JPH0667654U - ルームエアコンの屋外機の縦置き屋根台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多種にわたるルームエアコンの屋外機の形状
寸法と、多様にわたる屋根面の勾配に対応できるルーム
エアコンの屋外機の縦置き屋根台を提供する。 【構成】 水平部１と垂直部２とを有するＬ型腕体３を
対向状態に設け、この水平部１に水平スライド杆８を被
嵌し、垂直部２に垂直スライド杆12を被嵌し、左右の水
平スライド杆８の先端部に連結金具13を介して上部固定
板22を付設し、左右の垂直部の下端に連結金具13を介し
て下部固定板23を付設する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は分離型ルームエアコンの屋外機の縦置き屋根台に係るものである。

【０００２】

【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】

現在、１０社以上のルームエアコンメーカーがルームエアコンを製造しており 、屋外機の形状や寸法も多種にわたっている。

【０００３】 また、この屋外機を取り付ける場所も屋外機が邪魔にならないように軒下の屋 根上や外壁体に横置きに取付られるものが多い。

【０００４】 本考案は、屋根の構造や屋根に通じる窓の関係や、ルームエアコンの室内での 設置位置上の制約から、屋外機を屋根上に縦置きに設置せざるを得ない場合、多 種にわたる屋外機の形状や寸法と多様にわたる屋根面の勾配の変化に対応してル ームエアコンの屋外機を屋根上に縦置きに設置できるルームエアコンの屋外機の 縦置き屋根台を提供するものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。

【０００６】 水平部１と垂直部２とで形成されるＬ字形状のＬ型腕体３を所定間隔をおいて 対向状態に設け、このＬ型腕体３の水平部１に所定間隔をおいて長孔４・４'を 穿設し、Ｌ型腕体３の垂直部２の下方に止着孔５を穿孔し、このＬ型腕体３の水 平部２に止着孔６・６と長孔７を穿設した断面チャンネル状の水平スライド杆８ を被嵌し、前記Ｌ型腕体３の水平部１の長孔４'と水平スライド杆８の止着孔６ ・６とを合致させてボルト９により両者を止着し、Ｌ型腕体３の水平部１の長孔 ４と水平スライド杆８の長孔７にルームエアコンの屋外機本体ａを止着するボル ト杆10・10を挿入してボルト杆10を長孔４・７内にスライド自在に設け、Ｌ型腕 体３の垂直部２に所定間隔で複数個の調節孔11を垂直方向に穿設したチャンネル 状の垂直スライド杆12を被嵌し、前記Ｌ型腕体３の垂直部２の止着孔５と該垂直 杆12の調節孔11とを合致させてボルト９により両者を止着し、前記左右の水平ス ライド杆８の先端部を、止着孔14を穿孔した基板15の左右縁16・17を上方に折り 曲げてチャンネル状に成形し基板15の前後縁18・19を下方に折り曲げてチャンネ ル状に成形した連結金具13の左右縁16・17間に挿入して連結ボルト20で軸着し、 この左右の連結金具13の前後縁18・19を所定間隔を置いて長孔21・21を穿設した 上部固定板22に被嵌して止着孔14・長孔21をボルト９により止着し、前記左右の Ｌ型腕体３の垂直部２の下端を連結金具13の左右縁16・17間に挿入し連結ボルト 20により軸着し、この左右の連結金具13の前後縁18・19を所定間隔を置いて長孔 21・21を穿設した下部固定板23に被嵌して止着孔14・長孔21をボルト９により止 着し、基端に軸受孔24を有し他端に長孔25を穿孔した左右のステー杆26の軸受孔 24を下部固定板23・連結金具13の左右の連結ボルト20に軸着し、他端の長孔25を 上部固定板22・連結金具13の左右の連結ボルト20に軸着し、前記上部固定板22， 下部固定板23の適当な位置に滑り止め部材27を設けたことを特徴とするルームエ アコンの屋外機の縦置き屋根台に係るものである。

【０００７】

【作用】

屋根台の上部固定板22部を屋根の棟側に下部固定板23部を軒側にして屋根台を 屋根上に据え付け、ルームエアコンの屋外機ａの巾に合わせて連結金具13を上・ 下部の固定板22・23上の左右にスライド移動せしめてボルト９で止着する。

【０００８】 左右のＬ型腕体３の水平部１上の水平スライド杆８を屋外機ａの長さ方向に合 わせて前後にスライドさせボルト９・９によりＬ型腕体３の水平部１と水平スラ イド杆８を固定する。

【０００９】 屋根の勾配に合わせて左右のＬ型腕体３の水平部１，水平スライド杆８の上面 が水平になるよう、左右のＬ型腕体３の垂直部２を垂直杆12内で上下スライド調 節してＬ型腕体３の垂直部２の止着孔５と垂直杆12の調節孔11が合致した孔同志 をボルト９で止着し、左右前後の連結ボルト20を締着し、連結金具13に垂直杆12 ，水平スライド杆８，ステー杆26を止着する。

【００１０】 左右のＬ型腕体３と水平スライド杆８上にエアコンの屋外機ａを載置しボルト 杆10で屋外機ａを止着する。

【００１１】

【実施例】

図面は本考案に好適な一実施例を図示したものである。

【００１２】 水平部１と垂直部２とで形成されるＬ字形状のＬ型腕体３を所定間隔をおいて 対向状態に設け、このＬ型腕体３の水平部１に所定間隔をおいて長孔４・４'を 穿設し、Ｌ型腕体３の垂直部２の下方に止着孔５を穿孔し、このＬ型腕体３の水 平部２に止着孔６・６と長孔７を穿設した断面チャンネル状の水平スライド杆８ を被嵌し、前記Ｌ型腕体３の水平部１の長孔４'と水平スライド杆８の止着孔６ ・６とを合致させてボルト９により両者を止着する。実施例ではこのボルト９を 頭部を円板形状に形成し、この頭部に矩形状の薄平板を溶接し、ボルト９の先端 を下方より長孔４'・止着孔６に挿し込んでナット29で締付するとき薄平板の長 径がＬ型腕体３の水平部１のチャンネル状断面の巾方向に当接しこの薄平板でボ ルト９の回り止めになるように設ける。

【００１３】 Ｌ型腕体３の水平部１の長孔４と水平スライド杆８の長孔７にルームエアコン の屋外機本体ａを止着するボルト杆10・10を挿入してボルト杆10を長孔４・７内 にスライド自在に設ける。実施例ではこのボルト杆10にボルト孔と先端に鍔部を 有する電気絶縁方式の円形ゴム座30を付設して屋外機ａ本体の据え付け足をワッ シャ，ナットで締付けるよう設ける。

【００１４】 Ｌ型腕体３の垂直部２に所定間隔で複数個の調節孔11を垂直方向に穿設したチ ャンネル状の垂直スライド杆12を被嵌し、前記Ｌ型腕体３の垂直部２の止着孔５ と該垂直杆12の調節孔11とを合致させてボルト９により両者を止着し、前記左右 の水平スライド杆８の先端部を、止着孔14を穿孔した基板15の左右縁16・17を上 方に折り曲げてチャンネル状に成形し基板15の前後縁18・19を下方に折り曲げチ ャンネル状に成形した連結金具13の左右縁16・17間に挿入して連結ボルト20で軸 着し、この左右の連結金具13の前後縁18・19を所定間隔を置いて長孔21・21を穿 設した上部固定板22に被嵌して止着孔14・長孔21をボルト９により止着する、実 施例ではこの上部固定板22を図のように所定の長さの平板の前後縁を開口部を上 方に向けてチャンネル状に折り曲げて形成した凹板22'の前縁を前方に突設して 下方に折り曲げて凸板22"を形成した形状に形成し、この上部固定板22に連結金 具13の前後縁18・18を被嵌し、連結金具13の止着孔14と上部固定板22の長孔21を ボルト９で止着するとき、ボルト９の頭部の薄平板の短径が上部固定板22の凸板 22"の内壁に当接してボルト９の回り止めになるよう設ける。

【００１５】 前記左右のＬ型腕体３の垂直部２の下端を連結金具13の左右縁16・17間に挿入 し連結ボルト20により軸着し、この左右の連結金具13の前後縁18・19を所定間隔 を置いて長孔21・21を穿設した下部固定板23に被嵌して止着孔14・長孔21をボル ト９により止着する。実施例ではこの下部固定板23を上部固定板22と同形同寸法 で製作し、下部固定板23を組付けるとき反転させて取付ける。

【００１６】 基端に軸受孔24を有し他端に長孔25を穿孔した左右のステー杆26の軸受孔24を 下部固定板23・連結金具13の左右の連結ボルト20に軸着し、他端の長孔25を上部 固定板22・連結金具13の左右の連結ボルト20に軸着し、前記上部固定板22，下部 固定板23の適当な位置に滑り止め部材27を設ける。実施例ではこの滑り止め部材 27を上方に開口部を有するチャンネル型のゴム製で成形しその両端縁で上部固定 板22，下部固定板23の前後の端縁を挾持し下面に滑り止めのため多数の三角形状 突起を突設する。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は上記のように構成したのでルームエアコン屋外機の形状や寸法に合わ せ左右のＬ型腕体を上・下部の固定板上を左右い移動して屋根台を屋外機本体の 巾方向に合致させ、Ｌ型腕体の水平部に水平スライド杆を前後に移動して屋根台 を屋外機本体の長さ方向に合致させＬ型腕体の垂直部を垂直杆内に上下に移動し て屋根勾配に合わせられるので、屋外機本体を据え付けるＬ型腕体の水平部と水 平スライド杆を水平に調整できるので多種にわたるルームエアコンの屋外機の形 状や寸法と、多様にわたる屋根面の勾配の変化に柔軟に対応してルームエアコン の屋外機を屋根上に縦置きに設置できる。また滑り止め部材を付設した上部固定 板，下部固定板は連結ボルトを軸として屋根勾配に合って自動的に角度が追従し て滑り止め部材の滑り止め部が屋根面と密着するので屋根台は安定した姿勢で屋 根上に設置できるとともに、屋根台はステー杆により三角形状のトラス構造を形 成するので軽量強固で実用的で便利なルームエアコンの屋外機の縦置き屋根台と なる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の斜視図である。

【図２】実施例の使用状態を示す斜視図である。

【図３】実施例の一部の側断面図である。

【符号の説明】

１ 水平部 ２ 垂直部 ３ Ｌ型腕体 ４，４’ 長孔 ５，６ 止着孔 ７ 長孔 ８ 水平スライド杆 ９ ボルト 10 ボルト杆 11 調節孔 12 垂直杆 13 連結金具 14 止着孔 15 基板 16，17 左右縁 18，19 前後縁 20 連結ボルト 21 長孔 22 上部固定板 23 下部固定板 24 軸受孔 25 長孔 26 ステー杆 27 滑り止め部材

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 水平部と垂直部とで形成されるＬ字形状
   のＬ型腕体を所定間隔をおいて対向状態に設け、このＬ
   型腕体の水平部に所定間隔をおいて長孔を穿設し、Ｌ型
   腕体の垂直部の下方に止着孔を穿孔し、このＬ型腕体の
   水平部に止着孔と長孔を穿設した断面チャンネル状の水
   平スライド杆を被嵌し、前記Ｌ型腕体の水平部の長孔と
   水平スライド杆の止着孔とを合致させてボルトにより両
   者を止着し、Ｌ型腕体の水平部の長孔と水平スライド杆
   の長孔にルームエアコンの屋外機本体を止着するボルト
   杆を挿入してボルト杆を長孔内にスライド自在に設け、
   Ｌ型腕体の垂直部に所定間隔で複数個の調節孔を垂直方
   向に穿設したチャンネル状の垂直スライド杆を被嵌し、
   前記Ｌ型腕体の垂直部の止着孔と該垂直杆の調節孔とを
   合致させてボルトにより両者を止着し、前記左右の水平
   スライド杆の先端部を、止着孔を穿孔した基板の左右縁
   7を上方に折り曲げてチャンネル状に成形し基板の前後
   縁を下方に折り曲げてチャンネル状に成形した連結金具
   の左右縁間に挿入して連結ボルトで軸着し、この左右の
   連結金具の前後縁を所定間隔を置いて長孔を穿設した上
   部固定板に被嵌して止着孔・長孔をボルトにより止着
   し、前記左右のＬ型腕体の垂直部の下端を連結金具の左
   右縁間に挿入し連結ボルトにより軸着し、この左右の連
   結金具の前後縁を所定間隔を置いて長孔を穿設した下部
   固定板に被嵌して止着孔・長孔をボルトにより止着し、
   基端に軸受孔を有し他端に長孔を穿孔した左右のステー
   杆の軸受孔を下部固定板・連結金具の左右の連結ボルト
   に軸着し、他端の長孔を上部固定板・連結金具の左右の
   連結ボルトに軸着し、前記上部固定板，下部固定板の適
   当な位置に滑り止め部材を設けたことを特徴とするルー
   ムエアコンの屋外機の縦置き屋根台。