JPH0667731U - プラスチックブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 プラスチックフェンスを構成する表面板を具
備したプラスチックブロックを、一対の半割ブロック同
士の係着合体により簡単に組立てできるプラスチックブ
ロックに関する。 【構成】 角型の表面板と枠棧とが一体成形され、該枠
棧の少なくとも隅角部に凸状または凹状の係着部を設け
た一方の半割ブロックと、該一方の半割ブロックの凸状
係着部に符合する部位に凹状係着部を、そして凹状係着
部に符合する部位に凸状係着部を設けた他方の半割ブロ
ックとを、枠棧側同士で突合わせ合体してなるプラスチ
ックブロック。 【効果】 本考案によれば、プラスチックフェンスを構
成する表面板を具備したプラスチック製の半割ブロック
同士を係着合体して簡単に組立てできるので、簡単かつ
迅速に施工することができ工期の短縮が図れる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はプラスチックブロックに係り、詳しくはプラスチックフェンスを 構成する表面板を具備したプラスチックブロックを、一対の半割ブロック同 士の係着合体により簡単に組立てできるプラスチックブロック。

【０００２】

【従来技術とその課題】

従来、一般に採用されているコンクリート製のブロックフェンスは、重い コンクリートブロックを用い、該ブロック同士間にモルタルを詰めつつ積上 げ施工し、さらには美観向上のため表面をモルタル仕上げするなど重労働で あると共に職人の手間が掛り、施工に長期間を要すると云う問題がある。

【０００３】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決するものであって、その要旨は角型の表面板と枠棧 とが一体成形され、該枠棧の少なくとも隅角部に凸状または凹状の係着部を 設けた一方の半割ブロックと、該一方の半割ブロックの凸状係着部に符合す る部位に凹状係着部を、そして凹状係着部に符合する部位に凸状係着部を設 けた他方の半割ブロックとを、枠棧側同士で突合わせ合体してなるプラスチ ックブロックである。

【０００４】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面に基づき具体的に説明する。 図１は本考案 を組立てる状態を展開斜視図で示し、図２は組立てられた本考案を斜視図で 示す。

【０００５】 本考案は図１に展開斜視図で示す如く、角型の表面板１１と枠棧１２とが 一体に成形されたプラスチック製の半割ブロック１−１，１−２からなり、 一方の半割ブロック１−１の枠棧１２側に、他方の半割ブロック１−２の枠 棧１２側を矢印方向に突合わせたとき、枠棧１２の隅角部及び上下の枠棧１ ２，１２の中間部に形成した凸状係着部１２１と凹状係着部１２２同士が係 合し、図２に斜視図に示す如く合体して、簡単にブロックを組立てできる構 成のものである。

【０００６】 本考案の半割ブロック１−１，１−２に配設する凸状及び凹状の係着部は、 図１に示すもののほか一方の半割ブロック１−１に形成した凸状係着部１２ １に、他方の半割ブロック１−２に形成した凹状係着部１２２が係合する如 く、凸状係着部１２１及び凹状係着部１２２を配設したものであれば、同一 金型で成形できて好ましいがこれに拘束されない。

【０００７】 本考案の材質は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の汎 用プラスチックを用い射出成形法等により容易かつ生産性良く成形できる。

【０００８】

【考案の効果】

本考案は上記構成よりなるので下記効果を奏する。 即ち、本考案によれば、プラスチックフェンスを構成する表面板を具備し たプラスチック製の半割ブロック同士を係着合体して簡単に組立てでき工期 の短縮が図れると共に、半割ブロックは成形性良く低廉コストで成形できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を組立てる状態を展開斜視図で示す。

【図２】組立てられた本考案を斜視図で示す。

【符号の説明】

１−１ 半割ブロック １−２ 半割ブロック １１ 表面板 １２１ 凸状係着部 １２２ 凹状係着部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 角型の表面板と枠棧とが一体成形され、
   該枠棧の少なくとも隅角部に凸状または凹状の係着部を
   設けた一方の半割ブロックと、該一方の半割ブロックの
   凸状係着部に符合する部位に凹状係着部を、そして凹状
   係着部に符合する部位に凸状係着部を設けた他方の半割
   ブロックとを、枠棧側同士で突合わせ合体してなるプラ
   スチックブロック。