JPH066846Y2 - 消火装置 - Google Patents

消火装置

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JPH066846Y2
JPH066846Y2 JP5957588U JP5957588U JPH066846Y2 JP H066846 Y2 JPH066846 Y2 JP H066846Y2 JP 5957588 U JP5957588 U JP 5957588U JP 5957588 U JP5957588 U JP 5957588U JP H066846 Y2 JPH066846 Y2 JP H066846Y2
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hose
guide pipe
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JP5957588U
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JPH01161758U (ja
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俊明 竹村
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株式会社立売堀製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主として建物の屋内通路に設置されて、火災
発生時に消火用ホースを引き出せるようにした消火装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、この種の消火装置としては、例えば建物屋内
の廊下等に設置される収納ケース内にホース巻回用のホ
ースリールを配設する一方、収納ケース内に逆L字状の
支持杆を水平回動自在に立設して、該支持杆の水平杆部
先端とホースリールの回転軸端とを一体的に連結してな
り、前記ホースリールを支持杆の縦軸部を中心に旋回さ
せることにより収納ケースの内外に出入れ自在としたも
のが知られている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記のような従来構造によれば、使用に
際してホースリールを一旦、ケース外に取出した後、該
ホースリールからホースを引き出さなければならず、火
災発生時の極めて緊急を要する自体の中で、このような
二度手間とも考えられる面倒で非能率な作業を要求され
る上、嵩高いホースリールが避難通路となる廊下に直角
に張り出して避難の妨げになる。
また、通常このような緊急時には、ホースを迅速に繰り
出そうとして強い引張力で引き出すと、ホースリールが
慣性により余計に回転し、必要以上にホースが引き出さ
れて取扱いにくくなる上、避難通路を蛇行状に占拠する
などして、前記と同様に避難の妨げとなるといった問題
点があった。
本考案は、上記のような従来の問題点を解消した実用上
至便で、火災発生時の避難の妨げとならない消火装置の
提供を目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本考案は、ホース(1)
を巻回しているホースリール(2)の収納ケース(3)の内壁
面(3a)に、円弧状に彎曲したガイドパイプ(7)の基端部
を回動自在に支承して、該ガイドパイプ(7)の先端部を
前記収納ケース(3)から出入可能とすると共に、このガ
イドパイプ(7)にホース(1)の先端部を挿通し、該ガイド
パイプ(7)から突出したホース(1)の先端にノズル(8)を
装着してなることを特徴とするものである。
また、ホース(1)の引き出し過ぎを防止する手段とし
て、ガイドパイプ(7)の先端外周部にラチェッ機構を介
してホース(1)を引出方向にのみ引き出し可能にする一
対の挟持ローラ(9a)(9b)を配設した構成を付加するよう
にしてもよい。
〔作用〕
本考案は上記構成により、ホース(1)先端のノズル(8)を
収納ケース(3)の外部に引き出すと、ホース(1)がガイド
パイプ(7)に案内されながら、該パイプ(4)から外方へ引
き出され、同時にガイドパイプ(7)は挿通されたホース
(1)の引き出し方向に追従して回動変位する。従って、
ノズル(8)を引けば、ホース(1)はガイドパイプ(7)に案
内されて所望の方向に引き出され、しかも、ホースリー
ル(2)から引き出されるホース(1)の引出し方向は常時一
定しているので、該ホースリール(2)は収納ケース(3)内
の所定位置に収納された状態で無理なく回転する。
また、このホース(1)の引き出し時において、該ホース
(1)はガイドパイプ(7)の先端出口で挟持ローラ(9a)(9b)
に挟持されて制動を受け、更に、ラチェット機構により
巻取方向への逆戻りを阻止されるので、ノズル(8)を操
作する者が進んだ分だけホース(1)が引き出されること
になる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図〜第3図において、(1)は消防用ホース、(2)はホ
ース巻回用のホースリール、(3)は該ホースリール(2)の
収納ケースである。
この収納ケース(3)は扁平直方体状を呈し、前面に片開
き扉(31)を開閉自在に装着したもので、建物屋内廊下等
の壁面凹部(A)内に起立姿勢で嵌め込んで設置されてい
る。また、この収納ケース(3)内の一隅には屋内水道配
管(B)の出口端部を突入させてあり、更に、該出口端部
に開閉バルブ(4)が装着されている。
一方、前記ホースリール(2)は収納ケース(3)内のほぼ中
央に位置固定状に配設されており、該ケース(3)の奥壁
に支持され且つ接続用ホース(5)を介して前記バルブ(4)
に接続連通させたL字状の固定中空支軸(21)の前端開口
部に、逆L字状の回転中空支軸(22)を水密状で回転自在
に嵌合支持させ、該回転中空支軸(22)の前端部に大径円
盤状の前フランジ(23a)を固着し、更に、この前フラン
ジ(23a)の径方向中間部の仮想円周(C)上に沿って等間隔
毎に、前記ホース(1)が巻掛けられる所定長さの巻掛け
ピン(24)(24)……(24)を後方に向かって水平に突設する
と共に、各巻掛けピン(24)(24)……(24)の後端部に前記
前フランジ(23a)と対をなす後フランジ(23b)を対向状に
取付けてなるものである。
また、このホースリール(2)には回転中空支軸(22)に常
時摺接するブレーキライニング(6a)を備えた回転制動用
のブレーキ機構(6)が該回転中空支軸(22)と固定中空支
軸(21)の外周面間に亙って装備されている。更に、回転
中空支軸(22)の屈曲先端部にはL字状に屈曲した継手管
(25)を接続連通してあり、この継手管(25)の開口端部に
前記ホース(1)の基端部を接続連通すると共に、該ホー
ス(1)を前記巻掛けピン(24)(24)……(24)の外周面間に
亙って多重に巻掛けてある。
このホース(1)は後記するガイドパイプ(7)に挿通され、
更に、該ガイドパイプ(7)の先端部から突出したホース
先端には放水用のノズル(8)が装着されている。
前記ガイドパイプ(7)は1/4円弧状に彎曲させた適宜長さ
の剛性パイプからなり、挿通されたホース(1)の引き出
し、巻取り操作時に該ホース(1)を摺擦しないようにホ
ース径より充分に大きい径を有すると共に、その曲率も
前記ホールリール(2)の巻掛けピン(24)(24)……(24)を
結ぶ仮想円周(C)の曲率とほぼ同曲率に形成されてい
る。
(71)は軸受ブラケットであって、前記ホースリール(2)
から引き出されたホース先端部に隣接する収納ケース内
壁面(3a)の適宜高さ位置に取付けられており、前記ガイ
ドパイプ(7)の縦向き基端部(7a)を水平方向に回動自在
に支承している。従って、ガイドパイプ(7)は軸受ブラ
ケット(71)に支承された状態において、先端部が真横を
向くように配置されており、第2図に示すように、約12
0°の角度範囲で旋回させて、パイプ先端部を収納ケー
ス(3)の内外に出入自在としている。
また、ガイドパイプ(7)の先端外周部にはホース(1)を引
出方向にのみ引き出し可能にする一対の挟持ローラ(9a)
(9b)が配設されている。
第4図及び第5図に示すように、各挟持ローラ(9a)(9b)
は所要の挟持圧力を確保するために、周面を規則的な凹
凸面に形成したもので、ホース(1)を挟む上下部に配設
されており、それぞれ上下リンクアーム(91a)(91b)を介
してガイドパイプ(7)の先端部に設けた枢軸(92)(92)に
揺動自在に枢支され、且つ、両挟持ローラ(9a)(9b)間に
張設した引張ばね(93)(93)によって互いに近接する方向
に付勢されている。また、下方のリンクアーム(91b)に
は上方のリンクアーム(91a)の側面に摺接して両リンク
アーム(91a)(91b)を前記引張ばね(93)(93)の付勢力に抗
して離間させる周面カム(94)が装着されている。更に、
上方の挟持ローラ(9a)にはラチェットギヤ(95)が同軸に
装着されると共に、該挟持ローラ(9a)を枢支する上方の
リンクアーム(91a)には前記ラチェットギア(95)に咬合
して、該ギア(95)の逆転を阻止するラチェット爪(96)が
回動自在に装着されている。
このように構成されたこの実施例の消火装置は、収納ケ
ース(3)の扉(31)を開き、バルブ(4)を開栓すると共に、
ホース(1)先端のノズル(8)を該ケース(3)外部へ引き出
すと、ガイドパイプ(7)がホース(1)の引き出し方向に追
従して回動変位して、横向き先端部(7b)が第2図の想像
線で示すように、収納ケース(3)外に突出し、これによ
って、ホース(1)はホースリール(2)から引き出された
後、ガイドパイプ(7)により案内されて所望の方向に引
き出されることになる。
この場合、周面カム(94)を回動操作して上下挟持ローラ
(9a)(9b)によって適宜の挟持圧力でホース(1)の周面を
挟圧しておけば、該ホース(1)をブレーキ機構(6)の制動
力を超える力で勢い良く引き出した時も、ホース(1)は
ガイドパイプ(7)の先端出口で挟持ローラ(9a)(9b)に制
動され、更に、ラチェット機構(95)(96)により巻取方向
への逆戻りを阻止されるので、ホース(1)の引き出し量
が適正に保持される。
また、消火作業終了後、ホース(1)をホースリール(2)に
巻戻すときは、前記周面カム(94)を逆方向に回動操作し
て上下挟持ローラ(9a)(9b)を引張ばね(93)(93)の付勢力
に抗して第4図の想像線に示すように、互いに離間する
方向に強制的に移動させてホース(1)の挟持状態を解除
することにより、通常の操作で簡単にホースリール(2)
に巻取ることができる。更に、ホース(1)の巻取り後
は、ガイドパイプ(7)を収納ケース(3)内に押し戻すだけ
で収納位置に復帰させることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案の消火装置によるときは、ホ
ース(1)を巻回しているホースリール(2)の収納ケース
(3)の内壁面(3a)に、円弧状に彎曲したガイドパイプ(7)
の基端部を回動自在に支承して、該ガイドパイプ(7)の
先端部を前記収納ケース(3)から出入可能とすると共
に、このガイドパイプ(7)にホース(1)の先端部を挿通
し、該ガイドパイプ(7)から突出したホース(1)の先端に
ノズル(8)を装着してなるものとしたので、ノズル(8)を
収納ケース(3)の外方へ引き出すだけの操作で、ガイド
パイプ(7)が前記ケース外方へ回動変位し、該ガイドパ
イプ(7)に挿通されたホース(1)を所望の方向に手間なく
迅速に引き出すことができ、しかも、ホースリール(2)
からのホース(1)の引き出し方向はガイドパイプ(7)によ
り常時一定しているので、ホース(1)の引き出し操作に
支障が生じることもない。また、このホース引き出し時
に、ホースリール(2)は収納ケース内の設置位置から移
動するものではないので、避難通路を占拠して避難の妨
げになるといった不都合も生じない。
更に、前記ホース(1)の引き出し過ぎを防止する手段と
して、ガイドパイプ(7)の先端外周部にラチェッ機構を
介してホース(1)を引出方向にのみ引き出し可能にする
一対の挟持ローラ(9a)(9b)を配設することにより、ホー
ス(1)の引き出し時において、該ホース(1)はガイドパイ
プ(7)の先端出口で挟持ローラ(9a)(9b)に挟持されて制
動を受け、更に、ラチェット機構により巻取方向への逆
戻りを阻止されるので、ノズル(8)を移動させた分以上
にホース(1)が引き出されることがなく、ノズル(8)の移
動量を超過して引き出されたホース(1)が避難通路上を
蛇行して避難の妨げになるのを確実に防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示しており、第1図
はホースリールの前フランジを取外して示す開扉状態の
一部切欠正面図、第2図は横断平面図、第3図はホース
リールの横断平面図、第4図は挟持ローラ周りの構成を
示す要部拡大正面図、第5図は同要部拡大縦断側面図で
ある。 (1)……ホース、(2)……ホースリール、(3)……収納ケ
ース、(3a)……収納ケースの内壁面、(7)……ガイドパ
イプ、(8)……ノズル、(9a)(9b)……挟持ローラ。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホース(1)を巻回しているホースリール(2)
    の収納ケース(3)の内壁面(3a)に、円弧状に彎曲したガ
    イドパイプ(7)の基端部を回動自在に支承して、該ガイ
    ドパイプ(7)の先端部を前記収納ケース(3)から出入可能
    とすると共に、このガイドパイプ(7)にホース(1)の先端
    部を挿通し、該ガイドパイプ(7)から突出したホース(1)
    の先端にノズル(8)を装着してなる消火装置。
  2. 【請求項2】ガイドパイプ(7)の先端外周部にラチェッ
    機構を介してホース(1)を引出方向にのみ引き出し可能
    にする一対の挟持ローラ(9a)(9b)を配設してなる請求項
    1記載の消火装置。
JP5957588U 1988-05-02 1988-05-02 消火装置 Expired - Lifetime JPH066846Y2 (ja)

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JP5957588U JPH066846Y2 (ja) 1988-05-02 1988-05-02 消火装置

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Publication Number Publication Date
JPH01161758U JPH01161758U (ja) 1989-11-10
JPH066846Y2 true JPH066846Y2 (ja) 1994-02-23

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