JPH066851U - バタフライ弁の内筒位置決め構造 - Google Patents

バタフライ弁の内筒位置決め構造

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JPH066851U
JPH066851U JP4625992U JP4625992U JPH066851U JP H066851 U JPH066851 U JP H066851U JP 4625992 U JP4625992 U JP 4625992U JP 4625992 U JP4625992 U JP 4625992U JP H066851 U JPH066851 U JP H066851U
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inner cylinder
valve
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box
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温流体によって内筒が弁箱よりも高温にな
っても、両者の軸心を一致させて弁体の開閉動作が常に
円滑に、かつ支障なく行なえるようにする。 【構成】 弁箱1の内周と内筒2の外周とのいずれか一
方に、周方向の複数個所にそれぞれ配される複数の凸条
11を弁箱1の軸心X方向へ沿って形成し、他方に上記
各凸条11にそれぞれ嵌合する複数の凹溝12を形成し
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、互いに同心状に配置された円筒形の弁箱と内筒との間に断熱材を介 装し、上記内筒内に形成された高温流体の流路の開閉に用いられるバタフライ弁 の内筒位置決め構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のバタフライ弁として、従来、図4に示すものが知られている。これは 、円筒形の弁箱41とこの弁箱41内に同心状に配置された内筒42との間に断 熱材43を介装し、上記弁箱41の内周および上記内筒42の外周にそれぞれ突 設されて互いに重合される結合フランジ44,45同志をボルト46等で結合し 、上記弁箱41および内筒42に径方向から貫通している弁軸47に固定された 弁体48を回動操作することにより、円筒42内の流路を開閉するようにしたも のである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来構成によれば、内筒42の内部流路に高温流体が流れると 、内筒42の温度が弁箱41に比べて高温になり、両者の熱膨張によって結合フ ランジ45,46間に相対的な位置の変化が生じる。このため、弁箱41の軸心 Xに対して内筒42の軸心がずれてしまい、弁体48の開閉作動が内筒42に干 渉されて重くなったり、作動不能になるなどの問題があった。
【0004】 本考案は上記のような従来の問題点を解消するためになされたもので、弁箱と 内筒との熱膨張差に関係なく、弁体の開閉動作の円滑化を図ることができるバタ フライ弁の内筒位置決め構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係るバタフライ弁の内筒位置決め構造は 、円筒形の弁箱とこの弁箱内に同心状に配置された内筒との間に断熱材を介装し 、上記弁箱の内周および上記内筒の外周にそれぞれ突設された環状の結合フラン ジを互いにに重合させ、上記弁箱および内筒に径方向から貫通させた弁軸の回動 操作により該弁軸に固定された弁体を開閉させるようになしたバタフライ弁にお いて、上記弁箱の内周と内筒の外周とのいずれか一方に、周方向の複数個所にそ れぞれ配される複数の凸条を弁箱の軸心に沿って形成し、他方に上記各凸条にそ れぞれ嵌合する複数の凹溝を形成したものである。
【0006】
【作用】
上記構成のバタフライ弁によれば、高温流体によって弁箱よりも内筒の温度が 高くなり、両者の間の熱膨張差で結合フランジの位置ずれが起きようとするが、 このとき、上記凸条とこれに嵌合する凹溝とにより、両者の熱膨張が弁箱の軸心 方向では許容されるが、径方向では同心状態を保つように規制される。したがっ て、弁箱の軸心に対する内筒の軸心のずれが抑止され、弁体の開閉動作を内筒に 干渉されることなく、常にスムースに行なわれる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明する。 図1は本考案の一実施例によるバタフライ弁の内筒位置決め構造を示す縦断正 面図、図2は同心バタフライ弁の内筒位置決め構造の横断面図である。
【0008】 図1および図2において、円筒形の弁箱1内には、該弁箱1の軸心Xに同心状 の内筒2が配置されており、この弁箱1と内筒2との間に断熱材3を介装してい る。上記弁箱1の内周には環状の結合フランジ4が突設され、また、上記内筒2 にも、上記弁箱側結合フランジ4に重合するような環状の結合フランジ5が突設 されており、両結合フランジ4,5はボルト6等で締付・固定されている。
【0009】 7は上記軸心Xと直交方向、すなわち径方向から弁箱1および内筒2を貫通し た弁箱であり、上下両端部7a,7bはそれぞれ軸受8,9に支承されている。 10は上記弁軸7に固定された円盤形の弁体である。
【0010】 上記弁箱1の内周には、図3に示すように周方向で複数個所、たとえば4個所 に、軸心Xに沿った複数の凸条11がそれぞれ形成されている。一方、上記内筒 2の外周側、たとえば結合フランジ5の外周には、上記各凸条11にそれぞれ嵌 合する複数の凹溝12が周方向の4個所に形成されている。
【0011】 上記構成のバタフライ弁においては、弁軸7を回動操作して弁体10を軸心X に沿う位置まで回動変位させると、流路が開放され、また、弁体10を軸心Xと 直交する位置まで回動変位させると、実線で示すように流路が閉成される。
【0012】 ここで、高温流体が流れることによって、内筒2の温度が弁箱1に比べて高温 になり、両者の熱膨張差によって結合フランジ4,5が相対的に変位しようとす る。この時、弁箱1側の複数の凸条11に対して内筒2側の複数の凹溝12がそ れぞれ嵌合しているので、弁箱1と内筒2とは軸心X方向にはその熱膨張による 変位が許容されるが、径方向においては、軸心Xと同心状となるようにその変位 が規制される。すなわち、上記内筒2は弁箱1の軸心Xに同心のままに位置決め される。したがって、上記内筒2の熱膨張にかかわらず、弁体10の中心は上記 軸心X上に保持されることになり、常に、弁体10の開閉動作の円滑化が保証さ れる。
【0013】 ところで、上記の実施例では、弁箱1の内周側に凸条11を形成し、内筒2の 外周側に凹溝12を形成したもので説明したが、これは、逆の構成であってもよ い。
【0014】 また、凸条11および凹溝12の数についても、適宜、増減して設定できるも のである。
【0015】
【考案の効果】 以上のように本考案によれば、弁箱の内周と内筒の外周のいずれか一方の周方 向の複数個所にそれぞれ軸心に沿った複数の凸条を形成し、他方に形成した複数 の凹溝を上記各凸条にそれぞれ嵌合したので、高温流体によって弁箱と内筒との 熱膨張差が生じても、内筒を弁箱の軸心に一致させて、弁体の開閉動作を常に円 滑で、かつ支障のないものに維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるバタフライ弁の内筒位
置決め構造を示す縦断面図である。
【図2】同実施例のバタフライ弁の内筒位置決め構造を
示す横断面図である。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図であ
る。
【図4】従来のバタフライ弁の構造を示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
1 弁箱 2 内筒 3 断熱材 4 弁箱側結合フランジ 5 内筒側結合フランジ 7 弁軸 10 弁体 11 凸条 12 凹溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒形の弁箱とこの弁箱内に同心状に配
    置された内筒との間に断熱材を介装し、上記弁箱の内周
    および上記内筒の外周にそれぞれ突設された環状の結合
    フランジを互いに重合させて結合し、上記弁箱および内
    筒に径方向から貫通させた弁軸の回動操作により該弁軸
    に固定された弁体を開閉させるようになしたバタフライ
    弁において、上記弁箱の内周と上記内筒の外周とのいず
    れか一方に、周方向の複数個所にそれぞれ配される複数
    の凸条を弁箱の軸心に沿って形成し、他方に上記各凸条
    にそれぞれ嵌合する複数の凹溝を形成したことを特徴と
    するバタフライ弁の内筒位置決め構造。
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