JPH066873Y2 - 気嚢体 - Google Patents

気嚢体

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JPH066873Y2
JPH066873Y2 JP1988105780U JP10578088U JPH066873Y2 JP H066873 Y2 JPH066873 Y2 JP H066873Y2 JP 1988105780 U JP1988105780 U JP 1988105780U JP 10578088 U JP10578088 U JP 10578088U JP H066873 Y2 JPH066873 Y2 JP H066873Y2
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JP
Japan
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seat
valve member
sheet
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synthetic resin
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JP1988105780U
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JPH0228296U (ja
Inventor
順人 片岡
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有限会社片岡加工所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、合成樹脂フィルムで形成された逆止弁を有す
る気嚢体に関する。
[従来の技術] 従来、合成樹脂フィルムで形成された逆止弁を有する気
嚢体として、第5図のようなものがあった。この気嚢体
30は、一方の面に金属蒸着層を有する合成樹脂フィル
ム、例えばポリエチレン、ナイロン、ポリエステル等に
より形成された一対の円形シート31,32と、この一
対の円形シート31,32間に挾まれて溶着される逆止
弁33とで構成されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来の気嚢体は、これを製造するため予め逆止弁を
製造しておかなければならず、従って気嚢体の製造工程
の他に逆止弁の製造工程も必要であるため、製造に手間
がかかり、製造コストが極めて高くなるという問題点が
あった。
本考案は、上記問題点に鑑み案出したものであって、逆
止弁の製造工程を別個に設ける必要がなく、気嚢体の製
造工程で同時に逆止弁も製造することができ、しかも極
めて簡単な製造工程で安価に製造することができる構造
を有する気嚢体を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案に係る気嚢体は、上記目的を達成するため考案し
たものであって、本体と弁部材とで構成され、本体は、
一方の面に金属蒸着層が設けられた合成樹脂フィルムか
らなり、側縁に突出部を備えた第1のシートと第2のシ
ートを、他方の面を対向させるようにして重ね合わせて
形成され、弁部材は、合成樹脂フィルムからなる細長形
状の2枚のシートを重ね合わせて形成され、前記第1の
シートの突出部と第2のシートの突出部の間に配設され
ており、本体の周縁は、弁部材を突出部の間に配設した
状態で、突出部の先端を除いて、気密に熱溶着され、第
1のシートと弁部材の一方のシート及び第2のシートと
弁部材の他方のシートが、突出部の両側の溶着部間にお
いて、気密に熱溶着された構成を有する。
[作用] 上記構成の気嚢体は、弁部材のシート間が熱溶着されて
いないため、2枚のシート間を通して気嚢体内部と外部
とが連通する。そのため、この2枚のシート間から気嚢
体内へ気体を注入することができる。そして、気体注入
後、気嚢体内は内圧が高まっているから、この内圧によ
り細長形状の2枚のシートが閉じられ逆止弁として気嚢
体内の気体の外部への流出を阻止することになる。
[実施例] 以下、本考案の一実施例を図面にもとずいて説明する。
1は気嚢体であって、本体2と弁部材8とからなってい
る。本体2は、一方の面3a,4aに金属蒸着層を有す
る合成樹脂フィルム、例えばポリエチレン、ナイロン、
ポリエステル等で形成され、側縁に突出部5,6が形成
された2枚の円形シート3,4が、他方の面3b,4b
を対向させるようにして重ね合わせて形成されている。
弁部材8は、合成樹脂フィルムで形成された細長形状の
2枚のシート9,10が重ね合わされて形成されてお
り、前記突出部5,6間に、その先端9a,10aが突
出部5,6から一部突出するようにして、配設されてい
る。このシート9,10の巾は、突出部5,6の巾と略
同じであり、突出部5,6からはみださないようになっ
ている。そして、本体2の周縁は、弁部材8が突出部
5,6間に配設された状態で、熱溶着12がされてい
る。この熱溶着12は、突出部5,6の基端部5a,6
aの近傍において、所定間隔12cを除き本体の全周に
亘ってなされており、この熱溶着12により円形シート
3,4の略全周が溶着されることになる。またこの熱溶
着12の端部12a,12bから突出部5,6の先端方
向に向かって広がっていく熱溶着12d,12eがなさ
れており、突出部5,6の長手方向両側部がシート9,
10を挾んで溶着されることになる。この熱溶着12に
より、円形シート3と円形シート4の略全周の気密性が
保持されることになるが、突出部5とシート9、シート
9とシート10、シート10と突出部6間は、前記熱溶
着12d,12eが先端部においてとじられていないた
め、気嚢体1内と外部とに連通するようになっている。
そのため、突出部5,6にはこれと略直交する方向で熱
溶着12d,12e間において、突出部5とシート9及
びシート10と突出部6間を外部と連通させないように
熱溶着12f,12gされている。なお、この熱溶着1
2f,12gは、シート9とシート10間にまで及ばな
いように、溶着温度をさげて行われる。
以上のように気嚢体1は構成されているので、気嚢体1
内と外部とがシート9,10間を介して連通しているた
め、先端9a,10aを開きそこからストロー等の注入
管を挿入して所定の気体を注入することができる。そし
て気体の注入後、注入管を外すと、気嚢体1内の内圧に
よりシート9,10の後端9b,10bがとじられ、シ
ート9,10が逆止弁となって、気嚢体1内に注入され
た気体が外部に漏れないようになっている。
以上の実施例で説明してきたように、この気嚢体1は、
別個に逆止弁を製造する必要がないので、極めて簡単で
安価に製造することができるが、上記構造から更に次の
ように簡単に製造することができる。例えば、第4図に
示すように、巾の広い一方の面が金属蒸着された帯条の
2本の合成樹脂フィルム20,21を、他方の面を合わ
せて重ね合わせ、この間に巾の狭い帯条の2本の合成樹
脂フィルム22,23を挾み込み、前記円形シート3,
4の形状の押し型を有するプレス機械で二点鎖線のよう
に型抜きし、その後、前記実施例のように熱溶着するこ
とによって、気嚢体1を製造することができる。この実
施例によれば、一回の型抜き工程と一回の熱溶着工程
で、第4図(b)のように、逆止弁を有する気嚢体1a
を簡単に製造することができることになり、逆止弁の製
造工程を省略化することができ、極めて製造コストを低
く抑えることが可能となる。
[考案の効果] 本考案は、逆止弁の製造工程を別個に設ける必要がな
く、気嚢体の製造工程で同時に逆止弁も製造することが
でき、しかも極めて簡単な製造工程で安価に製造するこ
とができる構造を有する気嚢体を提供することができる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の正面図、第2図(a)はX−Xに沿っ
て裁断した断面図、第2図(b)はY−Yに沿って裁断
した断面図、第2図(c)はZ−Zに沿って裁断した断
面図、第3図はその分解斜視図、第4図(a)は他の実
施例の製造工程を示す斜視図、第4図(b)はその工程
により製造された本考案の斜視図、第5図は従来の気嚢
体の斜視図である。 1……気嚢体、2……本体 3,4……円形シート 3a,4a……一方の面 3b,4b……他方の面 5,6……突出部、8……弁部材 9,10……シート、12……熱溶着

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の要件を備えた本体と弁部材とからな
    ることを特徴とする気嚢体。(イ)本体は、一方の面に
    金属蒸着層が設けられた合成樹脂フィルムからなり、側
    縁に突出部を備えた第1のシートと第2のシートを、他
    方の面を対向させるようにして重ね合わせて形成されて
    いること。 (ロ)弁部材は、合成樹脂フィルムからなる細長形状の
    2枚のシートを重ね合わせて形成されていること。 (ハ)弁部材は、前記第1のシートの突出部と第2のシ
    ートの突出部の間に配設されていること。 (ニ)本体の周縁は、弁部材を突出部の間に配設した状
    態で、突出部の先端を除いて、気密に熱溶着されている
    こと。 (ホ)第1のシートと、これと当接する弁部材の一方の
    シートが、突出部の両側の溶着部間において、気密に熱
    溶着されていること。 (ヘ)第2のシートと、これと当接する弁部材の他方の
    シートが、突出部の両側の溶着部間において、気密に熱
    溶着されていること。
JP1988105780U 1988-08-10 1988-08-10 気嚢体 Expired - Lifetime JPH066873Y2 (ja)

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JPH0228296U JPH0228296U (ja) 1990-02-23
JPH066873Y2 true JPH066873Y2 (ja) 1994-02-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0135019Y2 (ja) * 1984-10-30 1989-10-25

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