JP2536623Y2 - リールを有しない消火栓装置 - Google Patents

リールを有しない消火栓装置

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JP2536623Y2
JP2536623Y2 JP1988035178U JP3517888U JP2536623Y2 JP 2536623 Y2 JP2536623 Y2 JP 2536623Y2 JP 1988035178 U JP1988035178 U JP 1988035178U JP 3517888 U JP3517888 U JP 3517888U JP 2536623 Y2 JP2536623 Y2 JP 2536623Y2
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fire hydrant
hose
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hydrant box
door
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明輝 國川
工 金井
山田  均
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能美防災 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、リールを有しない消火栓装置に関し、極
めて小型で、厚さも薄く、しかも、ホースの引き出し及
び、消火栓弁の取扱いに便利で、使用後のホース収納操
作も容易である消火栓装置を提案するものである。
(従来の技術) 従来の消火栓装置は、収納の際のホースのよじれをな
くし、かつ、引き出し操作時の操作性を良くするため
に、回転式のホースリールが設けられる。
ホースリールを消火栓箱に固定してこれにより、消火
栓箱を小形とした消火栓装置が、本願出願人による出願
として実開昭61−159950号に開示されている。
また、ホースリールを固定した米国特許第3,776,262
号明細書に開示されている技術は、ホースをコイル状に
巻いて収納する散水ホースの収納筐であって、前面側を
細径に絞った筐体の前面中央に開口部があり、筐体の奥
側中央部に設けた仕切弁にホースの基部が接続され、仕
切弁の外周をカバーする円筒部材を、筐体の奥側中央部
から上記開口部に向かって突出した構造である。
(考案が解決しようとする課題) 上記米国特許明細書の構造ではホースの収納操作は、
円筒部材内部に基部があるホースを、円筒部材の前縁と
筐体の開口部との間の狭い隙間を通して筐体の内周部へ
ホースを巻き納めて、ホースのノズルは筐体の中央部の
開口部付近に位置させるものである。
このため、収納操作当初から上記隙間内に位置してい
て円筒部材の前縁から筐体の内周部に延びているホース
の基部部分が、狭い隙間から筐体の内周部へホースを巻
き納めるときの邪魔となる。すなわち、上記隙間から筐
体の内周部へ挿入される部分のホースは、その弾性的復
元力により上記基部部分に沿って筐体の内周部にのみ、
巻き納められ、上記基部部分に邪魔されるため筐体の中
央側には入り難い。
筐体の中央に突出している円筒部材は、ホースの筐体
の中央側へのこの巻き納め操作を、一層、難しくするも
のと考えられる。
このように上記米国特許明細書の構造では、ホースの
収納操作の際、ホースの基部部分に筐体の内周部付近の
ホースが絡み易くなり、収納操作に手数がかかる。
上記本願出願人による既提案の消火栓装置は、ホース
の基部が消火栓箱の内周部にあるが、仮に、よじれを吸
収し易くかつ、曲げに対して弾性的復元力に富む保形性
を有したホースを用いたとき、消火栓箱の内周部からそ
の中央部の開口部に向かってホースを巻き納める際、消
火栓箱の内周部の或る個所付近、例えば消火栓箱の奥側
付近にホースがかたまるように収納される恐れがあり、
収納空間に略均等に順序良く巻き納めることがむつかし
い。
この考案は、上記従来構造でのホース収納操作におけ
るかかる問題を解消して、ホース相互が絡むことなく、
収納空間に略均等に順序良く巻き納められて、巻き納め
操作は極めて容易となるように工夫された消火栓装置を
提供することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するためのこの考案の構成は、 よじれを吸収し易くかつ、曲げに対して弾性的復元力
に富む保形性を有したホース1を用いた消火栓装置であ
って、 消火栓箱5の中央部後面に消火栓弁15を設け、この消
火栓弁15の周部を、手前側が頭部となるように設けた裁
頭傘型の消火栓弁カバー17で覆うようにし、消火栓箱5
の中央前面にホース収納時のホース収納内径よりも小さ
いホース引出用の開口部7を形成し、この開口部7を開
閉できる扉9を設け、ホース1の基部を消火栓箱5の内
周部付近でホース接続管11に接続して、消火栓弁カバー
17の外側位置にて消火栓箱5の内周部に沿ってこの内周
部から開口部7の側へホース1を巻き納めるように形成
したことを特徴とするリールを有しない消火栓装置であ
る。
上記扉9は、透明又は半透明としている。
上記消火栓箱5は、正面視が円形、又は、だ円形に構
成している。
(作用) 消火栓箱5の内周部付近でホース接続管11に基部が接
続されているホース1は、この基部の側から消火栓箱5
の内周部に沿って中央の開口部7の側へ整列して巻き納
めることができ、ホース1は、その弾性的復元力により
裁頭傘型の消火栓弁カバー17に沿って消火栓箱5の内周
部に順次移動するため、ホース1相互が絡むことなく、
収納空間に略均等に順序良く巻き納められて、巻き納め
操作は極めて容易となっている。
消火栓弁15の周部は、消火栓弁カバー17で覆われてい
るため、収納され、引き出されるホース1が消火栓弁15
に絡む恐れはない。
扉9を、透明又は半透明としたので、消火栓弁15やホ
ース1のノズル18の位置など、外から直ちに目視でき
て、消火操作手順の下準備に便利である。
消火栓箱5を、正面視が円形、又は、だ円形に構成し
たので、消火栓箱5内のホース1の巻き納め外形に消火
栓箱5の形が大略合致して収納に無駄のない小形なもの
となる。
(実施例) 次に、この考案の実施例を図に基いて説明する。
第4図にホース1の一部分の斜視図を、第5図に横断
面図を示した。
このホース1は、よごれを吸収し易く、曲げに対して
弾性的復元力に富む保形性を有したものである。
具体的には、このホース1は、合成樹脂製のワイヤ2
をコイル状に巻き、このワイヤ2を芯として綿布3をホ
ース形に織り、ホース形の内面にゴム張り4を施工して
ホース1に形成したものである。
らせん状の芯となっているワイヤ2は、曲げに対して
弾性的に抵抗力が発揮される。
ホース1は、綿布3を主体に構成されているので、ゴ
ム製のホースに比べて軽く、取扱いに便利である。
消火栓装置全体の正面図を第1図に、縦断側面図を第
2図に示した。
消火栓箱5は、例えば正面視円形又は、だ円形とし、
前板6の中央部分に、上記正面形状に相似する円形又
は、だ円形の開口部7を設け、この開口部7を、蝶番8,
8によって開扉できる扉9で塞いでいる。
扉9は、透明又は半透明なガラス又は、ポリカーボネ
ート等の硬質合成樹脂で作る。
図示省略した消火剤供給源に接続される供給接続配管
10が、消火栓箱5に取付けられ、ホース1の基部に接続
されるホース接続管11は、消火栓箱5内に取付けられ、
供給接続配管10とホース接続管11とを連通する箱内配管
12を、消火栓箱5の奥板13に沿わせて配置する。
例示した箱内配管12は、複数本の細管14を、上下方向
に一列に配置して消火栓箱5の厚さをできるだけ薄くし
ている。
扉9の中心附近の後方に、細管14を開閉するための消
火栓弁15を設け、頂部を開口16した傘形の消火栓弁カバ
ー17を奥板13に取付ける。
ホース1の基部は、ホース接続管11に接続され、ホー
ス1の先端部のノズル18は、消火栓カバー17又は、扉9
の裏面に取付けたノズル受19に、弾性的に嵌着される。
ホース1を巻き納めるには、基部側から順次、消火栓
箱5の内部へ、開口部7をくぐらせて少し曲げ乍ら入れ
ると、消火栓箱5の内周部付近でホース接続管11に基部
が接続されているホース1は、この基部の側から消火栓
箱5の内周部に沿って中央の開口部7の側へ整列して巻
き納められる。
このとき、ホース1はその弾性的復元力により裁頭傘
型の消火栓弁カバー17に沿って消火栓箱5の内周部に順
次移動するため、ホース1相互が絡むことなく、収納空
間に略均等に順序良く巻き納められて、巻き納め操作は
極めて容易となる。
周部内側列のホース1は、周部外側列のホース1との摩
擦によって巻き納められたままの形に保持され、バラケ
は発生しない。
使用の際は、第3図の如く、扉9を開いて消火栓弁15
を開き、ノズル18を引張ると開口部7からホース1が順
次引き出され、よじれはホース1が吸収してしまうので
より戻し操作は不要であり、ノズルレバー20を開いて直
ちに放水できる。
傘形の消火栓弁カバー17は、ホース1を巻き納める際
及び、ホース1を引き出す際に、消火栓弁15、箱内配管
12にホース1がからむのを防止できる。
上述のように、消火栓箱5がホース収納部を兼ねてい
るので、消火栓箱5の大きさは、ホース1を巻き納める
のに必要なスペースよりもわづかに大きいていどで足
り、ホースリールが必要な従来装置に比べ、極めて小形
で厚みが薄くなり、軽量化される。
透明又は半透明な扉9は、消火栓弁15及び、ノズル18
の位置などを外から確認できるので、開扉前に操作手順
を予め心準備できて緊急時に慌てることも無くなる。
(考案の効果) この考案に係るリールを有しない消火栓装置は上述の
ように構成したので、消火栓箱5の内周部付近でホース
接続管11に基部が接続されているホース1は、この基部
の側から消火栓箱5の内周部に沿って中央の開口部7の
側へ整列して巻き納めることができ、ホース1は、その
弾性的復元力により裁頭傘型の消火栓弁カバー17に沿っ
て消火栓箱5の内周部に順次移動するため、ホース1相
互が絡むことなく、収納空間に略均等に順序良く巻き納
められて、巻き納め操作は極めて容易となっている。
消火栓弁15の周部は、消火栓弁カバー17で覆われてい
るため、収納され、引き出されるホース1が消火栓弁15
に絡む恐れはない。扉9を、透明又は半透明としている
ので、消火栓弁15やホース1のノズル18の位置など、外
から直ちに目視できて、消火操作手順の下準備に便利で
ある。
消火栓箱5を、正面視が円形、又は、だ円形に構成し
ているので、消火栓箱5内のホース1の巻き納め外形に
消火栓箱5の形が大略合致して収納に無駄のない小形な
ものとなる。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の実施例を示し、第1図と第3図は閉扉又
は開扉状態における全体正面図、第2図は第1図におけ
る縦断側面図、第4図はホースの斜視図、第5図は第4
図の横断面図である。 1…ホース、2…ワイヤ、3…綿布、4…ゴム張り、5
…消火栓箱、6…前板、7…開口部、8…蝶番、9…
扉、10…供給接続配管、11…ホース接続管、12…箱内配
管、13…奥板、14…細管、15…消火栓弁、16…開口、17
…消火栓弁カバー、18…ノズル、19…ノズル受、20…ノ
ズルレバー。
フロントページの続き (72)考案者 山田 均 東京都千代田区九段南4丁目7番3号 能美防災工業株式会社内 (56)参考文献 米国特許3776262(US,A)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】よじれを吸収し易くかつ、曲げに対して弾
    性的復元力に富む保形性を有したホースを用いた消火栓
    装置であって、 消火栓箱の中央部後面に消火栓弁を設け、この消火栓弁
    の周部を、手前側が頭部となるように設けた裁頭傘型の
    消火栓弁カバーで覆うようにし、消火栓箱の中央前面に
    ホース収納時のホース収納内径よりも小さいホース引出
    用の開口部を形成し、この開口部を開閉できる扉を設
    け、ホースの基部を消火栓箱の内周部付近でホース接続
    管に接続して、消火栓弁カバーの外側位置にて消火栓箱
    の内周部に沿ってこの内周部から開口部の側へホースを
    巻き納めるように形成したことを特徴とするリールを有
    しない消火栓装置。
  2. 【請求項2】上記扉は、透明又は半透明である請求項1
    記載のリールを有しない消火栓装置。
  3. 【請求項3】上記消火栓箱は、正面視が円形、又はだ円
    形である請求項1,又は2記載のリールを有しない消火栓
    装置。
JP1988035178U 1988-03-18 1988-03-18 リールを有しない消火栓装置 Expired - Lifetime JP2536623Y2 (ja)

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JPH01138467U JPH01138467U (ja) 1989-09-21
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JP7205758B2 (ja) * 2019-01-11 2023-01-17 中国電力株式会社 後付けポンプユニット

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3776262A (en) 1972-03-20 1973-12-04 U Fritsch Enclosure for coiled garden hose

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