半体30を回動すること により、前部シェル半体30および後部シェル半体31が相対回動を規制された 状態で相互に結合されることになる。しかも前部シェル半体30を上述とは逆の 方向に回動操作することにより前部シェル半体30および後部シェル半体31の 結合状態を解除することも可能である。
【0030】 而して各リブ34…によりフランジ部31eの剛性を増大させ得ることは、上 記第1実施例と同様である。
【0031】 以上、本考案の実施例を詳述したが、本考案は上記実施例に限定されるもので はなく、実用新案登録請求の範囲に記載された本考案を逸脱することなく種々の 設計変更を行なうことが可能である。
【0032】 たとえば、前部シェル半体側に隆起した複数のリブがフランジ部に設けられて いてもよく、またブースタシェル内を一対のダイヤフラムで前、後負圧室および 前、後作動室に区画するようにしたタンデム型負圧ブースタに本考案を適用する ことも可能である。
【0033】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、後部シェル半体のフランジ部に、隆起した複数 のリブが放射状に設けられるので、フランジ部の板厚を増大することなくフラン ジ部の剛性を増大することができ、負圧ブースタの重量低減に寄与することがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の負圧ブースタの縦断面図である。
【図2】図1の2部拡大図である。
【図3】図1の3矢視拡大背面図である。
【図4】図3の4−4線拡大断面図である。
【図5】第2実施例の図3に対応した背面図である。
【符号の説明】
1 ブースタシェル 30 前部シェル半体 31 後部シェル半体 31e フランジ部 32 係止爪 34 リブ B 負圧ブースタ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前方に向かって開く椀状に形成される後
    部シェル半体(31)の開口端周縁部にフランジ部(3
    1e)が設けられ、後方に向かって開く椀状に形成され
    るとともに後部シェル半体(31)と協働してブースタ
    シェル(1)を構成する前部シェル半体(30)の開口
    端部には、前記フランジ部(31e)に係合する係止爪
    (32)が設けられる負圧ブースタにおいて、後部シェ
    ル半体(31)のフランジ部(31e)に、隆起した複
    数のリブ(34)が放射状に設けられることを特徴とす
    る負圧ブースタ。
JP1210993U 1993-03-18 1993-03-18 負圧ブースタ Pending JPH0669047U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012250663A (ja) * 2011-06-06 2012-12-20 Nissin Kogyo Co Ltd 自動車のブレーキ用負圧ブースタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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