JP2538389Y2 - 消火栓装置 - Google Patents

消火栓装置

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JP2538389Y2
JP2538389Y2 JP1991024398U JP2439891U JP2538389Y2 JP 2538389 Y2 JP2538389 Y2 JP 2538389Y2 JP 1991024398 U JP1991024398 U JP 1991024398U JP 2439891 U JP2439891 U JP 2439891U JP 2538389 Y2 JP2538389 Y2 JP 2538389Y2
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hose
fire hydrant
water discharge
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synthetic resin
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昌弘 楠
浩二 楠本
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Ashimori Industry Co Ltd
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Ashimori Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、屋内又は屋外に設置さ
れる消火栓装置に関するものであって、特に消火栓ボッ
クス内に円形断面を保持し得るホースを環状に巻回して
収納し、消火栓ボックス前面に設けられた開口部よりホ
ースを引出し又は収納する消火栓装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の消火栓装置としては、実
開昭61─159950号公報に示されるものがよく知
られている。この消火栓装置の概略を図5により説明す
る。消火栓ボックス1内に、その一端が送水源16に接
続され、他端に放水ノズル117が取り付けられた円形
断面を保持し得るホース112を環状に巻回して収納し
たもので、ホース収納箱1内に環状に巻回されたホース
112を1巻き分ずつを解きながらホース収納箱1前面
の開口部2より引出すようにしたものである。円形断面
を保持し得るホース112としては、筒状補強体の内外
面に、軟質のゴム又は合成樹脂の弾性層を形成し、該弾
性層の弾力により円形断面を保持し、外力により押し潰
され難く、且つ押し潰されたり折り曲げられたりしても
弾性層の弾力により円形断面に回復し得るものが使用さ
れている。そして、開口部2からホース112を引出す
際には、ホース112の1巻に対して1回の割合で加わ
るホース112のねじれを除去するために、ホース11
2の要所要所には、より戻し具30が取り付けられてい
る。このより戻し具30には、ホースに挿嵌された一対
の回転継手32,33であって、回転継手32,33間
に設けられたシール材31で水密性が維持されるものが
用いられている。
【0003】この消火栓装置を実際に使用する場合に
は、まず送水源16を開放しホース112内に水圧がか
かった状態とする。つぎに、ホース収納箱1内の放水ノ
ズル117を持ち出し、図示のように放水ノズル117
を手で持って消火の必要の場所まで走る。ホース収納箱
1内に巻回されたホース112は開口部2から順次引き
出され、ホース112の1巻毎のねじれはより戻し具3
0により除去される。そして、ホース112は円形断面
を保持したまま水圧を受けており、消火場所で開閉コッ
ク24を開くことによって直ちに放水が開始される。こ
のように、この消火栓装置を用いると、ホース112の
状態を気にせずに、一人でも充分消火活動ができる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらこの消火
栓装置においては、消火に際しホース112に通水した
状態でホース112を引出していく。そのため、図5の
より戻し具30にも水圧が加わるため、シール材31が
水圧を受けて径方向に膨張する。そのため、水密性を維
持するため回転継手32,33の回転が悪くなる。その
結果、ホース112に加わるねじれを充分に除去するこ
とができず、ホース112がキンクし通水が不可能にな
る恐れがあるという問題点を有していた。また、ホース
112の要所要所により戻し具30が取り付けられてい
るため、開口部2からホース112を引出す際、より戻
し具30が開口部2に引掛かりスムーズに引出せない場
合があるという問題点も有していた。
【0005】本考案は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、ホースのねじれを確実に除去できると共
に、ホースをスムーズに消火栓ボックスから引き出せる
消火栓装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の消火栓装置は、
送水源に接続された一端と放水ノズルが取り付けられた
他端とを有し円形断面を保持し得るホースが消火栓ボッ
クス内に環状に巻回して収納され、該消火栓ボックス前
面に設けられた開口部より前記ホースを引出し又は収納
するようにした消火栓装置において、前記放水ノズルの
外周にホースを引き出す際に把持される把持部が回転自
在に嵌められ、前記開口部からホースを引き出す際のね
じれを、前記把持部に対して前記放水ノズル及び前記ホ
ースが回転して除去するようにしたものである。そし
て、前記円形断面を保持し得るホースは、筒状補強体の
内外面にゴム又は合成樹脂の弾性層を形成したゴム又は
合成樹脂ホースであって、少なくとも外面弾性層のゴム
又は合成樹脂中にシリコンオイルを添加したものが好ま
しい。
【0007】
【作用】放水ノズルに嵌められた把持部は、ホースを引
き出す際に把持され、ホースにかかった水圧とは無関係
に放水ノズルを把持部に対してスムーズに回転させ、ホ
ースのねじれを除去する。そして、シリコンオイルが添
加された外面弾性層のホースは、床面との摩擦抵抗が小
さく、床面を容易に滑り、ホースのねじれを除去する。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本考案の消火栓装置の要部を示す図で
ある。図5と異なる点は、放水ノズル17とホース12
の構造である。
【0009】図1を参照しながら放水ノズル17を説明
すると、放水ノズル17はノズル本体18に、先筒1
9、接続筒20及び元筒21を介してホース接続筒22
を接続すると共に、放水ノズル17の元筒21の外周に
円筒状の把持部23を被嵌したものである。この把持部
23は接続筒21とホース接続筒22との間でずれるこ
となく挟持され、放水ノズル17に対して回転自在にな
っており、消火に際しては把持部23を持ってホース1
2を引出すようになっている。なお、元筒21と把持部
23との間に、自己潤滑性のブッシングを介在させるこ
とにより、把持部23が軽く回転するようにすることも
できる。また、先筒19に開閉コック24が設けられて
おり、放水量が調整できるようになっている。
【0010】円形断面を保持し得るホース12は、筒状
補強体13の内外面にゴム又は合成樹脂の弾性層14、
15を形成し、弾性層14、15の弾力によりホース1
2が円形断面を保持し得るようにしたものである。この
弾性層14、15に用いられるゴム又は合成樹脂として
は、天然ゴム、合成ゴム、ポリ塩化ビニル樹脂等があ
る。特に、外面弾性層15を形成するゴム又は合成樹脂
中には、ホース12を引出す際、ホース12同士、ホー
ス12と床面との摩擦抵抗を小さくするため、シリコン
オイルを添加しておくことが好ましい。その添加量とし
てはゴム又は合成樹脂100重量部に対して、0.5〜
5重量部が適当である。シリコンオイルを添加したホー
ス12は床面上で容易に滑り、より戻しが確実に行われ
る。さらに、消火栓ボックス1内で互いに接触したホー
ス12同士の摩擦抵抗が小さくなると共に、ホース12
と開口部2との摩擦抵抗も小さく、容易に滑る。なお、
ホース12は上述したものに限らず、全体がゴム又は合
成樹脂からなるものや、この外周に筒状補強体を有する
もの等の如く円形断面を保持し得るものであれば、上述
した放水ノズル17が適用できる。
【0011】また、図1のホース12には図5の如きよ
り戻し具が全く用いられておらず、送水源16に接続さ
れた一端と放水ノズル17が取り付けられた他端との間
は一本のホース12となっている。消火栓ボックス1の
開口部2からホース12を引き出す際のねじれは、ホー
ス12、ホース接続筒22、元筒21、接続筒20、先
筒19及びノズル本体18が回転することによって除去
される。元筒21に回転自在に被嵌された把持部23を
持つことによって、これらの回転がホース12を消火場
所に引っ張る際の支障になることはない。さらに、ホー
ス12により戻し具が設けられいないので、開口部2に
ホース12が引っ掛かることもない。しかしながら、ホ
ース12により戻し具が設けられていないことが必須で
はない。例えば、本考案の放水ノズル17やホース12
を用いて、ホース12のより戻し具を半減させることが
できる。この場合であっても、より戻し具が水圧で回転
しにくいとホース12全体が回転するし、開口部2にホ
ース12が引っ掛かる可能性も著しく減る。
【0012】つぎに、上述した放水ノズル17とホース
12を用いた消火栓装置の全体を図2〜図4により説明
する。図2〜図4において、消火栓ボックス1は背板1
a、上板1b、下板1c及び左右側板1d、1eより構
成されている。開口部2はホースガイド2a等で構成さ
れている。ホースガイド2aは、水平部3aと垂直部3
bとを有するL字シャフト3を2本平行に配設し、垂直
部3bにローラ5を回転自在に被嵌したものである。そ
して水平部3a端部は背板1aに固定されており、また
垂直部3b端部は下板1cに固定されている。なおロー
ラ5はワッシャー6を介して、少なくとも3分割にして
おくことが好ましい。ホース12を引出す際、巻回して
収納されているホース12はローラ5の上部及び下部に
接触しており、その回転を阻害する恐れがあるからであ
る。ローラ5を少なくとも3分割にしておくと、中央部
のローラ5は常時回転自在であるためホース12を小さ
な力でスムーズに引出すことができる。また、水平部3
a、3a間に水平板7が取付られており、水平板7の前
端にはノズル係止具8が設けられている。
【0013】9はガイドバーである。ガイドバー9は略
「コ」字状をしており、前記ホースガイド2aを直角に
横切るように取付けられ、その両端部が背板1aに固定
されている。そして図4に示すようにガイドバー9は、
固定部より左右側板1d、1eに平行にホースの巻回幅
L1分前方に延びた後、その部分よりL2幅分前方に突
出するように傾斜部10、11が形成されている。ガイ
ドバー9の取付位置は、例えばホースガイド2aのロー
ラ5を3分割にした場合においてはホースガイド2aの
1/3の高さ付近が好ましい。
【0014】そして、ホース12の一端は送水源16に
接続されており、消火栓ボックス1の背板1a、下板1
c及びガイドバー9により規制されるホース収納空間内
に環状に巻回されて収納されている。また、その他端に
は放水ノズル17が取り付けられており、放水ノズル1
7は水平板7に取り付けられたノズル係止具8に係止さ
れている。
【0015】
【考案の効果】本考案の消火栓装置は、放水ノズルの外
周にホースを引き出す際に把持される把持部を回転自在
に嵌めたものであり、従来の水圧が加わると回転が悪く
なるより戻し具とは全く異なり水圧とは無関係にスムー
ズに回転してホースに加わるねじれが除去される。した
がって、ホースに通水した状態で放水ノズルの把持部を
持ってホースを引出しても、放水ノズルが把持部に対し
スムーズに回転してホースに加わるねじれが取除かれ
るため、ホースはキンクすることがない。また、従来の
もののようにホースの要所要所のより戻し具が不必要か
又は少なくすることができるので、より戻し具がホース
ガイドに引掛かることが全くなくなるか又は少なくな
り、ホースをスムーズに引出すことができる。そして、
前記円形断面を保持し得るホースに、少なくとも外面弾
性層のゴム又は合成樹脂中にシリコンオイルを添加した
ものを用いると、ホースと床面との摩擦抵抗が小さくな
り、容易に滑る。したがって、放水ノズルが回転しやす
くなり、さらにホースがキンクしにくくなる。また互い
に接触したホース同士の摩擦抵抗が小さく、ホースが開
口部に接触しても容易に滑るため、小さな力でホースを
引出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の消火栓装置の要部を示す図であ
る。
【図2】図2は本考案の消火栓装置の正面図である。
【図3】図3は本考案の消火栓装置の縦断面図である。
【図4】図4は本考案の消火栓装置の横断面図である。
【図5】図5は従来の消火栓装置の要部を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 消火栓ボックス 2 開口部 12 ホース 16 送水源 17 放水ノズル 23 把持部

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送水源に接続された一端と放水ノズルが
    取り付けられた他端とを有し円形断面を保持し得るホー
    スが消火栓ボックス内に環状に巻回して収納され、該消
    火栓ボックス前面に設けられた開口部より前記ホースを
    引出し又は収納するようにした消火栓装置において、前
    記放水ノズルの外周にホースを引き出す際に把持される
    把持部が回転自在に嵌められ、前記開口部からホースを
    引き出す際のねじれを、前記把持部に対して前記放水ノ
    ズル及び前記ホースが回転して除去するようにしたこと
    を特徴とする消火栓装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の消火栓装置におけるホー
    スは、筒状補強体の内外面にゴム又は合成樹脂の弾性層
    を形成したゴム又は合成樹脂ホースであって、少なくと
    も外面弾性層のゴム又は合成樹脂中にシリコンオイルを
    添加したものであることを特徴とする消火栓装置。
JP1991024398U 1991-03-18 1991-03-18 消火栓装置 Expired - Lifetime JP2538389Y2 (ja)

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JPH04111362U JPH04111362U (ja) 1992-09-28
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Families Citing this family (2)

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JP4676087B2 (ja) * 2001-05-11 2011-04-27 帝国繊維株式会社 消防ホース
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