JPH0668355A - 高額紙幣逐次投入金庫 - Google Patents
高額紙幣逐次投入金庫Info
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- JPH0668355A JPH0668355A JP22454292A JP22454292A JPH0668355A JP H0668355 A JPH0668355 A JP H0668355A JP 22454292 A JP22454292 A JP 22454292A JP 22454292 A JP22454292 A JP 22454292A JP H0668355 A JPH0668355 A JP H0668355A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- paper money
- safe
- outer box
- opening
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャッシュレジスターで取り扱う高額紙幣を
盗難から防ぐ。 【構成】 外箱1と、それに挿脱可能な内箱3と、両箱
1,3を相互に錠止めする施錠手段4とからなり、外箱
1はキャッシュレジスター等の可搬困難な重量物に組付
けられ、その開口13を通して内箱3が挿脱可能とさ
れ、内箱3は、開口13から露出する紙幣投入口31
と、外箱1により遮蔽される紙幣取出口32とを備え、
紙幣投入口31は、薄幅のスリットとされている。スリ
ットから投入された高額紙幣は、取り出し不能に内箱3
内に仮保管される。
盗難から防ぐ。 【構成】 外箱1と、それに挿脱可能な内箱3と、両箱
1,3を相互に錠止めする施錠手段4とからなり、外箱
1はキャッシュレジスター等の可搬困難な重量物に組付
けられ、その開口13を通して内箱3が挿脱可能とさ
れ、内箱3は、開口13から露出する紙幣投入口31
と、外箱1により遮蔽される紙幣取出口32とを備え、
紙幣投入口31は、薄幅のスリットとされている。スリ
ットから投入された高額紙幣は、取り出し不能に内箱3
内に仮保管される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金庫に関し、特に、高額
紙幣を逐次投入して一時蓄積保管する付設式の金庫に関
する。
紙幣を逐次投入して一時蓄積保管する付設式の金庫に関
する。
【0002】
【従来の技術】現金や貴重品を保管し、盗難や火災から
守る手段として金庫がある。従来、金庫には、手提げ式
の極めて小形のものから、建物の一部で構成されるよう
な極めて大形のものまで、種々のものがある。
守る手段として金庫がある。従来、金庫には、手提げ式
の極めて小形のものから、建物の一部で構成されるよう
な極めて大形のものまで、種々のものがある。
【0003】ところで、近時、終夜営業のコンビニエン
スストア等において、キャッシュレジスターの保管現金
を狙った強盗、盗難が多発しており、これに対する有効
な対策が望まれている。このような、店舗におけるキャ
ッシュレジスターを用いた現金管理について分析する
と、釣銭としての使用が全くない最高額紙幣をもレジス
ターのドロアー内に保管する形態が採られている点で合
理性を欠く。したがって、主として最高額紙幣を有効に
盗難から防ぐ対策を講じることができれば、被害を全く
避けることはできないにしても、その額を最小限に抑え
ることができるはずである。
スストア等において、キャッシュレジスターの保管現金
を狙った強盗、盗難が多発しており、これに対する有効
な対策が望まれている。このような、店舗におけるキャ
ッシュレジスターを用いた現金管理について分析する
と、釣銭としての使用が全くない最高額紙幣をもレジス
ターのドロアー内に保管する形態が採られている点で合
理性を欠く。したがって、主として最高額紙幣を有効に
盗難から防ぐ対策を講じることができれば、被害を全く
避けることはできないにしても、その額を最小限に抑え
ることができるはずである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、最高額
紙幣の保管に上記のような従来の手提げ金庫を用いたの
では、それへの逐一の現金の保管が、解錠、施錠の繰り
返しの手間を要するばかりでなく、それを置くための別
個のスペースを要する問題点があり、しかも、持ち去ら
れることに対する対策も困難である。他方、大型の金庫
では、持ち去りの可能性はないが、反面、レジスターへ
の近接配置が困難であるため、解錠、施錠の繰り返しの
手間に加えて、その設置位置との往復の手間を要し、省
力化、能率化が要求される現今の店舗運営形態にそぐわ
ない問題点がある。
紙幣の保管に上記のような従来の手提げ金庫を用いたの
では、それへの逐一の現金の保管が、解錠、施錠の繰り
返しの手間を要するばかりでなく、それを置くための別
個のスペースを要する問題点があり、しかも、持ち去ら
れることに対する対策も困難である。他方、大型の金庫
では、持ち去りの可能性はないが、反面、レジスターへ
の近接配置が困難であるため、解錠、施錠の繰り返しの
手間に加えて、その設置位置との往復の手間を要し、省
力化、能率化が要求される現今の店舗運営形態にそぐわ
ない問題点がある。
【0005】本発明は、上述のような事情に鑑み案出さ
れたものであって、保管のための解錠、施錠の繰り返し
を必要としない小形軽量の金庫を重量物への付設で可搬
困難にすると共にそれとの同時操作を可能として、主と
して最高額紙幣を盗難から防ぐ金庫を提供することを目
的とする。
れたものであって、保管のための解錠、施錠の繰り返し
を必要としない小形軽量の金庫を重量物への付設で可搬
困難にすると共にそれとの同時操作を可能として、主と
して最高額紙幣を盗難から防ぐ金庫を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の高額紙幣逐次投入金庫は、重量物に付設
する外箱と、該外箱に挿脱可能な内箱と、前記両箱を相
互に錠止めする施錠手段とからなり、前記外箱は、前記
内箱を挿脱する開口を備え、前記内箱は、前記外箱への
挿入時に前記開口から露出する紙幣投入口と、前記外箱
により遮蔽される紙幣取出口とを備え、前記紙幣投入口
は、薄幅のスリットとされたことを構成とする。
めに、本発明の高額紙幣逐次投入金庫は、重量物に付設
する外箱と、該外箱に挿脱可能な内箱と、前記両箱を相
互に錠止めする施錠手段とからなり、前記外箱は、前記
内箱を挿脱する開口を備え、前記内箱は、前記外箱への
挿入時に前記開口から露出する紙幣投入口と、前記外箱
により遮蔽される紙幣取出口とを備え、前記紙幣投入口
は、薄幅のスリットとされたことを構成とする。
【0007】
【作用】上記構成よりなる本発明では、内箱の薄幅のス
リットからなる紙幣投入口が一旦投入した紙幣の該投入
口からの取り出しを不可能にする機能を果たすため、保
管操作の度毎の金庫としての施錠操作をなくすことがで
きる。そして、外箱は、その中に挿入された内箱の紙幣
取出口を遮蔽して、該取出口からの取り出しを不可能に
する機能を果たすと共に、内箱を重量物に固定して可搬
困難にし且つ解錠により重量物から分離可能にする仲介
手段として機能する。
リットからなる紙幣投入口が一旦投入した紙幣の該投入
口からの取り出しを不可能にする機能を果たすため、保
管操作の度毎の金庫としての施錠操作をなくすことがで
きる。そして、外箱は、その中に挿入された内箱の紙幣
取出口を遮蔽して、該取出口からの取り出しを不可能に
する機能を果たすと共に、内箱を重量物に固定して可搬
困難にし且つ解錠により重量物から分離可能にする仲介
手段として機能する。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は第1実施例を示すもので、この金庫
は、この例において、重量物としてのキャッシュレジス
ターとは別体に構成されて、外箱本体10と天板20と
を相互にネジ止めして成る外箱1と、外箱1に挿脱可能
な内箱3と、両箱1,3を相互に錠止めする施錠手段4
とから構成されている。外箱1は、それを図示しないレ
ジスター底板に固定する固着手段5,6と、内箱3を挿
脱する開口13とを備えている。内箱3は、外箱1への
挿入時に開口13から露出する紙幣投入口31と、外箱
1の天板20により遮蔽される紙幣取出口32とを備え
ている。そして、紙幣投入口31は、薄幅のスリットと
されている。
説明する。図1は第1実施例を示すもので、この金庫
は、この例において、重量物としてのキャッシュレジス
ターとは別体に構成されて、外箱本体10と天板20と
を相互にネジ止めして成る外箱1と、外箱1に挿脱可能
な内箱3と、両箱1,3を相互に錠止めする施錠手段4
とから構成されている。外箱1は、それを図示しないレ
ジスター底板に固定する固着手段5,6と、内箱3を挿
脱する開口13とを備えている。内箱3は、外箱1への
挿入時に開口13から露出する紙幣投入口31と、外箱
1の天板20により遮蔽される紙幣取出口32とを備え
ている。そして、紙幣投入口31は、薄幅のスリットと
されている。
【0009】以下、各部についてさらに詳述すると、外
箱本体10は、板材のプレス成形品から成り、上部が開
放され、底壁111とそれぞれ上縁に返し112を有す
る前後壁113,114と左右側壁115,116で四
囲を囲まれた箱型の本体フレーム11と、同じく板材の
プレス成形品から成り、本体フレーム11に溶接固定さ
れた補強用の一対のアングル12とで構成されている。
本体フレーム11の前壁113は、その上方が内側に向
かう傾斜壁とされ、その上端から底壁111に達する開
口13が形成されている。
箱本体10は、板材のプレス成形品から成り、上部が開
放され、底壁111とそれぞれ上縁に返し112を有す
る前後壁113,114と左右側壁115,116で四
囲を囲まれた箱型の本体フレーム11と、同じく板材の
プレス成形品から成り、本体フレーム11に溶接固定さ
れた補強用の一対のアングル12とで構成されている。
本体フレーム11の前壁113は、その上方が内側に向
かう傾斜壁とされ、その上端から底壁111に達する開
口13が形成されている。
【0010】本体フレーム11の両側壁115,116
には、前後一対宛で、それらの上端から所定深さ切り込
まれた合計4個の切欠14が形成されている。アングル
12は、本体フレーム11の両側壁に沿って配設され、
底壁111と側壁115,116の返し112に側縁部
を溶接固定されて本体フレーム11と一体化されてい
る。なお、本体フレーム11の底壁111には、その剛
性を高めるべく、内向きに突出するプレス打ち出し補強
15が形成され、後壁114には、透かし穴16が形成
され、前壁113の開口13の両側には、施錠手段4を
構成する通常の錠前が埋め込み固定されている。そし
て、この錠前のラッチは、アングル12に形成された孔
17を通して出入自在とされている。
には、前後一対宛で、それらの上端から所定深さ切り込
まれた合計4個の切欠14が形成されている。アングル
12は、本体フレーム11の両側壁に沿って配設され、
底壁111と側壁115,116の返し112に側縁部
を溶接固定されて本体フレーム11と一体化されてい
る。なお、本体フレーム11の底壁111には、その剛
性を高めるべく、内向きに突出するプレス打ち出し補強
15が形成され、後壁114には、透かし穴16が形成
され、前壁113の開口13の両側には、施錠手段4を
構成する通常の錠前が埋め込み固定されている。そし
て、この錠前のラッチは、アングル12に形成された孔
17を通して出入自在とされている。
【0011】天板20は、板材のプレス成形品から成
り、その中央部に上記打ち出し補強15と同様のプレス
打ち出し補強21が形成されているほか、その側縁から
外側に突出する前後一対宛の張出22が前記切欠14と
対応する位置に形成されている。そして、これら張出2
2の下面には、プレス打ち出しによる凸条(図にその中
の1個のみを点線で示す)23が下向きに突設されてい
る。これらの凸条23は、固着手段5(図にそのうちの
2個を、一方は取付け状態、他方は分解状態で示す)と
の係合部を構成している。なお、天板20は、図に示す
ネジ孔位置で本体フレーム11にネジ止めされることは
言うまでもない。
り、その中央部に上記打ち出し補強15と同様のプレス
打ち出し補強21が形成されているほか、その側縁から
外側に突出する前後一対宛の張出22が前記切欠14と
対応する位置に形成されている。そして、これら張出2
2の下面には、プレス打ち出しによる凸条(図にその中
の1個のみを点線で示す)23が下向きに突設されてい
る。これらの凸条23は、固着手段5(図にそのうちの
2個を、一方は取付け状態、他方は分解状態で示す)と
の係合部を構成している。なお、天板20は、図に示す
ネジ孔位置で本体フレーム11にネジ止めされることは
言うまでもない。
【0012】ここで、上記のようにネジ止め一体化され
た外箱1に係止される固着手段と、その係止態様を説明
する。固着手段の一方は、具体的には帯状板の外端を上
方に折り返した係止部51を有する連結金具5として構
成されており、その係止部51を除く部位には、上記凸
条23と組合せられ、張出22に対する横方向位置を適
宜設定可能なように、前後方向に延びる複数の長孔52
が所定のピッチで穿設されている。このように凸条23
に係合した連結金具5を抜け止め支持する他方の固着手
段たるブラケット6は、切欠14下方で本体フレーム1
1の側壁115,116に添付けられてネジ止めされる
締着部61と、その上端から直角に延びて連結金具5の
下面に当接する当接部62とを備えるL字形の金具とさ
れている。
た外箱1に係止される固着手段と、その係止態様を説明
する。固着手段の一方は、具体的には帯状板の外端を上
方に折り返した係止部51を有する連結金具5として構
成されており、その係止部51を除く部位には、上記凸
条23と組合せられ、張出22に対する横方向位置を適
宜設定可能なように、前後方向に延びる複数の長孔52
が所定のピッチで穿設されている。このように凸条23
に係合した連結金具5を抜け止め支持する他方の固着手
段たるブラケット6は、切欠14下方で本体フレーム1
1の側壁115,116に添付けられてネジ止めされる
締着部61と、その上端から直角に延びて連結金具5の
下面に当接する当接部62とを備えるL字形の金具とさ
れている。
【0013】一方、内箱3は、上記外箱1の本体フレー
ム11と同様に構成された内箱本体30を主体とし、前
壁は別体の断面L字状の前板34とされており、取出口
32を除く部分は天板37で覆われている。前板34の
低壁部は、内箱3の底壁に添接され、そこに溶接止めさ
れており、前壁部の上縁は内箱3の天板37を越えて上
方にやや突出しており、内箱3の引出し時の指掛けを構
成している。前板34の前壁部中央やや右側には、左右
方向に延びる投入口31が形成され、そのスリットの下
縁に沿って、棚状に張出す投入ガイド35が溶接止めさ
れている。このようにスリットの形成位置がやや右側に
寄っているのは、内箱3の左方前部に必要に応じて紙幣
の引込み機構を収容するためである。内箱3の上面の取
出口32は、蓋板33で覆われている。蓋板33の前部
には指掛け穴36が形成され、内箱本体30に対して取
外し自在とされている。この蓋板33は、図示のように
取出口32に単に載せるようにしてもよいし、後縁側を
蝶番等で内箱本体30に枢着して開閉自在とすることも
できる。なお、図において、符合38は施錠用の前記錠
前のラッチの係合孔を示し、この孔は、内箱側壁に左右
対称に形成されている。
ム11と同様に構成された内箱本体30を主体とし、前
壁は別体の断面L字状の前板34とされており、取出口
32を除く部分は天板37で覆われている。前板34の
低壁部は、内箱3の底壁に添接され、そこに溶接止めさ
れており、前壁部の上縁は内箱3の天板37を越えて上
方にやや突出しており、内箱3の引出し時の指掛けを構
成している。前板34の前壁部中央やや右側には、左右
方向に延びる投入口31が形成され、そのスリットの下
縁に沿って、棚状に張出す投入ガイド35が溶接止めさ
れている。このようにスリットの形成位置がやや右側に
寄っているのは、内箱3の左方前部に必要に応じて紙幣
の引込み機構を収容するためである。内箱3の上面の取
出口32は、蓋板33で覆われている。蓋板33の前部
には指掛け穴36が形成され、内箱本体30に対して取
外し自在とされている。この蓋板33は、図示のように
取出口32に単に載せるようにしてもよいし、後縁側を
蝶番等で内箱本体30に枢着して開閉自在とすることも
できる。なお、図において、符合38は施錠用の前記錠
前のラッチの係合孔を示し、この孔は、内箱側壁に左右
対称に形成されている。
【0014】なお、付加的な構成として、この金庫に
は、警報装置が設けられる。警報装置の具体的構成につ
いては任意であるが、例えば、金庫の持ち上げ、傾斜、
転倒、振動、あるいは所定の手順によらない解錠等を検
知するセンサでブザーや発光装置を作動させる構成とす
ることができる。この例では、金庫自体に取付けるセン
サ71とブザー72(図にそれらの配設位置を2点鎖線
で示す)から成る警報装置は、外箱1の後壁114にそ
れぞれネジ止め固定される。この取付け状態において、
警報装置のブザー72が透かし穴16の位置に設定さ
れ、ブザー音の箱外への放散を可能としている。そし
て、この警報装置を作動させる電源及びリセット手段を
内蔵させる場合は、外箱本体11とアングル12とで囲
まれる空間に電池ボックス及びリセットスイッチが配設
される。他方、屋外に設置される発光警報装置等を同時
に作動されるべく、前記センサ71と図示しない外部警
報装置とを接続するリード線の取り出し口又はコネクタ
18が側壁115に設けられている。
は、警報装置が設けられる。警報装置の具体的構成につ
いては任意であるが、例えば、金庫の持ち上げ、傾斜、
転倒、振動、あるいは所定の手順によらない解錠等を検
知するセンサでブザーや発光装置を作動させる構成とす
ることができる。この例では、金庫自体に取付けるセン
サ71とブザー72(図にそれらの配設位置を2点鎖線
で示す)から成る警報装置は、外箱1の後壁114にそ
れぞれネジ止め固定される。この取付け状態において、
警報装置のブザー72が透かし穴16の位置に設定さ
れ、ブザー音の箱外への放散を可能としている。そし
て、この警報装置を作動させる電源及びリセット手段を
内蔵させる場合は、外箱本体11とアングル12とで囲
まれる空間に電池ボックス及びリセットスイッチが配設
される。他方、屋外に設置される発光警報装置等を同時
に作動されるべく、前記センサ71と図示しない外部警
報装置とを接続するリード線の取り出し口又はコネクタ
18が側壁115に設けられている。
【0015】次に、以上のように構成された金庫の作用
を使用態様に沿って説明する。図2は、上記金庫のキャ
ッシュレジスターCRへの取付け状態を示している。図
に示すように、この実施例の場合、金庫は、キャッシュ
レジスターCRの支持脚Lの幅と高さ内に収まる寸法と
されている。このような取付けは、左右の連結金具5の
係止部51をキャッシュレジスターCRの底板Bの縁部
に嵌合して、底板Bを左右から挟み付け、その状態で図
1に示す凸条23に嵌合する長孔52を適宜選択して嵌
合させ、連結金具5の内端側を張出22の下面とブラケ
ット6の当接部62とで挟み付けるようにして、ブラケ
ット6を側壁115,116にネジ止めすることで行な
われる。特に、この連結金具5の形状は、金庫を種々の
寸法のキャッシュレジスター底板Bに何等の加工を施す
ことなく取付け可能とすることをねらっている。なお、
このとき、連結金具5の内端側は切欠部14を通して天
板20の下面とアングル12の上面とで形成される4壁
の返し112の厚さ分の間隙内に挿入される。
を使用態様に沿って説明する。図2は、上記金庫のキャ
ッシュレジスターCRへの取付け状態を示している。図
に示すように、この実施例の場合、金庫は、キャッシュ
レジスターCRの支持脚Lの幅と高さ内に収まる寸法と
されている。このような取付けは、左右の連結金具5の
係止部51をキャッシュレジスターCRの底板Bの縁部
に嵌合して、底板Bを左右から挟み付け、その状態で図
1に示す凸条23に嵌合する長孔52を適宜選択して嵌
合させ、連結金具5の内端側を張出22の下面とブラケ
ット6の当接部62とで挟み付けるようにして、ブラケ
ット6を側壁115,116にネジ止めすることで行な
われる。特に、この連結金具5の形状は、金庫を種々の
寸法のキャッシュレジスター底板Bに何等の加工を施す
ことなく取付け可能とすることをねらっている。なお、
このとき、連結金具5の内端側は切欠部14を通して天
板20の下面とアングル12の上面とで形成される4壁
の返し112の厚さ分の間隙内に挿入される。
【0016】図1に戻って、外箱1内にその開口13を
通して内箱3を挿入する。このとき、内箱3の底壁は、
外箱1の補強15に支持案内され、左右側壁はアングル
12の対峙する側面に案内されて、挿入の円滑化が図ら
れている。所定の位置まで挿入されると、内箱3の前板
34の面位置が外箱本体10の前壁113の面位置と一
致する。そこで、左右一対の施錠手段4により2重に錠
止する。この2重のロックは、解錠に対する安全性を高
めるためである。このようにすると、錠のラッチが孔1
7から突出して内箱3の孔38に係合し、内箱3は所定
の鍵により解錠なくしては引出しできなくなる。
通して内箱3を挿入する。このとき、内箱3の底壁は、
外箱1の補強15に支持案内され、左右側壁はアングル
12の対峙する側面に案内されて、挿入の円滑化が図ら
れている。所定の位置まで挿入されると、内箱3の前板
34の面位置が外箱本体10の前壁113の面位置と一
致する。そこで、左右一対の施錠手段4により2重に錠
止する。この2重のロックは、解錠に対する安全性を高
めるためである。このようにすると、錠のラッチが孔1
7から突出して内箱3の孔38に係合し、内箱3は所定
の鍵により解錠なくしては引出しできなくなる。
【0017】使用に際しては、投入ガイド35に下面を
案内させつつ投入口31のスリットから内箱3内に紙幣
を投入する。このような投入の繰り返しで、前方の紙幣
は次に投入される紙幣により順次内箱3の奥に送り込ま
れる。このようにして金庫内に仮蓄積された紙幣は、ス
リットからの取り出しは不可能で、2重のロックを解除
する正規の取り出しを除いて、金庫を破壊あるいは分解
しない限り取り出し不能となる。このようにして保管さ
れた紙幣は、所定の時期に回収して、他の安全な場所に
移される。
案内させつつ投入口31のスリットから内箱3内に紙幣
を投入する。このような投入の繰り返しで、前方の紙幣
は次に投入される紙幣により順次内箱3の奥に送り込ま
れる。このようにして金庫内に仮蓄積された紙幣は、ス
リットからの取り出しは不可能で、2重のロックを解除
する正規の取り出しを除いて、金庫を破壊あるいは分解
しない限り取り出し不能となる。このようにして保管さ
れた紙幣は、所定の時期に回収して、他の安全な場所に
移される。
【0018】上記実施例の金庫は、幅調整可能な固着手
段でキャッシュレジスターの底板を挟持する構成である
ため、従来のキャッシュレジスターに何等の改変を施す
ことなく組付け使用することができる利点がある。
段でキャッシュレジスターの底板を挟持する構成である
ため、従来のキャッシュレジスターに何等の改変を施す
ことなく組付け使用することができる利点がある。
【0019】ところで、キャッシュレジスターによって
は底板の両端を上方へ折り曲げたものがある。図3及び
図4はこうした構成のものに対応させるべく、固着手段
を一部変更した第2実施例を示す。この例では、外箱1
Aに関しては、天板20Aの各張出22Aの内側に左右
両側が開いた打ち出し形成による凹陥部24Aを形成
し、そこに連結金具5Aの内端側を挿通するようにし
て、外箱1A側支持の安定化を図ると共に、張出22A
部加工の簡略化のために凸条23をなくしている。
は底板の両端を上方へ折り曲げたものがある。図3及び
図4はこうした構成のものに対応させるべく、固着手段
を一部変更した第2実施例を示す。この例では、外箱1
Aに関しては、天板20Aの各張出22Aの内側に左右
両側が開いた打ち出し形成による凹陥部24Aを形成
し、そこに連結金具5Aの内端側を挿通するようにし
て、外箱1A側支持の安定化を図ると共に、張出22A
部加工の簡略化のために凸条23をなくしている。
【0020】一方、各連結金具5Aについては、それら
の外端を上方へ屈曲し、屈曲部53A先端を若干先鋭化
してキャッシュレジスター外壁と底板との間の隙間への
挿入を容易にしている。そして、先端近傍に内向きの一
対の抜け止め突起54Aを打ち出しにより形成してい
る。また、ブラケット6Aについては、その当接部62
Aの先端に第1実施例の凸条23に代わる上向きの突起
63Aを設けている。なを、その余の部分については実
質的に前記第1実施例のものと同様であるので、相当す
る部材符号にAを付加して示し、構成の説明に代える。
の外端を上方へ屈曲し、屈曲部53A先端を若干先鋭化
してキャッシュレジスター外壁と底板との間の隙間への
挿入を容易にしている。そして、先端近傍に内向きの一
対の抜け止め突起54Aを打ち出しにより形成してい
る。また、ブラケット6Aについては、その当接部62
Aの先端に第1実施例の凸条23に代わる上向きの突起
63Aを設けている。なを、その余の部分については実
質的に前記第1実施例のものと同様であるので、相当す
る部材符号にAを付加して示し、構成の説明に代える。
【0021】図4は上記構成より成る固着手段を用いた
キャッシュレジスターCRへの取付け態様を示す。図に
おいて、符号CAはキャッシュレジスターCRの外壁を
示し、BAは底板を示す。この場合、連結金具5Aの屈
曲部53Aは、その先端を外壁CAと底板BAとの間の
隙間にこじ入れることで挿入される。挿入後は抜け止め
突起54Aが底板BAの折り曲げ部上端に引っ掛かって
逆止め係合する。
キャッシュレジスターCRへの取付け態様を示す。図に
おいて、符号CAはキャッシュレジスターCRの外壁を
示し、BAは底板を示す。この場合、連結金具5Aの屈
曲部53Aは、その先端を外壁CAと底板BAとの間の
隙間にこじ入れることで挿入される。挿入後は抜け止め
突起54Aが底板BAの折り曲げ部上端に引っ掛かって
逆止め係合する。
【0022】以上、本発明をキャッシュレジスターに外
付け組付する実施例に基づき詳述したが、本発明は上述
の実施例のみに限定されることなく、特許請求の範囲に
記載の事項の範囲内で、種々に各部の具体的構成を変更
して実施可能なものである。例えば、本発明をキャッシ
ュレジスターに一体化して組込む形態で実施することも
でき、その場合、前記外箱は、キャッシュレジスターの
ボディとし、固着手段を省略することもできる。また、
重量物をキャッシュレジスターが置かれている会計カウ
ンターとすることもできる。
付け組付する実施例に基づき詳述したが、本発明は上述
の実施例のみに限定されることなく、特許請求の範囲に
記載の事項の範囲内で、種々に各部の具体的構成を変更
して実施可能なものである。例えば、本発明をキャッシ
ュレジスターに一体化して組込む形態で実施することも
でき、その場合、前記外箱は、キャッシュレジスターの
ボディとし、固着手段を省略することもできる。また、
重量物をキャッシュレジスターが置かれている会計カウ
ンターとすることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の金庫によ
れば、それ自体は小形、軽量であるにも拘らず、キャッ
シュレジスター、会計カウンター等の重量物への組付け
により、その可搬性を低下させて、持ち出しによる盗難
を防ぐ効果を上げることができ、しかも通常の現金出納
の際に、キャッシュレジスター操作位置のまま、ほとん
ど特別の手間を要せずに使用することができるため、高
額紙幣をキャッシュレジスター部あるいはその近傍に盗
難の恐れなく逐次保管することができる。
れば、それ自体は小形、軽量であるにも拘らず、キャッ
シュレジスター、会計カウンター等の重量物への組付け
により、その可搬性を低下させて、持ち出しによる盗難
を防ぐ効果を上げることができ、しかも通常の現金出納
の際に、キャッシュレジスター操作位置のまま、ほとん
ど特別の手間を要せずに使用することができるため、高
額紙幣をキャッシュレジスター部あるいはその近傍に盗
難の恐れなく逐次保管することができる。
【図1】本発明の第1実施例の全体構成を示す一部分解
斜視図である。
斜視図である。
【図2】上記実施例のキャッシュレジスターへの取付け
状態を模式化して示す正面図である。
状態を模式化して示す正面図である。
【図3】キャッシュレジスターへの取付け手法を変更し
た第2実施例の取付け部構成を示す分解斜視図である。
た第2実施例の取付け部構成を示す分解斜視図である。
【図4】上記実施例のキャッシュレジスターへの取付け
状態を模式化して示す部分断面図である。
状態を模式化して示す部分断面図である。
1 外箱 3 内箱 4 施錠手段 13 開口 31 紙幣投入口 32 紙幣取出口
Claims (1)
- 【請求項1】 重量物に付設する外箱と、該外箱に挿脱
可能な内箱と、前記両箱を相互に錠止めする施錠手段と
からなり、前記外箱は、前記内箱を挿脱する開口を備
え、前記内箱は、前記外箱への挿入時に前記開口から露
出する紙幣投入口と、前記外箱により遮蔽される紙幣取
出口とを備え、前記紙幣投入口は、薄幅のスリットとさ
れたことを特徴とする高額紙幣逐次投入金庫。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22454292A JPH0668355A (ja) | 1992-02-13 | 1992-08-03 | 高額紙幣逐次投入金庫 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5884192 | 1992-02-13 | ||
JP4-58841 | 1992-02-13 | ||
JP22454292A JPH0668355A (ja) | 1992-02-13 | 1992-08-03 | 高額紙幣逐次投入金庫 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668355A true JPH0668355A (ja) | 1994-03-11 |
Family
ID=26399856
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22454292A Pending JPH0668355A (ja) | 1992-02-13 | 1992-08-03 | 高額紙幣逐次投入金庫 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0668355A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4901117A (en) * | 1988-10-03 | 1990-02-13 | Xerox Corporation | Sheet feeder for second pass copy substrate |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP22454292A patent/JPH0668355A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4901117A (en) * | 1988-10-03 | 1990-02-13 | Xerox Corporation | Sheet feeder for second pass copy substrate |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010202 |