JPH0667563A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH0667563A
JPH0667563A JP21895792A JP21895792A JPH0667563A JP H0667563 A JPH0667563 A JP H0667563A JP 21895792 A JP21895792 A JP 21895792A JP 21895792 A JP21895792 A JP 21895792A JP H0667563 A JPH0667563 A JP H0667563A
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JP
Japan
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fixing device
temperature
image forming
heat roller
turned
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Application number
JP21895792A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamada
博之 山田
Tadayuki Kajiwara
忠之 梶原
Tatsuya Yoshida
達哉 吉田
Yuji Majima
裕治 真島
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 定着器の温度上昇に対する定着器温度検知装
置の追従性に優れ、且つ定着器を短時間でウォーミング
アップさせることができる画像形成装置を提供する。 【構成】 電子写真プロセスを用いた画像形成装置にお
いて、定着器温度検知装置26の定着器ON要求状態に
おいても、定着器22を間欠的にON/OFFする。ま
た定着器温度検知装置26の検知温度結果に応じて可変
的にON/OFFのデューティを制御する。 【効果】 定着器22の温度上昇に定着器温度検知装置
26が十分追従し、定着器温度のオーバーシュート、高
温異常等が生じなくなる。また、短時間で定着器22を
ウォーミングアップさせることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感光体上に形成された静
電潜像をトナー粒子にて顕画化し、転写材としての用紙
にトナー像を転写させ、このトナー像を定着器の熱およ
び圧力によって定着させる画像形成装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】以下に従来の画像形成装置について説明
する。
【0003】図9は一般的な画像形成装置の構成図、図
10は一般的な画像形成装置のプロセスカートリッジの
拡大図、図11は一般的な定着器の拡大図、図12は従
来の画像形成装置の定着器温度検知装置により得られた
定着器温度と定着器のON/OFFのタイミングチャー
トである。
【0004】図9、図10及び図11において、1はア
ルミニウム等の管の外周面にセレン(Se)あるいは有
機光導電体(OPC)らの感光層が薄膜状に塗布された
感光体である。2は帯電器であり、タングステンワイヤ
ー等から成る帯電線3と金属板からなりコの字状に形成
し開口部内面を感光体1から対向して配置したシールド
板4と格子状等の穴が開けられたコロナ放電電子の整流
を行い感光体1の電位を制御するグリット板5によって
構成され、帯電線3に直流高圧電源装置(図示せず)が
グリット板5に定電圧装置(図示せず)がそれぞれ接続
されている。6は光学装置7から照射される露光光線で
あり、プリンタであれば画像データ光である。この露光
光線6はマイクロプロセッサ(図示せず)から信号によ
り制御され、所望の画像が感光体1上に静電潜像として
形成される。8は現像器であり、例えば2成分現像の場
合、一般にトナー9を収納するトナーホッパー10と、
トナー9と鉄粉等の磁性粒子であるキャリア11を収納
し、混合撹拌の後、内部に磁石を有する現像ローラ12
に搬送して磁気ブラシを形成させる現像バット13とか
ら成っている。14は転写材15を収納している転写材
カセットであり、この転写材カセット14から半月形を
した給紙ローラ16によって、転写材15が1枚ずつ転
写材搬送路17へ送り出される。18は転写材15を転
写材搬送路17に沿って搬送させるための搬送ローラ対
である。19は転写材15と感光体1上に形成されたト
ナー像の位置を一致させるため、一時的に転写材15を
停止待機させるためのレジストローラであり、従動ロー
ラ20に圧接協動している。21は感光体1上に形成さ
れたトナー像を転写材15上に転写するための転写器で
あり、プラスの高圧が印加される。22は内部に熱供給
源のハロゲンランプ23を有するヒートローラ24とプ
レッシャーローラ25とから成る定着器であり、熱を供
給するハロゲンランプ23をON/OFF制御すること
で、ヒートローラ24を一定温度に保ち、転写材15上
に転写されたトナー像をヒートローラ24とプレッシャ
ーローラ25の挾持回転に伴い圧力と熱によって転写材
15上に定着して画像を形成する。26はヒートローラ
の温度を検知する定着器温度検知装置である。27はク
リーニング装置であり、転写されずに感光体1上に残っ
た残留トナーを掻き取る。28はクリーニングされた感
光体1上の電荷を除去する除電器である。29は感光体
1と帯電器2とクリーニング装置27が一体化されたプ
ロセスカートリッジであり、帯電器2のシールド板4対
向する部分にはオゾン排出孔が開けられている。30は
機体本体31の側板に設けた開口を通して着脱自在に機
体本体31に装着され帯電器2内で発生するオゾンを吸
着分解するオゾンフィルタである。32は帯電器2内で
発生したオゾンを空気流と共に機体外部に排出するオゾ
ン排出用ファンである。
【0005】以上のように構成された従来の画像形成装
置についてその動作を図12のタイミングチャート、図
13のフローチャートに沿って説明する。
【0006】図12の定着器ON/OFFのタイミング
チャートにおいて、HI状態で定着器ON,LOW状態
で定着器OFFを示す。このタイミングチャートからも
分かるように、定着器制御の基本は定着器温度検知装置
26の検知温度が規定温度よりも低ければ定着器をON
し、高ければOFFするといった制御方式である。以下
図13のフローチャートに沿って詳細に説明する。
【0007】まず主電源がONされると、ウォーミング
アップのため、定着器温度検知装置26によりヒートロ
ーラ23の温度を検知する(ステップA)。検知した温
度が規定温度に達しているか否かの判断を行う(ステッ
プB)。定着器温度検知装置26の検知温度が、規定温
度より低温であれば、ハロゲンランプON要求信号HE
ATCNTをアクティブにし、ハロゲンランプ23をO
Nさせる(ステップC)。定着器温度検知装置26の温
度検知結果が規定温度に達するとHEATCNTをノン
アクティブにし、ハロゲンランプ23をOFFさせる
(ステップD)と共に、メインモータ(図示せず)を駆
動して、ヒートローラ24、プレッシャーローラ25を
回転させ、ヒートローラ24、プレッシャーローラ25
の温度を均一化させる。一定時間メインモータを回転さ
せた後、モータを停止し、ウォーミングアップを終了さ
せ、印字装置をスタンバイ状態にする。
【0008】スタンバイ状態においても、基本的制御は
同様でヒートローラ、定着器温度検知装置26は、ヒー
トローラ24の温度検知を行い(ステップA)、規定温
度に達しているか否かのチェックを行い(ステップ
B)、定着器温度検知装置26の検知温度が、規定温度
より低温であれば、ハロゲンランプON要求信号HEA
TCNTをアクティブにし、ハロゲンランプ23をON
させる(ステップC)。また定着器温度検知装置26の
温度検知結果が規定温度より高温であるとHEATCN
Tをノンアクティブにし、ハロゲンランプ23をOFF
させる(ステップD)。この(ステップA)から(ステ
ップD)を繰り返し、ヒートローラを一定温度に保つよ
う制御している。
【0009】また、印字状態の動作は、画像形成動作信
号が発せられると、図10において感光体1が矢印A方
向に回転を開始し、マイクロプロセッサ(図示せず)の
信号により帯電器2内の帯電線3に高圧電圧を直流的に
印加しコロナ放電を行わせ、グリット板5で定電圧にし
感光体1の表面を帯電させる。次に帯電された感光体1
の表面上にレーザビーム等の露光光線6を照射させる
と、感光体1上の露光光線6の照射された部分は電荷が
消え、静電的な潜像が形成される。
【0010】一方、現像バット13内のキャリア11と
トナー9は十分に摩擦帯電され、内部に磁石が配設され
た現像ローラ12の表面に吸着され、現像ローラ12の
回転によって現像部33へ搬送される。この現像部33
にてキャリア11とトナー9は磁気ブラシを形成し、感
光体1と接触する。この際、現像ローラ12と感光体1
間に電位差を与えると、感光体1上の静電潜像部にトナ
ー9が付着し可視像を形成して現像が終了する。感光体
1上に形成されたトナー像は図9において転写器21に
高圧を印加することによって、転写材カセット14から
転写材搬送路17に沿って送られてきた転写材15に一
括転写される。続いてトナー像が転写された転写材15
は定着器22に送られ、ここでヒートローラ24の熱と
加圧ローラ25との挾持回転によって定着され画像とし
て出力される。
【0011】定着器22の温度制御は、スタンバイ状態
と同様で、定着器温度検知装置26がヒートローラ24
の温度検知を行い(ステップA)、規定温度に達してい
るか否かの判断を行い(ステップB)、定着器温度検知
装置26の検知温度が、規定温度より低温であれば、ハ
ロゲンランプON要求信号HEATCNTをアクティブ
にし、ハロゲンランプ23をONさせる(ステップ
C)。また定着器温度検知装置26の温度検知結果が規
定温度より高温であるとHEATCNTをノンアクティ
ブにし、ハロゲンランプ23をOFFさせる(ステップ
D)。この(ステップA)から(ステップD)を繰り返
してヒートローラを一定温度に保つよう制御している
が、転写材15が定着器22に突入した際に、転写材1
5がヒートローラ24の熱を奪うため、スタンバイ状態
と比較して、ON時間は長くなる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来、定着器温度検知
装置のばらつき等による検知温度の誤差は、定着器の熱
容量が十分大きかったため、定着器の温度上昇に追従可
能で実用上問題なかった。
【0013】しかしながら、近年画像形成装置の小型化
要求が高まり、それにともない定着器も小型化が進んで
いる。図14は従来の定着器の温度制御装置を用いた場
合のウォーミングアップ時、スタンバイ時、及び印字時
の、実際のヒートローラの温度(実線参照)と、定着器
の温度検知装置に検知されたヒートローラの温度(破線
参照)を表した図である。
【0014】定着器の小型化により、定着器の熱容量が
減少し、ウォーミングアップ時、定着器に転写材である
用紙が突入してヒートローラの熱が奪われたとき等、ハ
ロゲンランプによりヒートローラに熱を供給すると、急
速にヒートローラの温度が上昇し、その温度上昇に定着
器温度検知装置が追従できず、実際のヒートローラより
も低い温度を検知してしまうといった問題点が発生し、
定着器温度のオーバーシュート、定着器高温異常等が生
じ、定着器の加熱のため、安全装置が動作し温度ヒュー
ズが切れてしまうといった不具合が発生していた。
【0015】従って本発明は、定着器の温度上昇に対す
る定着器温度検知装置の追従性にすぐれ、また定着器を
短時間でウォーミングアップさせることができる画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、定着器ON要
求状態においても、間欠的に定着器をON/OFFし、
定着器を徐々に暖めるようにした。また、定着器のウォ
ーミングアップ時間を短くするため、ON/OFF制御
を行うデューテイを定着器温度検知装置の温度検知結果
に基づいて可変させるようにした。
【0017】
【作用】本発明は上記した構成により、熱容量の小さな
小型の定着器において、急速にヒートローラを加熱して
も、定着器温度検知装置の検知誤差を丸め込み、定着器
の温度上昇に定着器温度検知装置が十分追従でき、定着
器加熱によるオーバーシュート、定着器高温異常の発生
を防止することが可能となる。また、短時間で定着器を
ウォーミングアップさせることが可能となる。
【0018】
【実施例】次に、図面を参照しながら本発明の一実施例
を説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例における画像形成
装置の定着器制御部のブロック図、図2は定着器温度制
御のタスク1のフローチャート、図3は定着器温度制御
のタスク2のフローチャートである。
【0020】図1において22はヒートローラ、プレッ
シャーローラ等により構成される定着器、26は定着器
温度検知装置であり、従来の画像形成装置と同一の構成
なので同一符号を付し説明を省略する。34は定着器制
御を中心的に行うCPU、35はCPU34の実行プロ
グラムが格納されているROM、36はCPU34のワ
ーク用RAMである。
【0021】以上のように構成された本実施例の画像形
成装置について、以下その動作を図1及び図2、図3の
フローチャートに沿って説明する。
【0022】まず、主電源がONされると、タスク1で
は、従来例と同様にウォーミングアップのため、定着器
温度検知装置26によりヒートローラ24の温度を検知
する(ステップE)。検知した温度が規定温度に達して
いるか否かの判断を行う(ステップF)。定着器温度検
知装置26の検知温度が、規定温度より低温であれば、
ハロゲンランプON要求信号HEATCNTをアクティ
ブにする(ステップG)。定着器温度検知装置26の温
度検知結果が規定温度に達していると、HEATCNT
をノンアクティブにする(ステップH)。これに平行し
て別のタスク2では、まず、タイマチェックを行い、タ
イマがタイムアップしているか否かの判断を行う(ステ
ップI)。タイムアップしていなければ、タイマをイン
クリメントし、処理を終了する(ステップJ)。タイム
アップしていれば、タイマを再ロードし(ステップ
K)、タスク1により判断された定着器ON/OFF信
号HEATCNTのアクティブ、ノンアクティブを判断
する(ステップL)。HEATCNTがノンアクティブ
すなわち、定着器OFF要求であれば、定着器をOFF
し(ステップM)、処理を終了する。また、HEATC
NTがアクティブすなわち、定着器ON要求であれば、
現在、定着器がON状態かOFF状態かを判断し(ステ
ップN)、定着器がON状態であれば、定着器をOFF
する(ステップM)。また定着器がOFF状態であれ
ば、定着器をONし(ステップO)、処理を終了する。
【0023】更に、従来例と同様に、定着器が規定温度
に達した場合には、メインモータ(図示せず)を駆動し
て、ヒートローラ24、プレッシャーローラ25を回転
させ、ヒートローラ24、プレッシャーローラ25の温
度を均一化させる。
【0024】一定時間メインモータを回転させた後、モ
ータを停止し、ウォーミングアップを終了させ、印字装
置をスタンバイ状態にする。
【0025】スタンバイ状態、および、印字状態におい
ても、基本的制御は同様で、タスク1では、定着器温度
検知装置26でヒートローラ24の温度検知を行い(ス
テップE)、規定温度に達しているか否かのチェックを
行い(ステップF)、定着器温度検知装置26の検知温
度が、規定温度より低温であれば、ハロゲンランプON
要求信号HEATCNTをアクティブにする(ステップ
G)。また定着器温度検知装置26の温度検知結果が規
定温度より高温であるとHEATCNTをノンアクティ
ブにしする(ステップH)。同様に、タスク2では、ま
ず、タイマのチェックを行い、タイマがタイムアップし
ているか否かの判断を行う(ステップI)。タイムアッ
プしていなければ、タイマをインクリメントし、処理を
終了する(ステップJ)。タイムアップしていれば、タ
イマを再ロードし(ステップK)、タスク1により判断
された定着器ON/OFF信号HEATCNTのアクテ
ィブ、ノンアクティブを判断する(ステップL)。HE
ATCNTがノンアクティブすなわち、定着器OFF要
求であれば、定着器をOFFし(ステップM)、処理を
終了する。また、HEATCNTがアクティブすなわ
ち、定着器ON要求であれば、現在、定着器がON状態
かOFF状態かを判断し(ステップN)、定着器がON
状態であれば、定着器をOFFする(ステップM)。ま
た定着器がOFF状態であれば、定着器をONし(ステ
ップO)、処理を終了する。
【0026】このタスク1の(ステップE)から(ステ
ップH)、タスク2の(ステップI)から(ステップ
O)を繰り返し、ヒートローラを一定温度に保つよう制
御する。
【0027】図4は本実施例を用いた定着器の温度制御
装置を用いた場合のウォーミングアップ時、スタンバイ
時、及び印字時の、実際のヒートローラの温度と定着器
の温度検知装置に検知されたヒートローラの温度を表し
た図である。
【0028】ウォーミングアップ時、定着器に転写材で
ある用紙が突入してヒートローラの熱が奪われたとき
等、ハロゲンランプによりヒートローラに熱を供給して
も、ヒートローラが徐々に暖められるため、その温度上
昇に定着器温度検知装置は十分追従し、実際のヒートロ
ーラの温度にほぼ等しい温度を検知し、定着器温度のオ
ーバーシュート、定着器高温異常等が生じなくなり、定
着器の加熱のため、安全装置が動作し温度ヒューズが切
れてしまうといった不具合の発生を防止することが可能
となる。
【0029】更に、本実施例では常時を定着器を間欠制
御するとしたが、図5(a)のように任意の基準温度未
満では連続制御を基準温度以上では、間欠制御を行うこ
とで、また、図5(b)のように任意の基準温度までは
連続制御を基準温度以降は、間欠制御を行うことで、ウ
ォームアップ時間を短縮することも可能となる。
【0030】なお、本実施例ではCPUを用いて定着器
を間欠制御するとしたが、ハードウェアにおいて構成し
ても同様の効果を得ることができる。
【0031】次に図6〜図8を参照しながら本発明の他
の実施例を説明する。図6において、主電源がONされ
ると、タスク3では、従来例と同様にウォーミングアッ
プのため、定着器温度検知装置26によりヒートローラ
24の温度を検知する(ステップP)。
【0032】検知した温度が規定温度に達しているか否
かの判断を行う(ステップQ)。定着器温度検知装置2
6の検知温度が、規定温度より低温であれば、ハロゲン
ランプON要求信号HEATCNTをアクティブにし
(ステップR)、ステップPで検知した定着器温度に対
応した定着器ONタイマ値、及び、OFFタイマ値を算
出する(ステップS)。定着器温度検知装置26の温度
検知結果が規定温度に達していると、HEATCNTを
ノンアクティブにする(ステップT)。
【0033】これに平行して別のタスク、タスク4で
は、図7に示すようにまず、タイマのチェックを行い、
タイマがタイムアップしているか否かの判断を行う(ス
テップU)。タイムアップしていなければ、タイマをイ
ンクリメントし処理を終了する(ステップV)。タイム
アップしていれば、タスク3により判断された定着器O
N/OFF信号HEATCNTのアクティブ、ノンアク
ティブを判断する(ステップW)。
【0034】HEATCNTがノンアクティブすなわ
ち、定着器OFF要求であれば、定着器をOFFして
(ステップX)処理を終了する。
【0035】また、HEATCNTがアクティブすなわ
ち、定着器ON要求であれば、現在、定着器がON状態
かOFF状態かを判断し(ステップY)、定着器がON
状態であれば、タスク3のステップSで計算した定着器
ON/OFFタイマ値のうち、定着器OFF時間タイマ
値をタイマに設定し(ステップZ)、定着器をOFFす
る(ステップX)。
【0036】また定着器がOFF状態であれば、タスク
3のステップSで計算した定着器ON/OFFタイマ値
のうち、定着器ON時間タイマ値をタイマに設定し(ス
テップa)、定着器をONし(ステップb)、処理を終
了する。
【0037】更に、従来例と同様に、定着器が規定温度
に達した場合には、メインモータ(図示せず)を駆動し
て、ヒートローラ24、プレッシャーローラ25を回転
させ、ヒートローラ24、プレッシャーローラ25の温
度を均一化させる。
【0038】一定時間メインモータを回転させた後、モ
ータを停止し、ウォーミングアップを終了させ、印字装
置をスタンバイ状態にする。
【0039】スタンバイ状態、および、印字状態におい
ても、基本的制御は同様で、タスク3で、ヒートロー
ラ、定着器温度検知装置26で、ヒートローラ24の温
度検知を行い(ステップP)、規定温度に達しているか
否かのチェックを行い(ステップQ)、定着器温度検知
装置26の検知温度が、規定温度より低温であれば、ハ
ロゲンランプON要求信号HEATCNTをアクティブ
にし(ステップG)、ステップPで検知した定着器温度
に対応した定着器ONタイマ値、及び、OFFタイマ値
を算出する(ステップS)。
【0040】また、定着器温度検知装置26の温度検知
結果が規定温度より高温であるとHEATCNTをノン
アクティブにする(ステップT)。同様に、タスク4で
は、まず、タイマのチェックを行い、タイマがタイムア
ップしているか否かの判断を行う(ステップU)。
【0041】タイムアップしていなければ、タイマをイ
ンクリメントし、処理を終了する(ステップV)。
【0042】タイムアップしていれば、タスク3により
判断された定着器ON/OFF信号HEATCNTのア
クティブ、ノンアクティブを判断する(ステップW)。
HEATCNTがノンアクティブすなわち、定着器OF
F要求であれば、定着器をOFFし(ステップX)、処
理を終了する。
【0043】また、HEATCNTがアクティブすなわ
ち、定着器ON要求であれば、現在、定着器がON状態
かOFF状態かを判断し(ステップY)、定着器がON
状態であれば、タスク3のステップSで計算した定着器
ON/OFFタイマ値のうち、定着器OFF時間タイマ
値をタイマに設定し(ステップZ)、定着器をOFFす
る(ステップX)。
【0044】また定着器がOFF状態であれば、タスク
3のステップSで計算した定着器ON/OFFタイマ値
のうち、定着器ON時間タイマ値をタイマに設定し(ス
テップa)、定着器をONし(ステップb)、処理を終
了する。
【0045】このタスク3の(ステップP)から(ステ
ップT)、タスク4の(ステップU)から(ステップ
b)を繰り返し、ヒートローラを一定温度に保つよう制
御する。
【0046】図8は本実施例を用いた定着器の温度制御
装置を用いた場合のウォーミングアップ時、スタンバイ
時、及び印字時の、実際のヒートローラの温度と定着器
の温度検知装置に検知されたヒートローラの温度を表し
た図である。
【0047】ウォーミングアップ時、定着器に転写材で
ある用紙が突入してヒートローラの熱が奪われたとき
等、ハロゲンランプによりヒートローラに熱を供給して
も、ヒートローラがその時の定着器の温度に応じて徐々
に暖められるため、その温度上昇に定着器温度検知装置
は十分追従し、実際のヒートローラの温度にほぼ等しい
温度を検知し、定着器温度のオーバーシュート、定着器
高温異常等が生じなくなり、定着器の過熱のため、安全
装置が動作し温度ヒューズが切れてしまうといった不具
合の発生を防止することが可能となる。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、定着器の温度上昇に定
着器温度検知装置が十分追従し、実際のヒートローラの
温度にほぼ等しい温度を検知することができ、定着器温
度のオーバーシュート、定着器高温異常等が生じなくな
る。また、定着器温度検知装置による定着器温度の検知
結果に応じて、定着器をON/OFFするデューティを
可変させることで、短時間で定着器をウォーミングアッ
プさせるという効果を得ることができる優れた画像形成
装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像形成装置の定着
器制御部のブロック図
【図2】本発明の一実施例における画像形成装置の定着
器温度制御のタスク1のフローチャート
【図3】本発明の一実施例における画像形成装置の定着
器温度制御のタスク2のフローチャート
【図4】本発明の一実施例における画像形成装置のヒー
トローラの温度図
【図5】(a)は本発明の一実施例におけるヒートロー
ラの温度図 (b)は本発明の一実施例におけるヒートローラの温度
【図6】本発明の他の実施例における定着器温度制御の
タスク3のフローチャート
【図7】本発明の他の実施例における定着器温度制御の
タスク4のフローチャート
【図8】本発明の他の実施例における定着器のヒートロ
ーラの温度図
【図9】一般的な画像形成装置の構成図
【図10】一般的なプロセスカートリッジの拡大図
【図11】一般的な定着器の斜視図
【図12】従来の画像形成の定着器温度と定着器のON
/OFFのタイミングチャート
【図13】従来の画像形成装置の定着器の温度制御のフ
ローチャート
【図14】従来の定着器のヒートローラの温度図
【符号の説明】
22 定着器 26 定着器温度検知装置 34 CPU 35 ROM 36 RAM
フロントページの続き (72)発明者 真島 裕治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定着器と、前記定着器の温度を検知する定
    着器温度検知装置とを有する電子写真プロセスを用いた
    画像形成装置において、定着器ON要求状態において
    も、間欠的に前記定着器をON/OFF制御することを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】定着器ON要求状態において、任意の基準
    温度未満では連続的に前記定着器をONさせ、基準温度
    以上では間欠的に前記定着器をON/OFF制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】定着器ON要求状態において、任意の基準
    時間までは連続的に前記定着器をONさせ、基準時間以
    降では間欠的に前記定着器をON/OFF制御すること
    を特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】定着器と、前記定着器の温度を検知する定
    着器温度検知装置とを有する電子写真プロセスを用いた
    画像形成装置において、定着器ON要求状態において
    も、間欠的に前記定着器をON/OFF制御し、且つ、
    前記定着器のウォーミングアップ時間を短くするため、
    ON/OFF制御のデューティを前記定着器温度検知装
    置の検知温度結果に基づいて可変させることを特徴とす
    る画像形成装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US8139970B2 (en) 2006-03-13 2012-03-20 Samsung Electronics Co., Ltd. Image fixing control system and method to increase quality of fixed image

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