JPH0668019A - Dma制御装置 - Google Patents

Dma制御装置

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JPH0668019A
JPH0668019A JP22282492A JP22282492A JPH0668019A JP H0668019 A JPH0668019 A JP H0668019A JP 22282492 A JP22282492 A JP 22282492A JP 22282492 A JP22282492 A JP 22282492A JP H0668019 A JPH0668019 A JP H0668019A
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dma
address
data
processing unit
central processing
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JP22282492A
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Toshiyuki Shimizu
俊幸 清水
Hiroaki Ishihata
宏明 石畑
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】DMA起動の際に行うデータ設定を簡素化する
ことにより、DMA起動の高速化を実現するDMA制御
装置を提供することを目的とする。 【構成】中央処理装置CPUからのアドレス信号のDM
A起動命令となる上位アドレス信号aをデコードするデ
コーダDEC、中央処理装置CPUからのアドレス信号
aの中位アドレス信号を、メモリMEMへアクセスする
際のスタートアドレスとして保持するレジスタMADD
R、中央処理装置CPUからのアドレス信号aの下位ア
ドレス信号を、DMA転送による転送データカウント数
として保持するレジスタCNT、デコーダDECによる
デコードの結果により、DMA起動コマンドが指定され
ていればDMAを起動し、DMAによるデータ転送を制
御するシーケンサSEQで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中央処理装置を介さず
にメモリとデバイスとの間でデータ転送を行うDMA転
送の制御をするDMA制御装置に関する。現在、計算機
システムにおいて、メモリとデバイスとの間で高速にデ
ータ転送するために、データ転送の際に中央処理装置を
介さないDMAがある。
【0002】そのDMAによるデータ転送を制御するも
のがDMA制御装置(DMAコントローラー)であり、
DMAを起動する際には、そのDMA制御装置が有する
複数のレジスタへデータ設定を行う必要がある。
【0003】
【従来の技術】図9は、従来例を示す図である。図9に
示すように、アドレスバスおよびデータバスを有するバ
スBUSに、中央処理装置CPU、DMAコントローラ
ーDMAC’、メモリMEM、デバイスDEVが接続さ
れている。
【0004】従来のDMAコントローラーの例として、
1988年1月発行の「富士通半導体デバイス・PRO
CESSOR MANUAL GMICRO F32/DMAC
MB92411 ユーザーズマニュアル」に記載のものがあ
る。この刊行物の記載について図9を使用して以下簡単
に説明を行う。DMAコントローラーDMAC’は、上
記刊行物に記載のように、データ転送元(ソースデバイ
ス)のアドレスを設定するソースアドレスレジスタSA
R、データ転送先(デスティネーションデバイス)のア
ドレスを設定するデスティネーションアドレスレジスタ
DAR、DMAによって転送するデータの転送バイト数
を設定するためのバイトカウントレジスタCNT’、ソ
ース、デスティネーション、I/Oデバイスに関する機
能や、データの転送方向を設定するための動作定義レジ
スタODR等のレジスタ群、転送アドレスの更新および
転送データバイト数の更新等のDMAコントローラーD
MAC’の全体の制御を行うシーケンサSEQ’で構成
される。
【0005】図9に示すように、従来、DMAを行う場
合には、まず、中央処理装置CPUがバスBUS内のア
ドレスバスによりアドレス信号を送信する。ここで、ア
ドレス信号は32ビットとする。そのアドレス信号の上
位16ビットを図示しないデコーダによってデコード
し、そのデコードの結果、DMAコントローラーDMA
C’内部レジスタへのデータの書き込みが指示されてい
れば、DMAコントローラーDMAC’内部の各レジス
タにDMA転送の際に必要なデータの設定を開始する。
【0006】DMAコントローラーDMAC’は上記ア
ドレス信号の下位16ビットをDMAコントローラーD
MAC’内のデコーダDEC’によってデコードする。
そのアドレス信号の下位16ビット内では、バスBUS
内のデータバスで転送されるデータをDMAコントロー
ラーDMAC’内のどのレジスタに書き込むか指定され
ている。
【0007】例えば、デコーダDEC’によってデコー
ドしたアドレス信号の下位16ビット内で、ソースアド
レスレジスタSARが指定されていると、メモリMEM
に対するアクセスを行うためのスタートアドレスがバス
BUS内のデータバスによってソースアドレスレジスタ
SARに設定される。上記のように、アドレスバスのア
ドレス信号によって、DMAコントローラーDMAC’
の各レジスタ、ソースアドレスレジスタSAR、デステ
ィネーションアドレスレジスタDAR、バイトカウント
レジスタCNT’、動作定義レジスタODR等を指定し
て、そのアドレス信号によって指定したレジスタに対し
てデータバスにより送信される送信されるデータの設定
を行い、DMA起動のための準備をする。
【0008】この図9では各レジスタを1つのレジスタ
MADDR’として表しているが、実際には複数のレジ
スタが存在する。DMAコントローラーDMAC’内の
各レジスタにデータの設定が終了すると、中央処理装置
CPUからDMAコントローラーDMAC’にDMA起
動の指示がされる。
【0009】ここで、動作定義レジスタODRでソース
デバイスをメモリMEM、デスティネーションデバイス
をデバイスDEVと定義しているものとし、以下、DM
Aによるデータ転送について説明する。DMAコントロ
ーラーDMAC’は中央処理装置CPUからDMA起動
の指示を受けると、ソースアドレスレジスタSARに保
持しているソースデバイスのアドレス、すなわち、メモ
リMEMのアドレスからデータを読み出し、デスティネ
ーションアドレスレジスタDARに保持しているデステ
ィネーションデバイスのアドレス、すなわち、デバイス
DEVのアドレスにデータの転送を行う。
【0010】シーケンサSEQ’はソースアドレスレジ
スタSAR、デスティネーションアドレスレジスタDA
Rが各々保持しているアドレスをカウントアップさせな
がら、メモリMEMからデバイスDEVにデータの転送
を行い、データが1バイト転送されるごとに、バイトカ
ウントレジスタCNT’に保持されている転送バイトカ
ウント数をカウントダウンする。
【0011】上記のデータ転送処理をバイトカウントレ
ジスタCNT’に設定されている転送バイト数が0にな
るまで行い、バイトカウントレジスタCNT’の転送バ
イト数が0になった時点でDMAによるデータ転送を終
了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、DMA
によるデータ転送を行う場合には、DMAコントローラ
ー内の各レジスタにDMA起動のためのデータ設定を行
う必要がある。そのデータ設定は、中央処理装置CPU
からバスBUS内のアドレスバスで送信されるアドレス
信号によってDMAコントローラー内の1つのレジスタ
を指定して、バスBUS内のデータバスで送信されるデ
ータを書き込む。
【0013】このデータ設定の動作をDMA起動のため
に必要とするDMAコントローラー内のレジスタの数の
分、繰り返して行わなければならなかった。よって、D
MA起動のためのDMAコントローラー内のレジスタへ
のデータ設定に一定の時間がかかるため、少量のデータ
を転送する際には、中央処理装置CPUを介したメモリ
とデバイスとのデータ転送にかかる時間よりも、DMA
を使用した場合のほうがかえってデータ転送に時間がか
かり、DMAによるデータ転送が意味をなさないという
問題を生じていた。
【0014】本発明は、DMA起動の際に行うデータ設
定を簡素化することにより、DMA起動の高速化を実現
するDMA制御装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理図である。図中、DMACはDMAコントローラーで
あり、デコーダDEC、レジスタMADDR、レジスタ
CNTおよびシーケンサSEQで構成される。DECは
デコーダであり、中央処理装置CPUからのアドレス信
号aのDMA起動命令となる上位アドレス信号をデコー
ドするものである。
【0016】MADDRはレジスタであり、中央処理装
置CPUからのアドレス信号aの中位アドレス信号を、
メモリMEMへアクセスする際のスタートアドレスとし
て保持するものである。CNTはレジスタであり、中央
処理装置CPUからのアドレス信号aの下位アドレス信
号を、DMA転送による転送データカウント数として保
持するものである。
【0017】SEQはシーケンサであり、デコーダDE
Cによるデコードの結果により、DMA起動命令が指定
されていればDMAを起動し、DMAによるデータ転送
を制御するものである。図2は本発明の第2の原理図で
ある。図中、デコーダDECおよびシーケンサSEQは
前述の図1と同様であるため、その具体的な説明を省略
する。
【0018】MADDRはレジスタであり、中央処理装
置CPUからのアドレス信号aの下位アドレス信号を、
メモリMEMへアクセスする際のスタートアドレスとし
て保持するものである。CNTはレジスタであり、中央
処理装置CPUからのデータ信号dの下位アドレス信号
を、DMA転送による転送データカウント数として保持
するものである。
【0019】図3は本発明の第3の原理図である。図
中、デコーダDECおよびシーケンサSEQは前述の図
1および図2と同様であるため、その具体的な説明を省
略する。MADDRはレジスタであり、中央処理装置C
PUからのデータ信号dを、メモリMEMへアクセスす
る際のスタートアドレスとして保持するものである。
【0020】CNTはレジスタであり、中央処理装置C
PUからのアドレス信号aの下位アドレス信号を、DM
A転送による転送データカウント数として保持するもの
である。図4は本発明の第4の原理図である。図中、シ
ーケンサSEQは前述の図1、図2および図3と同様で
あるため、その具体的な説明を省略する。
【0021】DECはデコーダであり、中央処理装置C
PUからのDMA起動命令となるアドレス信号aをデコ
ードするものである。MADDRはレジスタであり、中
央処理装置CPUからのデータ信号dの上位アドレス信
号を、メモリMEMへアクセスする際のスタートアドレ
スとして保持するものである。
【0022】CNTはレジスタであり、中央処理装置C
PUからのデータ信号dの下位アドレス信号を、DMA
転送による転送データカウント数として保持するもので
ある。
【0023】
【作用】図1に示すように、請求項1では中央処理装置
CPUから接続されるアドレスバスによって送信される
アドレス信号aの上位アドレスをDMA起動命令、中位
アドレスをメモリMEMへのアクセスのスタートアドレ
ス、下位アドレスを転送データカウント数としている。
【0024】そして、その上位アドレスをデコーダDE
Cによってデコードし、中位アドレスをレジスタMAD
DRに設定し、下位アドレスをレジスタCNTに設定す
るようにしている。そのため、従来、アドレスバスによ
って送信されるアドレス信号をデコーダによってデコー
ドし、そのデコーダによってデコードされたアドレス信
号で指定されているレジスタに、データバスによって送
信されるデータ信号を設定することがなくなる。
【0025】よって、データバスによって送信されるデ
ータ信号を各レジスタに設定するためのハードウェアが
必要なくなり、また、データ信号をデコードする必要が
なくなるため、ハードウェアの簡素化および処理の高速
化が図れる。また、請求項2、請求項3、請求項4によ
って、アドレスバスによって送信されるアドレス信号、
データバスによって送信されるデータ信号の組合せによ
るメモリMEMへアクセスする際のスタートアドレス、
DMA転送による転送データカウント数のデータを一度
にレジスタMADDRおよびレジスタCNTに設定する
ため、データ設定のための時間が節約される。
【0026】請求項5において、メモリMEMからデバ
イスDEVにデータ転送を行っていないメモリMEMの
アドレスを参照不可とするようにしたことにより、デー
タ転送の途中においても、送信しようとするメモリME
Mのデータを更新できるようにしている。請求項6にお
いて、デバイスDEVからメモリMEMにデータ転送が
行われたメモリMEMのアドレス以外を参照不可とする
ようにしたことにより、データ転送の途中においても、
転送されたデータを格納しているメモリMEMを参照で
きるようにしている。
【0027】請求項7において、シーケンサSEQによ
って、データ転送終了まで中央処理装置CPUの動作を
停止させ、中央処理装置CPUが動作することをデータ
転送の終了としている。これにより、データ転送が終了
した際に、中央処理装置CPUにより行われるデータ転
送終了を調べる割り込みにかかる時間をなくしている。
【0028】
【実施例】以下、図面を用いて実施例を詳細に説明す
る。図5は、本発明によるDMA転送のためのシステム
構成図である。まず、第1の実施例について説明する。
図1は、本発明による第1の実施例を示す図であり、D
MAコントローラー(DMAC)の構成図である。
【0029】本発明のシステム構成は、図5に示すよう
になっており、アドレスバスおよびデータバスを有する
バスBUSに、中央処理装置CPU、DMAコントロー
ラーDMAC、メモリMEM、デバイスDEVが接続さ
れている。ここでアドレスバスおよびデータバスは、例
えば、それぞれ32ビットのバスとする。
【0030】そのDMAコントローラーDMACは、図
1に示すように、デコーダDEC、レジスタMADDR
およびCNT、シーケンサSEQで構成され、デコーダ
DECは中央処理装置CPUから送信されるアドレス信
号aのうちの上位アドレスをデコードし、レジスタMA
DDRはアドレス信号aの中位アドレスを保持し、レジ
スタCNTはアドレス信号aの下位アドレスを保持し、
シーケンサSEQはDMAコントローラーDMACの全
体の制御を行うものである。
【0031】本実施例では、例えば、アドレス信号aの
上位アドレスをアドレス信号a〔31:28〕、中位ア
ドレスをアドレス信号a〔27:10〕、下位アドレス
をアドレス信号a〔9:0〕とする。従来例と同様に、
中央処理装置CPUはDMAコントローラーDMAC内
の各レジスタに対してDMA起動のためのデータ設定を
行う。
【0032】図1に示すように、DMAを行う場合に
は、まず、中央処理装置CPUがバスBUS内のアドレ
スバスによりアドレス信号を送信する。DMAコントロ
ーラーDMACにアドレス信号が送信されると、そのア
ドレス信号a〔31:28〕をDMAコントローラーD
MAC内のデコーダDECがデコードしてDMA起動コ
マンドかどうか調べる。
【0033】そのDMA起動コマンドは、メモリMEM
からデバイスDEVへのデータ転送(以下、送信DMA
と称する)、デバイスDEVからメモリMEMへのデー
タ転送(以下、受信DMAと称する)の指定、データ転
送対象となるデバイスの指定、データ転送終了時に割り
込みを出力するかの指定、データ転送終了信号をデバイ
スに出力するかどうかの指定、バスサイクルで使用する
データサイズの指定、データ転送のデバイス優先順位の
指定をするものである。
【0034】レジスタMADDRに保持されているアド
レス信号a〔27:10〕はDMAアドレスであり、デ
バイスDEVとメモリMEMとの間でデータ転送処理を
行う際に、メモリMEMのスタードアドレスを指定する
ものである。また、レジスタCNTに保持されているア
ドレス信号a〔9:0〕は転送データカウント数であ
り、DMAによって転送するデータ量を指定するもので
ある。
【0035】ここで、図1および図6を使用して、送信
DMAについて説明する。図6は送信DMAのフローチ
ャートである。まず、DMA起動待機状態で、図1に示
す中央処理装置CPUからDMAコントローラーDMA
Cに対して書き込み信号WTが送信され、かつ、バスB
US内のアドレスバスにより送信されるアドレス信号a
〔31:28〕をデコーダDECがデコードした結果、
そのアドレス信号a〔31:28〕でDMA起動コマン
ドの送信DMAが指定されていると、送信DMAのため
の起動準備がされる(図6のS1)。
【0036】送信DMAが指定されると、レジスタMA
DDRはアドレス信号a〔27:10〕をメモリMEM
にアクセスするスタートアドレスとして保持し、レジス
タCNTはアドレス信号a〔9:0〕をDMAによって
転送されるデータのカウントとして保持する(図6のS
2)。そして、DMAコントローラーDMAC内のシー
ケンサSEQは、デスティネーションデバイスであるデ
バイスDEVからデータ書き込み可能信号REQが送信
されたかどうか判定する(図6のS3)。
【0037】データ書き込み可能信号REQがデバイス
DEVからシーケンサSEQに送信された場合には、デ
バイスDEVに対して、デバイスDEVに対するアクセ
ス信号SEL、書き込み信号RWを送信し、メモリME
Mに対して、メモリMEMに対するアクセス信号MS
L、読み出し信号MRWを送信する。また、レジスタM
ADDRに保持されているアドレスをスタートアドレス
としてメモリMEMからデータを読み出し、デバイスD
EVにデータを転送する(図6のS4)。
【0038】レジスタMADDRで指定されたメモリM
EMのアドレスに格納されているデータの転送が終わる
と、シーケンサSEQはレジスタMADDRで保持して
いるアドレスをカウントアップし、レジスタCNTで保
持している転送データカウント数をカウントダウンする
(図6のS5)。その後、メモリMEMからDMAコン
トローラーDMACのシーケンサSEQに対して、メモ
リアクセスが完了したことを示す信号RDYが送信され
る(図6のS6)。
【0039】上記のステップS3〜S6をレジスタCN
Tが0になるまで続ける。レジスタCNTが0になると
(図6のS7)、シーケンサSEQは中央処理装置CP
Uに対してアクセス終了信号ACKを送信して送信DM
Aを終了させ(図6のS8)、中央処理装置CPUを動
作状態にする。次に、図1および図7を使用して受信D
MAについて説明する。
【0040】図7は受信DMAのフローチャートを示す
図である。まず、図1に示す中央処理装置CPUからD
MAコントローラーDMACに対して書き込み信号WT
が送信され、かつ、バスBUS内のアドレスバスにより
送信されるアドレス信号a〔31:28〕をデコーダD
ECがデコードした結果、そのアドレス信号a〔31:
28〕でDMA起動コマンドの受信DMAが指定されて
いると、受信DMAのための起動準備がされる(図7の
S11)。
【0041】受信DMAが指定されると、レジスタMA
DDRはアドレス信号a〔27:10〕をメモリMEM
にアクセスするスタートアドレスとして保持し、レジス
タCNTはアドレス信号a〔9:0〕をDMAによって
転送されるデータのカウントとして保持する(図7のS
12)。DMAコントローラーDMAC内のシーケンサ
SEQは、ソースデバイスであるデバイスDEVからデ
ータ読み出し可能信号REQが送信されたかどうか判定
する(図7のS13)。
【0042】デバイスDEVからデータ読み出し可能信
号REQが送信されない場合には、中央処理装置CPU
がメモリMEMに対してデータの書き込み処理または読
み出し処理の要求を行っているかを判定する(図7のS
14)。中央処理装置CPUからの書き込み処理または
読み出し処理の要求がなければ、再び、ステップS13
に戻る。
【0043】中央処理装置CPUからの書き込み処理ま
たは読み出し処理の要求があれば、その中央処理装置C
PUがアクセスしているメモリMEMのアドレスがレジ
スタMADDRに現在保持されているアドレスと、その
アドレスにレジスタCNTに現在保持している値を加え
たアドレスとの範囲内にあるかどうか判定する(図7の
S15)。
【0044】中央処理装置CPUがアクセスしているメ
モリMEMのアドレスが上記アドレス範囲内にない場合
には、中央処理装置CPUに対してアクセス終了信号A
CKを送信し(図7のS17)、ステップS13に戻
る。デバイスDEVがアクセスしているメモリMEMの
アドレスが上記アドレス範囲内にある場合には中央処理
装置CPUに対して割り込みを行いステップS13に戻
る。または、アクセス終了信号ACKを返さずに、中央
処理装置CPUをホールドする(図7のS16)。
【0045】また、デバイスDEVからDMAコントロ
ーラーDMAC内のシーケンサSEQに対してデータ読
み出し可能信号REQが送信された場合には、シーケン
サSEQはデバイスDEVに対して、デバイスDEVに
対するアクセス信号SEL、読み出し信号RWを送信
し、メモリMEMに対して、メモリMEMに対するアク
セス信号MSL、書き込み信号MRWを送信する。ま
た、レジスタMADDRに保持されているアドレスでメ
モリMEMにデータを書き込むアドレスを指定し、デバ
イスDEVの指定されたアドレスからデータを読み出
し、メモリMEMにデータを転送する(図7のS1
8)。
【0046】レジスタMADDRで指定されたメモリM
EMのアドレスに格納されているデータの転送が終わる
と、シーケンサSEQはレジスタMADDRで保持して
いるアドレスをカウントアップし、レジスタCNTで保
持している転送データカウント数をカウントダウンする
(図7のS19)。その後、メモリMEMからDMAコ
ントローラーDMACのシーケンサSEQに対して、メ
モリアクセスが完了したことを示す信号RDYが送信さ
れる(図7のS20)。
【0047】上記のステップS13〜S21をレジスタ
CNTが0になるまで続ける。レジスタCNTが0にな
ると、再び、DMA起動待機状態に戻る(図7のS2
1)。本実施例では、図5に示すシステム構成を用いて
説明したが、図8(a)に示すように、DMAコントロ
ーラーDMACとデバイスDEVを直結して、バスの衝
突を少なくするシステム構成や、同図(b)に示すよう
に、DMAコントローラーDMACと中央処理装置CP
Uを直結して、中央処理装置CPUが出力するアドレス
を監視し、受信中のメッセージに対するアクセスを可能
とするシステム構成をとってもよい。
【0048】さらに、以下に他の実施例について説明を
行うが、いずれの実施例においてもアドレスバスおよび
データバスは32ビットとする。次に第2の実施例につ
いて説明する。図2は第2の実施例を示す図である。第
2の実施例では、デコーダDECは中央処理装置CPU
から送信されるアドレス信号a〔31:0〕のうちのア
ドレス信号a〔31:28〕をデコードし、レジスタM
ADDRはアドレス信号a〔27:0〕を保持し、レジ
スタCNTはデータ信号d〔31:0〕を保持するよう
に構成する。
【0049】次に第3の実施例について説明する。図3
は第3の実施例を示す図である。第3の実施例では、デ
コーダDECは中央処理装置CPUから送信されるアド
レス信号a〔31:0〕のうちのアドレス信号a〔3
1:28〕をデコードし、レジスタCNTはデータ信号
a〔27:0〕を保持し、レジスタMADDRはデータ
信号d〔31:0〕を保持するように構成する。
【0050】図4は第4の実施例を示す図である。第4
の実施例では、デコーダDECは中央処理装置CPUか
ら送信されるアドレス信号a〔31:0〕をデコード
し、レジスタMADDRはデータ信号d〔31:0〕の
うちのデータ信号d〔31:10〕を保持し、レジスタ
CNTはデータ信号a〔9:0〕を保持するように構成
する。
【0051】第2、第3、第4のいずれの実施例におい
ても、デコーダDECによるデコードした結果が、DM
A起動コマンドであれば、レジスタMADDRへのメモ
リMEMにアクセスする際のスタートアドレスの設定、
レジスタCNTへの転送データカウント数の設定が終了
すると、そのDMA起動コマンドの内容(送信DMAま
たは受信DMA)に応じて、前記第1の実施例の説明に
使用した図6または図7のフローチャートに基づいて、
DMA起動およびDMAによるデータ転送が行われる。
【0052】各実施例において、デコーダDECによる
デコード、レジスタMADDRおよびレジスタCNTに
保持するアドレス信号またはデータ信号の範囲は上記に
限ったものではない。また、図6に示した送信DMAの
フローチャートのステップS3に、図7に示した受信D
MAのフローチャートのステップS14〜S16のアド
レス範囲検査処理を付加する。
【0053】上記により、送信DMAにおいて、既にデ
バイスDEVからデータが送信されたメモリMEMのア
ドレスの部分に対して、他のデータの書き込みを許可す
るようにできる。さらに、図7に示した受信DMAのフ
ローチャートのステップS7によって、レジスタCNT
の値が0になった後に、シーケンサSEQから中央処理
装置CPUに対してアクセス終了信号ACKを送信する
ことにより、全てのデータが受信されるまで中央処理装
置CPUの動作を停止させるようにすることもできる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DMA起動の際に必要とされるレジスタへのデータ設定
が簡素化され、DMA起動の高速化が図れるため、少量
のデータ転送に対してもDMAが有効に利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理図兼実施例図である。
【図2】本発明の第2の原理図兼実施例図である。
【図3】本発明の第3の原理図兼実施例図である。
【図4】本発明の第4の原理図兼実施例図である。
【図5】本発明によるDMA転送のためのシステム構成
図である。
【図6】送信DMAのフローチャートである。
【図7】受信DMAのフローチャートである。
【図8】他のシステム構成を示す図であり、同図(a)
はDEVとDMACを直結したシステム構成を示す図で
あり、同図(b)はCPUとDMACを直結したシステ
ム構成を示す図である。
【図9】従来例を示す図である。
【符号の説明】 DMAC,DMAC’ DMAコントローラー DEC,DEC’ デコーダ MADDR,MADDR’,CNT,CNT’ レジス
タ CPU 中央処理装置 MEM メモリ DEV デバイス BUS バス

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも中央処理装置(CPU)とア
    ドレスバスで接続され、該中央処理装置(CPU)を介
    さずメモリ(MEM)とデバイス(DEV)間でのDM
    A転送を制御するためのDMA制御装置において、 前記アドレスバスにより送信される前記中央処理装置
    (CPU)からのアドレス信号をDMA起動命令、メモ
    リ(MEM)のアドレス指定およびデータ転送量とする
    ことを特徴とするDMA制御装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも中央処理装置(CPU)とア
    ドレスバスおよびデータバスで接続され、該中央処理装
    置(CPU)を介さずメモリ(MEM)とデバイス(D
    EV)間でのDMA転送を制御するためのDMA制御装
    置において、 前記アドレスバスにより送信される前記中央処理装置
    (CPU)からのアドレス信号をDMA起動命令および
    メモリ(MEM)のアドレス指定とし、 前記データバスにより送信される該中央処理装置(CP
    U)からのデータ信号をデータ転送量とすることを特徴
    とするDMA制御装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも中央処理装置(CPU)とア
    ドレスバスおよびデータバスで接続され、該中央処理装
    置(CPU)を介さずメモリ(MEM)とデバイス(D
    EV)間でのDMA転送を制御するためのDMA制御装
    置において、 前記アドレスバスにより送信される前記中央処理装置
    (CPU)からのアドレス信号をDMA起動命令および
    データ転送量とし、 前記データバスにより送信される該中央処理装置(CP
    U)からのデータ信号をメモリ(MEM)のアドレス指
    定とすることを特徴とするDMA制御装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも中央処理装置(CPU)とア
    ドレスバスおよびデータバスで接続され、該中央処理装
    置(CPU)を介さずメモリ(MEM)とデバイス(D
    EV)間でのDMA転送を制御するためのDMA制御装
    置において、 前記アドレスバスにより送信される前記中央処理装置
    (CPU)からのアドレス信号をDMA起動命令とし、 前記データバスにより送信される該中央処理装置(CP
    U)からのデータ信号をメモリ(MEM)のアドレス指
    定およびデータ転送量とすることを特徴とするDMA制
    御装置。
  5. 【請求項5】 メモリ(MEM)とデバイス(DEV)
    との間のデータ転送を制御および監視するシーケンサ
    (SEQ)を有し、 該シーケンサ(SEQ)によって、メモリ(MEM)か
    らデバイス(DEV)にデータ転送が終了していないメ
    モリ(MEM)のアドレスを参照不可とするように構成
    したことを特徴とする前記請求項1乃至請求項4のいず
    れかに記載のDMA制御装置。
  6. 【請求項6】 前記シーケンサ(SEQ)によって、デ
    バイス(DEV)からメモリ(MEM)にデータ転送が
    行われていないメモリ(MEM)のアドレスを参照不可
    とするように構成したことを特徴とする前記請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載のDMA制御装置。
  7. 【請求項7】 データ転送が終了していないメモリ(M
    EM)のアドレスに対する中央処理装置(CPU)のア
    クセスがあった場合には、前記シーケンサ(SEQ)に
    よって、データ転送終了まで中央処理装置(CPU)の
    動作を停止させるように構成したことを特徴とする前記
    請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のDMA制御装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6274292B1 (en) * 1998-02-25 2001-08-14 Micron Technology, Inc. Semiconductor processing methods

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US6274292B1 (en) * 1998-02-25 2001-08-14 Micron Technology, Inc. Semiconductor processing methods

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