JPH061720Y2 - 消火栓 - Google Patents
消火栓Info
- Publication number
- JPH061720Y2 JPH061720Y2 JP4422188U JP4422188U JPH061720Y2 JP H061720 Y2 JPH061720 Y2 JP H061720Y2 JP 4422188 U JP4422188 U JP 4422188U JP 4422188 U JP4422188 U JP 4422188U JP H061720 Y2 JPH061720 Y2 JP H061720Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- storage box
- fire
- fire hose
- mounting frame
- reel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、消防用ホースを扉付きの格納箱に収納して
おく形式の消火栓に関する。
おく形式の消火栓に関する。
従来の消火栓は格納箱の内部に櫛歯状に多数設けられた
ホース架のそれぞれに蛇行状に折り畳んだ布製消防用ホ
ースの折曲個所を吊り下げ、不使用時には扉を閉めて不
慮の消火活動に備えていた。
ホース架のそれぞれに蛇行状に折り畳んだ布製消防用ホ
ースの折曲個所を吊り下げ、不使用時には扉を閉めて不
慮の消火活動に備えていた。
そして、消火活動を行うときは、扉を開けて消防用ホー
スを各ホース架から取り外した後、消防用ホースに生じ
ているねじれを解消しながら消防用ホースを放水場所ま
で引き延ばす。
スを各ホース架から取り外した後、消防用ホースに生じ
ているねじれを解消しながら消防用ホースを放水場所ま
で引き延ばす。
ところで、ホテル,ビル等の一般建物や、社会福祉施
設,病院等の近時の大規模火災の発生状況を顧みると、
消火活動に携わる人員の不足や消火栓の取り扱いが困難
なこと等から、大規模火災につながっているケースが多
い。
設,病院等の近時の大規模火災の発生状況を顧みると、
消火活動に携わる人員の不足や消火栓の取り扱いが困難
なこと等から、大規模火災につながっているケースが多
い。
特に、従来の消火栓によると、消火栓の消防用ホースの
ねじれや折れ曲がりを直しかつバルブを開ける者と消防
用ホースを引っ張って放水場所まで延長する者との二名
の人員が最低限必要で、一人の人員で消火活動を行うこ
とには無理があった。また、ホース架から外された消防
用ホースは床面上に置かれるため、消防用ホースを引っ
張って延長するときに大きな力が必要になり、力の強い
大人の男性等の限られた者だけが消火活動をできるだけ
であった。
ねじれや折れ曲がりを直しかつバルブを開ける者と消防
用ホースを引っ張って放水場所まで延長する者との二名
の人員が最低限必要で、一人の人員で消火活動を行うこ
とには無理があった。また、ホース架から外された消防
用ホースは床面上に置かれるため、消防用ホースを引っ
張って延長するときに大きな力が必要になり、力の強い
大人の男性等の限られた者だけが消火活動をできるだけ
であった。
このため、従来の消火栓では初動体制の不備を補うこと
ができず、その結果、一人の人員で容易に取り扱うこと
のできる消火栓を開発することが緊急課題となってお
り、そのような消火栓が待望されていた。
ができず、その結果、一人の人員で容易に取り扱うこと
のできる消火栓を開発することが緊急課題となってお
り、そのような消火栓が待望されていた。
この考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、消防用
ホースを、格納箱から取出す作業、放水場所まで伸展す
る作業,放水する作業,巻き戻す作業、格納箱に収納す
る作業が一人でも容易かつ迅速に行うことができ、しか
もそれらの作業を長期間に亘って確実に遂行できる消火
栓を提供することを目的とする。
ホースを、格納箱から取出す作業、放水場所まで伸展す
る作業,放水する作業,巻き戻す作業、格納箱に収納す
る作業が一人でも容易かつ迅速に行うことができ、しか
もそれらの作業を長期間に亘って確実に遂行できる消火
栓を提供することを目的とする。
この考案の消火栓は、上記目的を達成するために、前面
が開放された格納箱と、格納箱に取り付けられて全開位
置と全閉位置との間で縦軸回りに開閉動される扉と、格
納箱に取り付けられて格納箱に収納される起立姿勢と格
納箱から突出する前倒姿勢との間で横軸回りに起倒され
る取付枠と、取付枠に回転自在に設けられて前記取付枠
が起立されることにより前記格納箱内に収納されるリー
ルとを具備させ、前記消防用ホースはエチレンプロピレ
ンゴムを主成分とするゴム層の内部に素材が糸よりなる
補強材を張り回らした構成のものを使用したものであ
る。
が開放された格納箱と、格納箱に取り付けられて全開位
置と全閉位置との間で縦軸回りに開閉動される扉と、格
納箱に取り付けられて格納箱に収納される起立姿勢と格
納箱から突出する前倒姿勢との間で横軸回りに起倒され
る取付枠と、取付枠に回転自在に設けられて前記取付枠
が起立されることにより前記格納箱内に収納されるリー
ルとを具備させ、前記消防用ホースはエチレンプロピレ
ンゴムを主成分とするゴム層の内部に素材が糸よりなる
補強材を張り回らした構成のものを使用したものであ
る。
この構成によれば、扉を開けると取付枠をリールと共に
前倒させることができ、格納箱からリールを外に突出さ
せることができる。
前倒させることができ、格納箱からリールを外に突出さ
せることができる。
この状態から消防用ホースを引っ張ると、リールが回転
するので、消防用ホースを容易かつ迅速に伸展させるこ
とができる。
するので、消防用ホースを容易かつ迅速に伸展させるこ
とができる。
この場合、消防用ホースはエチレンプロピレンゴムを主
成分とするゴム層の内部に素材が糸よりなる補強材を張
り回らしたものを使用しているので、たとえば同寸法の
天然ゴム等よりなる通常のゴムホースに比べて大幅に軽
量となり、かつ強度が大きくて伸びが小さく、さらに保
形法がよく、キンク(ねじれや折れ曲がり)など生じ
ず、したがって一人でも消防用ホースを手間どることな
る容易かつ迅速さらに適性に放水場所まで伸展せること
ができる。
成分とするゴム層の内部に素材が糸よりなる補強材を張
り回らしたものを使用しているので、たとえば同寸法の
天然ゴム等よりなる通常のゴムホースに比べて大幅に軽
量となり、かつ強度が大きくて伸びが小さく、さらに保
形法がよく、キンク(ねじれや折れ曲がり)など生じ
ず、したがって一人でも消防用ホースを手間どることな
る容易かつ迅速さらに適性に放水場所まで伸展せること
ができる。
また、このように容易かつ適正に消防用ホースを放水場
所まで伸展せることができることから、放水作業も迅速
かつ適正に行うことができる。
所まで伸展せることができることから、放水作業も迅速
かつ適正に行うことができる。
また、消防用ホースをリールに巻き戻す作業も、消防用
ホースが軽量で、強度が大きくて伸びが小さく、保形性
がよくてキンク(ねじれや折れ曲がり)などが生じない
ことから、一人でも容易に行うことができる。
ホースが軽量で、強度が大きくて伸びが小さく、保形性
がよくてキンク(ねじれや折れ曲がり)などが生じない
ことから、一人でも容易に行うことができる。
さらに、消防用ホースを巻き戻したリールを格納箱に収
納させる場合は、取付枠を起立させて扉を閉じればよ
く、収納作業も容易に行うことができる。
納させる場合は、取付枠を起立させて扉を閉じればよ
く、収納作業も容易に行うことができる。
尚、前記消防用ホースはゴム層をエチレンプロピレンゴ
ムを主成分とした構成にしてあるから、耐候性,耐オゾ
ン性、耐熱性,耐摩耗性,さらには耐薬品性に優れてお
り、したがって長期間消火栓の格納箱に収納しておいて
も、また何回使用しても、上記一連の作業を確実に遂行
できる。
ムを主成分とした構成にしてあるから、耐候性,耐オゾ
ン性、耐熱性,耐摩耗性,さらには耐薬品性に優れてお
り、したがって長期間消火栓の格納箱に収納しておいて
も、また何回使用しても、上記一連の作業を確実に遂行
できる。
第1図は消火栓の扉を開けた状態を示す斜視図、第2図
は消防用ホース等を格納箱に収納した状態を示す正面図
である。
は消防用ホース等を格納箱に収納した状態を示す正面図
である。
格納箱1は前面が開放された薄型のものであって、建築
物の壁に埋め込まれる場合や壁面に取り付けられる場合
等がある。この格納箱1の上には一般的に火災通報用の
押しぼたんや警報機等を備えるパネルボックス2が装備
される。扉3は格納箱1の側端部に縦軸(図示せず)を
介して取り付けられて全閉位置と全開位置との間で開閉
動されるものであり、その開き角度は180度以上に設定
されている。
物の壁に埋め込まれる場合や壁面に取り付けられる場合
等がある。この格納箱1の上には一般的に火災通報用の
押しぼたんや警報機等を備えるパネルボックス2が装備
される。扉3は格納箱1の側端部に縦軸(図示せず)を
介して取り付けられて全閉位置と全開位置との間で開閉
動されるものであり、その開き角度は180度以上に設定
されている。
格納箱1の下端部に設けられた取付架台4に取付枠5の
端部が横軸6を中心に回動可能に取り付けられている。
横軸6は取付架台4側に突設したブラケット(不図示)
と取付枠5側に突設したブラケット(不図示)とを貫通
する軸体によって構成してもその他の構成によってもよ
い。この横軸6は第2図のように取付枠5が上記格納箱
1に収納される起立姿勢と第1図のように格納箱1から
外に突出する前倒姿勢との間で起倒されるときの回動支
軸として作用する。
端部が横軸6を中心に回動可能に取り付けられている。
横軸6は取付架台4側に突設したブラケット(不図示)
と取付枠5側に突設したブラケット(不図示)とを貫通
する軸体によって構成してもその他の構成によってもよ
い。この横軸6は第2図のように取付枠5が上記格納箱
1に収納される起立姿勢と第1図のように格納箱1から
外に突出する前倒姿勢との間で起倒されるときの回動支
軸として作用する。
上記取付枠5にはリール7が回転自在に設けられてい
る。取付枠5に対するリール7の設置箇所に取付枠5が
格納箱1に収納されたときにリール7が格納箱1のほぼ
中央部に収納される位置である。9は加圧送水管で、格
納箱1の側壁内面と上記取付架台4に沿って配管されて
おり、上記横軸6と同心状に配置された回転継手10
と、この回転継手10に連結され、かつ上記取付枠5に
固定された連結管11と、この連結管11の端部に連結
され、かつ上記リール7の回転中心部に設けられた回転
継手12と、開閉弁13等を有している。そして、上記
回転継手12に消防用ホース14の基端部が接続されて
いる。この消防用ホース14は、第4図および第5図に
示されるように、エチレンプロピレンゴム、特にEPD
M(エチレンプロピレンジエンターポリマー)を主成分
とするゴム層14aの内部に素材がビニロン(商標名)
糸よりなる補強材14b1が張り回られているものであ
る。即ち、この消防用ホース14は、ゴム層14aが内
層14a1と外層14a2に分かれ、押出成形によるチュー
ブ状の内層4a1の上にブチルゴム系接着材(図示せず)
を塗布し、その上に上記補強材14b1を矢来格子状に編
組した補強体14bを配置させ、さらにその上にブチル
ゴム形接着剤(図示せず)を塗布し、押出被覆による外
層14a2を配置させて、これに熱を加えながら、いわゆ
る加硫をすることによって、ゴム層14aの内部に補強
材14b1が張り回らされた断面環状の消防用ホース14
ができる。尚、前記ビニロン(商標名)糸よりなる補強
材14b1は、太さ1000デニールのビニロンフィラメント
を3本引きそろえた素材を16本用いて、これを角度55°
44′で編組しており、その一方の補強材14b1′は右回
りに、他方の補強材14b1″は左回りに編組している。
また、この消防用ホース14のゴム層は引張り強さを13
0kgf/cm2以上、伸び420%以上、永久伸び25%以下に設
定してある。しかして、この消防用ホース14は不使用
時にリール7に巻き取られている。
る。取付枠5に対するリール7の設置箇所に取付枠5が
格納箱1に収納されたときにリール7が格納箱1のほぼ
中央部に収納される位置である。9は加圧送水管で、格
納箱1の側壁内面と上記取付架台4に沿って配管されて
おり、上記横軸6と同心状に配置された回転継手10
と、この回転継手10に連結され、かつ上記取付枠5に
固定された連結管11と、この連結管11の端部に連結
され、かつ上記リール7の回転中心部に設けられた回転
継手12と、開閉弁13等を有している。そして、上記
回転継手12に消防用ホース14の基端部が接続されて
いる。この消防用ホース14は、第4図および第5図に
示されるように、エチレンプロピレンゴム、特にEPD
M(エチレンプロピレンジエンターポリマー)を主成分
とするゴム層14aの内部に素材がビニロン(商標名)
糸よりなる補強材14b1が張り回られているものであ
る。即ち、この消防用ホース14は、ゴム層14aが内
層14a1と外層14a2に分かれ、押出成形によるチュー
ブ状の内層4a1の上にブチルゴム系接着材(図示せず)
を塗布し、その上に上記補強材14b1を矢来格子状に編
組した補強体14bを配置させ、さらにその上にブチル
ゴム形接着剤(図示せず)を塗布し、押出被覆による外
層14a2を配置させて、これに熱を加えながら、いわゆ
る加硫をすることによって、ゴム層14aの内部に補強
材14b1が張り回らされた断面環状の消防用ホース14
ができる。尚、前記ビニロン(商標名)糸よりなる補強
材14b1は、太さ1000デニールのビニロンフィラメント
を3本引きそろえた素材を16本用いて、これを角度55°
44′で編組しており、その一方の補強材14b1′は右回
りに、他方の補強材14b1″は左回りに編組している。
また、この消防用ホース14のゴム層は引張り強さを13
0kgf/cm2以上、伸び420%以上、永久伸び25%以下に設
定してある。しかして、この消防用ホース14は不使用
時にリール7に巻き取られている。
一方、上記取付枠5に側方へ突出する状態で設けられた
断面C字状のアーム部材17の一端部に第3図に示すよ
うにゴム製の挟持具18が設けられている。そして消防
用ホース14の先端部に具備された放水ノズル15の把
手部16が上記挟持具18に対して上方よりワンタッチ
式に係脱される構成になっており、不使用時には上記把
手部16を挟持具18に係合保持させることによって消
防用ホース14を要領よく納められるようにしてある。
断面C字状のアーム部材17の一端部に第3図に示すよ
うにゴム製の挟持具18が設けられている。そして消防
用ホース14の先端部に具備された放水ノズル15の把
手部16が上記挟持具18に対して上方よりワンタッチ
式に係脱される構成になっており、不使用時には上記把
手部16を挟持具18に係合保持させることによって消
防用ホース14を要領よく納められるようにしてある。
上記取付枠5に設けられたアーム17の他端部と上記取
付架台4との間に緩衝機構21が架設されている。この
緩衝機構21は取付枠5が起立姿勢から前倒しようとす
る力よりも若干小さい力で取付枠5を起立方向へ常時付
勢し得るものであればどのような構成のものであっても
よく、図示例では緩衝機構21としてシリンダチューブ
22と出退ロッド23とを備えるガススプリングを示し
てある。
付架台4との間に緩衝機構21が架設されている。この
緩衝機構21は取付枠5が起立姿勢から前倒しようとす
る力よりも若干小さい力で取付枠5を起立方向へ常時付
勢し得るものであればどのような構成のものであっても
よく、図示例では緩衝機構21としてシリンダチューブ
22と出退ロッド23とを備えるガススプリングを示し
てある。
次に作用を説明する。
取付枠5を起立姿勢にして格納箱1にリール7を収納
し、かつ扉3を全閉した状態では、図示しないロック装
置により、或いは扉3により前記取付枠5が前倒不能に
保持される。
し、かつ扉3を全閉した状態では、図示しないロック装
置により、或いは扉3により前記取付枠5が前倒不能に
保持される。
扉3を開動させると、該扉3により取付枠5が保持され
ている場合はこの状態で取付枠5が前倒可能となり、ま
たロック装置により取付枠5が前倒可能となり、またロ
ック装置により取付枠5が保持されている場合はこのロ
ック装置を解除することにより取付枠5が前倒可能とな
る。
ている場合はこの状態で取付枠5が前倒可能となり、ま
たロック装置により取付枠5が前倒可能となり、またロ
ック装置により取付枠5が保持されている場合はこのロ
ック装置を解除することにより取付枠5が前倒可能とな
る。
そして、取付枠5はその自重のほかリール7や消防用ホ
ース14の重みにより横軸6を中心に前倒するが、この
とき前倒速度は緩衝機構21の作用によってゆっくりと
したものになる。従って取付枠5が急激に前倒して取付
枠5やリール7が損壊したり消防用ホース14が前倒時
の衝撃でリール7から乱雑にほどけたりすることが防止
されるだけでなく、取り扱いの安全性も確保される。
ース14の重みにより横軸6を中心に前倒するが、この
とき前倒速度は緩衝機構21の作用によってゆっくりと
したものになる。従って取付枠5が急激に前倒して取付
枠5やリール7が損壊したり消防用ホース14が前倒時
の衝撃でリール7から乱雑にほどけたりすることが防止
されるだけでなく、取り扱いの安全性も確保される。
取付枠5とリール7が前倒して格納箱1の前方外に突出
されると、消火活動を行う者は放水ノズル15の把手1
6を挟持具18から取り外し、消防用ホース14を引っ
張ってリール7から繰り出し、消防用ホース14を延長
しながら放水ノズル15を放水場所まで持っていき、放
水を開始する。このとき、格納箱1の前方の左右90度の
範囲内であればどの方向にも容易に延長できる。また、
消防用ホース14はエチレンプロピレンゴムを主成分と
するゴム層14aの内部に素材が糸よりなる補強材14
b1を張り回らしたものを使用しているので、たとえば同
寸法の天然ゴム等よりなる通常のゴムホースに比べて大
幅に軽量となり、かつ強度が大きくて伸びが小さく、さ
らに保形性がよく、キンク(ねじれや折れ曲がり)など
生じず、したがって一人でも消防用ホースを手間どるこ
となく迅速かつ適正に放水場所まで伸展せることができ
る。また、このように適正に消防用ホースを放水場所ま
で伸展せることができることから、放水作業も迅速かつ
適正に行うことができる。
されると、消火活動を行う者は放水ノズル15の把手1
6を挟持具18から取り外し、消防用ホース14を引っ
張ってリール7から繰り出し、消防用ホース14を延長
しながら放水ノズル15を放水場所まで持っていき、放
水を開始する。このとき、格納箱1の前方の左右90度の
範囲内であればどの方向にも容易に延長できる。また、
消防用ホース14はエチレンプロピレンゴムを主成分と
するゴム層14aの内部に素材が糸よりなる補強材14
b1を張り回らしたものを使用しているので、たとえば同
寸法の天然ゴム等よりなる通常のゴムホースに比べて大
幅に軽量となり、かつ強度が大きくて伸びが小さく、さ
らに保形性がよく、キンク(ねじれや折れ曲がり)など
生じず、したがって一人でも消防用ホースを手間どるこ
となく迅速かつ適正に放水場所まで伸展せることができ
る。また、このように適正に消防用ホースを放水場所ま
で伸展せることができることから、放水作業も迅速かつ
適正に行うことができる。
消防用ホース14を格納箱1に収納するときは、消防用
ホース14をリール7に巻き取り、放水ノズル15の把
手16を挟持具18に係入させてから把手41を手で持
って取付枠5を持ち上げ、起立姿勢にして格納箱1に収
納する。このとき、ロック装置がある場合は取付枠5を
ロックさせる。そして、扉3を閉成させるのである。
ホース14をリール7に巻き取り、放水ノズル15の把
手16を挟持具18に係入させてから把手41を手で持
って取付枠5を持ち上げ、起立姿勢にして格納箱1に収
納する。このとき、ロック装置がある場合は取付枠5を
ロックさせる。そして、扉3を閉成させるのである。
以上のようにこの考案の消火栓は、扉を開けて格納箱か
らリールを外に取出す作業、リールから消防用ホースを
消火場所まで伸展する作業、消防用ホースのノズルから
放水する作業、消防用ホースをリールに巻き取る作業、
リールを格納箱に収納して扉を閉めるまでの作業が、特
に消防用ホースの改良と相俟って、一人の人員でも容易
かつ迅速にさらに適正に行うことができる。しかも、そ
れらの作業を消防用ホースの改良によって長期間確実に
遂行できる。そのため、ホテル,ビル等の一般建物や、
社会福祉施設,病院等においての初動体制における消火
活動に大きな威力を発揮する。
らリールを外に取出す作業、リールから消防用ホースを
消火場所まで伸展する作業、消防用ホースのノズルから
放水する作業、消防用ホースをリールに巻き取る作業、
リールを格納箱に収納して扉を閉めるまでの作業が、特
に消防用ホースの改良と相俟って、一人の人員でも容易
かつ迅速にさらに適正に行うことができる。しかも、そ
れらの作業を消防用ホースの改良によって長期間確実に
遂行できる。そのため、ホテル,ビル等の一般建物や、
社会福祉施設,病院等においての初動体制における消火
活動に大きな威力を発揮する。
また、消防用ホースは格納箱の前方へ突出したリールか
ら繰り出されるため、消防用ホースを格納箱の前方の左
右90度の範囲に簡単に引き出すことが可能であり、一基
の消火栓によって広い範囲をカバーできる利点がある。
ら繰り出されるため、消防用ホースを格納箱の前方の左
右90度の範囲に簡単に引き出すことが可能であり、一基
の消火栓によって広い範囲をカバーできる利点がある。
第1図は消火栓の扉を開けた状態を示す斜視図、第2図
は消防用ホース等を格納箱に収納した状態を示す正面
図、第3図は消防用ホースの先端部を保持する部分を示
す要部斜視図、第4図は消防用ホースの一部を切欠いた
状態を示す部分側面図、第5図は第4図のV−V線に沿う
断面図である。 1…格納箱、3…扉、5…取付枠、6…横軸、7…リー
ル、9…加圧送水管、14…消防用ホース、14b1…補
強材。
は消防用ホース等を格納箱に収納した状態を示す正面
図、第3図は消防用ホースの先端部を保持する部分を示
す要部斜視図、第4図は消防用ホースの一部を切欠いた
状態を示す部分側面図、第5図は第4図のV−V線に沿う
断面図である。 1…格納箱、3…扉、5…取付枠、6…横軸、7…リー
ル、9…加圧送水管、14…消防用ホース、14b1…補
強材。
Claims (1)
- 【請求項1】前面が開放された格納箱と、格納箱に取り
付けられて全開位置と全閉位置との間で縦軸回りに開閉
動される扉と、格納箱に取り付けられて格納箱に収納さ
れる起立姿勢と格納箱から突出する前倒姿勢との間で横
軸回りに起倒される取付枠と、取付枠に回転自在に設け
られて前記取付枠が起立されることにより前記格納箱内
に収納されるリールと、格納箱の内部で加圧送水管に接
続されかつリールに巻き取られる消防用ホースとを具備
し、前記消防用ホースはエチレンプロピレンゴムを主成
分とするゴム層の内部に素材が糸よりなる補強材を張り
回らしたもので構成されていることを特徴とする消火
栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4422188U JPH061720Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 消火栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4422188U JPH061720Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 消火栓 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01147855U JPH01147855U (ja) | 1989-10-12 |
JPH061720Y2 true JPH061720Y2 (ja) | 1994-01-19 |
Family
ID=31270589
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4422188U Expired - Lifetime JPH061720Y2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 消火栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061720Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0413679A (ja) * | 1990-05-07 | 1992-01-17 | Wakunaga Pharmaceut Co Ltd | 新規ジヒドロピリジン誘導体 |
JP2541904Y2 (ja) * | 1990-11-06 | 1997-07-23 | 芦森工業株式会社 | 消火栓用ホース |
JP2538389Y2 (ja) * | 1991-03-18 | 1997-06-11 | 芦森工業株式会社 | 消火栓装置 |
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1988
- 1988-03-31 JP JP4422188U patent/JPH061720Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH01147855U (ja) | 1989-10-12 |
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